50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、奥日光】亀しろコンビといく、庵滝・氷瀑。2023年1月29日(日)


奥日光・庵滝から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


ほぼ月定例会となっている亀しろコンビとの山行。

元々は浅間山外輪山を歩く予定でしたが、前日までの天気予報がテンクラC だったので、爆風も嫌だし、浅間山ガトーショコラが見られないのも残念過ぎるので、山替えすることになりました。

そこでウサ亀さんが提案してくれたのが、奥日光の庵滝。

まだとうしろさんが見たことないんですって!

私は、二年前にハガレーナとナースとイダブルーと一緒に訪れ、昨年ターボを連れて来ています。

なので今回は三回目となります。

前回は軽アイゼンで歩いたのですが、踏み抜きが多くて最後は足が棒のようになった苦い記憶が💦

しかも竜頭ノ滝上から歩いたので、距離も長めでヘトヘトでした。

しかし今年は多くの人に歩かれていることと、ここ数日雪が降ってないこともあり、どうやらチェーンスパイクで歩きとおせるようです。

しかも、毎年閉鎖されている赤沼の駐車場がオープンしているんですって!

どうやら試験的に除雪して開けてくれているらしいのです。

なので、赤沼から歩き出せますよ!


その日が近づくと、ウサ亀さんからこんなラインが、、。

「とうしろさんは肉巻き、ウサ亀はすいとんを作る予定ですが、お気楽は何か作るんですか?

、、、え?

亀しろ=作る人、お気楽=食べる人、、じゃダメな感じ???

そ、そうか、、亀しろコンビは毎回山飯をしっかり作る人たちですからね。

いつもいつもご馳走になってばかりじゃ申し訳ないか、、。

ということで、お気楽はデザートを作ることにしました!

いつも山での料理ではドタバタ劇場を繰り広げてしまうお気楽ですから、うまくできるか不安なんですけどね💦💦


7時歩き出しを目標に、6時半頃赤沼駐車場に集合することになりました。


道路が凍結していると時間がかかると思い、自宅を3時すぎには出発しました。

コンビニやトイレに立ち寄りましたが、6時には駐車場に到着しました。

徐々に夜が明け、男体山の向こうに美しい朝焼けを見ることができました。


《登山難易度 4》


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


今日のメンバーはウサ亀さんととうしろさん、お気楽からはイツメン三人です。

予定より少し遅れて7時9分に歩き始めました。

チェーンスパイクで歩いて行きます!

出発前に役場の職員の方に「どこから来たか?駐車場が開いてなかった時はどこに停めたのか?」など質問されました。

有料(500円とか1000円とか)でも良いので、来年以降も駐車場を開けて欲しいとお願いしておきました。


あれあれ?

ウサ亀さんは重いリュックを橇に載せて引っ張り始めました。

水色のウサ亀さん愛橇は、「雪亀号」というらしい。

「お気楽の荷物も載せてよ~」と言ってみたけど、完全無視でした。

ウサ亀さんは時々、めっちゃ耳が遠くなる体質らしい。


赤沼のトイレは開いていました!

トイレ休憩のウサ亀さんを待っているところ。

お気楽は万が一を考えて、竜頭ノ滝のトイレに立ち寄ってきました。

なんか、とうしろさん、、スナイパーみたいじゃないですか?

このまま戦争映画に出演できそう(笑)


ウサ亀さんが犬の散歩をしているように見えて笑ってしまいます。

「雪亀号」はいつの間にか「ポチ」と呼ばれるようになりました(笑)

平らな所は大人しく付いてくるポチですが、少し凸凹しているとストライキをおこし、下りではウサ亀さんより先にどんどん走っていくので、初めのうちは扱いに苦労していました(笑)

そんなウサ亀さんとポチを先頭に、いつもの順番で歩いて行きます。


最後尾のとうしろさんを激写しようと、ハガレーナが度々振り返って写真を撮るのですが、決して顔を記録に残さないとうしろさん、、必ず下を向いているのですよ(笑)


戦場ケ原が見渡せる場所までやってきました。


ハガレーナと私。


やらせ感満載ですが、、自衛隊募集のカレンダーっぽく。

ターボが大きく写り過ぎないように、ウサ亀さんが雪を掘ってターボの立ち位置を決めてくれました(笑)


小田代辺りからはしばらく車道歩きです。

雪はうっすらですが、凍結しているので、チェーンスパイクが威力を発揮!

