50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、小諸】『浅間山外輪山』で今シーズン初の雪道歩き&ソロハイク。2018年12月16日(日)

《登山難易度 2》

浅間山外輪山、トーミの頭からこんにちは。


先週赤城山でスタートさせたかった雪道ハイクですが、残念ながら雪が積もってなかったので、今週は確実に雪道歩きができそうな浅間山に出掛けました。

お気楽隊メンバーはみんな都合が悪かったので、次女を誘っていましたが、課題が終わらないとのことで、今回生まれて初めてのソロハイクになります。

いつか体験してみたいと思いつつ、なかなか機会がなかった単独行。

自分がどんな心持ちになるのか、絶景を見てどんな風に感じるのか、実は興味津々なのです。

新しく購入した冬靴がどんな具合かも確かめたいと思います。


当初の計画(と言っても自分一人だといいかげんになるので、実は大して何も考えていなかったのですが)では、3時過ぎに起床して、4時には自宅を出発したいと考えていましたが、一人となると人間意志が弱いですね。

目覚ましをかけても全く起きれませんでした。

昨日たっぷり昼寝をしたし、就寝前にお布団を布団乾燥機にかけて温かくしてすぐに眠りに落ちたはずなのに、おかしいなぁ。

ダメ人間の私は、体型や膝関節だけでなく、意思もユルユルです(涙)

しばらく布団にくるまって、「どうしようかなぁ~、いつ起きようかなぁ~、目がシャキっとしないかなぁ~」などとウダウダやっていて、「よし!起きよう!」となったのは、6時50分でした。

げ、予定より約4時間遅れ、、。

まぁ、一人ですから、予定はいくらでも変えられます。

支度をして、自宅を6時15分出発(リュックなどは前の日に準備万端でした!)。

高速を走っている時は、妙義の辺りで、「あ!あそこきっとこの前歩いた三方境だ!」とか、「あ、あれ、あの二こぶ、天狗岳かも!」などと思うのですが、運転しながらチラッチラッとしか見ることができないので、助手席にターボが乗っていればなぁ~と思いました。

佐久インターを降りてからは道間違いをして、10分程ロスタイムがありましたが、そのお陰で佐久の町をウロウロしながら、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳をバッチリコンに見ることができ、「ひょえ~😃すげ~😃」などと呟きながらルンルンで運転していました。

そして目指す浅間山はこんな感じ。

信号待ちのとき、急いでパシャリ。

今日は雲ひとつない晴天で、浅間山がこれ以上ないくらいにクリアに見えています。

「今行くからな~😃待ってろ!浅間山!」などと呟きながらグリーンラインをぶっ飛ばします(いえいえ、実際は安全運転ですよ。気分の話)。

いつも一旦車を停めて眺めを確かめる高峰高原手前の展望スポットです。

素晴らしい眺めです。

以前息子と来たときや、前回晴れ女隊の時には雲海でしたが、今日は佐久の町を一望できます。

八ヶ岳のアップ。

真ん中辺りで斜面が白く輝いているのが、多分天狗岳です。

デンジャラス登山が思い出される。

今度リベンジするからな!

そして、こちらは何を撮ったのだろう。

肉眼で見ている時には分かってた気がするんだけど、わからなくなってしまいました(涙)

すぐに忘れる、ヤバい脳ミソなんです。

あ、中央アルプスか!

そうだ、中央アルプスだと思って撮影したんだった。

8時24分、高峰高原駐車場に到着です。

とりあえず、トイレ、トイレ。

冬期は外のトイレが閉鎖されているので、ツルッツルの道路を歩いて、高峰高原ホテルの中のトイレをお借りします。

冬の支度には時間がかかります。

そして時間がかかればかかるほど、手がかじかんできて、益々のろくなる(涙)

ようやく完成。

冬靴&軽アイゼン&ゲーター&カッパ装着完了。

あ、膝サポーター忘れた!

でももう一度全て取ってやり直すのは面倒というか、益々出発が遅くなるので、今日はサポーターなしで歩くことにします。

準備しながら思ったこと。

、、、辺りが静かだ。

皆さん、ソロハイカーが多かったりするのもありますが、黙々と準備されていて、これじゃあ今年の2月にコマクサメンバーで訪れた時の準備風景がさぞや騒がしかったことだろうと思いました。

山岳ガイドのAさんに「こいつら素人だな。大丈夫か?」と思われて、「ガイドしてやらねば」となっただろう事が、良く分かります。

アイゼン装着するのに、あーじゃねこーじゃね、大変でしたから(笑)

