50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、西上州】オーストラリアからのゲストを『稲含山』でおもてなし。2019年1月19日(土)

《登山難易度 2》

快晴の稲含山山頂からこんにちは😃


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)


今回は国際色豊かにお届けします。

姫と、姫の家にホームステイしているオーストラリア人のジョン、その友人A氏(バリ人との噂)の四人で稲含山に行って来ました。

そもそものきっかけは姫からの依頼でした。

日本でディズニーランドに行ったり、上野観光をしたりと大忙しのジョンですが、姫としては一度山登りを経験してもらいたいとのことで、一日付き合ってくれと。

そしてどこか山に連れていって!と頼まれました。

さて、どこにしようかなと考えていると、毎度お馴染みのわがまま姫ですから条件が出るわ、出るわ。

①まず家から近いこと。

翌日には富士山を見に出かけるとのことであまり遠出はしたくない。

②雪山を見ることができること。

ジョンが雪山を見てみたいといっているらしい。

大展望のところがいいそうな。

③だけど雪道歩きはしたくない。

アイゼンも人数分ないし。

④なるべく行程が短いところで。

登山口から登り一時間位で山頂に着くのがいいそうな。

⑤できればみほさんが行ったことがあるところがいい。

だってみほさんは楽勝だとか言って、本当に楽勝だったためしがないんだもん、、とのこと。

⑥そして、出発時間は9時か10時になる。

早起きできないからだな、これは絶対。

A氏やジョンのせいにしているが、これは自分の都合だ!とピンときたけど言わないでおいてやった。

、、ということで、わがまま放題の姫の要望に答えるべく、初めは榛名山界隈を提案したのですが、行程が少し長い(と言っても登り1時間半くらいなのだけど)のと、まだ私が登ったことがない山だったので、万が一大変だったら困ると却下されました。

なので、上の条件の③雪道歩きは🆖に抵触する恐れがあるものの、他の条件は全てクリアしている稲含山はどうかと思った次第です。

早速稲含神社管理人の岩井さんに電話で問い合わせ。

今は3~5センチの雪が積もっているのでアイゼンは必要だけど、気をつけて登れば危なくはないと教えて頂きました。

日時を調整できれば案内してあげるよとまで言って頂き、ありがたや、ありがたや。

アイゼンはひとつ足りないだけなので、A氏だけアイゼンなしで気をつけて登れば大丈夫だろうと言うことになりました。

さて、では出発時間ですが、姫に聞くと「10時か10時半でいい?」と言ってきた。

はぁ?「9時じゃなかったんかい!?」と言うと、「そんなこと言ったっけ?じゃあ10時で」と。

毎回こいつとは(失礼)出発時間の調整が大阪の値切り交渉みたくなる(涙)

10時出発で決まり、途中でコンビニやトイレに寄ったりしていたら、到着は11時半から11時45分になるなと思い、それを岩井さんにお伝えすると、その時間だと仕事だから案内は無理だと言われました。

残念に思うと同時に正直少しホッとしました。

出発が遅れたり、途中手間取ったりして岩井さんを待たせることになりやしないかと心配だったので、その心配はなくなりました。

で、当日、結局出発は私の予想通り、15分の遅れとなりました。

岩井さんと約束してなくて良かったわ~。

こうなりゃ、何時になろうがあたしゃ構わんよ。

ということで、稲含山登山口駐車場に到着したのは11時54分でした。

雪がない!

岩井さんの言っていた3~5センチの雪はどこにあるのだろう?

今日はとても暖かいので、解けてしまったのでしょうか?

時刻はお昼近くなっていますが、今日はまだまだ視界がクリアで、駐車場から荒船山が良く見えます。

とりあえずアイゼンなしで歩き出せそうです。

12時15分、出発です。

まずは林道を登ります。

いきなり男性二人がヒーヒーフーフー息があがっています。

茂垣峠の案内板の前にて、両手に花で記念撮影。

わずかの距離でもメンズはすぐに遅れてしまいます。

姫は「どういうこと!?」と信じられない様子(笑)

大きな赤い鳥居をくぐります。

姫は余裕でポーズですが、後ろの二人は既にヘロヘロ。

歩き初めてわずか10分ほどですよ。

300段近い階段地獄。

途中で暑くなって衣服調整と水分補給です。

ヘロヘロメンズは、ヤバいほどバテバテ。

日頃どんだけ平らな所しか歩いてないんじゃ!

