50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、小諸】クリさんと行く浅間山外輪山の旅《4/4(下山編)》2019年3月2日(土)

《登山難易度 4》

浅間山外輪山からこんにちは😃


さあ、楽しかったクリさんとの山旅も間もなく終わりを迎えます。

ランチの後の展望タイムを楽しんで、午後1時35分、下山開始しましょうか。

一時間以上尾根で遊んでいたってことですね。

帰りも同じだけ歩かねば駐車場に帰りつけませんから、ペースアップで参りましょう(とこの時は思っています。ま、何しろ50代の悲しき脳ミソですから、すぐに肝心なことを忘れてしまいますが)

ランチした場所まで戻り、リュックを背負って出発です。

再びターボが先頭でまずは蛇骨岳まで戻ります。

クリさんの頭に雷か!?

ウソウソ、飛行機雲です。

私の体も突き抜けた!

(しつこい)

いくつか岩場を越えます。

この岩場の踏み跡は一歩一歩が大きくて、多分身長3メートル位の人が最初に踏み跡つけたに違いありません。

最後の岩場登り。

今日のルートの一番の難所です。

ま、距離は数メートルですけどね。

下りでは横から張り出した枝がじゃまっけでしたが、登りではそれを支えにして登りました。

岩場を越えればあとは比較的なだらかな尾根歩きになります。

帰りも外輪山を逆の目線で眺めながら歩けて最高に気持ちいい。

外輪山が緩く弧を描いてくれているお陰です。

計算しつくされた浅間山の位置関係、素晴らしい。

秋には岩肌を彩る紅葉が美しかった蛇骨岳直下が見えてきて、秋とは違った美しさです。

生クリームとチョコレートが何層にも重なったクリームブリュレ?いや、ティラミスか。

オシャレなお菓子の名前がわからん。

浅間山はガトーショコラ、湯の平には沢山の小枝チョコレート、外輪山はティラミスと、浅間山界隈はスイーツパラダイスですな。

蛇骨岳を過ぎて岩場を下ります。

ここは南面で雪が解けてシャーベット状になっていた(あ、これもスイーツ!色も若干オレンジ色っぽかったし)ので、注意深く下りました。

ここは行きで通ったかなぁと思うような、崩れた雪の道でした。

いくつも穴ぼこが空いていて、今にも崩れそうです。

もしかしたら森の中に別の道があったのか?それとも行きよりも雪が解けて違う道に見えたのか?真相は分かりません。

再びもふもふの尾根歩きが始まります。

一歩間違えれば湯の平へまっ逆さまです。

足で蹴り飛ばした雪の塊が凄い勢いで転がって行きました。

だからといって山側に寄りすぎると樹木の根っこの周りは雪がゆるくて踏み抜くので、それにも気を付けないといけません。

よそ見をしないようにと言っても絶対しちゃうので、よそ見するときは立ち止まって☺️

今日は一日中、ずーっとこの大展望の中に身を置いていました。

「凄いなぁ」という台詞を何百回言っただろう。

急な斜面を歩くときは、動物でも九十九折れに移動するのですね(ホントか?)。

コメツガの枝に得たいの知れない妖精のようなものがくっついていました。

これに気がつくとあっちにもこっちにもついていて、楽しくなりました。

コメツガの赤ちゃんなのでしょうか?

こうやって見ると黒斑山までだいぶあるように見えますが、意外とあっという間です。

森に入って行きます。

森の中を歩くのは、閉ざされた安全な世界にいる落ち着きとワクワクが共存したなんともくすぐったい心持ちになります。

登山道に長く伸びた枝にできたつらら。

登山者の頭の上にぶら下がっています。

のれんのようにくぐって通る。

頭の少し上なのに壊れないでいたなんて、背の高いハイカーも少し頭を屈めて通ったのねと思うと、温かい気持ちにもなります。

西日を浴びて可愛く輝いていました。

森から出て再び展望の道へ。

黒斑山まであと少しです。

こうやって見ると、結構危うい感じの所を歩いていたんだな。

その時には特に危ないとは思いませんでしたが。

2分割写真(笑)

