50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、中之条町】裏妙義のもみじ谷と、三方境から女道へ、久しぶりのお気楽ハイク。でも実は意外とスリリングだった女道。2018年11月17日(土)

《登山難易度 4》

裏妙義、もみじ谷の三方境からこんにちは。


今回は久々のお気楽ハイクです(^-^)

インレッド残照録さんのブログで有名な(?)、裏妙義のもみじ谷へ、紅葉を見る山旅を計画しました。

インレッドさんは来週訪れる予定とブログで発表されていました。

同じ日に来て、一度お会いしてみたい気もしましたが、インレッドさんのファンやお友達が沢山ご一緒されるのだろうと思ったので、一週間前になりますが、予定通りに出掛けることにしました。


自宅を6時18分発、いつものコンビニ経由、本庄児玉インターに乗ったのが、6時52分。

松井田妙義インターを降りたのが7時28分。

旧国民宿舎駐車場に到着が7時44分でした。

自宅からコンビニ経由でも1時間26分という近さです。

いつもより遅い時間に家を出たので、高速道路からは群馬の山々が見事に見渡せました。

いつもは暗い時間に走っているので、久々に見る迫力の景色が嬉しくて、こんなに視界がクリアな日に谷を歩くのは勿体なかったかな?と思いましたが、前々からこの秋には一度はもみじ谷へ行ってみようとターボと話していたので、今日は展望より紅葉、きっときれいなもみじが見られるよと言い聞かせながらやって来ました。

トイレと支度をすませ、歩き出したのは8時2分でした。

駐車場には既に多くの車が停められ、準備をするハイカーは皆さんヘルメットやロープ、カラビナなどを用意していて、危険マークがいっぱいの丁須の頭(ちょうずのかしら)か谷急山(やきゅうさん)に登られるようでした。

私も昨日の夜、展望がない今回のコースでは物足りないので、ちょっと足を伸ばして谷急山まで行ってみようかと地図で確認したところ、何しろ危険マークがいっぱいで、地図付録のコース紹介を読むと上級者向けと書いてあったので、ありゃこりゃダメだ、と諦めたのです。

皆さんの装備を見ていると、諦めて良かったと思いました。

妙義の岩場は、私らお気楽隊などお呼びじゃないです(涙)

今は営業していない国民宿舎の裏手には、我々が決して足を踏み入れることができない裏妙義の急峻な岩稜がそそりたっていました。

地図で見ると、こちらは鶴峯山でしょうか。

こちらは御殿でいいのかな?

左手は軍艦岩?

駐車場脇に裏妙義のルート案内がありました。

今日の私たちのコースは、巡視道を通ってもみじ谷へ。

その後三方境まで登り、女道を下ってぐるり回ってこようと思っています。

旧国民宿舎の向かって左手に登山道へ降りる階段があります。

ここの標高は430Mです。

今回のコースで標高が地図に記載してあるのはこの登山口のみなので、他の標高はデバイスデータ(誤差あり)から計算して載せたいと思います。

少し車道を行くと、丁須の頭に向かう登山道が右手に現れました。

いかにもベテランそうな白髪の男性二人がガシガシ登って行かれました。

私たちはそのまま車道を進みます。

前方に「三方境へ」の看板が現れました。

地図を見たときに、車道から右手に入るのかと想像していたので、左手に矢印があり、意外でした。

でも後で地図を見返してみると確かに車道の左手に入るようになっていました。

針葉樹の植林帯に入って行きます。

沢に向かって下りました。

沢の側まで下ると、次は植林帯の中の急な登りになります。

乾いた急坂には杉の枯れ葉が落ちていて、ズルズルと滑りやすく、いきなり足に負担がかかりました。

ジグザグに登り、どんどん高度を上げます。

荒れた谷のような所は、枯れ枝や倒木もあり、更に急登になりました。

私は両ふくらはぎがパンパンになって、歩き始めの足のダルさのようなのがずっと続いていて、この辺りはキツかったです。

ターボから少しづつ遅れてしまいました。

8時40分、馬頭観音(600M)に到着です。

出発から38分。

標高差170M登ってきました。

キツイと感じていましたが、結果標準コースタイム通りに歩けました。

尾根に出た感じですね。

水分補給をしてすぐに歩き出しました。

登山道が少し明るくなりました。

とはいえ、まだ針葉樹と広葉樹が半々といった感じです。

左手に道が斜めになり、しかも滑りやすいこんな道だったり、

あるかないかわからない位に細いこんな道だったりします。

筆でさらっと筋を引いたような道なので、所々片足しか乗せられないような箇所も出てきました。

落ち葉を見てわかる通り、辺りは徐々に針葉樹の森から広葉樹の森に変わってきました。

巨大な岩が横たわっています。

だいぶ辛そうな顔をしていますが、急な坂を登りきった所です。

地図では「小尾根を越える」と書いてある所だったのではないかと思います。

この後目の前に広がる谷がもみじ谷の始まりでした。

この辺りの標高は615M。

馬頭観音から15M程登ってきました。

ん?ほんとかな?

もう少しあった気もするので違うかもしれません。

それとも登り下りを繰り返していたけど、結局ほぼ平行移動だったということかもしれません。

少しづつもみじ谷っぽくなってきたでしょ?

ただ想像していたのより、少し大人しめ(?)です。

「ここが既にもみじ谷なのかねぇ、インレッドさんの写真とはだいぶ違うねぇ」等と話ながら谷を一つ過ぎると、向こうからご夫婦が歩いて来られ、ターボと何か会話していました。

そのご夫婦もやはり「この辺りがもみじ谷っていう所なんですかね?もうちょっと先まで行ったんですけど、思ってた程じゃなくて」とおっしゃっていました。

「そうですよね。ブログの写真だともっとキレイでしたよね」と言うと、「あれ、もしかして同じブログを見て来られたのかしら?」と言うので、「インレッド残照録さん」と言うと、「あ、同じだ」と(笑)

やはりインレッドさんの写真の美しさに導かれて、ここに来られたようでした。

ご夫婦と少し立ち話をして、結論、「今年は訪れるのが一週間早すぎた&インレッドさんは写真撮影がお上手」ということになりました(笑)

