50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、北八ヶ岳】天狗岳《後編》東天狗から天狗の奥庭へ。絶望的な歩みの遅さと、果てしない下りの巻 2018年11月10日(土)

天狗の奥庭からこんにちは。


《前編》の続きです。

デンジャラストレッキングとなった天狗岳からの下りが始まります。

東天狗山頂を午後1時12分に出発しました。

東側が切れ落ちた岩場に向けて歩き始めます。

先に行った二人が岩場の下で私を待っています。

あそこからどちらに進むのでしょう?

まさかあの岩場を越える?

いえいえ、さすがにそれはなく、左手に岩場を巻いて下って行くようです。

ここからどんな下りになるのでしょうか。

霧の中を進みます。

少し行くと、徐々に雲が消えていきました。

眺望が少しずつ広がっていきます。

西側の眺望がどんどん広がります。

西天狗から下部に広がる美しい森です。シラビソとダケカンバが素敵です。

アップにしてみました。

馬の背のような岩場を越えると、

雲が消えて、一気に眺望がひらけてきました。

左からターンして、

いやぁ、これまた素晴らしい展望です。

先に行くターボの「こっちはもっと凄いよ~!」という声と、ハガレーナの「うわ~🎵」という声が聞こえてきて、ワクワクしながら歩きました。

巨大な岩の壁を巻くように下っていくと、

午後1時40分、中山峠に向かうルートと天狗の奥庭を通るルートの分岐に到着です。

山頂出発から28分経過しました。

ここからの眺めが今日一番に素晴らしかったです。

右からターンして、

尾根道の向こうに見える断崖絶壁は、稲子岳。

右下の森にはシラビソ小屋も見えました。

稲子岳の向こうに見える尖った頂きはにゅう。

左手にのなだらかな稜線は中山です。

雲に隠れているのは丸山でしょうか。

浅間山も見えます。

地図で確認すると、こちらは金峰山と瑞牆山なのではと思いました。

何となく金峰山の有名な岩が見えるような気がします。

地図であちこち確認するターボと私です。

振り返ると、西天狗の向こう側が晴れています。

今なら八ヶ岳の絶景を見渡せていることでしょう。

う~ん、惜しかったです。

紹介が遅れました。

今回のメンバーは、ハガレーナ、ターボ、私の晴れ女隊3人です。

では、先を急がねばなりません。

ここでこのまま尾根を下り、中山峠経由で黒百合ヒュッテを目指すか、天狗の奥庭を通るか迷いました。

時間的には地図上では10分しか違わないので、尾根から森に入る中山峠経由より、展望がひらけていそうな天狗の奥庭を下ってみようということになりました。

この選択を後で悔やむことになります。

午後1時50分、天狗の奥庭に向け下り始めます。

先週黒百合ヒュッテから登って天狗岳を眺めたあの展望台が見えています。

この時も結構な距離があるなとは思いましたが、、

行けども行けども、ちっとも近づいている気がしません。

足元は相変わらずの岩とガレガレです。

振り返ると真っ青な空。

ハイマツに囲まれたガレ場を下っているのがよくわかりますよね。

岩がまた大きくなってきました(涙)

岩場を登って行きます。

午後2時20分、天狗の奥庭(上)に到着です。

尾根の分岐から30分。

東天狗山頂からは、分岐で10分程眺めを楽しんでしまいましたが、それを含めて1時間以上かかっています。

地図のコースタイムだと山頂から黒百合ヒュッテまでで1時間なのに!

まだ半分しか来ていないのにもう1時間以上かかっているなんて、、。

むむむむ、考えるのはよしましょう。

まずは先に進むしかない。

天狗の奥庭(上)を過ぎ、辺りを見回したところです。

ここで軽く絶望しました。

いや、正直に言うと、かなり深刻に絶望しました。

なに?!これ!?

まだこんなに下らなければいけないの!?

しかも、足元は山頂直下並みの岩、また岩。

こんなのブログのどこかに書いてあったっけ~?(涙)

誰かのブログに「岩岩した道」という表現はあった気がするけど、ここまでなんて知らなかったよ~(涙)

それが、延々、こ~んなに続いているのですよ~(涙)

二人はストックをしまい、手を使って下っていきました。

私はバランスを取るのと、右膝を痛めないようにしたいので、ストックを三本目の足として使って下っていきました。

一応眺めを納めておきましょう。

左からターンして、、

美しいことは美しいです。

そして、広い!

眺めてるだけならいいけど、この岩場を延々歩かなければ黒百合ヒュッテに着けない!

遠いぞ~~~(涙)

おおおお、なんだか先週見た景色になってきたぞ~。

これはスリバチ池(水はないけど)ですぞ。

最後の岩場を登って、

午後2時59分、やっとのことで天狗の奥庭(下)に到着しました。

分岐から1時間9分、山頂から1時間47分も費やしてしまいました。

やばいよ、やばいよ、とっとと下るよ。

黒百合ヒュッテが見えた来た~。

この後午後3時9分、黒百合ヒュッテに着きました。

既にテントを張って休んでいる人がいます。

黒百合ヒュッテには灯りがともり、しーんとしています。

今頃下山しようとしている自分たちを見つけて叱られやしないかとドキドキしながら、トイレをお借りし(200円)、そーっと通りすぎました。

下山開始が3時17分。

当初の予定だと黒百合ヒュッテを出発するのが12時50分でしたから、、

〈なんとこの時点で2時間27分遅れという事実〉

少し身体が震えました。

下山完了までに日の入りを迎えるのは確実です。

覚悟して歩かねばなりません。

下り始めは鉄製のキャットウォークです。

しかしすぐに見慣れた風景に。

この山はどんだけ「岩」なんだ。

しかもこちらのコースの岩は湿っていて、とにかく滑る!