9時5分、いつもの表コースから入山です。

一度雪の中から出ていた岩にアイゼンの爪を引っ掻けて前方に派手に転びました。

ストックを持ったまま、肘を思い切り地面にぶつけましたが、雪があったので痛くはありませんでした。

でも転んだ目の前に石があったので危なかったです。

前後に他のハイカーがいなくて良かったわぁ。

アイゼン歩き、慣れるまでは注意しないとですね。

足が上がってないと、引っ掛かります。

9時20分、最初の小ピーク(車坂山)を通過します。

登山口から標高差67M登ってきました。

富士山が見えています。

姫に言われて気がつきましたが、私はなんと4週連続の富士山です。

富士山って見えるとすごく得した気分になるので不思議ですね。

木立の間に見える黒斑山。

霧氷が白く輝いています。

「むひょ~🎵待ってろよ~!まだ解けるなよ~!」と心の中で叫びました。

何しろ時刻は10時近くなっていますから時間の問題です(寝坊した自分が悪い)。

八ヶ岳全貌。

赤岳から北八ヶ岳の蓼科山まで、ズズズイッと八ヶ岳の巨大な山塊が見渡せました。

更に登って振り返って見たところ。

歩いてきた車坂山。

車坂山の左手には、八ヶ岳は木立に隠れますが、霧ヶ峰と、雲に隠れているのは御嶽山かなぁ。

森に入ると雪が深くなります。

9時48分、岩場の展望スポットに着きました。

鞍部から標高差82M登ってきました。

今年の2月に訪れた時には、この辺りは霧氷が美しかったのですが、残念ながら今日はありませんね。

しかし、振り返ればこの絶景です。

右からターンしました。

まずは四阿山。

水の塔山と篭ノ登山。

その向こうには北アルプスの白い峰。

あさま2000スキー場の向こうにも、ずーっと連なる北アルプス。

いやぁ、素晴らしい。

今回でこのコースは5回目になりますが、過去最高の展望かもしれません。

鹿島槍ヶ岳がすごく分かりやすいので、それを目印に山座同定します。

風にバタバタ煽られながら、一人地図を広げて眺めを楽しみました。

四阿山はまだ雪が少なめですね。

高度が高くなってくると、雪が増え、霧氷も見られるようになってきました。

これこれ、これよ。

私が求めていたのは!

雪道歩き、楽しくて仕方ありません。

この辺りから、顔がニヤついて困りました。

誰かが見てたら、きっと気持ち悪いおばさんです。

「むひょお!むひょお!(霧氷)」と呟きながら写真を撮っています。

霧氷越しの四阿山。

いかが?(自己満)

むひょ~🎵(ウヒョーと霧氷をかけている)

振り返ればこの景色です。

北アルプス、長~い!

雲ひとつなく全貌を見渡せるなんて、すごくないですか!?

憧れの君、今日もあなたは美しい。

カッコ良すぎですよね。

後ろを見てばかりではいけません。

馴染みの彼氏(浅間山)が待っている。

黒斑山の上空が白っぽいけど、まさか曇ってなどいないわよね!?

おー、ついに現れたわね。

無雪期には腹が立つ程の階段地獄。

でも今は雪が積もっていい感じの階段になっているのよね。

ここがもっと雪が多くなると、階段が全て埋まってただのスロープになるのですが、今はまだ階段が見えています。

でも歩きやすい!

だから雪の浅間山が好きです。

ムヒョー🎵(しつこい)

でもこれ、珊瑚みたいできれいですよね?

かっわいい~🎵と言いながら写真を撮っています。

地上2000Mにいるのに、海底にいるような気分にさせる、不思議な景色です。

浅間山の真っ白な頭が見えてきました。

次のコーナーにて。

晴れてるね。

いいね、いいね。

この階段もあと少しで終わり。

赤い避難小屋を過ぎれば、槍ヶ鞘はすぐそこです。

10時38分、槍ヶ鞘に到着です。

北西方面はこんな感じ。

いつ見ても、ここからの浅間山は感動します。

森を抜けて初めて目にする勇姿。

一人での自撮りはなんだか難しく、、。

ひょっこりはんみたくなってしまった。

槍ヶ鞘からトーミの頭に向かう道からは奇岩や剣ヶ峰の迫力ある景観が見られます。

トーミの頭まで一気に登ります。

この辺は雪が少ないですが、ガレ場の表面に雪が薄く積もって凍っているので、アイゼンの歯がしっかりきいて、歩きやすいです。

10時58分、トーミの頭に到着しました。

登山口から所要1時間53分でした。

展望スポットで眺めを楽しんだりしていましたから、まあまあコースタイム通りでした。

トーミの頭では、とても強い風が吹いています。

気を付けないとバランスを崩すと湯の平へ真っ逆さまです。

強風に煽られて、グラグラしながら、一周しました。

360度、全て見渡せたのは初めてかもしれません。

最高の展望ですが、とにかく風が強くて、寒くて、長く立っていられません(涙)

それでも、浅間山から湯の平への絶景を写真におさめたくて、二分割写真です。

外輪山(鋸岳)の向こう側もはっきり見えています。

嬬恋村です。

向こうの山は何でしょうか?

今まで外輪山の蛇骨岳まで1回、その先に2回行っていますが、いずれも雲がかかって向こう側をちゃんと見たことがありません。

今日歩いて行けば見えるのだろうなと思いましたが、強い風が吹いていることと、一人であることから、今日はここで引き返そうかなという気持ちになっていました。

誰か一緒なら、もう少し先まで行ってみようと思ったと思うのですが、一人だと気弱になりますね。

一人で自撮り棒で撮影するのは、結構恥ずかしいもんですね。

笑って撮影しないと写真がつまらないので、笑ってポーズを決めるので余計に、、。

なので、人がいない岩の陰に隠れて撮影しました(涙)

なんだかこの写真、パネルの前で撮影した偽物に見えますね。

背景がいきなりの絶景なのでそう見えるのかしら?

