50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、旧倉渕村】霧雨煙る日本二百名山の浅間隠山へ。可愛い水滴で縁取られた花や葉、森の美しさに魅了され、展望ゼロでも意外と楽しめました《前編》2019年7月6日(土)

浅間隠山の霧の森からこんにちは😃


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!


《登山難易度2》


今年の梅雨は、本当に梅雨らしい梅雨ですね。

週末毎に雨が降り、しばらく山で青空を見ていないですし、自宅付近(埼玉北部)からいつも眺めていた浅間山の姿を随分見ていない気がします。

九州地方のように災害が起きてないだけ感謝しなくてはいけないのでしょうが、いい加減青空が恋しいです。

今週末はもしもお天気が良ければ平標山に出掛けたいと思っていましたが、曇り後雨の予報でしたので、雨でも花を見ることができる浅間隠山に登ることにしました。

私は過去に二回、家族と訪れていますが、二回とも雨や曇りで、山頂から浅間山の勇姿を拝むことができていません。

今回も曇りや雨の予報ですから、浅間山を見ることは叶わないとは思いますが、ターボとハガレーナがまだ訪れたことがなかったことと、尾根に咲く花がいくらか見られるかな?との期待を込めて、浅間隠山を選択しました。

実はある有名なブロガーさんが先週ブログにアップされていた山の写真を見て(山名は明かされていない)、「あ、これ、浅間隠山だ!森や尾根がそっくりだもん!」と思ったのがきっかけでした。

そのブログによると尾根に沢山の花が咲いていたので、今年の梅雨は「(どしゃ降りでなければ)雨でも山に行く」と決めているお気楽隊としては、雨でも楽しめる山候補に浅間隠山が急浮上したのでした。


自宅を5時15分に出発、コンビニ経由、高速道路を使って二度上峠を目指します。

二度上峠手前の登山口駐車場には仮設トイレしかないので、倉渕小栗の里のトイレをお借りしました。

売店などはこの時間(6時38分)はまだ開いていませんが、トイレは24時間オープンしているようです。

登山口近くの駐車場に到着したのは、7時17分でした。

先客は乗用車一台とバイク一台です。

こんな雨模様の日に山に登る酔狂な人はそんなにいないですよね。

支度を整え歩き始める前に、ヤマップを起動させようとしているところです。

携帯は圏外になっており、私は自宅でコースを入力してきたのに、地図のダウンロードをしてこなかったようで、ヤマップが起動してくれませんでした。

奥日光でも現地で地図をダウンロードしたので、予め電波が届く範囲でダウンロードしておかなければいけないということに気づけませんでした(涙)

幸いハガレーナがコースの入力はしていなかったものの、地図のダウンロードはしていたので、今日はハガレーナの携帯で現在地をチェックさせてもらうことにします。

7時34分、出発です。

駐車場から3分ほど下ったところに登山口があります。

山頂まで90分、距離は2.1キロと書いてあります。

果たしてどのくらいかかるかな?

「熊出没注意」とありましたので、熊鈴を鳴らしながら歩きました。

2年前の夏に訪れた時も霧雨でしたので、この道には小川が流れていましたが、今回は更に水量が多く、「なんだ?なんだ?沢登りか?」と言いながら、靴を濡らさないように歩きました。

辺りにはこんなトゲトゲのアザミの葉があります。

2年前の夏にはこのトゲトゲに服の上からでも当たるとすごく痛かったので、皆に注意するよう伝えましたが、今回はまだそこまで大きくなってないことと、カッパを着ていたため、被害はありませんでした。

草が生い茂った坂をジグザグに登って行きます。

道の両側にこんな可愛いオレンジ色の木苺(?)が沢山ありました。

この写真、お気楽隊としてはいつになくレベルが高くないですか?

実はターボが最近最新式のエクスペリアを購入したのです。

そう、カメラが3つもついてるやつです。

それにより広角や接写をカメラが自分で判断して、ちょっと一眼レフのような写真を撮れるようになりました。

今まで接写はiPhone持ちのハガレーナ担当でしたが、そこにターボも加わることになります(^-^)

「接写は拙者にお任せ!」の株をターボに奪われまいと果敢に接写にチャレンジするハガレーナ(笑)

ターボとハガレーナが接写した木苺たちです。

こんな接写ができるようになったお陰で、雨の日のハイキングが楽しくなってきました。

私のスマホでは接写ができないので、写真は二人に任せて、私は試食してみました。

2~3粒食べてみましたが、甘酸っぱくてなかなかに美味しかったです。

二人は私のお腹が壊れるのではないかと、心配していましたが、大丈夫でしたよ。

7時59分、尾根に出ました。

めっちゃ写真を撮りながら、15分で登れるところを25分かけて登って来ました。

道は平らになります。

雨雲の中に入ってしまったのかな?