ハガレーナが遅れ始めています。

木道もありますが、これまた滑る滑る。

ツルッツルです。

私は慎重に足を置けば大丈夫だったのですか、ハガレーナの靴底がとにかく滑り易いらしく、一歩歩く毎に「滑った!」「ありゃりゃりゃ、また滑った!」「ひぇ~、怖いよ~」「アタタタタタ、足が意図してない方に持っていかれる~(涙)」という声がずーっと聞こえていました。

こりゃハガレーナじゃなく靴底スベリーナだなと思いましたが、この時はそんな冗談を言う余裕はなく、今初めてそう思った事を明かします(笑)

ハガレーナは新しい登山靴に買い換えるらしいです。

それにしてもあんなに滑っていたのに、足を痛めなかったハガレーナの身体能力の高さには逆に驚かされます。

ターボも何回か尻餅をついていました。

木道の端っこが滑りやすかったです。

私も途中斜めになった木の根っこで滑り、右膝がミシッとなりましたが、サポーターのお陰で難を逃れました。

速く行かなければ、日が暮れるという気持ちの焦りはあるのですが、怪我をしては大変なので、慎重に下るしかありませんでした。

タイマーを20分でセットしていたので、次の分岐までタイマーが2回鳴れば着くね等と話していましたが、タイマーを三回セットしても分岐に着かず、「渋の湯温泉分岐まで遠いね~。まさか通りすぎてないよね?」と二人が心配していました。

間違えてはいないと思いましたが、何しろ歩いても歩いても着かないので、内心途方に暮れているような状態でした。

しかし歩いていればいつかは着くもんで(当たり前ですが)、ようやく前に分岐が見えてきました。

時刻は午後4時23分。

地図上のコースタイムは45分なのに、なんと黒百合ヒュッテから1時間5分かかってしまいました。

分岐についた安堵感と、何とか怪我せず来れたことへのやれやれ感と、とてつもなく歩みが遅い現実への焦燥感と、そして、日が暮れることへの不安感と、、、。

様々な感情が湧き起こった分岐通過となりました。

分岐からも長かったです。

ついに日が暮れ始め、美しい夕陽が見えてきました。

「これ、この夕陽、袈裟丸山で見たのと同じだ」と思いました。

あのときは登山口まで標高差150M下ればよかったのですが、今日はその倍の320M下らなければいけません。

ヘッデンはこの後使わなければいけなくなるのは分かっていましたが、ライトをつけると回りが見えなくなるので、できるだけ遅めにしたいと考えていました。

ハガレーナが目が悪く、段々道の段差が見えにくくなってきたと言っていますが、ライトをつけるタイミングは「みほさんに任せるよ~」と言っています。

最後の方は更に急な坂となり少しジグを切るようになりました。

足元がいよいよ見えにくくなってきたので、午後5時頃ヘッデンをつけることにしました。

ヘッデンをつけると、足元はすごく良く見えるようになりましたが、それと引き換えに辺りは真っ暗になります。

一度縦に敷かれていた木材の上に足を置いたときに足を滑らせ私が尻餅をつき、危うく左側の斜面に転がりそうになりました。

ちょうど手をついた場所が持ちやすい岩だったのでそれを掴み、転がることは避けられました。

私は意外と冷静だったのですが、後ろにいたターボの慌てようがすごくて、私を助けようとワーワー騒いでいるので、私は逆にターボが転がりそうになっているのかと勘違いした程でした。

その後はなるべく山側を歩くように心がけました。

坂道は延々続くよ、どこまでも。

時々ヘッデンの光を上に向けて、ピンクテープを探しながら、道間違いをしないよう慎重に歩きました。

ヘッデンの明かりが前方を照らすと、何でもない切り株が白く浮かび上がり、何かが登山道の真ん中に潜んでいるように見えるので、先頭を歩く私は別の恐怖感もありました。

夜行性の動物に出会うのは怖いので、わざと大きな声でしりとりをしました。

ターボは一番疲れていたようで、もうフラフラです。

私は大きな声で「ロ、ロ、ロ、ロ、ロマネスク王朝!」とか「またリィ?う~んと、リーマンショック!」等と叫んでいるのに、ターボはいかにもやる気のないように小声で「イチゴ」とか「こま」とか短い単語を答えるのみでした。

ハガレーナが聞こえないので、何度も聞き返していました。

その度に私が大声で「イチゴだって~!」と伝えました。

とにかく賑やかにしていないと、心がやられそうでしたから。

少しづつ沢の音が聞こえて来て、最後唐沢にかかる橋を渡った時には本当に嬉しかったです。

午後5時43分、唐沢に到着です。

ここからは車道歩きでした。

いつもは退屈な車道歩きがこの時ばかりはルンルン?でした。

唐沢鉱泉の浴場横(登山者が今頃温かい温泉で足を伸ばしているんだなぁと想像しながら)を通り、5時55分、駐車場に帰り着きました。

分岐から1時間12分かかったことになります。

標準コースタイムは40分でした。

今となっては、コースタイムの何倍かかろうが、もはや驚きません。

〈結果、私が初めに立てた計画から、なんと3時間40分もオーバーしたのでした〉

地図に載っているコースタイムって何なんですかね。

簡単な山は初心者が登るスピードで、難易度の高い山は上級者が歩くスピードで計算しているとしか思えません。

このところコースタイム通りに歩けて浮かれていたので、「山を甘く見るんじゃねぇ!自分らの実力を思いしれ!アハハハハハハ~!」(誰だ?)と、いきなり梯子を外されたような気分です。

朝、私たちの後に歩き始めた女性たちの車はまだ停められていたので、どこかの山小屋かテントに泊まっているんだなと思いました。

こんなコースを日帰りで歩き通そうとするなんざぁ、オオバカモンのすることよ(なぜか江戸っ子)

