【読書感想】上半期BEST10を考えてみた。2025年9月13日
こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
私の好きなブックチューバーに『マサキブックスさん』という方がいるのですが、その方が『上半期BEST10』を発表されています。
【2025年上半期ベスト本】読んで本当に良かった本ランキングBest10!
これを見て、ほぼ私が読了している、あるいは読もうと思って購入している本だったことに喜びを感じたので、私も今年の『読んで本当に良かった本』をまとめてみようかなと思った次第です。
とはいえ、マサキブックスさんみたく、端的にその本の魅力を語る技術を持っていないので、どこまで伝わるかわかりませんし、まずは順位をつけることができないということに気付きました(涙)
どれも異なる魅力があるので、ランキングなんて華々しいことが私にはできない~💦💦
なので、ランキング形式にはしないで、しかも10冊に絞れなくて、かつ、上半期でもない(この企画を思い付いた9月前半までに読んだ本の中から)ので、とっても中途半端な企画なのですが、、、🤣
自分の記録・頭の整理として、まとめておこうと思います。
注)掲載順は読んだ順であり、ランキングではありません。
【屍人荘の殺人(今村昌弘)】
第27回鮎川哲也賞受賞作。
奇抜な想定と本格的な館ものが見事に融合した、ミステリーです。
犯人のトリックも凄かったし、探偵の推理構築も見事でした。
正に一気読みのエンターテイメント作品で、終始ハラハラドキドキ、心はジェットコースター状態でした。
【少年と犬(馳星周)】
『人という愚かな種のために、神が遣わした贈り物』という帯が全てを語っています。
久しぶりの号泣体験でした。
犬に出会い救われ再生する人々の物語です。
【カフネ(阿部暁子)】
2025年本屋大賞受賞作。
カッコ悪くてひた向きで力強い物語でした。
主人公の薫子(41歳バツイチ社会人)がめちゃくちゃ魅力的です。
受賞会見の作家さんのメッセージも良かったですよね。
【未明の砦(太田愛)】
大藪春彦賞受賞作。
社会(日本の労働環境)を痛烈に批判し問題提議する骨太な快作でした。
日本の労働者よ、世界を学べ!自分の頭で考えろ!声をあげろ!それが未来を変えるのだ!!
国に飼い慣らされ、会社に都合良く使われ、御用記事を信じる我が身の無知を恥じます。
【プロジェクト・ヘイル・メアリー(アンディ・ウィアー)】
人類滅亡の危機にたった一人で立ち向かう男のSFエンターテイメント。
主人公がユーモアを忘れず、絶望的状況でもすぐに問題解決に移行し、どんどん展開していく面白さがあります。
映画公開が楽しみ!!
【藍を継ぐ海(伊予原新)】
第172回直木賞受賞作。
人の命の何十~何万倍という単位で営まれる自然科学に、ひたむきに対峙してきた人々が一生かけて追い求めたものは、命が尽きる時に中途半端に強制終了になります。
志半ばで逝った人々にどんな思いがあったのか。
科学を紐解く中で、後々誰かに掘り出され、その人の生きた証を見つけてもらえる。
素晴らしかったです。
【傲慢と善良(辻村深月)】
110万部突破の超ロングセラー!
全ての人々の解像度が高く、作者の人間観察眼に舌を巻きます。
前半で描かれるミステリ仕立てのストーカー探しは特に読み応えがあり、人々との面談によって印象がオセロのように反転する描写が見事でした。
【国宝(吉田修一)】
映画では描かれてなかった人物達が大活躍します。
喜久雄の孤独と狂気が切なく美しく描かれ、俊介の血の滲む努力に圧倒されました。
映画も原作も傑作だと思います。
【俺たちの箱根駅伝(池井戸潤)】
池井戸節の熱い展開にボロ泣きしました。
初めはバラバラだった学年選抜の選手たちが、様々な悩みを乗り越えてひとつになる様が胸アツです。
池井戸潤はやはりうまいですね。
【神の子(薬丸岳)】
図抜けたIQを持つ無戸籍の町田がめちゃくちゃ魅力的でした。
5年に及ぶ連載らしく、伏線回収ができてないところもありましたが、貫く筋は明確で、エンタメとしても楽しめました。
【最後の祈り(薬丸岳)】
これは凄かった!
何回か嗚咽が漏れるほど号泣してしまいました。
ほんのわずかな台詞で読者を叩き落とす言葉選びのうまさにまんまと飲み込まれ、七転八倒しました。
ラストもこれ以上はないです。
素晴らしかったです。
【鼓動(葉真中顕)】
最後まで決して共感できないと思っていたニートの殺人犯に最後は「生きろ、生きろ、生きろ!」と叫ぶ私がいました。
女刑事と魂の叫びをぶつけ合う場面は圧巻です。
主人公の絶望と孤独と悲しみと後悔が、一気に私の心に流れ込んできました。
凄い読書体験でした。
【存在のすべてを(塩田武士)】
本屋大賞三位だなんて信じられない。
これ、絶対大賞でしょ?と思いました。
冒頭の二児同時誘拐事件の描写は息が詰まるほどの緊迫感とスピード感で、門田の取材は緻密で丁寧で、後半の誘拐された少年の生活は叙情的で切なく、全く異なる雰囲気でした。
そして、それら全てが見事でした。
傑作だと思います。
9月半ばまでに読んだ本64冊の中から選んだ13作品ですが、こうやって振り返ってみると、一番最近読んだからと言うのもあるかもですが、
第1位は【存在のすべてを(塩田武士)】な気がして来ました。
第2位は【藍を継ぐ海(伊予原新)】かなぁ。
第3位はどうしても決められない。
どれも甲乙つけがたい作品たちでした。
冒頭に添付した『マサキブックスさん』が第一位に【小説(野崎まど)】をあげていたので、ターボに借りて近々読みたいと思います。
【夜の道標(芦沢央)】も積み本しているので、早く読まなくちゃ!!
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。