濡れるほどではないですが、霧が立ち込め、道の先が霞んでいます。

木肌に大きくペンキで「3」と書いた分岐というか、曲がり角です。

浅間隠山はこっちですよ~(^-^)

ここからは森の美しさがワンランクアップするので、写真を撮りながら歩みは更に遅くなりました。

キレイな森の中にいる集合写真です。

今日のメンバーは、ターボ、ハガレーナ、私、3人の晴れ女隊です。

このところこのメンバーでも青空を拝めてないのですけどね。

県境だったので、群馬県と長野県をまたいで写真におさまろう!と言って撮った写真ですが、良くわからないですね😅

写真に向かって左側が群馬県、右側が長野県です。

美しい森の中の歩きやすい道。

振り返ると接写に夢中のお二人さん(笑)

前方に何か標識が見えてきました。

北軽井沢からの道との分岐です。

時刻は8時19分。

尾根に出てから20分、登山口から42分かかりました。

スタスタ歩いて来るなら30分くらいの行程だと思います。

ハガレーナのヤマップで位置を確認。

この先少し行くと胸つき八丁の急坂が現れるので、アミノバイタルで準備しておきます。

このアミノバイタルは体への効果もきっとあると思いますが、最近は精神的な安心のために摂取している感じです。

急坂バテが怖い、体力に自信のないお気楽隊ですから。

実はこの二人は全然大丈夫なんだけどね。

問題は私です。

あ~、この道、大好きです。

歩きやすくて、美しくて。

ひとつ前の写真と全く同じ場所に見えるけど、コーナー二つ曲がっての一段高い場所です。

コーナーを曲がる度に「きれいだなぁ~」と思って、同じような写真を撮ってしまう😅

雲の中にいる私たち。

幻想的な霧の世界です。

木々の葉っぱを眺めるのが楽しくて上を見たり、キノコや花を見つけてはしゃがみこんだり、なかなかに忙しいです。

そんな二人が撮った写真がこちら。

クモの巣がネックレスのように輝いています。

こんなキノコがあったり。

ヤマオダマキが沢山咲いていました。

二人が接写した花たち。

ベニサラサドウダンはほとんど散っていましたが、わずかに残っていたひと枝を見つけて。

ハガレーナが大好きなキノコたち。

1538Mの尾根に来ました。

ここからが急坂の始まりです。

ここから高低差150Mほどでしょうか?

南峰までは枯れたカヤに囲まれた暗い尾根道の直登になります。

雨水が流れるのでしょう。

真ん中が掘れた道を歩きやすいところを探して登って行きます。

少し道がなだらかになったので、「お、急登は終わったかな?」「カヤがなくなって、少し植生が変わったぞ」と思いましたが、、

再び急登が始まり、、

水分補給と塩分摂取の休憩を取りました。

私は息が上がり、足を止めると心臓がバクバク跳ねているのが良くわかりました。

ふくらはぎがパンパンになってきています。

ヤマップを確認すると、南峰まであと少しです。

あと一息頑張りましょう。

その後少し登ると、

前方に標識が見えてきました。

9時28分、南峰に到着です。

北軽井沢分岐から1時間9分でした。

ここからは急な坂はありません。

霧に包まれてはいますが、森は更に美しくなります。

「キレイだね~✨」

360度、どこを見ても素晴らしい景観です。

向こうが明るいけど、雲で何も見えないだろうなぁ。

尾根に出ても撮影会(接写会と言った方が正しいか)は終わりません😁

何気なく通りすぎるこんな草や木の実が、クリアな写真に納められるのですから、楽しくて仕方ないのです。

お陰で体力のない私が一番先に歩けています👍

道が掘れて、笹が深くなってきました。

振り返るとこの見慣れた風景(笑)

前方はこう。

後ろはこう(笑)

まぁ、私が先を歩きながら、「ほら、これもキレイだよ!」「これは接写じゃないと撮れないね~」「お、これこれ、この水滴はすごい!」などと二人に注文しながら歩いているので、後からやって来た二人が「どれ、どれ?」となって順番に写真を撮ってくれるという構図が出来上がっていましたからね。

こんな素敵な水滴だってお手のもの!

私のスマホでは絶対撮れない、霧雨の日だけの自然の芸術ですね。

iPhoneとエクスペリア最新版、万歳\(^-^)/

まだまだ続くよ、接写タイム。

今日は時間に余裕がある(行程が短い)ので、どれだけ時間をかけても大丈夫です!

その代わり今日のコースタイムは参考にならないので、ご承知おきください(笑)

お、2年前の夏にはピンク、紫、黄色、青の色とりどりの花が咲いていたお花畑ロードに着きました!

あれ、あれ?

お花がないぞ。

有名なブロガーさんのブログに載っていた写真はこの辺りから色とりどりの花が咲いていたはずなのに、山を間違えたかな?とこの時は思っていました。

みんなに「花が少な~い!みんな、山を間違えたみたい、ごめん!」と謝りましたよ(涙)

しかし自宅に帰り今その方のブログを見返すと、やはり同じ場所であることが分かり、なぜ花が多い気がした(今回は少なく感じた)のかの理由がわかりました。

先週はまだオレンジ色のツツジが咲いていたからなのです!

今回も紫と黄色の花は咲いていたので、そこに大振りのオレンジ色が加わると、こんなにも色合いが豊かになるのかと思いました。

ちなみに↑こちらは2年前の夏(8月)の同じ尾根道です。

ピンク色のホワホワ(シモツケソウ)が花開くとこんなにも華やかになるのです。

今日のシモツケソウはこちら↓

私が撮影した蕾のシモツケソウ。

それが、「接写は拙者にお任せ」チームにお願いすると、、

ご覧の通り!

素晴らしい!