私たちはやはり初心者です。

登山の回数をいかに重ねても、その進歩たるや亀の歩みで、体力がない、バランス感覚(体幹)はない、山の知識も乏しく、その上道選びのセンスもないのだと思い知りました。

少しづつチャレンジ登山は続けて行きたいと思いますが、今まで以上に慎重に計画を立てたいと思います。

車に乗ってからは、歩いている時は元気のなかったターボは運転があるので再生し、私は緊張がほぐれて疲れはて、魂が抜けたようになってしまいました。

ターボは帰りの運転も長かったのに、私はうつらうつらしてしまって申し訳なかったです。

今回は時間が長かったので、さすがにターボのデバイスも下り途中(分岐を過ぎた辺り)でこと切れました。


唐沢鉱泉0752~(1時間12分)~分岐0904~(1時間6分)~第一展望台1010~(46分)~第二展望台1056~(23分)~岩場下(森林限界)1119~(34分)~西天狗1153(51分)~(15分)~鞍部1259~(11分)~東天狗1310~(30分)~分岐1340(10分)~(30分)~天狗の奥庭(上)1420~(39分)~天狗の奥庭(下)1459~(10分)~黒百合ヒュッテ1509(8分)~(1時間6分)~分岐1623~(1時間20分)~唐沢1743~(12分)~唐沢鉱泉駐車場1755


全行程 10時間3分

(うち歩行時間 8時間55分)

歩数 23000歩

歩行距離 13キロ位

標高差 766M (1880M~2646M)

累積標高差 884M

パーティー 3名(コマクサ探検隊)


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

【長野、北八ヶ岳】無謀過ぎた計画。中級者向けの天狗岳へチャレンジ登山。最後は初ヘッデン登場のデンジャラストレッキング《前編》2018年11月10日(土)

《登山難易度 8》

東天狗岳の尾根からこんにちは。


今回先週訪れて天狗の奥庭から眺めた、北八ヶ岳と南八ヶ岳の間に位置する天狗岳へのチャレンジ登山です。

地図で確認すると行程は10キロ程、コースタイムは6時間弱、最大標高差は766Mなので、私たちでも何とか回って来れる許容範囲だなと思っていました。

このところコースタイム通りに歩けていたので、自分たちの力を過信していた事を、後で激しく反省することとなります。

ネットで調べると、日帰りで回ってきている人もいれば、黒百合ヒュッテなどに一泊する人もいて、初心者は一泊することをオススメしますとあったのですが、「初心者」という表現に、「私たちはもはや初心者ではないよね?もう50以上の山に登っているんだからさ」などという浅はかな考えで、「ま、晴れ女隊なら何とか行けるんじゃん?」と思い計画しました。

前々回の袈裟丸山での義姉遭難一歩手前事件で、友人に「みほは素人ではないと自覚すべき」と言われたこともあり、初心者はそろそろ卒業でいいのかなと思ってしまったという背景もあります。

私の計画では7時20分に歩き出し、午後2時半には下山して、唐沢鉱泉で入浴する予定でした。

もしもコースタイム通りにいかなくて下山が1~2時間遅くなったら入浴しないで帰ればいいよね、などと思っていたのです。

そんな事をお気楽に考えていた自分を殴ってやりたい、、、。

結果過去最長の歩行時間となり(なぜか歩数はそこまでではない不思議)、他のハイカーが皆テントや山荘でぬくぬくしているのを横目で見ながら、最後は山の中で恐怖の日の入りを迎え、初のヘッデン登場、真っ暗な山道をピンクリボンを探しながら歩くという、身も心もズタボロの一日となりました。

そんなお気楽隊にはそぐわないデンジャラス登山の始まりです。


自宅を朝の4時20分に出発しました。

今日は先週行った白駒池よりだいぶ走ってぐるっと回り込まないとたどり着けない唐沢鉱泉が登山口で、かなり長い道のりなので、コンビニには寄らないで行こうと思っていました。

しかしこの日は朝からついてなかったのです。

メンバーが一時停止違反で捕まるというアクシデントが発生(涙)

真っ暗な田んぼの中の見通しの良い赤の点滅信号ですよ。

他の車は全くいなかったのですよ。

パトカーはライトを消して暗闇で見張っていたのですよ。

ずるくないですか!?(この怒りはお門違いなことは重々承知しております)

あんな所、あの時間に、暗闇で見張っていたら、もう入れ食い状態でしょうよ。

バックミラーに、サイレンは鳴らさず、「止まりなさい」などとの呼び掛けもせず、じとっとついてくるパトカーのクルクルライトが見え、あ、さっきの一時停止、、となったのでした。

そのため、結局コンビニに寄った以上の時間がかかり、唐沢鉱泉に到着したのが7時半過ぎでした。

トイレ(一つしかなく順番待ちで少し時間を取られました)と支度を済ませ、7時52分、歩き出しました。

〈ここで既に予定より32分遅れです。〉

左手(唐沢鉱泉の前の道)は帰りに下ってくるコースです。

今回は右手に行き、唐沢を渡って行くコースです。

第一展望台 → 第二展望台 → 西天狗 → 東天狗 → 黒百合ヒュッテ → 唐沢鉱泉 という半時計回りコースで歩いて来ようと思っています。

まずは唐沢にかかる橋を渡ります。

ここから次の分岐(枯尾の峰分岐)までコースタイム1時間です。

緩急織り混ぜながら、徐々に高度を上げていきます。

辺りは北八ヶ岳らしい苔の森です。

シラビソの白っぽい幹が美しく並んでいます。

次の分岐まで右に左に向きを変えながら、標高差280M登ります。

一週間前に北八ヶ岳を歩いてから右膝が少し腫れていて、歩いている内に少し痛みが出てきました。

急坂で、右膝に体重をかけて身体を持ち上げる時に痛みが走ります。

いつも持ち歩いているサポーターを装着することにしました。

昔も昔、高校時代にバレーボールで痛めた古傷が、疲れたりすると痛み始めるので厄介です。

まだ登りが始まったばかりなのに、ちゃんと歩き通せるか少し心配になりました。

再び歩き始めます。

辺りは霧に包まれ、ハイカーに会うこともなく、とても静かな朝です。

駐車場で私たちより少し遅く着いた若い女性たちは違うコースを行ったのでしょうか?

