50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、大月】『岩殿山』 2017年4月15日(土)

久しぶりの山歩きです。

1月に地元の里山歩きをして以来、仕事が忙しかったり、体調不良だったりで、3ヶ月も山から遠ざかっていました。


麗らかな春の土曜日。麓はもうすっかり葉桜の季節ですが、山の桜はこれからが本番です。


今回は山梨県大月市にある岩殿山を訪れました。


《登山難易度3》

(私たちが歩いたルートと同じヤマップデータです)


多くのハイカーやカメラマンで賑わう丸山公園へ向かいます。

ドウダンツツジの垣根のある道からは岩殿山の岩壁を見ることができます。

丸山公園は桜が満開です。

桜の間から大月の町並みと富士山を見ることができます。

ふれあい館左手から登山道となります。

コンクリートの階段は歩幅が丁度良くて楽に歩けました。


それでも標高差190Mを階段のみで一気に登るので、久しぶりだということもあり、何度も立ち止まって息を整えながらになりました。


カブト岩への分岐を過ぎ、両側を岩に挟まれた揚城戸跡を抜けると間もなく山頂です。

山頂からの眺めは南西方向に富士山、大月市街を見渡せる秀麗富獄十二景に指定されています。


山頂を後にすると、いくつかの鎖場を越えて行かなくてはなりません。

出っ張りが少なく丸みを帯びた岩は、鎖を使っても登りづらく、このコースが距離や標高差の割に初級~中級に指定されている理由がわかりました。


カブト岩のトラバース道を行きます。

地面が滑りやすいので、ロープを持って慎重に進みます。


やがて今日の最大の見処「稚児の落とし」の大岩壁が見えてきます。

足がすくむ程の高度感です。

その後はブナの林を下っていき、最後は車道を歩いて駐車場まで戻りました。

登り口の桜はきれいでしたが、後は岩場が多く、新緑までまだ早かった事と、最後の車道歩きが長かったのが残念でした。


登山者駐車場0812ー(23分)ー丸山公園0835(13分休憩)ー(37分)ー岩戸山山頂0925(17分休憩)ー(23分)ー築坂峠1005ー(57分)ー天神山1102ー(23分)ー稚児の落とし手前1125(18分休憩)ー(10分)ー稚児の落とし1153(10分休憩)ー(31分)ー浅利集落1234ー(59分)ー登山者駐車場1333


全行程 5時間21分

(うち歩行時間 4時間25分)

歩数 16000歩

歩行距離 11、4㎞

パーティー 2名(ターボと)

行程図

車での所要時間 花園インターから1時間24分

【埼玉、寄居】『鐘撞堂山』と里山散歩 2017年1月9日(月)

《登山難易度1》

成人の日、昨日から降り続いた冷たい雨がようやくあがり、地元の鐘撞堂山に登りました。

今年の初日の出を見るために元旦の未明にも登りましたが、今日は円良田湖方面に下り、羅漢山を経て五百羅漢を見ながら下り、最後は末野のお寺巡りをする里山コースです。

大正池から少し林道を進むと右に登山口が現れます。

鳥の鳴き声を聞きながら落ち葉の道を進み、竹炭工房の前を通ると竹笹の擦れる音が聞こえてきました。


ブナと杉の森をひと登りで山頂直下の急な階段が見えてきます。

山頂の鐘を鳴らして展望を楽しみました。

低い雲があったので、東京方面は見えませんでしたが、寄居の町並みはもちろんのこと、目を転じると秩父や上州の雪化粧した峰が見えます。


しばらくゆっくり他のハイカーとおしゃべりなどしていたら、すっかり体が冷えてしまったので、活動再開。


円良田湖へ向かいます。

簡易舗装の道は歩きやすく、ミズナラの林もきれいです。

円良田湖畔を過ぎ再び急な階段を登ります。

釈迦三尊像がまつられた羅漢山山頂です。

そこから五百羅漢コースを進みます。

穏やかなお顔が多いなか、泣いていたり、怒っていたり、苦しそうだったり、おどけた表情や格好の像もあり、ポーズを真似て写真を撮って遊びました。


だ~れにも会わない静かな春の日です。


最後は寄居末野のお寺を巡ってのんびり散歩を楽しみました。


たまにはこんな里山歩きものどかで楽しい。


駐車場0922ー(25分)ー大正池0947ー(13分)ー登山口1000ー(28分)ー鐘撞堂山山頂1028(33分休憩)ー(26分)ー円良田湖1127ー(13分)ー羅漢山1140(9分休憩)ー(40分かけてのんびり五百羅漢めぐり)ー少林寺1229ー(23分)ー藤田善導寺1252(47分境内で昼食)ー(11分)ー正龍寺1350ー(30分)ー駐車場1420