ウサ亀さんのポチ散歩は継続中です。


弓張峠をこえ、庵滝へ向かう森の入り口までやってきました。

ウサ亀さん、ついにポチとリュックを背負うことに。

一昨年と去年訪れた時はわかんを持っていなくて、ここからズボズボ踏み抜きが始まり大変だった記憶がありますが、今日はよく踏まれているようです。


ここは一昨年、まきじーのさんとゆずさん、おちゃださんとマルちゃん達と出会い、ヤマッパー祭りをした場所ですね。

あの時は大騒ぎでした。

なんだか懐かしいなぁ。

あれからそれぞれ色んな事がありました。

マルちゃんは骨折したし、私は左膝を大怪我しました。

みんなそれぞれ新しい出会いがあり、どんどんレベルアップしていますが、お気楽だけは何も変わりません(笑)


真っ白でキレイ斜面があったら、どうしてもこれをやりたくなる(笑)

白ウサギと黒ウサギがジャーーンプ!!


こんな人型ができました。


ウサ亀さんのデスマスク完成~⤴️


目的地の庵滝が見えてきました!

途中にリュックをデポして側まで行ってみます。


おおぉ、過去最高に育ってる!

ブルーアイスも美しいじゃないですか。


左手も岩壁から染み出した氷のカーテンになっています。


(左上)正面中央の分厚い氷。

(左下)滝の裏側もこんなに育っています。

過去二回来たときは、ここは空洞でした。

(右上)氷のカーテンが青く輝いています。

(右下)中央の氷を裏側から見たところ。


ウサ亀さんが右手の斜面に登って上から撮影してくれました。

赤いジャケットのハガレーナの前に庵滝本流があります。

大きな大きな薄氷のドームを水が流れる音が響いていました。


(左)上の方にはクラゲの形がいっぱい!

(右)それを口を開けて見上げる面々。


(左)本流が流れる氷のドーム。

昨年はこのドームの氷が割れていたのですが、今年は見事な造形です。

ハリウッド女優のシャワールームみたい!、、と言うと、、、

(右)ウサ亀さんが覗き込んでいました(笑)


みんなで自撮り!

イェー~ーい!


、、、で突然ですが、、

とうしろさんのしょんぼりした後ろ姿をお届けします。

庵滝を後にし、下山している時のひとこまです。

なんでしょんぼりしているかって???

それは、、、


ウサ亀さんはこんなに上手に橇遊びができるのに、、


とうしろさんの橇はちっとも滑らないんですもの。

一生懸命両手に持ったストックで漕いでいましたが、すぐに止まってしまうのですよ(涙)

座って漕いで止まって立ち上がって、、それを大きなリュックを背負った状態で何度も何度もくりかえしたので、疲れはててしまったようです。


「もう座る気にもならない、、」というとうしろさんの呟きに爆笑するお気楽隊(笑)


大人しく歩いて帰りましょ。

こっちの方がずっとずっと楽ちんです(笑)


とうしろさんの橇がいかに滑らないか、、ハガレーナが実験してました(笑)


久しぶりにハガレーナのシータ写真!

辺りの苗がイガグリ頭みたくなりました(笑)


そして、小田代まで戻ってきました。

少し風がありましたが、ここでランチにします。


お気楽が作るのは、餅入りぜんざい。

ターボが餡を作り、私が餅を焼き、ハガレーナが皿に盛り付けしました。

整然と仕事しているように見えますが、実は「早く、早く、水をいれないとあずきがこげる!」「焦げた!焦げた!餅が焦げた~っ!」「飛ぶよ、飛ぶよ、早く載せないと皿が飛んじゃうよ~」などと大騒ぎしなから料理(?)しております。

お気楽はなんで黙って仕事ができないんだろう??


こちらは黙々と作業する亀しろコンビ。

彼らの料理は毎回ホントにスマートで、しかも手がこんでいて、味も天下一品なんですよ。


こちらが完成品。

左上がウサ亀さんの「すいとん」。

右上がとうしろさんの「肉巻き」。

下がお気楽の「抹茶」と「栗ぜんざい」です。

おてもとに「お気楽庵」と書いてあるの分かりますか??

