50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、水上】昨日の疲れも取れぬまま、憧れの谷川岳に挑む。紅葉が始まった三連休の中日は、譲り合い、すれ違いの岩場歩きとなりました。2018年9月23日(日)

《登山難易度 4》

谷川岳からこんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


昨日の根本山、熊鷹山の疲れが取れぬまま、2日連続でのチャレンジ登山です。

目指すは紅葉の谷川岳。

三連休のうち唯一晴れ予報の日曜日ですから、土曜日予定の方が順延し、月曜日予定の方(我々のような)が前倒ししてやって来るでしょうから、通常の三倍は混雑が予想されます。

少しでも早く登り始めたいところですが、ロープウェイの運行が朝7時からなので、それより早くすることはできません。

もちろん田尻尾根や西黒尾根を利用して下から自力で登れば夜明け前にスタートすることも可能ですが、ちょっとでも楽したいお気楽隊としては谷川岳ロープウェイは必須なのです。

自宅を4時に出て、いつものようにコンビニ経由(昨日も今日も同じお兄さんで、「ついに2日連続で来たよ、このオバハン」と思われているはず)、関越道を使ってやって来ました。

駐車場に着いたのが6時15分。

駐車場に着くとすでに沢山の車、車、車。

ひぇー、やはりみんな考えることは同じだ~。

支度を整えてチケット売り場のある6階に行くと、長蛇の列!

チケット販売開始を待つ人々が多分200人位はいたんじゃないでしょうか?

昨日の熊鷹山とはえらい違いだ。

列が長くなりすぎたようで、「代表の方だけ並んでください」とアナウンスが流れるほどの混雑ぶりです。

順番でトイレを済ませ、最後はナースに順番待ちをお願いし、その間に私は登山届けを提出しました。

ホールの外でナースがチケットを買って戻るのを待っていると、大きな観光バスが到着し、沢山のハイカーが吐き出されてきました。

皆関西弁バリバリのおばちゃん、おじちゃんです。

こりゃあたまらん。

少しでも早く歩き出さねば!と気持ちが焦ります。

ロープウェイは7時少し前には動きだし、天神平でリフトに乗り換えました。

今日はピーカンの晴れで、谷川岳の双耳峰がくっきりはっきり見えます。

リフトに乗って天神峠へ向かいます。

もう楽しくって楽しくって仕方ありません。

天神峠に着いたのは7時30分でした。

もう一度山頂駅のトイレをお借りしてから、7時35分に歩き出しました。

今日のメンバーは、ハガレーナ、ナース、私の3名です。

岩場でとりあえず谷川岳の勇姿を写真におさめておき、とりもなおさず先を急ぎます。

分岐まで一旦下ることになります。

こんな岩場も何のその。

とにかく先を急ぎます。

ドンドンドンドン。

後ろからハガレーナの「みほさん、早っ!」という声が聞こえてきました。

昨日の私とは違います。

いつもは記録のために絶えず写真を撮っている私ですが、今回は写真が極端に少ないです。

ほぼ最後尾を歩くハガレーナの写真でお届けします。

谷川岳、カッコいい~!

私は登るのが2度目となりますが、前回登ったのは四半世紀前なので、体力が全く違います。

やっと来れた。

やっと再び貴方に会えたという感慨もひとしおです。

が、そんなこと言っている場合ではありません。

早く行かねば、後ろから団体さんに追い付かれます。

天神平から登ってくる道と重なる分岐までやって来ました。

時刻は7時56分。

天神峠から21分でした。

標準タイムより5分遅れ。

ヤバい、ヤバい、先を急がねば。

次の熊穴小屋までは地図上の標準タイムは30分です。

さて何分で着けるでしょうか?

滑りやすい木道を行きます。

階段もガシガシ登ります。

更に谷川岳が近くなってきた気もしますが、、

だいぶ下から見上げる感じになってきました。

どうやら相当下っているようです。

8時23分、熊穴小屋に到着しました。

標高が1470Mですから、天神峠(1502M)より低い位置にあるのですね。

天神峠までリフトで登った意味が有ったのだろうか?と初めて気がつきます。

いやそんなことはこの際どうでもいい。

問題はコースタイムです。

分岐から27分でした。

ん?27分?

標準タイムよりも早いじゃないですか!

写真も大して撮らずスタコラサッサと歩いてきたら、登り下りがあったのに(しかも滑りやすい道だった)、標準タイムで歩けるとは!

私でもやればできるんじゃん!とびっくり。

水分補給をしてとっとと出発します。

ここから次の「天狗の留まり場」までは45分です。

早速岩場が始まりました~。

落石に気を付けながらも、前を行く人から遅れないよう、リズム良く登って行きます。

行けども行けども現れる岩場登りが続きます。

だいぶ息が上がったので、岩場の上に座って少し休みました。

水分補給をし、塩飴や梅干しで塩分も摂取して、再び歩き始めます。

谷川岳から伸びる稜線が色鮮やかに見渡せます。

今日は視界がクリアです。

肩の小屋辺りが見えてきました。

9時6分、天狗の留まり場に到着しました。

岩場の上には沢山のハイカーが座っていて、とてもスペースが見つからなさそうだったので、私だけ代表して岩場の隅っこに登り、二人の写真を撮りました。

天狗の留まり場の隅に立つ私。

登りながら見える、一ノ倉岳と茂倉岳。

きついガレ場の登りが続きます。

右手に見えるのは西黒尾根。

ここを今朝登ってきたという男性が、笹の中から突然子熊が飛び出してきて、5メートル位の距離で遭遇したんだと話してくれました。

それは恐ろしい。

早朝だとまだ人も少なく、熊の活動時間帯だったのでしょうね。

この階段が意外ときつかったです。

肩の小屋が見えてきました。

9時54分、肩の小屋に到着しました。

天狗の留まり場から45分。

まさに標準タイムです。

他のハイカーと同じペースで歩いているのですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、あれだけの辛い登りを人に遅れることなく歩けている自分たちに感動しています。

やろうと思えばできるんだ!(さっきも同じ事を言った気がしますが)

5分程休憩して、水分補給とウインドブレーカーを着ました。

風が少し吹いていて、雲が増えてきています。

振り返ると雲がだいぶ増えてきて、下界が見えなくなってきました。

10時6分、トマの耳(1963M)に到着です。

あ、トマの耳って、私の生まれた年と同じだ!

なんだか運命を感じるわ🎵

記念撮影の順番待ちをして、撮って頂きました。

雲が流れて、突然西側斜面の紅葉が現れました。

うわ~こんなにキレイだったんだ~!

