50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、北八ヶ岳】まだまだ雪と霧氷がたっぷりの『北横岳 』2018年3月17日

《登山難易度2》

今シーズン最後の雪山は、北八ヶ岳の北横岳です。

今週は暖かい日が多く春のような陽気だったので、雪が解けてしまったかと心配でしたが、なんとなんと、満足度200%の大大大満足の山旅となりました❗

第一に、視界がクリア~✨

北アルプス、中央アルプス、南アルプス、ぜ~んぶ一点の曇りもなく見渡せました!

展望100点満点❗

第二に、寒くない!風がない!そして快晴!

真っ青な空の下、すごく快適な雪山歩きが楽しめました。

第三に、モフモフの雪がいっぱい❗

雪道歩きは最高に楽しい🎵

しかも、暖かいのに、尾根は美しい霧氷の世界でした!


今まで(一昨年秋から)の山歩きの中でピカイチ❗

最高の楽しさでした。

雪山シーズン締めくくりにこれ以上ない充実の一日を過ごすことができたと思います。


まずは一昨年秋に縞枯山に登った時に訪れたピラタスロープウェイの山頂駅にある坪庭からスタートです。

ロープウェイから沢山吐き出されたスキーヤーと別れ、装備を整えて北横岳を目指します。

まずは坪庭周遊コースに入ります。

すぐに第一休憩所を通過します。

振り返ると早くもアルプスの大展望が。

御嶽山です。

正面に中央アルプス。

南アルプスです。

もう最高の気分(^-^)

しばらくハイマツと黒い岩がある広い坪庭の中の遊歩道を進み、

やがて森へと入っていきます。

小さな木製の橋の上に1メートル位雪が積もっている谷を渡ります。

写真だとわかりにくいですが、これは橋です。

ここから九十九折れの急登です。

辺りはシラビソやコメツガです。

霧氷がとけて、つららが朝の光に輝いています。

九十九折れからまっすぐな坂に変わります。

急登で一気に汗をかき、カッパも帽子もネックウォーマーもみな脱ぎ捨ててしまいました。

辺りの木々に霧氷が見られるようになってきました。

やがて右側の眺めが良い場所を通ります。

縞枯山と歩いてきた坪庭を見渡せます。

岩場が露出している箇所もありました。

道は狭く、右側は切れ落ちているので、上ばかり見ているのは危険ですが、青空に映える霧氷の美しさについつい見とれてしまいます。

左に曲がり少し行くと、三ツ岳分岐に着きます。

森を進みます。

来た道を振り返ると、三ツ岳が見えました。

やがて北横岳ヒュッテが見えてきます。

北横岳ヒュッテに到着です。

一休みするカラフルなハイカーで賑わっていました。

道には登山道でわざと滑るのは厳禁の看板がありました。

はい!承知しました!


ヒュッテの回りの霧氷もこれまたきれいです。

再びの急登です。

辺りの木々の霧氷が更に美しくなってきました。

雪質はモフモフです。

最後の急な坂に取りついていると、下山してきた女性に「大展望が待ってるから頑張って‼️」と声を掛けて頂きました。

徐々に空がひらけてきて、ついに北横岳南峰に到着です。

標高2471メートル。

坪庭からの標高差はわずか234メートルです。

そこには目の前に蓼科山、その向こうに北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳と、期待通りの、いや、期待以上の大パノラマが待っていました。

北アルプス。

蓼科山。

北アルプス、穂高連峰。

乗鞍岳。

御嶽山。

中央アルプス。

南アルプスと八ヶ岳。

しばらく展望を楽しみ、沢山写真を撮りました。

北峰に向かいます。

この尾根道が最高だった本日の中でも一等最高に気持ちの良い場所でした。

何しろ霧氷がきれいすぎて、ため息しかでません。

しかも相変わらずの大展望です。

風もない!