庵滝と高級甘味処をかけて「お気楽庵」としてみました(笑)

紙皿に窪みが5つもあったので、ウサ亀さんに「5つもスペースがあるってことは、ここにぜんざい以外の何か乗るってことなんですね??他にも作るんですか?」と言われてしまいました(笑)

いや、いや、お気楽はそんな器用なことはでけまへん。

メインはぜんざいオンリーで、ひとつは抹茶、そして上の3つに何を置くか考えて、野沢菜と昆布まではすぐに思い付いたのですが、最後のひとつが思い付かなくて「イチゴ🍓でいいや、イチゴ🍓で!」となりました。

彩りね、彩り😁

栗の黄色と、野沢菜の緑と、イチゴの赤。

なかなかに彩り豊かでしょ??(自画自賛)

後日とうしろさんが「埼玉でもなかなか予約の取れない『お気楽庵』の高級ぜんざいを食べれて感激でした」と言ってくれました。

嬉しいねぇ、、とうしろさんのそういうところが好きよ😍

なんてったって、1日限定5食ですから(笑)


そして、最近寄居の隣町(深谷市花園)にできたアウトレットで購入した、Lindtのチョコを男性二人にプレゼントしました🎵

バレンタインチョコだよ!

ウサ亀さんの👼と😈が「これは本命か?それとも義理チョコか?」と話していましたが、もちろん「本命」に決まってるじゃないですか!

お気楽一番のお気に入りの二人ですから♥️


食後、側の林で、5人で手をつないで、スカイダイビングポーズしてみました。

シータで撮るとこんな風になります。

回りの木々がちょっとうるさい感じになっちゃった。

これは再挑戦の必要ありですね!


では再び歩き出します。

亀しろコンビはチェーンスパイクをスノーシューに履き替えて、あえて踏み跡のない雪原を歩きます。

お気楽はスノーシューは持っていないので、踏み固められた登山道を行きます。


朝も眺めた戦場ケ原展望台。

朝よりも視界がクリアになっております。

ウサ亀さんが太郎山に登った時のルートを教えてくれているところ。


スノーシューならどこでも歩けちゃいます。

バフッバフッと音をたてながら新雪を歩くのは楽しそう。


ウサ亀さんは意気揚々としていますが、とうしろさんは若干お疲れのご様子。


お気楽は今日は踏み抜きゼロだったので、ほとんど疲れませんでした。

とうしろさんみたく、立ったり座ったりもしなかったしね(笑)


森の中を歩く二人は水色と黄色いランドセル背負った小学生みたいです(笑)


この方は最後まで元気いっぱいでした。

ポチの散歩から始まって、デスマスク作り、氷瀑見学、橇遊び、スノーシュー歩きと、雪国遊びを満喫していました。

最後は変な動物に喰われそうになってましたけどね(笑)


そんなウサ亀さんを黙って眺めるとうしろさん(笑)

もう疲れはてております💦💦


湯川を渡る橋の上でシータ撮影。

最後まで青空でした!


もう新雪はいいや、、とスノーシューで登山道を歩くとうしろさんの足取りは重い(笑)




今回も良く遊びました!

この短い行程で休憩時間が2時間半ですからね(笑)


亀しろコンビとのコラボももう6回目でした。

好奇心旺盛で少年のようなウサ亀さんと、いつもブツブツ「自分なんて◯◯ですよ」と呟いているとうしろさん。

二人の対比が面白くて、お気楽はいつも笑ってしまうんですよ。


今回、浅間山外輪山に行けなかったので、次回のコラボでリベンジすることになりました。

次こそはお二人と一緒にガトーショコラを眺めたいです。

はてさて、今度は何を作りましょうかね??

お気楽屋台か、お気楽軒か、カフェドお気楽か、はたまたビストロお気楽か、、??

