50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、野反湖】亀しろコンビとのコラボ。雨予報の日は野反湖畔へ。2023年7月9日(日)


野反湖畔、キスゲの丘から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。



1~2ヵ月に一度の亀しろコンビとのコラボ。


どうやらこの日曜日は全国的にお天気ビミョーな予報です(涙)

なんか、亀しろコンビと歩くとき、カッパが登場することが多くないですか??

もしや、二人のうちのどちらかが雨男なのか!?

いやいや、そういうことではなく、亀しろコンビとのコラボは日曜日限定なので、悪天候でも土曜日に変更するって事ができないからなんですよ。

ま、何しろまだ梅雨明けしてませんしね。

雨予報は仕方ない。

ではどうしましょう??


少し悩みましたが、

雨でも楽しめる場所として、お気楽定番の野反湖畔を提案することにしました。

亀しろコンビは野反湖は初めてだそう。

気に入ってくれるといいなぁ~😆


自宅を4時に出発し、野反峠に到着したのは、6時半頃でした。


《登山難易度 5》


※距離が長いので、難易度高くなりましたが、体感的には難易度2くらいです。


亀しろコンビと合流し、7時過ぎに歩き出しました。


早朝の野反湖(1561M)。

先日白砂山に登った時は、湖畔がレンゲツツジのオレンジに染まっていましたが、今はノゾリキスゲの黄色が目立つようになっていました。

それにしても、水が少ないですよね、、梅雨時なのに。


左に目を転じると、キスゲの草原の向こうに群馬の山々が。

榛名山と赤城山です。


雨が降っている中でのスタートとなりました。

カッパを着て、ザックカバーをざっくりかけて(ターボ)の山行です。

まず目指すのは、弁天山。

わずかに約100Mの登りです。


弁天山(1653M)に、あっという間に着いちゃった。

山頂にあった弁天様、、まるで古い石造りのように見えますが、実は御影石で作られていて、全身苔が生えているのです。

それを見たとうしろさん、、「Cコードおさえてますね」🤣


小雨の中、滑らないように注意深く急坂を下る💦


カタツムリも元気に動き回る雨模様。

登山道には前を行くターボの滑った跡が何度も現れ、その度にとうしろさんが「番号札立てときました」🤣

この方は発想が面白いのですよ(笑)

そこからは「札を立てるならそれぞれのイメージキャラクターでいこうよ」となり、それぞれのイメージキャラクターを考えながら歩くことに。

ウサ亀さんの「ミュータントタートルズ」は文句無しなのですが、私はなぜかニモに出てくる「ドリー」に。

忘れっぽいのが共通項みたいで(笑)


展望地に出ました。

浅間隠山、山頂を雲に隠した浅間山、草津白根山など見渡せます。

雨の割には視界がクリアで楽しいです。


登山道で見かけた花たち。

アヤメ、ハクサンフウロ、アザミ、コオニユリ、ギボウシ、、。

野反湖は周囲のダケカンバ林が美しく、秋には黄色く染まります。

それもまた見事なのです。


エビ山に登る前の鞍部(1533M)。

広々とした笹原です。

とても気持ちがいい。


直登の道をゼェゼェいいながら登っております。

カッパを着ていて、めちゃくちゃ暑い💦

振り返るとこの景色なので、度々立ち止まって眺めを楽しみました。

真ん中に見えているのは、八間山です。


濡れてズルズルする急坂💦

途中四足歩行が必要なところもあります。

間違ってアザミを掴まないように要注意💦


雨が止んできました。

雨上がりの切れ切れの雲の間から見える下界。

草津の町も見えますよ。

そして、8時48分、エビ山(1744M)に到着しました。

鞍部から標高差200Mの直登でした。


山頂に着くと、雨はすっかり止んでいました。

雲は多いものの、結構視界がクリアなのが嬉しい😃⤴️


少し前からお腹が空いていたので、何か食べようと話していると、、

ウサ亀さんが何かしらリュックから取り出し作業を始めましたよ!


おおぉ、これはウサ亀さんのレポで最近見るやつだ~⤴️

コーンの中にクルミと小豆あん、カスタードクリームを入れて、、

汗だくで作業を手伝う(ただカップを倒れないように持っているだけですが)お気楽隊。

ターボ、潔いほどに汗だくです(笑)


完成~⤴️

スイカが冷たくてシャリシャリしていて、クリームやあんこは甘くて、とっても美味しかったです。

ウサ亀さん、ありがとう~⤴️


おっと、山頂標識で写真を撮るのを忘れるところだったぜ!!

