【大人の遠足・ちょい登山】晩秋の谷川岳山麓をお手軽ハイキング。2021年11月13日(土)
谷川岳・一ノ倉沢から、こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今週もリハビリハイクです。
今回付き合ってくれるのはハガレーナ😊
平らな道はサクサク歩けるようになり、登りもある程度なら行けるようになったのですが、相変わらず下りがとても不安なので、介護者が必要なんですよ😅
私のリハビリハイクに付き合ってもらうのですから、場所はハガレーナが決めていいよ!と言うと「一ノ倉沢見てみたい!!」と即答でした。
ハガレーナは過去に三度谷川岳に登っていますが、その三回とも山頂でガスに阻まれ、上から一ノ倉沢を見たことがありません。
かく言う私も過去に四回登っていますが、いつも肩の小屋より上では真っ白けっけの世界しか体験したことがないんですよ😭
谷川岳って、ほんと、晴れを狙うのが難しい山なんです💦💦💦
一ノ倉沢を下から眺めるためには、旧清水街道をテクテク歩いて行けばよいので、今の私でも大丈夫です。
私は過去に四回旧清水街道からのマチガ沢・一ノ倉沢・幽ノ沢巡りをしていますが、ハガレーナはまだ歩いてなかったんですって!!
え!?そうだったっけ??というと、、
ハガレーナ「見たことな~い!!😭」。
そうなのか、、たまたま予定が合わなかったんだね、きっと。
じゃあ、一ノ倉沢にしよう!!
もう紅葉が終わってしまった可能性が高いけど、冬枯れなら山が良く見えるしね!
登山道に雪が積もる前の今がチャンスです!
《登山難易度 5》
下り苦手の今の私が歩けるのは、先に湯檜曽川沿いに徐々に登っていき、巡視小屋辺りから旧清水街道(車道)まで急坂を登り、幽ノ沢・一ノ倉沢・マチガ沢と見ながら舗装された道をなだらかに下ってくる反時計回りルートになります。
朝のうちは沢が陰っているので、先に湯檜曽川沿いの森を歩いて、陽が高くなってから一ノ倉沢などの絶景を見ることができることも利点です。
🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙
自宅を5時に出発しました。
コンビニ一回立ち寄りで、関越道をひた走り、谷川岳ビジターセンターに到着したのは、6時45分頃でした。
谷川岳は近い!(移動時間的に)
我が家から最も近い百名山かもしれません。
駐車場から見えた朝の空。
広い駐車場の隅にあるトイレをお借りしてからスタートしました!
🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶
駐車場にてヤマップスタートしたのは、6時47分でした。
登山者が皆さん道を登って行くのに対して、私たちは下ります🤣🤣🤣
スノードームの手前の広場から車道に沿ってある登山道に入りました。
いきなり私の太い足で失礼💦💦💦
私の左足はまだ朝だというのに、すでに浮腫んでいます。
右と左で足の太さがかなり違うのがお分かりいただけるかと、、😭
あきっこさんもしばらく浮腫みは取れなかったと言ってましたから、仕方ないんだと思うのですが、、
浮腫んでいることで膝の曲がりが悪く、下り坂がぎこちないヒョコヒョコ歩きになるんですよね(涙)
道端のお地蔵さまがアマビエに変身しておりました🤣🤣
土合砂防石堤です。
紅葉の時期には辺りが真っ赤になるのですが、既に紅葉は終わってしまったようですね。
工事中につき、車両乗り入れ禁止の道から歩き始めます。
蓬(よもぎ)峠まで9㎞とありますが、蓬峠までは行きません。
こんな石碑がありました。
初心者のための登山の注意
一、まず山の家にて登山の注意を聞く
一、単独登山は止められよ
一、山上の天候は急変しやすい。無理せず、霧は数分にして山を巻く。晴れるまで動くな
一、下山口に注意せよ。万一道を迷わば引き返せ。水について下るは危険。断崖多し。
遭難したる若き中学生の父記す。
、、、胆に銘じます。
コンクリート製の橋を渡ります。
昨年訪れた時はこの橋は土砂で埋まっていました。
その修復工事がまだ終了してないようです。
所々、登山道が沢になっていました。
水の流れた跡がくっきりの楽しい登山道。
霜のついた落ち葉を撮ってみる。
では私も、、
うぐぐぐぐ、、、しゃがみこみ(深くはやってはダメ!)は辛い💦💦
ここまでしか曲がりません😅
結果、どこにもピントが合わず(笑)
歩きやすい平らな道です。
前方に朝日に照らされた山が見えてきました。
あの山は何かな?
私の山ナビを使ってみると、、
おう!武能岳(1760M)なんだ!