大きな岩が現れました。

きついサポーターをしていて右膝を大きく曲げられないので、うまく登ることができず、膝をついて不恰好になってしまいました。

あー、先が思いやられます。

このコースも岩が多いのかなぁと少し心配。

この後9時4分に枯尾の峰との分岐を通過しました。

1時間12分かかりました。

コースタイムよりプラス12分です。

〈この時点で、予定より44分遅れです。〉

ここから第一展望台まではコースタイム50分です。

分岐からは前回のにゅうでも苦労した根っこロードになります。

歩きずらい、、(涙)

張り出した根は雨に濡れて滑りやすく注意が必要です。

登山道以外の岩は全て様々な苔でびっしりとおおわれ、豊かな水を蓄えています。

苔の先に何かがついています。

何でしょうか?これは?

ナメコみたいに見えますね。

もちろんナメコではありません。

私の虫メガネで苔を観察する二人。

展望のないきつい登りが続くので、苔を眺めて気を紛らわします。

坂道は延々続くよ、どこまでも。

なかなかに大変な急登です。

この辺りで風が時々強く吹き付けるようになり、木立が揺れていました。

枝についた水滴がハガレーナのうなじにピチャンと落ちてきたらしく「冷たっ!」と悲鳴をあげていました。

おっ、なんだか明るくなってきたぞ、もしや、第一展望台?

10時4分、見晴らしの良い場所に出ました。

これが第一展望台かしら?と思いましたが、標識はありません。

霧に包まれ視界もゼロです。

しゃくなげなどの小道に入り再び抜けると、

6分程で第一展望台に着きました。

時刻は10時10分です。

分岐からコースタイム50分のところ、1時間6分かかったことになります。

〈この時点で、予定より1時間遅れです。〉

アルプス展望を期待していましたが、残念ながら何も見えません。

ちなみに私の帽子と紺色のウインドブレーカーは初登場のワークマンです。

少し前から車の中で、「どうやら最近のワークマンはオシャレになっているらしい。女性客が増えていて、登山者にも安くてオシャレなアウターが人気らしいよ」という話題が出ていたので、ターボと二人で試しに購入してみました。

初登場で、そしてこれが最後になると思います。

やはり安いものは安いものなりなんだと良く分かりました。

そしてどことなくダサい(あくまでも個人の感想です)。

注意)もしかしたら北関東にはまだオシャレなワークマンが上陸していないだけかもしれません。

少なくとも山では機能性と丈夫さが一番大事なので、そこは譲れないと思いました。

尾根道なのに、うっそうとした苔の森が続きます。

しかも少し下っていく、、(涙)

まだまだ続くよ、坂道は。

いい加減嫌になってきて、お腹がグルグル鳴っているので、森の中でモグモグタイムです。

右側が大きく崩落した道を通り、再び森へ。

そして、ようやく第二展望台に到着です。

時刻は10時56分。

なんと、第一展望台から46分もかかってしまいました。

ガスガスですし、予定より遅れていますから、先を急ぎます。

げげげげげ。

私の想像では第二展望台辺りから展望の良い尾根歩きなのかと思っていましたが、森の中、再びの下りかよ~(涙)

しかも粘土質で超滑るぅ~(涙)

そして、鞍部からは、またまた歩きにくい岩と根っこの急坂です。

何なんだ、このコースは、、(涙)

いつになったら森林限界迎えるの?と思いながら登っていくと、、

11時19分、ようやくひらけた場所に出ました!

これから岩場登りが始まります。

ストックをリュックにしまって岩場登りに備えましょう。

どこまで続いているのか、霧で全くわからない岩場を登って行きます。

ハガレーナは岩場が大好きなので、途中から先に行ってもらいました。

三点支持どころか、私たちは膝も使い、肘も使い、四点五点支持で、ほぼ這い上がるように登りました。

ターボはあごも使っていたらしいです(どうやったら顎を使うことになるのだろう?相変わらず不思議な人です)。

おお、少し霧が晴れ、山頂が見えてきました。

山頂が見えてからも長かった(涙)

過去最高に長い岩場登りでした。

なんと34分間、岩場を登っていました。

山頂直下はガレた岩場になりましたが、大きな岩をよじ登る時間の長かったこと!

いやぁ、参りました。

やっと人の声が聞こえるようになりました。

11時53分、やっとこさ、西天狗山頂(標高2646M)に到着です。

〈予定より1時間43分遅れです。〉

地図では第一展望台から西天狗までコースタイム1時間と記載されていますが、私たちは1時間43分もかかってしまいました。

高見石やにゅうなどのわずかな距離の岩場なら簡単に登れますが、西天狗の岩場は骨が折れました。

これが八ヶ岳ってやつですか!

いやはや甘く見ていました。

ああいう所も上級者はスタスタスイスイ登り下り出来るのでしょうね。

これでも八ヶ岳の中では入門編の山なんですってよ!

多分私たちは八ヶ岳本体(?)には一生登れんわと思ってしまいました。

なのでせめて天狗岳からそのお姿だけでも拝みたい!と思っておりましたが、あいにくのガスガス(涙)

今日の予報は午前中曇りで午後から晴れとなっていたので、ちょうどお昼の時間帯ですし、ここでお昼休憩しながら、雲が晴れるのを待つことにしました。

食後の紅茶といつものターボの大福を食べて、片付けているところで、ハガレーナが突然「晴れてきた!」と叫び、目にも止まらぬ速さで立ち上がり、疾風怒濤の如く岩を飛び越えて走って行きました。

いや、ほんと、そのくらいの勢いでした。

雲が凄い勢いで流れ、隣の峰が見えてきました。

あんなに近くにあったんだ!