本日の最高到達点で~す。


(左上)写真は斜め45度が一番いいんだとウサ亀さんのアドバイスをいただいたので、、

なんか、、変。

何しろ格好が田植え途中みたいですから、さまになるわけもなく。

(左下)笹藪からこんにちは!!

(右)からの~、笹藪千手観音!(初)


では、下山開始です。

キスゲの道を楽しく下る。


こんな景色を見ながらですから、楽しくないわけがない。

中禅寺湖もそうですが、湖が見える景色って、やっぱりいいですよね。

しかも標高が1500越えの場所にある湖ですから、空が近くて、まさに天空の水辺っていう感じなんです。


途中からは八ヶ岳の森のようなエリアになります。

苔がはえて、いい雰囲気。

そして、キャンプ場エリアへ。

湖畔に降りてみることにしました。


イエーーイ😃✌️

気持ちいいぞ~⤴️

ウサ亀さん、すっかり野反湖が気に入った様子。

ウサ亀さんが好きな日光白根山の瞑想の谷にも似た広々とした世界。

ここでランチにすることにしました。


今日はみんながそれぞれトッピングを持ちよった冷やし茶漬け。

鶏肉とキュウリの梅和え、ミョウガ、塩昆布、焼き明太子、焼き鮭、大根の漬け物、カニカマ、ミニトマトのオリーブ漬け、、

なんと豪華なお茶漬けでしょう!

めちゃくちゃ美味しかったです。


しかも目の前にはこんな景色。

ちょうど太陽が雲に隠れ、湖畔を渡る風は涼しく、最高のランチタイムとなりました。

正面の放水堰からドードーと水が流れ込んでいますよ。

もしや、ランチ中にここも湖になっちゃうかもよ、と冗談を言って笑いました。


では午後の部スタート。

アヤメやイブキトラノオに見送られて、再び歩き出します。


男性陣がトイレに行っている間、日陰で待機。

軽井沢のマダム風に写真に収まってみた。

ウサ亀さん、、「何かが足りない!」

どうやら、軽井沢婦人に必要な滲み出る気品が皆無らしいです。

いやま、カッパ姿ですからして、、。

私らもワンピース着れば、、きっと、、。


野反ダムの辺りまで歩いてきました。

このダム排水口はどこなんだろうね?と話し(多分ダムの端にあった建物がそれ)、とうしろさんが「このホースで放水してるんじゃないですかね?」と🤣🤣🤣

いやぁ、とうしろさん、おもろいわぁ。


しばらく車道歩き。

(上)白砂山登山口でもらった「県境ロングトレイル」の地図を見ながら歩くウサ亀さん。

二宮金次郎かよ!!

どうやら、ウサ亀さんの新たな「繋げる旅」候補に、この野反湖エリアが急浮上のようですよ☺️

楽しみだ🎵

(下)八間山登山口で水分補給。

扇子三人衆。

車道歩きはうだる暑さでしたから、扇子が手放せない!


では涼しい湖畔の道へ下りましょう。

(左下)エビ山が見えますよ。

(右下)青空が見えてきた!


楽しい湖畔歩き!

カラマツと、ノゾリキスゲ、コバイケイソウ、アザミ。


野反峠が近くなるにつれ、どんどん増えるノゾリキスゲ。

そして、青空キターーー!


キスゲとアザミ、キスゲとカラマツソウ。

湖畔の方へ少し入ってみる。


キスゲに囲まれて記念撮影。


野反峠が正面に。

キスゲとトラノオ、そして、野反湖、、最強コラボ。


いつもならまっすぐ野反峠に向かって階段を登って行くのですが、今日は右手の丘経由にします。

水量が少ないので、湖畔をショートカット。


この丘が最高に気持ちいいんですよ。

今はノゾリキスゲが満開です。

どこを切り取ってもポスターのような写真が撮れる🎵


(上)野反湖はやっぱり素晴らしい!

しばし眺めを楽しみました。

最後は晴れ間も見れて、青い湖面が素敵でした。

(下)野反峠の休憩所が見えてくれば、今日の旅は終わりです。





休憩所に着いたところでYAMAPは終了。


その後亀しろコンビは八間山斜面のコマクサを見学に行きました。

高山植物の女王「コマクサ」が斜面に沢山咲いていたそうです。


最後は駐車場でウサ亀さんの差し入れ「オールフリー」で乾杯!!


ウサ亀さんととうしろさんにとってお初だった野反湖周辺、、二人の感想が心配でしたが、結果的に「ここ、気に入った!」となりました!