この後どこに行くのかと聞かれ、三方境からぐるっと回って女道を下る事を伝えると、「女道ですか。あっちは道がわかりにくいらしいですよ。自分等も最初そのルートでと思ったけど、道がわかりにくいと聞いてやめたんです」とこのと。

確かに何かで読んだ気がするのですが、女道を初めて歩いた(インレッドさんは慣れていらっしゃるので参考にならない)というブログもいくつか目にしていたので、慎重にピンクテープを探しながら歩けば何とか行けるのではと思っています。

こちらのもみじが少し早すぎた分、女道はキレイかもしれないという気持ちもあります。

インレッドさんのブログによると、もみじ谷が真っ赤な時は女道の紅葉は終わりかけのようなので、女道の方が紅葉の盛りが早いってことなんだろうなと想像していました。

私たちのスマホ写真ではこんな程度の写真しか撮れませんでした(涙)

圧倒的な赤!という感じにはなりません。

これなら寄居の中間平の方がすごいかもしれません。

一週間早かったからなのか、それともインレッドさんの撮影がお上手で、美しい所だけ切り取っておられたのか、その両方か。

インレッドさんの写真から、真っ赤なもみじの中を歩くのかと思っていましたが、「もみじ谷」なので、谷にあるもみじを上から見下ろしながら歩く形になっていました。

いくつか(三つくらい?)谷を通りました。

こちらは登山道ではなく、登山道の左手にある尾根です。

今このブログを書きながら、もしかしてこの尾根を歩いて先まで行ってみたりもできたのかも?と思いました。

今は緑色ですが、ここが赤くなれば、真っ赤なトンネルになるのではないでしょうか?

少し広々とした雰囲気になっていました。。

もみじ以外の広葉樹が高く高く伸びています。

インレッドさん達がランチされていたのはこの辺りだったのかなと思いました。

少し広く平らになった所がありました。

もみじはこれで終わりかと思いましたが、次の谷にもありました。

ターボと二人の写真を載せているので多少順番が前後しているかもしれません。

雰囲気だけでも伝わればいいなと思います。

もみじ谷を後にし、いよいよ三方境までの登りになります。

もみじ谷が終わった辺りは標高775Mだったので、登り下りしながら徐々に標高150M位上げてきたのだなと後で分かりました。

いくつか谷を渡って行きます。

この辺りで一人の男性ハイカーに追い抜かれ、何分かご一緒しました。

聞くところに寄ると、以前別のルート(知らない山の名前が沢山出て来てその時はよく分からなかったので、後で地図で調べたらわかるかなと思いましたが、やはりどのルートを辿られたのかはっきりしませんでした)から谷急山を目指したのですが、あまりに道が悪くて(足がズブズブ土に埋まるような道だったらしいです)、疲れはて、谷急山は諦めて、このもみじ谷を経由する巡視道を下った事があるそうです。

予定とは違う下山口に下ってしまったので、車道&18号を歩いて戻ったとおっしゃっていました。

ひぇ~!ですね。

なので、今日は谷急山へのリベンジ登山なのだとか。

帰りはどうするのかと再び聞かれたので女道経由だと答えると、この方もやはり女道は道が分かりにくいと書いてあったよと教えてくれました。

自分もピストンにするか、女道経由にするか迷っているんだとのこと。

「私たちは慎重に女道を下ってみますので、もしも女道を下って、私たちが倒れていたら助けてくださいね」と、当てにならない保険をかけておきました(笑)

それにしても女道は道が分かりにくいというのは皆さんご存知のようで、ちょっと心配になりました。

不安が増しますが、またこの道を戻るのではつまらないので、やはり予定通りでということにしました。

行くてに巨大な岩が現れました。

誰かのイタズラで棒が立て掛けられています。

まるであの棒一本で岩の落下を支えているみたい。

ターボと大きさを比べてみました。

ターボがデカイので、大きさ比較には適さなかったですね(笑)

棒を触るとグラグラしたらしいです。

「私の力で棒がポキッと折れたら岩が転がってくるかと怖かったよ」とのこと。

そんなアホな(笑)

最後の急坂です。

ターボの長い足でも登るのが大変だった(ターボ自身の談。それって、自慢なのか?( ̄^ ̄))根っこを、私の短い足&硬い股関節で必死に攻略しているところです。

地味~な水場を通過したのは10時59分でした。

馬頭観音から1時間19分でした。

地図のコースだと1時間5分なので、写真を撮りながら歩いたことを考えると、まあまあですね。

水場を越えてからも紅葉の森でした。

時にはこんな岩を越えたりして、

少しづつ高度を上げていきます。

ジグをきって、どんどん登ります。

この坂が足がズルズル滑って大変でした。

尾根が見えてきました。

10時22分、三方境(897M)に到着です。

水場から23分でした。

すぐ近くに上信越道の白い橋が見えていました。

5分程休憩し、すぐに出発。

女道分岐までは10分です。

小ピークを越えてからは、急な坂道下りになります。

枯れ葉の中には枯れ枝が潜んでいて、一度枯れ枝に乗ってしまい左足がずるっとなって尻餅をついてしまいました。

古傷の右膝が正座のように折れ曲がりましたが、サポーターをしていたことと、曲がった角度が良かったので怪我をすることはありませんでした。

前を行く男性はこの日最後に山の中で会った(追い抜かれた)方になりました。

もみじ谷でご夫婦と、その先で会話をした男性と、三方境までの登りで追い抜いて行かれた男性と、そしてこの男性と、わずか5名にしか会わず、この後の女道では最後まで誰にも出会いませんでした。

人気のないコースなのか、来週辺りから混み始めるのかわかりませんが、この日はとても静かな山でした。

落ち葉の深いズルズル滑る急坂を下って少しくたびれたので、尾根の小広い所で10分程小休止。

バナナを食べ、靴紐を絞め直しました。

もしかしたら大遠見峠という所だったのかもしれません。

木立の間に浅間山が見えていました。

10時52分、女道分岐(861M)に到着です。

三方境から標高差36M下りました。

峠で10分ほど休みましたので、それを除いても17分もかかってしまいました。

標準タイムが10分だったので、途中もしかしてもう分岐を過ぎて、私たち谷急山に向かっているのでは?という不安がありましたが、ちゃんと標識が現れて安心しました。

道が分かりにくいという話から、もしかして分岐の標識もなかったりして!?という疑いがありましたが、さすがにそれは杞憂でした。

分岐を左に曲がり尾根道を進みます。

いきなりの倒木です。

この先大丈夫かな?と少し不安。

こちらは赤というより、黄色やオレンジの紅葉がキレイでした。

時々立ち止まっては、ピンクテープや[←国民宿舎]という標識を探しながら、慎重に下りました。

確かに落ち葉が深くて、踏みあとは消えかかり、道が分かりにくいです。

もみじ谷の道が筆でさらっと線を引いたような道だとしたら、こちらは刷毛で軽く撫でたような頼りない道です。

こういう[←国民宿舎]という標識がたまにあるので、それを見落とさないように。

前方でターボが道が分からないと言っています。

こちらから見ると真っ直ぐ進むのが道のように見えます。

目を凝らしてみても、見える範囲のどこにも道しるべがないようです。

こちらは真っ直ぐな道(?)

