【長野、上田】テンクラAを信じて歩き通した四阿山~根子岳周回ルート。2020年9月6日(日)
根子岳下山ルートから、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
《登山難易度8》
ついについにやって来ました!
去年から登りたくて、歩いてみたくて、何度も計画を立てては天候不順などで諦めていた日本百名山の四阿山です。
しかも隣の根子岳の間にある大スキマを絡めての周回ルートにチャレンジすることができました!
🔻🔻🔻
花子ファミリーと二泊三日の新潟県遠征をしたターボは家族サービスに徹するためしばらく山登りをお休みしていましたが、この度ようやく自粛期間が終了し、約1ヶ月ぶりの参加となりました。
なので、今回の主役はターボです!😁
ハガレーナが加工してくれたこのシータ写真、めっちゃくちゃ面白くないですか!?
拡大して眺めては爆笑しています🤣🤣🤣
進撃の巨人ターボが口笛を吹きながら今まさに山登り自粛の柵を越えようとしていますよ!(笑)
今回は1ヶ月ぶりとなるターボが主役なので、「ターボの行きたい所どこでもいいよ、言ってみて!」と言うと「四阿山がいい!」とのこと。
とはいえ、この週末は過去最大級の台風10号が九州に接近し、関東地方もほとんどが雨の予報です。
何日か前から天気予報とにらめっこしながら、展望が売りの四阿山に果たして行けるのか?展望は本当に得られるのか?と、晴れ女のグループラインで相談していました。
ほとんどが雨予報の関東甲信越地方にあって、長野と茨城だけに晴れマーク🔆があるのです。
四阿山は群馬県と長野県の県境にあるのでどちらの予報を見れば良いのか、、😅
沢山の山をテンクラでチェックして、候補は①四阿山、②至仏山、③蓼科山の3つに絞られました。
見るたびテンクラが変わるので、当日早朝、車に乗ってから決めよう!ということに。
自宅を4時半に出発してから決めた行き先は実は蓼科山だったのです。
四阿山も至仏山もテンクラがCになっていたからです。
「やはり長野県の方がお天気がいいんだね。群馬県の至仏山は雨、群馬県境の四阿山も雨だもの。蓼科山にしよう!」となりました。
蓼科山方面に向かう途中の道の駅でトイレ休憩です。
雨がポツポツと降っていて、八ヶ岳方面は厚い雲に覆われています。
道の駅から篭ノ登山、湯ノ丸山方面を見ると青空が見えています。
え?
四阿山方面の方が晴れてない?
八ヶ岳も快復が遅れてるけどこれから晴れてくるのかな?とこの時は思いました。
しかし八ヶ岳方面への道に入ると雨は激しくなってきて、私は大きな不安と違和感に襲われました。
「ねぇ、ちょっと待って!後ろに青空が見えてるのに、私たち雨雲の方に向かってない!?もう一回テンクラ見てみようよ」
するといつの間にか蓼科山のテンクラはCに、四阿山は午前中はBで12時からAと変わっていたのです!
おっとーーっ!こりゃ四阿山だ!
ターボ、Uターン!!
へぃ!がってん承知❗
、、、となった訳です。
初めから四阿山を目指していたら今頃登山口だったのではと思いますが、今さらながら四阿山に方向転換です。
途中とても雰囲気の良い駅があったので、パチリ。
まだ少し雨が降っています。
新幹線の美しいカーブ橋の下を通過します。
この辺りから菅平高原に向け標高を上げて行きました。
蓼科山7合目からの楽勝登山のテンションから一時間の遠回り中にチャレンジ登山へ気持ちを切り替えます😅
四阿山~根子岳ルートはチャレンジしてみたいと思いながら、大スキマを通過するためのアップダウンを歩き通せるかが不安で、自分たちの中で勝手にハードルを上げていたのです。
「登り返し」というワードは、「急登」と同じくらいヘタレな私たちを不安にさせるのですよね😅
牧場の管理人さんに一人200円の通行料を支払い、菅平牧場へ真っ直ぐ延びる私道を進みます。
「第2ね!」と窓を閉めかけた時に言葉を投げ掛けられました。
「第2?第2ってなに?」と言いながら進みます。
「多分第2駐車場ってことなんじゃないかね?行けば分かるよね、きっと」と言いながら進むと、
牧場の手前左手に「第2駐車場」という大きな看板が見えました。
「第2」にも既に15台ほどの車が停められています。
私たちが蓼科方面をウロウロしている間に多くのハイカーが歩き出しているみたいです。
今日は天候と体力が許せば、四阿山~根子岳周回ルートを歩いて来ようと思っています。
🔺🔺🔺
四阿山は群馬県と長野県の県境に位置する日本百名山です。
根子岳と共に広大な裾野を拡げる秀麗な山容を誇ります。
浅間山外輪山を歩く度にその美しい姿を目にして惚れ惚れすると共に、「四阿山の山頂は雲に隠れていることが多い💦」という印象を持っています。
テンクラが不安定な今日、果たして山頂部は晴れてくれるのか!?