根石岳と簑冠山(みかぶりやま)です。

根石岳への稜線。

そして、そして、東天狗も見えてきました~🎵

東天狗から根石岳への稜線がキレイだ~!

ほんのわずかの時間でしたかが、重いカーテンが開き、薄いレースカーテン越しに隣の峰を見ることができました。

大変な思いをして登ってきた私たちに、「八ヶ岳を嫌いになるなよ」と、神様がチラ見させてくれたみたい(笑)

あんなもの見せられちゃ、嫌いになるどころか、八ヶ岳への憧れが募るばかりですよ。

もしも展望の良い日にここに来れたら、とんでもない絶景が待っていたのだろうと思いました。

12時44分、霧の中、東天狗を目指し歩き始めます。

すると再び南方面から雲が動き始め、目の前に根石岳山荘が現れました。

これから向かう東天狗への稜線も初めて見渡せました。

雲の向こうにわずかに八ヶ岳が見えた気がしたのですが、あっという間に雲が隠してしまいました。

それにしてもあの稜線、美しいですね~🎵

写真を撮ってばかりいては先に進まないので、歩き始めます。

天狗の奥庭から見たとき、とても気持ち良さそうに見えた西天狗と東天狗を結ぶ稜線です。

今日はガスっていて、残念(涙)

尾根左側のハイマツが見事です。

腕のいい庭師でもここまで美しく剪定することはできないでしょう。

自然の造型美。

東天狗までの登りは細かい石のガレ場です。

振り返って尾根を見たところ。

東天狗山頂が見えてきました。

午後1時10分、東天狗山頂に到着です。

西天狗から26分でした。

最初の計画ではお昼休憩は黒百合ヒュッテでと思っていましたから、西天狗でお昼休憩した今となっては何時間遅れだか計算しづらいのですが、とにかく大幅遅着です。

ガスが晴れれば八ヶ岳が見渡せるのだろうと思い、少し待ってみる?と話し合いましたが、雲が濃くなっている気がしたので、先に進むことにしました。

〈後で食事の時間を含めて計算すると、この時点で計画より1時間27分遅れになっていたことが分かりました〉


これからは長い下りになります。

恐怖の下り体験は後編にすることとし、ここで前編としてアップしようと思います。

後編では展望がひらけます!


続きは後編にて、、。

【長野、北八ヶ岳】御射鹿池と白駒池を巡り、天狗岳を見に天狗の奥庭へ。2018年11月4日(日)

《登山難易度 4》

北八ヶ岳、にゅうの山頂からこんにちは。


今回は二年前の秋に訪れて、山登りを再開するきっかけとなった北八ヶ岳の白駒池に行きます。

原田マハの小説「生きるぼくら」に登場する御射鹿池(みしゃがいけ)を見に行きたいと思い調べたら、白駒池からわずかであることが分かり(車で20分程)、じゃあ2つの池を一度に見れるね!ということになりました。

御射鹿池は東山魁夷の「緑響く」のモチーフになった人工の溜め池です。

二年前の秋、長野美術館に東山魁夷の絵を見に行った帰りに、モチーフになったこの池を見たいと思い車を走らせたのですが、長野市から移動してくるのには遠すぎたので、手前の白駒池に立ち寄り、ハイキングコースがあまたあることを知り、その翌週に丸山から高見石に登ったのが、ターボにとっての初ハイキングになりました。

御射鹿池は早朝が一番美しいらしいので、日の出を御射鹿池で迎えようと思います。


ターボに迎えに来てもらい、自宅を3時18分に出発。

毎度お馴染みコンビニ経由、3時45分本庄児玉インターから高速に乗り、佐久北インターを下りたのが4時40分でした。

ここから中央道に抜ける道が佐久穂町まで延びていて、今は無料区間となっています。

前回まで小海町~佐久穂町と下道を通っていましたが、早朝の真っ直ぐな高速を夜景(といっても街灯だけですが)を見ながら、スーイスイです。

なんと素晴らしいのだろう!

私たちの為に(?)いつの間にかこんなにいい道を作ってくれていたなんて!

工事の皆さん、ありがとう!

税金、万歳🙌

八千穂高原インター(ゲートはまだないです)を下りたのが4時57分。

佐久北インターからわずか17分で、こんなところまで来れちゃった!っていう感じです。

快調に飛ばしてきて、最後は道が途中で終わるので、出口まで下りの超急カーブになりますから、皆さんお気をつけください!

蓼科方面に抜けるのはいつのことでしょう。

待ち遠しいです。

そしたら、まだ見ぬ憧れの伊那谷が近くなる(^-^)

高速をおりてからは、クネクネのメルヘン街道です。

辺りは多分紅葉や白樺林が美しいのだと思いますが、まだ暗いのでな~んにも見えません。

途中グレーの雲海の向こうに青く染まる南アルプスらしきものが見えました。

今日の展望への期待が高まります。

対向車はほぼなく、出会えるのは鹿ばかりです。

初めは興奮して、車を停めては写真を撮っていましたが、何度も会えたので最後はもう鹿はいいや!となってしまいました(笑)