ま、トーミの頭という所はそういう所です。

遮るもののない絶景がドドーンと広がっていますからね。

風を避けながら、バナナを食べて、11時20分、下山開始です。

今日は一日(半日)ずーっと、八ヶ岳と佐久と小諸の町が見えていました。

何度も言ってしまいますが、こんなに広々と見渡せたのは初めてです。

この辺りは風が強いのと、良く霧にまかれるからか、霧氷が良く育っています。

枯れ草がつららになっています。

風に揺れて、風鈴のようにチリンチリンと音がしていました。

ここから中コースに入って行きます。

私の浅間山の楽しみは実はここが一番なんです。

今年の初めに訪れた時は、雪がフッカフカで、アイゼンを付けた足で、ザザザザザ~と下っていけるこの道が楽しくて仕方ありませんでした。

でも今回はまだ雪が少なかったですね~(涙)

踏み固められた道は、夏道と違ってとても歩きやすいですが、ザザザザザ~とはなりません。

それでも雪が積もった道は膝に優しく、とても快適に下っていけます。

前に来たときは霧氷がキラキラ輝いていた場所ですが、今日は残念!

あさま2000を見渡せる場所まで下ってきました。

前にターボとハガレーナとシリセードで遊んだ場所です。

この辺りは無雪期には平たく割れた石が沢山あって、滑りやすいのですが、雪がいい感じに隠してくれているので、快調に下っていけます。

最後の急な下り。

ここに雪が沢山あれば楽しいのになぁ。

次回のお楽しみですね。

前回の草すべり、Jバンド一周ルートで、フラフラになりながら歩いた最後の階段です。

半分雪に埋もれています。

ビジターセンターや駐車場が見えてきました。

12時16分、駐車場に帰り着きました。

トーミの頭をスタートしてから、54分でした。

やはり夏道より早く下れますね。

帰り支度をしてから、高峰高原ホテルに向かいます。

今日は山の中ではバナナ一本食べただけなので、ホテルのレストランでお昼をいただこうと思います。

煮込みハンバーグランチ、2000円なり。

暖かいストーブの前のテーブルで、御嶽山、八ヶ岳、奥秩父の山々を眺めながら、一時間程ゆっくりさせてもらいました。

冷えた体がポカポカになる中で、今日一日を振り返ると、、

まずは冬靴、素晴らしかったです。

先週の雪のない道では最後は足の裏が痛くなりましたが、雪道歩きには適しているのか、痛みもなくアイゼンが緩むこともありませんでした。

時間が短かったからかもしれませんが。

一人で歩いた浅間山トーミの頭までの道のりですが、想像していたほど孤独でもなく、無事にやり過ごせました。

何しろ眺めが最高だったので、ウキウキルンルンでした。

そういえばみんなと登る時も、しゃべっているのはターボと他のメンバーであって、私は大体黙々と歩いていたんだな、だからいつもと大して変わらないやと思いました。

素晴らしい景色は写真に撮ってブログで発信できるので、後でみんなと共感もできますしね。

これからもメンバーいなければ、一人で歩けそうだと思い、可能性が広がった気がしました。

あ、でも知っている道だったからかな。

初めての道で、しかもハイカーが少なかったりしたら、やはり孤独を感じるのかも?

どうしても一人だと慎重に、コース短めになってしまうかもしれません。

単独でのチャレンジ登山はちょっと無理だな。

そう思うと、ブログ友達のみよんさんは道なき道を一人で歩いていて、とんでもなく凄いんだなぁと、改めて思いました。

デバイスを切るのを忘れていて、レストランの中でオフにしたので、歩行時間が長めに出ています。

歩数 9000歩

最大標高差 327M(1973M~2300M)

累積標高差 367M


登山口0905~(15分)~車坂山0920(3分)~(25分)~展望スポット0948(8分)~(42分)~槍ヶ鞘1038(3分)~(17分)~トーミの頭1058(22分)~(56分)~駐車場1216

全行程 3時間11分

(うち歩行時間 2時間35分)

※参考 (標準CTは 2時間40分)

距離 6.8キロ


来週はターボ(久しぶり~)とハガレーナと、北横岳か浅間山に再びの雪道歩きに行ってきます!

どこかでソリ遊びもしたいと思っています\(^^)/

楽しみ~🎵


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

【群馬、赤城】冬枯れの『鍋割山』と『荒山』へ。小雪舞う稜線歩きで、富士山とスカイツリーを展望。2018年12月9日(日)

《登山難易度 4》

鍋割山山頂からこんにちは😃


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)


いよいよ本格的な冬がやって来ましたね。

今日は全国的にこの冬一番の冷え込みとなったようです。

この冬も沢山の雪道歩きをしたいと思っています。

この週末の寒波で、もしかして雪が降ったかなと思い、赤城山にでかけました。

雪の可能性が高かったのは黒檜山でしたが、姫が鍋割山に行ってみたいと言うので、鍋割山とお隣の荒山ピストンコースを計画しました。

今年の1月から始めた雪道歩きですが、ずっと夏靴で歩いていて、少し水が染みてきていたので、凍傷になるのは怖いですから、思いきって人生初の冬靴を昨日購入しました。

太田の石井スポーツで、親切なSさんにしっかり見てもらい、結果的にかなり予算オーバーになってしまいましたが、良い靴を手に入れることができました。

雪がいくらかでもあることを期待して、本日試し履き、冬靴デビューです。

まぁ、結果的には今日は雪が全く無かったので、靴底の硬い冬靴はとても歩きづらかっただけでした(涙)