この二つを頭の中で横に並べてイマジネーション膨らまして見てください。

肉眼で見ている時も、広すぎて一目で全てを見渡すことはできません。

首や目玉を動かして全体を捉えています。

何度も立ち止まり、景色に見とれます。

そして、「凄いなぁ~」という(笑)

それしか言うことないんかい!?ってくらい。

黒斑山を通過します。

この森の中を歩いているとき、ターボがストックで木の幹を叩き、ターボが通過した後、クリさんと私の上に雪や氷の粒がザバーっと降ってきました。

私が「ターボ、何?それイジワルかい!?💢」というと「何?何?」と気がついてない様子でした。

どうやらわざとではなくポーチから何か取り出す時にストックを横にしてしまい幹にたまたま当たったらしいです。

「私がイジワルするわけないじゃ~ん。イタズラはするけどさ、、」と言っていた。

だから、それ!

それのことよ。

八子ヶ峰でも花子の頭に「わざと」雪を降らせてたじゃん。

だからそれかと思った。

湯の平に落ちる剣ヶ峰の影が美しいです。

午後になると見られる景色。

あんな風に凹凸になっているのかと形がよく分かりますね。

草すべりの入口です。

雪の道でも踏み跡がありますね。

トーミの頭に青いシャツの男性が立っているのが見えます。

(あ、写真を拡大すると座ってる。さっきまで立ってたのに、チッ)

スタイルの良い男性ハイカーは遠くから見ると絵になるんですよね。

岩場の上とか、最高にカッコいい。

これ、いわゆる「スキー場の恋」ってやつですか?(笑)

恋はしませんが、これからも借景として使わせて頂きます(^-^)

午後2時48分、トーミの頭まで戻って来ました。

得意の三分割写真。

はい、頭の中で横に並べてね。

想像力を鍛えて、ボケ防止に活用しましょう。

帰りのトーミの頭でもこの展望です。

いやぁ、凄い(また言っちゃった)。

今日みたいな天候の日が年に何回あるのでしょうか?

カモシカを探して覗いてみます。

草すべりに足跡がついてますね(あ、人間のです)。

今日このルートを歩いて前掛山に行ったハイカーがいるのでしょうか?

もう3時になります。

名残惜しいですが、帰りましょうか。

あちゃちゃー、ここはもうグッチャグチャです。

生チョコ状態。

この後、登って来られた男性カメラマンと立ち話をしました。

明日の天気が悪そうなので、急遽登って来られて、これから雪山に映る夕焼けの風景をカメラに納めるのだそうです。

まだまだ展望がいいから、下るなら槍ヶ鞘まで登って下った方がいいよ、とアドバイスしてくださいました。

笑顔で「そうですか、分かりました!」と答えたのに、

分岐で何の躊躇いもなく中コースへ入っていくターボ(笑)

昨年ランチした広場を通ります。

今回は霧氷はなし。

でも最後まで素晴らしい青空でした!

この辺りは前回シリセードで滑って楽しかった場所ですが

今日は雪の量が少なくて岩場などにぶつかると怖いので大人しく歩いて下りました。

おっと~、ここはソリで滑った跡が、、。

まずは私が滑り、続けてターボ。

お次はハガレーナ。

クリさんは雨具を着てこなかったので滑りませんでした。

ハガレーナと私は引き続きシリセードですが、ターボはすべりが悪いらしく、ジタバタするばかりでなかなか進んでいませんでした。

その後(翌日)、雨具を干そうとしてカッパのお尻に穴が空いているのを発見したそうです。

「シリセードしたからだ~(涙)」とだいぶ落ち込んでいました。

その後、スノーシューコースとの分岐を過ぎ、

いつもの広い場所を通過。

この頃にはスキー場からのアナウンスや音楽がガンガンに聞こえていました。

対岸(表コースの北側斜面)の針葉樹がやっぱり美しい。

駐車場が見えてからの道がまさかのズボズホでした。

膝くらいまでの深さの踏み跡があって、固くしまっているので、ずいずいずっころばし状態。

これがわかる方は歳がばれますね。

だいぶ雪が解けた駐車場に帰りついたのは、3時53分でした。

約7時間、雪と展望で遊び倒しました。

サイコーに楽しかった。

最近あきっこさんが裏磐梯でスノーシューハイクをして満足度100000%(だったかな。0が多過ぎて老眼では判別不能でした)と書いておられたけど、多分私たちもそんな気分です。