真ん中が蓬峠なんですね。
凍ってる~😆
もうそんな季節なんだね~🤣🤣
湯檜曽川の側に出ました。
石が白いので、水が青く見えます。
めちゃくちゃキレイ!!
広い場所に出ました。
以前歩いた時はここにマイクロバスが停まっていたことがあるんです。
工事が終わったらここまで車で入れたりするのかな?
沢の地図がありました。
こちらは松ノ木沢ですね。
こここら少し山道っぽくなります。
マチガ沢の下流を渡ります。
下りと沢渡りではハガレーナに先に行ってもらい、手助けしてもらいました。
おっと、ここからは急な下り坂💦💦
滑りやすい落ち葉の中に斜めになった平たい石や木の根っこが隠れていたため、ハガレーナに手を引いてもらって、一歩一歩慎重に下りました。
霜の縁取り~⤴️
ヤマッパーのなっちゃんが「美味しそう」とコメントくれました(笑)
これをアップにすると、、
こうなる!!
サボテンじゃないからね(笑)
対岸のあの山はな~んだ!!
答えは白毛門~⤴️
一ノ倉沢を渡ります。
一ノ倉沢の上流は大迫力なのに、下流はこんななんてことないゴーロの荒れ沢なんですよね。
湯檜曽川を挟んで対岸を見たところです。
このジャリジャリは、ゼニイレ沢ですよね、さっきの地図によると。
今歩いているのは、清水越新道と宿泊茶屋跡です。
当時は荷馬車も通っていたんですね。
明治26年の信越線(鉄道)開通により、急激に廃れていったそうです。
一ノ倉沢出合いまでやって来ました。
この道沿いにあるブナの中で一番の巨木です。
枯れ枝で雄鹿ハガレーナ🦌
幽ノ沢下流を渡ります。
いつもの私なら大したことないのですが、今の私には難易度高し!!
ハガレーナがどこを渡るべきか、探してくれているところです。
ここにしました~😆
かなりの段差があったので、ハガレーナに手を引いてもらって渡ることができました💦💦
これは何~?
可愛い~🎵とハガレーナ。
三つ葉のクローバーのような葉っぱがみんな閉じていて、地面からにょきにょき顔を出しています。
これは何でしょうね??
みんなの「おはよう!」「おはよう!」「おはよう!」というお喋りが聞こえるようでした。
この木は生まれた時、枯れ木の上に芽を出したのかな?
あ!
わずかに残ってた!黄葉が!!
私達を待っててくれたんだね~⤴️(自己満足)
メープルでした~⤴️
ありがとうね~🥰
対岸のあの山は!?
もしかして朝日岳!?
、、、と思ったら、笠ヶ岳(1852M)でした!
巡視小屋までやって来ました。
ここから左手に登って行くのですが、その前にちょっとこれより先を覗いてみます。
蓬峠方面に興味があるんですよ😅
小屋を過ぎると滑りやすい下り坂だったので、私は小屋の前で待っていました。
ハガレーナが偵察に行ってくれました。
あの先に雪崩で亡くなった青年のレリーフがあったそうです。
獣臭がするので、旧清水街道(車道)へ向かうことにします。
ここからは本日一番の急登です。
とはいえ標高差はわずかに70~80M。
あれは新しい巡視小屋!?
真新しい山小屋が森の中にたっていました。
荒れ気味の登山道を登ります。
ここを下りで使いたくなかったんですよ。
なので半時計回りにしました。
湯檜曽川が見えます。
この辺りで再び獣臭が!
多分足元の笹原が獣たちのトイレ場だったのだと思います。
雨が降る度に大量の雨水が流れ、どんどん登山道を削っているものと思われます。
落ち葉がよじれ堆積した急坂を登り、あと少しで旧清水街道です!
ゆっくり慎重に。
車道に出ました~⤴️
車道と言っても一般車両は通行不可ですけどね。
奥に行くと茂倉沢、そしてずーーーっと行くと清水峠になります。
前に来た時はここに「この先通行止。新道を下れ」という標識があった気がするのですが、何も見当たりません。
標識の土台だったと思われる四角い石柱を観察するハガレーナ。
この先にやっぱり興味があるんですよ😅
いつかちょっと先まで歩いてみたいです。
では幽ノ沢に向けて歩き始めましょう。
おおぉ、対岸の山が素晴らしいです!
白毛門と笠ヶ岳。
笠ヶ岳のアップ!!
気持ちよさそう~⤴️
あそこ、歩いてみた~い!!
日当たりのよい道になり、暑くなったので、一枚脱皮しました。
ま、一瞬でしたけど😅
日陰に入ると風もあって、気温がぐっと下がりました💦💦
道端の垂直壁にはいくつもクライミングの練習跡がありました。
こんな風に。
錆びていますが、今でも使われているんでしょうか??
雪の重みで根元が曲がっているブナがズラリと並んでいます。
お!