オキの耳へ行く途中に雲が再び切れ始め、皆が一斉に西側を見つめます。

向こうに見える頂はトマの耳です。

山頂こそ雲に隠れてしまいましたが、斜面の錦繍を見渡すことができました。

さっきまで雲に隠れていたオキの耳が見えてきました。

マチガ沢を上から覗いてみたところ。

少し霞んでいます。

行き交う人々とのすれ違いがなかなかに大変な狭い尾根道です。

11時36分、オキの耳(1977M)に到着。

再び順番待ちをして記念撮影です。

山頂の隅にスペースを見つけてランチタイムにしました。

目の前は断崖絶壁で、下には一ノ倉沢があるはずですが、あいにく何も見えません。

オキの耳の稜線にて昼食を楽しむ人々が見えます。

すごく危険に見えますが、それぞれちゃんと足場を確保してるんですよね。

なんともシュールな絵ですよね。

誰が好き好んで、何も見えない霧のなか、危ない岩場に座ったり立ったりして、お湯を沸かしているのでしょう(笑)

なんとも愉快。

絶妙に面白い。

非日常の最たるものですね(^-^)

30分程山頂で過ごし、11時6分、下山開始です。

トマの耳を11時30分通過。

肩の小屋を11時36分通過。

一応トイレに寄っておこうかと思いましたが、行列ができていると聞き、やめておきました。

辺りはすっかり霧に包まれていました。

雲がかかっているのは、肩の小屋辺りだけだったようで、すぐに雲の下になり、遠くまで見渡せました。

12時14分、天狗の留まり場まで戻ってきました。

行きに寄ったときよりもすごい数の人々が集っています。

外国人も多く、さながら原宿か浅草寺のような賑わいです。

天狗の留まり場を過ぎると、一番大変な岩場の下りになります。

登ってくる人と下る人が同じ位なので、ずっと登り優先という訳にもいきません。

登りの方の邪魔にならないよう隅の方を下って行きました。

岩の表面は磨きこまれたように黒光りし、ツルツルなので急ぐのはとても怖いです。

しかし、下る人も多いので渋滞して迷惑をかけないように、できるだけスピーディーに下らなければいけませんでした。

皆さん必死に下っていると思いましたが、どこに足を置いたらいいか分からなかったり、どう下るか考えながらなので、それでも遅れる場合はあります。

一番後ろを歩くハガレーナにはすぐ後ろを歩く男性の「チッ!」という舌打ちの音が聞こえていたそうです。

自分のリズムで下れないことに苛立ちを覚える人もいるのでしょうね。

そういう方はこんなに混雑するのが予想される時に登るべきではない気がします。

昨日の熊鷹山を教えてあげたいくらいですよ。

でもほとんどの方が気持ち良く譲り合い、お礼を言い、他の人を思いやって登り下りできていたと思います。

12時58分、熊穴小屋に到着しました。

天狗の留まり場から下り40分。

標準タイムは30分なので、やはり譲り合いに時間がかかっているようです。

水分補給だけして、すぐに出発です。

分岐を13時26分に過ぎ、人が少なくなった木道をどんどん下ります。

あんなにいたハイカーが一気に減りました。

みんなどこに行っちゃったのだろう?

天神平が見えてきました。

13時47分、天神平まで戻ってきました。

熊穴小屋から47分でした。

ビューテラスてんじんに寄り、ハガレーナとナースは舞茸天ぷらうどんを、私はカレーライスを食べ、アイスコーヒーで乾杯しました。

いやぁ、谷川岳、素晴らしかったです。

さすが百名山といった感じ。

その均整の取れた美しさは、そんじょそこらの山とは格が違いますね。

山頂付近では残念ながら展望を楽しむことはできませんでしたが、登る途中で美しい稜線を見れましたし、雲が切れたときに現れた山肌に広がる紅葉のジュータンが見事でした。

人も多く、登山道は大変な混雑でしたから、気を使うことも多かったですが、お陰で標準タイム通りに歩くことにもチャレンジでき、とても満足感が高いです。

外国の方も多く見掛けました。

日本の山の美しさを体験してもらえるのは、日本人として誇らしい気持ちにもなります。

久しぶりだったナースも大満足だった様子。

ハガレーナと私は2日連続登山というチャレンジを、怪我することもなく達成でき、少し自信もつきました。

外圧に弱い日本人らしく、後ろから追われると思うと、素早く行動でき、いつも以上に力を発揮できることを知りました。

それから、このブログ。

いつもはすごい数の写真から選んで、その写真にあったコメントを考えてと、とても時間がかかるのですが、谷川岳に関しては写真が極端に少ないので、まとめるのもスーイスイでした。

いつも写真を多く撮りすぎるのだと反省です。

今後は歩くことに注力して行ければ、いくらか体力が向上するのではないか?という発見もありました。

ターボがあんなに行きたがっていたのに、今回参加できませんでした。

他のメンバーも含めて、いつか連れてきてあげたいと思うのですが、あの混雑の中の山行は、私たちからすると、無理をして怪我する境界線ギリギリなので、もう少し人出が少ない時がいいかなと思っています。

景色を楽しむのも、いつもの半分くらいでしたから、もっとゆっくり谷川岳にいる幸せを噛み締めれば良かったとも思います。

人に遅れないよう、人を待たせないよう、大混雑に巻き込まれないよう、、なんてことばかり考えていて、気持ちに余裕がなかったのだけが残念でした。

景色を楽しむ事と標準タイム通りに歩くことを両立できればいいな。

次回以降の宿題にします!


