50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、小川町】2020年5月《特別休暇53日目》

仙元山山頂からこんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


特別休暇もいよいよ最後の週末となりました。

明後日(6月1日)から出社になりますので、どこに行こうか迷いましたが、先日の腰越城趾に行った際に目にした「青山城趾」を訪ねたいと思います。

小川町の山城は比較的整備が行き届いているように思われます(寄居町に比べるとという意味ですが)ので、縄張り図も書かず、行けば分かるやろ的な軽い気持ちで出掛けました。

土曜日なのでハガレーナも一緒です。

午前中でサクッと終わる予定でしたが、予想外なことがあり、お昼→お茶休憩も含め一日遊ぶことになりました。


☘️5月30日(土)

~ 仙元山で絶景を楽しむの巻 ~

《登山難易度3》

⏫ヤマップ画像の右手の尾根が物見山、そして小倉峠を挟んでその先に「小倉城趾」があるようです。

縦走できそうなので、今度行ってみたいと思います。

スタートは小川町道の駅からです。

実は当初の予定では、仙元山公園まで車で行って標高を稼ぐつもりでいたのですが、仙元山公園へ至る道のゲートが閉まっていたので、仕方なく道の駅までやって来ました。

この時は「まだコロナでオープンしてないのか~😨」「鉢形城趾資料館も6月2日からって言ってたから、ここもそうなのかねぇ(涙)」などと話していましたが、後程朝早すぎたからまだオープンしてなかっただけだということが分かることになりました💦

ま、とにかくこの時は閉まっていましたので、

まずは見晴らしの丘公園を目指します。

槻川を渡ります。

今日は暑くなりそうですから、川遊びが気持ち良さそうですね。

町の中を流れている川なので泳ぐことはできないかなと思いますが、足をつけて魚を探すくらいはできそうです。

西光寺というとても立派なお寺がありました。

途中オオムラサキを守り育てている施設がありました。

「へぇ~、オオムラサキってめっちゃキレイな蝶だよね~」などと話していると、一人の男性が現れました。

どうやらこの施設の管理人さんのようです。

町の施設だけれど、地元の人々が管理を任されているようでした。

コロナで閉鎖中だそうです。

側にあった木に緑色の袋がかけられていて、「この中にいっぱい幼虫がいるんだよ。まもなくサナギになる」と教えていただき、覗いてみると、

います!います!緑色の幼虫が!

葉っぱをモゾモゾと食べていて、短い足がモニョモニョと動いて、すごく愛らしいです。

虫好きのハガレーナが大コーフンでした。

でも緑色の網越しなので、なかなかピントが合わなくて、いい写真は撮れませんでした(涙)

「どこが登山口なのかねぇ」と言いながら歩いていると、こんな標識が現れ、横に山に入る道があったので、「多分ここから登るんだよね?」などと話していると、自転車をおしたおじいちゃんが現れ「どこに行くんだい?」と話しかけられました。

この里のおじいちゃん達はサービス精神旺盛というか、おもてなししたい気持ちが溢れているというか、みんな声を掛けてくださるのですね。

「仙元山から青山城趾に行こうと思ってます。登山口はここですよね?」と聞くと、その答えよりも私たちと会話を楽しみたかったようで「どこから来たんだい?」と逆に質問され「寄居からです」と言うと、「女は声がいいのがいいんだ。女は器量よりも声が大事」的な話を始め、どんどん話はおじいちゃんの思い出話に移行していきました。

オバサンというのもは大体において聞き上手ですから「へぇー、そうなんですね~」「あはははは、そういうもんですかねぇ~」などと応じていると、益々口が滑らかになり、、😅

なかなか私たちを解放してくれません😅

「じゃあ、青山城趾に行ってきますね」と私が言うと、

二人はとっとと山に入って行きましたが、

なかなかおじいちゃんの話の腰を折れず、左足は山の方へ向いているのに、その場から動けないでいる私の図です😣

なんとか二人を追うように、「じゃあ、行ってきま~す」と言って無理やりサヨナラしたのでした。

やれやれ┐(´д`)┌

どうもこの里のおじいちゃんは話し好きのようです😁

まぁ、歓迎されている雰囲気は存分に伝わってきましたから安心して歩いて来れますね。

このまま登りになるのかと思いきや、道は徐々に下りになり、別の登山口に降りそうな勢いだったので、方向転換して「オオムラサキの里」の方へ向かいました。

辺りには縦じわが寄ったクヌギの木が沢山ありました。

クヌギって、木辺に象と書くんですね。

象の皮膚みたいだからですか?