こちらは右手に下る道(?)です。

あとから見返してもどこにも目印が見つかりません。

(正解はこちらでした)

左手の紅葉が光を浴びて美しく輝いています。

前方がキレイそうなので、真っ直ぐ進んでしまいました。

多分多くの方がそうなるので、なんとなく道っぽくなっていたのだと思います。

そこから平行移動して尾根を歩くとすぐに道が消えたので、右手に下って行きました。

この坂は落ち葉が深く、足を踏み出すとザラザラと崩れて、ターボが転び数メートルズズズズズとお尻で滑り落ちました。

木の根っこか何かがあったので、それ以上滑り落ちることはありませんでしたし、下が柔らかいので怪我もしませんでしたが、ちょっと怖かったです。

その後目を凝らして見ると、前方にピンク色のものがかすかに見えたので、気をつけてズルズル下ると、ようやく正式な登山道に戻ることができました。

まともに歩ける道になりました。

一安心。

頼りない枝にピンクテープがついていますが、紅葉の中で目立たないですね。

途中枯れて落ちた枝にテープが巻き付いていたり、赤いペンキが塗られていたりしましたが、枯れ葉に埋もれていました。

気持ちの良い森なので、もう少し整備されていれば、ハイカーも増えるのでしょうに、勿体ないなぁと思いました。

皆がブログ等で道が分かりにくいとあげると、益々皆さんの足が遠退き、更に道が不明瞭になっていきますよね。

時々こんな風にお隣の山を見ることもできます。

この辺りは落ち葉の下の土が細かい軽石のようになっていて、ズルズル滑る滑る。

怪我をしないよう、慎重に慎重に下りました。

歩きにくい道でしたが、景観は抜群でした。

広葉樹の森が美しいです。

こちらのもみじは少なかったですが、他のピンクの紅葉が可愛かったです。

この木は何でしょうか?

なんとも可愛らしいピンク色でした。

徐々に谷に向け真っ直ぐに下るようになってきました。

この辺りまではまだ良かったのですが、、

下って行くほど傾斜がきつくなり、谷底に吸い込まれるようです。

落ち葉の量が更に増し、その下の土は柔らかく、足が埋もれてズズズズズと崩れてしまいます。

スキー場であまりの急坂にビビって、スキー板を横にしてズズズと横滑りするように、足を横に向けてザザザザザと滑っては、向きを変えてザザザザザというのを繰り返し下って行きました。

この道を登るのは相当大変そうですね。

前方に沢が見えてきました。

「ここからどう下るの~?」とターボが叫んでいます。

あそこの沢まで下らねばなりません。

落ち葉が降り積もったツルツルの岩場を下ります。

今日は暖かかったので大丈夫でしたが、ここは凍結していたら怖そうです。

慎重に、慎重に。

11時45分、谷急沢分岐(673M)に到着です。

女道分岐から57分でした。

標高差188M下って来ました。

標準コースタイムは30分なので(30分!?嘘でしょ?そりゃ道を熟知している人がドンドカ駆け下った場合でしょうよ、きっと)、大幅にオーバーしてしまいました。

ちょうどお昼の時間帯なので、この沢の岩場でお昼休憩することにしました。

岩を渡って少し上流に行きました。

右手が大遠見沢、正面が大黒乗越沢です。

この出合い部分の岩場に座ってランチにしました。

今日のメンバーはターボと私の二人です。

お湯が沸くまでの間、私が座っている所から振り返って大黒乗越沢を撮ってみました。

この辺りは一枚岩ばかりで、水が平な岩の上を滑り落ちていました。

ターボと私の間には水路のように清らかな水が流れていました。

何だか楽しい(^^)

食後のデザートはターボの芋とクリームの大福でした。

最近毎回ターボの大福をご馳走になっていて、ターボは大福担当、私はバナナ担当って感じになってきました(笑)

40分程ゆっくりし、12時25分出発です。

食事の間、もしもハイカーが通りかかったら、沢の絶景の真ん中に陣取っていて申し訳ないなと思っていましたが、結局その間誰も現れることはありませんでした。

まずは沢を右岸に渡ります。

再びもみじ谷でも歩いた、筆でさらっと線を引いたような道に(この表現が気に入って何度も使ってしまいます、すみません)なりました。

この写真では伝わりにくいかと思いますが、こういう道が何度も現れ、大体あの先の左カーブの所が一段と狭くなっていて危険でした。

もみじ谷と違うのは、足を踏み外したら、谷までまっ逆さまということ。

落ち葉で道の端が不明瞭なので、一度落ち葉に足を乗せたら左側の地面がなくて、足を踏み外しそうになりました。

怖い、怖い、デンジャラスロードです。

沢まで下り、今度は左岸を歩きます。

落ち葉の中にぐにゃぐにゃな倒木が。

触ると今にも巨大な竜か大蛇がむっくりと起き出してきそうです。

この辺りは少しの間でしたが、歩きやすかったです。

そして、再び沢を渡り右岸に向かいます。

再びの「ひと筆道」。

このときの左岸の岩は、それはそれは巨大で、岩がそのまま山になっていました。

大きすぎてどう頑張っても写真に収まりませんでした。

あの岩山には道は作れないですね。

それなのに、なぜか道は沢の方へ下って行きます。

えええ、あの岩場の下を通らせるの!?