天神峠0735~(21分)~分岐0756~(27分)~熊穴小屋0823(3分)~(19分)~岩場0845(5分)~(16分)~天狗の留まり場0906(4分)~(44分)~肩の小屋0954(6分)~(6分)~トマの耳1006(5分)~(25分)~オキの耳1036(30分)~トマの耳1130~(24分)~肩の小屋1136~(6分)~天狗の留まり場1214(3分)~(41分)~熊穴小屋1258~(28分)~分岐1326~(8分)~分岐1334~(13分)~天神平1347

全行程 6時間12分

(うち歩行時間 5時間19分)

標高差 657M(1320M~1977

M)

歩数 15000歩

パーティー 3名(コマクサ探検隊)

費用 一人当たり約4000円(ロープウェイ代1910円(モンベル会員で100円引き)片道リフト代400円位+駐車場500円+高速料金1440円×2、ガソリン代1520円)

【群馬、桐生】雨予報の週末。関東で唯一晴れマークの群馬と栃木県境の山、根本山と大展望の熊鷹山へ。2018年9月22日(土)

《登山難易度 5》

熊鷹山からこんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます


お彼岸の三連休、当初の計画では、土曜日に前回雨に降られ展望ゼロだった八方尾根へ、1日間をあけて月曜日に紅葉が始まっているかもしれない谷川岳へ登りたいと思っていました。

しかしこの三連休の天気予報では、土曜日と月曜日の天気が悪く、日曜日だけ晴れる事を伝えています。

メンバーの予定を色々調整した結果、土曜日には雨予報の八方尾根は諦め、関東地方でとにかく少しでも天候がマシな所を探して行こう、そして月曜日の予定の谷川岳を日曜日に前倒しして行こう、ということになりました。

初の2日連続登山になるわけですから、土曜日は足慣らし程度の山がいいと思っていたのですが、、、。

金曜日にネット天気予報とにらめっこして、雨と曇りのマークが多い関東地方で、なぜか佐野市桐生市辺りだけ、ぽっかり雲がなく、晴れの予報であることを発見。

その辺りにどんな山があるのか探して白羽の矢を立てたのが、「根本山」と「熊鷹山」でした。

群馬県と栃木県の県境にある山なので、桐生市側から入り根本山→十二山→熊鷹山と回ってくる周回コースと、栃木県側から入り、熊鷹山と丸岩岳を繋ぐ周回コースがあります。

熊鷹山は360度の展望ですが、根本山や丸岩岳には展望なしと書いてあります。

コースは栃木県側からの方が短くて良かったのですが、地図には「登山道不明瞭」や「登山者少なく踏み跡程度」などと書いてあるので、少し不安です。

群馬県側からの周回コースの方が少し長いのですが、ガイドブックを見ると歩行時間は4時間と書いてあり、標高差も626Mとお気楽隊の許容範囲なので、これなら「楽勝!」と思い、こちらのコースを選択しました。

累積標高差1140Mが少し気になりますが、前日の夜の判断で、もう時間がないので、そこは目をつむることにしました。

不死熊橋登山口から、中尾根コースをたどり、根本山、十二山と回って、最後熊鷹山の大展望を楽しみ、長い林道歩きをして登山口に戻ってくる予定です。

今回は楽勝コース(とこの時点では思い込んでいる)なので、いつもより1時間遅い5時15分出発で、コンビニ経由、一般道を使い、最後は桐生川沿いに石鴨林道を通って登山口を目指しました。

登山口到着が7時32分。

どなたかのブログの写真では10台位車があった駐車場に、花の季節ではなく、紅葉にはまだ早い端境期だからか、車は1台もありません。

(来た道を振り返って撮影)

左に大きく曲がって延びる車道は三境林道といい、三境トンネル経由で草木ダムへ抜ける道のようです。

支度を整え、7時42分に歩き始めました。

車両通行止めの柵の横を通り真っ直ぐ進みます。

この道がやたらとヌルヌルして、それに濡れた落ち葉が重なり、すごく滑りやすいので慎重に歩きました。

途中に面白い看板がありました。

川の管理が桐生市と群馬県に分かれているという意味なのでしょうか?

看板の下の方に目をやると、二つの支流がひとつになる美しい沢が流れていました。

駐車場から10分ほどで登山口の標識が見えてきました。

赤いポストに登山届けのノートがありました。

記入のため開けてみると、この季節に登っているのは、月に数組といったところ。

花の季節以外ではマイナーな山のようです。

愛好者がいらっしゃるようで、根本山瑞雲倶楽部が作成した地図が用意されていたので、持ち歩き、参考にさせてもらいました。

8時2分に出発。

登山口にある不死熊橋です。

橋を渡って左手に、いきなり鎖を使って岩場を登っていく根本沢コースの入口がありました。

健脚者向きと書いてあります。

登山口に根本山は上級者向けだと書いてあったとターボがビビっていましたが、「この根本沢コースが上級なんだよ、きっと。私たちの行く中尾根コースは大丈夫!」と言いながら、林道を真っ直ぐ歩いて行きました。

林道にあるカーブミラーで記念撮影。

今日のメンバーはターボとハガレーナと私の3名です。

8時2分、不死熊橋から10分で、分岐が現れました。

前方は今日下りで利用する林道で、登りでは左手に鋭角に曲がって旧林道から中尾根へ向かいます。

いきなりの廃道感です。

一人だと怖くて歩けませんね。

苔むした道にはキノコが沢山。

まさにチョコレート菓子の「キノコの山」そっくりです。

次回から「キノコの山」を持ってきて並べてみたいとターボが言っています。

キノコ探しを楽しみながら、今は使われなくなった林道を進みます。

今は不要のカーブミラーや速度標識が寂しそうに立っていました。

中尾根登山口の標識が見えてきました。

8時26分、分岐から10分少々で中尾根コース入口に到着です。

熊よけの鐘があります。

熊が多い山域なのでしょうか?

不安な気持ちを払拭するように、ターボが盛大に鐘を打ち鳴らしました。

中尾根コースはいきなりの急登です。

ヒノキの植林帯をジグザグに登って行きます。

辺りには変わらずキノコが沢山あるので、それを見るのだけが慰めです。

これは卵ボーロのようでした。

こちらは大きな大きな傘を持つ見事なキノコ。

今度は大きさを比べられる物を何か持って来ようと話しました。

こちらは黒い四つ葉のクローバーのような形をしています。

ターボがすかさず「黒くてもクローバー、白くてもクローバー」と。

あ、また始まった。

今日はどれだけこのオヤジギャグを聞かされる事になるのでしょうか?

何度も、少し明るくなってきた!もうじき明るい尾根に出るのかしら!?と期待しますが、なかなかに着きません。

この辺りから足元にドングリが多くなって、左手に広葉樹が目立つようになってきました。

頭の上からドングリが落ちてきたようで、ハガレーナが木の上にリスがいないかと探しています。

キノコの森から木の実の森に変わってきました。

ようやく尾根に出ました。

ここからは少しなだらかな道になります。

地面には色鮮やかなカエデの葉が。

見上げると所々に紅葉の始まった木がありました。

9時13分、石祠(860M)に到着です。

標高差260M登って来ました。

不死熊登山口から1時間10分もかかっています。

山の地図では根本山まで1時間50分と書いてあるのですが、登山口でゲットした1/15000の地図で見るとこの石祠は中尾根コースの約1/3位の位置だということが分かります。

ゲゲゲ~(涙)

まだまだじゃないの~(涙)

私たち、時間をかけすぎているようです。

この調子だと根本山まで一体どれだけかかるのでしょう?

