50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【福島 南会津】ラフダート道を初体験。ようやくたどり着いた田代山、高層湿原の世界。2018年8月12日

《登山難易度 3》

田代山、高層湿原からこんにちは!


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。


お盆休み企画第2弾。

一昨日の筋肉痛がまだふくらはぎに残るこの日、再びの夜中3時出発で、田代山を目指しました。

そうです。

約1か月前、日光方面から車を走らせ、登山口直前の林道まで来て、分厚いゲートに阻まれたどり着けなかったあの田代山です。

7月20日にあの林道も開通していますが、色んな方のブログを拝見すると、圧倒的に福島側に回り込み、湯の花温泉を起点とした林道を使っている方が多いようです。

というかそれしか目にしません。

同じダート道でもいくらかこちらの方がマシなのかもと思い、湯の花温泉ルートを辿ることにしました。


午前3時48分、本庄児玉インターに入り、関越道、北関東道、東北道と高速道路を延々走らせ、白河インターを降りたのが5時52分。

ここまで一切パーキングには寄らず、2時間4分かかりました。

いつもならこの辺りで登山口到着の事が多いのですが、今日はまだまだ走りますよ~。

白河インター降りてからは一般道を延々通ります。

甲子トンネルを抜けてからの下り道途中にある道の駅しもごうで10分程トイレ休憩しました。

小高い芝生の丘で雲海を眺めることができました。

途中やはりお猿さんがお出迎え。

今回はカメラ目線の子猿を写真に納められました。

美しい水引集落から遠くに山が見えますが、あれが田代山でしょうか?

わかりませんが一応写真にとっておきました。

集落から山に入るとまもなくラフダート道の始まりです。

ここまで一般道所要時間(トイレ休憩含めて)は1時間50分でした。

雨が20mm降ったら閉鎖されるとの看板が立っています。

昨日辺り雨が降りましたが大丈夫でしょうか?

うわわわ、いよいよ始まりました。

ラフなデコボコ道。

タイヤをパンクさせないようにゆっくり進みます。

こんな舗装道路もたまに現れますが、一瞬で終わります。

ここは結構嫌でした。

舗装路に尖った落石が沢山落ちていて、踏まないように通るのは至難の技。

雨水の流れで削れてしまった溝があちこちにあり、スピードを出すとバコンバコン車体が揺れるので、とにかくゆっくり慎重に。

林業会社の材木が一時保管されている場所が数ヶ所ありました。

辺りは美しい森ですが、楽しむ余裕が全くない(涙)

左側が開け、正面に山が見えました。

あれが目指す田代山?

幸い交通量がとても少ないので、度々車を停めて記録用に写真を撮ることができました。

12キロ走る間、追い抜いてもらった車が2台(うち1台はパトロールカー)、すれ違った車が3台(うち2台はタクシー)だけでした。

駐車場が見えてきました!

やったー!

パンクすることなく無事にたどり着けた~(涙)

私のオンボロティーダでも何とか来れました。

12キロダート道、52分かけてですけど、何とか!

両手でハンドルわしづかみ、腕を曲げて前傾姿勢で前方を確認しながら、52分間も緊張を強いられる過酷な道でした。

駐車場に着いたのは8時28分。

本庄インターに乗ってから4時間40分。

自宅からだと5時間の長旅でした。

こちらは来た道を振り返って見たところ。

車は既に10台ほど停まっていました。

トイレは水洗で、手洗い用の水道もあります。

トイレを済ませ、支度を整え、蚊取り線香をつけ、15分タイマーをセットして歩き始めます。

まずは車道を300m進むと、登山口駐車場が見えてきました。

登山口。

な、な、なんと!

栃木県側からの林道は通行止め❗

なんてこった!

7月20日に開通したんじゃなかったの!?

冬季閉鎖が解除された後は普通にいつでも通れるのかと思っていて、土木事務所に確認することもなく、この前行き止まりだった栃木県側からと福島側からとどっちにするか迷って道がまだマシなのかもと福島側を選んだのですが、まさかまさか、そもそも栃木県側からルートが通れなかったとは、全く想像していませんでした。

危なかった~!

また向こうのルートから来て、最後に通行止めで阻まれたら、もう立ち直れませんよ。

登山口まで危なっかしい道を通らねば行き着けないような所は、いつでも必ず土木事務所とか役場とかに確認しなくてはいけないのだ!と頭に刻んだのでした。

やっと来ました❗

田代山登山口。

苦労して訪れるハイカーを労うように、登山口には撮影用のベンチがありました。

「やっと来れたね、君たち。まあ座りたまえ」的な。

尾瀬国立公園、猿倉登山口。

今日は帝釈山には行かず、田代山湿原奥の避難小屋(トイレ目的)まで行って戻ってきます。

標高図も載っていました。

親切ですね。

ガイドブックだと猿倉登山口の標高は1425Mで小田代は1813Mなので、これから標高差388Mを一気に登ります。

9時0分、まずはオクラ沢を渡って森に入っていきます。

この辺りも昨日は雨が降ったのでしょうか?

豊かな水量の沢がゴーゴーと音を立てています。

しばらく沢の音を聞きながら歩きます。

気温は24度です。

沢のすぐ側は涼しいですが、山道に取りつくと湿度が高いせいか蒸し暑く感じました。

一回目の給水は沢の側にて。

さあ、急登の始まりです。

わずかで右側からも沢の音が聞こえ始め、水場に到着です。

水はたんまり持ってきているので、そのまま通過。

つづら折れの階段を登ります。

広葉樹の森が瑞々しく美しいです。

2回目の給水タイム。

山頂まで1時間半の標識。

とりあえずその手前の小田代まであと1時間ってことですね。

急坂を登っていると前方に妙なものが見えてきました。

なんじゃ?こりゃ?

アップにするとこんな感じ。

大きな紫色の実がたわわに実っています。

種明かしはこう。

コメツガが折れて倒れかかっているので、てっぺんに付いていた実がギュッと凝縮されて他の木の股に乗っかっている状態でした。

最近折れたのでしょうね。

実も葉っぱもそこに生えているように元気いっぱいです。

この様子を眺めていると、15分タイマーがピピピと鳴り、3回目の給水を取りました。

ひたすらに、階段状の坂が続きます。

登山道脇で見つけたキノコたち。

真っ白くて可愛い。

もののけ姫のコダマみたい。

二つ寄り添ってます。

うわわ、これはなんとも気持ちが悪い。

横から見ると一つ一つちゃんとキノコの形をしていました。

どなたかのブログにも載ってたかな?

パンみたいに見えます。

白くなってしまいましたが、山頂まで一時間の標識。

ここで4回目の給水タイムです。

この後すれ違ったおじさんに、もう夏の花は終わったよと教えてもらいました。

階段はまだまだ続くよ、どこまでも~。

5回目の給水。

蒸し暑いので、粘っこい汗が出て、給水タイムが待ち遠しい感じ。

ん?少し明るくなってきた!?

左手が大きく見渡せる所を通りますが、一面真っ白!

