50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、みなかみ町】谷川岳山麓のマチガ沢で雪道歩き《前編》2020年1月18日(土)

谷川岳マチガ沢から、こんにちは👋😃


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!


《登山難易度3》


今回は昨年秋に長男ケイとその友人マッチョくんと共に歩いた谷川岳のマチガ沢へ雪道歩きに行って来ました。

長男ケイたちと出掛けた時は谷川岳山麓が紅葉真っ盛りでした。

その時の様子はこちらにまとめています。⬇️

https://okiraku.muragon.com/entry/208.html

https://okiraku.muragon.com/entry/209.html

https://okiraku.muragon.com/entry/210.html

マチガ沢の展望台でブログ友だちのクリさんに偶然会えたり、マッチョくんが山歩きを気に入ってくれたりと、嬉しい事が多かった一日でした。

その時に展望台から見た谷川岳や背後のマチガ沢と白毛門などの眺めが素晴らしかったので、それをターボにも見せてあげたいと思ったのです。

元々谷川岳山麓の森の中はモフモフの雪道歩きが出来そうだと思っていたので、それと合わせれば一石二鳥!

ね、ナイスアイデアでしょ!?

ということで、今回も秋と同じコースを歩いてみようと思っていました。

しかし、やはり雪が降ると世界は一変するようで、、😅

結果的には色々なハプニング続出で、いつも以上にドタバタな山行となってしまいました。

自宅を5時20分頃出発、コンビニに二回立ち寄り、谷川岳ロープウェイ駐車場に到着したのは7時20分頃でした。

秋に停めた無料の駐車場には何か建物建設中だったので、ロープウェイ乗り場の駐車場へ。

入り口の料金所に人がいなかったので、「ん?早朝入りはタダ?」と思いながら中に入りました。

すると、駐車場一階で支度をしている時に、管理会社の方が一台一台声を掛けて、駐車料金1000円を徴収していきました😅

駐車場でトイレをお借りしました。

私たちはトイレがあったらとにかくいつでも利用する主義です😅

どこの山に行っても、そこのお土産物や名物、美味しいお店などよりトイレ事情に悔しくなるんですよね😁

7時47分、ロープウェイ乗り場を出ました。

ロープウェイ運行開始は8時半なので、まだ窓口も閉まっていて、チケット売り場には5~6組のハイカーやスキーヤーが暇を持て余している様子でした。

ここに来るまでもでしたが、外に雪はありません。

車道もずっと乾いていました。

途中のスキー場も閉鎖中でしたし、今年はホントに雪が少ないみたいですね。

今日私たちが歩く予定にしているコースは「奥利根緑と水の遊歩道」なんて素敵な名前があったのですね。

今回初めて気がつきました。

上州と越後を結ぶ最短コース「直越(すぐごえ)」と呼ばれた街道だったと書いてあります。

今はこの地下深くを清水トンネルがズドンと通っています。

このまま雪のない道を登山口まで行くのかなと思いきや、突然目の前にゲートが!

そして雪はたんまり!

そりゃそうだよね😅

春から秋にかけては「一ちゃん、倉ちゃん」という電気バスが通る道は除雪されず通行止めとなるのですね。

ここでターボが「あのバスの名前なんだっけ?谷ちゃんと川ちゃんだっけ?」と真面目な顔してボケをかましてました。

「違うよ!一ちゃんと倉ちゃんだよ~」と言いながら、内心「一ちゃんと倉ちゃんよりはしっくり来るな」と思ってしまった😁

今回は昨日購入したばかりのチェーンアイゼンで歩いてみようと思います。

これで足元の装備は大体揃いました。

チェーンアイゼン、6本歯の軽アイゼン、前爪あり10本歯アイゼン、そしてわかんです。

その時の雪道事情、凍結具合で使い分けていきたいと思います。

ようやく装着完了!