ここにも熊よけの鐘がありますし、誰にも会わないこの山で、先が見えない不安と、熊の生息域に入りこんでいる不安とで、気持ちが萎えていきました。

しかも道は分かりにくく、ピンクリボンを探し探し行かなくてはなりません。

倒木の下をくぐるこんな道もあります。

岩場まで現れました。

思ってたのと違う~(涙)

中尾根コースという名称なので、快適な尾根歩きを勝手に想像していましたが。

まさかこんなに長く険しい道だったとは!

再び尾根に出ました。

展望はありません。

大きなキノコが落ちていたので、一緒にパチリ。

大きさが比べられましたね!

右手が針葉樹の植林帯、左手が広葉樹の森となっている、展望のない尾根道では、朝露に濡れて輝くクモの巣を観察するくらいしか楽しみがありません。

これは大きく見事なクモの巣。

真ん中にいたこの巣の主に、ターボがフッと息を吹き掛けたので、大慌てで上の方に逃げていく様が可愛く見えました。

ハガレーナの影響で、クモに愛着を覚え始めています。

先頭を行く私の顔にはしょっちゅうクモの巣が引っ掛かり、時には脇にある立派なクモの巣も私の帽子で壊してしまうことがあるので、「あ、ごめん、帽子が当たった」と言うと、ターボが「帽子わけない(申し訳ない)!」と。

なんでそういうことを瞬時に思い付くのだろう?

理解できません。

登山道脇には時々山栗の木があるようで、地面に沢山の栗の殻が落ちています。

明らかに何者かが殻からほじくりだして栗の実を食べたあとです。

一体誰!?

今にも栗を食べに誰か(熊か猿か)がやって来るのではないかと思い、今はやめてね~!という気持ちを込めて笛を吹き鳴らしました。

10時10分頃、1035Mのピークを通過しました。

石祠から標高差175M登って、再び下る形です。

標識はないのではっきりとはわかりませんでしたが、結果そこからなだらかに下ったので、あの辺りがピークだったのだろうと思います。

夢にまで見た?十字路が見えてきました~😃

10時45分、中尾十字路に到着です。

左に行くと行者山や根本山神社奥宮経由の根本沢コース、右手に行くと根本山を通らずに十二山へ行く巻き道です。

根本山までは残り0.3キロ。

10分程休憩し、梨で水分とエネルギーを補給してから、熊よけの鐘を元気なく鳴らし、真っ直ぐに登って行きました。

もういい加減嫌になって、おざなりな感じです。

ヘロヘロになりながら急な坂を15分程登ると前方に山頂標識が見えてきました。

11時10分、やっとのことで根本山山頂に到着しました。

標高は1199M。

本日の最高到達点です。

不死熊橋から3時間もかかってしまいました。

地図上の標準タイムは1時間50分ですから、なんと1.6倍も!

私たち、どんだけ体力ないのでしょう。

悲しくなりますし、自分の読みの甘さがショックでもあります。

展望のない山頂ですから、水分補給だけして、とっとと下ります。

熊鷹山まではまだまだ遠い。

先を急ぎましょう。

、、と思いながらふと辺りの木を見ると、おや、これはヤシオツツジではないですか。

ここはヤシオツツジのトンネルになっています。

なるほど、これは花のシーズンだと、さぞや美しいことでしょう。

5月辺りだとこの山も賑わうのでしょうね。

あまり下りたくないのですが、道はどんどん下りです。

もう登るの嫌だよぅと思いながら歩いています。

時折左側の木立の間に日光の山並みを見ることができ、嬉しくなりました。

あの雲がかかっているのは、男体山でしょうか?

ゲッ!

これはどう見ても熊のウンチでしょう。

標識の度に立派な熊よけの鐘が設置されているのですから、薄々気がついてはいましたが、やはりヤツは近くにいる!

恐ろしくて、町まで聞こえるのではないかと思う位、高らかに笛を吹き鳴らしながら歩きましたよ。

私の笛に鳥が反応してギーギー鳴いたのには笑えた。

前方に祠が見えてきました!

私が「祠が見えてきた!」と言うと、ターボが「誇らしいかい?」と聞いてきた。

いや、別に私が建てた訳じゃありませんから!💢

疲れているので、若干イラッとします。

11時44分、朽ち果てた鳥居のある十二山神社(の跡地と言った方が正しそう)に到着です。

根本山から約30分(標準タイムは20分)です。

境内にはなぜかトリカブトばかりが咲いていて、より不気味な雰囲気です。

ちょっと気持ちが悪いので、先を急ぎます。

この尾根は群馬県と栃木県の県境らしく、「山」と彫られた赤い石杭がずっと並んでいます。

緑に苔むしていて、赤い「山」が可愛く目立っていました。

きっとあのピークは十二山山頂だと思って登ってきたら、何の表示もない小ピークだったので、腹が立ってお腹もすいていたので、10分程休憩しておにぎりを食べました。

次のピークに標識と熊よけの鐘が設置されていました。

おっ、ここが十二山山頂なんじゃない?と思いましたが、、

再び石祠が現れ、

お、熊鷹山へ行く次の分岐じゃない?と思ったらなんとこっちが本当の十二山山頂(1143M)でした。

さっきのピークは何だったんじゃ!?

神社から28分もかかっています。

地図には15分と書いてあるのに。

もう訳がわかりません。

12時22分、十二山山頂から、今度こそ標準タイム通り、5分で分岐に到着です。

ここの標高は1197Mらしいです。

まだ目指す熊鷹山まで、1.6キロもある(涙)

地図には「歩きやすい」とか「美しいミズナラの尾根歩き」などと書いてあるのに、こんな岩場もあるじゃあないですか!

しかもピンクリボンがとても少なく控えめに目立たなくそっとあるので、道を間違えないように気持ちも張り詰めています。

「こんな山、絶対二度と来ない!」と心の中で悪態をつきながら歩きました。

一体どれだけ歩けばいいの!?と心配になり、何度も地図で確認しますが、地図を見る限り大して登り下りのないいかにも快適そうな尾根道に見えます。

体力のあるハガレーナはキノコの撮影に余念がありません。

このキノコ、毛が生えてる~🎵と嬉しそうです。

これはキレイで完璧な形!

確かにこの辺りは歩きやすい尾根道です。

しかし下りたくないのに、下っていく~(涙)

そして、いよいよです。

いよいよ最後の登りです!