ルンルン気分で北峰に到着です。

標高2480メートル。

石塔に面白い霧氷が。

山頂は少し風が冷たかったので、風の当たらない樹林帯でお昼ごはんです。

楽しくて仕方ない(笑)

一時間ほど山頂で過ごし下山開始の前にもう一度名残惜しんで樹氷や展望を写真におさめました。

再び楽しい尾根歩きです。

樹氷、霧氷(違いがわからない)の写真をまたしても沢山撮りました。

南峰に到着。

坪庭や八ヶ岳方面を見下ろしてみました。

南峰を後にし、急な坂を下っていきます。

登る時、こんなに急な坂だったのかなぁ。

とんでもなく急な気がします。

おしりをついて滑り下りたい衝動に駈られますが、我慢、我慢。

ヒュッテでゆるんだアイゼンを絞め直し下っていくと、三ツ岳分岐につきました。

少し分岐の先に行って(人に見られないように)、どなたかのブログにあったレリゴーを真似してみました。

なぜかおばさんがやると、雨乞いをしているようにしか見えない。

風の向きを計算しないでやっているので、自分やカメラマンの頭に雪の粒が降ってくる始末でした(涙)

気を取り直して再び下ります。

岩場を通り過ぎると、再び坪庭と縞枯山の絶景が。

青い屋根の縞枯山荘も見えます。

雪の積もった橋を渡って登り返し、坪庭に入っていきます。

ロープウェイ乗り場はあっち→

第一休憩所通過。

ここから振り返ると歩いてきた道が見えました。

坪庭入口まで帰って来ました。


あ~、最高に楽しかった❗

今日何回最高!と叫んだことか。

このブログもほぼそれしか表現してなくて情けないですが、、でもそれしか言葉が出てこないほど、最高でした(笑)

無雪期の北横岳に登ったことはありませんが、こんなに気持ちの良い山なら色んなシーズンに何度でも来たいです。

多くの方のブログで強風のイメージがあったのですが、今日はとてもラッキーだったのだと思います。

今年に入ってから始めた雪山歩き。

昨年までは漠然としたイメージで、雪山なんて私にはとても無理だと思い込んでいたのですが、多くの方のブログを目にするうちに、興味を持ち始め、、

まずは手始めにと夫と一緒に赤城の鍋割山に登って初のアイゼン歩行をし、なるほどこんな感じかと感触を確かめ、天候をチェックし、装備を整え、無理をしなければ、自分たちでも何とかチャレンジできそうだと思いました。

次に友人と浅間山トーミの頭で初のモフモフ体験に狂喜乱舞し、樹氷の美しさに圧倒され、一気に雪山にはまってしまいました。

そのときにこの冬の間にあと2~3回は雪山歩きをしたい❗と思い、二回目の浅間山、入笠山と巡り、町はもう春なのに、最後に北横岳の残雪に望みをかけて今回出掛けたのでした。

結局この冬5回、雪道歩きをすることができました。

そして、最後にあの大展望というご褒美が待っていました(^-^)v


仕事もこのくらい計画的に熱意を持って取り組めば、ご褒美が待っているのだろうなぁ、などと思い苦笑い😁💧

明日からまた仕事頑張ろ🎵


行程図

歩行時間 3時間1分

※参考(標準CT 2時間40分)


パーティー 二人(ターボと)

【長野、富士見】残雪の『入笠山 』 2018年3月11日

《登山難易度1.5》

初夏にスズランを見に訪れた入笠山に、今度は残雪のシーズンに出掛けました。


富士見パノラマリゾートのゴンドラに乗って一気に高度を稼ぎます。

ゴンドラからは目の前に八ヶ岳が。視界がどんどん広がっていきます。


ゴンドラ山頂駅からはスキースノボーの家族連れやカップルを横目に入笠湿原を目指し森に入っていきます。

樹木の幹の片面にだけ付いた雪がとても美しいです。

見上げると枝から落ちる雪の粒が朝日に煌めいていました。

日陰の雪質はほぼ氷です。

硬くしまったアイスバーンの上に金曜日に降った新雪が薄く積もっています。


間もなく木製の階段を下っていくと、入笠湿原に到着です。

春一番が吹いてしまい、このところの暖かさでだいぶ雪がとけて、草地がむき出しになっているところもあります。

雪解けの小川もありました。

入笠湿原全望。

今日のメンバーはコマクサ探検隊の四人。

鉄砲木の頭に一緒に行った顔ぶれです。

湿原の木道を渡った先にある山彦山荘は冬場は閉鎖されています。

湿原近くにあったもみの木に可愛いつららができていて、ツリーのオーナメントのようです。

入笠山方面へ向かいます。

10分程で初夏にはスズランが満開だった斜面に着きます。

初夏には道の横にロープがはられ、ジグザグに登った斜面ですが、今日は全面雪に覆われているので、自由に歩くことができます。

雪面は毛羽だったようになっていて朝日を浴びてキラキラ輝いていました。

踏むとザクザク音がします。

尾根にとりつく手前で振り返ると、、

美しい八ヶ岳と美ヶ原が見え始めました。

今日は視界がクリアです。


尾根道を進むと、前回腰の高さまであった標識(岩場コース)が雪に埋もれていました。

踏み固められていますが、軽く1メートル位は積もっているようです。

枝が引っ掛かる所もありました。

張り出した枝にリュックや帽子を持っていかれるので、姿勢を低くしてくぐります。


少し登ると木々に霧氷がついていました。

午前中だけ見られる美しい世界です。(帰りは無くなってました)

