50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、奥日光】いざ、鬼怒沼へ!《その3》加仁湯から鬼怒沼湿原への道編。2020年10月24日(土)

鬼怒沼湿原から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


《登山難易度10》


女夫淵から怒涛の紅葉に呑み込まれながら2時間かけてようやく加仁湯に到着し、宿に荷物をデポして、鬼怒沼湿原を目指し再び歩き始めました。

時刻は10時17分です。

旅館の向かって左に近道がありました。

何かの工事中の間を通らせてもらいました。

作業中、失礼します💦

しばらく車でも走れそうななだらかな道です。

川向こうの岩場が紅葉の冠を付けています。

護岸整備された道を行きます。

あ、お猿さんです!

げっ!目が合いましたよ!!😱

こちらに近づいてくる気配だったので、目を反らして足早に通りすぎました。

赤や黄色の中に緑色が混ざると、よりキリッと引き締まった印象になりますよね。

とっても素敵です。

お、滝がありますよ。

日光沢の滝という名前のようです。

地図を見ると、鬼怒沼湿原の北東にある鬼怒沼山から流れ出る日光沢の終点のようです。

ここから鬼怒川に合流するのですね。

道は日光澤温泉へ。

うわぁ、これまた何とも雰囲気がある温泉宿ですね。

昭和感のひなびた建物がとても趣があります。

宿の手前に水場と、

登山口がありました。

ここの標高は1400Mです。

加仁湯から標高差60Mほど登って来ました。

さて、ここから鬼怒沼(2020M)まで標高差620M登らねば絶景にお目にかかれません😅

いきなり階段の急登です。

げ、あそこ全部階段!?と思ったら、

道はすぐに右手に折れました。

あの階段方面は根名草山への登山道だったようです。

日光澤温泉の赤い屋根越しに紅葉を眺めました。

小さなお社が現れました。

地図を見ると温泉神社と書いてありました。

登山道から手を合わせます😅

「お邪魔いたします。よろしくお願いします🙇⤵️」

靴紐がほどけたので、結び直しているところ。

登山道は落ち葉が敷き詰められ、ふかふかです😊

筏音橋を渡ります。

対岸から日光澤温泉が見えました。

やはり紅葉に呑み込まれる~⤴️

丸沼分岐を通過します。

ここから丸沼まではオロオソロシの滝の側を通る破線ルートです。

湯沢峠まで、2時間20分、そこから丸沼まで1時間のコースタイムです。

いつか歩いてみたいけど、丸沼に抜けちゃったら帰って来れないからなぁ😆

丸沼分岐からは急坂です。

先頭のあきっこさんは順調なペースで登っていますが、ターボと私はゼェハァゼェハァ💦

私の心拍数は最高で158を記録しました。

この辺りの坂が一番キツかったです😣

今回はガーミンデバイスもGPS起動していたので、標高と心拍数を合わせた記録も取れました。

やはり最初の展望台(オロオソロシの展望台)までが一番心拍数が跳ねあがっていることが分かります。

段差が大きい岩場がチョー苦手💦

しかし紅葉は相変わらずの美しさです。

何度も立ち止まって写真を撮りながら息を整えました。

見上げれば、青空から紅葉が降ってくるようです。

間もなく展望台かな?

ゼェハァゼェハァ、遠いなぁ、、と思っていると、、

突然視界が開け、「オロオソロシ展望台」に着きました。

時刻は11時19分でした。

日光澤温泉から標高差230Mを約50分かけてやって来ました。

山と高原地図には35分とありますから、だいぶオーバーしてしまいました。

私とターボが遅いからだね、、ごめんよ😣

こちらが展望台から見えた「オロオソロシの滝」です。

アップにすると、、

あの横を登山道があるようには全く見えませんね😅

根名草山(2330M)の山頂部は霧氷で白くなっていました。

みんなシャリバテ気味だったので、ここでランチすることにしました。

そろそろカップラーメンのシーズンですね。

冷たいお弁当やおにぎりで、私はお腹が冷えてしまいました。

それでもみんなはとっても楽しそう😁

ここで、下って来られた男性二人組に「山頂まであとどのくらいですか?」と聞くと、「まだまだありますよ~😆大体2時間くらいだけど、ぬかるんでる所もあって体感的には4時間くらいの感じがするよ」と言われました。

えええ、そーなの!?