さっきの倒木にあった木の実が枝にちょこんと乗っていて、初め鳥が止まっているのかと思いました。

道が平らになってきたぞ。

もしかして、もしかすると?

おおおおお、木道が現れた~🎵

広い所に出ました~!

小田代(1813M)到着です。

時刻は10時30分。

登山口から1時間半かかりました。

地図上の標準タイムは1時間40分なので、、あれ?何と標準タイムより速かったという奇跡❗

なんでだろう?

給水タイムを5回もいれて、バテバテの状態で登ってきたのに。

とにかく、小田代まで来たぜ❗

イエィ!

今日のメンバーは、ターボ、ハガレーナ、義姉と私です。

辺りはガスガスで展望ないので、花を愛でることに徹しましょう。

エゾリンドウ。

秋の湿原を代表する花ですって。

まだ多くはないけど、いくつか咲いていました。

イワショウブというらしいです。

この花を一番多く目にしました。

遠くから見ると地味だけど、近くから見ると、何ともかわいらしい。

イワショウブとキンコウカ。

赤トンボ(アキアカネ)が沢山飛んでいます。

おっ、少しだけ雲がきれ、向こうに山がうっすら見えます。

そんなに高い山ではなさそう。

それでは再び森に入り、標高差100M程登って田代湿原を目指しましょう。

辺りは相変わらずのガッスガス(涙)

晴れていればこの辺りからも絶景が見られたのでしょうか?

展望のない登りは辛い。

本日7回目の給水を取っていると、下っていく方々が、「もうすぐですよ」とか、「上で吹く風が気持ちいいですよ」などと声を掛けてくれました。

よし、もう少しか!と思っていると、次に下って来られたおじさんが、「まだまだこれから一汗絞らるよ~」と呟いて去って行きました。

え~!

これまでもだいぶ絞られてきたのに、まだ一汗絞られるの~(涙)

覚悟して行かなければ。

おー、出てきた、出てきた。

よじ登るような岩々しい道が。

簡易ロープまで出てきたりして。

確かにこれは絞られる。

まさに一汗絞られた位の感覚の時に、前方に平らな尾根が見えてきました~!

この木道をカクンと右に曲がると~

いよいよ~!

田代湿原だ~!

広~い。

あいにくの曇り空で、皆さんのブログで見るような素敵な写真を撮ることは叶いませんが、それでもこの広々とした光景は、山の上だということを考えると、楽園を思わせる素敵な世界です。

登山口で頂いた田代山のパンフレットにはプリンみたいな山との表現が。

確かに山頂がこんなに広くて、しかも湿原だなんて、なんて不思議な山でしょう。

田代湿原の木道は反時計回りの一方通行です。

こちらは田代湿原の東側にあるピーク(1926M)ですが、こちらに行く道はないようです。

湿原ですよ~。

本物の。

このところ湿原という名の草原を見ることが多かったので、池溏のある湿原はワクワクします。

弘法池が見えてきました。

あー、展望はない(涙)

晴れていればこんな景色が見られたのです。

弘法池越しに会津駒ヶ岳がこんな近さで見えるのだそうです。

う~ん、残念ですね。

11時13分、山頂標識のある場所までやって来ました。

小田代から約30分です。

霧に巻かれる前に一枚記念撮影。

気温は21度で、少し寒いくらいです。

お腹が空いたので、おにぎりなどを軽く食べました。

霧が流れてきましたね。

水が染み出しています。

そして、地下を通ってこちらに流れているみたいです。

これが木賊方面の沢になるのでしょうか?

雨が降りだすと嫌なので、先を急ぎましょうか。

湿原は避難小屋のある西に向けてわずかに標高が高くなっていきます。

背の低い樹木に囲まれていくつも小さな庭のようになっています。

湿原に咲く花たちです。

キンコウカです。

こちらは食虫植物、モウセンゴケ。

ミズギク。

霧が濃くなったり、サーっと晴れたりを繰り返します。

草紅葉が始まっているような気がします。

20分ほどで分岐が見えてきました。

湿原の端までやってきました。

霧が動いていますね。

木立の中に入り、避難小屋に向かいます。

木道を左に曲がると、あっという間に小屋が見えてきました。

11時45分、避難小屋(1971M)に到着です。

いくつもベンチがあり、私たちが到着した時には横になって休んでいる方もいました。

ゆっくりお昼休憩をします。

キレイなトイレがあり、トイレの仕組みの図解が貼ってありました。

足元に群れ飛ぶトンボがハエを捕らえて食する様子など眺めていたら、ここで事件が。

携帯を見ると1時間程前から息子から何件も着信があったようです。

何の用事かと思っていると、丁度着信が。

電話に出ると、何とうちの番犬「ひまわり」が脱走して行方不明になっているとのこと。

夜は家の中にいるのですが、朝(といっても10時頃)次女が起きると、一緒に寝ていたはずの「ひま」の姿が無くなっていたのだそうです。

私が夜中の3時に家を出てくる際に、玄関を網戸にしてきたので、猫の真似をして網戸の下を無理やりくぐって脱走したようです。

毎朝私が朝の5~6時に散歩に連れ出しているので、一向に起きる気配のない次女にしびれをきらし、自分で散歩に出掛けたのでしょう。

だとしたら、何しろ気がつくのが遅すぎます。

6時に出て行ったとして、10時ではもう4時間もたっています。

弟と二人、あちこち自転車で捜索したようですが見つからず、私に連絡していたようです。

とは言え、私は200キロ以上も離れた所にいるのですから、どうにもこうにもしてあげられません。

とにかく警察に電話して迷子犬がいたらうちの犬かもしれないから保護しておいてと伝えなさい。

それから母さんがご近所の友達に連絡してひま脱走の件を伝えておくから、と。

電話を切って、ひまがまた脱走したことをみんなに伝えると、「えええええ~!」という声が森に響き渡ったのでした。

するとすぐに息子から電話があり、ひまは警察に保護されていることが判明。

誰だかわからないのですが、地元の駐在所に保護して届けてくれたようです。

警察署ではずっと伏せの状態で目をキョロキョロするばかりで、全く動かないでおとなしくしていたらしい。

ちょっとしでかしてしまったと本人分かっているのでしょう。

帰ってこれないのなら、脱走しなきゃいいのに、これでもう前科5~6犯です。

(数えきれなくなってきた)

ひまも懲りないが、飼い主も懲りない。

自宅に戻った直後のひま。

元気に動き回るひまを見て、お巡りさんが「ほほ~、いつもはこんな感じなんだ~」と言ったそうな。

どんだけ借りてきた猫状態だったんじゃ!

だいぶ脱線してしまいました。


そんなこんなでお昼休憩が終わり、霧雨がほんの少しですが舞い始めたので、下山開始です。

帰りがけに、弘法大師堂(避難小屋をかねる)に立ち寄ります。

中は畳のような敷物が敷いてあり、弘法大師さまがまつられています。

お賽銭を賽銭箱に入れたいのですが、遠くて、、

登山靴を脱ぐのが面倒なので、私のスマホにお金をのせて自撮り棒を伸ばしてみましたが届かず、、

ハガレーナが膝をついて手を伸ばして入れました。

写真に撮ると、妖怪か賽銭泥棒みたいな絵になって大笑いでした。

12時37分、避難小屋を後にしました。

帰りの木道はなぜか一本道です。

夏の花が終わり、秋の花が咲き乱れるには少し早い境目だったのでしょう。

霧のため展望もないので、木道にたむろしている赤トンボを蹴散らしながら(実際には踏まないように気を付けましたよ、もちろん)淡々と歩きました。

これは何の木でしょうか?