晴れ女隊に超晴れ女のクリさんが加わったことで、晴れ女×4の最強晴れ女集団が出来上がったのです。

帰りの車で『晴れ女隊クワトロ』、略して『クワトロ隊』を結成し、祝杯をあげたのでした(気分だけね。飲んだのはコーヒー)

車に乗ってからターボとハガレーナがみんなにジップロックに入った駄菓子を配ったら、クリさんが驚いて「お菓子やさんなんですか!?」と言ったのには笑いました。

お気楽隊は非常食として持ってきたお菓子を(コースが短いので)山では食べず、復路の車の中でバリボリバリボリ食べながら帰るのが習慣になっています。

その日に消費したカロリーを取り返すかのように、、。

だから山に行ってもちっとも痩せない、むしろ太る原因はここにあり!って分かっているんだけど、もう歩かなくていいというこの解放感と、冬はヌクヌク、夏クーラーガンガンの中でお菓子を食べるこのまったり感が病み付きになるんですよね。

駄菓子の魔力。

姫にはわからんじゃろう(再びの島根弁)

そうそう、先日榛名山で山友になったなっちゃんは、群馬の情報発信をされていて、道の駅で食べたもの等アップされていたのに感化され(すぐに影響される)、今後は帰りにちょっと遠回りしてもコンビニじゃなく道の駅とかに寄ってご当地グルメを楽しむってのを入れ込んだらどうだろう?と皆に提案し、賛同を得ていたというのに。

帰りにはすっかりそんな気はなくなっていました。

私たちって山で楽しみ過ぎちゃって、それだけで満足度のバロメーターが振り切れちゃうから、それ以上何も入ってこないんだ、と今頃気がつく。

また現地に一銭もお金を落とさなかった(トイレに払った協力金だけ)、、ごめんよ。

いつの日か出世したら、協力金として100円じゃなくお札を入れます!(宣言)

最後ガソリンを入れて高速代を加え計算し、クリさんに交通費は「1500円」と伝えると、「え!?そんなもんで行ってこれちゃうの!?」と驚いてました。

ええ、ええ、そうなんです。

高速使わない場所に出掛けた時など一人500円ってときもありますから。

料理もシンプル、お金もシンプル、これがお気楽隊の流儀です。

メンバーやブログは若干暑苦しいけどね(笑)


「楽しかったね~✨クリさんとまた山に行きたいね~🎵」と、クリさんを最寄り駅におろした後で三人で話しました。

クリさん、遠くからはるばるこんなド田舎まで来てくれてありがとうございました❗

そして、浅間山、一日中素晴らしい景色をありがとう。

私たちのゲストも楽しんでくれたよ。

みんなあなたのお陰です。

(余談、、)

今回、クリさんと出掛ける雪山をどこにしようかと迷っていて、先日行った八子ヶ峰があまりに楽し過ぎて、クリさんに浅間山と八子ヶ峰どっちがいい?と聞くと、「どっちも行ってみたい。選べない」とのお返事が来たので、出発時間のことを考えて浅間山にしたのですが、そんな私を殴ってやりたい。

なんで浅間山と八子ヶ峰を同列に考えて悩んだりしたんじゃ~(#`皿´)

浅間山の方が素晴らしいに決まっとるじゃろぅがー!(コーフンすると島根弁になる)

浅間山で最高の1日を過ごした今となっては、なんであのとき八子ヶ峰と迷ったんだろうと、不思議でならない。

ま、要するに浮気性だということです。

すぐ感化される。

感動の沸点が低いんだわ。

ターボは笑いの沸点が低いんですけどね。

自分のダジャレで笑ってますから。


さて、さて、来週は長女と久しぶりに(去年日光白根山に一緒に登って以来)山に行ってきます。

八子ヶ峰で雪遊びしたいけど、もう解けちゃったかなぁ~。


初の4分割(テント泊の縦走でもないのに)、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!