雪や氷はないものの、地面が凍っていてカチコチの所が多かったので、最後は足の裏が痛くなりました。

少しずつ慣らしていかなくてはいけないですね。

アイゼンもリュックの中から出る機会はなく、張り切って持っていって、おとなしく持って帰って来ただけとなりました。

ま、冬はまだ始まったばかりですから、楽しみは来週以降に取って置きましょう。


今回は姫と二人です。

いつもよりゆっくりめ出発で、自宅を7時に出て姫を拾い、コンビニ経由、高速を使い、姫百合駐車場を目指します。

駐車場に着いたのは8時40分でした。

駐車場から見える荒山の山頂部は霧氷で白くなっています。

仮に雪がなくても、霧氷が見れると嬉しいな。

トイレに行って車に戻ると小雪が舞い始めていました。

かなり冷えています。

気温は多分氷点下。

9時11分、荒山高原へ向け出発です。

荒山高原までは標高差236M、樹林帯の中の階段を登っていきます。

9時31分、分岐通過です。

登山口から20分ですね。

暑くなったので、ここで一枚薄着にしました。

この辺りから岩場の登りになります。

なぜか白っちゃけてしまいましたが、風穴通過です。

温度計を見ると、マイナス5度でした。

9時57分、荒山高原に到着です。

駐車場から46分でした。

こちらは寒そう~な荒山。

風がゴーゴーと音を立てています。

これから向かう鍋割山方面。

雪が舞っています。

ここで、姫のおにぎりタイムです。

少し動くとすぐにお腹が減るらしい。

姫がおにぎりを食べている間、遠くを見ていると、あれ?あの山は?

富士山のような三角形が見えます。

姫があれは富士山だよ、と言いますが、あんなに大きく見えないだろ~と私は主張しておりました。

いやあの形は富士山だと姫が譲りません。

え~?そうか~?と私も譲りませんでしたが、答えは姫が正解。

富士山でした!

(尾根に向かう坂の途中でおじさんに「荒山高原から富士山は見えたかい?」と話しかけられ、やっぱりあれは富士山だったんだ!姫が正解じゃん!となりました)

あんなに大きく見えるんだ!とびっくりです。

そうそう、デバイスをオンにするのを忘れていて、ここでスタートさせました。

なので、スタート(緑色の右向き△)が荒山高原になっています。

今日歩いたコースです。

荒山高原で5分程休憩し、10時過ぎに尾根に向け歩き始めました。

毎回関東平野の大展望が楽しめる斜面です。

荒山も美しく全貌が見え始めます。

写真ではわからないですが、東京スカイツリーが見えます。

筑波山の双耳峰も見えます。

手前の山のシルエットも美しい。

眺めを楽しんでいると、沢山の人に話しかけられます。

鍋割山はお馴染みさんが大勢いらっしゃるらしく、皆さんお知り合いのようです。

「あの山は筑波山だよ」「スカイツリーは見えてるかい?」「あのおじいさんは96歳なんだよ」「また、あのじいさんがきたよ。寄居から毎週やってくるんだ。火起山で2時間座って昼を食べながら景色を眺めてるんだ」などと、情報の嵐です(笑)

皆さん、鍋割山が大好きなんですよね。

それがすごく伝わってきます。

どなたかは先週ワンちゃんを連れてきて、逃げられたらしいですね。

無事に戻ってきたらしいですが。

そんな鍋割山で起きる様々な出来事の情報交換をされていました。

10時33分、尾根に出ました。

(振り返って撮影)

荒山高原から標高差65Mです。

おしゃべりしながら景色を眺めていたので、荒山高原スタートから30分もかかってしまいました。

北側の展望です。

武尊山や谷川連峰は雲に隠れています。

草津白根山や四阿山方面も雲の中ですね。

これらの山々が全て見えたら圧巻でしょうね。

常連の皆さんは多分過去に見たことがあるのでしょう。

だから虜になって通うのだと思います。

とにかく広い関東平野を見渡しながら、尾根道を行きます。

富士山をバックに二人で記念撮影しましたが、肝心の富士山がよく見えませんね(涙)

前方に榛名山と浅間山が見えるようになってきました。

こちらから見る榛名山は埼玉から見る形とは大きく異なります。

埼玉からだとひとかたまりに見えますが、沢山の峰が無秩序に乱立していて、どこが中心だかわからず、少し不安な気持ちにさせます。

山頂が見えてきました。

11時ちょうど、鍋割山山頂(1332M)に到着しました。

気さくな団体さんにお願いして撮って頂きました。

山頂からの眺めはこちら。

右からターンして。

↑この写真に寄居のアイリスオーヤマや秩父の武甲山が写っているはずなんですが、分かりませんかね。

寄居のおじいさんが、今日は風が強かったからと、火起山ではなく山頂でお昼にしていて、姫が話しかけていました。

初め、「あそこにおおやまが見えるだろう?あそこが寄居だよ」と言うので、「大山ですか?」「おおやま知らないかい?」「はい、寄居の大山は知らないです」と話していたのですが、どうやら「アイリスオーヤマ」のことだと途中でわかり、そこを起点に(アイリスオーヤマがすごく目立ちます)色々な位置関係が分かりました。

