50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、三富】紅葉の『西沢渓谷』 2016年11月3日(木)

やまみほ

《登山難易度2》

奥秩父の国師ヶ岳を水源とし、笛吹川に流れる西沢渓谷を紅葉シーズンに訪れました。

雁坂トンネルを抜け、ループ橋を下ると、すぐに西沢渓谷入口の看板が見えるので、左折します。

駐車場から見える山並みも紅葉の盛りで、青い空をバックに鶏冠山が一点の曇りもなく望めました。


今日の天気は快晴。

ウキウキしながら平坦な道を行きます。

ナレイ沢橋から見た滝です。

ナレイ沢広場に到着です。

さすが第一級の景勝地です。色とりどりの山ガールや家族連れで大いに賑わっていました。

トイレをお借りし足取り軽く出発です。

広場を出発してから西沢山荘までは木立に囲まれた木漏れ日の広い道です。


対岸の山は山頂部まで全山紅葉し、風が吹く度に頭の上からキラキラと落ち葉が舞い降ります。

ヌク沢を渡ると西沢山荘に着きます。

脇にある田部重治の碑に立ち寄りました。

いよいよ西沢渓谷滝巡りの道に入っていきます。

ここからは幅の狭い山道なります。

落ち葉を踏みしめてゆっくり進みます。

揺れてスリル満点の二俣吊り橋を渡ります。

東沢と西沢の分岐にかかる橋です。

黄色く色づいた木々に囲まれた細い吊り橋は歩くとユラユラ揺れます。

振り返ると鮮やかに紅葉した山並みの奥に雄々しい鶏冠山の稜線が望めます。


まもなく西沢の向こう側に大久保の滝が見えます。

西沢渓谷巡りで最初に現れる滝です。

細く長い滝筋が、木々の中に見え隠れしていました。

急な階段を登る辺りから、形の異なる滝が次々と現れます。

三重の滝に到着です。

辺りはマイナスイオンに包まれています。

三段になった淵は青く、流れはゴーゴーとダイナミックで展望デッキからの眺めは圧巻です。

深く切れ落ち直角に曲がって流れます。

全てをカメラにおさめることができませんでした。


三重の滝からは谷筋の濡れて滑りやすい道となり、ストックが必要な山歩きとなります。

名もない淵さえコバルトブルーの水面と渦巻き泡立つ白い流れがきれいです。


その後は竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝など見事な滝が次々に現れます。


母胎の淵です。

水流でまあるく穿たれた洞のある淵で、その中は流れが静かで、確かに母の胎に抱かれているようです。コバルトブルーの流れが美しいです。

名もない流れもきれいです。

濡れた黒い岩肌には、落ち葉が散りばめられ、木漏れ日が差しています。

見上げると青い空をバックに見事な紅葉の色の重なりにため息が出ます。

途中川原に降りられる所もあり、小休止を楽しむ人が沢山いました。

登山道は沢に近づいたり離れたりを繰り返しながら、少しずつ高度を上げます。


新しい白木製の方丈橋を渡るといよいよ本日のクライマックス、「七つ釜五段の滝」が見えてきます。

落差35メートルのダイナミックさと繊細さを兼ね備えた自然の造形美です。

この滝の残念なところは、全体像を一目でとらえられないことです。

滝を下から上になめるように歩いていきます。

階段状の方丈橋を渡り回り込むと滝の上部が見えてきます。

黄緑色に近い明るいブルーの釜が見事です。

山道が狭く、この辺りに来ると登山客で混み合うので、あまりゆっくり眺めることはできませんでした。


滝を上から眺めた後、シャクナゲの中の急坂階段を登っていきます。

わずか15分ですが、なかなかに心臓破りの階段です。

滝ノ上展望台にはベンチがいくつもありましたが、お昼を広げたハイカーでごった返していました。

間近に鶏冠山が見え、正面に木賊山、右に破風山の眺めが雄大でした。


滝の上展望台を後にすると、「旧森林軌道跡」を快適にハイキングです。

かつて自然の傾斜を利用してトロッコで木材を運んだ道なので、幅もありほぼ平坦でとても歩きやすいです。

シャクナゲの群落、ブナ、シオジ、カツラの巨木、そして多くの広葉樹の今が盛りの紅葉を、「なんてきれいなの!」と感嘆しながら進みました。

大展望台のベンチで、目の前の大パノラマを楽しみながらお昼休憩をとりました。


大久保沢は、大久保の滝に流れ込む静かな樹林帯の中の流れで、荒々しい滝を見てきた目には、何とも穏やかな景観に映りました。

かつて使われていたトロッコが置かれていました。


上を見上げては紅葉の美しさにため息をつき、対岸の山並みにいちいち感嘆の声を上げながら下りました。