宮島や奈良の鹿並みに、ありがたさ(?)が薄れてしまったみたい。

それほど麦草峠を越えてからのメルヘン街道は鹿だらけです。

御射鹿池に着いたのは6時でした。

30台程停められる駐車場があります。

広い歩道が整備されていて、池の横まで歩いてすぐです。

こちらが御射鹿池です。

人工の溜め池なので、右側が堤防のようになっています。

東山魁夷の「緑響く」の一部です。

これは夏の風景ですが、同じ木が立っているのがわかります。

私たちのスマホ写真でも、アップにすると絵のように撮れました。

辺りには本格的なカメラマンがいっぱいです。

皆さん寒さを堪えて、日の出(この日は6時12分)を待っています。

池が切れたのでもう一枚。

今日のメンバーはハガレーナ、ターボ、私の晴れ女隊3人です。

日の出の時刻を過ぎても、池の東側には天狗岳や丸山などの高い山があるため、なかなか朝日が池に射し込みません。

あまり遅くなるとハイキングの出発が遅れるので、今日は行程が長いこともあり、諦めて次の白駒池に向かうことにしました。

私たちはちゃんとしたカメラを持っていないので、朝日が射し込んだら、どうせ緑色のスジが入った写真しか撮れやしないよと、他のカメラマンが待つ取って置きの時間を逃した自分たちに言い訳しながら、6時48分に出発し、麦草峠に車を走らせました。

別荘地帯で沢山の雌鹿の群れを見ました。

単独行動の雄鹿は一度だけ見ましたが、写真は撮れませんでした。

この辺の鹿は人に馴れていますね。

じっとこちらを見つめて、逃げようとしませんでした。

7時16分、白駒池駐車場に到着しました。

駐車場の管理人さんはまだ出勤前でしたが、車のナンバーを書いて500円を木箱に入れるシステムです。

トイレ(一回50円)を済ませ、支度を整えて、7時40分、出発です。

今日は行程が長く、私の計画だと駐車場帰着が4時近くになる予定なので、晴れ女隊だということもありますし、ガシガシ登るつもりです。

入り口の写真も撮らず通り過ぎたら、ハガレーナが写真撮らないの~?と呼び止めて、二人と入り口の標識を撮ってくれました。

「ようこそ、苔の森へ」

そう、ここは北八ヶ岳。

苔ワールドです。

まずはこれからのコースをターボに説明しています。

今日はまずは高見石から白駒池を眺め、その後中山 → 中山峠 → 黒百合ヒュッテ → 天狗の奥庭 → 黒百合ヒュッテ → 中山峠 → にゅう → 白駒池 → 駐車場、と回って来ようと思っています。

高見石までは標高差179Mで、所要は余裕を見て1時間の予定です。

観光客が多く訪れる歩きやすい木道です。

7時46分、駐車場から10分程で白駒池との分岐に着きました。

右に登っていきます。

この辺りで「ハガレーナ、写真は任せた!今日はあんまり写真は撮らないでガンガン登るから!」と伝え、まあまあのハイペースで登って行きました。

すると途中で珍しくハガレーナが遅れ始め、「ちょっと待って~」と。

どうやら風邪気味らしく、朝風邪薬を飲んだので、足が重く上がらないのだそうです。

いつもはタフで運動神経抜群のハガレーナでもそんなことがあるんだ!とビックリ。

それじゃあ袈裟丸山で2号はさぞや大変だったのだろうなと今頃気がつくアホなリーダーです。

少しペースを落として進みます。

大きな倒木も多く、北八ヶ岳にまた来たなーという感じ。

このルートは道がなだらかで、途中からは木道となり、とても歩きやすいです。

8時15分、丸山などとの分岐にやって来ました。

右に行くと二年前に登った丸山からの道、真っ直ぐは渋温泉へ。

私たちは左手に進みます。

8時23分、高見石小屋に到着です。

登山口から43分でした。

なかなかにいいペースです。

小屋の前の庭にホシガラスがいて、ピョンピョン跳ねていました。

小屋の横にリュックを置かせてもらい、スマホだけ持って高見石を登ります。

スマホを石の間に落とすと二度と取れないので、ファスナーの付いたポケットにしまって登ります。

岩のてっぺんから見た白駒池です。

池の回りの紅葉こそ終わってしまいましたが、いつ見てもあなたは美しい!

青空が湖面に映り、青い水面が輝いています。

最高~🎵

ターボのポーズが女神っぽい(笑)

ハガレーナ、イカシテる(笑)

高見石(2249M)からの360度ぐるり絶景はこちら。

左からターンして、、

こちらは丸山かな。

雨池、縞枯山方面。

肉眼だと雨池がよく見えました。

白駒池の先には八千穂高原。

尖った山頂はにゅうかな?

中山だと思われます。

高見石小屋の赤い屋根と、奥に見えるのは奥蓼科温泉方面です。

この絶景を見て、ターボは二年前、「こんなにもすごい景色があるんだ!私は今まで山登りを知らなくて人生半分損してた~(涙)」と叫んだのでした。

ではそろそろ下って、次の目的地に向かいましょう。

こういう岩場は「登りはよいよい、下りは怖い」です。

お尻でズルズルと不恰好に下ります。

岩場を下りると、トイレ(100円)をお借りし、8時55分歩き始めました。

高見石から中山まではコースタイムは1時間30分。

我々の足だと1時間45分と見ています。

ひたすら続く急坂で、ハガレーナも初めの登りよりは体が楽なようですが、いつもよりきつそうにしていました。

なので後で見返したら、3人とも写真を一枚も撮っていませんでした。

45分くらい登ったところで、下りてくるカップルとすれ違ったので、「中山まではまだまだですよね?」とカッコ付で(もうすぐと言っておくれ)という願いを込めて問いましたら、それを察したのか気の毒そうに「あー、まだちょっとありますねぇ。ずっと登りです」と教えてくれました。

女性の方が「ですよね(涙)」という私たちを見て、可哀想に思ったのか「でももう少し行ったら広くなってて見晴らしの良い所に出ますよ」と言ってくれました。

ん?

女性の話を聞いてから10分程行くと平らな所に出ましたが、ここのこと?

大した見晴らしはありませんから違うかな。

とは言えこの辺りから道は平らになりました。

苔のアップ。

これは雪?ですよね?