岩場コースの標識から15分程の急登で、入笠山山頂に到着です。

山頂からは360度の大パノラマ。

前回はなんとなく霞んでいた周囲の山々がくっきりと見えます。

目の前に中央アルプスと憧れの伊那谷が!(何度も行きたいと思って計画をたて始めるのですが、いざ具体的にスケジュールを決めようとすると、その遠さに「やっぱ無理かぁ、次の機会にしよう」と諦めてしまう場所です)

感激です!

山頂の展望表示板を見ると、展望の素晴らしさがわかります。

諏訪湖方面の眺めです。

肉眼だとうっすら北アルプスが見えました。

美しい八ヶ岳です。

そして、そして、最大の憧れ、南アルプス❗

甲斐駒ヶ岳が目の前に。

右の仙丈ヶ岳との間、奥には北岳が見えます。

こんなに近くに見えるなんて!

地図の上では確かに近いはずですが、実際に目にするのは初めてです。


展望を楽しみ、一通り写真を撮ったらお昼ごはんです。

中央アルプス側から冷たい風が吹き付けていたので、八ヶ岳方面に座って休憩しました。

座っていると、目の前の斜面(登山道ではない)から何人もハイカーがやってきます。

スノーシューをはいて、敢えて登山道以外を歩いているのだと思います。

最後にもう一枚記念撮影して、下山開始です。

下りはなだらかなコースを行きます。

雪を踏む音はちょうどお煎餅をかじっている時のあの美味しそうな音です。

バリン、バリン、バリン🎶

何だか楽しい🎵

途中、地衣類が長く垂れ下がった木がいくつもありました。


再びあの斜面に到着。

下りはお尻滑りです(^-^)

私はなぜかすごく良く滑るのですが、他のメンバーはどうも芳しくありません。

次は入笠湿原に戻ります。

私の滑りを見ていた男性がチャレンジしますが、全く滑らず。

ターボなどジタバタしているだけです。

私はあんなにスピードが出るのに、不思議。

どうやら私のお尻が一番面積が大きいから良く滑るのだろうという結論に至りました。

辺りの人々に注目されながらお尻滑りを楽しんで、帰路につきます。

再び森に入ります。

やがて電波塔が見えてくるとわずかでゴンドラ乗り場山頂駅に帰り着きます。

しばらく八ヶ岳を目の前に気持ち良さそうに滑り下るスキーヤーを眺めました。

ゴンドラでは温かいおしぼりを頂きました。


次回はちゃんとそりを用意することと、新雪のシーズンに再チャレンジしたいと思います。

展望は最高でした。

あんなに間近に南アルプスを見たのも、中央アルプスと伊那谷を見たのも今回が初めてでした。

いやぁ、かっこよかった~✨

惚れ惚れしました!


メンバー 4名 (コマクサ探検隊)

【長野、小諸】雪の『浅間山 』第2弾 2018年2月24日(土)

《登山難易度2.5》

この冬二回目の雪の浅間山です。

友達に雄大な浅間山を見せたいのと、あのモフモフの雪道下りを体験してほしくて計画しました。

今回のメンバーはコマクサ探検隊の4人です。

あれ?一人多い!?

端の男性はガイドのAさんです。

車坂山までの登り途中で初めてお会いして、トーミの頭までご一緒しました。

今回はこのAさんに教えて頂いた山の基礎知識満載でお送りします(^-^)v

そして、初めにアップした記事に間違いがあった(Aさんからご指摘頂きました❗)ので、こっそり訂正してます😅


車坂峠のビジターセンター駐車場に8時半頃到着し、身支度を整えて出発です。

その際、初めて軽アイゼンを装着する友人がうまくできなくてだいぶ手間取りました。

おばちゃん4人でヤイノヤイノ。

もしかしたらこの駐車場でのやり取りを目にしたAさんが、「このおばちゃんたちはどうやらド素人だな。遭難でもされちゃ大変だ。ガイドしながら付いていってやった方が良さそうだ。」と思ってもらった可能性大です。

