50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、皆野】ヤマザクラに魅力された『簑山(美の山)』 2017年4月22日(土)

《登山難易度2.5》

関東の吉野山と呼ばれる秩父市皆野にある簑山の山桜が見頃だと聞き、始めて徒歩で山頂を目指しました。

秩父鉄道の親鼻橋をスタートし、万福寺に立ち寄ってから関東ふれあいの道をたどります。


住宅地の奥に現れる登山口は、石の道標がたち、雑木に囲まれていて趣があります。

ウグイスの鳴き声が聞こえました。

新緑の森を歩いて行きます。


30分程で車道を横切り、車道の向こうに見える鮮やかな黄色の山吹の中に道標を見つけます。

落ち葉でふかふかした道に、小さなピンクの花びらが落ちていて、見上げると新緑の木立の中に、高く高く幹を伸ばし、空に向かって枝をひろげた山桜が沢山ありました。

地味だけど逞しい、山の桜たちです。


マムシグサ、ヒトリシズカ、ヤマブキ、チゴユリなどの花たちを写真におさめながら、ゆっくりと登って行きました。


尾根に出ると、遠くまで重なりあった桜のグラデーションと茶色い幹、新緑の低木のコントラストがあまりに幻想的で、驚きました。

山桜のなんと艶やかなことでしょう。

絵のように美しいなだらかな道を行くと70種類、8000本の桜がまつ、美の山公園に着きます。

ソメイヨシノとは異なる山の桜の魅力に圧倒されました。


向かいの山並みも新緑と濃い緑のパッチワークになっていて、一層のどかな雰囲気を演出しています。

展望台があります。


山頂からは秩父の名峰武甲山も見え、秩父盆地のど真ん中にいる気分です。


帰路は和銅黒谷へ下りました。

最後は話題のパワースポット「聖神社」にお参りしました。

帰りは和銅黒谷駅からカラフルな秩父線で帰路につきました。


季節を変えてまた訪れたい花の山でした。


親鼻橋駅0805ー(10分)ー登山口0815ー(27分)ー車道交差0842ー(55分)ーみはらし園地0937ー(17分)ー榛名神社0955ー(25分)ー簑山山頂1020(49分休憩)ー(40分)ー黒谷の里1151ー(16分)ー和銅遺跡1207ー(16分)ー聖神社1223(13分お参り)ー(4分)ー和銅黒谷駅1240


全行程 4時間35分

(うち歩行時間 3時間20分)

標高差 429M(158M~587M)

歩数 14000歩

歩行距離 9、8㎞

パーティー 2名(ターボと)

行程図

【山梨、大月】『岩殿山』 2017年4月15日(土)

久しぶりの山歩きです。

1月に地元の里山歩きをして以来、仕事が忙しかったり、体調不良だったりで、3ヶ月も山から遠ざかっていました。


麗らかな春の土曜日。麓はもうすっかり葉桜の季節ですが、山の桜はこれからが本番です。


今回は山梨県大月市にある岩殿山を訪れました。


《登山難易度3》

(私たちが歩いたルートと同じヤマップデータです)


多くのハイカーやカメラマンで賑わう丸山公園へ向かいます。

ドウダンツツジの垣根のある道からは岩殿山の岩壁を見ることができます。

丸山公園は桜が満開です。

桜の間から大月の町並みと富士山を見ることができます。

ふれあい館左手から登山道となります。

コンクリートの階段は歩幅が丁度良くて楽に歩けました。


それでも標高差190Mを階段のみで一気に登るので、久しぶりだということもあり、何度も立ち止まって息を整えながらになりました。


カブト岩への分岐を過ぎ、両側を岩に挟まれた揚城戸跡を抜けると間もなく山頂です。

山頂からの眺めは南西方向に富士山、大月市街を見渡せる秀麗富獄十二景に指定されています。


山頂を後にすると、いくつかの鎖場を越えて行かなくてはなりません。

出っ張りが少なく丸みを帯びた岩は、鎖を使っても登りづらく、このコースが距離や標高差の割に初級~中級に指定されている理由がわかりました。


カブト岩のトラバース道を行きます。

地面が滑りやすいので、ロープを持って慎重に進みます。


やがて今日の最大の見処「稚児の落とし」の大岩壁が見えてきます。

足がすくむ程の高度感です。

その後はブナの林を下っていき、最後は車道を歩いて駐車場まで戻りました。

登り口の桜はきれいでしたが、後は岩場が多く、新緑までまだ早かった事と、最後の車道歩きが長かったのが残念でした。


登山者駐車場0812ー(23分)ー丸山公園0835(13分休憩)ー(37分)ー岩戸山山頂0925(17分休憩)ー(23分)ー築坂峠1005ー(57分)ー天神山1102ー(23分)ー稚児の落とし手前1125(18分休憩)ー(10分)ー稚児の落とし1153(10分休憩)ー(31分)ー浅利集落1234ー(59分)ー登山者駐車場1333


全行程 5時間21分

(うち歩行時間 4時間25分)

歩数 16000歩

歩行距離 11、4㎞

パーティー 2名(ターボと)

行程図

車での所要時間 花園インターから1時間24分

【埼玉、寄居】『鐘撞堂山』と里山散歩 2017年1月9日(月)

《登山難易度1》

成人の日、昨日から降り続いた冷たい雨がようやくあがり、地元の鐘撞堂山に登りました。

今年の初日の出を見るために元旦の未明にも登りましたが、今日は円良田湖方面に下り、羅漢山を経て五百羅漢を見ながら下り、最後は末野のお寺巡りをする里山コースです。

大正池から少し林道を進むと右に登山口が現れます。

鳥の鳴き声を聞きながら落ち葉の道を進み、竹炭工房の前を通ると竹笹の擦れる音が聞こえてきました。


ブナと杉の森をひと登りで山頂直下の急な階段が見えてきます。

山頂の鐘を鳴らして展望を楽しみました。

低い雲があったので、東京方面は見えませんでしたが、寄居の町並みはもちろんのこと、目を転じると秩父や上州の雪化粧した峰が見えます。


しばらくゆっくり他のハイカーとおしゃべりなどしていたら、すっかり体が冷えてしまったので、活動再開。


円良田湖へ向かいます。

簡易舗装の道は歩きやすく、ミズナラの林もきれいです。

円良田湖畔を過ぎ再び急な階段を登ります。

釈迦三尊像がまつられた羅漢山山頂です。

そこから五百羅漢コースを進みます。

穏やかなお顔が多いなか、泣いていたり、怒っていたり、苦しそうだったり、おどけた表情や格好の像もあり、ポーズを真似て写真を撮って遊びました。


だ~れにも会わない静かな春の日です。


最後は寄居末野のお寺を巡ってのんびり散歩を楽しみました。


たまにはこんな里山歩きものどかで楽しい。


駐車場0922ー(25分)ー大正池0947ー(13分)ー登山口1000ー(28分)ー鐘撞堂山山頂1028(33分休憩)ー(26分)ー円良田湖1127ー(13分)ー羅漢山1140(9分休憩)ー(40分かけてのんびり五百羅漢めぐり)ー少林寺1229ー(23分)ー藤田善導寺1252(47分境内で昼食)ー(11分)ー正龍寺1350ー(30分)ー駐車場1420


全行程 5時間

(うち歩行時間 3時間29分)

歩数 16300歩

歩行距離 11、4㎞

パーティー 2名(ターボと)