山頂の見晴台が見えてきました~😃

12時51分、ついに、ついに、熊鷹山山頂に到着!

荷物を下ろし、一目散にまずは見晴台に登ります。

嬉しすぎて山頂標識の写真を撮り忘れた(笑)

先に見晴台に登った二人から歓声が聞こえてきました。

「すごい、すごい、これはすごい!!」とおおはしゃぎです。

待ちに待った360度の大展望はこちら!

いやぁ、これはすごい!

私のスマホ写真では伝わらないと思いますが、それはそれは見事な、360度何も遮るもののない、大展望でした!

分岐からも約30分かかり、駐車場からだと5時間もかけて手に入れたご褒美の大展望に、皆感動しまくりでした。

これは「二度と来ない!」と呟きながらも必死に歩いてきた甲斐があったと言うものです。

尾根から見えた日光の山並みに途中雲がかかっていたので、こんなに苦労して登っても山頂では雲に隠れて何も見えなかったなんて事があったら許さん!という気持ちでしたが、なんと私たちが山頂に立ったときにはすっかり雲が無くなっていたという奇跡。

やはり私たち3人は晴れ女だね~🎵と言いながら、何度も何度も写真を撮りました。

こちらは北方向。

男体山から霧降高原や女峰山。

こちらは日光白根山や尾瀬の方向。

こちらは皇海山や袈裟丸山方向。

左手は赤城山だと思います。

こちらは榛名山ではないかと。

写真にはうまく残せませんでしたが、遠く雲の上に山頂を覗かせている筑波山や那須岳も見えました。

人のいない山頂の展望台で、最高のランチタイムとなりました。

1時間程展望台の上でのんびりし、コーヒータイムに入ったところで、男性ハイカーが一人登って来られました。

慌ててとっちらかっていた山頂の食料やバーナーを片付け、どうぞどうぞと場所を譲りました。

男性はいやいや大丈夫ですとおっしゃいましたが、いやいやこの景色を見なくては勿体ないです。

私たちとしては、稲含山以来の大展望体験でした。

午後2時5分、下山開始です。

これまた急な坂ですね。

踏み跡が不明瞭なので、時々道を間違えながら、標準タイム25分のところ、36分かけて林道まで下りました。

午後2時41分、林道が見えてきました。

ここから右に林道を下っていきます。

大きく水の音が聞こえてきたと思ったら、人工の水路ができていて、水が涼やかな音をたてて流れていました。

この滑り台を滑って下れたらどんなに気持ちがいいかしらと思いました。

午後3時2分、十二山登山口に着きました。

林道に出てから20分程でした。

この広い道を進んでいくと、十二山への直登ルートになるようです。

山と高原地図には載っていませんでしたが、登山口にあった1/15000の地図にはルートがありました。

途中山から切り出した木材がバラバラに山積みされている所がありました。

湿気の多い沢沿いの道なので、木材の表面は美しい苔がびっしり覆っていました。

清々しい沢沿いの道です。

午後4時4分ようやく朝通った分岐まで戻って来ました。

十二山登山口から約1時間の林道歩きでした。

7分程で不死熊橋に戻ってきました。

登山届けのノートに下山時刻を記入します。

山頂でお会いし、林道途中で私たちを抜いて行ったあの男性ハイカーは書いてなかったみたいで、今日の記入は私たちだけでした。

残すは10分程の最後の林道歩きのみ。

ターボが「やれやれやっと帰って来た」と言っているので、この道は朝も滑りやすかったから最後まで気を付けないとと私が言うと、「私の話もスベらないように気を付けるよ」とのこと。

そうですね、そうしていただけるとありがたい(笑)

午後4時20分、駐車場に帰りつきました。

長かった~(涙)

朝のうちは、梅田の車道にあった蕎麦屋の看板を見て、午後2時頃には下山してきて、帰りに蕎麦屋に寄るのもありかな?などと思いながら来ましたが、とんでもはっぷんでしたね。

私の読みの甘さ、極まれり!って感じです。

8時間33分もかけてぐるッと廻ってきた形なので、ガイドブックの倍!

ガイドブックの4時間って一体何!?

いやはや恐ろしい私たちの歩みの遅さといったら何なんでしょうか。

明日は谷川岳に行かねばならぬというのに、私の足は明日の朝までに復活するのだろうか?

今日は参加していなくて、明日の谷川岳を楽しみにしている「ナース」からラインが来たので、「もしも明日私がバテたら、私の屍を越えてハガレーナと二人で山頂を目指してくれ!」と返事をしたら、元気よく「了解!」と返事がきた。

「・・・・」。

了解、、なんだ。

ということで、明日に不安を残しつつ、次はもっと楽してあの展望を手に入れられないか(あの長い長い登りは二度とごめんです、という気分でいます)、皆で相談しながら帰宅の途につきました。


駐車場0747~(15分)~不死熊登山口0802~(10分)~分岐0812~(13分)~中尾根登山口0826~(47分)~石祠0913~(57分)~ピーク1010~(35分)~中尾十字路1045(10分)~(15分)~根本山1110(5分)~(29分)~十二山神社1144(5分)~(11分)~ピーク1200(10分)~(5分)~分岐1215~(3分)~十二山山頂1218~(4分)~分岐1222~(29分)~熊鷹山山頂1251(1時間14分)~(36分)~林道1441~(21分)~十二山登山口1502~(1時間2分)~分岐1404~(7分)~不死熊登山口0411~(9分)~駐車場1620

全行程 8時間33分

(うち歩行時間 6時間49分)

最大標高差 629M(570M~1199M)

歩数 22000歩

参考までに、ターボのウェアラブルデバイスのデータです。

パーティー 3名(コマクサ探検隊)

費用 ガソリン代 一人当たりの負担600円


行程図はのちほど。

【長野、小諸】息子と行く浅間山外輪山縦走の旅 2018年9月16日(日)

《登山難易度 4》

浅間山外輪山のはしっこ「鋸岳」からこんにちは。


いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます(^-^)


当初の計画では、お気楽隊の仲間を誘って、15日(土)に四阿山に出掛ける予定にしていましたが、生憎の雨予報で日曜日か月曜日に順延することとなりました。

しかし、土曜日なら都合が良かったメンバーも日月の予定が埋まっていて参加できないことが判明。

私としては二週連続で仕事が入ったりして、しばらく山に行けていないので、ソロでも強行したいと思っていました。

そこで家族にダメもとで声をかけたところ、受験勉強中の息子が迷った挙げ句、私を気の毒に思って付いてきてくれることに。

受験勉強に疲れてきている頃でもあるので、いい気分転換になるといいなと思います。


いつものように自宅を4時に出てコンビニ経由、本庄児玉インターに4時42分にのり、関越道から上信越道へ、快調に飛ばしていました。

が、しかし、ここで問題発生。

ガソリンが少ない事に気がつきます。

いつものメンバーと出掛ける時は、最後の精算のために必ず前日の夕方にガソリンを満タンにしておくのですが、今日は家族のみなので不要だなと思っていたのが失敗でした。

高速道路というものは、ガソリンがガンガン減るのですね。

長野県に入った辺りで早くもemptyライトが点灯してしまいました。

高いけど仕方ない、高速パーキングで補充しようと直近の佐久のパーキングに寄ったところ、、なんとスタンドがない!