幽ノ沢が見えて来ましたよ!
ハガレーナが「すっげーーーっ!こんなに凄いんだ!!鳥肌がたった!サイコー」と叫びながら撮った一枚です。
こんなに凄い岩稜を見たのは初めてとのこと。
そんな幽ノ沢に対峙するのはちょっと楽しみに取っておいて、、
まずはブナのしずくです。
ブナの根元からこんこんと水が湧き出しています。
私は空のペットボトルに水を入れ、、
ゴクゴクゴクゴク!
飲んでみました!
甘くて美味しい!
これ、ホントです。
絶対市販の水とは味が違います🥰
ホントに甘いの。
ハガレーナが流れを写真におさめてくれました。
凄い勢いで流れ出ています。
これは裏側から見たところ!
ブナの根元から、まさに吹き出してる!!
日本は水の国だね~🥰
幽ノ沢の側にはここで命を落とした人々のレリーフがあります。
ひとつひとつを読んで、残された家族への思いを馳せるハガレーナ。
そして、ついに、幽ノ沢が目の前に!!
さっきまで山頂にうっすらかかっていた雲が取れ、稜線がすべて見えています!
この幽ノ沢は日陰になっていることが多く、薄暗く少し気温も低いのです。
まさに幽ノ沢!
ハガレーナが「こんなのが目の前に見えるなんて!」と驚いていました。
フフフ、まだまだ驚きの連続だよ~。
このくらいで驚いてたら、一ノ倉沢見たら卒倒するね(笑)
幽ノ沢を後にすると、左手にめちゃくちゃ気持ち良さそうな稜線が見えてきました。
あれは何!?
七つ小屋山なんだ~⤴️
へぇ~⤴️
なんて素敵なの!?
街道脇に「旧清水峠国道の石」とあり、手前に石が2~3個転がっていたので、これ?と思いましたが、すぐに「あ、石垣ね」と分かりました🤣🤣🤣
標識が埋もれているみたい(笑)
当時の石垣がそのまま残されています。
この国道が廃止されたのは清水峠より先の新潟県側での雪崩崩落ですから、こちら群馬県側は遺跡が比較的残っています。
今日もしかしておちゃださんご一行、白毛門に登ってるんじゃない?
彼は白毛門が大好きだから、、きっとそうだよ!と思い、、
「おちゃださ~ん」と呼んでみました(笑)
こっこよ~、お気楽隊はこっこにいるよ~!!と叫んでみたけど、、
後から確認すると、おちゃださんは本日ヤマメ釣りをしておりましたとさ(笑)
こんなん🤣🤣🤣
ヤマメ、、美味しそうじゃないかい!
私の叫びを返してくれ!!!
またまたレリーフ。
人の親であるハガレーナと私は目頭が熱くなります😭
紅葉は終わってしまったのですが、やっぱり林が美しいです。
青空なので、ブナの白い幹と枯れ葉の茶色が映える😁
そして、そして、遂に見えてきました!
一ノ倉沢!!
ハガレーナが「ひぇーーーっ!魔王がいる~!!絶対いる~!!あの尖った岩の先に座ってる~😆」と言っています。
おう、そうだね!
その姿はDEATH NOTEのデューク!!
羽をたたんで狙いを定め、次はあいつだ!と飛び立つ準備をしてるのが見えるよ~😆
ハガレーナの鳥肌体験が終わりません!!
「すごい、すごい、写真で見るのと生で見るのとでは大違いだわ!!」
ハガレーナ憧れの一ノ倉沢!
魔王が棲む山。
多くの若者の命をのみこんで、今もまだ妖しい魅力を放ち続ける魔の岩壁。
死亡者数が最も多い山として、ギネス世界記録に登録されています。
ハガレーナも魅了された人の一人。
登ることはないですが、、、😅
「いくらでも眺めていられる」と呟きました。
あの奥には夏まで雪渓が残るんですよね。
溶岩が流れ出た跡のような白い岩場。
ひとつひとつの壁までたどり着くのも大変そうです。
一ノ倉沢とかけっこポーズ🤣🤣
iPhoneとXPERIAでここまで色が違います😅
下流にある白毛門を背景に二人で自撮り😊
「この先は?」
幽ノ沢から奥の茂倉沢まで1.9㎞で所要40分だったんですね。
茂倉沢では深山幽谷の絶景が待っています!?
そうなの!?
やっぱり行ってみれば良かった!!
来年はお気楽のみんなで行ってみよう!もっともっと奥まで!
一ノ倉沢の壁の名前が細かく表示されています。
ハガレーナは帰宅して、写真とこの図をひとつずつ確認してみると言っていました。
すっかり一ノ倉沢に惚れ込んでしまった様子🥰
最近ボルダリングを始めたハガレーナですから、一ノ倉沢の壁を見て、その難易度がいかに高いのかが想像でき、震えるような感覚だったのかもしれません。
何枚も写真を撮っていたハガレーナ。
一ノ倉沢に敬意を表して、直立不動!!