寒い季節の山飯は極力避けてきたお気楽ですが、今回「お気楽庵」を思い付いたことで、今後どう工夫するか考えると、ちょっとワクワク🎵

少し楽しみになってきました(単純)😁


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【群馬、榛名】初めての二ツ岳とオンマ谷。2023年1月21日(土)


二ツ岳(雌岳)山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末のメンバーはハガレーナと私の二人。

二人だとアクシデントが起きた時に大変なので、安心安全な山域を選んで出かけることにしています。

今回は榛名山の二ツ岳に登ってみることにしました。

多くのハイカーは水沢山と絡めて、標高差1000M超えのルートを歩いているようですが、私たちはいつものように楽勝コースにします😅


相馬山や臥牛山に登った時に利用した、ヤセオネ峠の駐車場からスタートする周回コースです。

一部凍結箇所があるかもしれないので、チェーンスパイクをリュックに忍ばせて歩いてきます。


⬆️こちらは昨年末にハガレーナと花子と登った臥牛山から見た二ツ岳(雄岳・雌岳)です。


臥牛山から見て気になっていた二ツ岳、、山頂からは大展望みたいですし、オンマ谷というなんだか気になる名前の谷を歩くのも楽しみです😁

どんな山なのか、お気楽初の二ツ岳、、、

ワクワクしながら行ってきま~す!


《登山難易度 2》


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


自宅を6時半に出発し、一旦登山口駐車場を行き過ぎ、榛名湖畔のトイレに立ち寄ってから引き返しました。

トイレは各所冬季閉鎖中なので、榛名湖畔の「湖畔の宿記念公園」のトイレを利用します。


8時出発を予定していましたが、大幅遅れで、8時47分歩きだしでした💦


はい!ひま総隊長、登場!!(笑)

4代目になるお気楽ニューバッジをハガレーナにプレゼントしました。

このバッジを見かけたら、声を掛けてくださいね~⤴️


(左上) 関東ふれあいの道の看板の所から歩き始めます。

(左下) 車道を緩やかに登っていくと、道が右に大きくカーブした所に標識が現れました。

左手に伊香保温泉からの登山道がありました。

私たちはそのまま車道を進みます。

(右) 冬季閉鎖のゲートを過ぎると道は下り坂に。

ええぇ、下るの~(涙)

帰りに登るの嫌だね~と言いながら歩いております。


(上) かなり下ってますよ~⤴️

どこまで下るんだ~い??

(下) 行き着いた先は行き止まり。

キャンプ場みたいな雰囲気の場所にたどり着きました。

ここは伊香保森林公園というようです。


(左) 左手の木の橋を渡って、ようやく登山開始です。

(右) 雄岳まで直登なのかと思っていましたが、右手から巻いて登っていくようです。

自然石がなんとなく階段のようになっています。


二ツ岳の北東面は伊香保温泉へ裾野を拡げていますが、南側は周囲をぐるりと谷に囲まれているんですね。

その南西面にある相馬山・ヤセオネ峠と二ツ岳との間にある谷を「オンマ谷」と呼ぶようです。

オンマ谷って、不思議な名前ですよね。

後半でこの名前の由来が明らかになります。

ちなみに、赤いマジックの線は今回も含めてお気楽で歩いたことがあるルートです。


こちらは雄岳・雌岳を結んだ線を底辺とした三角形の角にある「孫岳」へのルートです。

「子」ではなく何故に「孫」なんでしょうね(笑)

道がうっすら見えて行けそうな雰囲気でしたが、YAMAPにルートがなかったので、やめておきました。

するとヤマッパーの「いっけんさん」からコメントが来て、「孫岳からの眺望が抜群なので次回は立ち寄ってみてね」と言われました。

あちゃー、やっぱり行ってみれば良かった!


最後の登りに差し掛かると、左右に巨大な岩がそびえていました。

まるでミヒャエル・エンデの「ネバーエンディング・ストーリー」の「スフィンクスの門」みたいです。

少しでも怖じけづいたら、光線発射されて丸焦げになりますよ~😆


振り返ると大きな岩山が。

この時はあれが「雌岳」なのかと思って、「この次行くよ~⤴️」とハガレーナが指差しているのですが、多分これは「相馬山」だったのだと思います。


(上) 岩の多い山で、階段も自然石を利用していい感じの段差になっています。

結構登りやすいです。

(下) 山頂にある電波塔が見えてきました!

