50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、寄居町周辺】2020年4月《特別休暇12日目、13日目》

緊急事態宣言発令から1ヶ月間の特別休暇となった私は、三密を避けつつ、体力作りに励みました。

(書きためていたものを、緊急事態宣言が解除になったのでアップします)


☘️《特別休暇12日目》4月19日(日)

円良田湖~虎ケ岡城趾~陣見山~雨乞山~間瀬峠

《登山難易度4》

日曜日だったので、鐘撞堂山は混雑する可能性あるかも?と思い、人気のない山域に。

先日鐘撞堂山から美里方面へ下った際に気になった虎ケ岡城趾と、以前から一度歩いてみたいと思っていた陣見山をからめたルートを考えました。

陣見山山頂からは展望がないと聞いていたので、大展望が期待できる雨乞山も加え、散歩としては少し長めのミニ縦走です。

ここ(青い丸ポチ)からスタート。

登山口に車を2~3台置けそうなスペースがあります。

8時6分に歩き始めました。

初めはなだらかなこんな道。

徐々に登りは急勾配に。

アキレス腱伸びっぱなし!

一昨日の急登で疲れたふくらはぎが悲鳴をあげました。

8時18分、出発から12分で筑坂峠に到着。

電車利用の方は波久礼駅からここまで65分かかるようです。

目元がチャーミングなイノシシさんが出没するみたいですよ。

最後は階段です。

段差が大きい💦

山頂直下は(わずかの距離です)、更に急坂!

8時29分、虎ケ岡城趾(337M)に到着です。

登山口から24分、標高差159Mでした。

虎ケ岡城趾は別名円良田城とも呼ばれる山城だったそうです。

先日見学した鉢形城の支城として、鉢形城に食糧を供給する役目を担っていたとか。

今は東屋が立つだけの訪れる人も少ない広場になっています。

素晴らしい展望です。

ターボとハガレーナが「うわぁ、これは気持ちいいね~」と言っています。

その展望はこちら。

本庄方面です。

赤城山の右手には冠雪した男体山や皇海山、日光連山もくっきり見えます。

南方向は木立に囲まれているのですが、その間から東京スカイツリーも見えました。

今日は視界がクリアみたいですね。

今後の展望も期待してしまいます。

雲が出る前に先を急ぎましょう。

陣見山まで60分とあります。

現在8時35分。

9時35分までに着けるかなぁ。

初めはもちろん下りです。

なかなか急な階段。

山城ですからね、そういう地形です。

ツツジが現れました。

ツツジ越しに新緑を見上げます。

道は登りになり足元ばかり見て歩いていると、地面に桜の花びらが敷き詰められていることに気付き、

見上げると大きなヤマザクラがありました。

8時50分、城趾出発から15分で小ピーク(369M)に到着。

今日の行程はアップダウンを繰り返しながら、じわりじわりと標高をあげていくコースです。

戦国時代、ここを食糧を担いだ馬や人が往来したのでしょうか?

道幅が広くまるで街道のように見えます。

ひとつピークを越えた後、最後グッと下り、

大槻峠に到着しました。

時刻は8時59分。

右手には陣見山林道が見えます。

左手に行くと国道140号に下れます。

私たちは真っ直ぐ進みます。

ここから急坂の始まり。

ただここはすぐに比較的傾斜はなだらかなになり、

やがて小ピーク(368M)に到着です。

時刻は9時8分。

大槻峠から9分で標高差46M登りました。

そしてこの後少し下ってからがこの日一番の長い急坂でした。

(後でヤマップで確認すると標高差にすると50M程だったことが分かりました。何故この時はすごく長く辛く感じたのか?)

真っ直ぐなので、ずっと先まで続いているのが見えちゃって、心が萎えました😣

何回か立ち止まって鼻水をかんだり深呼吸したりしながら登りました。

急坂を乗り切り、少し道はなだらかに。

右手は針葉樹、左手は広葉樹で、その足元に沢山のツツジが咲き始めていました。

尾根が広いのでツツジの側に寄ることは出来ませんが、下の方まで一面にツツジがありました。

前に見えるのが陣見山でしょうか?