良かった~⤴️

ウサ亀さんは空が広い所が好きなんですって!

確かに野反湖周辺は空が広い、空が近い、そして、上も下も青い、天空の楽園のような場所です。

観光客が少ないし、今日など登山者にすら会いませんでした。

(白砂山と八間山方面にはいたみたいです)

気に入ってもらえて、とても嬉しいです。

今後はロングトレイルを絡めた県境エリア開拓に忙しくなるんじゃないかな?

草津白根山まで是非縦走してみて!

そして、どんな世界だったか、後で教えてください!


思えば、朝歩き始めた時は雨が降っていて、こりゃ一日こんな感じかな?と思っておりましたが、エビ山に到着する頃には雨が止み、後半は晴れ間も見えるように。

後半楽し過ぎて、朝雨が降っていたことなど、とうしろさんは忘れてたらしいです(笑)

雨ならどこで取ろうかと心配していたお昼でしたが、涼しい風が吹く岸辺で絶景ランチを楽しみましたし。


結果オーライ、野反湖大成功!


楽しかった~⤴️


ウサ亀さん、とうしろさん、今度は9月かな?

また、よろしくお願いします。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

【新潟、魚沼】ヒメサユリを求めて鬼ヶ面山へ(お気楽チャレンジ第3弾)2023年6月25日(日)


鬼ヶ面山山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


ヒメサユリを見てみたい!!

何年も前から思っていた希望がようやく叶う時がきました!



⬆️ウキペディアより

ヒメサユリは学名がオトメユリ。


国際自然保護連合のレッドリストに指定されている絶命危惧種であり、日本特産のユリ。

ササユリに似ていますが、おしべの先が黄色くなっているのがオトメユリだそう。


⬆️南会津町のホームページより

ヒメサユリは6年目にしてやっと一輪の花をつけ、その後は一年に一輪ずつ花を増やすそう。


今日、どんなヒメサユリに出会えるのか楽しみです。


ヒメサユリと聞いて一番最初に思い出すのは、「浅草岳」。

お気楽も過去二回登っていますが、一回は真夏、もう一回は紅葉の秋だったので、ヒメサユリの咲くこのシーズンに訪れたことはありません。

浅草岳のヒメサユリも考えましたが、何しろ大人気で、あの巨大な駐車場がいっぱいになるほど人が訪れるのかと考えたら、週末登山が基本のお気楽としては気が重い。

なので、浅草岳には登らず、その隣にある鬼ケ面山に登ってみようと思います。

鬼ケ面山の稜線にも可愛いヒメサユリが咲くことをYAMAPで知ったからです。

浅草岳登山口よりはかなり標高の低い場所からのスタートとなり、距離・標高差ともにまぁまぁありますが、お気楽チャレンジ中ですから望むところです。

今回はハガレーナが地区の掃除当番で参加できないことがわかったので、久しぶりにマルちゃんを誘ってみることに。

6月は忙しいと言っていたけど、もしかして他の山がキャンセルになってるかもだしと思いダメ元でお誘いすると予定があったのは土曜日で日曜日なら🆗との返事が!!

やったー✨😍✨

元乙女三人でオトメユリ、見に行きましょ😘


マルちゃんに我が家まで来てもらい、自宅を2時に出発しました。


行きにトイレ休憩で立ちよった道の駅「いりひろせ」の側に素敵な池がありました。


「鏡池」。

女神が自身の姿を映して鏡の代わりにしたのだそう。

その後駐車場には5時半頃到着しました。


《登山難易度 8》

鬼ケ面山へは、六十里越登山口から登り、浅草岳までは行かず、鬼ケ面山の先の北岳で折り返すピストンコースの予定です。

ちなみに「六十里越」とは、、


⬆️魚沼市オフィシャルサイトより


確かに駐車場までほぼスノードームでした!

側には只見線の線路が右になり左になりしていましたが、結局1両も走行している列車を見ることはできず💦

1日数便なんですかね??

とにかく山深い場所です。


六十里越登山口駐車場があるのは、新潟と福島の県境にある国道252号のトンネル脇です。

トンネルを抜けると福島県只見町。


5時55分、六十里越登山口からスタートです。

最初ぐっと登って、その後緩やかな道に。

いくつか小さな沢を渡りました。


立派なブナの木!