あちゃー(×_×)

もう焦ってしまって冷静な判断などできません。

とりあえず高速を走るのは怖いので、すぐに現れた佐久インターで降りることに。

一般道ならガソリンスタンドが山ほどあるだろう、と余裕のキモチで車を走らせますが、あれれれ、確かに山ほどあるのに、どれもこれもみ~んなまだ閉まってるぅ。

時刻は5時35分から45分。

インター降りてから10分程探していますが、開いているスタンドがありません。

ようやくロープは張ってあるものの、店に電気がついているエネオスを見つけたので、寄ってみて、息子を走らせました。

すると長野では24時間営業というお店はほぼなくて、このお店も6時からなのだとか。

あと10分なので待たせてもらう事にしました。

優しいスタンドのお兄さんが少し早めにお店を開けてくれて、6時前にはガソリン問題解決!

さて、高速を降りてしまいましたが、どうしましょう?

このまま一般道で四阿山を目指すか?

でも目の前に山頂を雲に隠してはいますが、どど~んと浅間山があります。

私は去年から4回も登っていますが、息子はまだその勇姿を見たことがありません。

ここで降りたのも何かの縁(?)と、行き先変更で高峰高原へ向かう事にしました。

若干雲が多いですが、今朝の高峰高原からも美しい雲海が見られました。

息子はこのくらいの景色でも「すごっ!あの下に町があるんだよね!?俺たち雲の上にいるんだね!」と嬉しそうです。

私はしょっちゅうこの景色を見ていますが、バスケ仲間と過ごした楽しい日々も終わり、毎日家と学校と図書館の往復だけの生活なのですから、さぞや目に鮮やかに清々しく写っていることでしょう。

車坂峠(1973M)にある高峰高原ビジターセンターに着いたのが6時32分。

トイレや支度を済ませ、登山届を提出して、7時ちょうどに歩き始めました。

この時気温は15度。

少し肌寒いですが、歩き始めるとすぐに暑くなるので、半袖シャツです。

この時は翌翌週にコマクサのメンバーと訪れる予定にしているコースの下見を兼ねて、「登山口→トーミの頭→草すべり→湯の平→Jバンド→仙人岳→蛇骨岳→黒斑山→トーミの頭→登山口」と回ってこようと考えていました。

まずはいつものように表コースを車坂山へ向け登って行きます。

登山道脇はずっと、可愛い白い花を付けたシラタマノキが縁取っています。

火山らしく、赤く崩れやすい石がゴロゴロした道です。

7時20分、車坂山に到着。

雲海が広がる先に今日は山が見えませんね。

木々の色づきはまだまだですが、小さな草木は一足お先に秋の気配です。

7時44分、毎回楽しみにしている展望スポットに到着しました。

う~ん、今日は少し雲が多いなぁ。

元々曇り予報ですから仕方ないのですが。

お隣のアサマ2000スキー場や篭ノ登山、水の塔山はバッチリ見えます。

こちらは今日登る予定だった四阿山です。

見える時にはあの向こうに北アルプスの峰々が連なっているのですが、、今日は残念!

コメツガの森の中、次の目的地は槍ケ鞘です。

突然現れる大迫力の浅間山を息子に見せたい!と思いながら頑張って登ります。

でたぁ。

恐怖の階段地獄。

木製階段の間の土が雨で流されたのでしょうね。

木の枠と枠の間が大きくえぐれているので、この枠をまたいで登っていかなければなりません。

これじゃあもはや障害物ですよ。

雪道ならこれがいい感じに埋もれて、すごく歩きやすい道に変貌するのですが。

登山道脇には毒キノコ感満載の色鮮やかなキノコが沢山ありました。

息子はずーっと先に行ってしまい、一人で何度も立ち止まり、心臓バクバクさせながらゆっくり登って行きました。

二度ほど現れるトーミの頭と浅間山を望めるカーブですが、あ~、浅間山が雲の中だ~(涙)

息子はまだ浅間山の勇姿を見れてないということね~。

8時27分。

ようやく避難小屋に到着。

登山口から一時間27分もかかってしまいました。

地図だと登山口からトーミの頭までで標準タイム1時間20分ですから、だいぶ遅い歩みです。

とうに到着していた息子が待っていてくれたので、水分補給だけしてすぐに出発します。

ここから槍ケ鞘までは5分程です。

8時33分、槍ケ鞘に到着。

浅間山の勇姿が~(涙)

初めての人を連れてくる度に、森を抜けて突然目の前に広がるド迫力の浅間山を目にした時の反応がどんなか楽しみにしているのですが、残念ながら息子には見せることができませんでした。

あの雲の中に巨大な浅間山があることなど、全く想像できないことでしょう。

トーミの頭に行くまでに雲が晴れる事を期待して先に進みます。

息子は中学時代、バスケ部の夏休みの朝練で地元の鐘撞堂山へ走って登っていたので、槍ケ鞘から見えたトーミの頭など楽勝に見えるみたいで、駆け足で登って行きました。

私はノッチラノッチラゆっくり行きます。

だいぶバテバテです。

景色が見えないから余計にテンション上がらない。

8時49分(私のタイム)、何も見えないトーミの頭に到着です。

登山口から1時間49分もかかってしまいました。

眼下は断崖絶壁で、下には湯の平が広がっていますが、何も見えません。

何も見えないトーミの頭など、ただの岩場です。

二人でウイダーinゼリーとゆで卵を食べながら、今後のルートを検討します。

外輪山と湯の平ぐるっと一周プランから、外輪山縦走往復プランへルート変更で決定しました。

理由の第一は私がバテバテなこと。

去年の秋はそこまで大変と思わなかったあの障害物登りで体力を使い果たしてしまい、とても一周コースは無理!という気分になっていたこと。

もう一つの理由は、ガスガスで今は何も見えないですが、多分あと1時間もすればガスが晴れてくるのではないかという私のオンナの勘(?)で、浅間山が見える時が訪れるのを外輪山を歩きながら待つ作戦です。