そりゃ大変だ!

とっとと歩き出さないと日が暮れてしまう💦

20分ほどランチ休憩して、11時41分活動再開です。

ここから山頂(鬼怒沼)までは標高差で400M登ります。

距離は2.4㎞!

頑張りましょう🎵

ここから先は紅葉が少なくなり、気の滅入る薄暗い森になります。

崩れている所も出て来て、油断なりません。

ここも左側は急斜面です。

縦の根っこに乗らないよう慎重に越えました。

北八ヶ岳のような雰囲気の谷を渡ります。

ゴロゴロした岩場は緑色の苔で覆われていました。

ここはダケカンバ!

葉を落として白い枝が風で揺れていました。

平らな木道が時々現れるようになりました。

水溜まりができ、グチョグチョにぬかるんだ場所が増えてきました。

倒木などを伝って、ぬかるみを避けました。

こんな道になってからも、なかなか長かったです😣

クリさんとハガレーナはあきっこさんと共に先を急ぎました。

青空のうちに湿原に着きたいですもんね!

空が近くなってきたかな?

まだ青空ですよ!

前方が開けている雰囲気!

いよいよか?

ターボと二人、重い体にムチ打って先を行く三人を追いました。

キターーーーっ!!

まず先を行く三人がついに鬼怒沼湿原の南端に到着しました!

時刻は午後1時10分でした。

あきっこさんは嬉し過ぎて木道を駆け出しています😁

この時の興奮がどれだけのものだったのか、一緒に体験できなくて残念でした😅

その頃ターボと私は「間もなくかな!?」と言いながら森の中にいましたから💦

すごい、すごい、すごい!

めっちゃキレイやん!!

、、、と叫んだことでしょう(笑)

あきっこさんに続いてクリさんとハガレーナも思わず駆け足したらしいでです😁

元気やなぁ、みんな、素晴らしいね!

楽しくって仕方なかったんだね😉

到着直後のコーフンが写真からも伝わってきます。

ラッキーマリオが登場してますよ(笑)

三人が木道を駆け回っている頃、ターボと私も3分遅れで到着しました。

時刻は午後1時13分、ターボと私の鈍足でも1時間35分でした。

ランチの場所で聞いた男性は大げさだったんですね😅

それともよっぽど私たちをダメダメ初心者と思ったってことか?(笑)

鬼怒沼湿原は鬼怒川の源流で、尾瀬ヶ原より標高が600Mも高い高層湿原です。

東西410m、南北720mの広さで、大小合わせて250もの池溏があるそうです。

昔の火口跡で、水が枯れることはないと書いてあります。

この後旅館の中にあったパンフレットだと池溏の数は40と書いてあったので、昔より数が減っているのかもしれません。

そんな説明をターボと読んでいる頃、三人は「アオハル」してたみたいです😁

めっちゃいい写真じゃん!!

青春だね~⤴️

人の多い尾瀬ヶ原では絶対できないことですよ!

木道に寝っ転がるとか!

この時この鬼怒沼湿原にいたのは、先を行く男性お一人と、私たち5人だけでした。

めっちゃ楽しんでるね

40~250(?)点在する小さな池溏たち。

向こうに見えるのは鬼怒沼山です。

今日は時間が足りないので、あそこまでは行きません。

それぞれが撮影した一番大きな池溏です。

この池が素晴らしかった!

奥に見えるのは根名草山と日光白根山です。

白い雲を映した池の蒼!