霧に包まれる白い幹の群落が幻想的でした。

登ってきた時の分岐(湿原の起点)が見えてきました。

では田代湿原にお別れを。

またいつか来れるかなぁ。

何しろ遠いからなぁ。

展望が約束されていればきっと来るけど、登ってみないと分からないからなぁ。

とブツブツ言いながら、下山開始です。

岩場の下りは膝を痛めないように慎重に。

小田代につくと、

朝は雲に隠れていた田代山が姿を表していました。

田代山の坂は最後の岩場を除けば、ほとんどが階段なので、ガレた坂道などに比べると下るのはだいぶ楽です。

一昨日の根子岳は長いガレた斜面下りを強いられたので、靴の中で足が前に押され、どうやら右の小指を痛めてしまったようなので、今日の下りが心配でしたが、問題なく下れました。

階段なので、ゆっくり片足づつ横向きに下ろせたのが良かったようです。

下りでは給水アラームを25分にセットしてみました。

2時27分、水場を通過。

大きな大きな木。

美しいですね~。

オクラ沢が見えてきました。

猿倉登山口に帰って来ました。

時刻は14時43分。

下山の所要時間は2時間6分でした。

山ではあんなに霧に巻かれたのに、下は晴れてる!

辺りの木々の美しさに見とれながら車道を下り、

駐車場に戻ってきました~!

お疲れ様でした!

とは言え、これからあのダート道を運転して帰らねばならないので、全く解放感はありませんが。

とりあえず、雨に降られる事もなく、ひまも無事に見つかって、めでたし、めでたしです。

展望はとても残念でしたので、次回があるとするならば、展望良好の確率が高い時期をよく検討して再訪したいと思います。


駐車場0850ー(10分)ー登山口出発0900ー(15分)ー水場0915ー(1時間15分)ー小田代1030(7分)ー(36分)ー田代山標識1113(10分)ー(22分)ー避難小屋1145(52分)ー(45分)ー小田代1322(5分)ー(1時間)ー水場1427ー(16分)ー登山口1443ー(10分)ー駐車場1453

所要時間 6時間3分

(うち歩行時間 4時間49分)

標高差 546M (1425M~1971M)

歩数 18000歩

パーティー 4名(コマクサ探検隊+とちおとめ登山隊)

費用 一人あたり3500円

(高速代 3050円+4360円、ガソリン代 4468円、トイレ利用料100円)

行程図などは後ほど。

【長野 菅平】台風で予定変更。花の百名山「根子岳」と「小根子岳」を巡る花の旅 2018年8月10日

《登山難易度 5》

小根子岳北の肩からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)


お盆休みですね。

この休み中に天候が許せば4回山に行くというハードスケジュールを立てました。

行きたい山が多過ぎて、ここぞとばかりに欲張って沢山予定を入れてしまいました。

山に行かない日には法事や仕事が入り、ゆっくりはできないお盆休みになりそうです。


まずはお盆休み第一弾。

初めは9日に日本百名山の四阿山と根子岳を周回するコースに行く予定でしたが、台風13号が関東に接近、通過したため、日程を翌日に変更。

10日は友人に夜予定があったので、コースを大幅短縮して四阿山は諦め、根子岳とその隣にある小根子岳をピストンすることにしました。

展望の良い尾根歩きが楽しめるはずですが、さてどうなるでしょう。


夕方早めに帰宅したいので、久しぶりに夜中出発。

午前3時の暗いうちに家を出ました。

いつものようにコンビニで朝昼ご飯を仕入れ、4時前に本庄児玉インターから関越道に乗り、上田菅平インター通過が5時15分。

峰の原高原到着は5時45分の予定でしたが、少し道に迷ったことと、私のピーゴロ事件で大幅遅着となりました。

夕べお風呂上がりに飲んだ飲むヨーグルトが8時間後に急に威力を発揮したのです。

それにしても最近お腹が弱くなって度々メンバーに迷惑をかけています。

ストッパをいつもリュックに入れておけとか、究極は紙パンツ登山を勧められています。

歩く度シャカシャカいうのは嫌だと言うと、今のは性能がいいから薄手でそんな音はしないのだとか。

でも蒸れてあせもができそうですよね?

、、、と結構前向きに考え始めている自分が怖い。

お腹の緩さでお困りの皆さん(そんな方がいるかわかりませんが)、是非良きアドバイスをよろしくお願いします。


ということで、いきなり爽やかな朝にシモの話でスタートし、暗雲垂れ込める嫌な予感もしますが、予想では楽勝で大展望の行程ですので、楽しんで行きましょう。

さてさてどなたかのブログに登山口が分かりにくいとあったので、まずは車に乗ったまま登山口探しです。

最初登山口分岐を行き過ぎ、少しウロウロしましたが、結果テニスコート脇の駐車場(トイレ併設)から先に進み、最初の分岐を右折、ペンションが建ち並ぶ道を行くと青年の家に向かうカーブの手前左手に、根子岳登山口の看板がありました。

車道から目立つ所ではなく、わずかに登山道に入った場所にあるので、確かに分かりにくいです。

登山口を確認できたので、駐車場に戻ります。

トイレと支度を整えて、6時37分出発です。

当初予定では6時丁度出発だったので、約40分の出遅れです。

駐車場の向かいに展望スポットがありましたので、立ち寄ります。

展望表示板もありました。

山の辺りには雲がかかっていましたが、町並みは肉眼ではくっきりと見え、今日は視界がクリアなことがわかりました。

展望の尾根歩きが楽しみになってきました!

ではスタートしましょうか。

まずは車道を歩きペンションのある道に入っていきます。

両側にペンションの建ち並ぶ道の脇にはベンツや大きな4WD車がズラリと並んでいます。

菅平高原ではラグビー部と見られる屈強そうな青年達が大勢朝練をしていましたが、このペンション辺りでは陸上部の合宿に来ている女子が柔軟体操などしていました。

気温は23度です。

いくらか、いやだいぶ下界より涼しいのでしょうね。

10分程で登山道に入ります。

見て頂くとわかるように、登山道の標識が少し登った所に設置されています。

部活動の男子がトレッキングコースに駆けていったのを左手に見送り、私たちは右の木製橋を渡って林に入っていきます。

標示があるので迷うことはありません。

下山時に気がついたのですが、どうやら青年山の家の敷地際を歩いていたようです。

トレーニングに励む青年達の声が聞こえていました。

ミヤマモンキチョウの案内板を私が音読していると、突然ターボが私のリュックに吊るしてある熊鈴を大きく振り鳴らし、悲鳴をあげて後ろに飛び退きました。

何事かと思いましたが、どうやら近くの笹原からガサガサガサという音が聞こえたのだそうです。

熊鈴を鳴らしたらその音が止んだのだと花子と二人で大騒ぎしています。

私は音読していたので聞こえなかったのですが、なんだか怖いので蝶の勉強は中断して先に進みます。

小さな橋を渡ると料金所です。

牧場の敷地内を歩くことになるので、大人一人200円の料金を支払う必要があるようです。

早朝だからかどなたもいらっしゃらないので、下山時に支払うことにしました。

この時気温は27度。

止まっていれば暑くはありません。

牧場を右手に見ながら、有刺鉄線に沿って登って行きます。

牧場から右手に目を転じると、菅平高原のスキー場と、その手前に広がる農地が見渡せ、朝日を浴びて地面に敷いてある白いビニールシートが輝いていました。

牧場内の池で牛が水を飲んでいる長閑な光景です。

私たちがスマホを取り出したりしていると、好奇心旺盛な牛たちが近づいてきました。

あらあら牛さんこんにちは。

ちょっと触らせてよ(^-^)

