50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

熱海旅行に行ってきました。2024年2月20日・21日


熱海・来宮神社の大楠から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


末っ子のケイが3歳になったタイミングで始めたフルタイムの仕事を続けてきて、今月で21年と4ヵ月になります。

昨年秋に長期勤続表彰があり、同年入社の三人が会社からお祝いでJTBの旅行券をプレゼントされ、旅行のための休暇もいただき、三人で一泊2日の熱海旅行に出かけることになりました。

それぞれペットがいて、長い日数家を空けることが難しいので、なるべく近くて、現地に行ってゆっくりのんびりできる所として熱海を選んだのです。

熱海って何があるんだっけ?

寂れた温泉街だよね?

まぁ海は見えるだろうけど、寛一お宮に興味がある訳でもなく、観光はまぁいいとして、いつもより高級なホテルに泊まって、美味しいお料理いただいて、のんびりまったりして、会社の悪口をつまみにお酒を飲めればそれでいいよね、、などと話していたのですが、、、

私の認識が大いに間違っていることを現地に行って知りました!!!


その前にひとつ、踊り子号の中での迷惑エピソード(私たちが迷惑をかけたパターンです💦)

踊り子号に乗ると三人なので、席は前に二人、後ろに一人でした。

JTBで予約相談した際に、「前後なので、席を回転させれば向かい合わせで行けると思いますよ」と言われていたので、旅行ウキウキ気分の私たちは当然のように前の椅子を回転させ、向かい合わせにセッティングしました。

東京出発前に、飲み物やお菓子を用意して、これから大人の修学旅行を楽しむ気満々でいたところ、出発間際にドヤドヤとお客さんが乗ってきた!

え?まさか、残りのひと席に乗ってきたりしないよね??

平日だよ?

空いてるんだよね??

、、と思っていたら、一人の若い男性がナンバーを確認しながらやってきて、しばらくキョロキョロした後にスッと私の向かいに座りました。

「あ、ここか、、」という心の声が聞こえてきたよ🤣

息を飲む三人💦

あーー、ごめんなさい~💦💦💦

もちろん謝りましたよ。

嫌ですよね、、席を戻した方がいいですよね?と言うと、「いえ、大丈夫ですよ」と言ってくれた。

いや、そういわざるを得ないだろうよぅ。

ほんと、ごめんなさい💦

実は椅子を回転させる時に、前に座っていた女性に椅子を少し立ててもらわないと回転できなくて、そのかたにもお願いして一旦背もたれの角度を変えてもらっているので、再び回転させるとなると、またその女性にお願いしなくちゃいけなくなるという面倒もあったのです。

だから男性に「大丈夫です」と言ってもらえて一旦ホッとしました。

その後になって、車掌さんから「本日は満席となっております」というアナウンス。

おーい、もうちっと早く言っておくれよぅ(涙)

そしたら、向かい合わせにしなかったのによう。

私たちはひそひそ声で会話しましたが、パソコンをひろげた男性、、途中でイヤホンしてました。

そうだよね、気になるよね、、ほんと、ゴメン🙇💦💦

もしかして、「X」に「最悪💨ババァとボックス席」とか投稿してるのかなぁと想像しちゃいました。

その後湯河原で前(私の背中側)の女性が下車したので、「今だ!!」と思い、椅子を回転させて、男性の気まずい状況を打破することに成功しました。

まぁ1駅分ですけど、、。

そんなこんなで、気まずかったりホッとしたり、赤くなったり青くなったり、三人でめちゃくちゃ目配せして、立ち上がったり回転したり、そりゃあもう慌ただしくドタバタしながらようやく熱海に到着しました(*´-`)


熱海に着いて、踊り子号を降りたらぶったまげた!!!

改札からして、「え?ここ、原宿?」

トイレに行きたくて駅ビル商店街(?)を横切ったのですが、まぁすごい混雑ぶり。

トイレも外まで続く長蛇の列!