山頂で1時間程ゆっくりし、再び荒山高原へ戻ります。

火起山の岩場にて。

荒山の霧氷は消えましたが、地蔵岳はまだ白く残っていますね。

春にはピンク色のつつじが美しかった尾根です。

この後向こうに見える三角形の荒山に登ろうと思っています。

12時41分、荒山高原まで下って来ました。

ここからはまだ歩いたことがない荒山への登山道になります。

風の音がすごいです。

北側からつよい風が吹き付けているので、もしもあまりに風が強く当たるようなら、15分で行ける展望広場まで行って、そこで展望を楽しんで引き返そうかねといいながら、登って行きました。

荒山高原から20分、午後1時ちょうどに展望広場に着きました。

ん?展望広場?

辺りは樹木に囲まれ何も見えません。

これでは登ってきた意味がない。

ですので、このまま進みます。

ちょうど下って来られた方がいたので、風が強いですか?と聞くと、「所々強く吹くところがあるけど、大したことないよ、大丈夫」と言ってくれたので、このまま山頂を目指します。

霜が解けて滑りやすくなった南面の道です。

春にはつつじがきれいなんでしょうね。

ジグを切って高度を稼ぎます。

左手を見ると、鍋割山が下の方になってきました。

見晴らしが良くなって来ました。

登山道脇に大きな赤松(?)もあります。

急登が一段落。

なだらかな道になります。

相変わらず風の音だけはグオーグオーと聞こえていますが、尾根の南面を巻いて歩いていているので大丈夫です。

もうひと登りあるようです。

荒山までの道のりで何度か服を脱いだり着たりしました。

急坂を登っていると暑いし、風が当たると寒いし、なかなか忙しいです。

北側が抜けた尾根にいると寒いので、急いで森の中に入ります。

ここからは最後の登りです。

岩場が多くなり、ロープなども現れます。

私は特に、冬靴のソールが硬かったので、この登りは苦労しました。

まだ慣れない(涙)

山頂が見えてきました。

午後1時55分、荒山山頂(1572M)に到着です。

荒山高原から55分でした。

荒山高原から標高差310Mだったみたいですね。

そんなにあったんだ!びっくり。

荒山山頂は鍋割山とは対照的にとても静かです(風の音はすごいですが)。

登り途中にも、すれ違ったのは数人でした。

荒山に登ると、鍋割山からは見えない地蔵岳や黒檜山などの赤城山塊が見渡せるのかと想像していましたが、樹木の間に地蔵岳が少し見えるだけでした(涙)

こりゃ葉が繁ってる頃なら何も見えないな。

こちらは長七郎山でしょうか。

どこかから展望はないかと探していると、北側斜面に霧氷が残っていました!

不思議なことに、この空間にだけ霧氷が残っています。

まるで雪の女王に息を吹き掛けられたみたい。

では、日が暮れる前に下山しましょう。

午後2時7分、荒山を後にしました。

滑らないように注意しながら、、。

疲れてもきて、ソールの硬さが堪えます。

登りの時、座って一服していた男性がいた小広い場所に立ち寄りました。

西陽が当たって、何かが強い光を反射していました。

多分川だったんじゃないかなと思います。

この後、荒山高原を午後3時に通過しました。

左手から傾いた陽が射し込み、針葉樹の中の茶色い小道が雰囲気良かったです。

少し前からお腹が痛くなっていたので、休憩も取らず、ひたすら駐車場(トイレ)に急ぎました。

冬場は冷えるとお腹がゆるくなるので今後は気を付けなければ、、(涙)

姫百合駐車場に帰り着いたのは午後3時35分でした。

歩いている時には分かりませんでしたが、靴を脱いだり帽子を取ったり、帰り支度をしていると、津々と冷えてきて、凍えました。

自動販売機で温かい飲み物を買って、手を温めながら飲みました。

駐車場には自慢の愛車を並べてドライバーが何人も寒そうに足踏みしながら立ち話をしています。

私たちハイカーの車がいなくなったら、ドリフト(?)とかして遊ぶのだと思います。

色んな趣味の人がいて、様々なコミュニティがあるんだなと思いました。

それにしても、寒そう~(涙)

今日は朝のうち荒山の方に霧氷ができていましたが、先に鍋割山に行ってしまった(展望の良いうちに登っておきたかった)ので、お昼になると荒山の霧氷も解けてしまいました。

小雪が舞うタイミングもありましたが、楽しみにしていた雪道歩きは叶いませんでしたし、霧氷もほんのちょっとでした。

雪道で新しい冬靴を試す機会が今週末訪れると嬉しいです。


帰りの車でのエピソードをひとつ。

今日は姫と二人旅でした。

プロフィールにも書いてある通り、姫はお金持ちらしく(何しろ別荘も所有しているくらいですから)、持参するお菓子がいつも貰い物の高級菓子であることは前に述べました。

ですが、私たちコマクサ探検隊の中では、ワガママ姫、あるいはパチ姫と呼ばれています。

パチ姫のパチはパチンコではなく、パチモンのパチです(私が名付けました)。

しかし、さすがにブログで公にするのはかわいそうかなと思い、最近は本人の希望通り「姫」と呼んでいるのです。

とは言え、私は内心では、そこに「パチ」を付けていて、概ねそのように対応しています。

しかし!

