【東京、青梅】新緑の『御岳山』と岩清水のロックガーデンから『上高岩山』へ 2018年5月4日
《登山難易度2.5》
新緑の季節に訪ねてみたいと思っていた御岳山とロックガーデンへ、混雑を予想しながらも勇気を出して出掛けました。
自宅を5時15分に出発し、メンバーを拾いながら関越道~圏央道を飛ばして7時過ぎには御岳山ケーブルカー「滝本駅」に着きましたが、すでに駐車場は長蛇の列❗
いつも人混みを避けて山を選んでいる自分は思わず「う~わっ!マジかぁ」となりましたが、駐車場にはまだ多少の空きがあり、ゲートを一台ずつ通る為の渋滞だったようで、比較的スムーズに駐車することができました。
階段をおりて、チケット売り場へ。
Suicaも使えたようです。
チケット売り場から振り返ると、線路と登山道入口が見えました。
動き始めたばかりのケーブルカーに乗って御岳山駅に向かいます。
関東一番の傾斜だそうです。
真ん中辺りで下りの車両とすれ違い。
御岳山駅から歩き始めます。
鳥居⛩️をくぐって、御嶽神社に向かいます。
新緑の枝が張りだし、所々ツツジが咲いていて、気持ちの良い散歩道です。
やがて宿坊が建ち並ぶ路地となります。
御師の集落です。
門や玄関に注連縄があり独特の雰囲気です。
鍵の手の宿坊街を抜けると坂道になります。
道には昨日の雨で散ったもみじの葉が敷き詰められています。
やがて前方に巨木が現れます。
神代欅です。
ぼこぼことコブができ、穴を木材やセメントで補強してあります。
樹齢1000年。
平安時代からここで旅人を見守ってきたのですね。
神代欅を過ぎ、右に曲がると両側に土産物や茶屋の建ち並ぶ門前町を通ります。
早朝なのでまだお店は閉まっていて静かです。
階段を登って行きます。
畠山重忠公の騎馬像。
階段脇には白いツツジやピンクのシャクナゲが咲いていています。
面白いベンチがありました。
犬🐶やフクロウ🦉や河童が懸命に支えています。
重いお尻を乗せるのは気の毒で少し座り辛い(笑)
階段の両側には、御嶽詣でに関東一円からやってくる講の石碑がズラリ。
お社が見えてきました。
御嶽神社は日本武尊を難から救った白狼の「おいぬ様」が有名らしいです。
狛犬が狼なのでしょうか?
ワンちゃんのお参りが多いみたいです。
健康長寿を願ってでしょうね。
本人たちはこんな人混みに連れてこられて、尻尾がしょんぼりしてますね(笑)
うちのひまは今ごろ何してるかな?
多分田んぼの畦道で蛙🐸を追いかけまわしてるだろうな(涙)
お詣りをすませ、階段を少し降りたところで右に下るとロックガーデンへの近道です。
長尾平分岐につきました。
左に曲がり広い道を真っ直ぐ長尾平へ向かいます。
途中トイレや休憩ベンチもあります。
広い所にでました。
ヘリポートのようです。
対岸には門前町の建物が見えました。
ヘリポートのHを表現してみましたが、ストック細すぎて何だかわからない。
更に森を進むと、前方に東屋が見えてきました。
眺めの良い長尾平に到着です。
東屋の下にはベンチが置かれ、ゆっくり眺めを楽しめるようになっています。
午後から天候不安定の予報がなければ、ゆっくりブランチしたいところですが、天気が心配なので先を急ぎます。
長尾平分岐まで戻り、下り口に危険❗⚠️マークが沢山吊るされた所を下っていきます。
滑落事故でもあったんでしょうかね?