山と渓谷社「関東百名山」には、『驚嘆する四阿山からの山岳展望!』『四阿山から西には乗鞍岳から白馬岳までの北アルプス全貌が広がり、東へ高妻山・火打山・妙高山・草津白根山・谷川岳と連なる。更には日光・足尾方面、赤城山、南には浅間隠山・浅間山・奥秩父、そして富士山・八ヶ岳、南・中央アルプスまで遠望できる。浅間山から西へは黒斑山・水ノ塔山・篭ノ登山・湯ノ丸山・烏帽子岳が連なり、足下には村上山などが散らばり、田代湖が見える』とあります。
そう、四阿山は大・大・大展望の山なのです!
晴れていればね😅
8時2分、出発です。
根子岳に先に行くならここを真っ直ぐ牧場に沿って登って行きますが、四阿山に行くにはここを右手に進みます。
私たちは先に四阿山に登ってから大スキマと呼ばれる鞍部まで下り、根子岳に回って来ようと思っています。
ほとんどのガイドブックが私たちとは逆のルートを推奨しているのに何故か!?
それは大スキマからの登り返しが四阿山→根子岳の方が楽そうだからです😅
どんだけヘタレなんじゃ!って話です💦
スミマセン😣
ちなみに登山口(菅平牧場)の標高は1580Mです。
牧場の中の車道(一般車は進入禁止)を東へ平行移動すると、5分程で登山口が見えてきました。
風が吹いていて、冷たい霧雨で体がしっとりと濡れてきます。
ハガレーナが「今日はずっとこんなお天気なんじゃない?なんかそんな気がする」と嬉しくない勘を働かせていました。
ハガレーナのこんな勘は良く当たるのです。
私は「いや、きっと、どこかのタイミングで晴れてくるよ」と思っています。
私はどこまでも楽観的、お気楽思考の人なのです😅
ターボとハガレーナは「寒い、寒い」と言いながらカッパの上着を着ました。
私は登りになるとすぐに暑くなるとわかっているので、まだカッパは着ません。
晴れてくると信じてますしね😁
二人が支度をしている間、牛をからかって遊んでいると、牧場の先に虹が出ているのに気がつきました。
晴れてくるのかな?
期待しちゃいますね😉
何しろテンクラは今はBですが、やがてAになる予報ですから😁
子牛に「じゃあ行ってくるね🎵」と挨拶して、8時13分に登山口から入山しました。
しばらくはシラカバの美しい森を歩きます。
なだらかで歩きやすいです。
1ヶ月ぶりのターボを先頭に、ゆっくりゆっくり歩いています。
朝日が射し込む広葉樹の森が快適です。
8時25分、沢を渡ります。
根子岳と四阿山の間から流れ出し、やがて菅平湖に注ぎ込む大明神沢です。
ここはかなりの上流(ほぼ源流部)なので、『大明神沢』と言われてもピンときませんが😅
チョロチョロとした小川を渡りました。
雑木林が気持ちいいですね!
この辺りから笹が高くなったというか、道が掘れてきたというか、、ハガレーナは笹に埋もれてしまいますね😅
登りで暑くなったターボはカッパを脱ぐこととなりました。
ね、そうなると思ってた(笑)
森を抜けると、あれ、あれ?結構雨が降ってるんだね。
朝日に照らされた雨の筋が見え、サーサーと雨が笹を濡らす音が聞こえました。
(ダジャレではありません)
こちらには青空も見えてるんだけどなぁ。
雨雲が移動しているんだと信じよう!うん、きっとそうよ!