今日、どうやら「姫」は本物のお嬢様であるらしいことが分かったのです!

それがわかったのはやはりお菓子でした。

私が地元のスーパー「ヤオコー」で購入したチョコレートのワッフルをお菓子に選び、それが若干高めだった(ま、108円ですが)ので、他の菓子は安いのでいいやと思い、駄菓子コーナーの「ハムカツ」と「ポテチ」(それぞれ20~30円)を袋に入れて渡しました。

帰りの車でお菓子を食べようと袋からその駄菓子を出し、姫が「これ、なぁに?」と。

「え!?知らないの?駄菓子のハムカツだよ」と言うと、「食べたことない。どんな味がするの?」と言うので、「悪魔的な味だよ。すごーく体に悪そうな、でも一度食べたら病みつきになる」と伝えました。

おそるおそる薄っぺらいハムカツのはじっこをかじった姫。

黙って残りのハムカツを運転する私に差し出し、「みほさんにあげる。好きなんでしょ?」と。

「え!?だめ?美味しくない?」と言うと、「う~ん、油がちょっと」と。

「あ、そう。じゃあポテチの方を食べてみて!そっちなら大丈夫だと思う。ハガレーナが大好きで、よく買ってくるんだよ」と言いました。

ポテチの方は「これはまあ食べられるかも」と食べていましたが、結局半分くらい食べて、残りを私に返して来ました。

どうやらお気に召さなかったようです。

自分の子供にも食べさせたことがないそうな。

ひょえ~!

そんな人が埼玉の片田舎に住んでるんだ!

子供がちいさいころ、この駄菓子買って~!とせがまなかったのだろうか?

驚き、もものきです。

私が小学生時代、島根の山の中で、毎日おばあちゃんから渡される30円を握りしめて近所の駄菓子屋へ走り、チロルチョコやベビースターラーメンなど買って大切に食べてたというのに!

多分その頃こいつは、あ、失礼、この方は、手作りクッキーやイチゴのショートケーキなど召し上がっていたのだろう。チッ!

パチモン姫は実はホントの「姫」だったんだ!とビックリしたエピソードでした。

パチ姫などと呼んですまぬ。

ま、生まれ育ちはともかく、お気楽隊に所属する限り、そのワガママは直してもらいたいが、、。

今回の山旅も、ラインで私が「出発、何時なら大丈夫? 6時でいいかな?」(本当は5時と言いたい所を譲って6時と言った)と送ると、

「7時がいい!」と。

あー、そう。

う~ん、初めに5時でいいかと聞けば良かった、失敗したぜ(涙)

霧氷は諦めるしかないな、と思ったのでした。おしまい。


姫百合駐車場0911~(22分)~分岐0933(4分)~(20分)~荒山高原0957(5分)~(31分)~尾根1033~(27分)~鍋割山山頂1100(1時間)~(41分)~荒山高原1241~(19分)~展望広場1300~(55分)~荒山山頂1355(12分)~(53分)~荒山高原1500~(35分)~姫百合駐車場1535

全行程 6時間24分

(うち歩行時間 5時間3分)

※参考(標準CTは 4時間40分)


荒山高原からスタートしたデバイスデータです。


最大標高差 552M (1020M~1572M)

累積標高差 667M


パーティー 2名(姫と私)



最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

【山梨、甲州】『小金沢山』から『牛奥ノ雁ケ腹摺山』へ。《後編》2018年12月1日(土)

《登山難易度 4》

小金沢山から牛奥ノ雁ケ腹摺山へと縦走した、富士山展望の旅《後編》です。


小金沢山から笹の尾根を下ってきて、奥秩父奥多摩側も富士山も見渡せる絶好のランチスポットがありましたので、笹の斜面に腰をおろしてランチを楽しみました。

時刻は11時15分です。

座ったまま、見える範囲を撮影してみました。

正面はこれから向かう牛奥ノ雁ケ腹摺山。

こちらは奥多摩方面です。

この日は一日中、山梨側は雲はないももも白くハレーションを起こしているみたいにうっすらしていましたが、奥多摩奥秩父方面は山脈をくっきりはっきり見ることが出来ました。

すごく特徴的な山が無いので、名前はわからないのですが、重なる峰々が素敵でした。

この眺めを楽しみながらのウキウキランチとなりましたが、場所がわずかに斜面だったので(座るのには快適でした)、二度もジェットボイルを倒してしまい、貴重なお湯を失いました(涙)

「富士山のしずく」という水を持ってきていたので、ふるさとに帰りたかったのかも、、。

デザートとして、この前の山のテレビで見た「大福にお湯を注いで簡単おしるこ」を試す予定にしていたのですが(花子は大福、ハガレーナは最中、私はきんつばを用意してスタンバイしていたのですが)、お湯が無くなったのでできなくなりました(涙)

