50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、美里町】朝のひま散歩~徒歩で鉄塔めぐりNo.1

児玉線No.19の鉄塔下から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今日(5月23日(土))は、曇り時々雨の予報です。

明日の方がお天気が良さそうなので、今日は山散歩には行かないことにしました。

今にも雨が落ちてきそうな曇り空のもと、まだ少し肌寒い6時半ころ、ひまと一緒に家を出ました。

いつもは遠くの浅間山(今日は見えないです)や近くの猪俣城趾ばかりが気になる丘の上に立ち、目に入るのは鉄塔群です。

ひまと朝の散歩中についでに鉄塔めぐりをしようと思って出てきましたが、なんと私が住む地域には鉄塔が全く無いことに気がつきました。

陣見山から放たれた送電線は全て美里方面へ向かっているのです。

逆を言えば、変電所や発電所がそちら方面にあるということですね。

新岡部変電所から受け取った送電線が運ばれるのは、岡部経由の陣見山方面と、熊谷方面なので、私の住む地域は送電線のエアポケットのようになっています。

なので、鉄塔を見たいと思ったら、隣町まで歩かねばなりません。

これはちょっと誤算でした。

家を出れば少し歩いただけで鉄塔があるものと思っていたので、ひまの水を持って来ませんでしたし、曇り空だったので帽子も被っていない無防備な二人(一人と一匹)です。

さて、早く仕事(?)を終わらせましょう😅

一番近そうな鉄塔はどれかな?

正面左手か、あの右手のやつですかね?

とりあえずそちら方面へ足を向けます。

トラクターで耕した形にピンク色の花が咲いているあの畑とトランジットしているあの鉄塔を目指そうと思います。

写真だと小さすぎてわからないかもですが、可愛い女性型鉄塔のようですよ。

女性型鉄塔の最も好ましい角度(遠くからの蛹点)を探してみましたが、どうしても少し碍子連やジャンパー線がずれてしまいます。

この位置からではないようです。

小さなミステリーサークルの先に立つ今日目指した女性型鉄塔。

スカートの裾を広げた小さな女の子のようです。

あとわずかで側まで行けそうなのですが、住宅の向こう側で、もしかしたら川を渡らないと行けない場所かもしれないと思い始めました。

ひま、これは今日はやめておこう。

反対の道の側にもあったからあっちにしよう!と、道を引き返しました。

こっちの鉄塔なら側まで行けそうです。

この辺りには夏に何度かブルーベリー摘みに招待してくれる友人宅があります。

友人の家の近くは鉄塔天国なんだ!と初めて知りました。

方向転換してやって来た鉄塔です。

写真だと分かりにくいですが、「児玉線No.19」でした。

2回線の女性型鉄塔です。

ジャンパー線が束ねてあるので、「見晴」が好んだ丸みを帯びた膨らみになってないのが残念ですが、部材は「見晴」のこだわる「等辺山型鋼」ですよ。

鉄塔の形は、逆三角形の帽子を被ったコック型です。

今日も結界に入ってみたかったのですが、

「児玉線No.19」は、なんとブルーベリー畑の中に立っていました。

こりゃ小学生の見晴とアキラなら、駆け込んでメダルを埋められるけど、大人の私には無理だわ~(涙)

結界に入るなら、人気のない明け方とかにしないと💦

仕方ないので、土手から上を眺めてみました。

拡張型の2連碍子が緊張感を持ってピンッと張られています。

私もひまも喉がカラカラになって来ました。

自宅から何キロ位歩いて来たでしょうか?

距離はわからないのですが、歩数は既に7000歩を越えています。

私はともかくひまだけでも水分補給させたいと思いましたが、側を流れる天神川は土手からかなり下の方で、川岸に降りれる場所も無さそうです。

水路も辺りに見当たりません。

これは困った。

これは友人宅でひまの水をもらうしかないかな?

まだ8時前だったので、もう少ししたら電話してみようと思います。

なので、もう少し先のあの鉄塔に行ってみます。

もしかしたら、結界に入れるかも?

おおお、これは男女混合型の女性騎士型鉄塔ではないですか!

