50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、富士見】スズラン満開の『入笠山』 2017年6月24日(土)

《登山難易度2》

梅雨に入り、蒸し暑い日が増えてきました。


今日は涼とすずらんを求めて入笠山に出掛けました。

昨年よりこの季節に訪れたいと楽しみにしていたのです。

初参加の友人(ハガレーナ)も一緒です。


富士見パノラマリゾートのチケット売り場の前は、大型バスからはきだされた観光客やハイカーでいっぱいです。

ここはマウンテンバイクで山肌を駆けおりるコースが整備されているので、自転車を抱えてヘルメットや肘あてなどした自転車乗り(バイカーと言うらしい)も沢山いました。

ワクワクしながら「ゴンドラすずらん」に乗って、731Mを8分かけて一気に登っていきます。

ゴンドラからは八ヶ岳とその麓の雄大な景色が、標高を上げる度どんどん広がっていきます。

下を覗くと、ジグザグコースを猛スピードで走り下るバイカーの迫力に驚きました。

山頂駅からは山野草園を横目に見て、入笠湿原を目指します。

カラマツの森を抜けると突然視界がひらけ、美しい入笠湿原が現れます。

緑の窪地の中央に木道が十字に敷かれ、対岸には赤い屋根の山荘も見えて、メルヘンの世界に迷いこんだみたいです。

湿原を横断し更に小道を進むと、斜面にレンゲツツジの咲く花畑に到着。

花畑の中をジグザグに進むハイカーで渋滞中でした。

これからヤナギラン、クガイソウなどが咲き始めるようですが、今はすずらんが見頃です。

花畑を抜け山道に入って行きます。

途中分岐があるので、今回は岩場コースを行きます。

「岩場コース」という名から想像するよりはるかに易しいコースです。

岩がゴロゴロとした急な坂を15分程登ると、広い山頂に着きます。

ざっと見渡して100人程はいたでしょうか?

多くのハイカーがシートを広げて、360度の展望を楽しみながらお弁当を食べていました。

少し霞んではいるものの、目の前に八ヶ岳を遠く裾野まで見渡せます。

反対側からは南アルプスが見えていたのでしょうか?

人が多くてそちらはチラッとしか見なかったのが悔やまれます。

でも多分霞んでいたかな?

山頂直下の山並みも、森がきれいでため息が出ます。


お昼を食べてから活動再開。

団体の後について行ったら、分岐を見落とし、再び花畑に戻ってしまいました。

予定では山頂直下の分岐を右に行き、首切り登山口の方へ行くつもりだったのですが、、。


仕方がないので、花畑から車道を通って大阿原湿原を目指しました。

山頂で見かけたハイカーに、すれ違う度、これから山頂ですか?と話しかけられ、少し恥ずかしい思いをしました(涙)

八ヶ岳ビューポイント、首切り清水を経て、カラマツの美しい森を眺めながら車道を歩きます。

50分程で大阿原湿原に着きました。

老年期に入っているため乾燥度が高く、ズミやシラカンバなどの樹木が繁っています。

30分程で周遊できる木道などのルートは、整備され歩きやすかったです。

キツツキの開けた穴から、雛の声が聞こえてきました。


最奥部のテイ沢分岐で小休止。

足元を清らかな流れがあり、心地よい水の音がします。

テイ沢源流です。

その後苔むしたシラビソの森を抜け、再び車道を入笠湿原に戻ります。

入笠湿原は、午前中の賑わいはどこへやら。

人気の少なくなった静かな湿原の階段をゆっくり登ってみると、朝は気がつかなかったすずらんが恥ずかしそうに下を向いて咲いていました。

120万本のすずらんです。

坂を登っていき、森が近づいてくると、ふと辺りがすずらんの香りに包まれていることに気がつきます。

ああ確かに最盛期なのだと実感しました。

帰りに山野草園に立ち寄る予定でしたが、道を間違えて時間をロスしたので、今日はこのままゴンドラに乗って下山しました。

高山でパンパンにむくんだ手に、ゴンドラで渡された蒸しタオルが気持ちよかった~⤴️


麓駅で特産のルバーブアイスを食べながら、今日の思い出を語り合いました。


季節を変えてまた訪れてみたいと思いました。


山麓駅1042ー(ゴンドラ8分)ー山頂駅1051ー(14分)ー入笠湿原1105(9分見学)ー(10分)ー花畑1124ー(22分)ー分岐1146ー(15分)ー入笠山山頂1201(34分休憩)ー(25分)ーマナスル山荘1300ー(21分)ー八ヶ岳ビューポイント1321ー(12分)ー首切り登山口1333ー(16分)ー大阿原湿原1349ー(37分)ーテイ沢分岐1412(10分休憩)ー(14分)ー湿原出口1436ー(44分)ー入笠湿原1520(10分見学)ー(15分)ー山頂駅1545(10分休憩)ー(ゴンドラ8分)ー山麓駅1603


全行程 5時間21分

(うち歩行時間 4時間5分)


標高差 221M(1734M~1955M)

パーティー 3名(コマクサ探険隊)

行程図

【埼玉、小川】『官ノ倉山』 2017年5月21日(日)