電波塔の場所が山頂だと思うので、左手にカーブして行きます。


(上) 電波塔の脇を通って山頂へ。

(下) 9時52分、山頂到着!

駐車場から1時間ちょっとかかりました。

山頂には祠や石灯籠があります。

うわわわわ、向こう側が開けて、景色が良く見えるじゃないですか!!


展望が開けている場所に大きな岩があり、そこに登って大展望を楽しむことができます。

左からターン!

左の大きな山は相馬山で奥に見えているのは氷室山などの榛名外輪山で、右手が榛名富士です。


真っ正面はこちら。

榛名富士にトランジットする形で浅間山の白い峰が見えます。

榛名富士の右手は烏帽子岳や掃部ケ岳などの外輪山です。

榛名湖外輪山はぐるっと周回することもできて、結構登ったり下ったり、歩きごたえのあるハイキングができるんですよね。


更に右に転じると、遠くに四阿山から草津白根山などの山並みが見えます。

手前の電柱が少々邪魔ですが😅

電波塔のある山なので、致し方なし。


ハガレーナが浅間山をつまんでみた!

来週、ウサ亀さんたちと行く予定なのですよ🎵

それまでにいっぱい雪が降るといいな。

当日はピーカンの晴れじゃないと嫌ですけどね(笑)


私は浅間山をぺちゃんこにしてみた!

うわっ、顔、まん丸やん、、はち切れそうになっております。

ヤバい、ヤバい、、我が家の体重計が壊れていて、しばらく計ってなかったら油断した!!

ダイエットせにゃぁ、、(涙)


雄岳の山頂標識が大展望と共には撮れない場所にありました(笑)


ではそろそろ次に向かいます。

あの電波塔の右奥にある岩場、、気になりますよね??

この時も気になって気になって仕方なくて、登ってみたいとハガレーナと話していたのですが、ルートがあるかどうかわからないし、あっても上級者向きだろうと思い近づきませんでした。

しかしYAMAP記事をアップすると、「孫岳」が大展望の山だと教えてくれたヤマッパーの「いっけんさん」から、「登れますよ~⤴️大展望ですよ~⤴️」と教えてもらえました。

やっぱり登れるのかーーっ!

こりゃ絶対リベンジせねばならぬ👊


(左上) 雌岳への分岐です。

(右上) 自然石を利用した階段を使ってドンドン下ります。

今日は雪や凍結があるかもしれないと思い、慣らしも兼ねて雪山用のヒールが固い靴を履いてきたので、岩場の下りで時々かかとを引っ掛けたり、躓きそうになったりするので、ゆっくり慎重に下って行きました。

(下) 鞍部を通過。

薄暗い日陰には雪が残っていました。

「避難小屋は50メートル先に移動しました」との表示があるので、「二ツ岳に避難小屋があるの!?それって必要!?」と話ながら歩いて行くと、、


「七合目避難小屋」という名前の東屋に到着です(笑)

雨はしのげるけど、風や寒さ、熊から避難できそうもないですよね、、こんな避難小屋じゃ😅

ハガレーナの靴紐がゆるんだので直しているところです。

避難小屋の側に《二ツ岳の説明》がありました。

・二ツ岳は那須火山帯の南端に位置する榛名山の寄生火山である。

・大昔は活発な火山活動があり、噴石は遠く福島県まで及んでいる。

・四季それぞれの美しさがあるが、特に冬の雪景色は「二ツ岳の雪」として、江戸時代は伊香保八景のひとつに数えられた。

・明治の文豪「徳冨蘆花」に愛され直筆の水彩画が残されている。


、、、雪景色の時が最高に美しいのですね。

榛名が白くなったらまた訪れよう🎵


雌岳は階段が整備されています。

とはいえ、段差が大きい💦💦


途中登山道を外れた所に面白い場所を発見!

大きな岩に挟まれ通路のようになっています。

右側の大きな岩がカエルの横顔みたいです。

このまま進めそうでしたが、登山道から離れていくと困るので先に進むことはせず、登山道に戻りました。


階段を登っていくと、岩の割れ目は登山道と平行に進んでいたようで、左手に大きく口を開けた岩の裂け目を見下ろせるようになっていました。

すごい、すごい、これって、地殻変動(地震?)で地盤がずれてパッカリ避けちゃったってことだよね???