11時頃になると一旦晴れてもまたガスガスになる可能性が高いので、湯の平を歩いている間晴れていて、外輪山に登ったらガスになってた~(涙)という残念な結末を避けたい意向です。

という事で、初の外輪山制覇(今まで蛇骨岳までしか行ったことがありません)目指して、9時4分、出発です。

途中草すべりへの分岐を通ります。

この標識にはトーミの頭まで60m、黒斑山まで0.4キロと表示されています。

ん?どうなってるんだ?と不思議に思いながら歩いていました。

初めのブログにメートル表示は歩行距離でキロ表示は直線距離なのか?などと書きましたが、、

0.4キロを40mと勘違いしていて、表示が変だなぁと思っていただけでした。

0.4キロって400mですもんね。

何もおかしくなかったわ。

訂正してお詫び申し上げます。

失礼しました。

9時25分、黒斑山(2404M)に到着です。

トーミの頭から20分程。

ここは地図の標準タイム通りに歩けました。

本日の最高到達点です。

まだ浅間山も湯の平も雲の中です。

写真だけ撮ってすぐに出発。

ガスが晴れる瞬間を展望の良い尾根道で迎えたい!

おっとー⤴️

ガスが薄くなってきたぞ~!

見えてきた~⤴️

蛇骨岳へ向かう尾根道でまずは外輪山から雲が晴れてきました~⤴️

浅間山も見えてきたぞ~⤴️

息子が「あんな近くに浅間山があったんだ!」と驚いています(笑)

そして、美しい湯の平~⤴️

いつみても、君は美しい!

突然現れた素晴らしい景色に、息子もテンションがおかしい。

これです、これ。

この景色をあなたに見せたかったのです。

私たちを抜いて先を行くカップルの男性が「これだからやめられないんだよな~!」と叫んでいるのが聞こえました。

うん、うん、うん、激しく同意です(笑)

雲が絶えず流れていて、全貌を一目で見ることは叶いませんでしたが、さっきは見えなかった浅間山のスカイラインがくっきり見える瞬間もありました。

この縦走路はほんと楽しい。

外輪山のカッコいいことと言ったら!

惚れ惚れしますよ。

今日はあの先まで行ってみます。

どんな景色が待っているのか!

先に行った息子が蛇骨岳の岩の上で眺めを楽しんでいました。

10時6分、蛇骨岳(2366M)に到着です。

黒斑山から40分(標準タイムは30分)でした。

わずかに見えた北西方面の眺め。

雲の間に群馬県嬬恋村の畑が見えます。

さぁ、ここからは未知の領域。

去年の秋にランチした岩場を越えて、どんどん先に行きましょう。

岩場から恐る恐る湯の平を覗く息子。

キレイだよね~。

下に降りてみたくなるよね~。

私たちも初めて来たときは、上から見た湯の平に魅了されて、その後浅間山荘から湯の平を目指したのでした。

北側の雲が少しだけきれて、四角い畑の広がりを垣間見ることができました。

仙人岳へ向かう尾根道です。

もう森林はなく(黒斑山、蛇骨岳までは森に入ったり出たりを繰り返します)、広々としています。

出っぱった岩の上に息子がいますが、わかるかしら?

次は赤茶けた尾根の先にポツンと立っているのが息子。

私の歩みとスピードが違い過ぎて、私が鞍部に着くころにはもう次のピークに行ってしまうので、こういう構図ばかりになってしまいます。

この辺りは地図に載っている「白ゾレ」という場所のようです。

水の塔山には「赤ゾレ」というのがありましたが、確かにここの砂地は白っぽいです。

振り返ると黒斑山方面が鮮やかに見えました。

トーミの頭は雲の中。

この木の中から「チチチチ」という音がするんだと、息子が私を待っていました。

よく目をこらして見ると、腹の辺りが青色の小さなバッタが鳴いていました。

白ゾレの尾根を仙人岳へ向かいます。

一旦下って、登り返し。

外輪山は蛇骨岳辺りからカクンと右に折れるので、浅間山に向かって歩いている感じです。

目の前の浅間山がどんどん大きくなってくる!

振り返って見ると、白ゾレの全貌がよく分かりました。

10時30分、仙人岳(2319M)到着です。

黒斑山から約一時間、蛇骨岳からは約25分(標準タイム通り!)でした。

更に進みます。

仙人岳から先は岩が多い道になりました。

尖った岩の北側を巻く道があります。

岩の上の小さな点が息子。

まるで浅間山の上に乗っかっているようです(笑)

浅間山が益々近くなってきました。

近過ぎて、私のスマホでは上下に分けないと全貌が入りません。

辺りはしゃくなげの群落で、こんな岩場の間にもありました。

花の季節にはどんな色の花を咲かせるでしょうか?

すごい断崖絶壁が見えてきました。

鋸岳直下のJバンドです。

湯の平へ下るJバンドの入り口です。

どうやらこの辺りで8月15日に滑落事故があったらしく(登山口に書いてあったのを息子が見たようです)、亡くなった方の関係者がお線香とお花をたむけにいらっしゃったようです。

失礼かなと思いましたが、Jバンドを写真に残しておきたかったので、記念撮影させてもらいました。


ご冥福をお祈りします。


私たちは今日はJバンドを下らず、そのまま先に進みます。

わずかで鋸岳山頂(2254M)に到着です。

時刻は11時6分。

仙人岳から35分程かかりました(標準タイムは25分)。

いつの間にか辺りは霧で真っ白になり、何も見えなくなってしまいました。

霧が晴れる事を期待して、浅間山を正面に見れる鋸岳の斜面にてランチタイムです。

気温は19度。

近くの岩場に巣があるのでしょうか。

沢山のツバメがすごいスピードで飛んでいて、一度は私たちのすぐ側をスイーッと通過していきました。

目の前にある浅間山が見れたのはこのくらいでした。

肉眼では斜面を行列を作って登っていくハイカーの姿が見えたのですが、どうやら写真には写っていないですね。

最近は登山レベルが引き下げられ、今日もレベル1なので、前掛山へ登る人が多いようです。

お陰で外輪山は静かでした。

それにしてもあんなガレてズルズル足を持っていかれそうな斜面をひたすら登って、結果ガスガスだと、気の毒ですね。

仙人岳への急な坂をヘロヘロになりながら登っているとき、下って来られた方は、早朝から「トーミの頭→草すべり→前掛山→Jバンド→外輪山」と、浅間山の全てを網羅するコースをたどって来られた人でしたが、早朝の前掛山はそれはそれは素晴らしかったそうです。