ドアップが撮れたと思いましたが、朝日の残念な筋がはいってしまいました。

私たちが餌を持っていないことに気がつくと、大きく「フンッ!」と鼻を鳴らして去っていきました。

さて、牛さんとサヨナラして再びの直登です。

一気に汗が吹き出します。

左手はゴルフ場のようです。

地図を見て想像していたのは左手が開けて展望を楽しみながら登れる行程でしたが、左手には樹木があり、その向こうはゴルフ場で、見えるのは右手の牧場のみなので、足元の花を楽しみながら暑さを紛らわして登ることにします。

マツムシソウに蜜蜂が止まっています。

登山道左側にあるシラビソ。

青空が広がっていて、尾根歩きが楽しみ。

ヤマハハコでしょうか?

写真だとただの草原にしか見えませんが、肉眼では色々な色の花が沢山咲いていました。

シシウド。

牧場の上端にやってきました。

ここで15分毎のタイマーが鳴りました。

本日4回目の給水タイム。

登りは石がゴロゴロした直登だったので、息が上がりますが、みんなまだまだ元気です。

牧場上部の草地の間、火山岩が転がる道を登ります。

牧場上部で給水をした辺りから現れたと思うのですが、【←ダボスへ】と書かれた赤茶けた看板が10Mおきくらいに設置されています。

これは一体何なんでしょうか?

道は一本道ですし、迷いようがありません。

かつてここがスキー場だったとして、看板の向こうに行かないようにしているのでしょうか?

でも看板の奥にはシラビソの森があるので、スキーでもその先には行かないように思いますし、もしもあの森が埋まるほど雪が降れば看板も雪の中だよね、と私が言うと、ターボが「そうなったらおダボス(お陀仏)だよね」と。

下らない親父ギャグを連発して回りを白けさせるのが得意なターボですが、不覚にもこのギャグには笑ってしまいました。

またアラームが鳴り、5回目の給水。

避難小屋まで0.5キロの場所です。

気温は27度。

ほぼ無風なのですが、またに頬を撫でていくそよ風が気持ちいいです。

小屋が見えてきました。

8時13分、避難小屋のある分岐に到着です。

登山口から1時間22分かかりました。

地図上では所要時間50分なので、1.6倍かかっていますね。

地図を見ての「めけんとう」ですが、登山口が1500M位なので、標高差300Mほど上がってきました。

ここで丁度アラームが鳴り、6回目の給水です。

エネルギー補給にミックスナッツをみんなに配ると、ターボが「夏でもナッツ、冬でもナッツ」と。

あー、はいはい。

さっきおダボスが受けたので今日は口が滑らかなようです。

かつて登山道が崩壊して別ルートが敷かれている方は何となく心配なので、左手の北の肩に向かうルートを選びました。

本日のメンバーは花子とターボと私の3人です。

何だか雲が多くなってきた気がします。

北の肩に向けては、等高線を斜めに横切る形の緩やかな道になります。

ヤナギランが満開です。

北の肩までは標準タイム1時間です。

私たちだともう少しかかるだろうから、給水は5回かなぁ。

まぁ4回位で北の肩に着けるといいね、と言いながら歩きます。

7回目(避難小屋から1回目)の給水。

辺りはすっかり雲の中になってしまいました。

気温は24度。

気温としては涼しいはずですが、霧っぽくなってきたこともあり蒸し暑いです。

今回初めて持ってきた蚊取り線香が一本終わってしまい、二本目に着火です。

時々ダケカンバの林に入ります。

日陰で涼しいかも!と期待しますが、むしろ風がなく蒸しっとしました。

辺りは背丈より高く茂った笹が密生しており、朝のうちのガサガサ事件を思いだし、突然熊さんが笹藪から飛び出してきたら怖いと思い、時々笛を吹きながら歩きました。

霧が濃くなったり薄くなったり。

とにかく誰にも会わない静かな登山道です。

ダケカンバの林を抜け、辺りが開けてきました。

あー、この辺り、本当なら展望がいいのかなぁ。

霧に巻かれてな~んにも見えません。

9回目(小屋から3回目)の給水を取っていると、一瞬霧が晴れ、笹尾根が少し見渡せましたが、すぐにまた霧の中へ。

少し行くと4回目の給水を待たずに分岐に到着です。

9時22分、北の肩分岐です。

避難小屋から標高差190M位(これも「めけんとう」です)登ってきました。

標準タイムより若干早く歩くことができたようです。

なんて珍しい!

霧に巻かれて展望がなかったので、写真を撮ることもなく黙々と歩いたからでしょうね。

私たちは寄り道(立ち止まり)が多すぎるのだと思います。

こちらは小根子岳方面。

すっかり雲に隠れてしまいました。

左手に気持ち良さそうな所が見えます。

北の肩ですね。

行ってみましょう!

北の肩からの展望(北側)です。

これはすご~い!

登山道のない美しい笹の尾根が広がっています。

なんて素敵な場所でしょう。

こちらは米子瀑布方面です。

滝を流れる水のゴーゴーという音が聞こえてきました。

今日は途中からずっと霧の中で、ひたすらのだらだら登りに疲れていたので、この大展望にみんな大喜びです。

これから向かう小根子岳方面を背景に、三角点にタッチ!

調子に乗って、ヤッホーと叫んでいたら、ターボがいつものようにふざけて「おーい!」などと叫んでうるさいです。

しばらくするとヘリコプターのプロペラの音が聞こえてきたので、もしかして私たちを遭難者と間違えて探しに来たのじゃないか!?と思い、「ヤバイヤバイ」と言いながら慌てて歩き始めました。

さぁ、では花の咲く尾根を小根子岳へ向かいましょう。

標高差145Mです。(「めけんとう」)

マルバダケブキ。

半分まで来ました。

笹の尾根道は緩くなったり急になったりを繰り返し高度を上げます。

濡れた笹の葉が腕や脚をこする狭い道です。

ミネウスユキソウ。

背丈よりも高い笹が張り出している所もありました。

そういう所は大体急坂です。

ここは少し平らです。

緩急交互に現れるので、急坂で乱れた息を少し整えることができます。

もしかしてもうじき山頂?