二人のお陰で、まだまだ蕾のシモツケソウの魅力がわかりました(*^^*)

老眼の私には、肉眼で見てもこんなにキレイに見えないですから、カメラの力、偉大なりです。

今日もツツジが少しだけ残っていました。

萎れてないのを見つけては接写に挑戦(笑)

「アヤメ祭りの始まりだよ~!」と私が叫び、何枚か写真を撮って通り過ぎます(笑)

すると「何だって~!?」と二人がやって来て、、

接写隊、張り切っております(笑)

8月には咲いてなかった紫色のアヤメが盛りでした(*^^*)

黄色い小さな花とのコラボが可愛いかったです。

間もなく山頂です。

9時58分、山頂に到着です。

南峰から15分で来れるところを30分かけて写真を撮りながら歩いて来ました。

登山口から2時間24分もかかっての到着です。

標準コースタイムは1時間半ですから、約1時間、立ち止まって写真を撮っていたということですね😁

今回、3人で撮った写真の数、なんと600枚越え!

載せたい写真が多過ぎて、初の分割写真を取り入れてみました。

ようやく山頂に到着したところですが、この後のティータイムと下山、そして下山後の食事や日帰り温泉(だいぶドタバタしました)は【後編】で書きたいと思います。


最後までご覧頂き、ありがとうございます!

後編もよろしくお願いします🙇⤵️

今日の我が家の物言わぬ家族は、捨てね猫出身「ロクタ」です。

私がいつものようにソファーに横になってブログを書いていると、「何してるの?」とお腹の上にやって来た。

そしてお腹の上でゴロン。

この後小一時間、私は身動き取れなくなりましたとさ。

この子は目をつむるとますますブチャイクになるなぁ(^^;

、、クリさん、あきっこさんの真似、しばらく続きます😁

【栃木、奥日光】てんきとくらす「A」判定って一体!?大展望であるはずの尾根は真っ白な世界。でも社山は素晴らしい山でした《後編》2019年6月29日(土)

《登山難易度 7》

下山後の英国大使館別荘前からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)


てんきとくらす予報「A」判定を信じてやって来た社山ハイキングの【後編】です。


阿世潟峠から社山までは標準コースタイムが登りでは1時間30分、下りだと50分となっていますから、かなりの急登であることが伺えます。

社山への道です。

辺りは水分を含んだ霧(霧雨ということか。雨だと認めたくない気持ちが霧と書いてしまう)に包まれています。

「A」判定にしがみつく私たちは、「これは天候回復が遅れているのか、それとも天候悪化が早まったのか、どっちなんだろうね」と話しました。

ハガレーナが現在の予報はどうなっているか、iPhoneで確認しようとしますが、圏外だったようです。

森は美しいのですけどね。

展望がないのが残念過ぎます。

おっ、あっちが明るいよ!と思いますが、まぁ、結果は予想通り、美しい霧の森から広々とした真っ白な世界に変わるだけですよね😅

そういう時は身近な植物に目が行きます。

針葉樹の尖った葉についた小さな小さな水滴がとても可愛くて、慰めになりました。

「接写は拙者にお任せ!」のハガレーナに撮影をお願いしました。

半月山から阿世潟峠までの区間でも見られた南側崩落箇所を通過します。

この頃から私の歩みが遅くなってきたので、ハガレーナに先に歩いてもらいました。

傾斜が結構きついです。

ハガレーナも「こういうダラダラとした傾斜はキツいね~。岩場の方がいい」といっていました。

私もふくらはぎが張ってきてなかなか辛い。

どんどんハガレーナとの距離が離されます。

どのくらいの斜度なのか分かりますかね?

笹の道をジグザグに登って行きます。

ピークを巻く形で道は明るい尾根に続き、

遅れて私も必死について行きます。

この少し前に霧雨が強くなってきた気がしたので、ハガレーナも私も上着を着ました。

この尾根道で私は何度上着の着脱をしたことでしょう。

雨に濡れるので着て、暑くなって脱いでを何回も繰り返しました。

展望の尾根に出ても、ドボボーン(涙)

まあ、わかっていたことですが。

お天気の良い日なら、足尾方面の山並みを見渡せるポイントなのだと思います。

視界が良ければここからも社山山頂が見れて、あとどのくらいと見当がつくのだと思いますが、何も見えないので、今回はヤマップが大活躍でした。

今どの辺りにいるのかが明確にわかったので、真っ白な尾根歩きでくじけずに済みました。

南に伸びる尾根も素敵です。

ここは1550Mの小ピークです(ヤマップで確認)。

地図には「小さな岩峰。男体山、日光白根山展望」と書いてあります。

この辺りで社山から下山して来られたご夫婦とすれ違いました。

この方たちも「てんきとくらす」の「A」判定を信じていらっしゃったらしいです。

「予報が外れて残念ですね~(涙)」と話しました。

ガレたやせ尾根を通ります。

辺りにはゴヨウツツジが草のように生えています。

まるで花のように見える紅葉(?)した葉っぱがかわいらしい。

左側が崩落した箇所です。

木の幹がほとんど空洞になっていて、ほぼ首の皮一枚で支えられている風なのに、たくましく枝を伸ばす木がありました。

歩いている時はそれほど気になりませんでしたが、こうやって改めて写真を見ると、結構なやせ尾根だったんですね。

「どうした!」って言うくらいすごい生命力溢れたコメツガです。

あー、お天気が良かったら、どんな絶景が広がっていたことでしょう。

快晴の日に再訪したい!