谷まで一気に下るので、結構な急な階段です。
しばらく植林帯を下ると、大きなもみじの大木が現れます。
やがて沢の音が聞こえてきました。
後から気がつきましたが、ピカンチの白いシャツが緑色に染まっていますね。
少しロックガーデンっぽくなってきました。
七代の滝に着きました。
マイナスイオンをいっぱい浴びて、少し水分補給してから、滝の右側の階段を登って行きます。
階段、階段、階段です。
一気に登ります。
階段をジグザグに登りきると、今度は根っこの階段です。
最後は木製の階段を登ります。
天狗岩に到着です。
大きな岩の上から鎖を使って下ってくる人がいます。
上に何があるのでしょう。
チーム一番に身軽なハガレーナが代表して見に行くことにしました。
ハガレーナが帰って来て見せてくれた写真です。
祠の両側(岩のてっぺん)に不動明王が祀られていたみたい。
像に近づくことはできなかったそうです。
天狗岩を裏から見ると、不動明王の後ろ姿が見えました。
下っていくと、再び沢沿いの道になります。
新緑の美しい谷で、絵を描く人がいました。
この辺りからロックガーデンの中心部に入っていきます。
苔むした沢がとにかく美しい。
流れは清らかで、どこを切り取っても絵になります。
元々は大きな一枚岩だったのでしょうか?
流れで削られ飛び石のようになった所を何度も右へ左へ渡って、少しずつ沢を登って行きます。
上高岩山への分岐ですが、この時点では大岳山に登る予定だったので、「へぇ、上高岩山ってのがあるのね」位の認識で、真っ直ぐ進みました。
ロックガーデン休憩所(トイレもあります)が見えてきました。
沢山のハイカーや親子連れが休憩していました。
新緑がまぶしい。
あれはギャップかしら?
まだまだロックガーデンは続きます。
白い水しぶきが弾け、緑滴る森です。
あれ?妖精かしら?(笑)
行く手に滝が見えてきました。
綾広の滝に到着です。
鳥居の向こうに、今も滝行の御祓が行われる滝があります。
近くに桂の巨木がありました。
樹齢300年。
これぞ本物の妖精が住んでいそうな美しい巨木です。
ここからは急な登りになります。
振り返ると滝とお浜の桂が見えます。
まもなくロックガーデン終点(分岐)に着きます。
東屋があり、休憩する人や、平らな道からやって来たワンちゃん連れなどで賑わっていました。
私たちはこれから大岳山に行くか、それともこのまま御岳神社に戻るか、みんなの体力を見て相談し、まだ行けそうだということで、とりあえず大岳山を目指すことにしました。
急な登りを頑張って登り、みんな無口になってしまいました。
きつい登りですが、日が高くなり、新緑が益々輝いています。
芥場峠までやってきました。
この時相当へばった表情だったのでしょうか?
大岳山から下ってきた黄色いシャツのおじさんに、これから大岳山に行くのかい?と話しかけられられました。
私が行けるところまで行ってみようかと、、と答えると、「これからじゃあ着くのは1時半を過ぎるかなあ、岩場があるし、鎖場あるし、こーんなに(手で50センチ位の幅を作って)狭くて結構危ないよ~」と教えてくれました。
「心配ならこっち(峠を左へ)に行って、上高岩山に行ったら?展望いいし、ここから25分程で行けるよ」とのこと。
そのアイデア乗った❗
ということで、黄色いおじさんとサヨナラし、行き先を大岳山から上高岩山に変更~🎵
とたんにみんなの足取りが軽くなり(平らな道だからですが)、表情が一変、再びおしゃべりが始まりました。
ピカンチは手まで振ってるし(笑)
みんな、大岳山が本当に自分の体力で行けるか、心配だったのね。
何回かアップダウンを繰り返すように黄色いおじさんに教えてもらいましたが、あっという間にこんな標識が。
え!?あと数歩って何?
え!?これ?
笑っちゃうほどあっけなく、笑っちゃうほどこじんまりした山頂に到着です。
公園の裏山?いやいや庭の築山ほどの可愛い山頂です。
一応本日の最高到達点なので、みんなでパチリ。
1011Mです。
上高岩山からの展望はこんな感じ。
ここからロックガーデンへ下る事もできるようです。
鎖場があったりして歩きにくい道だとのこと。
もう少し先に展望台があるようなので行ってみます。
白い花がきれいだと思ったら、シロヤシオだそうです!