ありゃりゃ、まだ先でした。

でもきっとあれが山頂ですね。

北の肩から2回目の給水アラームです。

あとわずかだとは思いますが、給水しておきましょう。

山頂まであと3分位かな?と私が言うと、ターボが私の「めけんとう」が正しいか確かめるために「じゃあ3分後にアラームが鳴るようにセットしてみるよ」とのこと。

アラームをセットして歩き出しました。

右側から回り込む形で登って行くと、ガレた山頂のはじっこに到着。

これが山頂かと思いましたが、左に少し登った所がてっぺんみたいです。

ここでターボのアラームがピピピピと鳴り響きます。

3分経過。

花子が「さすが、親分!」と私の「めけんとう」を誉めてくれました。

花の咲く小道をてっぺん目指して行きます。

ほんのわずかで小根子岳山頂到着。

2128Mです。

北の肩から41分かかりました。

標準タイムは35分です。

周りは雲に囲まれ、残念ながら視界ゼロ。

大展望の山頂のはずなのですが、今日はずっと霧に巻かれる日みたいです。

ここで本日初めて他のハイカーに会いました。

写真を撮りながら多分根子岳から下ってきた方です。

小根子岳山頂にも三角点発見。

遠くの視界はゼロですが、足元の岩場の下がきれいに見えたので、山頂のはしっこに座ってランチタイムとしました。

辺りは相変わらずのガスガス。

避難小屋からのもうひとつのルートとの分岐が見えます。

20分程休憩し、再び歩き始めましょう。

うわっ、ブルッときた~!

汗がひいて寒いくらいです。

気温は21度。

でも歩き出せばすぐに暑くなるのがわかっているので、上着は着ないでスタートします。

分岐まで下る道から小根子岳を振り返ります。

こちらから見ると右側に角が飛び出したような特徴的な形をしていますね。

ノアザミ。

笹と花の道を分岐まで下ります。

この花は昆虫に大人気ですね。

避難小屋からのもうひとつのルートと交わる分岐です。

根子岳へ向け、最後の登りにとりつきます。

足元には彩り豊かな小さい花が沢山咲いています。

山頂直下のシラビソの樹林帯です。

あともう少し!

山頂が見えてきました。

おお、やっと人がいくらかいる。

花の百名山、根子岳に到着です。

2207M。

小根子岳から標高差80Mでした。

わずかの標高差なのに、腿の筋肉が悲鳴をあげ、私には結構辛い登りでした。

小根子岳から一回の給水を挟み、28分かかったことになりますね。

標準タイムは20分なので、1.4倍です。

あー、分かっちゃいたけど、やはりなにも見えない~(涙)

こちらは菅平高原から登ってくるルート方向です。

もしかしてこちらのルートの方が展望良かったのかもしれません。

がいずれにしても今日はガスガス。

四阿山方面。

山頂が雲に隠れています。

ターボが雲がきれるのを粘り強く待って、ようやく四阿山全貌が現れました。大きな山ですね~。

花子と私は写真をターボに任せてとりあえず休憩。

山頂部は広く、ガレていて、ベンチにおあつらえ向きの岩が点在しています。

ご飯を食べてから、私は今日は行かない四阿山へのルート、特に大隙間という美しい鞍部を見たくて、ちょっと覗きに行ってみました。

そこには根子岳西側にはなかったこんな花が。

ウメバチソウでしょうか?

少し行くとこんな景観が目の前にどーんと広がります。

あわわわ、これはすごい!

元はひとつの山だったのに、噴火で四阿山と根子岳という二つの山ができたのだそうです。

大きく削れた鞍部まで40分かけて下って一時間かけて登り返さなくては、あの頂きに立つことは叶いません。

わずかに見える大隙間の美しい景観と、四阿山のドでさかに圧倒されます。

かつての噴火の痕を思わせる、根子岳の南面。

下の方には崩落でなぎ倒されたダケカンバの白い幹が見えます。

この景色は見ないと損です。

急いで二人を呼びに戻りました。

花子は去年赤岳の岩場を歩いた時のトラウマ?か、高度感のある岩場などは足がすくんでしまうらしく、ここまでしか来れません。

ターボと私は◯◯は高い所が好きということわざ通り、こういう所が大好きです(笑)

ターボの後ろに見える大きな岩場の上に人が立っているのが見えました。

できればあそこまで行って大隙間を覗いてみたい衝動に駈られますが、あそこまでアップダウンがある可能性もあり、時間が押しているので諦めるしかありません。

大隙間、キレイそうですね~。

でも行けない。

私たちでは今後も多分行けないと思います。

最初は菅平から根子岳に登りあの大隙間を通って四阿山に登り返し、ぐるっと回って菅平に戻る計画を立てていたのですが、今回あの大きな四阿山を初めて見て、大隙間からの登り返しを想像したら、私たちの体力レベルではかなり無理がある計画だったことが分かりました。

このルートを平気で回ってくる方が多いのに、自分の体力のなさにほんと悲しくなります。

続けていれば少しづつ体力つくかなぁ。

とりあえず向上より下降防止することが私たちのテーマです。

焦らずゆっくり行きましょう。

何しろこのブログのタイトルは【お気楽】ですものね。

尾根にあったトリカブト。

最後に皆で記念撮影をして、靴の紐を締め直し11時53分下山開始です。

来た道(右側)を下ります。

この蝶は羽を閉じると枯れ葉のようなのに、開いた所は鮮やかな色合いでした。

なかなか上手く撮れないのですが。

小根子岳まで戻ってきました。

山頂直下を巻きたいようですが、山頂を経るルートしかないので、登りました。

すると、さっきは雲の中だった根子岳が顔を出していました。

再び笹の道を下ります。

北の肩分岐と北の肩が見えてきました。

こんな素敵な尾根道を下っているのです。

地図には旧道が復活された展望の良い道と書いてあります。

晴れていればどんなに素晴らしかったことでしょう。

再び北の肩に到着です。

下山は根子岳から51分(標準タイムは45分)でした。

ここでおやつタイムです。

気温は30度。

背中に太陽の陽射しをまともに浴びると暑い❗

トンボが沢山飛んでいます。

午前中は良かった展望も、今は雲の中(残念)。

20分ほど休憩し、そろそろ歩き始めましょう。

またまた霧の中へ~。

この緩やかな道も晴れていればどんな展望が待っていたのでしょうか。

下山時は給水タイマーを30分に設定しておきました。

なので北の肩から避難小屋まででは一回の給水でした。

避難小屋が見えてきました。

避難小屋までは42分(標準タイムは40分)でした。

行きには寄らなかったので、参考のために避難小屋見学。

中には大量の薪やストーブが置いてあります。

どんな人が使うのでしょうか?

雷や雨に降られた人ですかね?

牧場脇を下って行きます。

地図には北アルプスの展望良いと書いてありますが、今日は見えても向かいの菅平高原まで(涙)

残念でした。

この避難小屋からの下り道で二組(3人)の軽装の若者とすれ違いました。

部活動の罰ゲームか、休み時間のお散歩か、どちらにしても水も持たないで登って行きましたが、どこまで行ったのかしら?