キレイですね~⤴️

鬼怒沼山の一角と池。

水が透き通っていて、ユラユラとする水草が見えました。

ここの池は結構深さがありますね。

池の端まで来て、振り返ったところです。

湿原の北端に歩いて行きます。

木道は南北に貫いていて、南東にある小さな池溏には近づけないみたいですね。

帰宅してから確認したガーミンの軌跡です。

南で二つに分かれたこぶとりじいさんの東側のこぶには木道が通じてないことが分かります。

北に向かう途中、前方に見えてきたのは尾瀬の燧ヶ岳です。

森に入って行きます。

T時路になりました。

左に行くと大清水方面、右に行くと鬼怒沼山です。

鬼怒沼山には登りませんが右に行き、ぐるっと回って来ました。

前進あるのみ😁

避難小屋がありました。

先を歩いていた男性がお一人で小屋の中にいました。

クリさんが少しおしゃべりしていたみたいです。

どうやら小屋の中におられた男性はヤマッパーだったみたいで、その後ヤマップの中でコメントのやり取りをさせていただきました。

この夜は極寒の小屋に泊まられたそうです。

小屋から湿原へと入って行きます。

そこからは平ヶ岳と燧ヶ岳が見えました。

冠雪した平ヶ岳(2141M)。

山中にテント場も避難小屋もないので、日帰りしかできない山。

日本百名山の中で日帰り最難関の山と言われているそうです。

https://www.yamarepo.com/100/hiragatake.html

⏫今年の9月に私の憧れブロガー「たけさん」が登られているので、興味のある方はこちらを参考にしてください。

東北の最高峰、同じく日本百名山の燧ヶ岳(2356M)です。

過去に2歳の長女ナツを背負って夫と共に目指しましたが、途中から激しい雨になり断念したまま、未だチャレンジできていません😅

荒々しい柴安倉(しばやすぐら)と爼倉(まないたぐら)のふたこぶがこんなにハッキリ目線の高さで見えるとは!!

みんな声を揃えて「カッコいいね~⤴️」😁😁😁😁😁

https://www.yamarepo.com/100/hiuchigatake.html

⏫またまた興味のある方は「たけさん」のブログを参考にしてください😅

再びメインストリートに乗りました。

青空のうちにまたあの大きな池を見たいのと、日の入りまでに下山したい気持ちで先を急ぎました。

道は日光白根山に向けて真っ直ぐに伸びています。

今日の日光白根山も素晴らしいお天気だったでしょうね。

少し雲が出てきましたが、まだまだ鬼怒沼山方面は青空です。

白いまぁるい雲が可愛い!

帰りは5人揃って写真に納まることができました。

私のカメラでの自撮りです。

ハガレーナのシータ写真です。

こちらはクリさんが撮ってくれました。

クリさんのiPhoneは、とっても雰囲気のある写真が撮れますね😉

この写真も面白い(笑)

雲が多くなってきましたが、それでも池は美しいです。

ダケカンバの白い幹が湖面に映って、とっても素敵でした。

湿原の真ん中辺りにある標識です。

奥鬼怒温泉まで、3.7㎞、、歩いて帰らねばなりません😅

少し暗くなってきました。

日の入りが近い&雲が出てきました。

先日日光白根山へ登る尾根から鬼怒沼湿原が見えていましたが、今日は日光白根山の尾根がバッチリ見えますね。

最後までその勇姿を見せてくれてありがとう~😆

来た時とは違うルートで戻ってみました。

午後1時57分、湿原の南端に到着です。

一気に冷え込んできて、ターボがたまらず上着を取り出しているところです。

面倒くさがらずに、こまめに衣服調整する、、これがターボのモットー(?)です。

私はそれこそ面倒くさくて、すぐに暑くなるからいいやと薄着で通してしまう悪い癖があります。

見習いたいですね😅

ターボが上着を着るのを待っていると、上から何かのパラパラと落ちてきました。

初め針葉樹の落ち葉かなと思いましたが、良く見ると白いです。

げっ!!

霰が降ってきましたよ!

寒いわけだ!

一気に冷え込んだのは雪雲がやって来てたからなのね~😆

霰の粒がスギゴケの上に積もっていきます。

結構大粒の霰が落ちてきて、楽しくなりました。

雨じゃなくて良かったです。

さぁ、どんどん下りましょう。

雪雲がやって来ては、日が落ちるのも早いですよ!

