50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、みなかみ町】マチガ沢から一ノ倉沢へ。帰りは湯檜曽川沿いの森を歩きました《後編》2019年11月3日(日)

《登山難易度5》

一ノ倉沢からこんにちは❗


いつもブログをご覧いただきありがとうございます。


クリさんと別れ、マチガ沢まで下ってきました。

さっきまで間近に見えたマチガ沢の岩稜がはるか遠くに見えています。

一ノ倉沢まで1.6キロです。

ロープウェイ駅と一ノ倉沢を往復している電気バスが通過しました。

マチガ沢を渡ります。

相変わらずの美しい紅葉の道。

木立を見上げながら歩きます。

色合いが素敵ですね~✨

ここはオレンジ色と黄色。

油絵のような世界。

絵の具が滲んでいるようです。

一ノ倉沢が見えてきました!

こちらは広角撮影。

周囲の山々が燃えているような赤です。

時刻は12時32分。

巌剛新道登山口から約30分でした。

まずはトイレに立ち寄ります。

お腹が少し痛かったらしいマッチョくんの帰りを行動食を食べながら待ちました。

大迫力の一ノ倉沢。

ロッククライミングの聖地であり、死亡者数の多さでギネスブックに載った魔の山でもあります。

観光客が大勢来ていて、中国語が飛び交っていました。

山を眺めていると、マッチョくんが「沢に降りてもいいですか?」と言うので、いいんじゃない?と言うと、崖をスルスルスルと下って行きました。

水の冷たさの話をしていたので、温度を確かめたいのかなと思いきや、、

戻ってきたその手には、ペットボトルとビニールのゴミが握られていました。

え?ゴミを拾いに行ったの!?

めっちゃいいやつじゃん!となった瞬間の写真です。

好青年を絵に描いたような、満点の笑み。

それに乗っかる長男ケイ😁

ゴミをマッチョくんのリュックにしまって歩き始めました。

一ノ倉沢を過ぎると、多くのプレートが岩に掲げられています。

この一ノ倉沢で命を落とした若者たちへの家族や仲間の想いが彫り込まれているのです。

それぞれを名前や大学名、年齢など読み上げていきました。

岩に青春を捧げた若者がいた証、その死を悼む家族の無念さ、、そんなことに想いを馳せてもらえればというのもここを歩いた目的でもありました。

戻るだけならもっと手前から湯檜曽川に下る連絡道があるのですが、ここは敢えてこのプレートの前に若者二人を案内したかったのです。

まだまだ美しい道は続きます。

どこを見てもキレイやねぇ。

川沿いの道に繋がる連絡道に入って行きます。

時刻は午後1時。

一ノ倉沢から30分の旧道歩きでした。

下り初めはなだらかですが、

すぐに急なジグザグ道になります。

白く見えるのは湯檜曽川です。

この木の奇妙さに子供達が気がつきました。

何故にあんなあちゃこちゃ枝が伸びているんだろう。

まるで背中が痒くてでも手が届かない❗と苦労してるみたい😁

沢沿いの分岐までやって来ました。

時刻は午後1時17分。

車道から15分で、標高差110Mほど下って来ました。

大きな道標がありました。

昔は蓬(よもぎ)峠、清水峠に至る交通の要所だったのです。

土合駅まで3キロ。

私たちは土合駅までは行かないので、残り2.5キロ位かな?

旧道よりも更に古い旧街道を歩きます。

明治初期にはこの辺りに茶屋や宿泊施設があったというのですから驚きです。

所々往時を忍ばせる石垣や少し平らな場所もありましたが、今は美しい森に戻っています。

森の中にひっそりとお墓がありました。

一ノ倉沢の下流は白い石がゴロゴロし、なぜか水が流れていません。

地下に潜ってしまうのでしょうか?

美しい道はまだまだ続きます。

なんどため息をついたことだろう。

「きれいだね~😍」としかしばらく言ってない気がする。

対岸(白毛門?)の紅葉が迫ってきます。

山頂付近から岩に叩きつけられながら落下する滝がすごい!

う~ん、気持ちがいい!