避難小屋あたりで引き返してくれたのなら良いのですが。

時刻は一番暑い午後2時前後。

給水無しじゃ命に関わりますよ。

牛さんたち、ただいま~。

この子たち一日ずっと草を食べていたのかしら?

それともメンバー変更してるのかな?

避難小屋から一回の給水を挟み、午後2時34分、料金所に帰りつきました。

行きと同じく料金所には誰もいません。

このルートを今日歩いたのは私たちだけだったと思います。

部活動(?)の若者3人以外誰ともすれ違わず、誰にも追い抜かれず、根子岳山頂滞在中も、一人も同じルートから登ってくる人も下る人もいませんでしたから。

料金所を通過したのは私たち3人とさっきの軽装の若者3人だけでしょう。

番人がいるのは菅平の料金所なのかな?

あっちのコースの方が人気なのでしょう。

無人ではありましたが、登山道整備の費用にして頂けると嬉しいので、一人づつ200円を料金箱に入れておきました。

牧場を歩かせて頂き、ありがとうございました!

登山口に着いたのは2時43分。

避難小屋から56分(標準タイムは40分)でした。

後半は長いガレた道の下りで足の爪が痛くなり、なかなか辛かったです。

車道歩きになると、久しぶりに膝が笑うという症状が現れました。

楽勝コースだと思っていても、自分たちの体力だと結構ギリギリなんだと、今回改めて感じたハイキングとなりました。

歩いた歩数は26000歩。

案外歩いています。

計画するときの見通しが甘いのか、、全然楽勝じゃないじゃん!

次回またこの山域を訪れるときは、パルコールスキーリゾートのゴンドラを使って、四阿山に登る位が良いのかなと思いました。

花の百名山「根子岳」。

花のシーズン真っ盛りではありませんでしたが、長く続く辛い登り下りを可愛い花たちが彩りを添え見守ってくれました。

いつか展望の良い季節に再訪したいと思います。


峰の原高原駐車場0637~(5分)~登山口0652~(13分)~料金所0705~(1時間8分)~避難小屋0813~(1時間9分)~北の肩分岐0922~(3分)~北の肩0925(11分休憩)~(41分)~小根子岳山頂1017(23分休憩)~(28分)~根子岳山頂1108(45分休憩)~(22分)~小根子岳1215~(29分)~北の肩(21分休憩)~(42分)~避難小屋1347~(47分)~料金所1434~(9分)~登山口1443~(15分)~駐車場1458


全行程8時間21分

(うち歩行時間 6時間41分)

最大標高差 752M(1455M~2207M)

(参考)ターボのウェアラブルデバイスのデータです。

パーティー 3名(メイちゃん山岳会)

費用 一人2450円

(高速料金1670円×2 ガソリン代2260円 牧場通行料200円)


行程図は後ほど

【群馬、中之条】ノゾリキスゲを求めて野反湖畔の三壁山、カモシカ平、高沢山、エビ山を巡る 2018年7月21日

《登山難易度3》

カモシカ平からこんにちは❗

いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)


7月前半は所用が諸々あり、山に行くことが出来なかったので、先週から三週連続でのハイキングを計画しています。

今日は野反湖畔でノゾリキスゲを見る山旅です。

日本列島が猛暑にあえいでいるここ数週間。

いつもは涼しい野反湖畔も、先週は暑かったと、どなたかのブログで拝見しました。

その情報に恐れおののきながらも、一年も前から楽しみにしていた計画なので、強行することに。

その代わり、いつもは持たない日傘を持参することにしました。

耐え難い暑さだったら、日傘でマイナス5度を確保したいと思います。


自宅を4時15分にスタートし、コンビニで朝昼ご飯を調達して、本庄インターから伊香保インターまで高速、そこから一般道で野反湖を目指します。

途中六合(くに)の道の駅でトイレ休憩し、野反峠に着いたのは6時58分でした。

いきなりの絶景に大コーフン❗

初めて見る野反湖は湖面がキラキラ輝き、湖畔の小道が笹の中に見え、周囲の山々はみなたおやかな稜線で、そして、そして、まだノゾリキスゲが咲いています❗

先週がリミットだったと聞いていたので、少しでも見ることができて良かった~😃

こちらはインレッド残照録さんが最近ブログにアップされていた八間山(はっけんざん)方面です。

最高に気分いいぞ~🎵

しかも暑くない❗

半袖だと少し涼しすぎるくらいです。

まだ朝早いからだとは思うけど、この快適さがどこまで続くか?

今日のメンバーはターボとハガレーナと私の三人です。

朝日が眩しくて、目が長く開けていられず、、(涙)

眺めを楽しんだら、湖畔の国道を走って、湖の反対側にあるキャンプ場に向かいます。

キャンプ場側の砂利の駐車場に車を停めて、トイレを済ませ、7時35分歩き始めました。

三壁山→カモシカ平→高沢山→エビ山と辿る予定です。

キャンプ場内の登山口からはこれから向かう三壁山への稜線が見えました。

しばらくバンガローの間の道を進みます。

5分程で三壁山登山口の標識が現れました。

登り始めるといきなりすごい汗が吹き出します。

野反峠の涼しさが嘘のようです。

森の中は風がなく蒸し暑い。

笹とダケカンバの美しい森を行きます。

こちらは野反湖周辺で多く見かけた背が高く白い花。

ヤマアジサイでしょうか?

登りは徐々にきつくなります。

このところほぼ平地しか歩いていなかったことと、夏の日差しで、息が上がり大量の汗をかきます。

気を紛らわすために、可愛い花や実を写真におさめながら登りました。

何の実でしようか?

小さな粒々の表面に細かい毛が生えていて可愛い。

こちらはヤマアジサイ(?)と共に、山道に沿って沢山あった木です。

一部だけ鮮やかなオレンジ色に紅葉しています。

ナナカマドでしょうか?

背が高く、幹の表面にグレーの斑点があります

汗がボタボタたれる暑さなので、今日はこまめに水分補給をします。

ターボがタイマーをかけて、15分毎にアラームを鳴らし、そのタイミングで水や麦茶をゴクゴク。

こまめに少量づつ取らないといけないのだそうです。

一気に飲むとそれが大量の汗になってかえって良くないのだとターボが教えてくれましたが、ついつい沢山飲んでしまいます。

結果私が一番汗だくになり、タイマーがなる前に「喉乾いた、水飲んでいい?」となり、ターボがタイマーを見ると必ず時間まで残り40秒でした。

私の体の水分補給欲求がタイマー並みに正確なことに笑ってしまいました。

この15分毎にアラームを鳴らすシステムは、水分補給のタイミングだけでなく、今どのくらい歩いたかの目安にもなり、次の目的地まであとどれだけかの心積もりもできて、とても気に入りました。

オオモミジもありました。

ダケカンバやモミジ、ナナカマドがあるのですから、秋の紅葉も見事なのでしょう。

相変わらずの急登。

振り返ると木々の間に野反湖が少しだけ見えます。

地面がぬかるんできました。

もしかして水場が近い?と思ったら、宮次郎清水に着きました。

細い流れですが、チョロチョロと冷たい水が出ています。

皆で手を洗ったり、口に含んだり、タオルを濡らしたりしました。

山水で濡らしたタオルを首にかけると一気に体温が下がり気持ち良かったです。

この時は自分がどれだけ水を消費するのか把握しておらず(持参したのは1,5㍑)、水の補給をしなかったのですが、失敗でした。

高沢山辺りで水が無くなり、ターボに分けてもらうはめに。

こんな小さな山域の楽勝登山でも、水場があったらとりあえず水を補給することを習慣にしたいと後で思いました。

水場から右にわずかに進むと、少し明るくなりました。

もしかして尾根に出る?