とはいえ、ポカポカした陽射しの笹原でお昼休憩していると、幾人かのハイカーが、「良いところ見つけたね~😃」「気持ち良さそうだね~😃」と言いながら、前を通って行きました。

山頂は風が強かったし、岩だったり泥土だったりするので、ランチをするなら、ここ、おすすめです(^-^)

出発前に富士山と二人。

富士山が薄~くなっちゃいましたが、富士山と三人。

45分程ランチ休憩して、12時ちょうどに出発です。

笹原を少し下り、森に入って行きます。

倒木が多いですが、行程が短いですし、小金沢山手前の森よりは明るくていいです。

花子が「少し食べ過ぎた~(涙)体が重い~(涙)」と言いながら登っていました。

森を抜けると再び開けた楽しい笹原となり、展望こそないものの、楽しい笹原歩きができます。

この道は広々として、快適でした。

ここからひと登りで山頂です。

12時24分、山頂に到着しました。

牛奥ノ雁ケ腹摺山(1990M)です。

こちらにも例のQRコードがありました。

そして、みやっちさんがブログに書かれていた暗号文のような山名のアルファベット表示。

なるほど👀

確かに暗号に見える(笑)

ここで花子のお父上からメールが来て、このコースは39年前に歩いたことがあるのだそう。

当時小金沢山、牛奥ノ雁ケ腹摺山から黒岳、湯ノ沢峠へと歩き、蘇我塩鉱泉に下られたとか。

ロングルートですね~!

花子のお父上は、大学時代から現在まで、50年以上山を歩き続けているベテラン中のベテランです。

私も高校からずっと続けていれば、今ごろはテント泊縦走などもできる猛者になれていたのだろうか?

大学でヨット部に入り、その後も海に関わっていましたから、山への足が遠退き、ブランクが空いてしまったことが悔やまれます。

そんな事をおもいながら富士山を眺めました。

今日の富士山は一日中雲がかかることがなく、その秀麗を薄~いベールか御簾かすりガラス(何が一番ピッタリくるのか?)越しに見ることが出来ました。

少しだけ雲がある方がクリアに見えるのでしょうね。

バスの時間もありますので、12時30分、下山開始です。

さらば、牛奥ノ雁ケ腹摺山。

(振り返って)

ここからはみやっちさんのブログにも多分載っていないルート(何度も登られているかもしれないのでもしかしたらあるのかもしれませんが)です。

人気のブロガーの皆さんは、健脚の方が多いので、ここから更に黒岳方面へ縦走されたりします。

私たちのような体力に自信のないお気楽隊は、ブログを参考にしつつも、そのすべてを歩き通すことはできないので、いつもショートカットルートを考えなくてはいけないのです。

なので、ブログでまだ見たことのない未知のルートが始まります。

笹原を下り始めると、いきなりとても面白い景色が広がります。

一面に広がる枯れ木の林。

北八ヶ岳でよく目にする縞枯れ現象でしょうか?

それとも台風などの塩害にでもあった?

理由は分かりませんが、山頂直下は広範囲に枯れ木の森になっています。

死の世界のようにも見えますが、枯れ木の間に大菩薩湖も見えますし、歩いていて何とも不思議で楽しい道でした。

枯れ木の森を下って少し登り返します。

西側の展望がひらけたパノラマ台です。

スマホの写真では伝わりにくいと思いますが、肉眼で見ると、美しい冬枯れの森が広がっていました。

美しい展望とはここでお別れ。

いよいよ下りになります。

次の車道まで40分程。

バスの時間がありますからどんどん下りましょう。

結構な急坂なので、転ばないように、いきなりペースが落ちます(涙)

登りは嫌いだけど、下りは苦手です。

じゃあ何で山に登る?と言われそうですが。

ずーっと山頂か稜線がいい(笑)

「でも苦労して登らないとつまらないんだよね、私たちってワガママよね~」などと話しながら下りました。

楽勝が大好きだけど、ちょっと苦しくもないとつまらない。

矛盾してますよねぇ。

「山に登る人はみんなMなんだよ」とウォーリーに言われました(笑)

森をしばらく下っていくと、展望の良い場所に出ました!

大菩薩嶺、大菩薩湖、林道も見えます。

向こうの高い山は何でしょう?

アップにして右からターン。

花子が写真を父上に送って確認してもらったところ、正面の山は金峰山でした。

この写真を拡大すると、五丈岩が見える気がします。

ここで、花子と山座同定していると、後ろでいつも冷静なハガレーナが「バスの時間、大丈夫?」と。

あっ、忘れてた!

何かに夢中になると、すぐに大切なことを忘れる(涙)

車道まで出て、そこからバス停まで30分かかるので、バスの時刻が2時10分として、逆算すると1時30~40分には車道まで降りておきたい!

この時1時25分位だったので、急がないと!