本日のウェアラブルデバイスのデータです。

歩行距離 11キロ。

(最後ストップを押すのを忘れてて、車で走り出した後なので若干誤差ありです)

累積標高差 621M。

歩数 13000歩。


登山口0907~(13分)~車坂山0920~(40分)~トーミの頭1100(15分)~(18分)~黒斑山1133(3分)~(40分)~蛇骨岳1216~(尾根で1時間19分)~出発1335~(1時間12分)~黒斑山1427~(21分)~トーミの頭1448(12分)~駐車場1553

全行程 6時間48分

(うち歩行時間 4時間59分)

【長野、小諸】クリさんと行く浅間山外輪山の旅《3/4(ランチ編)》2019年3月2日(土)

《登山難易度 4》

蛇骨岳山頂からこんにちは😃


ブログ友達のクリさんと一緒に行った雪の浅間山外輪山の旅《3/4》です。

蛇骨岳から初めて見る北西~北側の展望を楽しみ、ランチする場所を探してもう少し先まで行ってみることにしました。

蛇骨岳の岩場から先を覗くとこの景色。

秋にJバンドから晴れ女隊で歩いた尾根が続いています。

ここからは危険な所があるかもなので私が先頭を行きました。

雪が積もった狭い岩場を下ります。

進行方向右手は急峻な崖になっているので、慎重の上にも慎重に。

左手に木が張り出しているのでより歩きづらくなっていました。

浅間山は益々近くなります。

どの辺りまで行こうかな。

時々振り返って北アルプスの見え具合を確認しながら先へ進みます。

中央に見える岩場が蛇骨岳端の下ってきた岩場です。

この辺りで振り返ってみると、、

おお~、かなり広範囲に北アルプスが見えるようになってきました。

この辺りがいいようです。

ぐるり一周して、、

うん!実にいい感じ!

最高のロケーションです。

風が強ければこんな所一時も立ち止まっていられませんが

今日は無風なのですから。

今日のランチも八子ヶ峰に続き、セブンのおでんにしました。

まだクリさんとハガレーナが体験していなかったので、あのお手軽&美味しさを体験してもらいたい。

お湯がもったいないので、ハガレーナに近くの雪をジェットボイルに入れてもらっているところ。

ハガレーナは体温が高く、手がいつも温かいので、雪を素手で触っても平気らしいのです。

本日もグツグツグツグツ、袋ごと茹でる豪快調理(?)です。

浅間山の湯釜の如く吹き上げる噴煙(笑)

おでんが出来上がるまで、テーブル(?)を囲んでお互い撮影会。

美味しいじゃろ?(島根弁)

う~ん、やっぱり美味しい。

あ、でも今日もカラシを忘れた(涙)

今回はコンビニのお兄さんに「カラシもらっていいですか?」って言おうと車を降りるまではみんなで話し合っていたのに、会計のとき誰一人としてそれを思い出さないという、50代の悲しき脳ミソ。

今日のコーヒーのお供は、なんと珍しい!

私が持ってきた「高級」なめらかプリンなり!

たまたま会社でもらったのが家にあったのです。

浅間山プリンとの共演(^^;

どっちが美味しそう?

一生懸命高級プリンと浅間山プリンを激写するクリさんの様子をハガレーナがパチリ(笑)

お皿を持ってきてなかったので、ジェットボイルの蓋に乗っけて、真ん中の穴を私の指でふさいでいます(涙)

お気楽隊なんてこんなもんです。

高級プリンを持ってきても、ちっともインスタ映えしない。

この時ターボがプリンに関して何かダジャレを言いました。

ハガレーナと私はシラッとして、私が「出た!お気楽隊の恥!」と言い、クリさんに「変なもの聞かせてごめんね」と謝ると、なんとクリさんはクスッと笑い、「いえいえ、これを聞けるかと楽しみにして来たんです」と来たもんだ!