森がみずみずしくて、とても美しいです。


最後尾を歩くマルちゃんが沢山素敵な写真を撮ってくれました。

ホウノキの木陰、水滴の縁取り。

ターボと私は登るのに必死(笑)


7時6分、マイクロ反射板のある尾根に乗りました。

登山口から1時間10分かけて、1.4km、標高差360M登ってきました。


マイクロ波を過ぎるとしばらく平らな道が続きました。

道の両側に花が沢山咲いていて、写真を撮ってばかりでなかなか進みません(笑)


(右上)可愛いかたつむり、、マルちゃん「ハムハム🐌」

(右下)これは覚えてるよ!!

マイヅルソウ!!

あとの2つは名前がわからず(涙)


小さな花がいっぱい!

図鑑で調べてわかったのは、右下がウツギかな?くらい(涙)


汗だく三人衆、、満面の笑みですが、、汗が顔面を滴り落ちております💦💦

何しろ蒸し暑い!


ターボの温度計を見ると、気温17度、湿度91%でした。

雪渓があると涼しい風が上がってきますが、その代わりにガスガスに。


間も無く南岳という斜面にはタムシバがありました。

満開なのですが、空が白いので、いまひとつキレイに撮れなかった(涙)

帰りに青空になっていることを期待しましょう。


登った先が南岳かと思いきや、まだ先があった!!

南岳の岩峰が目の前に!!

霧が薄くなると、、あ、山肌にヒメサユリが咲いてる!


アカモノとゴゼンタチバナ。

黄色いのはニガナ。


そして、一登りで南岳山頂に到着しました!

時刻は8時25分。

登山口から2時間半の道のりでした。

辺りは真っ白!!


そんな中でバナナ休憩しました。

そして、いよいよヒメサユリロードの始まりです!!


ピンクの妖精、ヒメサユリ♥️

黄色いおしべめしべが可愛いです。


辺りは霧に包まれているので、ヒメサユリだけが私たちに力を与えてくれます。


細い尾根道の両側に咲くヒメサユリ。

今までレポートで何度も見てきましたが、実際見た方が何倍も可愛かったです。


とても細い尾根で、足を滑らせたら100m以上滑落しそうな危なっかしい箇所もいくつかあります。

縦根っこに乗ったり、ザレた石を踏みはずしたりしないように気をつけて歩きました。

景色を眺める時は立ち止まって、、。


霧が時々流れ、下の方にある雪渓や谷を見渡せることもありました。

とても深い谷、、吸い込まれそうです。

谷の険しさとは対照的にヒメサユリは優しく微笑みます。


なんとも可愛い💠


V字に削れたいくつもの谷筋。

雪渓が残っていることで、より地形が際立って見えます。


少し晴れてきました!

光を浴びて、ヒメサユリのピンクが輝き始めました。


何枚も写真を撮ってしまう(笑)

鬼ケ面山まで最後の登り。


9時22分、鬼ケ面山山頂(1465M)到着です。

南岳から50分かかりました。


自撮りしようと苦労していたら、若い男性が「撮りましょうか?」と言ってくれました!

ありがとう~⤴️


雲が大きく動いていて、あと少しで浅草岳や田子倉湖が見えそうな気配。


今日は鬼ケ面山の先の北岳まで足をのばします。

可愛いヒメサユリがまだまだ見られますから。

前に見えるあのピーク、、まさか北岳じゃないよね?

ん?もしかして、あそこまで登るの??

結構遠いじゃないか!


次のピークで小休止。


やはりあれが北岳か、、

なかなかの急斜面直登のようです(涙)


(左)ツツジとヒメサユリの共演。

(右)北岳までは本日最大の傾斜。

よじ登る感じでした。

ここ下りは苦労しそう💦


10時8分、北岳の分岐に着きました。

ここから北岳へは左の藪の中に入って5分ほどらしいのですが、藪を掻き分けて行かなくちゃらしいので、やめておくことにしました。

ここで浅草岳方面から来た男性に浅草岳の山頂は大勢のハイカーで満員御礼だったと聞き、浅草岳にしなくて良かった~⤴️となりました。


マルちゃんが立っている場所から奥へ5分行った所が北岳山頂らしいです。

今日はここまで!

ここで冷やしぜんざい休憩しました。

あ、浅草岳と田子倉湖が見えてきた!