風もなく展望も抜群で、人も少なかったそう。

展望を楽しみたければ、うんと早く登らないとダメなのでしょうね。

あー、後からその素晴らしい景色の写真を見せてもらえば良かったと後悔。

ちなみにその方は白ゾレの全貌を振り返って見た写真に小さく写っている赤い服の男性です。

いやはやすごい。

そんなコース、私には一生無理です(涙)

浅間山がすっかり雲に隠れてしまったので、少し平行移動して、Jバンドを上から覗いて見ることにしました。

岩場の下に斜めに削られたような道が見えます。

この坂が前掛山に登った後の足には堪えるらしいです(赤い男性の談)。

そこから「く」の字の反対に曲がって下る道が見えます。

いや、「く」の字の反対というより、「て」の字ですね。

私たちが浅間山荘から湯の平を歩いた時に、途中まで登った道です。

こうやって見ると、そんなに大変そうにも見えないんだけどなぁ。

実際のところ、どうなのだろう?体験していないのでわかりません。

それにしてもこの屏風のような巨大な岩の連なり、迫力がすごいです。

よくもまあ、こんなところに道を作ったものです。

どうしても外輪山から湯の平へ降りたかったのでしょうね。

だってあんなに気持ち良さそうな草原が広がっているのですから。

小さく人が歩いているのがわかるかしら?

50分程休憩したので、そろそろ帰りましょうか。

12時ちょうどに出発しました。

尾根に戻るときに、鋸岳より先の尾根(バカ尾根という嬉しくない名前がついています)を見たところです。

ガスで何も見えないし、道もないようです。

こんなところを下るのはバカだっていう意味なんでしょうか?

(、、、その後このバカ尾根を歩いている方のブログを拝見しました。意外や意外、とてもキレイな景色を楽しめるちゃんとした道でした。失礼!)

赤いガレガレの道は滑りやすく、簡単に滑落しそうな不安定さです。

鋸岳山頂を越え、岩の間からJバンドを除いてみた図です。

再び息子はどんどん先に行き、ピークで私を待っているを繰り返します。

ガスが益々濃くなってきました。

12時36分、ガスガスの仙人岳通過。

ガスの中、白ゾレまで下ります。

何気なく歩いていますが、左手を覗くと、ズルズルと滑りやすい白ゾレの急斜面がどこまでも続いています。

もしもここでめまいなど起こしたら、あの世までまっ逆さまですね。

人が歩く所だけわずかに平らになっているこんな道ですから。

仙人岳から20分。

12時36分、ガスガスの蛇骨岳通過。

再び下って森の中に入ります。

時々展望の尾根に出ますが、ガスで何も見えないので、朝は浮かれて歩いた道を、ひたすら黙々と歩く。

一部の低木などの紅葉が始まっていました。

森の中にはこんなぬかるんだ所もあります。

写真が見当たりませんが、午後1時26分、黒斑山通過。

蛇骨岳から30分でした。

そして、またまた写真を撮り忘れましたが、午後1時43分、ガスガスのトーミの頭通過。

今回は結局トーミの頭からは何も見ることができませんでしたね。

それにしてもちゃんと記録に残すよう写真を撮ってるつもりでしたが、私もだいぶ疲れていたのでしょうね。

トーミの頭から中コース分岐までのガレた急坂を慎重に下ります。

私はここまでに右膝がチラッと痛くなる瞬間があったので、慎重の上にも慎重に。

こんなところで転んだらシャレになりません。

午後1時53分、分岐を過ぎ中コースへ。

森の中の道は昨日降った雨の影響か、湿っていて滑りやすいので、回りの木をつかみながら下って行きました。

こんなえぐれた場所が何度も出てきます。

ここからはキノコの写真です。

登山道脇にはそれはそれは沢山のキノコが生えていました。

毒があるのかないのか、名前は何かなど、何もわかりませんが、可愛いので思わず写真を撮ってしまいます。

下ってくると広葉樹が増え、少し色づき始めていました。

今年の初め、雪道歩きをしたときに、木のてっぺんの方だけ霧氷がついてキラキラ輝いていた場所です。

息子が何かの実を観察していました。

赤いナナカマドの実が色鮮やかです。

この道は冬の雪道で、シリセード滑りをして、「ターボ」がストックを折った場所ですね。

アサマ2000が見えてきました。

シロタマノキが可愛い。

カラマツのあるこの広い道に出れば、残りわずか。

平らな道をどんどん進みます。

ここは「ナース」が雪の中に埋もれて遊んだ場所です。

色んな思い出がよみがえります。

駐車場がみえてきました。

午後2時53分、分岐からちょうど一時間で戻ってきました。

なかなかに疲れました~。

展望あるかないかでこの疲れもだいぶ違うのだと思います。

息子に見せたかった景色を全てではありませんが、6割位見せることができたかなと思います。

感想を聞くと「楽しかったよ」との事。

展望を楽しめたのは、9時半位から11時位までの1時間半位だったでしょうか?

ま、去年の夏に浅間隠山に登った時は、ずーっとガスガスで雨まで降ってきて終始白い世界だったのですから、それよりはだいぶ良かったです。

いい気分転換になったでしょう。

私も初めて息子と二人の山旅で、いつもとは違う新鮮な楽しさがありました。

さてさて、お気楽隊と行く翌翌週の浅間山ハイキング、どんなコースを選択しましょうか?

次の浅間山では、登ったその日の夜に「姫」の別荘(正確には姫のご主人の別荘)に泊めてもらう予定なので、ちょっとくらい行程が長くてもみんな文句言わないかしらね?

よ~く考えなくては!

登山口0700~(20分)~車坂山0720~(24分)~展望スポット0744(5分)~(38分)~避難小屋0827~(5分)~槍ケ鞘0833~(16分)~トーミの頭0849(15分)~(21分)~黒斑山0925~(41分)~蛇骨岳1006~(24分)~仙人岳1030~(36分)~鋸岳1106(54分)~(36分)~仙人岳1236~(19分)~蛇骨岳1255~(31分)~黒斑山1326~(17分)~トーミの頭1343~(10分)~分岐1353~(1時間)~登山口1453


全行程 7時間53分

(うち歩行時間 6時間39分)

最大標高差 474M(1930M~2404M)

歩数 22400歩

パーティー 2名(息子と)