何だって~😱

ターボ、良かったじゃん!

あなたのダジャレが世界を平和にする瞬間に立ち会えて、あたしゃ嬉しいよ(嘘です😜)

でもこのブログを書くために、帰りの車の中でターボがどんなダジャレを言ったのかみんなに聞いてみたんだけど、本人を初め、クスッと笑ったクリさんも、脳ミソが若そうなハガレーナも、誰一人思い出せないという。

これはカラシに続いての50代の悲しき脳ミソのせいなのか、それともターボのダジャレが記憶するに値しないものだったからか。

その両方か。

ターボのダジャレは思い出せない、、これ、お気楽隊七不思議登録決定だな。

やっと二つ目が見つかったぜ!

そういえばおでんを食べながら、見えている山の山座同定したり、あのスキー場は草津だ苗場だと話していると、クリさんが「地理がバッチリですね」と言いました。

普通の会話ですが、ターボが聞き漏らす筈がありません。

「お、ダジャレか!?チリがバッチリ!」と。

ハガレーナも「はい、クリさんのダジャレ頂きました~(^-^)」と乗ってきたもんだから、私は可笑しくて可笑しくて、、。

危うくおでんのおつゆを吹きそうになりましたよ。

、、、だいぶ下らないことをだらだらと書いてしまいました。

そんなこんなでランチは終了。

立ち上がってもう少し先まで空身で歩いてみます。

この間、こちらにはだ~れも来ませんでした。

蛇骨岳までならいくらかハイカーがいたけど、みんなこっちにまではあまり足を伸ばさないみたいですね。

気持ちの良い尾根をお気楽隊が独り占めです。

先に進んでみると、仙人岳、鋸岳の奥に赤城山が見えました。

霞んでいますが、手前の山塊は先日ひまと登った榛名山だと思います。

ゆっくりシートを畳んだり、片付けをしていたみんなを呼びます。

「こっち、こっち、赤城山が見えるよ~!」

上越国境の山も遠くに霞んで見えます。

こんなに広々とした世界がこちら側にあったんだね~。

今までいつも雲の下だったから。

解放感半端ないです。

外輪山の斜面には何ヵ所も雪崩の跡がありました。

雄大な世界に魅了されるハガレーナと私。

浅間山、最高~\(^^)/

クリさんもすっかり浅間山の魅力に取りつかれたようです。

良かった、良かった(*^^*)

ではそろそろ下山開始しましょうか。

ずーっと見ていたいけど、ここに住むわけにもいかず、これから歩いて駐車場まで帰らねば。

ということで、長くなっているので、この辺で投稿します。

ランチから下山まで一気に書いてしまおうと思ったけど、ちょっと写真の数が多すぎるみたいですから。

《3/4(下山編)》に続きます。


お付き合い頂き、ありがとうございます。

【長野、小諸】クリさんと行く浅間山外輪山の旅《2/4(蛇骨岳まで)》2019年3月2日(土)

《登山難易度 4》

黒斑山山頂からこんにちは😃


ブログ友達のクリさんと一緒に出掛けた雪の浅間山外輪山の旅《2/4》です。

《2/4》では、トーミの頭から黒斑山、蛇骨岳までを書こうと思います。


槍ヶ鞘を後にし、トーミの頭を目指します。

雪の量が少なく、所々岩が露出しています。

トーミの頭の岩場が近くなってきました。

霧氷も少しですが現れました。

雪が少なくいつも登りで使うルートだと岩が露出してアイゼンでは危険なので、左手の道を使いました。

こちらからならトーミの頭の下部に着くので、トーミの頭からの絶景へワンクッションあります。

それが私の作戦でもある😁

トーミの頭下部に着いたら、まずリュックをおろし、水分と糖分補給をして(クリさんがどら焼き的なお菓子を配ってくれました)、トーミの頭の岩場に登ります。

トーミの頭からの景色はこちら~✨

(どら焼き片手に)ドッヒャ~!ですよね。

クリさんの「うわ~、これは凄い」の2回目、頂きました~\(^^)/

そして、忘れていましたが、ハガレーナもこの景色は初めてだったのです!