もうこの頃には今日の天候回復はないなと思い始めていた、というより、ずっと前から気がついていたけど、気がつかないふりをしてたのに、ついに諦めがついたといったところでしょうか。

な~んにも見えましぇ~ん😢

今日は多分何も見えない、そう確信したのでした。

あれ?さっきの分岐はピークの巻き道だったのか。

ここは展望スポットだったのね。

展望ないのに無駄に登ってしまったぜ。

帰りは絶対巻き道通る!

そして再びの登りですよ。

いや、キレイなのですよ、景色は森はとにかくキレイ。

でもこのダラダラ登り、足にジワジワ効いてくるんですよね。

お互いに写真を撮りあう二人。

ハガレーナと私の距離感わかるかしら?

私の歩みが相当遅い(涙)

展望がないので、ハガレーナは虫探しに夢中です。

「コガネムシ見~つけた!」と嬉しそうです。

こんな毛虫を見つけては「カッコいい~!銀色に輝くこの体!」と興奮している😅

「これは虎柄だ~🎵」

この後足の長い虫を見つけたので私が「これ、これ、足が長いよ!」と知らせたら、「これは蛾だね。蛾には興味ない」とバッサリ!

ハガレーナが興味を持つポイントが良くわからない😓

私は再び暑くなってしまったので、薄い上着を脱ぎました😅

まだまだ登ります。

ここでもお互いに写真を撮り合う。

笹藪に飲み込まれそうな私。

実際には笹の高さは高いところでも膝辺りでした。

カッパのズボンを履いてきて良かったです。

笹に擦れてかなり濡れます。

アミノバイタルの効果が切れてきたのか、足の疲れが貯まってきたので、ウィダーでエネルギー&水分補給です。

ここでハガレーナが「ウィダーに「ウィダー」の表示が無くなったって知ってる?」と。

ホントだ!今気がついた!

人はイメージだけで物を判断しているのですね。

美しい。

展望なくても美しい尾根道です。

これで展望あったらどんなに素晴らしいか!

社山はやはりいい山だ!と思いました。

この辺りで、少し前に私たちを抜かして行った若い男性とすれ違いました。

「早いですね~😵山頂はもうすぐですか?」と聞くと「はい、もうすぐそこですよ。でも真っ白で何も見えないですよ」とのこと。

、、でしょうね。

「何も見えないことが分かっているのに、何故に私たちは山頂を目指しているのだろう?」という根本的な疑問が沸き起こりますが、ハガレーナに「ここまで来たら行くっきゃないでしょう!」と言われ、そりゃそうだ、行くっきゃない!と思いました。

広々としてるなぁ。

晴れてれば足尾の山が良く見えたんだろうなぁと、頭の中でイメージを膨らませます。

山頂が近くなっても、相変わらず私の歩みは遅いです。

ついにハガレーナの姿が見えなくなりました。

すると前方からハガレーナの「鹿だよ!」の声が。

ハガレーナの右手を駆け抜けようとしていた鹿が、ハガレーナの声に驚いて足を止めました。

鹿の視線の先にいるのは私です。

鹿としばらく見つめあっていましたが、カメラを構えると辺りをキョロキョロ。

岩を挟んで横にいるハガレーナと、前方にいる私とを見比べて距離を測っているようでした。

そして、私の方を見ながらゆっくりと通り過ぎて行きます。

私の真横を通り過ぎると、一気に駆け下って行きました。

先に行ったハガレーナが「山頂着いたよ~!」と叫んでいます。

11時47分、社山山頂(1826M)に到着です。

阿世潟峠から2時間かかってしまいました(標準コースタイムは1時間30分です)。

視界の良い日なら、両側の展望を要所要所で楽しみながら、もう少し足取り軽く歩けるのだと思いますが、(虫や植物に癒されながらとは言うものの)ひたすら辛い登りだったので、私がバテてしまいました。

地図には白根山、皇海山の眺望良いと書いてあります。

今日は真っ白な世界ですが。

こちらは更に進んで黒檜岳へ向かう道です。

コメツガに覆われ薄暗くなっています。

山頂で山メシにしたかったのですが、お天気が悪いので、下って中禅寺湖畔でできればいいなと思います。

とりあえずバナナで小腹を満たします。

バナナを食べていると後から二組のご夫婦が登って来られました。

皆さん「A」判定にまんまと騙されたお仲間でした😅

写真を撮った後、お昼にしようと先に進みコメツガの森に入って行かれました。

この先少し行った所に広々とした場所があるのだそうです。

少し興味がありましたが、それは次回もっとお天気が良い日の楽しみに取っておきます。

早くお昼にしたいので、12時3分、下山開始です。

下山路は登り以上に森がキレイなことに気がつきます。

どんどん下ります。

まだまだ下ります。

笹の中に立つあの木は、多分シロヤシオですね。

この山もシロヤシオが沢山咲くのだろうなと思いました。

ここは登り途中には気がつかずに通り過ぎていますが、北側が崩落していて、シロヤシオが一本何とか地面に根を張って崩落を免れています。

それにしてもすごい規模の崩落で、登山道の端は下側がえぐれていて、近いうち崩れてしまうのではないかと思いました。

いつか社山への道が通行止めとかになると嫌だなと思いました。

そしたら南側の鹿の道を歩けば大丈夫か!