8時58分、登山口出発から45分で標識が現れました。
山頂まで3.4㎞だそうです。
多分400m(距離)位歩いてきたと思います。
青空の範囲が拡がった!?
希望的観測です😅
みんなで青空ばかり探して写真を撮っていました😁
登山道脇にはアキノキリンソウとタカネマツムシソウ?
これは何ですかね?
初めはミズナラ(コナラ?)の葉っぱの上に何かの実が落ちているのかと思いましたが、次々現れる全く同じ状況に、実を触ってみたら、なんと葉っぱにくっついていて取れないのです。
これは何!?
ネットで調べてみても何も情報を得られませんでした😅
道は急勾配となり、
こんな励ましの言葉が😁
「ガンバ」と書いてあります。
振り返ると菅平高原がわずかに見えてきました。
お、お、虹が見えています!
私たち虹の上までやって来たんですね。
眼下に虹を眺めるというなかなかない光景に感動する二人。
マツムシソウの実に小さな雨粒がついていて可愛かったです。
9時28分、小四阿(1917M)に到着しました。
カッパを着た登山口から1時間15分、標高差337M登ってきました。
山頂まで残り2.8㎞です。
林はシラカバからダケカンバに変わってきました。
お、展望地です。
雲が流れ前方に山の姿が!
根子岳ですね!
薄い雲が流れています。
晴れてくれーーーっ!と願うばかり💦
この辺りは道が狭くなり、笹が繁っています。
ハガレーナがクルクルと洗車機の真似をしながら進んでいます😁
山頂まで残り2.1㎞。
度々止まって水分補給と塩分チャージしました。
なんだか、既視感がありますね。
双子山に登った時を思い出します。
あの時も雨だった😅
マツムシソウの周りを金色の蜜蜂が飛んでいました。
足元の赤や紫の実も素敵です。
ガレた尾根に出ると、ド強風が南側から吹き付けていました。
強風に飛ばされた雨粒がすごい勢いで顔に打ち付けます。
たまらず帽子のつばで顔を隠して歩く私。
ケルンのあるガレ場に出ましたが、風雨が強すぎてたまらずUターン。
わずかな木の陰でカッパを着ることにしました。
では覚悟を決めて強風の尾根へ出ます。
小さなケルンがいつくも続くガレた尾根です。
雲で何も見えませんが、もしも晴れていたら、、
目の前にこんな景色(四阿山山頂)が見えるはずでした。
10時26分、中四阿(2106M)を通過します。
小四阿から1時間で標高差190M登ってきました。
山頂まで残り1.7㎞です。
中四阿はこの岩場みたいですが、入れないようにロープが張られていて、登山道は中四阿を巻いていました。
中四阿からはなだらかに下りました。
北側が切れ落ちた場所に標識が立っていました。
崖の方に近づかないよう、霧の中でも目立つようにか黄色い文字です。
ターボが「切り立った所でキリがでるから黄色い文字なんかね?」とダジャレを言いニヤリと笑いました。
ハガレーナが「おっ、久しぶりに聞いた!ターボのダジャレ!」と囃し立てると、「キリがないから、これっきりにするよ」と畳みかけていました😅
そんなシタリ顔のターボです。
ターボのご主人さま、今後山登り自粛より、ダジャレ自粛を呼び掛けていただけたら、幸いに存じます😒
さぁ、気を取り直して、笹の中を登りましょう。
10時57分、分岐に到着しました。
霧の中にぼんやり標識が見えます。
四阿高原の別荘地へ下る道との分岐のようです。
ここまで登山口から標準コースタイム2時間20分ですが、私たちは2時間45分かかりました。
何回かカッパを着たり脱いだりの小休止もありましたから、まぁまぁコースタイム通りと言ってもいいかなと思います。
前も後ろも真っ白けっけ(涙)
11時10分、根子岳との分岐に到着しました。
山頂まで0.7㎞です。
このままガレガレを行くのかと思いきや、一旦下る箇所も💦
笹が生い茂り、足元が良く見えないので注意が必要です。
よく皆さんのブログで目にする木製階段が現れました。
霧に包まれたまま、四阿山山頂南峰に到着です。
南峰に建てられた一つ目の祠です。
「晴れてきますように」と手を合わせました。
この祠は上州側に向けて立つ上州祠だそうです。
北側を平たい石を積み重ねた石垣に守られています。
誰もいませんね。
本当の山頂(?)は先にあるのでしょうか?