何しろ上高岩山が予想外に小さかったので、展望台なるものがどんだけのものなのか、皆疑心暗鬼になっていて、岩の上から少しの隙間があれば、これが展望台なんじゃ!?などと言いながら歩きました。
すると最後の岩場を登った先に東屋が見えてきて、私は大きな声で「東屋かあるよ~っ!!」と後ろに向かって叫んでしまいました。
これは凄い❗
東京方面の眺めが抜群です。
写真では分かりませんが、スカイツリーもうっすら見えました。
本当は大岳山に登って先日登った浅間嶺や富士山を見たいと思っていたのですが、この展望台からは大岳山が目の前にあるので、丹沢方面を望むことはできません。
それでも見晴らしが良く快適な東屋のお陰で、最高に気持ちの良いランチタイムとなりました。
キャンプしている気分(^-^)
ハイカーは私が「東屋があるよ~っ!!」と叫んだ時、ちょうど下山しようとしていたカップル(大きな声を出したので、笑われてしまいました)と、一人佇んでおられたご婦人、私たちが下山始める時に登って来られた女性だけでした。
シロヤシオのことを教えてくださったご婦人が下山されると、しばらく私たちだけで、ワイワイ楽しく広い東屋独り占めでした。
登れなかった大岳山を背景に記念撮影。
先客のご婦人に「大岳山は今日なんて凄い混雑で、山頂は座る場所もないよ。こっちの方がよっぽどいい。」と言われました。
これは大岳山を諦めてある意味正解だったのかしら?
立ってお昼じゃ嫌ですもんね。
光が眩しくて、なかなか大岳山と一緒に撮れません。
四苦八苦していると、一人ハイカーが登って来られたので、落ち着いて写真を撮って頂きました。
東屋の柱が額縁のようですね。
いつか登りましょう、大岳山へ🎵
一時間程ゆっくりしたので、下山開始です。
左へ行くとサルギ尾根を経て高岩山へ。
私たちは大岳山方面へ来た道を戻ります。
大岳山への分岐を分け、行きは無言で登った新緑の坂道を、木々のキレイさや鳥の鳴き声を楽しみながら下ります。
ロックガーデン分岐からは歩きやすい平坦な道となります。
道が混んできたので、どんどん歩きます。
後ろからじゃんじゃん来るので、立ち止まって写真を撮ることが難しくなりましたが、新緑の森がとてもキレイでした。
後ろから追いたてられるように歩き、トイレのある広場に着きました。
左手に木材がゴロゴロしている所があり、多くの家族連れが休憩していました。
更に進むと、前方に巨大な杉が見えてきました。
天狗の腰掛け杉です。
鳥居をくぐり左へ行くと、奥の宮を経て、鍋割山へのルートです。
ここからはわずかで長尾平分岐に着きます。
朝は閉まっていた売店が営業中でした。
やがて左手に御嶽神社への階段が見えてきます。
神社の階段中腹に飛び出します。
朝はひっそりしていた表参道は大変な賑わいでした。
朝のうち目をつけていた店も満席の様子。
諦めて御岳山駅に向かいます。
日ノ出山でしょうか?
次回はあちらに行くのも良いですね🎵
山頂駅に到着です。
朝は立ち寄らなかったので、広場の藤棚を見に行きました。
しばらく広場のベンチに座り、アイスクリームを食べながらワンちゃんなど眺めてぼんやりしました。
秋田犬ですかね?
ひまと違って賢そうです。
午後3時台は、時刻表関係なく往復運転していました。
あわわわわ、まだ渋滞してます。
今から来る方もいるんですね。
人気の観光スポットなんだなぁ。
今度は秋に来ようかな🎵
紅葉もきっと素晴らしいと思います。
御岳山駅0743ー(22分)ー御嶽神社階段下0805ー(10分)ー御嶽神社0815(9分)ー(9分)ー長尾平分岐0833ー(10分)ー展望台0843ー(13分)ー長尾平分岐0856ー(32分)ー七代の滝0928(12分)ー(15分)ー天狗岩0955(5分)ー(28分)ーロックガーデン1028ー(17分)ー綾広の滝(8分)ー分岐1059ー(31分)ー芥場峠1130ー上高岩山山頂1145ー展望台1158(1時間10分お昼休憩)ー(21分)ー芥場峠1329ー(18分)ー分岐1347ー(11分)ートイレ1355(5分)ー(15分)ー天狗の腰掛け杉1415ー(8分)ー長尾平分岐1423ー(5分)ー神社階段1428ー(27分)ー御岳山駅1455
全行程 7時間12分
(うち歩行時間 5時間23分)
標高差 318M(693M~1011M)
歩数 18000歩
パーティー 5名(コマクサ探険隊ととちおとめ登山隊の合同チーム)
行程図