この稜線はどこも狭く、座ってランチできそうな場所はほぼありません。

行きに見つけておいた洞窟が空いていたので、ここの日陰でお昼休憩することに。

暑くて食欲がありませんでしたが、なんとか色々を詰め込みました。

途中下ってきた先輩方とご一緒し、冷たいキュウリの漬物などいただきました。


さて、下山開始です。

下りもやっぱりヒメサユリ。

6年目で一つ花を咲かせ、毎年一輪ずつ増えるというのですから、、

左下の株は11才ということになりますね。

毎年花を咲かせてくれて、ありがとう😉👍️🎶


下山時には気温21度、湿度82%になっていました。

やっぱり蒸し暑いです💦

振り返れば満員御礼の浅草岳。


霧が上がって、見通しが良くなってきました。

手裏剣の形の田子倉湖。

鬼ケ面山を通過し、すぐに南岳かと思いきや、結構あるわ😅

下の写真のピーク(雪渓のてっぺん)が南岳です。


(左)田子倉湖とヒメサユリ。

(右上)イワカガミもピンク色。

(右下)この子が一番キュートでした!


(左上)むむむ、この子は一体何歳なんだ!?

めっちゃ長老!!

(下)最後は見事に田子倉湖全体を見渡すことができました。


マルちゃん作品集。

(左)虫たちのレストラン。

(右上)毛虫もピンク色。

(右下)キミが食べたの?

マルちゃんの写真には愛がある気がする🎵


ベニサラサドウダン、モンローリップ、ギンリョウソウ。


さよなら、浅草岳。

また会いにくるよ!


手裏剣田子倉湖も!


南岳からはタムシバの道。

青空になって、美しさが増しました!


下りはほぼ写真を撮らず💦

急坂で私は三度も尻餅をつきました。

足が疲れていて、滑ったとき体勢を保てないのですよ(涙)

鉄塔三兄弟を通過!

この後マイクロ波反射板も通過し、、


ブナの巨木に見守られながら、、


14時21分、無事下山完了です!!



鬼ケ面山は初めてでしたが、待っていたのは絶景の連続の楽しい尾根歩きでした。

ヒメサユリもほんとに可愛かった!

皆さんが見に行きたく気持ちがよくわかりました。

距離10km、累積標高差1100mでヘロヘロ😰

こんなんで、妙高山、大丈夫か!?と再びなっております。


まだまだチャレンジが続くので、その様子を見てですね、、😅


マルちゃん、久しぶりにご一緒できて、嬉しかったです。

お気楽は遠征OKだよ!

また一緒に遠くの山に行きましょう🎵


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

【群馬・野反湖】初めての白砂山、大展望の尾根歩き(お気楽チャレンジ第2弾)2023年6月18日(日)


白砂山の稜線から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


秋の妙高山リベンジ登山に向けて、お気楽チャレンジ第2弾は、野反湖畔の白砂山です。


野反湖畔はお気楽のお気に入りエリアで、素晴らしい展望や咲き誇る花が魅力なのに、極端に人が少なく、静かな山歩きや散策を楽しめる場所だと思っています。

その野反湖エリアにある日本二百名山である白砂山は、一度登ってみたいと思いつつ、行程が長くて計画を立てては「やっぱり無理かも~😆」となっていた山。

でもこれを越えなければ、妙高山なんて到底無理!

なので、チャレンジしてみることにしました。

白砂山の有名な稜線は、日本海側と太平洋側へ流れる分水嶺でもあります。

分水嶺に目のないお気楽としては、楽しみてんこ盛りな山というわけ😁

今回はターボはお休みの回。

イツメン・ハガレーナと、花子と私の三人で歩いてきます!!


⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️


(山と渓谷社「関東百名山」より)


群馬県北西部の、長野県と新潟県との県境が交わる付近の山並みを上信越国境山群という。

登山者でにぎわう東の谷川連峰や、観光地になっている西の志賀高原と繋がっているものの知名度は低く、登る人の少ない静かなエリアだ。


白砂山はその上信越国境山群のほぼ中央に位置し、山頂は3県の県境からわずか200m

ほどしか離れていない。

しばらく前までは寂峰とされていたが、群馬県側山麓にある野反湖の観光地化が進むと同時に、登山道も整備されて登りやすくなった。

非常に展望がよいこともあり、最近は人気が高まっている。


自宅を3時に出発し、野反峠には5時半到着でした。

峠にあるトイレをお借りして、目覚め前の野反湖を眺めます。

ノゾリキスゲで黄色く染まる湖畔は、この時期レンゲツツジが咲くのですね。

キスゲのシーズンに来ることが多かったので、オレンジ色になった湖畔を見るのは初めてでした。

右に目を転じると、八間山。

あの斜面にはコマクサが咲いていることでしょう。

帰りに体力有り余ってたら、見に行こうと話しました。


車で登山口のある野反ダム側へ移動!