黄色テープのある方に向かおうと、岩場に足をかけますが、ツルツル滑ってどうしても登れません。

黄色テープを過ぎてしまいますが、沢の岩場を渡ってもう少し下から登山道に取りつくことにしました。

少し行くと、再び道は右岸になります。

右の登山道が崩れていて、水が染み出した斜面はヌルヌルズルズル足を取られました。

そしてもはやお馴染みのひと筆道へ。

写真では伝わりませんか(涙)

登山道の端は不明瞭、一歩間違えば谷底までまっ逆さまに滑り落ちるよ~!というのを写真に撮ってみました。

道が大きく右にカーブし、少し広めの歩きやすい道になったかと思った瞬間、ターボがゴンッという派手な音を立てて、登山道に張り出した木の幹に頭をぶつけてしまいました。

頭上にもトラップがあるので要注意です。

脳みそがだいぶ揺れたらしく、前頭葉の働きが鈍ったか、今日は理性で抑えていたオヤジギャグをこの後連発していました。

大して面白くなかったので内容は忘れてしまいましたが、、。

おおお、何だか明るくなってきたぞ!

歩きやすい尾根道になるか!?

谷急沢を離れ、尾根に出ました。

右手を見ると大きくバツ印が。

確かに下から登ってくるとこのまま真っ直ぐ進んでしまいそうな道です。

私たちは下りなので左手に進みます。

先を行くターボが歓声を上げています。

見ると、左手に険しくも美しい岩峰が見えました。

地図で確認すると、右手のとんがりが鶴峯山、左手のギザギザが風穴尾根みたいです。

風穴尾根には岩の中に窓のような穴が見えました。

面白いですね~。

なんであんなところに穴が空くんだろう。

下っていくと杉の林となり、

車道が見えてくると、最後はズルッズルの超急坂となりました。

足の置き場も分からない、急坂を下り、

午後1時26分、女道入口に到着です。

谷急沢から一時間でした。

標準コースタイムは40分でした。

それにしても女道入口から登る人は、いきなりのあんな急登で、登り早々に心が折れそうになるんじゃないかしら?

ここからは楽々の車道下りです。

落ち葉が降り積もった車道ですが、その下には石がゴロゴロしているので、足を挫いたりしないよう、少しだけ注意が必要です。

中木沢橋を渡ってからは、沢を左手に見て歩く道になります。

落ち葉を見ていたら、二人の影が長く伸びていました。

午後1時58分、星穴沢橋に到着です。

女道入口から30分もかけてしまいました。

ゆっくり写真を撮りながら、ダラダラ歩いていたので。

星穴沢橋から右手に行く道は登山禁止になっていました。

見るとこの石の案内板は慰霊碑でした。

昭和45年、藤岡女子高校の17才の女学生二人が星穴岳で滑落して亡くなったそうです。

裏妙義の岩稜が見えてきました。

何度も立ち止まっては写真を撮ってしまいました。

岩稜の間に三つ、お地蔵様のような岩が並んでいます。

その下の紅葉に光が当たってキレイでした。

こちらは表妙義の岩稜です。

何という山かはわかりませんでした。

一番右の岩が子供で、真ん中の岩がお母さんのように見えました。

妙義荒船林道の始点に帰りつきました。

一般車通行止めですね。

途中いくつも大きな落石が道の真ん中に転がっていたので、一般車でなくても、通行は難しそうでした。

一般車道に出ると、右手に表妙義への登山口がありました。

注意看板が沢山設置され、奥は暗く、何だか怖い雰囲気です。

鷹戻し、金洞山への登山は禁止と書いてあります。

私たちに関係ありそうなのはこっちの情報でした。

中間道第二見晴らし付近で落石のため、妙義神社方面へ通り抜けできないと書いてあります。

最後は中木沢にかかる橋を渡り、旧国民宿舎に帰りつきました。

午後2時35分でした。

今日はほぼ予定通りに歩けて、体力的にも余裕~🎵のお気楽ハイクでした。

道のわかりにくさと歩きにくさはありましたので、気持ち的には結構スリリングでしたけどね。

駐車場にはまだ沢山の車が。

皆さん、ハードコースを歩いておられるのでしょうね。

もみじ谷の紅葉は時期が早すぎたのか、思っていた程ではありませんでしたので、女道を下って良かったと思いました。

広葉樹の森も、一枚岩の沢も、時々見える岩稜も、見応えのあるなかなかに素敵なルートでした。

何とかもう少し目印を増やしてもらえると、もっと多くの方が訪れるようになるのではと思います。

何なら私らがリボンを付けながら歩こうかと思ったくらいです(笑)

来週のインレッドさんのブログが楽しみです。

私たちが歩いたあの道をどんな風に切り取って、美しい写真を発信してくださるのか。

ワクワクですね😃

今回は行程が短かったので、私のデバイスが最後まで生きてました!

私のデバイスだと川が表示されます。

ターボのデバイスだと、川は

表示されないのに、距離が表示されます。

同じガーミンなのになぜか微妙に違うのです。


国民宿舎駐車場0802~(38分)~馬頭観音0840~(25分)~もみじ谷0905~(54分)~水場0959~(23分)~三方境1022(5分)~(13分)~大遠見峠1040(8分)~(4分)~女道分岐1052~(53分)~谷急沢分岐1145(40分)~(1時間1分)~女道入口1326~(32分)~星穴沢橋1358~(37分)~駐車場1435

最大標高差 467M(430M~897M)

累積標高差 571M

歩行距離 11キロ

歩数14000歩

全行程 6時間33分

(うち歩行時間 5時間40分)

パーティー 2名(ターボと私)

【長野、北八ヶ岳】天狗岳《後編》東天狗から天狗の奥庭へ。絶望的な歩みの遅さと、果てしない下りの巻 2018年11月10日(土)

天狗の奥庭からこんにちは。


《前編》の続きです。

デンジャラストレッキングとなった天狗岳からの下りが始まります。

東天狗山頂を午後1時12分に出発しました。

東側が切れ落ちた岩場に向けて歩き始めます。

先に行った二人が岩場の下で私を待っています。

あそこからどちらに進むのでしょう?

まさかあの岩場を越える?