この時点で、「おかしくね?」「思ってたんと違うよね?」となっておりましたが、、、


外に出たら更に驚きの光景が!!!

熱海って、大人気なんじゃーーーーん!

寂れてなんてないんだ~!

幅広い世代の旅行客がわんさかわんさか、あっちにもこっににも。

子供連れの家族に、若者グループに、老夫婦に、私たちと同世代の女性グループに、、、

え?今日、、木曜日だよね?平日だよ??

なのに、駅前のアーケード街は、マジで原宿並みの大混雑です。

ネットで調べて入るつもりだった海鮮丼のお店は当然のごとく長蛇の列!!!


「ひぇーーーっ!熱海、すげぇ~💦」などと呟きながら、そんなお店を横目に見て通りすぎ、アーケードが終わった辺りにあった漁師めしのお店に入りました。

こちらは5組位待ってたかな?

アーケード街のお店よりはいくぶんましでした。

注文したのは、「漁師の富士盛り丼」。

いやぁ、すごかった!

こういうのってご飯がたっぷりで上げ底になってたりましせん??

これは海鮮を掘っても掘ってもご飯にたどりつけない感じでしたよ。

右側は途中まで食べた断面図。

ご飯が下の方にほんのちょっとなのわかりますかね?

バランスおかしいやろ!?ってくらいの贅沢丼でした。

お腹もいっぱいになったので、午後の予定をこなすために、一旦お宿に荷物を預けに行くことにしました。

当初は歩いてホテルまでと考えていましたが、てるよがちょっと古いガラガラ(ボストンバッグ)だったので、ホテルまで引いていったらタイヤが吹っ飛びそうだということで、電車で来宮駅まで移動しようかと考えました。

150円の切符を買って、駅の時刻表を見たら、あら、次の電車は1時間10分後。

じゃあタクシーにしましょうか、、と思ったら、タクシーも長蛇の列。

とはいえさすがに1時間は待たないだろうと思いタクシーを待つことにしました。


40分位待ったかな?

ようやくタクシーに乗って、本日のお宿「新かどや」に向かいました。

タクシーで熱海の町を走りながら、歩かなくて良かったと思いました。

めちゃくちゃ急な坂を登ったり下ったり、、もちろん車道なので徒歩なら真っ直ぐ行けるところをくねくね行ってる可能性はありますが、結構な距離を走ったなという印象です。

ホテルに到着後、荷物を預かってもらって空身になり、徒歩で来宮神社を目指すことに。

私は島根の山の中で育ちましたし、今は関東平野の端に住んでいるので、坂道(階段)のある海沿いの町に憧れがあります。

小さな路地や階段から見える町並みや海が、それだけで特別な感じがして楽しくなりました。


来宮神社に到着。

ここもなかなかにすごい人出でした。

細い竹に囲まれた参道を登って行くと、そこにあったのは、、


国指定天然記念物であり、来宮神社の御神木である「大楠」。

なんと樹齢2100年超、本州1位の巨樹です。

幹周は23.9m、高さ約26m。

これはすごい。

三人で大楠みくじをひいてみました。

私は「万里一空」。

この世はひとつの空の下繋がっている。

その世界の大きさを捉えることができれば、何事にも動揺せず冷静に物事に臨むことができる。

、、、踊り子号のあんなことでドタバタしてるようじゃ、何も成し遂げられないね🤣


大楠は、幹周りに妙な形のコブができたり、ウネウネとのたうちまわったみたいな溝があったり、何かが潜んでいそうなウロが見えたり、、異様な雰囲気を漂わせています。

このパワーは本物だ、、圧倒的です。

2100年前って、、、弥生時代!?

そんな時からここに立ってるの!?

いやぁ、すごい。


次に向かうのは、梅園です。

途中熱海さくらの木があり、メジロが蜜を吸っていました。


熱海さくらって、花が下向きに咲くんですね。

メジロはみんな逆さまになっていました(笑)

あんな細い足でぶら下がっていられるの、凄くないですか?