あれ?まだ登りがあったか、、と、重い足を持ち上げ持ち上げ、ピークを通過。

笹の中にジグザグに作られた道です。

「ここはジグザグだね~」と言うと、ハガレーナは「ジグザグジグザグ🎵」と何かの歌を歌い始めました。

どうやら何かのドラマの主題歌らしいです。

帰宅してからターボにラインで今日のあれこれを報告している中で、「ハガレーナが何か歌ってた」と言うと、ハガレーナは「ターボがいないから、私がちょっと頑張ってみた」と言ってました。

そ、そうだったのか!

「ジグザグ、ジグザグ🎵」と言うと、すかさずターボが「水谷豊の熱中時代刑事編だね」と。

さ、さすがドラマに詳しい。

最近でこそ山の番組やブログチェックが忙しくてドラマをあまり観なくなったらしいけど、山を始める前まではドラマの鬼でした。

主要全番組録画して観ていたらしいですから。

いつも山を歩いている時に、そんな芸能ネタをターボが言うと、ハガレーナやウォーリー、はたまたあきっこさんなら反応良く「○○だね!あれは何とかだったよね~」などとすぐに理解し合いの手を入れるのですが、私は大体スルーしている(私はドラマネタに極端に弱い)ので、今回もハガレーナのボケにうまく反応できず申し訳ないことをしました。

下りは私の方が先を歩いたので、ハガレーナを振り返って撮影。

道は往路よりも濡れていて、ずっと霧雨が降っていたのだなと分かりました。

13時3分、阿世潟峠に帰ってきました。

山頂出発からちょうど1時間でした(標準コースタイムは50分です)。

ここも未だに霧雨です。

中禅寺湖畔で山メシできるかなぁと思いながら、森に入っていきました。

朝よりもむしろ暗い感じがします。

なんとなく雨が強くなっている気さえします。

森を抜けると雨に打たれるかもと思い、ウィンドブレーカーを着ておくことにしました。

13時25分、阿世潟まで戻って来ました。

峠から22分でした(標準コースタイムは15分)。

浜の方に歩いて行き、「やっぱりお天気悪いね~!」と大きな声で言うと、釣り人が振り返りパッと手を挙げました。

「うるさい、静かにして!魚が逃げる!」と言う意味なのだろうなと思いました。

とてもワイワイ山メシを楽しむという雰囲気でもお天気でもなかったので、ランチは歌が浜まで戻ってからどこかのお店で食べることにします。

とりあえず雨の当たらない木の下で、ドーナツを立って食べました😁

阿世潟の写真だけ撮っておこうかな。

さっき手を挙げて「静かに!」という意味を示した釣り人です。

午前中からずっとあそこに立っているのかな?

正面は真っ白。

朝よりもお天気悪くなってますね。

何にも見えなくなってしまいました(涙)

写真を撮る私を静かに待つハガレーナ。

13時41分、そーっと浜を後にしました。

ここから3.1キロ、歌が浜まで歩きます。

姫の友達みほちゃんは、散々アップダウンさせられた後のこの最後の長い遊歩道歩きで、「もう次はないな」と思ったんだろうなぁ。

楽しげに見えていただけに、ホステスとしては失敗したなぁと後悔先に立たずですね。

歩きなれている私たちでも、足の裏がだんだん痛くなりますもの。

でもキレイなんだよなぁ。

木々の葉っぱが(名前はわからなくても)可愛くて、見ていて飽きないです。

傘になりそうなほど大きな葉っぱが落ちていました😁

半月山登山口が近くなると、森の美しさが更に増します。

↑↓二枚(頭の中で)横に並べて見てくださいね。

14時10分、ゲートまで戻ってきました。

阿世潟から29分でした(標準コースタイムは25分)。

帰路に見たクリンソウの方が元気よさそうに見えました。

八丁出島よ、さようなら。

また別の季節に来るからね。

大きな二軒の別荘の横を通り、

遊覧船の桟橋を通過。

切符売りのおじさんが、暇そうに海を眺めていました。

イタリア大使館別荘公園に入ります。

足が痛いけど、後少しだ!

修復中だったテラスが完成していて、初めてイタリア大使館別荘を前から眺めることができました。

桟橋では中国人の家族が、その向こうの浜では犬を遊ばせる人たちがいて、雨上がりの散歩を楽しんでいるみたいでした。

その後英国大使館別荘前を通り(ドロドロの登山靴&濡れ鼠のような私たちが入れる空間ではない)、駐車場に戻ってきました。

駐車場着は15時7分でした。

イタリア大使館でトイレ休憩をしていますが、ゲートから57分もかかってしまいました(標準コースタイムは40分)。

結局最後まで男体山は姿を現さず、霧雨に煙る一日となりました。

あの「A」判定は一体何だったのだろう?

山メシをしたくて持ってきてた(リュックに入れて登り、そのまま持って帰って来た)食材を悔しいので写真に撮っておきました。

今日のメニューは焼きうどんとワンタンスープのはずでした。

せっかくジェットボイルなども持ってきたので、コーヒーだけ入れて飲みましたが、ベンチに座って飲んでいる間に雨が激しくなってきました(3時からBorC、、当たってるやん!)。

コーヒーを手に車に乗り込みレストランを探しに出発です。

すると右手に「MAPLE RESTAURANT」の看板が。

「とちぎ和牛」とか、「日光ビーフシチュー」などと魅力的なワードがありましたので、クルマをUターンさせて駐車場に入りました。

ハガレーナの「86」とレストランのおしゃれな外観がマッチしとるやないですか。

「コーヒー」ののぼりが不粋ですけどね。

さぁさぁどんなお店かな?