前のファスナーを開けて、それでも頑張っているジョン。

おん歳58歳。

後ろでジョンが「みほ&姫 is crazy」とブツブツ言っています。

いつものビュースポットに着きました。

おおおおお、今日は前回見えなかった北アルプスが見えているではないですか!

浅間山にも雲ひとつなく、その左手奥に見える白い峰は北アルプスですよ~。

前回雲に隠れていた野反湖畔の山もバッチリ見えます。

こちらは上越国境の稜線。

きれいですね~。

荒船山の先に北アルプス。

あー、少し霞み始めているかなぁ、急いで登らないと。

少し休憩して男性陣もパワーを取り戻したかな?

黙って立っていたら、とてもヘロヘロメンズには見えませんね(笑)

A氏に撮ってもらった1枚。

背景も広々と入っていて、いい写真ですね😃

ではビュースポットを後にし、先を急ぎましょう。

この後下山して来られた男性とすれ違い、「今日の展望は素晴らしいですよ~。北アルプスも南アルプスも見えます。」と言われました。

「え!?南アルプスも見えるの!?」素敵❗

ジョンに「Todays vew is perfect!」と伝えると少しだけ元気になりました。

北側斜面に雪が残っているか凍結しているのかと思っていましたが、ここもカラッカラに乾いていました。

この頃になると、ヘロヘロメンズは少しテンションがおかしくなり、英語の変な歌を大声で歌いながら歩いていました。

声だけは元気そうに聞こえていましたが、空元気であるのはバレバレ(笑)

午後1時14分、稲含神社に着きました。

「オーストラリアの友人を連れてきました」と、岩井さんにメッセージを残すと、そのあとからジョンも英語で何か書いている様子でした。

今回はここにあるトイレを利用したりして(姫が使ったのですが、清潔で快適だったと言ってました)、1時20分頃出発し、最後の階段になりました。

ジョンにあと数分だよと伝えても、「5minutes.5minutes.5minutes」とどんどん先伸ばしにするジェスチャーをし、信じていない様子でした(笑)

でも今度こそほんとよ。

本当に5分後には山頂に立っていました。

午後1時23分、山頂到着です。

八ヶ岳が赤岳から蓼科山まで全て美しく見えました。

荒船山の左手にある兜岩の形がはっきり見えますね。

浅間山の右手には前回雲に山頂を隠していた草津白根山。

浅間隠山の奥には白砂山。

白く輝く上越国境の山並みがずらり。

谷川連峰だけはいつも雲がかかっていますね。

どうしても日本海側から雲がわいてきますよね。

北アルプスは霞んでしまい、南アルプスはもう良くわからなくなっていましたが、それでもこれだけ見えれば申し分ないでしょう。

前回より見えている山が多いですから。

眺めを楽しんだら、コーヒーブレイクしましょうか。

山頂には私たちしかいなかったので、山名板をテーブルにさせて頂きました。

ジョンが椅子の文化の方なので、シートに座るのがにがてでしたから。

「Oldman seat」だと言って、三角点?のブロックに座っていました。

コーヒーブレイクしながら、姫と3人で記念撮影。

一時間弱山頂でゆっくりし、午後2時16分に下山開始です。

お、下りだとみんな元気だぞ!

下りは余裕なのか、なんとなくみんな笑顔です(笑)

ほらほら、ジョンのスマイル☺️

でも実はこの頃、A氏は顔だけでなく膝も笑っていたのでした。

標高差300Mで膝が笑うようでは困りますねぇ。

赤い鳥居まで戻ってきました。

イケメンA氏。

登りの時とは人が変わったように陽気なメンズです(笑)

この後、3時4分に駐車場に帰り着きました。

アイゼンを着けることもなく、登り一時間、下り50分と姫の理想のコースタイム通りに歩け、山頂では大展望を楽しむことができ、パーフェクトなおもてなしだったのではないでしょうか?

登りでだいぶお疲れの様子でしたので、次があるかと言うとビミョーですが。

こんな旅の1日があってもいいですよね。

観光地巡りでは味わえない思い出がジョンの中に残ってくれたらいいなと思います(筋肉痛と共に(笑))

帰りに遅い昼食になりましたが、上里パーキングで溶岩焼きの豚丼を食べました。

明日は富士山を見に山中湖のパノラマ台に行くらしいので、今頃はゆっくりお風呂で疲れた筋肉をもみほぐしていることでしょう。

明日も富士山がきれいに見れるといいね🎵


今日は前回歩いたコースと全く同じなので、コースタイムやルート情報は割愛しますね。


来週はターボとハガレーナと一緒に北横岳で雪道歩きして来ようと思っています。

楽しみだ~🎵


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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