《登山難易度1》

外秩父七峰を巡った春の山行の締めくくりは、小川町の官ノ倉山です。

子供達が小さかった頃、親子5人で登った思い出の山です。


東武竹沢駅周辺には駐車場がないため、酒屋さんの駐車場に許可を頂き車を停めました。


この日は気温30度になる予報だったので、早朝6時半から歩き出しました。

木部の集落を行くと、前方に目指す官ノ倉山と石尊山のラクダのコブが見えてきます。


30分程歩くと、日、月、星を祀る三光神社に着きます。

高さ35メートルの大杉からはみなぎる生命力を感じます。

あずまやのある天正沼からは山道になります。

沢沿いの杉の林を登って行きます。


登りが急になると、蒸し暑さを感じました。

美しい植林帯を、大量に汗をかきながら登りました。

25分程で小広い官ノ倉峠に着きます。

美しい林で、かつてここのベンチで休んだような記憶が、、。

朝の散歩にやってきた地元のおじさんに何人も行き合いました。


かなり汗をかきましたが、尾根は少し風が通って涼しく感じます。

根の張り出した急坂を行き、官ノ倉山山頂に着きます。

展望がよい山頂にはベンチもあり、ゆっくり休むことができます。

秩父高原牧場や大霧山などの東秩父の山並みが見え、正面には次に向かう石尊山がすぐそこに見えます。


石尊山に向け出発。

距離は短いのですが、ガレて滑りやすい道です。


鞍部で安戸集落への道を分け、登り返すとすぐに石尊山山頂に着きます。

少し森の中の稜線を歩き、石のある山頂部に出ます。

360度の展望です。

石の祠があり、雰囲気が良いのです。

ゆっくり展望を楽しみたいところですが、何しろ陽射しが眩しく日陰が無いのですぐに下山しました。

長い鎖場を下ります。

雨の後はすべるので注意が必要です。

しばらく行くと木立の根本に大きなシダのはえた美しい道になります。

北向不動です。

笠原の集落を通って国道254に出ると、酷暑の中30分程歩いて10時前には車に戻りました。


気温30度予報での国道歩きはきつい❗(涙)


でもこれで、外秩父七峰制覇です(^-^)v


駐車場0627ー(28分)ー三光神社0655ー(11分)ー天正池0706ー(24分)ー官ノ倉峠0730ー(10分)ー官ノ倉山山頂0740(26分休憩)ー(9分)ー鞍部0815ー(11分)ー石尊山0826ー(39分)ー北向不動0905ー(13分)ー笠原集落0918ー(17分)ー国道254号0935ー(13分)ー駐車場0948


全行程 3時間21分

(うち歩行時間 2時間55分)

標高差 228M(116M~344M)

歩数 12400歩

歩行距離 8、6㎞

パーティー 2名(ターボと)

行程図

【埼玉、東秩父】新緑の『大霧山』 2017年 5月7日(日)

《登山難易度2》

GW最終日、秩父高原牧場からスタートし、二本木峠方面とは逆方向へ向かい大霧山を目指しました。

今日は私の娘も一緒です。

車道をしばらく行くと分かれ道になるので右に進みます。

牧場を眺めなが車道をいきます。

少し登ると粥新田峠です。

雑木の中の少し急な登りです。

新緑の中に時折まじるツツジの赤やピンクが鮮やかです。

木立から少し牧場をのぞける所もあります。

新緑の気持ちの良い森を歩きます。

最後の急坂を登ると大霧山山頂に到着です。

短い登りですが、結構な急坂で、少しバテました。

すじ雲たなびく真っ青な空が広がる小広い山頂からは北と西方向の眺めが良く、秩父の山々が見えます。

木立の向こうには大きな武甲山が間近です。


遠くは春霞でぼんやりしていましたが、心地よい風が吹く朝の山頂はとても気持ちが良く、ベンチもあるのでのんびりできました。

山のイラストが描かれた展望案内板もあり楽しめます。


下り始めはやや急です。

新緑の美しさが更に増してきて、足元を気をつけながらもどうしても上ばかり見てしまいます。

すぐに緩やかな歩きやすい道となります。

左手に有刺鉄線が現れます。

牧草地とその向こうにGW初日に登った笠山と堂平山の特徴的な山容が目の前です。

周囲は明るい雑木の林で「一目十種」と名付けたい程、様々な種類の形の異なる葉陰が美しい❗

上ばかり見ていると太く張り出した根っこにつまずくので注意が必要です。


娘をモデルに大霧山の観光ポスターに応募したいような写真が撮れました😁


ほどなく左に直角に折れる檜平に着きます。

展望はないのでそのまま下っていきます。

美しい道ですが、展望はあまりありません。

写真で遊びながら尾根歩きを楽しみました。


やがて杉と桧の間を緩やかに下って行くと、小さな祠とダイダラボッチの説明板がある旧定峰峠に着きます。

狭い切通しのえぐれたような峠です。

ここを昔の人は通って秩父と小川を行き来していたのでしょうね。

歴史を感じる景観でした。

しばらく尾根歩きが続き、なかなか終点につかないので

途中の何でもない道でお昼にしました。

その後は針葉樹の急な下りを行きます。

やがてライダーで賑わう現在の定峰峠に出ます。

茶店でアイスクリームを購入し、白石集落へと下りました。


秩父高原牧場0728ー(31分)ー粥新田峠0759ー(51分)ー大霧山山頂0850(31分休憩)ー(36分)ー檜平0957ー(3分)ー旧定峰峠1000ー(52分)ー(尾根にてランチ20分)ー(7分)ー小ピーク1119ー(21分)ー定峰峠1140(8分休憩)ー(50分)ー白石集落1238


全行程 5時間10分

(うち歩行時間 4時間11分)

標高差 411M(355M~766M)

歩数 17400歩

歩行距離 12、2㎞

パーティー 3名(ターボと娘と)

行程図