ここまで霜柱は沢山見ましたが、標高が上がってくると、氷の粒が増えてきました。

初雪が降ったのでしょうか。

標識が片っ方落っこちているので、一瞬ここが黒百合平?と勘違いしますが「←黒百合平」です(笑)

雪がわずかに残る森を抜けると、

最後の坂を登って、

突然目の前に広々とした岩場が現れます。

ここが女性が言っていた見晴らしの良い所か?

展望台の事を言っていたのね。

話を聞いた所からだいぶありましたね(笑)

10時11分、展望台到着です。

おっ、あれは蓼科山ですな。

ぐるり半周、右からターンして、

雲が出ていて、見えそうで見えない(涙)

雲がなければアルプスの山並みが見えたのではと思います。

黄葉したカラマツの森がわずかに見えるケルンの前で記念撮影。

汗がひいて少し寒いです。

10分程岩場で展望を楽しみ、10時20分に歩き出しました。

では中山に向かいましょう。

ここからわずかに平らな道を行くとすぐに着くだろうと思います。

あれ?

意外とすぐには着かないなぁ。

先がなんだか下りっぽくなってきたけど?と思い振り返って

「この後下っちゃうよ~(涙)中山山頂がな~い!」と二人に叫ぶと、「え?ここが山頂じゃないの?ここに山頂標識あるよ」とのこと。

え?そうなの?

私は右手に立っていた山頂標識に気がつかず通りすぎていたのでした。

私が気がつかず通り過ぎた中山山頂(2496M)標識前にて。

10時26分です。

展望台から6分でした。

高見石から1時間31分、展望台で10分程過ごしましたから、標準コースタイムより少し速く歩けました。

高見石から標高差247M登ってきました。

中山からは下りになります。

山頂から15分程、10時43分、にゅうとの分岐を通過します。

しばらく平らな道を行きます。

やがて左側の見晴らしが良い所を通ります。

こちらは稲子岳です。

しらびそ小屋方面です。

もやがかかり、小屋は見えませんでしたが、美しい森が広がっていました。

地図には記載がありませんが、中山峠手前に展望台がありました。

目の前に東天狗が見えます。

右側の平らな尾根の向こうが天狗の奥庭じゃないでしょうか?

中山峠が見えてきました。

10時59分、中山峠に到着です。

分岐から15分程でした。

ここから右手の木道を行くべきでしたが、私が間違えて真っ直ぐ進んでしまい、道が登りになってきたので、なんだかおかしいぞと思い、足を止めて私を追い越す若者グループに、天狗岳への道だと教えてもらいました。

やばい、やばい、行く予定のない天狗岳に向かっていました。

私たちの足では帰れなくなってしまう。

慌てて引き返し、11時5分に再び中山峠を通り、黒百合ヒュッテに向かいます。

5分程のロスタイムでした。

黒百合ヒュッテまでは平らな木道です。

緩やかに下ります。

11時11分、中山峠から5分程で黒百合ヒュッテに到着です。

今日のランチはこちらのヒュッテにて。

ストーブを囲んで、人気だというビーフシチューセットをいただきました。

1500円也。

50分程ゆっくりし、11時59分歩き始めました。

次に目指すのは天狗の奥庭です。

天狗の奥庭までは、黒百合ヒュッテの前から道があり、岩場を登っていきます。

これがなかなかに大変でした。

一つ一つの岩が大きい!

すれ違いも苦労する狭い岩場をよじ登ります。

振り返ると黒百合ヒュッテが見えました。

12時12分、天狗の奥庭の見晴台に着きました。

黒百合ヒュッテから13分で、標高差は45M程でした。

ぐるっと一周回って撮影。

左からターンです。

正面は東天狗と西天狗ですが、今はあいにく雲がかかっています。

天狗の奥庭の右側を通って天狗岳に向かうルートです。

中山、だと思います。

歩いてきた稜線ですね。

スリバチ池です。

色んな方のブログを拝見すると、ここに豊かな水を蓄えているときもあるようですが、、

今は少しだけ水溜まりのような所が見えるのみでした。

稜線が雲に隠れていますが、あの尾根歩きは楽しそうですね。

あちら側に八ヶ岳の赤岳など見えるのでしょうね。

いつか登ってみたいです。

風が吹いてきて少し寒くなってきたので、黒百合ヒュッテに戻ります。

私は下山になると、いきなり婆さんに変貌します。

ストックが杖にしか見えなくなるようです。

股関節など硬いのと、膝を庇って慎重に歩き過ぎるので、どうも動きが婆さんチックになるらしいです。

ターボが私を見て、爆笑していました。

あっという間におりてきました。

展望台から10分程でした。

黒百合ヒュッテの前に座って、コーヒータイムです。

いつものようにターボの大福をいただきました。

30分程のお茶休憩を終え、トイレに行ったりして、午後1時4分に歩き始めました。

午後1時10分、再び中山峠を通過します。

来た道を戻る形で、峠を左に登って行きます。

にゅうと中山の分岐を通過したのは午後1時23分でした。

分岐からは下りになったのですが、ここからが長かったです。

下っても下っても鞍部に着かない(涙)

そんなに下りたくないのに。

尾根っぽくなったと思ったら、この根っこロード。

歩きにくい~(涙)

後から時間を見てみると、鞍部まで26分でした。

そこまで長かったわけではなかったのですが、長い行程でくたびれていたのか、とにかく長く感じました。

午後1時49分、ようやく鞍部を通過します。

分岐から標高差120M下ってきました。

ここからも長かったです。

岩と根っこの張り出した尾根道を登ったり下ったり、、

2時6分、小さなピークのような所を通ったので、中山みたく地味だけどここがにゅうかしら?と思いました。

標識に気がつかなかったけど?と思いながら、そこから下りになったので「やっぱりさっきのピークがにゅうだったんじゃん?」などと話しながら歩いていると、前方に大きな大きな岩の重なりが現れました。

なるほど、これが「にゅう」ですか!