いえいえ、さすがにそれはなく、左手に岩場を巻いて下って行くようです。

ここからどんな下りになるのでしょうか。

霧の中を進みます。

少し行くと、徐々に雲が消えていきました。

眺望が少しずつ広がっていきます。

西側の眺望がどんどん広がります。

西天狗から下部に広がる美しい森です。シラビソとダケカンバが素敵です。

アップにしてみました。

馬の背のような岩場を越えると、

雲が消えて、一気に眺望がひらけてきました。

左からターンして、

いやぁ、これまた素晴らしい展望です。

先に行くターボの「こっちはもっと凄いよ~!」という声と、ハガレーナの「うわ~🎵」という声が聞こえてきて、ワクワクしながら歩きました。

巨大な岩の壁を巻くように下っていくと、

午後1時40分、中山峠に向かうルートと天狗の奥庭を通るルートの分岐に到着です。

山頂出発から28分経過しました。

ここからの眺めが今日一番に素晴らしかったです。

右からターンして、

尾根道の向こうに見える断崖絶壁は、稲子岳。

右下の森にはシラビソ小屋も見えました。

稲子岳の向こうに見える尖った頂きはにゅう。

左手にのなだらかな稜線は中山です。

雲に隠れているのは丸山でしょうか。

浅間山も見えます。

地図で確認すると、こちらは金峰山と瑞牆山なのではと思いました。

何となく金峰山の有名な岩が見えるような気がします。

地図であちこち確認するターボと私です。

振り返ると、西天狗の向こう側が晴れています。

今なら八ヶ岳の絶景を見渡せていることでしょう。

う~ん、惜しかったです。

紹介が遅れました。

今回のメンバーは、ハガレーナ、ターボ、私の晴れ女隊3人です。

では、先を急がねばなりません。

ここでこのまま尾根を下り、中山峠経由で黒百合ヒュッテを目指すか、天狗の奥庭を通るか迷いました。

時間的には地図上では10分しか違わないので、尾根から森に入る中山峠経由より、展望がひらけていそうな天狗の奥庭を下ってみようということになりました。

この選択を後で悔やむことになります。

午後1時50分、天狗の奥庭に向け下り始めます。

先週黒百合ヒュッテから登って天狗岳を眺めたあの展望台が見えています。

この時も結構な距離があるなとは思いましたが、、

行けども行けども、ちっとも近づいている気がしません。

足元は相変わらずの岩とガレガレです。

振り返ると真っ青な空。

ハイマツに囲まれたガレ場を下っているのがよくわかりますよね。

岩がまた大きくなってきました(涙)

岩場を登って行きます。

午後2時20分、天狗の奥庭(上)に到着です。

尾根の分岐から30分。

東天狗山頂からは、分岐で10分程眺めを楽しんでしまいましたが、それを含めて1時間以上かかっています。

地図のコースタイムだと山頂から黒百合ヒュッテまでで1時間なのに!

まだ半分しか来ていないのにもう1時間以上かかっているなんて、、。

むむむむ、考えるのはよしましょう。

まずは先に進むしかない。

天狗の奥庭(上)を過ぎ、辺りを見回したところです。

ここで軽く絶望しました。

いや、正直に言うと、かなり深刻に絶望しました。

なに?!これ!?

まだこんなに下らなければいけないの!?

しかも、足元は山頂直下並みの岩、また岩。

こんなのブログのどこかに書いてあったっけ~?(涙)

誰かのブログに「岩岩した道」という表現はあった気がするけど、ここまでなんて知らなかったよ~(涙)

それが、延々、こ~んなに続いているのですよ~(涙)

二人はストックをしまい、手を使って下っていきました。

私はバランスを取るのと、右膝を痛めないようにしたいので、ストックを三本目の足として使って下っていきました。

一応眺めを納めておきましょう。

左からターンして、、

美しいことは美しいです。

そして、広い!

眺めてるだけならいいけど、この岩場を延々歩かなければ黒百合ヒュッテに着けない!

遠いぞ~~~(涙)

おおおお、なんだか先週見た景色になってきたぞ~。

これはスリバチ池(水はないけど)ですぞ。

最後の岩場を登って、

午後2時59分、やっとのことで天狗の奥庭(下)に到着しました。

分岐から1時間9分、山頂から1時間47分も費やしてしまいました。

やばいよ、やばいよ、とっとと下るよ。

黒百合ヒュッテが見えた来た~。

この後午後3時9分、黒百合ヒュッテに着きました。

既にテントを張って休んでいる人がいます。

黒百合ヒュッテには灯りがともり、しーんとしています。

今頃下山しようとしている自分たちを見つけて叱られやしないかとドキドキしながら、トイレをお借りし(200円)、そーっと通りすぎました。

下山開始が3時17分。

当初の予定だと黒百合ヒュッテを出発するのが12時50分でしたから、、

〈なんとこの時点で2時間27分遅れという事実〉

少し身体が震えました。

下山完了までに日の入りを迎えるのは確実です。

覚悟して歩かねばなりません。

下り始めは鉄製のキャットウォークです。

しかしすぐに見慣れた風景に。

この山はどんだけ「岩」なんだ。

しかもこちらのコースの岩は湿っていて、とにかく滑る!

ハガレーナが遅れ始めています。

木道もありますが、これまた滑る滑る。

ツルッツルです。

私は慎重に足を置けば大丈夫だったのですか、ハガレーナの靴底がとにかく滑り易いらしく、一歩歩く毎に「滑った!」「ありゃりゃりゃ、また滑った!」「ひぇ~、怖いよ~」「アタタタタタ、足が意図してない方に持っていかれる~(涙)」という声がずーっと聞こえていました。

こりゃハガレーナじゃなく靴底スベリーナだなと思いましたが、この時はそんな冗談を言う余裕はなく、今初めてそう思った事を明かします(笑)

ハガレーナは新しい登山靴に買い換えるらしいです。

それにしてもあんなに滑っていたのに、足を痛めなかったハガレーナの身体能力の高さには逆に驚かされます。

ターボも何回か尻餅をついていました。

木道の端っこが滑りやすかったです。

私も途中斜めになった木の根っこで滑り、右膝がミシッとなりましたが、サポーターのお陰で難を逃れました。

速く行かなければ、日が暮れるという気持ちの焦りはあるのですが、怪我をしては大変なので、慎重に下るしかありませんでした。

タイマーを20分でセットしていたので、次の分岐までタイマーが2回鳴れば着くね等と話していましたが、タイマーを三回セットしても分岐に着かず、「渋の湯温泉分岐まで遠いね~。まさか通りすぎてないよね?」と二人が心配していました。