ワクワクしながら入店です。

実は今日はアミノバイタル→ウィダー→バナナ→ドーナツと、意外とお腹にたまるものを食べているので、そこまでお腹が空いているわけではなかったのですが、山メシができなかったうっぷんを晴らすべく、何でもいいので、ちょっと美味しいものを食べたい気分です。

メニューを開くと、セットメニューはいずれも3000円台だし、ステーキにいたっては8000円もしたので、かなり予算オーバーでしたが、いちばん人気だというビーフシチューのセット(3200円)をお願いしました。

最初に出てきたのは、サラダとミネストローネスープです。

こちらは自家製パン。

ビーフシチューは味が奥深くて、肉はホロホロに柔らかく、とても美味でした。

窓からは花の向こうに中禅寺湖を眺められ、室内には沢山の山の写真があって、とても落ち着く良いお店でした。

その後ブドウを摘まみながら、ハガレーナの「86」でいろは坂をクイクイ曲がって(スポーツカーはクイッと曲がるのがすごく楽しい💃)、雨の奥日光に別れを告げたのでした。

今日のヤマップのデータです。

活動距離11.9キロの、高低差581Mは分かるけど、累積標高1154Mはないんじゃないかなぁ。

何でそんなにすごい数字が出るのだろう?

ちょっとそこのところは疑問が残りますが、ヤマップ、めちゃくちゃ使えました。

現在地が分かるって素晴らしいですね!

今さら感が半端ないですが、ネット系に疎いお気楽隊としては、大きな一歩です。

そして、社山。

素晴らしい山でした。

今日は展望皆無でしたが、森は美しく、これはお天気が良い日なら最高の尾根歩きになるなという予感しかなかったです。

今日は下見に来たと言うことにしておきましょう。

シロヤシオの時期と、紅葉のシーズンと、そして雪道歩きも体験したいと思いました。

なのであと三回は絶対来ます!

それまで登山道、崩れ過ぎないで待っててね~🙏


来週は平標山に行きたいけど、お天気どうかなぁ。

曇天雨天時用の計画も立てておかなくては!


歌が浜0758~(47分)~半月山登山口0845~(26分)~阿世潟(社山登山口)0911(5分)~(24分)~阿世潟峠0940(5分)~(38分)~1550Mピーク1023~(1時間34分)~社山山頂1147(16分)~(1時間)~阿世潟峠1303~(22分)~阿世潟1325(16分)~(29分)~ゲート1410~(57分)~歌が浜1507

全行程、7時間9分

(うち歩行時間、6時間37分)


最後までご覧頂き、ありがとうございました☺️

ひま「全くよく出かけるねぇ。あたしゃ小雨の日は上等な毛皮が濡れて、淑女らしからぬ臭いがしてくるから、付いていかないよ」と言ってる。

、、、あきっこさんを真似て、最後に我が家の物言わぬ家族を載せてみました。

柴犬「ひまわり」です。

ソファーに寝転んでブログを書いていてふと振り返ると、私の頭のすぐ後ろのリクライニングチェアに堂々と寝転んで私を観察してました😅

「うわっ!ひま、そんなところにいたの!?」となった😁

【栃木、奥日光】てんきとくらすの予報が「A」だった中禅寺湖畔の社山へ。結果、霧雨に煙る尾根歩きとなりました《前編》2019年6月29日(土)

奥日光、中禅寺湖畔の社山山頂からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)


《登山難易度7》


ここしばらく奥日光病に感染してまして、今週末も奥日光に出掛けました。

少し前からの計画では、中禅寺湖南岸(全長13キロ)を歩くつもりでしたが、先日姫が梅雨の晴れ間に男体山に登ってその絶景に感動したらしく、「みほさんでも絶対行けるよ!登った方がいいよ!」というので、じゃあ男体山にチャレンジしてみる?となっていました。

この時、姫は男体山で素晴らしいお天気だったことに気を良くして「私、晴れ女隊入隊決定ね!」と言ってました。

何度も言いますが、晴れ女隊入隊には厳しい審査がございます。

第一に早朝出発必須ね。

早朝4時には点呼を取りますから。

それ、姫にできるんですかね?

これを言うと姫は「それは無理!」となるのです。

残念ですが、第一審査で失格決定通知を送らせて頂きます😁

あ、話が横道にそれましたね。

今日のルートの話です。

何しろ梅雨真っ只中ですから、お天気が心配なのです。

なので、当日中禅寺湖までやって来て、晴れて男体山が見えていたら男体山へ、曇っていたら中禅寺湖南岸歩きにしよう、ということになっていました。

ですが、週間天気予報によると、この土曜日は曇り後雨の予報です。

よく晴れている山を探すために利用する「てんきとくらす」によると、男体山は午前中は「A」ですが、午後3時にはいきなりの「C」。

南岸にある社山は、午前中は「A」ですが、午後3時からは「B」です。

いずれにしても午後3時にはお天気が崩れ始めるのだとわかったので、行程の長い南岸歩きは今回はパスし、コースを短めに設定して「社山」に登ることにしました。

晴れ女隊(ターボ、ハガレーナ、私)の三人で出掛ける予定にしていましたが、直前でターボに外せない用事ができて、今回はハガレーナと私の二人旅になりました。

なので、今回はハガレーナの真っ赤なスポーツカー「トヨタの86」でドライブです(*^^*)

朝の5時過ぎにハガレーナがうちの前の十字路をクイッと曲がってカッコ良く登場、我が家の前に「86」を横付けしてくれました。

ウヒョー(゚∀゚)、何だかテンション上がるわ~⤴️

まるで彼氏がデートの迎えに来てくれたみたい!(そんな経験ございませんが)

カッコいい車というものは、こうもテンションアゲアゲになるものなのね!、、と今さらながら気がつく55歳です。

先程も言いましたが、今日の普通の(?)天気予報では、奥日光は曇り後雨です。

「てんきとくらす」の怪しげな天気予報に賭けて出掛けてきましたが、本当に「A」なんてことがあるのかどうかと心配しています。

ハガレーナは「ヅラ神様」に、私は「千手堂」に晴れ乞いをして就寝しましたが、果たしてどうなるでしょう?