慌てて歩き始めます。

前方に何か標識が現れました。

どうやら右手の柵を開けて若木の植林帯の中を下って行くようです。

私たちと同じバスを利用するものと思われるカップルが、少し前に私たちを追い抜いて先に降りて行ったので、フェンスを反対側から紐で結んでいて、紐をほどくのに手間取ります。

「え~!これを開けるの~?」などと騒ぎながら、紐をほどきますが、気持ちが焦っているので、余計にうまくいかない(涙)

こんな感じの斜面です。

前方に車道が見えます。

先に行ったカップルがフェンスから出る所だったので、開けといて~!と思いましたが、叫ぶこともできず、、。

またまたフェンスを開けなければいけません。

今度は三ヶ所、しっかりと止めてあります。

フェンスを出てから、今度は大慌てで花子とハガレーナが紐を結んでいるところ。

車道で二人を待ちます。

この時時刻は1時32分。

この後の道はコースタイム30分なので、2時10分のバスにギリギリ間に合うかどうかというところ。

急ぎましょう!

このまま車道を歩くのかと思いきや、ショートカット道があるので、そちらに入って行きます。

またまたフェンスの中に入るのかと焦りましたが、今度はフェンスに沿って外側を下っていく道でした。

あの先からフェンスを離れます。

道が途中からいきなり林道になりました。

林道に横から合流するのかと思っていましたが、山道がそのまま広くなり林道に変わるようです。

小走りで黙々と行きます。

普通ならもう登りもなくなり、一日の思い出など喋りながら、のんびり下ることが多い林道歩きですが、皆内心必死です。

歩ける最大スピードで黙々と。

振り返ると歩いてきた植林の斜面が見えました。

1時50分、ゲートを通ります。

(振り返って撮影)

広い車道に出ました。

ここで右に行くのか左に行くのか少し迷いました。

ちょっと前まで「←バス停」の看板がちょこちょこあったのに、車道に出ると何の標識もありません。

右に行くと登り、左は下りとなっていますが、自分達が地図上のどの地点に出てきたのかはっきりわからなかったので、ちょっと迷いました。

「なんで急に標識が無くなるのよ~(涙)」

「不親切だよね。ここにこそ標識が必要だよ~(涙)」などと話しました。

地図を見なおして、多分左手だ!と思い、下りの道を駆け下ることにしました。

向かう先はすずらん昆虫館なので、私はてっきり少し町になっているのかと想像していました。

行けども行けども全く町らしき気配にならないことを不安に感じならが走ります。

一本遅らせてもまだバスはありますが、今日は一日タイムスケジュール通りにやってこれたので、これで最後目の前でバスを見送るなんてことになるのは嫌だと思い、皆頑張っていました。

私も走っているつもりなのですが、多分縦に揺れているだけで前に足が伸びていないので、ザックがガチャガチャいうばかり。

音だけは賑やかに走っているつもりの私の横を、ハガレーナが早歩きで抜き去ったのはショックでした(涙)

ゲート通過から13分。

2時3分にバス停に到着しました。

間に合った~!とほっとして時刻表を見ると、なんと2時16分でした。

やだ、間違えちゃった、ごめん。

ぜんぜん余裕だったじゃん。

すずらん館はこんな感じ。

町ではなかったです(笑)

ここでバスを待ちながらボーッと地図を見ていて、「ん?待てよ?私たち車道を歩いて(走って)来たけど、もしかして道を間違えてたかも!?」と気がつきます。

地図をよく見ると、ゲートの手前に左手に入る山道があるではないですか。

あれ~?そんな道あったかなぁ?

三人ともだ~れも気がつきませんでした。

石ぐるまに乗ったりしないよう、足下ばかり見て下ったので気がつかなかったのだと思います。

バス停の車道を挟んで反対側を見ると、真っ直ぐに下ってくる山道がありました。

あそこを下ってくるんだったんだ~(涙)

だから車道に出た所に標識が無かったのね。

不親切だなんて思ってスミマセン。

↑の地図の「◀️30」と書いてある辺りで車道に出ましたが、左手に赤い道があったみたいです。

私たちは赤い点々の書いてあるバスの車道を歩いたのでだいぶ大回りしてしまいました(涙)

この後2時16分のバスに乗り、15分かけて、上日川峠へと戻りました。

バスの車窓からは大菩薩嶺の峰々が鮮やかに見渡せ、つくづくキレイな山域だなぁと感じました。

最後は道を間違えたり、車道を駆け足したり(私がバスの時刻を勘違いしていたから)で少し疲れましたが、結果バス停着2時の予定にしていて、2時3分着だったのですから、今日は全て計画通りに歩き通せたと言えます。

展望も素晴らしく、楽しい初冬のハイキングとなりました。


上日川峠0717~(30分)~車道0747~(28分)~林道0815(7分)~(48分)~石丸峠0910~(15分)~天狗棚山0925~(21分)~狼平0946~(14分)~小ピーク1000(5分バナナ)~(26分)~ニセピーク1031~(13分)~小金沢山山頂1044(21分)~(10分)~笹原1115(45分ランチ)~(24分)~牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂1224(6分)~(13分)~パノラマ台1243~(49分)~車道1332~(18分)~ゲート1350~(13分)~すずらん館バス停1403


全行程 6時間46分

(うち歩行時間 5時間22分)

※参考(標準CTは 4時間50分)

歩数 18000歩

標高差 474M(1540M~2014M)

累積標高差 617M

パーティー 3名(コマクサとメイちゃんの合同チーム)


最後までご覧頂き、ありがとうございました❗

来週は姫と二人で浅間山か赤城山に行ってきます(^o^)/~~