何とか問題を解決し、行きの車中で記入しておいた登山届を提出し(ターボ、ナイス❗)、表コースに入って行きます。

最近の暖かさで雪が減ってるかも?と思っていましたが、相変わらず山の中はしっかり踏み固められた雪があり、積雪量は前回と変わらない様子。

ただ周りの木々には霧氷はなく、普通の冬枯れの森です。

歩き始めて、数分で山岳ガイドをされているAさんと遭遇。

動物の足跡🐾を見ていた私たちに、「これはキツネの足跡だよ」と教えて頂いたのが出会いでした。

キツネの足跡は縦になっています。

こちらはウサギの足跡。

肉球までしっかり残っていて、可愛い(*≧з≦)。

横に2つある後ろ足は側にある前足より後に付いたものなんですって。

跳び箱と同じです。

森には針葉樹の中で珍しく葉を落とすカラマツ(唐松、落葉松とも書く)とダケカンバが混在する森です。

ちなみに、針葉樹の中でもう一つ葉を落とす珍しい木は?

正解は「いちょう」です。

あれって、針葉樹なんですって!

シラカバは幹が白く真っ直ぐ立つのが特徴で、枝の下にワキ毛のように逆V字の黒い模様があります。

ダケカンバはシラカバより高い標高の場所で見られ、幹がオレンジっぽくて、少し曲がっていることが多い(雪のため)。

枝が分かれ、幹の皮が剥がれやすいのが特徴です。


ゴヨウマツの説明も受けたのに、ゴヨウマツの写真がない!(残念)

海辺にあるのは黒松、山にあるのは赤松。

針のような葉が五本出てるのはゴヨウマツです。

辺りはゴヨウマツが多かったです。

こちらは樹木の幹などにへばりついて生活する地衣類。

藻類と菌類が共生しています。

決して木から栄養を吸いとっているのではありません。

にわかネイチャー教室(^-^)v

沢山教わり過ぎて、そろそろキャパオーバーです(笑)

シラビソ。

葉は細長く、裏が白いです。

幹も白っぽいのが特徴。

コメツガ。

お米のように小さな葉が密集しています。

幹はシラビソより茶色っぽいです。

葉の付き方、葉の長さは、シラビソもコメツガも個体差がありますが、とにかく葉っぱが小さければコメツガ。

車坂山を越えて鞍部まで下ります。

下りながら頭上から鳥の鳴き声が。

コガラでした。

コガラは黒いベレー帽を被っています。

蝶ネクタイはヒガラ。

ヤマガラは色が白黒ではなく、茶色系です。

下った道を振り返りました。

このコースの中でも一二を争う急な下り。

いつものビュースポットに到着。

前回は霧氷に囲まれていましたが、今日は青々してます。

枝の先につく実がかわいくて思わず写真におさめました。

眺めは~、今日はイマイチ~(涙)

アルプスも八ヶ岳も全く見えずでした。

暖かかったからね~。

えーと、えーと、浅間湯ノ丸火山群、、だったかなぁ。

み~んな古い火山です。

今度は黒斑山から西側の森の勉強。

黒斑山の噴火から初めに飛んできて荒れ地に根を下ろすダケカンバ(パイオニアツリー)が山頂付近や所々に残っていますが、その後落ち葉の腐葉土にシラビソなどの針葉樹が根をはり、今はほぼシラビソの森です。

パイオニアツリーとは先駆性樹種といい、ダケカンバの他にもシラカバやカラマツも含まれます。

少し浅間山が見えてきました。

晴れてる❗視界良好❗良かった~(^-^)

どんどん近くなる~✨

早く友達にあの大迫力の浅間山を見せてあげたい。

足取りが軽くなります。

大きなつらら。

前回は沢山あったけど、木の上の雪がほぼとけてしまっている今日は貴重な一枚。

途中、シラビソの幹から流れ出て凍っている蜜(樹液)を指で撫でて匂いを嗅がせてもらいました。

爽やかな香り❗

みんな「バスクリン森の香りだ!」と、、(笑)

シラビソはいい香りがするとはどこかで読んだ気がするけど、体感したのはこれが初めてで感激しました。

成分はサリチル酸メチルで、サロメチールと同じです。

癒してくれる「フィットチット」現象です。

槍ヶ鞘に到着~✨

友人の「うわ~っ!」という声を後ろに聞き、ほくそ笑む私。

でしょ!?でしょ!?って私の持ち物じゃないけどね、浅間山(笑)