ねとり橋に帰りつき、ナレイ沢広場で少し休んでから駐車場に戻りました。


駐車場0826ー(26分)ーナレイ沢広場0852(トイレ休憩10分)ー(14分)ー西沢山荘0916ー(14分)ー二俣吊り橋0930ー(19分)ー大久保の滝0949ー(6分)ー美枝の滝0955(5分見学)ー(21分)ー竜神の滝1021ー(9分)ー貞泉の滝1030ー(30分)ー方丈橋1100ー(6分)ー七ツ釜五段の滝ー(14分)ー不動の滝1120ー(14分)ー滝ノ上展望台1134ー(35分)ー大展望台(26分休憩)ー(11分)ー大久保沢1246ー(27分)ー山の神ー(27分)ーナレイ沢広場1340(8分トイレ休憩)ー(22分)ー駐車場


全行程 6時間4分

(うち歩行時間 4時間55分)

パーティー 2名(ターボと)

行程図

車の所要時間 2時間17分

【長野、諏訪】霧にまかれた『霧ヶ峰』 2016年10月29日(土)

やまみほ

今回は紅葉真っ盛りの霧ヶ峰に出掛けました。


《登山難易度5》

(私たちが歩いたルートと同じヤマップデータです。私たちの歩行時間はもっとかかっています😅)


明け方降った雨の名残で雲が低いものの、車で通ったビーナスラインからの眺めは素晴らしく、ハイキングへの期待が高まりました。


車山肩の駐車場からまずは車山(1925M)を目指します。

広くガレた道です。

登り始めは緑と黄色のストライプ模様のカラマツ林が美しく見えていたのですが、途中から霧が巻き始め、車山山頂に着く頃には真っ白な世界になっていました(涙)

晴れていれば360度の大展望で、アルプスの山並みが間近に見えるはずでした。

山頂には気象観測レーダーの白いドームがあり、その奥には車山神社があります。

四本の御柱に守られ、霧の中、より神々しくみえました。


いつか霧が晴れることを期待して急な階段を下って行きます。

本来なら霧ヶ峰全体が見渡せる最高のビュースポットのはずですが、霧で遠くまで見ることができません。

車山乗越を越え、緩やかに下っていくと、歩きやすい草原の木道となります。

つつじの群落が、今は赤い葉をつけていて、初夏にはさぞきれいなのだろうと思いました。

霧で足元の茶色い道と近くの草紅葉しか見えない中、真っ直ぐに丘の道を登り蝶々深山に到着です。

石がゴロゴロとした広く平坦な山頂からは、晴れていれば歩いてきた木道が美しいのだそうです。

今日は霧また霧の世界で、冷たい風が吹いてきたので、少し下ってお昼休憩することにしました。


物見石に向かう途中、わずかに霧が晴れた瞬間があり、今自分たちがどんな所にいるのか、少しだけ確認できました。

霧がなければさぞ広々と気持ちの良い草原なのでしょう。

次に向かった物見石は、マントヒヒのような不思議な形をしています。

しつこいようですが、晴れていればここからは眼下に八島湿原を見渡せるのだそうです。

もちろん何も見えません。

もう笑うしかありません。

八島湿原への下りは初めのうち歩きづらい急坂でしたが、やがてミズナラの樹林帯へ入って行きます。

落ち葉を踏みしめながらのつづら折れの急坂です。

サラサラと小川のせせらぎが聞こえてくると、そこは湿原の入口です。

湿原を周遊する木道となります。

八島湿原はハートの形をしているのだそうです。

木道近くの池とうが少し見えただけで、全体像が全くわかりませんでした。

途中から霧が雨に変わり、何だかとても疲れてしまったので、ヒュッテ御射山でコーヒータイムにしました。

ヒュッテ御射山を出ると、側には諏訪神社が建っています。

木立の中にひっそりとたち、古い御柱が独特の雰囲気をかもしだし、厳かな佇まいです。


その後林道を下ると沢渡に出ます。

再び急な登りにとりつくと、車山肩への最後の登りになります。

ヒュッテ御射山でゆっくりしすぎたようです。

少しづつ日が暮れ始め、霧の色が乳白色から灰色に変わり、日が落ちたことを知ります。

この頃には日没との競争で写真はほぼ撮れませんでした。

不安を抱えながらも、なんとか暗くなる前に車山肩駐車場に帰りつくことができました。


今度はピーカンの晴れの日に再び訪れたいと思います。


車山肩0940ー(39分)ー車山山頂1019(14分休憩)ー(23分)ー鞍部1056(9分)ー(34分)ー蝶々深山1139ー(25分)ー草原の道1204(24分休憩)ー(11分)ー物見石1239ー(47分)ー鎌が池キャンプ場跡地ー八島湿原周遊(1時間4分)ーみさやまヒュッテ1430(45分休憩)ー(20分)ー沢渡1535ー(56分)ー車山肩