チェーンアイゼンは簡単に付けられると聞いていたのですが、まだゴムが硬いからか、それとも私たちの肩が硬いからか、両手でかかと側のゴムを引っ張るのにすごーく手間取り、こんなことすら四苦八苦でした😅

家で予め付けておいて一晩寝かせておけば良かった💦

一仕事終えた表情のターボです😁

ようやく歩き出せました。

踏み跡は少なく、その少ない踏み跡をなるべくたどりましたが、それでも所々ズホッと踏み抜きました。

私のブログに恐怖の体験として度々登場する西黒尾根登山口です。

先行のお二人がわかん装着など準備されてました。

私のトラウマがお気楽隊に浸透してるので、ターボなども西黒尾根というワードを聞いた途端に「むりむりむり!」と答えるようになりました。

なので多分一生足を踏み入れることはないと思います。

皆さんすごいなぁと感心しつつ、私たちはそのままお気楽な道をトボトボと。

途中ボードを抱えた若者と挨拶をしてスレ違いました。

え?

もう下ってきた!?どこから?とこの時は思いましたが、後でその謎が解けることとなります。

低くなったガードレール越しにモノクロの対岸を見渡します。

マチガ沢が見えてきました。

谷川岳山頂部はまだ雲の中ですが、、。

いつ隠れてしまうかわからないので、とりあえず二人で記念撮影~😁

ターボは谷川岳の「T」を表現したかった模様😅

それにしても私が立っているこの場所。

秋にはこんな風にマチガ沢の標識があった気がするのですよ。⬇️

標識が消えちゃった!?

人の背丈以上の雪が積もってるってことなんですかね?😱

このときは大して疑問に思わなかったのですが、帰宅して秋の行程(写真)と見比べて、絶対ここ、標識があった場所のはず!と思いました。

この日一番怖かったのは消えた標識広場の先でした。

左側から流されてきた雪が斜面を作っていて、そこに心もとない踏み跡があるのみ。

足を滑べらせたら、そのまま谷底へ一直線です。

慎重に、一歩ずつ慎重に、、。

ようやく巌剛新道登山口に到着です。

時刻は8時54分。

雪がなければ私でも35分位で歩ける道を1時間以上かかけて歩いて来ました。

早速予定のスケジュールから大幅遅れ💦

でもこの時は大して心配してなかったのですが、、😅

ここが巌剛新道入口です。

ターボが標識あるんだよね?と心配していたので、「標識はある!」と宣言しておりましたが、見事に雪に埋もれておりました。

トレースはなく、昨日滑ったと思われるスキーの跡があるのみです。

踏み固められてない道を行きます。

このルートに登山者は入らないのかなぁと少しだけ不安な思いがよぎりました。

確かによく考えるとこのルートを冬に登っているレポートを見たことがありません。

私が秋に登って楽勝だったし、眺めが素晴らしかったので、山麓の雪道わかん歩きとセットにすれば楽しいかも!?と安易に決めたルートです。

道は間違いようのない明瞭コースだったから大丈夫、大丈夫と、チラッとよぎった不安を打ち消しました。

そうそう、沢を何回か渡るのよ。

などとターボに説明しながら歩いていて、、

ぎゃーっ、派手に踏み抜き、沢に落下!

ひぇえ、ここは沢の上だったのね~(涙)

雪が積もっていて、どこが沢でどこが道なんだかわかりません。

怖い、怖い💦

なので、その後は体重分散するように四足歩行しました😅

みっともなさ過ぎる(涙)

ターボが恐る恐る沢沿いを渡って来るのを待っている間にも、私は再び踏み抜いて穴に股下まで落ちました💦

そんな雪に埋もれた状態で撮影した一枚😅

こりゃわかんなしではいかんわ!となって、わかんを装着しました。

わかん装着した私の足元にある穴は先ほど私が踏み抜いたところです😅

慣れないわかんでエッチラオッチラがに股歩行です。

場所は清水トンネルの真上!

登山口から30分弱(穴にはまったり、わかん装着したりしながら)標高差80Mほど登ってきた辺りです。

西黒尾根へ合流するポイント手前にカクンッと左に折れている場所が目指す展望台です。

ようやく1/3来たくらい?

まだまだあるよ。

徐々に道に急な段差が多くなって来ました。

リズムよく登ろうと駆け足してわかんの先が雪に突っ込み転んだターボ。

ゆっくり足を出しても雪がぐずぐず崩れるので、なかなか登れません。

最後は少しずつ踏み固めながら進んでいました。

夏道と違って枝が低く張り出しているので、この枝をくぐるのが大変でした。

ターボのリュックが何度も枝に引っ掛かって、ようやく抜け出せたところ。

私はそういう場所は迷う事なく四足歩行を選択いたしました。

ここは急な段差&低く張り出した枝のダブルパンチで、四足歩行の私でもズルズル埋もれて前に進むのが大変でした。

「膝にアイゼンが欲しい~ーーっ!」と叫んでおります。

こんな姿を見てターボがひとこと。

「私たちってお気楽隊なのかな?」

「とてもお気楽な姿には見えないよ」、、😅

確かに!