うへぇ、またまた直登!

先頭を行くターボが「また現れたよ~。直登だよぅ」と言っています。

最後の辺りは目の前に地面が迫り、私が得意のほぼ四足歩行でした😅

鞍部から15分、標高差95Mの激登りでした💦

尾根に出ると道は大きく右に折れます。

時刻は9時45分でした。

陣見山まで10分と標識にかいてありました。

ターボが「山頂まで10分だって!ってことは9時55分に山頂かな?」と言っています。

虎ケ岡城趾から50分とありますが、私たちはここまで写真を撮ったりしながら1時間10分かかっているので、山頂までも10分では行かなそうです。

15分くらいかな?

「山頂着は10時くらいなんじゃないかね?」と答えました。

そこからわずかに下ると、

車道が見えて来ました。

右手には大きな鉄塔です。

陣見山直下の車道を横断し、階段を登ります。

すると鉄塔から伸びる電線が青空に線を描いていました。

木が伐採された箇所があり、左手の展望が開けていました。

切り株の上に立ち、それぞれ順番に眺めを楽しみました。

見えていたのはこんな景色。

武甲山とその手前には美の山。

その右手には東京都との都県境尾根(長沢背稜)です。

見えているのは多分七跳山や酉谷山とのこと。

(後で写真を見せて夫に聞きました)

右の木立の中に白岩山と雲取山も見えています。

ターボといつもの山座同定です😁

3~4分眺めを楽しみ、再び歩き出しました。

するとわずかで前方に建物が見えて来ましたよ。

9時59分、陣見山(531M)に到着です。

山座同定してなきゃ、さっきの所から10分でしたね。

この熊のぬいぐるみはよく陣見山のブログに登場する有名人(?)です。

ここで本庄方面から登って来られた女性ソロハイカーとスレ違いました。

すぐに大槻峠方面へ下って行かれたので、本庄から歩いて鐘撞堂山経由で寄居に下るのではと思いました。

山頂には埼玉テレビの電波塔があります。

陣見山山頂は木立に囲まれ展望がないので、写真を撮り水分補給をしたらそのまま先に進みます。

ここは岩谷洞への分岐です。

岩谷洞ってなんでしょうね。

地図に岩清水とも書いてあります。

今度調べてみよう。

この辺りで男性ソロハイカーとスレ違いました。

針葉樹から広葉樹の森に変わってきました。

ツツジも咲いています。

広葉樹なのですが、新緑がまだまだで、まるで季節が1ヶ月程戻ったみたいな。

尾根の左側(南)にはツツジが咲いていますが、右側(北)からは冷たい風が吹き付けていて、そのためか、まるで冬枯れのようです。

まだ新芽が出てきたばかり。

ホワホワの薄緑色の世界です。

小さなアップダウンを2回ほど繰り返し、小ピークに到着。

そこからの展望です。

辺りの木々が額縁になり、なんとも美しい。

右に赤城山、正面の三角は子持山、その左が小野子山と十二ケ岳です。

陣見山から榎峠までが、今回一番美しく楽しい道でした。

雨乞山が見えました。

ここから見ると十円ハゲに見えますね😅

まだあそこまで歩くのか、、とチラッと思いました😨

美しい道を下っていきます。

バイクの音が絶えず響いていたので、初め林道を走っているのかと思いましたが、ハガレーナによると、どうやら近くに本庄サーキットがあるようです。

10時31分、大きな車道に出ました。

陣見山林道の長瀞方面、児玉方面、本庄美里方面への三叉路です。

間瀬峠陣見山ビューラインという名の林道みたいです。

冬の晴れた日には夜景が素晴らしいのだそう。

そこからの眺めです。

正面少し左の真ん中にあるのが宝登山、その上に白岩山と雲取山があります。

右に目を転じて、蟹のような形の山が夫の大好きな和名倉山です。

右端に屋根の形の破風山、木賊山が見えます。

和名倉山の下にある平らな峰は三峰台地というそうです。

道路を横切り再び登りに取りつきます。

小さなアップダウンを4回ほど繰り返し、

10時46分、榎峠へ着きました。

車道を少し進み左手の簡易舗装の道へ入ります。

チェーンがされていて、車両は入れないようになっていました。

ここから雨乞山まで舗装路に沿ってハイキング道に入ったり道路に出たりを繰り返します。

鉄塔下を通ります。

この道の右手から展望が得られました。

1枚目の写真で、目の前に見えるのは間瀬峠を挟んで向かいにある不動山でしょうか?