その先には避けた地面の終点がありました。

まるでファスナーの端っこみたい。

ハガレーナがどんな穴になっているか見に行きました。


(左) 岩がゴロゴロと崩れて転がっている上に落ち葉がびっしり乗っかっています。

手前に大きく穴がありましたが、ハガレーナが「これくらいなら渡れるよ」と。

(右) 落ち葉を踏み抜いたりしないよう注意しながら覗いてみると、底はすぐそこにあり、、見上げると、、


空が見えました。

脆い岩盤が割れて剥がれ落ちているのがよく分かります。

ここから上に上がることもできそうでしたが、落石があると危ないので、覗いてみただけ。

大人しく登山道に戻りました。

ちょっとワクワクする体験でした🎵


(左) 再び階段を登っていきます。

端が丸太なので、凍っていたら注意が必要らしいです。

段差が大きく、丸太を越えるのに大股で登らなくてはいけません(涙)

(右) 最後はこんな素敵なツツジのトンネル♥️

春にはサラサドウダンが咲くようですよ。


そして、雌岳山頂に到着です。

大、大、大展望!!


山頂標識と。


右からターンします。

関東平野と多分寄居や秩父の山も見えています。

そして、右の端の方に富士山が見えるの分かるかな??


関東平野と遠くに筑波山。

手前の三角錐は水沢山です。


水沢山の左斜め上は裾野を拡げる赤城山。

左手は獅子岩で有名な子持山です。

上州武尊山は雲に隠れています。


子持山左手の三つコブは小野子山、中岳、十二ケ岳です。

上越国境は雪雲ですね~😆


中央の白い山は草津白根山。

左手の木立越しに見えるのがさっきまでいた雄岳です。


あまりの展望に感動して、ゆっくりすることにしました。

気温は低いですが、風が案外当たらなくてそれほど寒くはありません。

ハガレーナの差し入れのドーナツを食べて、小腹を満たし、30分ほど過ごしました。


雌岳から下ってきて、七合目避難小屋という名の東屋を過ぎると「オンマ谷」への道になります。


左手は大きな大きな岩盤が剥き出しになっています。

冬枯れの小道はお昼の日が良く当たって、とても気持ちいいです。


(左上) 苔がとって可愛いかった😍

(左下) あそこにも洞窟みたいな岩の裂け目がありますよ!

洞窟探検する勇気も技量もありませんが、怖いもの見たさで、ちょっと覗いてみたくなるんですよね。

(右) ハガレーナの靴が落ち葉に埋もれました。

この辺りはフッカフカの落ち葉絨毯でした。


分岐に着きました。

(左上) 現在地が印されています。

(左下) 水沢山方面への道です。

とってもいい雰囲気♥️

ちょっと歩いてみたいけど、またの機会にしましょうね。

(右) 私たちはこちらへ。

急峻な相馬山へ向かって歩いて行きます。

オンマ谷は孫岳の裾野を回り込むような形で形成されています。


(左) キャー、滑った!!

落ち葉の下がガッチガチに凍っています。

こりゃ危ない💦

(右) リュックに忍ばせてきたチェーンスパイクを装着しました。


(左) 落ち葉の上に雪が積もっているので、人の歩いた場所だけ雪がとけて落ち葉が顔を出し、道の形が良くわかります。

なんだか楽しい😃🎵

(右) このオンマ谷は両側を相馬山と孫岳の高い壁に挟まれ、日中でもほとんど陽が射さないんですね。

この時、時刻は12時55分。

真っ昼間ってやつですよ。

目指す峠(?)には陽が射していますね。

暖かそう~😆

ここは底冷えしてますよ~😖



おっ、《オンマ谷の由来》が書いてありますよ!!