道は少し登りになります。

小さな子供も含めた家族連れが下って来ました。

5歳位の可愛い男の子が元気良く「こんにちは~っ!」と言ってくれました。

幼い頃の長男ケイを思い出してほっこり。

坂を登りきったところは少し広くなっていました。

紅葉がキレイ過ぎて、同じような写真を何枚も撮ってしまいます。

400m歩いてきたみたい。

見事な紅葉の道。

写真を撮ると二人の若者が木々を見上げている場面であることが多いです。

凄まじい色の洪水に彼らも圧倒されていたのが良く分かる。

もう言葉はいらないね。

美しいのは写真を見れば分かってもらえるはず。

少し広い場所に出ました。

場所はこの辺りです。

川沿いの旧街道を20分程歩いて来ました。

マチガ沢との分岐ですね。

(後でラインで会話したところによると)多分クリさんたちはここを下って来たのだと思います。

一昨年ターボとここを歩いた時は下流で土砂崩れがありここから先の川沿いの道が通行止めでした。

クリさんたちが下って来たこのマチガ沢への道を登らされ、旧キャンプ場の脇を通って結局車道に戻ってしまった経験があります。

なのでここからは初めて歩くルートです。

階段がありました。

なんだかにわか付けみたいなおぼつかない階段💦

真ん中辺りのステップがグラグラするので、長男ケイがバランスを崩して「うわわわわ」となってました。

皆さんもご注意くださいね。

対岸の峰が真っ赤っかですね。

マチガ沢を渡ります。

上流はあんなにダイナミックなのに、下流は何の変哲もない小さな沢です😅

水を飲んでみる二人。

下流の景色は素晴らしいです。

バスの停留所的な建物がありました。

何なのかは不明。

シャワークライミングなどのツアーの待合所ですかね?

珍しい沢の名前入り地図。

こう見るとそこらじゅう沢だらけですね。

いつか沢登り(簡単バージョン)をしてみたいと思っています。

谷川岳周辺にはとても美しい沢が多いと夫が言ってました。

特に右下にある東黒沢がキレイだって言ってた気がする。

対岸には小さな瀧がありました。

広場のようになっています。

小型バスが停まってました。

こちらは湯檜曽川。

車の乗り入れができる広めの道です。

最後まで気持ちの良いハイキングができたね!

川幅が広くなるとこの遊歩道も間もなく終わりです。

河原でテント張ってるグループがいるけど、大丈夫かな?

今晩雨予報だよ。

今年の大雨の影響か、橋の上に土砂が積もって水が流れています。

平均台のように橋の欄干を渡ります。

橋の上側には滝がありました。

人工の滝が見えてきましたね。

車道に出ました。

時刻は午後2時17分です。

何とか2時半には出たいけど、どうかな?

人工の滝を広角で撮影してみました。

以前からあったのかなぁ。

駐車場への近道が出来てました。

時刻は午後2時25分。

駐車場に帰りつきました。

駐車場出発は2時35分!

ほぼ予定通り!

素晴らしい~\(^^)/

この後会社の同僚オススメの牛乳やさんに立ち寄ります。

「大とろ牛乳」。

大変な人気のようで、近くの公会堂や脇道に皆さん縦列駐車してました。

長男ケイはリンゴ、マッチョくんはチョコレート、私は抹茶ゼリー載せにしました。

私の抹茶はイマイチの気がした。

リンゴは爽やかな味わい、チョコレートも美味しかったらしいです。

ひとつ650円なり。

下の牛乳が半分凍っているような不思議な食感でした。

ではマッチョくんのバイトに間に合うように前橋まで送りましょう。

ナビだと余裕のよっちゃんの予定でしたが、結果的には三連休中日の高速渋滞に巻き込まれ、アパートに送り届けたのは午後4時半でした。

のったりのったり進む渋滞は眠気を誘いますよね。

長男ケイは助手席で爆睡していましたが、バックミラーに写る私の眠そうな顔を見て心配になったのか、マッチョくんが色々話しかけてくれました。

それまではヤバいほど眠かったのですが、話しかけてもらったお陰ですっかり覚醒し、

無事アパートまで送り届けることができました。

マッチョくん、なかなか気遣いのできるいい子です。

長男ケイが仲良くさせてもらってる意味がわかった!

ただの裸族じゃなかったわ(笑)

気遣いが出来て、自然と触れあえる、そしてひまのハート鷲掴みの好青年裸族でした👍

今回ひょんなことから一緒に山に行く事になりましたが、ラインで「トレッキングシューズを買うのでまた山に連れて行って下さい!」と言ってくれました。

「この秋一番の思い出が出来ました!」とも😁

そんなこと言われちゃぁ、また誘わない訳にはいかないよね!

ということで、今後長男ケイと共にお気楽隊の若返りに一役かってくれそうな人材発見です💃

まだ彼らは免許も車も持ってないからね。

今は大人を頼らないと山に気軽に行けない立場です。

だから今のうち、今のうちだけだよね。

そのうち本当の大人になったら、日本中の山を駆け巡る「みやっちさん」や「たけさん」のようになっていくのかもしれませんよね!

そうなったら嬉しいな~✨

そしたら、「きっかけはお気楽隊でした」って発信してね!(オバチャンの妄想です)


このルートは必要体力はわずかで楽勝なのに、超一級の展望を楽しめる(体力に比して)コスパの良いコースでした。

みやっちさんもおっしゃってましたが、お気楽隊としても超オススメです!

まだ今なら紅葉が間に合うよ!


最後までお付き合いいただきありがとうございました❗

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