細長い山頂を東に移動してみると、そこに山頂標識がありました。
11時32分、四阿山北峰(2354M)に到着しました!
登山口から3時間20分で、単純標高差764M登ってきました。
ほぼコースタイム通りです。
こちらが信州側に向けて建てられた信州祠です。
再び「晴れてきますように」とお願いしました。
思っていたよりずっと山頂が狭いです。
もっと広々とした山頂なのかと思っていました。
祠の先にもまだ細く山頂が続いているようだったので、ちょっと行ってみましょう。
すると、更なるド強風が南側から吹き上げてきていて、とても寒くて長居ができませんでした。
周囲も真っ白でな~んにも見えません😣
この四阿山はかつては火山活動があり、西の根子岳、北東の浦倉山は四阿山を頂点とする外輪山を形成しているのだそうです。
爆裂火口(があるの!?)から北へ米子川が流れています。
爆裂火口というものが、晴れていれば覗く事ができたのでしょうか?
白く厚い雲が絶えず強風に煽られて移動していて、展望は全く得られませんでした。
時刻はテンクラAであるはずの12時に近づいています。
携帯電波があったので、ハガレーナがテンクラをチェックしてみると、なんと!テンクラAは15時以降に先延ばしされていたのでしたーーーっ!😱
なんだって~?
天候回復が遅れているってこと?
そうなのか?
だとしたら、四阿山からは無理でも根子岳からの眺望に期待しましょう。
そうそう、忘れるところでした。
四阿山は上州では吾妻山と呼ばれているそうで、「吾妻山」と書かれた山頂標識が信州のド派手な緑色の旗に隠れてありました😅
強風が吹いていて寒いので、山頂の隅の木の陰で簡単ランチにしました。
セブンイレブンの新商品。
たんぱく質たっぷりのこのサンドイッチ、とっても食べごたえがあり、味も美味でした。
ランチしながら、これからどうするか相談しました。
お天気回復するようなら四阿山山頂で粘ってもいいと思っていましたが、テンクラAが午後3時まで先延ばしにされたことにより、山頂に長居する気はさらさらありません。
今日はターボが主役なので、彼女にどうしたいか決めてもらうことに。
すると「この後下ってからの登り返しが全く無理ってほど疲れてはいないので、根子岳まで行きたい」とのこと。
そうだね!
そうすれば根子岳山頂か、根子岳からの下りでテンクラAのタイミングを迎え、もしかしたら大展望となるかもしれない!
そんな淡い期待をいまだに捨てきれない私です。
30分程山頂で過ごし、12時6分出発です。
岩場でターボが躓いて転びそうになり、「ど、ど、どうした?どうしたっ!?」となっていたら、近くにいたソロハイカーの男性に笑われました😅
おばちゃん達は動き(行動)が意図してないのに笑いを誘う事が良くあります💦
濡れて滑りやすい木製階段を慎重に下り、
12時25分、さぁ、根子岳へ向け一旦下りますよ~😆
思っていた通りの急坂です。
段差が大きく、しかも湿っていて滑りやすいったらありゃしない💦
シラビソなどの樹林帯なので、眺めもありません。
まぁそもそも真っ白ですから、何ひとつ見えませんけどね。
四阿山~根子岳の約半分のところまで来ました。
おおお、少し広々とした感じになってきましたよ!
午後1時15分、四阿山と根子岳の鞍部(大スキマ)に到着です。
浅間山で言うところの、「湯ノ平」ですね。
山頂から1時間10分かけ、標高差310M下ってきました。
晴れていれば目の前に、根子岳が見えるのでしょうか?
岩場の横を通ります。
雨と風が強くなってきました。
こりゃ、やっぱり晴れないかな?