5人揃って記念撮影。

槍ヶ鞘に来るのはこれで三回目ですが、毎回同じシラビソのてっぺんに鳥が止まり、「ギーギー」鳴いています。

ホシガラスだそうです。

背中に白黒斑点があります。

彼も眺めが良くてお気に入りなんだろうな、あの場所。

斜面の所々にある足跡はカモシカのものだそう。

会いたいなぁ。

浅間山の噴火の歴史を沢山勉強し(Aさん、ごめんなさい。難し過ぎてほぼ覚えられませんでした)、トーミの頭へ向かいます。

前回より雪が少ないみたい。

稜線で見れた樹氷も今日は見られません。

しかも空が曇ってきた❗

岩が露出している所もあり、軽アイゼンが少し引っ掛かります。

強風が吹いてきて、槍ヶ鞘から見えていた浅間山がみるみる雲の中へ。

トーミの頭についたときは、うっすら湯ノ平と黒斑山などの外輪山が見えるだけになってしまいました。

カモシカを探します。

すると友人が「何か動物が死んでる❗」と叫び、みんなで見つめた先に、、

カモシカだ~✨

白い雪の上にいてくれれば目立つのに、枯れた草の上にいるので、分かりにくいのですが、確かにカモシカがモソモソと動いています。

草を食べているようにも見えました。

カモシカがいるのは、草すべりの登山道脇ですね。

冬場は人間には難しい急な斜面です。

視界が悪くなり、風も強く、しかも今日はネイチャー教室しながら登ってきたので、時間がお昼を過ぎていました。

なので、今日の目的地はトーミの頭ということにして、下山することにします。

今日は夕方までこの山塊で遊ぶ予定だというAさんとはここでお別れです。

本当に色んな事を教えて頂き、ありがとうございました❗

とてもご親切な方でした。

いつか私たちがネパールを目指す日が来ましたら、再びガイドをお願いすることと思います❗

カモシカに夢中になり、記念撮影忘れてたので、ハイポーズ。

これじゃどこにいるのかもわからない(笑)

寒そうなのだけはわかるね。

雪混じりの強風の中で、トーミの頭という断崖絶壁の上に立っていますよ~✨


下山は前回と同じ中コースへ!

これからのモフモフの雪道下りにテンションマックス❗

だが、しかし!

雪がしまってるぅ~(涙)

前回のようにザザザザザザザザーッと下ることはできません。

それでもシラビソに囲まれた雪の道を下るのを友人たちは楽しんでくれていて、ホッとしました。

スノーモンスターとまではいきませんが、雪のほっかぶりをしたようなシラビソに囲まれています。


まだお昼を食べてなかったので、少し広くなっている所でランチタイムです。

雪の中のランチは最高に楽しい😁

私のジェットボイラー大活躍。

温かいお昼が食べられます。

通りすぎるハイカーの多くが「美味しそう~🎵」と(笑)

友人が楽しみにしていた、「雪に寝転ぶ」。

そして、全員でやってみたけど、なんとレンズに雪がついていたようで、、(涙)

なんのことやら。


再び下山開始。

すると行くてに滑り台のような急坂が、、、

当然、こうなります。

登山道で橇遊びをしてはいけないのですが、そこはすでに滑り台と化していて、お尻で滑った方が安全と判断いたしました。

ごめんなさい。

ただ、このお尻滑りでターボのストックが岩に引っ掛かり真ん中で折れてしまうというアクシデントが(涙)

でもやはり楽しい😃🎵

しばらく森の中を大人しく歩いて下っていくと、開けた場所に出ます。

谷の向こうの斜面にはカモシカの足跡。

とけ始めた雪屁からは美しいつららの芸術作品も。

穴の中にもぐってみたり、雪に顔を埋めたりと、くだらない遊びをしながらゆっくり下っていきました。

穴からはみ出ています。

冬眠中の熊のモノマネ。

早く写真撮って~っ!

冷たすぎる~っ!

雪の上でジタバタしたのがわかる(笑)

楽しさ120%の最高の一日でした!

Aさんに教えて頂いた山の知識を定着させるため、繰り返し「シラビソ❗」とか「コメツガ❗」とか「アズマシャクナゲ❗」などと指差し確認しながら楽しく歩きました(^-^)v

また最後の写真、隅に雪がついていたのは残念(涙)

皆の楽しそうな様子がわかるかしら?


所要時間 約5時間(ネイチャー教室しながら、かなりゆっくり歩きました)


パーティー 4名 ( コマクサ探検隊)