こんな倒木の下はツルツルの斜めになった岩、、なんて所もあります。

暗くなる前に下っちゃいましょう。

ミニ北八ヶ岳を通過します。

オロオソロシの滝展望台まで戻って来ました。

ここ小休止。

パンやお菓子を食べました。

この辺りからは再び紅葉の森になります。

薄暗くなっても紅葉した葉っぱには光が残っているように見えるから不思議です。

なんだ?なんだ?神降臨か!?😁

紅葉の神の信仰が始まったようです。

ハガレーナがシータ撮影しました。

この写真は、ターボが「もみじまんじゅう~」とゼスチャーしているところ。

動画の載せ方がわからないのが残念😅

紅葉の道は楽しいね!

落ち葉がたんまり積もっていて、その中に小石や枝が隠れているので、慎重に。

時々目線を上げて紅葉を楽しみながら下りました。

朝立ち寄らなかった「ヒナタオソロシの滝展望台」へ通じる吊り橋まで行ってみました。

見事な紅葉にみんなのシヤッター音が止まりません。

真っ赤っか!

橋の上にて。

この写真はみんな楽しそう~⤴️

いい写真をありがとう、クリさん💕

この辺りは沢の崩壊が激しいですね。

沢沿いに下ります。

最後の橋まで戻って来ました!

良かった!日暮れ前に下山できそうですよ。

日光澤温泉の赤い家並みがめっちゃいい雰囲気ですよね。

暖かい灯りの中でくつろぐ人の姿がチラッと見えました。

みんなぬくぬくしてるね~。

羨ましい!!

温泉が楽しみになってきたーーっ!

しっとりとした紅葉の中に沈む温泉。

電球の灯りが暖かそうです。

煙突からは白い煙が。

薪ストーブでしょうか?それとも釜戸がある?

風情がありますね~⤴️

雨が降ってきました。

私たちの今夜のお宿「加仁湯」へ帰りましょう。

暖かい温泉と豪華な夕食、そして楽しい女子会の夜が待ってますよ。

この後「加仁湯」に帰り着いたのは午後4時半でした。

鬼怒沼出発から展望台での10分の休憩含め、2時間半の道のりでした。

ヤマップを終了させ、行程を見ると15.5㎞、標高差1200M近くなりました。

すると結果的に登山難易度は10となります。

うへぇ、そんなに難易度高く出ちゃったか、、。

確かに長かったし、途中息が上がる場面もありましたが、まさか10になるとは。

そこまで大変!!という感じはなかったです。

ただ今回もあきっこさん・クリさん・ハガレーナと体力の差をまざまざと見せつけられる結果となりました。

そんなに距離は離れないのだけど、途中からどうしても三人のペースに追い付くことはできませんでした。

結果、ターボと二人で、「追い付かなければ!でも無理はしないようにしないとバテる💦」という矛盾した焦りが出てしまい、後半は少し体力的には苦しく、精神的には落ち込む山行となりました。

三人のように木道を駆け回りたかったけど、そんなテンションにはなれなかったなぁ😅

もっともっと体力をつけなければ、今後みんなに迷惑かけちゃうなと思い、ちょっぴり苦い後味となりました。

でもゲスト(?)の二人がとても楽しそうにしていたので、お気楽隊隊長としては、今回の旅も大成功と言っていいでしょう。

あきっこさんに計画を立ててもらっての乗っかり旅でしたが、いつもみんなに楽しんでもらいたい!という私の隊長的体質というか、毎回その気持ちは変わらないので、そういう意味でね、良かったなと思います😉

青空の下で見ることができた鬼怒沼の美しさは最高でしたし、そこから見えた3つの百名山も格好良かったです。

紅葉は正に真っ盛り、ドンピシャ、この日しかないってくらい素晴らしかったですし。

朝の女夫淵が満車だったので、山頂にはわんさか人がいるのかと思いきや、多くが観光客(宿泊客)だったようで、総じて静かな山歩きができました。

⏫ヤマップデータです。


そうそう、鬼怒沼の標高2020Mは、「オリンピックイヤー2020は鬼怒沼へゴー!」ということで、語呂合わせでもなんでもないですが、覚えてください!


この後、「加仁湯」での夜をお届けしようと思います😁

かなりヤバイ画像が登場します💦

どうぞ最後までお付き合いください!


いつもブログを応援いただき、ありがとうございます。

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