ハガレーナに「さすがにここまでくると、私でもやっぱり今日はダメなのかもと思えてくるよ」と話したのでした。
ハガレーナはそもそも朝から「今日はダメそう、そんな気がする」と言っていたのですから。
ハガレーナの勘に軍配が上がりそうですね😢
小さな岩場を登って、
その岩の上に立ちました。
大スキマ方面を眺めます。
もちろん真っ白な世界😅
もしも晴れていたら、、
こんな風景が見えるはずでした。(ガイドブックより)
こんな景色を見てみたかった😣
岩に乗って真っ白な世界を眺めていると、ハガレーナが「振り向いて~」とカメラを構えていました。
ヤケクソの二人です。
ストックを使って、ターボと大きく「バツ!」を作ってみました。
今日はハズレの一日でした💦
その後は屏風岩と呼ばれる岩の連なりの横を通ります。
結構狭い箇所もあります。
あちゃー、カメラのレンズに水滴がついちゃってる😣
水滴のお陰でぼんやりした写真になっていることに気づいてない私💦
墨絵のような世界に鮮やかな赤い実のお陰で、白黒じゃなかったんだと思い出します😅
岩場の横をしばらく登ったり下ったり、小さなアップダウンを繰り返しました。
正に屏風のように聳え立つ岩稜です。
登山道に崩れた箇所ありと、大スキマに注意書きがありしたが、ここのことでしょうか?
南側から吹き上げてくる強風によろめきます。
雨混じりの強風が頬をうち、「こりゃダメだ(*_*)」と、楽天家の私でも感じました。
「テンクラなんて当てにならない!!!再び」ですね。
テンクラAだと思って出掛けた社山で、初めから終わりまで雨に泣いたのを思い出しました。
一昨年、小根子岳経由で根子岳に登った時に花子と大スキマを垣間見た辺りまでやって来ました。
あの日も霧に泣いたけど、根子岳山頂でパーッと霧が晴れたので、四阿山と大スキマをチラ見できたのでした。
このガレ場で花子が「足がすくむ」と呟いたのです。
そのくらい高度感がある場所なのですよね、晴れていれば。
上州祠も信州祠も私たちの願いを叶えてはくれませんでしたね😢
霧の中でウメバチソウがツヤツヤと輝き、なんだか嬉しそうです。
結局ガスガスの中、根子岳山頂にやって来ました。
時刻は午後2時3分でした。
四阿山山頂を後にしてから2時間が経過しています。
大スキマからは45分の登りでした。
四阿山から大スキマへの下りでてこずりましたが、ほぼコースタイム通りに歩けたようです。
あんなに不安だった登り返しでしたが、ハッキリ言って何てことなかったです。
今まで何をそんなに恐れていたのか、、チャレンジしてみれば「なんだ、こんなものか」という感想です。
根子岳(2209M)の山頂標識がないなと思って探すと、祠の台座に置いてありました。
「晴れてきますように」パート3です。
ムダだと分かっていても、最後まで神頼み😅
真っ白な根子岳山頂にて、展望表示板と同じような形の「いきなり団子(草餅バージョン)」をいただきます。
お気楽隊の大好物です😁
ではガスの中、午後2時14分、下山開始です!
どんどん先延ばしにされて、テンクラA予報が午後3時からとなっていますが、その時刻が近づいてきてますよ。
下り途中で少しでも眺めがあればいいね、、としつこくこだわる私です。
すると、下山開始直後に、サーーッと東側から風が吹き、、
目の前の雲が一気に動きました!
おおおお、ついにキターーーー!!
キャー😆
ガレた斜面で転ばないように気をつけながらも、駆け出す三人です。
キタ、キタ、キターーーっ!
テンクラのスタッフが東側の尾根で巨大扇風機を回しているのでしょうか!?
私たちの目の前の邪魔っけなガスを吹き消す神の業です。
根子岳山頂から派生する笹の尾根が見えます。
何度も祠に手を合わせた私たちをあまりに可哀想に思った根子岳の神様の優しさでしょうか。
北アルプスには雲がかかって見ることはできませんが、それでもこの突き抜け感は素晴らしいです。
青空はいいですね。
あの深い青が大好きです。
テンクラAを信じて良かった!という表情です。
実を言うと数分前には「テンクラのスタッフ、今頃A予報を15時からこっそり17時に変更してるんじゃない?」と悪口を言ってたのですけどね😅
同じような写真の連続で申し訳ない😣
青空と眼下の草原の緑色が楽しくて、楽しくて、何枚も写真を撮ってしまいます😁
花だって、やっぱり青空の方が好きに決まってる!
さっきは霧の中で嬉しそうなどと言った舌の根も渇かぬうちに、前言撤回です😁
どこもかしこも美しい!!