北八ヶ岳は全体的にシラビソやコメツガなどの針葉樹と苔の森ですが、そこから突き出しているピークは必ずと言っていいほどドでかい岩がゴロゴロとした岩場なんですね。

2時28分、リュックを岩場の下にデポして、登り始めました。

2時35分、にゅう山頂に到着です。

この眺めはすごい❗

雲が出てしまいましたが、360度の大パノラマです。

後でネットで調べると、視界が良ければ富士山まで見えるらしいです。

八ヶ岳の主脈から少し外れているので、天狗岳に阻まれる事なく、八ヶ岳の峰々も見渡せる展望スポットとして有名らしいです。

もう少し勉強してから来れば良かったです。

知っていれば初めにこちらに登って、朝早いうちに雲がない展望を楽しみたかったです。

一歩足を踏み外せば奈落の底に転落する、危険な岩場の一番高い所まで登りました。

カラマツの森が美しいです。

角度を変えて白駒池を見ることができました。

ではでは、早くしないと日が暮れてしまいます。

下山しましょう!

ここからひたすら長い下りです。

北八ヶ岳らしい苔の森ではあるのですが、登山道がとても歩きづらく斜めになった岩と浮き石とツルツル滑る根っこのオンパレードなのです。

下るのにどっちを通る?という所ばかりで、「どこを下ればいいの~?」「お好きなように~」「どっちも好きじゃない~!」などと叫びながら、下りました。

森には、私たちオバサンの「イタタタタ!」とか「足がはまった!」とか「滑った~!」とか「げ!最初に出す足間違えた!」「ぎゃ!」「うおっ!」「ぐげっ!」などという声が絶えず響き渡っていました(涙)

若者は何事もないかように我々を追い越して、静かにスマートに下っていくのに、私たちは「よっこらしょ!」「どっこいしょ」「それっ!」などと、大きな声を出さないと歩けないのです(涙)

言うまいと思うのですが、何で出ちゃうんでしょうね、悲しくなります。

自宅に帰りお風呂で見たら足や腕が打ち身、青アザだらけでしたよ。

この道は登りの方がいいのかしら?

とにかく歩きづらく長い下りでした。

だんだん日が暮れてくるし、次の分岐まで40分と地図に書いてあるのに、私たちは何分かかったんだ?と手帳を見ると、ん?38分?あれ?コースタイム通りだったのか。

なんだかとにかく長く感じたんだけどなぁ。

そんなもんだったんですね。

お、分岐が見えてきました。

3時18分、分岐に着きました。

「にゅう、中山」方面が「ニュー中山」となっているので、ホテルでもあるみたいです(笑)

白駒池方面に行きます。

白駒湿原を通り、

グラグラな木道を、「うわっ!揺れる、揺れる」とビビりますながら歩き、

濡れて滑りやすい木道を転ばないように慎重に下りました。

ぬかるんだ場所で靴の裏に土がついているので、余計に滑りやすかったです。

3時50分、白駒池の分岐に着きました。

にゅう山頂から標高差250M下ってきました。

さっきの分岐から32分かかっています。

最後の下りもなだらかでしたが、意外と長かった!

途中から雨も降ってきたので、辺りが暗くもなり、何となく気が重かったです。

白駒池の淵を歩いて白駒荘方面へ向かいます。

高見石からとにゅうから眺めた白駒池です。

夕方で暗くなって、寂しい雰囲気。

御射鹿池っぽく、ズームにして撮ってみたのですが、夕方で曇っているので、色が乏しくあまりきれいに撮れませんでした。

白駒荘が見えてきました。

地図には休業中とありましたが、暖かそうな電気がつき、美しく生まれ変わって営業中でした。

隣には以前はなかった別館(?)まで。

ここで食事も出来るようです。

白駒荘前からの眺めです。

夜にはこの湖面に星空が映るのでしょうか。

右からターンして、

時刻は4時を過ぎているので、駐車場に急ぎましょう。

何人かの観光客とすれ違いました。

こんなに暗くなりかけているのに、懐中電灯も持たずこれから池に向かうのか!?と心配になりましたが、駐車場について分かりました。

まだ駐車場は明るかったのです。

森に一歩入るとあんなに暗いのに、駐車場でこれだけ明るければ、ちょっと池まで行ってみよう、という気持ちになるんだろうなと思いました。

駐車場に帰り着いたのは午後4時16分でした。

8時間36分、北八ヶ岳の森の中にいました。

何とか日の入りまでに帰ってこれて良かったです。

売店や駐車場の管理人さんがちょうど引き上げるタイミングで、結局朝も夕もお店が開いている所を見ることはなく(涙)

トイレをお借りして(自動販売機がない!)、水筒の水を飲みながら帰宅の途につきました。

今回は御射鹿池と白駒池を見るのが一番の目的でしたから、それは達成できてとても良かったです。

晴れ女隊だったので、天狗岳が見える所まで足を伸ばしてみました。

天狗の奥庭の展望台から見えた天狗岳は途中から雲に隠れてしまいましたが、登山者も多く、魅力的な山であることがわかりましたので、この秋に唐沢温泉からの周回コースにチャレンジしてみようと思いました。

にゅうからの眺めは宿題です。

あの下りはもういいかなと思ってしまったので、次あるとすれば、逆回りコースにしようと思います。

お気楽隊としては、チャレンジ登山とお気楽ハイキングを緩急織り混ぜて、今後もみんなで楽しみたいです(^-^)


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


全行程 8時間36分

(うち歩行時間 6時間30分)

歩数 22000歩

最大標高差 424M(2072M~2496M)

累積標高差 575M

歩行距離 13,6キロ

パーティー 3名(コマクサ探検隊)