右手にハウスが見えてきました。

ハウスの側に行ってみました。

オオムラサキの写真がありました。

中には沢山の幼虫がサナギになる準備をしているところなのでしょう。

今年はコロナの影響で放蝶会は中止だそうです。

側に立派な休憩所もありました。

夏休みにはカブトムシを求めて子供達が訪れるのでしょうか?

施設の左手に登山道がありました。

真っ直ぐに登山道を登って行きます。

ヒノキの植林帯が美しく、いい香りがしました。

地面に長さ10センチほどの「ヤマビル」がいました😱

これからの季節はマムシに加えてこいつにも注意が必要ですね。

なんて邪悪な形状なのだろう😨

最後は階段になります。

見晴らしの丘公園へ到着です。

道の駅から40分かけて、標高差135M登って来ました。

おじいちゃんと5分くらいはおしゃべりしてましたから、所要は35分ってところかな?

時刻は9時34分でした。

「本日の開園時間は9時45分から16時30分まで」と書いてありますよ!

しかも林道入口も閉門となりますとカッコ付きで書いてある!

だからか~。

だからゲートが閉まってたんだ!

私たち早く来すぎたってことだったんだね、とここで気がついたのでした。

お陰で坂道トレーニングが出来ました😅

お天気が良いですから、展望台に期待しちゃいますね!

展望台に登ってみましょう🎵

小川の町を一望ですね!

この休み中に登った山がいっぱい見えます!

今日は男体山も赤城山も榛名山もうっすらとしか見えませんが😅

先日訪れた腰越城趾や、官ノ倉山、その左手には笠山、そこから右に大霧山、皇鈴山、登谷山、大平山、雨乞山、陣見山、そして寄居の鐘撞堂山も見えていました。

肉眼ではしっかり山座同定できたのですが、写真で見るとイマイチわからないですね(涙)

ここは冬場に訪れたらもっと素晴らしい展望を楽しめるでしょうね。

再訪しなくちゃです。

仙元山山頂と、青山城趾を示す標識がありました。

林道を少し進むと右手に登山道が現れました。

東屋があったので、立ち寄りました。

地図で調べると隣の尾根は物見山でした。

その左手(写真には写ってないです)に小倉城趾があるようです。

今度あっちにも行ってみたいですね。

そこから少し行くと、

大きく曲がったモミジが現れました。

樹齢600年の「下里の大モミジ」だそうです。

何回か分岐が現れますが、標識があるので迷いません。

おや、吹き流しのある開けた場所がありますよ。

パラグライダーの発進基地でしょうか?