根子岳サイコー😃⤴️⤴️
緑色の中で目立ちませんが、良く見るとリンドウなどの小さな花が沢山咲いています。
根子岳山頂から距離500m下り、目線がかなり低くなってきました。
この景色ともお別れです。
森に入る前に晴れてくれて良かったです!
根子岳の神様、ありがとうございました!
この辺りからは森の中の道になります。
ダケカンバが美しいです。
こんな風に小石にピンクテープがくくりつけてある目印が点々とありました。
木の枝にくくりつけても、笹が繁ると見えにくくなるからでしょうか?
なかなかに長い下りです。え?根子岳から0.8㎞で、菅平牧場口まで1.8㎞?
まだ1/3しか来てないってこと?
「熊に注意!熊鈴やラジオを鳴らしましょう」という注意書きもありました。
確かに両側に笹が繁り、突然熊さんに遭遇する危険性が高い気がします。
この後ハガレーナが笹の中に何か動く「ガサガサ」という音を聞き、「うわっ、熊かも!」となって先を急ぎました。
なので、この後の写真はほぼ撮っていません😅
獣臭はしませんでしたから、熊よりもっと小さな動物か、もしかしたら鳥だったのかも知れません。
牛さんの姿が見えて来ました!
やった!牧場まで帰って来ましたよ。
時刻は午後3時半でした。
菅平牧場のなだらかな草原が見渡せました。
振り返ると最後に晴れてくれた根子岳の優しい山容を眺めることもできました。
牧場の柵に沿って下ります。
下界はずっと晴れていたのかもしれませんね。
赤トンボがアザミの蜜を吸っていました。
駐車場が見えてきましたね!
ようやく帰ってきましたよ。
この頃には下山したらソフトクリームを食べるんだと張り切っていました。
でももしも15時で閉まってたらどうしよう?
先に行ったハガレーナが「営業中です!」と叫びました😁
側に来るとなるほど営業中です🤣
濃厚ソフトクリームで下山祝いです。
時刻は午後3時53分で、牧場(東屋)からは15分の下りでした。
根子岳山頂からはかなり写真を撮りましたので、1時間40分ほどかかりましたが、まぁほぼコースタイム通りでしたね。
私たちの中でかなりハードルをあげていた四阿山~根子岳周回ルートでしたが、結果的にはほとんど辛いところもなく、楽に歩けてしまいました。
1ヶ月ぶりの山行だったターボがとてもゆっくり歩いていたので、コースタイムはどうかなと思っていましたが、なんのなんの結果コースタイム通りでした。
なるほど、ゆっくり歩けば私たちでも疲れることなくコースタイム通りに歩けるんだ!という気付きを得られ、かなりの自信となりました。
雨が降ったりもして涼しかったというのも楽に歩けた大きな要因だとは思いますが。
ゆっくり歩く。
そうすると、ちゃんとコースタイム通りに歩き通せる。
これは新たな気付きとなりました。
確かに今までバテてしまった山行は、いずれもペースの速い勝どんや姫などと一緒に歩いた山だった気がします。
ペースが速いメンバーには先に行ってもらって、私は遅れてゆっくり歩いていたつもりですが、どうしても気持ちの焦りが出て自分のペースが乱れていたのだろうなと思います。
最初から最後まで同じペースで歩けば《難易度8》でも楽に歩き通せるんだという、とても貴重な体験ができた今、とても清々しい気持ちです。
なんだかもっともっと難易度をあげて行きたい気持ちになっています😁
単純なので(笑)
帰りにプリンスホテル(あのプリンスホテルとは多分関係ない?)で温泉に入り、菅平高原のハンバーガー屋さんで早めの夕食を済ませました。
とても感じの良いお店でした。
最初外のテラスに座ったのですが、強風が吹き始めたので室内に移り、
顎が外れそうな分厚いハンバーガーをいただきました。
ハンバーグが肉々しくて、とっても美味しかったです。
次回も必ず立ち寄ろうと思いました!
鼻の穴からティッシュペーパーが出てくる、出てくる(笑)
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!



































































































