・ここは榛名カルデラ火山の爆裂口で、太古の噴火の様子を相馬山の断層にしのぶことができる。

・鎌倉時代の土豪「相馬小次郎師常」が相馬山山頂に遠見番所を置き、馬で訪れた所、ここから先が急峻になるため、この原に馬を置いたことにより「御馬谷」と呼ばれるようになった。

・相馬山は「総魔山」と呼ばれ、硫気を吹き出す火口だった「魔の谷」から「御魔谷」と言われたとの説もある。


、、、なるほど~⤴️

「お馬谷」や「魔の谷」から来てるんだね~⤴️


確かに左手の壁はまるで屏風のようですから、とても馬では登れないですよ。


そして、かつて爆裂火口だった名残りでしょうか?

積み重なった大きな岩たち。

「魔の谷」と呼ばれた「オンマ谷」は今も日の射さない静かでちょっと不気味な雰囲気があります。

一人だと心細いですが、ハガレーナと二人なので、ちょっとドキドキしながら、チェーンスパイクでザクザク歩きました。

春から秋には熊との遭遇率も高そうな気がしますよ😱


道は徐々に登りになっていきます。

岩はみな苔むしていて、北八ヶ岳の双子池付近の森に似ていました。

ハガレーナが今日不参加のターボにこの写真を見せて「ここはどこでしょ~か??」と言うと、ターボから「北八ヶ岳??」と返事が来ました。

ブッブー-、、、だけど、ある意味ピンポーン💡

そう答えて欲しかったのよ(笑)


太陽の光が届く高さまでやってきました。

背中に当たるお日さまが暖かい☀️

そして、日が射すエリアになった途端に、ツツジのトンネルが現れます。

魔の谷から抜け出し、桃源郷にたどり着いた気分(笑)

「オンマ谷」のこの対比にハガレーナと私は胸キュンでした。

なんか、いい!、、オンマ谷!(笑)


(左) ツツジのトンネルを登っていくと、「くま出没注意」の看板がありました。

やはり!

あの谷は熊の生息エリアですよ、多分。

歩く時は賑やかに行こう🎵

(右) やがて広い場所に出て「オンマ谷風穴」がありました。

いくつも岩の割れ目があり、手や顔を近づけてみましたが、夏じゃないとよくわからないですね。

(下) なんと、トイレがありました!!

ハガレーナが覗いてみると、ポットんでしたが、とても清潔だったそうです。

伊香保森林公園なので、ちゃんと整備してくれているのですね。

夏ならこの辺りまで車で入れるのだと思います。


(左) 最後は車道の登り💦

行きに下りましたからね、、そりゃ最後は登ります(涙)

車道歩き、、しかも最後の登りで、テンションただ下がりの私でした(笑)

(右) 昼頃には下山予定でしたが、思っていた以上に見所沢山で、いっぱい遊んだので、駐車場に帰り着いたのは午後2時近くになっていました😂


二ツ岳、、初めて訪れましたが、とってもいい山でした。

以前相馬山に登った時以上の楽しさでした。

お気楽オススメの山がまたひとつ増えました。

ターボや他のメンバーを連れて再訪したいと思います!




お昼は湖畔の食堂で、「とろろ御飯定食」をいただきました。

とろろたっぷりで、ワカサギのフライも美味しかったです。


そして、帰りに立ち寄ったのは「ばんどうのゆ」。

露天風呂からは上州の山々を見渡せ、とても気持ち良かったです。

結局夕焼けが見えるまでゆっくりしました。


帰路の車から見えた榛名山。

中央が水沢山、その左手の低く見えるのが二ツ岳、その隣の左に曲がった三角が相馬山だと思います。


楽しい一日でした!

榛名に雪が降ったら、この冬の間にもう一度登ろう🎵


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【お知らせ】YouTube《山歩きJP 》の最新版がアップされました。

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


娘たちが運営するYouTube《山歩きJP》の最新版がアップされたので、お知らせします。



今回は北八ヶ岳の北横岳にスノーハイクに出掛けた時の様子です。


雪をかぶったシラビソの森。

歩き始めは曇り空でしたが、、


最後は八ヶ岳ブルーを見ることができました。


ジュンは雪が似合う🎵

とっても楽しそうでした。

ユウは寒そうでしたが(笑)



【北横岳】登山初心者の女子2人が八ヶ岳ブルーを求めて雪山歩き | SNOW HIKE


お時間ある時、ご覧くださいね!


今後とも《山歩きJP 》をよろしくお願いします。


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