途中の道から朝日に照らされた草津白根山を見ることができました。

見た目だけだと、あっちの方が白砂山って感じがします(笑)


《登山難易度 8》


6時出発予定でしたが、わずかに早く5時55分に歩き出すことができました。


はじめは山腹をまくなだらかな道。

途中二ヶ所ほど沢を渡る場面がありました。

沢の水量が若干多い気がします。

不安定な板や、水をかぶった小石の上を渡るので、ハガレーナがストック登場させていました。


二つ目の小さな流れの手前がちょっと怖い((( ;゚Д゚)))

斜面に心細い踏み跡があるのですが、谷川に斜めになっていて、足を滑らせたら沢までずり落ちます💦

慎重に、慎重に。

(左下)6時49分、地蔵峠に到着しました。

登山口から55分かけて、距離1.2km、単純標高差で150Mほど登っただけです。

もちろんまだまだ先は長い!!

この地蔵峠はかつて草津と越後を結ぶ裏街道だったとのこと。

(右下)地蔵峠から30分程で、地蔵山到着です。

展望なしなので、そのままスルー。


シラビソ尾根を歩いています。

山の右を巻いたり、左を巻いたり、、

可愛いお花が咲いていました。

この時は名前がわからなかったのですが、帰宅して図鑑で調べると、、


マイヅルソウでした!

二枚の葉が左右段違いに開き、それを横から見たときに鶴の飛ぶ姿に似ているからだそう。

素敵な名前の由来ですよね。

これはきっと覚えられる!(笑)


ゴゼンタチバナも登山道にずーっとありました。 


そして、今回鮮やかだったのは、こちら!

真っ赤なサラサドウダン。

楽しくて何枚も写真を撮ってしまいました。


別名「フウリンツツジ」。

正に!!

辛い登りで私たちを癒してくれました。


樹林帯の登りが続きます。

足元の小さな花が唯一の慰め(笑)


こちらは花つきが悪いですが、多分「ツバメオモト」。

この後青色の実になるんですって!


三枚の葉っぱの「ミツバオウレン」。

反り返った花びらが、雪解けを待ってようやく花開いた喜びに小躍りしているように見えますね(笑)


これまた貴重そうな花発見!!

「イチヨウラン」ですって。

「イチョウラン」かと思いましたが、葉が根元に一枚だけなので、「イチヨウラン」だそう。

紫色の斑点がなんだか特別感マシマシです。


花に励まされながら、たどり着いた「水場分岐」。

時刻は8時15分、写真を撮りながらでしたが、地蔵山から1時間かかりました。

ここでバナナ休憩です。


広場から見えた野反湖と草津白根山。

左手は浅間山や篭ノ登山、湯ノ丸山などの山並みです。


では先に進みましょう。

(右)この辺りは先日まで雪が残っていた場所。

倒木があったりして、少し荒れ気味の場所もありました。


広葉樹はまだまだ新緑の雰囲気。

そして、8時55分、水場分岐出発から30分ほどで堂岩山(2051M)に到着しました。

登山口から4.3km歩いてきました。

展望はないのでそのまま先に進むと、、

(下)ついにラスボス現る!!

この時下山されてきた若い男性と会い、少し会話しました。

最後の登りがガレ場もありきつかったそう。

身軽で屈強そうな方だったので、そんな人でもきついの~😆と若干心配になりました。

あと、下山時の登り返しにやられます、、とのこと。

だよね、だよね、、なんかアップダウンありそうだも~ん😭

、、、といいつつ、「案外すぐ着くんじゃないかな?あの男性はペースが速かったからきっとバテたんだよ」などとお気楽に考えている自分もいました💦

何しろ山頂の場所を間違えていたのですから💦

下の写真の一番尖っている三角ピークを白砂山だと思っていたお気楽隊。

実は山頂は更にその奥のやつだったのですが、この時は知るよしもなく、、後で地獄を見ることになります(涙)


男性と別れて、すぐに展望が大きく開けました!!

うひょーーっ!

これ、これ、これ、これー⤴️

皆さんのレポで見るやつですよ!

これを見たくて、ここを歩きたくてやってきたのです!