物見山と小倉城趾方面を見ることができました。

木立の中の道を進むと、やがて分岐が現れました。

右に行くと百庚申と書いてあります。

後から地図を見てみると、山頂のすぐ近くにあったのですね。

立ち寄ってみれば良かったです。

10時28分、仙元山山頂(298.9M)に到着しました。

見晴らしの丘公園から30分かけて、標高差85M登って来ました。

北西側に展望がありますから、覗いて見ましょう。

そこからの眺めです。

小川町が良く見えました。

左手に小さく見える階段状のマンションの上に腰越城趾が見えます。

山頂にアジサイの一種(?)があったので、みんなで写真を撮りました。

なかなかピントが合わなくて苦労しましたが😅

これからの季節はやはりアジサイですよね。

色んな種類があるので、山の楽しみが増えます😊

では次は青山城趾に向かいます。

結構下ります。

帰りは登りってことか、、と覚悟しながら下りました。

ついに青山城趾内に入ります。

真っ直ぐ進むと小倉城趾に繋がる縦走ルートのようです。

青山城趾は右手に。

現地にあった地図を先に載せておきます。

初めに堀切があり、「三の郭」に乗るようですね。

早速現れました。

最初の堀です。

明瞭な横堀が残っています。

深い堀なので「三の郭」へはロープが設置されていました。

鋼鉄製の標識があります。

できれば現在地や当時の役割など、簡素なものでいいので設置してくれると楽しいのだけど、、😅

次の堀切です。

右と左にそれぞれ道があるようです。

私たちは右手の急斜面を登りました。

「本郭」の上段に乗ったようです。

【町指定史跡 青山(割谷)城跡】

・青山と下里の境に位置し、青山側では青山城、下里側では割谷城と呼ばれる。

・本郭(265M)を中心に、南西に二の郭、南東に三の郭をコの字形に配置。

・緑泥石片岩の分布域で、岩盤を掘り抜いて堀を形成。

・腰越城と共に松山城を守る支城と推測される。

先に北側の遺構を見に行くことにします。

小規模な郭と堀があると説明文にありました。

ここは堀と土橋ですね。

二人が土橋を通過中です。

私は横矢掛かりに立って堀を見下ろしています。

私も堀を渡ります。

この堀は大きく湾曲し、竪堀へと続いているように見えましたが、藪が深くて写真に納めることは出来ませんでした。

小郭を進むと、

もうひとつ堀がありました。

結構深い切岸でした。

更に進む道は無さそうだったのでここでUターンしました。

本郭を北側から見たところです。

腰越城趾よりは広い印象ですね。

真ん中辺りに段差があり、地図には上段、下段と書いてありました。

ここで丁度山頂に到着したグループのリーダーと思われる男性から、「どこから来られたのですか?そちらに道があるのですか?」と聞かれました。

「いや、多分ずっと先に行く道はないと思います。先にある堀などの城の痕跡を見に行って戻って来ただけです」と答えたのですが、どこかに道が繋がっていたのなら、ごめんなさい💦

ちょっと確認出来ませんでした。

道はなさそうに見えたという以上の情報を持ち合わせておりません😅

今日は私が誰かに話しかけられる事が多く、二人は先に本郭の端まで行ってました。

私も後を追いかけます。

ここにもアジサイのような花が咲いていて、ここだけ日の光が当たっていたので、ちょっとキレイでした。

本郭の南西の端には石垣の名残がありました。

「二の郭」との間の大きな堀を通過します。

左が土塁になってるねぇなどと言いながら真っ直ぐ進みそうになりましたが、

途中に虎口らしきものがあったので、一段高い場所に入ると、

そこに「二の郭」の標識がありました。

危うく二の郭を気がつかずに通り過ぎるところでした。

「二の郭」は結構藪っぽくなっています。

下を覗くと帯郭が見えます。

できたら帰りはあそこを歩きたいですね。

「二の郭」から先はこの城最大の堀でした。

長い階段が設置されています。

振り返って見たところです。

とても大きな切岸ですよね。

その向かって右手の堀のようなところを行けば帯郭に出られるのでしょうか?

そこからも少し下ってみましたが、

左右を見ても藪のようにしか見えなかったので、Uターンし、

「二の郭」下の道(ではない)に入ってみることにしました。

後で地図を良く見直すと、もう少し下ったところから楽に帯郭に入れる場所があったのだろうと思いました。

もう少し下ってみれば良かったです。

藪に入ってみると、帯郭はまだかなり下の方だったので、

テキトーに斜面を下ることにしました。

無事帯郭を歩くことができました。

やがて帯郭は横堀へ導かれ、

本郭下の帯郭へと通じました。

二人がどっちに行こうか迷っています。

左手に行けば本郭ですが、帰りは本郭には立ち寄らず、

右手に進んで、そのまま三の郭との間にある堀へ向かいました。

堀を通過します。

「三の郭」に乗り、後は来た道を帰るのみです。

見晴らしの丘公園でアイス(自動販売機があった)を食べる予定なので、この辺りでゼリーを食べておくことに。

二人がこのキャラクターが私にそっくりだと言うのです。

なので、、

似てますかね?

恥ずかしながら、ド素っぴんをさらしております(涙)

最後の切岸を慎重に下りました。

帰りは分岐を右に行ってみました。

多分仙元山を巻く道だと思ったからです。

やはりそうだ。

左手に仙元山山頂が見えます。

しめしめ、あの坂を登らなくて済んだ😁

スタコラサッサと下山し、見晴らしの丘公園でアイスにありつけました。

この頃には多くの家族連れで賑わっていて、展望台も若干混みあっていたので、

展望台横の東屋で休憩しました。

ローラー滑り台を楽しむ親子の声が賑やかに聞こえていました。

いいですね。

地元の公園に子どもが戻ってきつつあります。

では道の駅まで下りましょう。

オオムラサキの公園から道路に出ました。

こっちから登ってくればすぐだったんだね。

幼虫の写真を撮りたい私💦

でも結局撮れたのは、、

こんなやる気のない幼虫と、

真っ黒なオオムラサキでした。

この後、道の駅で食事をし、帰りに吉田家住宅に立ち寄りました。

長くなっているので、それは別のお話として書きます。


いつも応援していただき、ありがとうございます。

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