心配なので、空模様ばかり気にして助手席に座っています。

足尾の町はこんな感じです。

雨上がりの雰囲気で、朝霧が上へ上へと登っている気がします。

「きっとこれから晴れてくるんだよ!信じよう!」

いろは坂を越えたらきっと空が突き抜けているはず!

、、結果は、ドボボーン😢(この表現、やっほっほ亭さんの真似っこです。今私の中で流行っている)

雨が降っておりまする。

中禅寺湖畔の歌が浜駐車場に到着したのは、7時37分でした。

駐車場は7割方埋まっていますが、そのほとんどが釣り客であろうと思われます。

とにかく沢山の釣り客を見かけました。

こんなお天気の日に朝もはよから山に登ろうとする「おバカさん」は私たち位のものでしょう。

車好きのみよんさんの為に、ハガレーナの「86」、撮影しておきましたよ~😁

いやぁ、カッコいいっすね~✨

走ってる時の方が100倍カッコいいけどね!

ただいかんせん、車高が低いので、乗り降りに苦労する私です。

なかなかその高さ(低さ)に慣れずに、乗るときはドスンッとなり、降りるときは「よっこらしょ」と声を出さないと立ち上がれません(涙)

帰路にコンビニに寄るときに、「下にある赤い部分(革が巻いてある)に手をついて降りると楽だよ」と教えてもらいました(それ、もう少し早く言ってよ~😵)が、この時は知らなかったので、チョーダサダサな動作で乗り降りしてました(涙)

そんなことより、天気ですよね、天気。

はぁい、中禅寺湖はこんな感じでございます。

男体山の「な」の字も見えない。

お、でも、ほらほら、千手ケ浜方面は少し明るくなってきているじゃない?

そうよ、今はまだ8時前なんだからさ、登山適正「A」は9時からなんだから!

「そうだ、そうだ!」\(^^)/、、とお気楽隊お得意の根拠のない希望的観測発動です。

とりあえず一枚自撮り記念撮影をして、7時58分出発です。

車道脇の遊歩道に入って行きます。

まずは英国大使館別荘記念公園に向かいます。

そうそう、今回初めて(だいぶ遅ればせながらですが)「ヤマップ」アプリをダウンロードし、社山のルートを入力してきました。

携帯を機内モードにして電池の消耗を防ぎ(クリさんに教えて頂きました)ながら、自分達の現在地がわかるという、私たちからしたらチョー画期的なアプリです。

そんな機能、多分山に出掛ける人なら常識なのだと思いますが、以前ヤマレコをダウンロードしてうまく使い方がわからなくて、それ以降苦手意識があって敬遠してきました。

しかし、いい加減そろそろ誰もが使ってる機能を取り入れようと思い、今回(昨夜)ヤマップでやってみたらすごく簡単に出来たので、今日初めて使ってみようと思います。

昨年の紅葉の時期に半月山に登った時にも歩いた遊歩道です。

歩きやすくて、右手には中禅寺湖が見えて、新緑に輝くプロムナードはとても気持ちがいいです。

英国大使館別荘に到着です。

道端にクリンソウが咲いていました。

まだ開館前ですから、私たち以外誰もいません。

雨上がりの建物はいつも以上に静かに佇んでいました。

英国大使館前の庭を横切り、遊歩道に入る所にシロヤシオの木がありました(振り返って撮影)。

ここはシロヤシオのトンネルになっています。

素敵なお庭ですね~✨

こちらはイタリア大使館別荘記念館です。

昨年秋に訪れた時は改装中でフェンスに囲まれていましたが、美しく生まれ変わった外壁が、寄せ木細工のようになっていて、これまたとても素敵です。

黒く塗られた簡素な英国大使館とはまた違った趣がありますね。

イタリア大使館公園内にあるトイレです。

今回は歌が浜のトイレが改装中で、簡易トイレが設置してあったので、ここまで我慢してやって来ました。

トイレを済ますと、ウッドチップの道を通り、イタリア大使館を後にします。

すると間もなく、最近完成した船の桟橋が現れました。

この桟橋、南岸のどこかにも作ってくれないかなぁ。

そしたらもっと色んなハイキングルートを設定できるんだけどな。

参考に時刻表を載せておきます。

中禅寺湖南岸遊歩道のゲート手前にある最後の別荘です。

日頃の生活の中でそこまでお金持ちへの憧れはないのですが、ここに来るといつも「こんな景色を独り占めして。お金持ちっていいなぁ」と思います。

側にクリンソウが咲いていました。

こちらのクリンソウは白やピンクも混ざっています。

何という木なのか、大きなホップのような実(花?)がついていました。

するとハガレーナが「ここでターボならホップステップジャンプって言うだろうね」と言うので、「確かに言いそうだ。そしてホップステップジャンプ!って、三回ジャンプするよ」と言いながら「ホップステップジャンプ」をしてみましたが、私はほとんどジャンプすることができず「トントンドスン」でした。