展望の良い笹の尾根に出ました~✨(振り返って撮影)

下から見たとき三壁山の山頂付近は木々があり、その手前に見晴らしのよさそうな笹尾根が広がっていたので、もしかして間もなく山頂?いやいや、地図だと水場でようやく半分です。

再びダケカンバの森に入ります。

また一部紅葉の木。

この~木、何の木~?

気になるぅ。

こちらはすでに花が終わってしまったシラネアオイだと思いましたが、帰って図鑑を調べたら葉っぱが違っていて、エンレイソウみたいです。

この辺りに群生していました。

再びひらけた場所に出ました~✨

野反湖を望むことができます。

時おり涼しい風が通り抜け、一瞬の涼を楽しめます。

今度こそ山頂かしら?

山頂は樹木に囲まれ展望がなく、その手前に展望の良い場所があると地図に書いてあるので、この状況は期待しちゃいますよね。

森に入り~(この森の中に山頂標識が現れると信じている)

可愛い小さめのユリが咲いていました。

そして、悲しくも森を抜け、再びの展望スポットへ。

野反湖が少しづつ遠くなります。

再び森へ~。

この時点で喉が渇いていましたが、この森の中に今度こそきっと山頂があると信じていた私はあと5分で山頂だから水は我慢しようと提案。

前の水分補給から15分経過していましたが休まず歩いていました。

鮮やかな色の猿のこしかけ。

ハガレーナ大喜び。

それにしても、ず~っと大好きなダケカンバの林で、大変気分良く、目から涼を取り込みます。

この辺りでみんなが本当に山頂近いの?

あれから5分以上歩いてるよ、やはり時間通りに水分補給した方がいいよと言われ、私の負けを認めるしかない(涙)

こうやって隊長の信用が少しづつ失なわれていきます(笑)

大~きなキノコ。

あれれれ、また明るくなってきた。

やはり山頂はまだまだ先だったか。

三度目の展望スポット~✨

遠くなった野反湖を大きく見渡せます。

再び森に入り、今度こそすぐに山頂が見えてきました。

三壁山山頂(1974M)に到着したのは、9時27分でした。

キャンプ場から登り始めて、1時間52分かかりました。

地図上の標準タイムは1時間30分なので、写真を撮ったり水分休憩をしたりではありますが、ヘタレな私たちはどうしても標準タイムの1,25倍はかかってしまうようです。

標高差444Mを一気に登ってきたことになるので、私らなりに頑張りました。

山頂は森の中で展望がないので、水分補給のタイミングを崩したくない気持ちもあり、そのままスルーしました。

このルートには倒木が沢山あり、くぐったり跨いだりします。

私は日傘をリュックの横に差していたので、下をくぐるとき引っ掛かって苦労しました。

暑いですが、気持ちの良い尾根歩きです。

後で考えたら、こういう道でこそ日傘を使えば良かったと思いますが、ずっと平な道と言う訳でもなく、いくらかアップダウンもあるので、日傘を使おうとは思い付かなかったです。

正面に怪しげな雲が沸き上がっています。

午後に天候が崩れなければいいとターボとハガレーナが心配しています。

まるで雲取山への稜線みたいじゃないですか!?

行ったことないけど、よくガイドブックで見かけるあの写真。

道の周りにシラビソが増えてきました。

ここは高沢尾根です。

尾根の湖側斜面の笹を切り開いて道ができていて、滑りやすい箇所もありました。

写真の下側に向け斜めになっています。

左手には野反湖。

右手に笹尾根。

大菩薩峠で見た風景に似ています。

背景が青空だったらもっとキレイだったろうな。

あれはカモシカ平でしょうか?

これから向かう予定にしていますが、ノゾリキスゲの黄色が見えないなぁ。

もう終わっちゃったのかなぁ。

不安な気持ちで歩を進めます。

再び森に入ります。

10時17分、カモシカ平分岐に着きました。

三壁山から50分かかったことになります。(地図上の標準タイムは30分です)

結構かかってしまいました。

倒木で塞がれていますが、木の向こう側を回り込むように笹が切り払われ、左手に行けば高沢山、右手に進めばカモシカ平です。

少し手前から見えたカモシカ平が黄色くなかったので、立ち寄るべきか悩みましたが、私たちを追い越した年配グループが躊躇なくカモシカ平へ向かったので、上から覗ける所まで行って判断することにしました。

森の中を少し下ります。

するとすぐにカモシカ平を覗きこめる場所があり、、

おっ、咲いています!

手前の方が黄色く染まっています。(写真だとわかりませんが肉眼だと黄色いポツポツが沢山見えました)

先ほど尾根から見たカモシカ平は向かい側の斜面で、ノゾリキスゲが咲いているのは手前の斜面だったみたいです。

これは下りて行って見るっきゃない❗

ということで、カモシカ平に下って行くことにしました。

初めのうちは傾斜が緩かったのですが、樹林帯を抜けると傾斜がきつくなります。

しかも両側から茂る笹で足元が見えず、よそ見をしていると危険です。

見えない所に段差があったり、滑りやすかったり、、。

前方の景色が素晴らしいので眺めながら下りたいけど、足元注意です。

辺りはノゾリキスゲの他にもピンクや白、青、紫と色とりどりの花が咲いています。

花のプロムナードは楽しい❗

思い思いに写真を撮りながら下ります。

カモシカ平の真ん中辺りが見えてきました。

10時46分、カモシカ平に着きました。

分岐から29分。(標準タイムは25分)

広々とした草原地帯です。

北側の風景。

こちらには水場があるようです。

西側。

大高山へ至ります。

南西方向。

南側。

こちらにノゾリキスゲの群落があります。

東方向。

下ってきた道が見えます。

ぐるりと一周まわってみました。

この爽快感、伝わるでしょうか?