変なことに感心してしまいました。


熱海梅園に到着しました。

ホテル宿泊者は200円引きの100円で入園できます。

「どこに宿泊ですか?」と聞かれホテルの名前を答えるだけ。

ちょっと得した気分(笑)

写真を撮りながら、一時間ほどのんびり散策しました。


本日のお宿はホテル「新かどや」の「鳳凰」です。

もちろん部屋に入った時は「ほぉ~お~」となりましたよ(笑)

檜の露天風呂付き。

玄関からお部屋まで畳敷の廊下が続き、トイレ、お風呂、小和室もあり、ちょっとした一軒家の広さです。

露天風呂のあるベランダからは熱海の町と熱海湾、遠く伊豆大島も眺められました。

私たちレベルの経済力では、家族連れだとなかなか泊まれない(笑)

会社からの20年分のご褒美ですからね、たまにはこんなお宿もいいですよね。


少し部屋でゆっくりした後、最上階の露天風呂に入りました。

だ~れもいなかったので、写真が撮れちゃいました。

この景色の中で裸になるのはなかなかに勇気がいりましたが(笑)

少しずつ暮れていく水平線を眺めながら、最高に気持ち良かったです。


このホテルにした一番の決め手は、部屋食であること。

同年入社の三人、水入らずで、ゆったりディナーです。

お部屋係のなかいさんは、東南アジア出身の可愛いらしい若い女性でした。

もう10年も日本にいらっしゃるらしく、堪能な日本語で色んなお話をしました。

私たちが20年かけてやってきたこのお宿に毎月いらっしゃる方もいると聞いて驚きましたが、もっと驚いたのは、毎週このお部屋に泊まるお客様もいるのだとか。

横浜在住の70歳位の女性だそうです。

お一人で毎週泊まってゆっくりして行かれるそうです。

うわぁ、、なんて素敵なのだろう。

そんな人生の方もいるのね~。


お料理はひとつひとつとても美味しかったです。

量も丁度よかった。

ビールで乾杯した後、シャブリをいただきました。


夜は三人でよもやま話。

同じ仕事をしていると、話はつきません。

とはいえ、シャブリの心地よい酔いがまわってきて、少しずつ眠くなり、布団に入ると、ターボは30秒で寝息をたて始めました(笑)



二日目の朝です。


水平線が少しずつオレンジ色に変わってきました。


6時24分、日の出です。

水平線から出る太陽を見るのは何年ぶりだろう?

溶けたように見える太陽、、素晴らしかったです。


朝食もとても美味しくて、ターボと私は2杯、てるよは3杯もご飯をいただきました。

その後ラウンジでモーニングコーヒーをいただき、部屋でゴロゴロしていたら、チェックアウトの時間になってしまいました💦

もっとゆっくりしたかったなぁ。

もう一泊したら、今夜は花火が見られたらしいです。

もちろん満室ですから、急遽の連泊なんて叶うはずもありませんが💦

チェックアウトのために、宿の中を迷走している時に、屋上庭園から見えた私たちのお部屋の辺り。

「新かどや」は構造が複雑で、軒が幾重にも入り組んでいます。

とても良いお宿でした。

ターボは4ヶ月後、てるよは2年半後に定年を迎えます。

4ヶ月後はすぐに来ちゃうので、てるよが定年を迎えたら、また三人で泊まりに来ようと話しました。


「新かどや」の女将さんやスタッフの皆さんに見送られ、徒歩でハーバーを目指しました。

港の手前にあった、こちらも熱海さくら。

ピンク色が濃くてとても可愛いお花ですね。


二日目の予定は、なかいさんにすすめてもらった遊覧船です。

ここからの景色がイタリアのサンレモに似ているととから、熱海市の姉妹都市となっているそうです。


乗船したのはその名も「サンレモ」。


出港前までは海面にゆったり浮かんでいたカモメが突然活動開始しました。

な、なんだ?なんだ!?と思っていたら、どうやらカモメにエサをやることができるらしい。

船首側にいたお客さんがエサを巻くと、猛烈な勢いでカモメたちが突進してきます💦

キャー、カッコいい!可愛い~!キレイ~!