こんなことすらできなくなっているのかと悲しくなりましたよ(涙)

ゲートを通過するとすぐに前方に半月山への登山口が現れます。

こちらは昨年秋に紅葉の八丁出島を見るために半月山を訪れた時に登って行った登山口です。

あのとき初参加した姫の友達のみほちゃんは、楽勝ハイキングのはずが、10キロ以上の道のり(しかも相当なアップダウン)を歩かせてしまったことで、「しばらく山登りはいいかな」となった(なっている)そうです(涙)

初めてのお友達を山にお連れする時は既に歩いたことのあるコースで、どの程度のレベルかをよくよく見極めておかないと、大切な山仲間候補を失うことになると、いい勉強になりました😅

そんなことをハガレーナと話ながらここは通過します。

時刻は8時45分です。

トイレに5分寄りましたから、ここまではほぼコースタイム(40分)通りでした。

途中からアスファルトが終わり、歩きやすい土の道になります。

八丁出島を過ぎ、小さな入江に降りてみました。

釣り人がいます。

ここに来るまでにも何人か、そして場所を移動するべく遊歩道を歩いている方もいました。

湯ノ湖でも沢山見かけましたし、この時期は釣りの最盛期なのでしょうか?

お、あれは姫に「ゴミ」と言われ続けた「上野島(こうずけしま)」ですね。

中禅寺湖内に存在する唯一の島です。

相変わらず男体山の「な」の字もありませんね。

朝より少~しだけ雲が上にあがって裾野(と呼べるのか!?)が見え始めている気もしますが、気のせいでしょうか?

時刻は9時に限りなく近づいておりますが、果たして天候の回復やいかに!?

まぁ、題名から皆さん既に結果はお察しいただいていると思いますが、、(涙)、、この時の私たちの心情ということです。

釣り人の邪魔にならないよう、そーっと浜を後にし、再びの遊歩道です。

阿世潟が見えてきました。

こちらにも釣り人発見!

八丁出島西側の入江と阿世潟

との間にはこんもりした出っ張りがあり、湖より高い所に遊歩道があるので、少しだけアップダウンがあります。

なので、阿世潟を上から見下ろせる(^-^)

9時11分、次のポイントである阿世潟(社山登山口)に到着です。

前のポイント(半月山登山口)から所要26分でした(標準コースタイムは25分です)。

歌が浜から3.1キロ歩いて来ました。

南岸コースを行くならこのまま真っ直ぐ進みますが、今日は左に曲がり阿世潟峠へ。

0.6キロみたいです。

ここからは登りになるので、、

ジジャーン、アミノバイタル登場!

袈裟丸山でクリさんに教えてもらったエネルギー飲料です。

いいと思ったものは即真似て取り入れる日本人的お気楽隊ですから!

社山までが途中から急登のはずなので、バテないように準備万端にしておきます。

ではでは、登山開始です。

はじめは新緑の雑木林の中の比較的なだらかな道です。

ハガレーナのおニューのリュック(みよんさんとお揃いと知って、ハガレーナが喜んでました)が輝いてますね、、というか本当は重そうですね😅

今日はいつもなら3人で持つ荷物を二人で手分けしているので、リュックがパンパンになっています。

山メシをする気満々で、鍋や食材をたんまり持ってきています。

しばらく悪天候で山メシができてないのです。

山メシするために山に無理やりやって来たという一面もある😅

紅葉の時にも感じたけど、この森は本当に美しい。

道は少しづつ傾斜が出てきます。

あれあれ、私のリュック、、ハガレーナが「みほさん、社会の窓が全開だよ~」と言いながらファスナーを閉めてくれました。

この時は「閉め忘れたっけ?」と思いましたが、この後も何度もファスナー全開となり、途中で「あ、この蚊取り線香が重くて開いちゃうんだ」と分かりました。

雨上がりなので、ヤブ蚊などがいるかなと思い蚊取り線香をファスナーの取っ手に付けていたのでした。

この森は歩いていて本当に気持ちが良いです。

朝霧に包まれた森、キレイですよね。

前方が明るくなってきました。

阿世潟峠までもう少しです。

9時40分、阿世潟峠に到着です。

登山口から25分(標準コースタイム通り)でした。

とりあえず二人で記念撮影しておきました。

私は汗をかいたので、薄い上着を脱いで半袖になりました。

今日は二人でお揃いのmont-bell「雪男」Tシャツを着ています。

あらぐにゃぐにゃ三脚を取り付けた標識が邪魔でハガレーナの雪男が見えませんでしたね。

足尾方面から雲が吹き上げているイメージで、水分を含んだ風が頬を濡らしますが、暑いとバテてしまうので、半袖で歩き出すことにしました。

ここからはまだ歩いたことのないルートです。

社山まで小さなピークを一つ越え、山頂手前はきつい急坂のはずです。

標準コースタイムは1時間30分ですが、何分かかるでしょうか?

頑張って行きましょう、天候の回復を信じて!

全て書くと長くなりそうなので、一旦ここで【前編】として投稿します。


いつもありがとうございます(^-^)