腰の高さほどある笹藪を掻き分けて(一応道になっています)、ノゾリキスゲ群落の真ん中を目指します。

ガレたセンターサークルのような所があり、その周りに上から見えたノゾリキスゲの咲き残りが沢山ありました。

最盛期は過ぎてしまったようですが、順番に咲く最後の一輪が蝶の受粉を待っています。

マルバタケブキに止まる羽を拡げた蝶を写真に納められました。

多分暑かったのだと思うけど、この時はあまり暑さを感じなかったなぁ。

太陽が雲に隠れていたからかもしれませんが。

一年越しの念願叶い、記念撮影。

天候悪化も心配なので、そろそろ戻りましょうか。

先ほどまでいた年配グループが先に登って行ったのですが、「行きはよいよい、帰りは怖い~🎵」と歌っていた、あの急な坂道を登らなければ尾根に戻れません(涙)

分岐が見えてきました。

登りはきつくて写真を撮る余裕がありませんでした。

わずかな距離なのですが、時刻も昼近くなり、疲れも出ているので、何度も立ち止まり、はぁはぁと肩で息をしながら登りました。

11時36分、分岐に戻ってきました。

カモシカ平から30分の登りでした。(標準タイムは25分)

倒木の右側を回り込み、高沢山に向かいます。

一登りで高沢山です。

倒木の下をくぐると、高沢山山頂標識が見えてきました。

高沢山山頂(1906M)に到着です。

分岐から10分でした。

三壁山に続き、高沢山も展望はありません。

日陰でいくらか涼しいので、立ったままおにぎりを1つ食べました。

その際リュックを下ろすと汗をかいた背中に風が当たり、ゾクゾクします。

もしかしたら日陰の気温はそこまで高くないのかもしれません。

エビ山へ向け歩き始めます。

エビ山までは急になったり緩やかになったりしますが、ほぼ下りになります。

高沢平というらしいです。

こんな感じの歩きやすい道です。

あまりいい写真が残っていなかったのですが、高沢山からエビ山への道には巨木が多いなという印象でした。

エスキモーもびっくり!

自然のトーテムポールです。

顔がいくつもあるように見える(^^;

途中南側がひらけた所がありました。

肉眼だと大きな山がいくつか見え、草津白根山や浅間山かな?と思いましたが、白く霞んで写真ではよくわかりませんでした。

所々で見かけたうすピンクの花。

前に名前を調べたんだけどなぁ。

忘れてしまいました。

再び細いダケカンバの美しい林を通ります。

この辺りで左足が吊りそうになりました。

水ばかり飲んでいたので、体の中の塩分が不足してしまったのでしょうか?

ハガレーナにもらった塩飴をなめて乗り切りました。

前方に見えるのがエビ山でしょうか?

明るい林の中を進み、

最後一登りでエビ山山頂に到着です。

12時57分、エビ山(1744M)にやって来ました❗

高沢山から約1時間かけて、標高差162M下ってきたかたちです。

可愛い二匹のマメ柴を連れたファミリーに写真を取って頂きました。

山頂は広々としていて、あいにく遠くは霞んでいましたが、360度の展望です。

高沢山、カモシカ平方面。

高沢山、三壁山方面。

野反湖方面。

この後目の前の道を下る予定です。

南方向。

この道はエビ平方面へ下る道です。

初登場。

何ヵ月も前に用意して、いつも家に忘れてきていた私のシロクマ親子です。

山頂標識の上で今日歩いた稜線を背景に。

山頂に唯一あったナナカマドの木陰で、今日初めての大休止。

座ってお昼を食べました。

この時日傘をさしてみたら、すごく涼しくて、やはり日傘効果はすごいと思いましたが、持っているとお昼を食べられないのですぐにしまいました(涙)

今日ずっと私のリュックの横に立っていて、倒木くぐりでは邪魔になり、皆からは裸の大将のようだと笑われながら、結局あまり役に立たず(笑)

いいアイデアだと思ったんだけどなぁ。

35分ほど山頂で過ごし、野反湖へ向け下り始めます。

時々咲いていたこの花は何でしょう?

派手さはありませんが、なんとなく高山植物の品位を感じさせる花です。

尾根道からはエビ平が見えました。

なんて美しい草原でしょう。

浅間山の湯の平を思い出します。

高沢山からエビ山への道中で出会った年配グループの皆さんにどこから登ったの?と聞かれ、キャンプ場から三壁山経由で来ましたと答えると、「そりゃ一番キツイコースだよ。最初の登りがキツかったろう。一番楽でキレイなのは、野反峠から入る逆回りだよ。ずっとキレイな景色を見ながら歩けるんだ」とのこと。

そーだったのね~(涙)

知らなかった~(涙)

今目にしているエビ平を見ると、あちらから登るべきだったかと後悔しました。

エビの見晴台に到着です。

野反湖と野反峠がクリアに見えます。

お天気が最後までもって良かったです(^-^)

さあ、展望はここまで。

野反湖畔へ向け下りましょう。

なかなかに急な下りで、しかも他の道に比べて少し荒れている気がしました。

途中笹と木の枝の間から野反湖キャンプ場方面が見えました。

すごく背の高い笹の間を下ります。

その名も「笹平」です。

道は明瞭ですが、笹が胸の高さくらいまであり、ガサガサと掻き分けながら進む感じです。

湖が近くなると、辺りに白い花(ヤマアジサイ?)が目立ってきました。

羽の一部が欠けた蝶がひっしに蜜を吸っていました。

14時40分、湖畔の第2キャンプ場に到着です。

エビ山から1時間ちょっとのまあまあ長い下りでした。

キャンプ場のリアカー道を歩きます。

橋の上からニジマスなどの釣りをする人達をしばし眺めました。

15時、駐車場に帰り着きました。

お疲れ様でした~✨

7時間25分、21000歩のハイキングでした。

帰りにふと、今日は野反湖周辺の山旅だったのに、肝心の野反湖に触れていないぞ!と気がつきました。

次回は湖畔を歩くルートも体験したいと思います。

帰りがけに再び野反峠に立ち寄り、歩いたからこそ分かる風景を楽しみました。

白く霞んでいますが、正面に三壁山、左手に高沢山とエビ山が見えます。

湖畔右側の道が気持ち良さそうですし、休憩所に飾ってあった写真で秋にはダケカンバの黄葉が点々と散りばめられ美しいことがわかったので、是非秋に再訪したいと思います。

こちらの弁天山からエビ平へのルートもいつか歩いてみたい。

八間山方面のあのガレ場にコマクサが咲いていたのでしょうか?

それもいつか見てみたい。


あー、行きたい山が増える一方で困ってしまいますよ(笑)

初めての野反湖でしたが、静かで豊かな自然が残った素晴らしい楽園でした。

四季折々の再訪を誓って、蒸し暑い埼玉へと帰ります。

帰り途中、長い一般道を走りながら、外の気温がうなぎ登りになる恐怖、、、(涙)

早く来週末が来ないかな❗


駐車場0732~(45分)~宮次郎清水0817(4分)~(1時間6分)~三壁山0927~(50分)~カモシカ平分岐1017~(29分)~カモシカ平1046(20分)~(30分)~分岐1136~(10分)~高沢山1146(10分)~(1時間1分)~エビ山1257(35分)~(17分)~エビの見晴台1349(4分)~(27分)~笹平1420~(25分)~第2キャンプ場1445~(16分)~駐車場1501


全行程 7時間26分

(うち歩行時間 6時間13分)


費用 一人1500円(高速代620円×2、ガソリン代2000円)


パーティー コマクサ探検隊3名


行程図などは後ほど。