八間山ルートとの分岐までやってきました。

この時はまだ体力的に余裕があり、なんなら下山は八間山周回ルートにする??などと話したりしておりました。

ハガレーナと花子は白砂山は樹林帯の地味~な山なのかと思っていたらしく、こんな展望のよい尾根歩きが待っているとは知らなかったらしいです。

なので、「いい意味で期待を裏切ってくれて、めちゃくちゃ嬉しい🎵😍🎵」と大喜びでした。

私としては、「え?知らんかったん??地味な樹林帯歩きだけだと思って、よくもこの山についてきたね」、、と思いました(笑)

だって、展望がなくちゃつまらないじゃあないですか!

私とターボが選ぶ山はみんな展望ありきの山に決まってるじゃあないのさ。

花を愛でたり、森に癒されたりするのはもちろん楽しいけど、それはあくまで前座、先付けですよ。

メインディッシュはやっぱり大展望!

これが一番大事。

それが楽しめる山なのです、白砂山は。


白砂山までの楽しい楽しい稜線歩き。

さっきの分岐が登山口ならいいのに、、って思います(笑)

標高2000Mにある池。

枯れることはないんですって。


中にはおびただしい数のサンショウウオの卵。

あ、大人(?)のサンショウウオもいましたよ!

手が可愛いですよね♥️


最高の稜線歩きが続きます。

下の写真のハガレーナが指差している場所が八間山分岐です。


風が強い!!

飛ばされそうになりますが、腰高までシャクナゲなどの低木があるので安心して歩けます。


肩身がせま~い道を歩いて、

9時26分、「猟師の頭」に到着しました。

ここで、おはぎ休憩。

埼玉県深谷市からやってきたパパと息子(小学5年)と出会い、おはぎのお裾分けをしました。

八間山方面から来たようだったので、「ここから見ると八間山へはアップダウンは多少あっても基本下りですよね?帰りは八間山コースにしようかと考えているんだけど」と伝えると「いや、結構エグい登り返しがありますよ」と言われ「まじ!?だったらやめておくか、、」となりました(笑)


猟師の頭からの展望。

もちろん360度大パノラマです。


奥には苗場山も見えました!

こんな近くに見えるんだ~⤴️

さすが、上信越国境の山ですね。


シャクナゲ咲く稜線小道を行きます。

この時もまだ正面のピークが白砂山だと信じておりました(笑)


シャクナゲは終わりかけでした。

こちらはアズマシャクナゲらしいです。


ダケカンバがグネグネとねじ曲がり、異様な姿に。

金沢レリーフというのは、この辺りで亡くなった方のレリーフが岩に埋め込まれている場所でした。


白砂山に向け最後の登り!!(と思っている)

ガレ場を行くのは、深谷市の親子です。

男の子が可愛かった🎵

それにしても、風が止むと、暑いです☀️😵💦


なぜか「オオカメノキ」がある場所に来ると、谷から涼しい風が吹き上げて、めっちゃ爽やか~⤴️


こちらは「ハクサンチドリ」。


「オオカメノキ」。

涼しい場所が好みなのでしょうか?

この木の側に来ると風が頬を撫でてくれました。


「コイワカガミ」。



あとちょっと、あとちょっと!と思いながら登っております。

振り返ると歩いてきた稜線が美しい。


ピークを越えると、、あれ?まだ先があるじゃん!となったのは言うまでもなし(涙)

暑い日差しを浴びて干上がりそうでした(涙)


やっとこさ、山頂到着!!

時刻は10時49分。

登山口から実に4時間50分もかかりましたよ💦💦

やはり白砂山は遠い!!


なにわともわれ、白砂山(2139M)登頂成功!!

たどり着けて良かった!

この後ランチにしたのですが、くたびれ過ぎて何度も大きなため息が出ました💦

暑さにやられるのよ~(涙)


山頂からは360度大展望!

(上)中央が砂武流山で2095M峰の奥に苗場山。

(下)ぐんま県境稜線トレイルが続き、その右手には上州武尊山、奥日光の山並み、赤城山。


AR山ナビで確認するとこんな感じで出ました。

何がなんだかですが、、まぁ、とにかくいろんな山が見えるってことです(笑)

ちなみに、、


《ぐんま県境稜線トレイルとは、、》

~山と渓谷社「関東百名山」より


ロングトレイルとは登山道や林道、古道などを結んで設定された長距離の自然歩道をいう。

景色を見たり山頂に立ったりするだけでなく、自然や文化、人々とのふれあいも楽しむスタイルだ。

はじまりは欧米だが、国内各地でもコース設定が進んでいる。

そのなかでも最長の約100kmの長さを持つのが「ぐんま県境稜線トレイル」だ。

これは群馬県と、新潟・長野両県との県境稜線が主要ルートで、スタートはみなかみ町土合、ゴールは嬬恋村の鳥井峠となる。

このうち三坂峠から白砂山までが未開通区間だったが、2018年の山の日に整備が完了した。

本書(関東百名山)に取り上げた山では朝日岳、谷川岳、仙ノ倉山、白砂山、四阿山の5座が含まれている。


山頂でランチしている時に、登って来られた男性が「あ、あの人たちめっちゃ有名な人たちだよ」と言っているのが聞こえ、「え?有名な人がいるの?どれどれ?」と振り返ると「お気楽隊の人たちだよ」と言われました。

え?