全行程 6時間51分

(うち歩行時間 5時間28分)

標高差 309M(1639M~1925M)

パーティー 3名(山に行くかい)


行程図

【長野、北八ヶ岳】『縞枯山~茶臼山』 2016年10月10日(月)

やまみほ

《登山難易度2》

前回、白駒池を訪れた際に、麦草峠付近から見た山容に惹かれて、縞枯山にやって来ました。

アルペンムードのピラタスロープウェイを使って2283メートルの山頂駅まで一気にのぼります。

ゴンドラの窓からは縞枯現象やダケカンバの黄色い帯が広がり、早くもため息が出ます。

山頂駅につくと、坪庭周遊コースへ向かう観光客を横目に雨池峠へ向かいます。

左側は溶岩とハイマツの庭が広範囲にあり、歩きやすい遊歩道が整備されています。


坪庭を離れると、森と笹の中の木道となり、すぐに縞枯山荘が見えてきます。

振り返ると横岳の穏やかな山容、前方には縞枯山の端正な姿が見えます。


雨池峠は谷筋の四ツ辻で、見晴らしはなく、雨池を見ることはできませんでした。


ここからは峠を右に折れ、縞枯山までの急登にとりつきます。

付近は八ヶ岳特有のシラビソやコメツガと苔の美しい森です。

岩のある直登ですが、ストックの力を借りながらのぼりました。

45分程で山頂に到着。

2403メートルの縞枯山は細長い山頂で、樹木に囲まれ展望はありませんが、明るく平らな気持ちのよいプロムナードです。


尾根道を進むと、ほどなく展望台への分岐に着きます。

左に折れて進むと、高見石と同じような大きな岩の重なりが現れます。

人の背丈ほどもある岩の重なりを両手を使って這うように登りました。

これまた360度の大パノラマ。

前回から続く絶景です。

目の前には茶臼山、下の方に麦草ヒュッテの赤い屋根も見えます。

後方には横岳と雨池山、その奥に浅間山ものぞめます。

雲の流れが速く、シャッターチャンスを逃してしまいましたが、とりあえず記念撮影だけはしておきました。


一旦下って次に目指すは茶臼山です。

石の多い急な坂です。


五辻の分岐から再び登りになります。

枯れた木が道に倒れかかり、巨人がなぎ倒して通りすぎたような不思議な景観です。


茶臼山への登りはほんの少しです。

振り返ると先程までいた縞枯山の展望台が見えます。

汗をかく前に山頂に到着しました。

山頂は見通しの悪いT字路で、すぐに右に折れて見晴らし台に向かいます。


赤茶けた南面が大きくひらけ、天気が良ければ南アルプスや南八ヶ岳の展望が得られるはずでした。

到着はお昼頃でしたが、雲がどんどんわいてきて、視界はゼロ。

一瞬雲間からビーナスラインとロープウェイ乗り場が見えましたが、猛烈な風が吹き上げてきて、おにぎりを持つ手がかじかんできます。

体がどんどん冷えて来たので、眺めは断念し早々に下山することにしました。


一歩森の中に入ると、あれほどゴーゴーいっていた風はピタリとやみ、嘘のようです。


五辻分岐を左に折れ、急坂をしばらく下ると、ようやく五辻に出ました。


縞枯山南面を巻くように緩やかな木道を進み、ロープウェイ乗り場を目指します。

本来ならこの道からも南アルプスが見える展望コースなのですが、雲で何も見えませんでした。

木道はだらだら登りで、疲れた足にじわじわきます。

ゴンドラのグワングワンという音が聞こえてくると、霧の中に山頂駅が見えてきました。


山は午前中が勝負ですね。

今度はもっと早く家を出て、リベンジしたいです!


ロープウェイ山頂駅0940ー(17分)ー縞枯山荘0957ー(6分)ー雨池峠1003ー(45分)ー縞枯山山頂ー(32分)ー展望台1120(9分休憩)ー(19分)ー五辻の分岐ー(19分)ー茶臼山山頂1207ー(6分)ー茶臼山見晴台(24分休憩)ー(18分)ー五辻の分岐1255ー(30分)ー五辻1325ー(17分)ー森林浴展望台(13分休憩)ー(22分)ー山頂駅1417


全行程 4時間37分

(うち歩行時間 3時間41分)

標高差 120M (2283M~2403M)

パーティー 2名(ターボと)

行程図


車の所要時間 本庄児玉インターから2時間28分

交通費 高速代1340円+1180円

ガソリン代2100円

ロープウェイ往復一人1900円