計画もお気楽に立てるので、結果こういう状況に陥るのです(涙)

腕も手も雪だらけの私。

腕も雪に埋まるので、ストックを横にしてこの上に手をついて体重分散しました。

どんだけ体重重いねん!ってツッコミが入りそうですが、、😢

この後しばらく手が冷たくて指をなめながら歩きましたよ(涙)

(ハイカーの踏み跡はないので)スキーの跡を辿っていくと、なんだか広い場所に出ましたよ。

ん?こんな所秋に歩いたかな?と疑問に思いヤマップで確認すると、、

少しだけ夏道よりはずれていますが、ほぼルート上です。

ま、そのうちまたルートに戻れるものとこの時は思っていました。

ズボズボにくたびれ、少し平らになったので、水分補給です。

いつか左の森の中にまた入れるものと信じて進みましたが、、

ヤマップで確認すると、どんどんルートからはずれ、正にマチガ沢を歩いている事がわかりました。

このままでは展望台にたどり着けません。

私たちは左側尾根の矢印の場所に行きたいのです💦

なので、ターボが慎重に行きたい方向へ道が作れるか試してみました。

左手の盛り上がった場所まで雪を踏み固めながら進みます。

怖いのは私たちが進もうと思っている場所にある岩場の表示。

私たちが立っている場所は夏場なら到底歩けない岩の上なのではないかと思うのです。

先を覗いてみましたが、なだらかなようにも見えて、でももしかしたら一歩踏み出して崖下に転落なんてことにもなりかねないので、、

「これ以上行けましぇ~ん!」をターボのアホ面で表現してみました。

えええ~ん💦残念~(涙)と泣き真似をする私。

では慎重に元のルート(ゲレンデ?)に戻りましょうと体の向きを変えると、、

バランスを崩しその場に尻餅をついた私です。

足元の雪がザラザラと崩れます。

多分ここは大きな岩の斜面なんだと思うのです。

笑ってる場合じゃないよ😅

でも自分のダサさに笑うしかない😅

今日は展望台は諦めましょう。

仕方ないので、スキーヤーのシュプールが残る斜面を登って行くことにします。

下から谷川岳を見上げるのだ!

とはいえ、なかなかお天気が回復せず、谷川岳のてっぺんは未だ雲の中。

だ~れもいないマチガ沢ではしゃぐオバチャン二人😅

この辺りで休憩しましょうか。

今日は当初の予定だとサクサクッと歩いてきて、お昼過ぎには駐車場へ戻り、みなかみ町のどこかでお昼にしようねと呑気に話しておりましたので、ランチは持ってきてないのです。

持ってきたのはあんパンとイチゴのサンドイッチ、そして、「マッチガ沢で抹茶を食す」ために抹茶のチョコレートです。

なるべく平らになった斜面に座り、コーヒーとチョコレートを食べました。

この抹茶マカデミアナッツチョコレートは、初め数が少なっ!と思って写真に撮ったのですが、めちゃくちゃ美味しかったです!

これは当たり!

マカデミアナッツが香ばしくて、抹茶の香りとマッチして、美味でした👍

コーヒーを飲んでいる時は「今日はここまででいいかな?」と思っていたのですが

少し休んであんパンを食べたらまた元気モリモリ(?)になってきたので、もう少し先まで行ってみることにしました。

時刻は11時。

お昼過ぎには駐車場なんて到底無理ですね。

今私たちはこんな所にいます。

マチガ沢の谷底です。

夏には決して立ち入れない場所。

この後黄色い線の突端まで行ってUターンしました。

この谷歩きでお腹いっぱい(物理的なお腹は空いてます)だったので、今日は森歩きは取り止めです。

夕方になっちゃう💦

さてさて、この後も色々ハプニングがあります。

続きは【後編】にて!

最後までお付き合いくださいね。

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