尾根伝いに登山道がありそうですよね。

その右手に見えるのは御荷鉾山などの西上州の山です。

1枚目の左端、2枚目の右にあるのは城峰山。

その左手奥にあるのが圧倒的存在感の奥秩父主脈です。

採石場の上に見える屋根の形が破風山、その右手に木賊山、甲武信岳、三宝山と続き、城峰山と重なる所が三国峠だそうです。

(夫に教えてもらった)

前方が開けてきました。

11時26分、雨乞山(510M)に到着です。

榎峠から40分で標高差62M登って来ました。

パラグライダーの基地になっている雨乞山山頂は広々とした芝生の斜面です。

そんな山頂からの展望はこちら!⏬

素晴らしい!

こんなにすごいとは思いませんでした。

3枚目の写真には右から武甲山、その手前に山頂がツツジで真っ赤に染まった美の山、左に目を移すと、鉄塔の立つ丸山、そして外秩父の峰が見えています。

今日歩いてきた稜線です。

日光連山も見えます。

おおお、東京のビル群とスカイツリーも!

こんなにくっきり見えたのは初めてです。

ソーシャルディスタンスでランチにします。

途中ターボのゴミ袋が飛んでしまい、大慌てで回収に走り回る二人。

私は少し眠くなりました。

真っ青な空に飛行機雲。

お天気は下り坂みたいですね。

あまりの展望の素晴らしさに1時間10分も過ごしました。

山頂で休んでいる間にトレランの4人グループと年配のご夫婦の2組がやって来てお昼にしていました。

また爆音と共に三台のモトクロスバイクがやって来て林道を往復している様でした。

道を歩いている時にスレ違わなくて良かったです。

12時35分、そろそろ下山開始です。

すぐに分岐に。

広めの道を真っ直ぐ進みそうになりましたが、右に入るのが正解でした。

特に標識ないので注意が必要です。

真っ直ぐ行くと樋口駅方面へ下る道でした。

間瀬峠へはこの小さなケルンがある方へ入ります。

こちらも美しい森です。

ジグザグに下って行き、

間瀬峠が見えて来ました。

12時49分、間瀬峠の登山口までやって来ました。

標高差120Mを14分で下って来ました。

雨乞山、素晴らしかったです。

日の出や朝焼けを見るにはとても良い場所だと思いました。

間瀬峠からならわずかで登れるし、道がわかりやすかったので、今度ヘッドランプつけて登ってみようかな。

陣見山は見晴らしが良くないと聞いていたので地味な山行を想像していましたが、予想に反して見晴らしの良い場所がいくつもありました。

森も美しく、最後の雨乞山は想像以上の大展望で、大満足の半日となりました。

帰りに樋口辺りから見上げた雨乞山です。

寄居界隈、いい山がいっぱいですね。

これは老後の楽しみが増えました。

この特別休暇は老後の予行演習になりそうです。


☘️《特別休暇13日目》4月20日(月)

朝から雨が降っていました。

山歩きはお休みです。

朝はひまといつもの散歩に行きました。

散歩中に見かけた雨に濡れる花たちです。

自宅のレッドロビンの垣根も花がもうじき咲きそうです。

庭のハナミズキも咲いていました。

写真の奥に写っているのは、捨て猫出身のロクタです。

雨降りの中、庭に出てるんだもの(涙)

また家の中が足跡だらけになるよぅ😣

困ったもんだ😅


いつもありがとうございます。

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