今まで何回か(2回かな)トーミの頭に来ているけど、毎回雲や霧に阻まれて、トーミの頭から浅間山と湯の平の絶景を見ることが叶わなかったのでした。

ハガレーナも「うわわわわ、これは凄いね~。初めて見れた~🎵」と感動しています。

景色が雄大過ぎて、我々の安物デジカメやスマホでは全貌をいっぺんに捉えることができません。

よくガトーショコラと称される浅間山を見ながら、ターボが「紅葉の時期にはあの森が全て黄金色に染まるんだよ。それはそれはすごくきれいなの!」と一生懸命クリさんに伝えています。

ターボも私も浅間山が大好きなんです(笑)

そして、浅間山を単なる独立峰として留まらず、稀有な存在にしている、こちらが外輪山。

この稜線があるからこそ、浅間山をこんなに間近に大迫力で見ることができるのです。

外輪山も、大好き!(笑)

こちらはかつて浅間山荘から登ってきてと、昨秋草すべりから下って歩いた湯の平。

この歩きやすい平らな場所があるからこそ、下から浅間山と外輪山を眺めることができるのです。

湯の平も大好き!(笑)

要するに浅間山、湯の平、外輪山はセットで大好きの3条になるわけです。

そりゃ何度も来たくなる訳です(笑)

写真を撮りまくる3人。

向こうに見えるのはこれから向かう黒斑山です。

側にいたお兄さんに写真を撮ってもらいました。

カメラが得意な方だったようで、顔を太陽の方に向けて下さいと、難しい注文が入ります。

クリさん、素直に横を向いてしまいました(笑)

「二枚目は大きく手を挙げたりして!」とまるで篠山紀信のように指示が(笑)

でもお陰でこんなに楽しそうな写真が撮れました(*^^*)

この写真は今回一番に私たちの心を表しているいい写真だと思います。

本当に楽しくて仕方なかったのですから\(^^)/

北アルプスが黒っぽい霞の上に連なっています。

ハガレーナが「こんなに北アルプスをちゃんと見たのは初めて」と嬉しそうです。

「いやぁ、ホントに壁だね~」と。

この時11時15分。

トーミの頭に11時について、15分程滞在しました。

風が無いのでいつまでも眺めていられましたが、そろそろ歩き出さねば!

外輪山のどこかでランチにしようと思っています。

黒斑山に向かいます。

標高が高いからですね。

登山道の両側に霧氷がたわわに育っていました。

途中の浅間山展望ポイントで、クリさんとターボ。

おおお、この辺は雪山らしく寒そうな雰囲気。

森に入るとぐっと気温が下がり、ハードシェル越しに冷気を感じます。

コメツガの額縁に絵画のような浅間山。

こちらはコメツガの縁取りで掛け軸のような浅間山(笑)

いや、ほんと、何越しに見ても、あなたは美しいのです。

ターボに言わせると浅間山は超美人さんなのだとか。

女なんだねと言うと、「あのなだらかな山容は女性でしょう~👸」とのこと。

なるほど、貴婦人と言うのが相応しいかも。

それを外輪山の傭兵が守っている。

う~ん、我ながら素敵な発想(自画自賛)

でもたまに湯気を吹き出しますから、ちょっぴりヒステリーな王女様だね、などと話ながら歩きました。

そんなことを言っている間に黒斑山に到着~(^o^)

11時33分。

トーミの頭から18分でした。

あれ?

いつもとルートが違うみたいですね。

雪があるので森の中じゃなく、いつもは歩けない場所が踏み固められた登山道になっているみたいです。

黒斑山からの眺めはこちら。

左からターンして。

相変わらず、雲ひとつなく、絶景が広がっています。

先程までいたトーミの頭も見えています。

近くにいた陽気なシルバーさん(失礼)に撮って頂きました。

ではでは、この後もこれの上を行く絶景が待っていますから先を急ぎましょう。

実はお腹が空いてきたっていうのもありますし(笑)