全行程 5時間

(うち歩行時間 3時間29分)

歩数 16300歩

歩行距離 11、4㎞

パーティー 2名(ターボと)

【山梨、西湖】『雪頭ケ岳~鬼ケ岳』 2016年12月23日(金)

《登山難易度9》

今年最後の山歩きは、再び富士山展望の旅です。


初級コース歩きも6回終え、そろそろ中級のコースに挑戦してみる?などと色気を出してしまいました。


今回は富士五湖のひとつ、西湖畔にある西湖いやしの里根場からスタート。


しばらく林道を進み、小さな沢を渡ります。

こんな小さな沢を渡るだけで大騒ぎです。

飛び石は不安定で、水は冷たく、転ばないようになんとか渡りました。

杉の植林帯の急登から始まります。

あえぎあえぎ、中級コース標準タイムの倍の時間をかけて、ようやくブナ原生林に到着。

しかし、行けども行けどもなかなかブナの原生林の標識が出てきませんでした。

ようやく現れた標識を過ぎると、この辺りから少しづつ視界がひらけ、光輝く西湖と、その向こうに富士山が見え始めます。


尾根に出て見た富士山は恥ずかしそうに顔を隠していました。

私たちが雪頭ケ岳山頂に着くと、不思議、不思議、みるみる雲が流れ去り、見事な姿を現してくれました。

皆でカウントダウンをして、雲が流れていくのを見守りました。


竜ヶ岳からは左に見えた丸山は右方向に、山頂もゴツゴツとして男性的に見えます。

富士の裾野の向こうには銀色に輝く太平洋を見ることもできました。


次に向かうのは鬼ケ岳。

ハシゴ登りもありました。

ステンレスのハシゴはガタガタと揺れて、左側は切れ落ちた崖となっていて、なかなかにスリリングでした。

本日の最高到達点1738M、鬼ケ岳に到着です。

西湖畔から標高差800メートルを登ったことになります。

山頂からは先ほどまでいた雪頭ケ岳をはさんで雲がかかった富士山が見えます。

鬼ケ岳の名前にふさわしい奇岩がある山頂からは、振り返ると甲府の町並みや遠くアルプスの山並みも眺められます。


鬼ケ岳から鍵掛峠までが長かったです(涙)

ガイドブックだと楽勝に思えた尾根歩きは、岩峰がいくつもある今回一番の難所。

ロープを使った登り下りは精神的に緊張を強いられ、歩いても歩いても峠に着かない焦りもあり、本当に大変でした。

写真ではその大変さがうまく伝わりません。

そして大変過ぎて、ほぼ写真がありません。


ようやくたどり着いた鍵掛峠からはブナ林の中をジグザグに下り、疲れた足は落ち葉の中の石で転びそうにもなり、これまたなかなかにしんどい。

本日、このコースを歩いたのは多分私たちだけでした。

雪頭ケ岳の山頂で会った男性二人は、多分来た道を戻ったのだと思います。

誰にも会わず、余計に不安でした。

やはり初級コースをウロチョロしてる方が楽しいのだと、自分達の実力を知り勉強になった山旅でした。


すっかり遅くなってしまい、いやしの里から夕陽を眺め、帰路につきました。


いやしの里0900ー(24分)ー東入川広場0924ー(1時間56分)ーブナ原生林の標識1120ー(1時間6分)ー雪頭ケ岳山頂1226(38分休憩)ー(33分)ー鬼ケ岳山頂1337(13分休憩)ー(1時間10分)ー鍵掛峠1500ー(1時間)ー林道1600ー(30分)ーいやしの里1630


全行程 7時間30分

(うち歩行時間 6時間39分)

標高差 805M(910M~1715M)

歩数 21000歩

歩行距離 15、0㎞

パーティー 3名(メイちゃん山岳会)

行程図

車での所要時間 花園インターから1時間48分