間違えてはいないと思いましたが、何しろ歩いても歩いても着かないので、内心途方に暮れているような状態でした。

しかし歩いていればいつかは着くもんで(当たり前ですが)、ようやく前に分岐が見えてきました。

時刻は午後4時23分。

地図上のコースタイムは45分なのに、なんと黒百合ヒュッテから1時間5分かかってしまいました。

分岐についた安堵感と、何とか怪我せず来れたことへのやれやれ感と、とてつもなく歩みが遅い現実への焦燥感と、そして、日が暮れることへの不安感と、、、。

様々な感情が湧き起こった分岐通過となりました。

分岐からも長かったです。

ついに日が暮れ始め、美しい夕陽が見えてきました。

「これ、この夕陽、袈裟丸山で見たのと同じだ」と思いました。

あのときは登山口まで標高差150M下ればよかったのですが、今日はその倍の320M下らなければいけません。

ヘッデンはこの後使わなければいけなくなるのは分かっていましたが、ライトをつけると回りが見えなくなるので、できるだけ遅めにしたいと考えていました。

ハガレーナが目が悪く、段々道の段差が見えにくくなってきたと言っていますが、ライトをつけるタイミングは「みほさんに任せるよ~」と言っています。

最後の方は更に急な坂となり少しジグを切るようになりました。

足元がいよいよ見えにくくなってきたので、午後5時頃ヘッデンをつけることにしました。

ヘッデンをつけると、足元はすごく良く見えるようになりましたが、それと引き換えに辺りは真っ暗になります。

一度縦に敷かれていた木材の上に足を置いたときに足を滑らせ私が尻餅をつき、危うく左側の斜面に転がりそうになりました。

ちょうど手をついた場所が持ちやすい岩だったのでそれを掴み、転がることは避けられました。

私は意外と冷静だったのですが、後ろにいたターボの慌てようがすごくて、私を助けようとワーワー騒いでいるので、私は逆にターボが転がりそうになっているのかと勘違いした程でした。

その後はなるべく山側を歩くように心がけました。

坂道は延々続くよ、どこまでも。

時々ヘッデンの光を上に向けて、ピンクテープを探しながら、道間違いをしないよう慎重に歩きました。

ヘッデンの明かりが前方を照らすと、何でもない切り株が白く浮かび上がり、何かが登山道の真ん中に潜んでいるように見えるので、先頭を歩く私は別の恐怖感もありました。

夜行性の動物に出会うのは怖いので、わざと大きな声でしりとりをしました。

ターボは一番疲れていたようで、もうフラフラです。

私は大きな声で「ロ、ロ、ロ、ロ、ロマネスク王朝!」とか「またリィ?う~んと、リーマンショック!」等と叫んでいるのに、ターボはいかにもやる気のないように小声で「イチゴ」とか「こま」とか短い単語を答えるのみでした。

ハガレーナが聞こえないので、何度も聞き返していました。

その度に私が大声で「イチゴだって~!」と伝えました。

とにかく賑やかにしていないと、心がやられそうでしたから。

少しづつ沢の音が聞こえて来て、最後唐沢にかかる橋を渡った時には本当に嬉しかったです。

午後5時43分、唐沢に到着です。

ここからは車道歩きでした。

いつもは退屈な車道歩きがこの時ばかりはルンルン?でした。

唐沢鉱泉の浴場横(登山者が今頃温かい温泉で足を伸ばしているんだなぁと想像しながら)を通り、5時55分、駐車場に帰り着きました。

分岐から1時間12分かかったことになります。

標準コースタイムは40分でした。

今となっては、コースタイムの何倍かかろうが、もはや驚きません。

〈結果、私が初めに立てた計画から、なんと3時間40分もオーバーしたのでした〉

地図に載っているコースタイムって何なんですかね。

簡単な山は初心者が登るスピードで、難易度の高い山は上級者が歩くスピードで計算しているとしか思えません。

このところコースタイム通りに歩けて浮かれていたので、「山を甘く見るんじゃねぇ!自分らの実力を思いしれ!アハハハハハハ~!」(誰だ?)と、いきなり梯子を外されたような気分です。

朝、私たちの後に歩き始めた女性たちの車はまだ停められていたので、どこかの山小屋かテントに泊まっているんだなと思いました。

こんなコースを日帰りで歩き通そうとするなんざぁ、オオバカモンのすることよ(なぜか江戸っ子)

私たちはやはり初心者です。

登山の回数をいかに重ねても、その進歩たるや亀の歩みで、体力がない、バランス感覚(体幹)はない、山の知識も乏しく、その上道選びのセンスもないのだと思い知りました。

少しづつチャレンジ登山は続けて行きたいと思いますが、今まで以上に慎重に計画を立てたいと思います。

車に乗ってからは、歩いている時は元気のなかったターボは運転があるので再生し、私は緊張がほぐれて疲れはて、魂が抜けたようになってしまいました。

ターボは帰りの運転も長かったのに、私はうつらうつらしてしまって申し訳なかったです。

今回は時間が長かったので、さすがにターボのデバイスも下り途中(分岐を過ぎた辺り)でこと切れました。


唐沢鉱泉0752~(1時間12分)~分岐0904~(1時間6分)~第一展望台1010~(46分)~第二展望台1056~(23分)~岩場下(森林限界)1119~(34分)~西天狗1153(51分)~(15分)~鞍部1259~(11分)~東天狗1310~(30分)~分岐1340(10分)~(30分)~天狗の奥庭(上)1420~(39分)~天狗の奥庭(下)1459~(10分)~黒百合ヒュッテ1509(8分)~(1時間6分)~分岐1623~(1時間20分)~唐沢1743~(12分)~唐沢鉱泉駐車場1755


全行程 10時間3分

(うち歩行時間 8時間55分)

歩数 23000歩

歩行距離 13キロ位

標高差 766M (1880M~2646M)

累積標高差 884M

パーティー 3名(コマクサ探検隊)


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

【長野、北八ヶ岳】無謀過ぎた計画。中級者向けの天狗岳へチャレンジ登山。最後は初ヘッデン登場のデンジャラストレッキング《前編》2018年11月10日(土)