送電線が左に折り曲げられて進むので、その反対側にあたる腕金の碍子連にV吊り補強がされています。

「見晴」により「姐ちゃん鉄塔」と名付けられた形です。

私はこの形を見ると、(後ろ姿と見て)右手に盾を持ち、左手に剣をかざした勇ましい女性騎士に見えるのです。

方向を変えて繋がれる送電線を両足を踏ん張って支えている姿は健気でもあります。

さあ、その結界は?

やはり畑の中でした。

道路と高低差のない場所でわずかの距離でしたし、草も深くなかったので、ここなら入れそうでもありましたが、散歩中の老人とスレ違ったりしたので、今回は止めておきました。

大の大人が何をしているのかと訝られるに違いありません💦

この鉄塔の名前はしっかり写真に納められました。

「児玉線No.18」です。

下から見上げると男女混合型だと分かりにくいですね。

女性騎士形鉄塔から放たれた送電線は次の赤白鉄塔に受け継がれていました。

おや?

いつの間にか青空が広がってきましたよ。

道理で暑い訳だ💦

益々喉が渇いてきました。

たまらずここで友人に電話しました。

私とひまに水を恵んでおくれ~(涙)

友人はちょうど散歩に出かけるところだったということで、外で合流することができました。

ひま、水が飲めるよ!

もうちょっと頑張って歩いて!

さっきは薄暗かった背景が鮮やかな青色に変わり、19番鉄塔の銀色の体が輝いています。

やはり鉄塔には青空が似合うんだね!

曇りや雨の日ばかり鉄塔めぐりをしていたので、この爽快さは初めてです。

背景が青いと、構造がより明瞭にわかりますね。

これは楽しい!!

いやいや、とりあえずは水ね!水!

友人宅の庭先で、ひまはむさぼるように水を飲んでいました。

そして、私には氷の入った清涼飲料水を出してもらいました。

ありがとう~⤴️

生き返ったわ~⤴️

お礼に先日子供たちに作ってもらった「お気楽隊」の缶バッジをプレゼントしました。

今日の散歩中に偶然ウォーリーと会ったら渡そうと思ってポケットに忍ばせて出て来ていたのです。

友人はブログを読んでくれているので、「うわぁ、これ欲しかったのよ!でも貰っちゃったら山に行かなくちゃいけないよね?最近藪こぎばかりだから、ちょっと躊躇するよね」と言ってました。

社交辞令ではない、、と思います😁

藪こぎじゃない時に誘うので、今度一緒に山に行こうね🎵

水分補給でまた元気が出てきたので、家に帰りましょう。

友人も散歩に出るところだったので、しばらく一緒に散歩しました。

再び通りかかった「19号鉄塔」です。

太陽の光を浴びて、白い碍子が光っています。

ツヤツヤと光る陶器製碍子の清々しいことといったら!

(碍子のことを可愛いと思ってしまった私は、だいぶ妙な方向へ向かっていることを、ここで自覚しました😅)

あ、黒い碍子発見!

白い碍子の10個目は黒い碍子が入って、数を数え易くなっています。

え~と、この鉄塔の碍子の数は、、、20個だ!

だからどうした!?って話ですが😣

友人はこの近くで生まれ育ったので、この鉄塔ができる過程をずっと見ていたらしいです。

ラインマンが作業しているところもたまに見かけるのだとか!

何だって~!?

次に見かけた時は私にすぐに知らせて!とお願いしておきました。

帰宅したのは9時を過ぎていました。

2時間半もひまを連れ回してしまった💦

帰宅してから昨日のブログをアップし、その時撮った「西上武幹線No.151」の写真を次女のイブに見せて、「これが結界の中心なんだよ」とか「ほらほら、中の構造材が重なって幾何学模様がきれいでしょ?」などと言ってみましたら、静かに「で?」と言われました。

「『うわぁ、ホントだ!すごいね~』とはならないよ」と一蹴されたのでした😢

そうだよね、だと思うよ。

彼女の反応が最も一般的だと思いますから。

私の鉄塔熱で、読者の心が離れないことを切に祈ります😣


いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。

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