ここにはこれから先何度も訪れることになりそうですね😁
バナナ休憩したり、トイレに立ち寄ったりして、しばらく一ノ倉沢で過ごし、再び歩き始めました。
とんがりピークがかっこいいですね。
低公害バス「一ちゃん」が通り過ぎます。
ターボがこのバスのことを「なんだったっけ?タニ号とガワ号だったっけ?」とラインでボケをぶちかましておりました。
だ、ダサっ!
タニ号はともかく、ガワ号って、、🤣🤣🤣
違うわい!
「え?だったら、『トマ号』『オキ号』??」と重ねて言ってきた。
いやそもそも『号』じゃない。
正解は「いっちゃん」と「くらちゃん」じゃい!
本日は利用者が少ないからか、「一ちゃん」だけが頑張っておりました。
あ、ちょっといいこと思い付いた!!
観光客を乗せた「一ちゃん」が通り過ぎるのを待って、、
道の端っこでハガレーナが何をセッティングしているのかと言うと、、、
二人でもやっちゃう!!
お気楽千手観音!ブナの木バージョン~⤴️
ブナの木の枝がメデューサの髪の毛みたいにも見えるけど(笑)
めっちゃ手が何本もあるように見えるでしょ??
そして、マチガ沢にやって来ました!
真ん中の三角がトマの耳、右のこぶがオキの耳です。
ふりかえれば、白毛門の象形文字のような尾根。
キリンにも見えますよね。
楽しい!!
こちらは、巌剛(いわごう)新道の入口です。
巌さんと剛さんが二人で開拓した登山道なのだそうです。
近くにたまたまガイドさんがいて、若者二人に説明していました。
雪が降るとここから登山道に入っても、道が分からずマチガ沢に迷い込みますからご注意を!!🤣🤣🤣
マチガ沢全景。
ほぅほぅ。
清水峠を越えて越後からやってきた旅人が夕暮れ時に灯火を見て「おぉ、町が見える」と言ったことがマチガ沢の由来なんですって!
下に宿泊施設があったんですもんね。
谷筋のブナが美しいです!!
やっぱり紅葉の時期に来れば良かったなぁ~⤴️
来年は必ず来よう!!
白毛門と笠ヶ岳。
一日素晴らしい景色を見せてくれました。
七つ小屋山方面の稜線が美しいことといったら!!
こりゃ健脚な皆さんが馬蹄型歩きたいと言うはずだわ😁
私だって歩いてみたいもの。
いつの日かチャレンジしてみようとハガレーナと約束しました。
木枯らしが舞う街道。
なだらかな下りなので歩きやすいです。
あれ?
あんなにカラマツあったかな?
往路で歩いた下の道に黄色いカラマツが並んでいるのを見て「気がつかなかったね~」と話しました。
この手書き・手彫りの標識は新しく設置されたものなんでしょうね?
初めて見ました。
その後ロープウェイ乗り場近くにある資料館を見学し、駐車場に帰り着いたのは12時12分でした。
左回りにすることで、急な下り坂が少なく、快適に歩けました!
ヤマップを終了した後は、ビジターセンターの中を見学しました。
ついつい、ぐんま県境稜線トレイル(日本の分水嶺を歩く)の手抜いを買ってしまいました(笑)
あと、ターボと三人お揃いのこんなステッカーも🤣🤣🤣
谷川岳のネコ耳が可愛い(*≧з≦)
帰りにインター手前にあるレストラン「SUWAKYO」でハンバーグランチをいただきました!
今日は風も弱く、最高の登山日和でした。
こんな日は谷川岳に登った方が良かったのかも!?
でも私は登れないんですよ、まだまだ。
ハガレーナ、私のリハビリに付き合ってくれてありがとうね!
お気楽メンバーにはホントに感謝、感謝です。
最後のサービスショット(?)は初めて見たラインマンの作業風景!!
高速走っている時に赤城辺りの鉄塔のガイシ取り換え作業中でした。
さて、さて、ラインマンとはなんぞや!?
それはこちらのブログをご覧ください。
コロナ特別休暇中に夢中になった鉄塔の整備をする人達のことをラインマンと呼びます。
憧れの職業なの~🎵
ま、誰も興味ないと思いますが🤣🤣🤣
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。


























































































