という幼稚園児でも言える感嘆符の嵐。


ターボは動画を撮影していたので、私は必死に連写しました。

この躍動感ある翼の動きをご覧あれ!

凄い勢いで飛んできて、船にぶつからないように急ブレーキをかけ、ホバリングする姿の美しいことといったらもう!

三人とも大コーフんで、カモメに魅了されました。


サービス精神旺盛な、いや食欲旺盛な、いや甘え上手なか、、カモメはしばらくてるよの前に立ってじっとしていましたが、私たちからエサをもらえないと悟るとチッといった感じで飛びさっていきました。

「エサをくれよ!」という目ヂカラで、じっとこちらを見つめるカモメたち。

これたまたまじゃないですよ、ほんとにこっちをじっと見つめるんです。

いやぁ、面白い。


船がスピードをあげると、それに合わせて平行に飛ぶカモメの翼が美しくて、感動しました。


サンレモに似た港に帰ってきた「サンレモ」。

楽しかったです!

これ、熱海に来たら絶対乗ってほしい!!

ガイドのおじさんの説明もわかりやすくてよかったですよ。

で、乗るならできればエサを持って。

(船内で販売されてたのを、下船時に知りました🤣)


桟橋にて記念撮影。

カモメのコーフン冷めやらぬ三人です。


時刻は11時過ぎ。

朝ごはんを3杯も食べたてるよはまだ全くお腹が空いてないと言っていましたが、駅近くの食堂はきっと激混みだろうと思い、港のレストランで早めのランチにしました。


その後糸川遊歩道を歩きました。

外国人観光客がたっくさんいました。

今夜は花火もあがりますし、明日から三連休ですから、昨日より更に人出が増えていたのだと思います。

急な坂を登ってアーケード街方面へ。

ターボはリュックだし、私も荷物は軽かったので問題なかったのですが、ボストンバッグガラガラのてるよは遅れぎみになりました。

あ、でもガラガラが聞こえていたので、迷子になることはありませんでしたよ(笑)

この二日目、ガラガラの音でてるよの位置を確認していたのでした🤣

激混みのアーケード街でお土産を購入し、人をかき分けながら、熱海駅の前に着き、お土産に囲まれた状態でベンチに腰掛け、追加のお土産を探しに行ったてるよが戻って来るのを待ちました。


帰りの踊り子号は、逆方向なので、きっと大丈夫だろうと思って、また向かい合わせにし、車掌さんに確認すると「東京まで四つ目の席に予約は入ってないので、そのままで大丈夫ですよ」と言ってもらい、ようやく心穏やかにボックス席に身を沈めることができました。


東京では新幹線への乗り換えが3分!!

2分だと無理だけど、3分あればなんとかギリギリいけるか!?と思いチャレンジしました。

が、、、結果的には、21番線への階段を駆け上がっている途中で「駆け込み乗車はお止めください。ドアが締まります」というアナウンスを聞き、ホームにたどり着いた時にはドアが閉まった直後でした。

あー、ダメだったか、、、次の上越新幹線、、一時間待ちだわ(涙)

敗因は、踊り子が1号車だったこと。

改札抜けて、上越新幹線や21番線の表示が見当たらず、数十秒間、ウロウロしたこと。

てるよが新幹線改札でなぜかキンコーンにはまったこと🤣

それらがすべて違ってなければ、踊り子号から上越新幹線への乗り換えは3分、無理です!!!

検証終わり🤣


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ターボがショート動画を作ってくれました。

良かったらご覧ください。


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