《登山難易度 8》

東天狗岳の尾根からこんにちは。


今回先週訪れて天狗の奥庭から眺めた、北八ヶ岳と南八ヶ岳の間に位置する天狗岳へのチャレンジ登山です。

地図で確認すると行程は10キロ程、コースタイムは6時間弱、最大標高差は766Mなので、私たちでも何とか回って来れる許容範囲だなと思っていました。

このところコースタイム通りに歩けていたので、自分たちの力を過信していた事を、後で激しく反省することとなります。

ネットで調べると、日帰りで回ってきている人もいれば、黒百合ヒュッテなどに一泊する人もいて、初心者は一泊することをオススメしますとあったのですが、「初心者」という表現に、「私たちはもはや初心者ではないよね?もう50以上の山に登っているんだからさ」などという浅はかな考えで、「ま、晴れ女隊なら何とか行けるんじゃん?」と思い計画しました。

前々回の袈裟丸山での義姉遭難一歩手前事件で、友人に「みほは素人ではないと自覚すべき」と言われたこともあり、初心者はそろそろ卒業でいいのかなと思ってしまったという背景もあります。

私の計画では7時20分に歩き出し、午後2時半には下山して、唐沢鉱泉で入浴する予定でした。

もしもコースタイム通りにいかなくて下山が1~2時間遅くなったら入浴しないで帰ればいいよね、などと思っていたのです。

そんな事をお気楽に考えていた自分を殴ってやりたい、、、。

結果過去最長の歩行時間となり(なぜか歩数はそこまでではない不思議)、他のハイカーが皆テントや山荘でぬくぬくしているのを横目で見ながら、最後は山の中で恐怖の日の入りを迎え、初のヘッデン登場、真っ暗な山道をピンクリボンを探しながら歩くという、身も心もズタボロの一日となりました。

そんなお気楽隊にはそぐわないデンジャラス登山の始まりです。


自宅を朝の4時20分に出発しました。

今日は先週行った白駒池よりだいぶ走ってぐるっと回り込まないとたどり着けない唐沢鉱泉が登山口で、かなり長い道のりなので、コンビニには寄らないで行こうと思っていました。

しかしこの日は朝からついてなかったのです。

メンバーが一時停止違反で捕まるというアクシデントが発生(涙)

真っ暗な田んぼの中の見通しの良い赤の点滅信号ですよ。

他の車は全くいなかったのですよ。

パトカーはライトを消して暗闇で見張っていたのですよ。

ずるくないですか!?(この怒りはお門違いなことは重々承知しております)

あんな所、あの時間に、暗闇で見張っていたら、もう入れ食い状態でしょうよ。

バックミラーに、サイレンは鳴らさず、「止まりなさい」などとの呼び掛けもせず、じとっとついてくるパトカーのクルクルライトが見え、あ、さっきの一時停止、、となったのでした。

そのため、結局コンビニに寄った以上の時間がかかり、唐沢鉱泉に到着したのが7時半過ぎでした。

トイレ(一つしかなく順番待ちで少し時間を取られました)と支度を済ませ、7時52分、歩き出しました。

〈ここで既に予定より32分遅れです。〉

左手(唐沢鉱泉の前の道)は帰りに下ってくるコースです。

今回は右手に行き、唐沢を渡って行くコースです。

第一展望台 → 第二展望台 → 西天狗 → 東天狗 → 黒百合ヒュッテ → 唐沢鉱泉 という半時計回りコースで歩いて来ようと思っています。

まずは唐沢にかかる橋を渡ります。

ここから次の分岐(枯尾の峰分岐)までコースタイム1時間です。

緩急織り混ぜながら、徐々に高度を上げていきます。

辺りは北八ヶ岳らしい苔の森です。

シラビソの白っぽい幹が美しく並んでいます。

次の分岐まで右に左に向きを変えながら、標高差280M登ります。

一週間前に北八ヶ岳を歩いてから右膝が少し腫れていて、歩いている内に少し痛みが出てきました。

急坂で、右膝に体重をかけて身体を持ち上げる時に痛みが走ります。

いつも持ち歩いているサポーターを装着することにしました。

昔も昔、高校時代にバレーボールで痛めた古傷が、疲れたりすると痛み始めるので厄介です。

まだ登りが始まったばかりなのに、ちゃんと歩き通せるか少し心配になりました。

再び歩き始めます。

辺りは霧に包まれ、ハイカーに会うこともなく、とても静かな朝です。

駐車場で私たちより少し遅く着いた若い女性たちは違うコースを行ったのでしょうか?

大きな岩が現れました。

きついサポーターをしていて右膝を大きく曲げられないので、うまく登ることができず、膝をついて不恰好になってしまいました。

あー、先が思いやられます。

このコースも岩が多いのかなぁと少し心配。

この後9時4分に枯尾の峰との分岐を通過しました。

1時間12分かかりました。

コースタイムよりプラス12分です。

〈この時点で、予定より44分遅れです。〉

ここから第一展望台まではコースタイム50分です。

分岐からは前回のにゅうでも苦労した根っこロードになります。

歩きずらい、、(涙)

張り出した根は雨に濡れて滑りやすく注意が必要です。

登山道以外の岩は全て様々な苔でびっしりとおおわれ、豊かな水を蓄えています。

苔の先に何かがついています。

何でしょうか?これは?

ナメコみたいに見えますね。

もちろんナメコではありません。

私の虫メガネで苔を観察する二人。

展望のないきつい登りが続くので、苔を眺めて気を紛らわします。

坂道は延々続くよ、どこまでも。

なかなかに大変な急登です。

この辺りで風が時々強く吹き付けるようになり、木立が揺れていました。

枝についた水滴がハガレーナのうなじにピチャンと落ちてきたらしく「冷たっ!」と悲鳴をあげていました。

おっ、なんだか明るくなってきたぞ、もしや、第一展望台?