森の中は雪が多く、結構モッフモフです。

クリさんと「楽しいね~🎵」と言いながら歩きました。

展望がなくても、森の中の雪道歩きは楽しくて仕方ないのです。

森を抜け、再び展望が開けました。

トーミの頭から見た景色とはまた違う、あまりの絶景に言葉を失って佇む3人。

歩いてきた黒斑山。

左手は剣ヶ峰。

あちらも外輪山みたいです。

浅間山を真正面から見ている感じ。

もちろんどちらが正面ってことはないのですが、何となく。

そしてこれから向かう我らが(?)外輪山。

我らがとつけたのは、私たちはまだ体力に自信がなくて浅間山本体(前掛山)に登ることができていないので、「浅間山に行くよ」と言ったら、「浅間山外輪山を歩いて間近で浅間山を見るよ」という意味なのです。

今日はあの茶色くなってる辺りまで行きたいのだけど、どうなるかなぁ?

私がカメラを構えると、てんでバラバラな方を見る3人。

ある意味息が合っている(笑)

尾根歩きしながら、「はい、はい、こっち向いて~」と無理やりの自撮り。

きれいッスね~、と何故か若者言葉で言ってみる。

所々雪が少ない場所もありましたが、総じて雪はまあまあありました。

秋に歩いた時はもっと森の中に入ったり出たりを繰り返した気がするのですが、初めの所(黒斑山から下り始めた所)が森だっただけで、ほぼ展望の開けた場所に踏み跡があります。

この辺りも秋には歩けない場所なのではないかと、、。

あまりの絶景に度々目を奪われるので、足元に注意しないとズボッと踏み抜いたりもします。

クリさん、気をつけて!

斜面の木々もため息が出るほどキレイです。

カモシカの足跡が斜面を横切っているのが分かりますね。

尾根付近にもカモシカやウサギの足跡がありました。

足跡を見つける度に近くにカモシカはいないかと探しましたが、今回は見つけることはできませんでした(涙)

朝とか夕方でないと活動しないのかもしれませんね。

尾根の樹木にはつららがいっぱいありました。

ここでみよんさんならポキッと折ってカリカリかじりながら歩くのでしょうが、、(笑)

あー、それにしても気持ちのいい稜線歩きです。

このルートが一番好き。

振り返ればこの眺めです。

あ、さっきは黒斑山の陰に隠れて見えなかったトーミの頭が再び見えるようになりましたね。

ずーっと外輪山と浅間山と湯の平を見ながら歩いています。

外輪山の向こうには嬬恋村まで見え始めました。

右手にこんな景色を眺めながら。

楽しい、楽しい、楽しい!

もう、最っ高に楽しいです!

何度言っても言い足らないくらい。

蛇骨岳が近くなってきました。

やはりここは冬だけのルートです、多分。

こんな角度と距離から蛇骨岳を見たのは初めての気がしますから。

いつもは森の中を歩いて、最後岩場の手前で森を抜けたはず。

蛇骨岳への最後の岩場を登ります。

12時16分、蛇骨岳に到着で~す。

どうやら今この人たちの間では、てんでバラバラの方向を向くのが流行っているらしい。

わぁ~、初めて見れた~!

外輪山の北西側の景色を。

今まで私は三回蛇骨岳に来ていますが、いっつも霧や雲に阻まれて、こちらの景色を見ることができなかったのです。

四回目の正直!

こんな景色だったのね~(^o^)

広大なキャベツ畑。

あの平らな峰はどうやら苗場山らしいです。

四阿山が美しい。

初めはここでランチにしようかと思いシートを広げかけていたのですが、どこにしようかと迷っているうち、「北アルプスが見えそうで見えない」ことに気がつき、どうしようと迷っていると、近くにいた男性ハイカーが、「もう少し先まで歩いて行けば北アルプス見ながらランチできるよ」と教えてくださいました。

やっぱりどうせなら憧れの北アルプス様を見ながらゆっくりしたいよねってことになり、もう少し先まで歩いてみることに。

《2/4》はここまでとして、あとは《3/4》にバトンタッチしたいと思います。


お付き合い頂き、ありがとうございます(^-^)