10時4分、見晴らしの良い場所に出ました。

これが第一展望台かしら?と思いましたが、標識はありません。

霧に包まれ視界もゼロです。

しゃくなげなどの小道に入り再び抜けると、

6分程で第一展望台に着きました。

時刻は10時10分です。

分岐からコースタイム50分のところ、1時間6分かかったことになります。

〈この時点で、予定より1時間遅れです。〉

アルプス展望を期待していましたが、残念ながら何も見えません。

ちなみに私の帽子と紺色のウインドブレーカーは初登場のワークマンです。

少し前から車の中で、「どうやら最近のワークマンはオシャレになっているらしい。女性客が増えていて、登山者にも安くてオシャレなアウターが人気らしいよ」という話題が出ていたので、ターボと二人で試しに購入してみました。

初登場で、そしてこれが最後になると思います。

やはり安いものは安いものなりなんだと良く分かりました。

そしてどことなくダサい(あくまでも個人の感想です)。

注意)もしかしたら北関東にはまだオシャレなワークマンが上陸していないだけかもしれません。

少なくとも山では機能性と丈夫さが一番大事なので、そこは譲れないと思いました。

尾根道なのに、うっそうとした苔の森が続きます。

しかも少し下っていく、、(涙)

まだまだ続くよ、坂道は。

いい加減嫌になってきて、お腹がグルグル鳴っているので、森の中でモグモグタイムです。

右側が大きく崩落した道を通り、再び森へ。

そして、ようやく第二展望台に到着です。

時刻は10時56分。

なんと、第一展望台から46分もかかってしまいました。

ガスガスですし、予定より遅れていますから、先を急ぎます。

げげげげげ。

私の想像では第二展望台辺りから展望の良い尾根歩きなのかと思っていましたが、森の中、再びの下りかよ~(涙)

しかも粘土質で超滑るぅ~(涙)

そして、鞍部からは、またまた歩きにくい岩と根っこの急坂です。

何なんだ、このコースは、、(涙)

いつになったら森林限界迎えるの?と思いながら登っていくと、、

11時19分、ようやくひらけた場所に出ました!

これから岩場登りが始まります。

ストックをリュックにしまって岩場登りに備えましょう。

どこまで続いているのか、霧で全くわからない岩場を登って行きます。

ハガレーナは岩場が大好きなので、途中から先に行ってもらいました。

三点支持どころか、私たちは膝も使い、肘も使い、四点五点支持で、ほぼ這い上がるように登りました。

ターボはあごも使っていたらしいです(どうやったら顎を使うことになるのだろう?相変わらず不思議な人です)。

おお、少し霧が晴れ、山頂が見えてきました。

山頂が見えてからも長かった(涙)

過去最高に長い岩場登りでした。

なんと34分間、岩場を登っていました。

山頂直下はガレた岩場になりましたが、大きな岩をよじ登る時間の長かったこと!

いやぁ、参りました。

やっと人の声が聞こえるようになりました。

11時53分、やっとこさ、西天狗山頂(標高2646M)に到着です。

〈予定より1時間43分遅れです。〉

地図では第一展望台から西天狗までコースタイム1時間と記載されていますが、私たちは1時間43分もかかってしまいました。

高見石やにゅうなどのわずかな距離の岩場なら簡単に登れますが、西天狗の岩場は骨が折れました。

これが八ヶ岳ってやつですか!

いやはや甘く見ていました。

ああいう所も上級者はスタスタスイスイ登り下り出来るのでしょうね。

これでも八ヶ岳の中では入門編の山なんですってよ!

多分私たちは八ヶ岳本体(?)には一生登れんわと思ってしまいました。

なのでせめて天狗岳からそのお姿だけでも拝みたい!と思っておりましたが、あいにくのガスガス(涙)

今日の予報は午前中曇りで午後から晴れとなっていたので、ちょうどお昼の時間帯ですし、ここでお昼休憩しながら、雲が晴れるのを待つことにしました。

食後の紅茶といつものターボの大福を食べて、片付けているところで、ハガレーナが突然「晴れてきた!」と叫び、目にも止まらぬ速さで立ち上がり、疾風怒濤の如く岩を飛び越えて走って行きました。

いや、ほんと、そのくらいの勢いでした。

雲が凄い勢いで流れ、隣の峰が見えてきました。

あんなに近くにあったんだ!

根石岳と簑冠山(みかぶりやま)です。

根石岳への稜線。

そして、そして、東天狗も見えてきました~🎵

東天狗から根石岳への稜線がキレイだ~!

ほんのわずかの時間でしたかが、重いカーテンが開き、薄いレースカーテン越しに隣の峰を見ることができました。

大変な思いをして登ってきた私たちに、「八ヶ岳を嫌いになるなよ」と、神様がチラ見させてくれたみたい(笑)

あんなもの見せられちゃ、嫌いになるどころか、八ヶ岳への憧れが募るばかりですよ。

もしも展望の良い日にここに来れたら、とんでもない絶景が待っていたのだろうと思いました。

12時44分、霧の中、東天狗を目指し歩き始めます。

すると再び南方面から雲が動き始め、目の前に根石岳山荘が現れました。

これから向かう東天狗への稜線も初めて見渡せました。

雲の向こうにわずかに八ヶ岳が見えた気がしたのですが、あっという間に雲が隠してしまいました。

それにしてもあの稜線、美しいですね~🎵

写真を撮ってばかりいては先に進まないので、歩き始めます。

天狗の奥庭から見たとき、とても気持ち良さそうに見えた西天狗と東天狗を結ぶ稜線です。

今日はガスっていて、残念(涙)

尾根左側のハイマツが見事です。

腕のいい庭師でもここまで美しく剪定することはできないでしょう。

自然の造型美。

東天狗までの登りは細かい石のガレ場です。

振り返って尾根を見たところ。

東天狗山頂が見えてきました。

午後1時10分、東天狗山頂に到着です。

西天狗から26分でした。

最初の計画ではお昼休憩は黒百合ヒュッテでと思っていましたから、西天狗でお昼休憩した今となっては何時間遅れだか計算しづらいのですが、とにかく大幅遅着です。

ガスが晴れれば八ヶ岳が見渡せるのだろうと思い、少し待ってみる?と話し合いましたが、雲が濃くなっている気がしたので、先に進むことにしました。

〈後で食事の時間を含めて計算すると、この時点で計画より1時間27分遅れになっていたことが分かりました〉


これからは長い下りになります。

恐怖の下り体験は後編にすることとし、ここで前編としてアップしようと思います。

後編では展望がひらけます!


続きは後編にて、、。