私たちのこと??

いやいやいやいや、決してめっちゃ有名ではありませんが、少なくともその男性は私たちをご存知の様子。

「どちら様ですか?」と聞くと、なんと、ターボ(YAMAPではやマダム)の相互フォロワーさんの「papeさん」でした!

おおぉ、そうなのですね、、残念ながら今日はターボは不在なのですよ~(涙)

ターボって、YAMAPの中でもダジャレを飛ばしているので、案外ファンがいるんですよ(笑)

「最近、おきラックポーズ、ババーンやってないですよね?」と言われました。

あれ、心と体に余裕がないとできないんですよ。

今日も手を挙げたりするのが精一杯💦


さてさて、下山開始!

帰りに写真を撮ろうと決めていたシラネアオイを撮っているところです。


斜面に薄紫色の大きな花が沢山咲いていました。


1科1属1種、日本だけの植物ですって!

そう思うと、より可憐に見えてくるから不思議。


この景色を見ながらの下山は最高に気分がいいです。

この後の登り返しを考えると気が重いけど😅


何度か登り返しを繰り返しました。

あのピーク下の分岐まで行けば、後は展望とはお別れ、森歩きとなります。


帰りは極端に写真が少ない!!

まぁピストンだからっていうのもありますが、虫がすごくて、それを払いながら歩くのに忙しく、とても写真を撮る余裕がありませんでした。

私は虫除けネットをしていましたが、その中に一匹虫が閉じ込められていたようで、左耳を刺され、その後一週間ずーっと痒かった(涙)

(上)野反湖を見下ろせる水場分岐まで戻ってきました。

(下)ここで、この日何度か前になり後ろになりした男性が大量の黒い虫を引き連れて下ってきました。

おおぉ、すげぇ、、きっと私たちもああいう状況だったわけね。

山頂付近からずっと付いてきた虫たち、、この水場分岐を過ぎてしばらくするといつの間にかいなくなりました。

「やべっ!えらい遠くまで来ちまった!かあちゃんに叱られる、早く帰らなきゃ!!!」ってなったのかなぁと想像すると笑える。


(左)沢の後の一番怖い細い道。

花子がつかんだロープがゆるゆるでぐわーーんとなり、私の目の前で大きくたわんだので、危うくバランスを崩して谷側に倒れるところでした。

この日ここが一番怖かった💦


この沢を渡る時は花子が小川に足をついて靴がびしょ濡れに。

みんな疲れて足元フラフラだったんですよね。

私も足の裏がいたくて、早く駐車場に着かないかとそればかり考えていました。


最後は階段を下って、野反湖に向け下ります。

お~つかれさま~⤴️

無事下山~🎵

約10時間の長い旅が終わりました~😆


この後、トイレに行く三人の背中に生気のないこととといったら!

足はゆっくりしか運べず、くたびれ果てました。

花子は「日帰り登山としては、私はこの辺りが限界かなぁ」と言っておりました。

白砂山に向けては距離は良いとしても、標高差でプラス300M登れるようにならなければいけません。

また距離も色んな名山に登ろうと思ったらあと3km

はのばしたい!

道のりは長いです💦

、、ということで、疲れはてたので、帰りにコマクサを見ることなど、誰も思い出しもしませんでした(笑)




白砂山、、やはり侮れず!!

行程が長いんだわ(涙)

だが、しかし!

そのご褒美はやっぱりあの稜線歩きです。

最高に気持ち良かった!

今回はターボが参加できなかったので、秋にターボも一緒に再訪しようと思います。

前回の魚沼アルプスといい、秋の予定がてんこ盛りになるな(笑)

秋ならもう少し涼しく歩けるかな?(先週も同じことを言った記憶が💦)

YAMAPフォロワーのいっけんさんに寄ると、八間山コースの方が距離は長いものの歩きやすくていいよとのこと。

次はあっちにチャレンジしてみるかなどと、「喉元過ぎれば」、、で考えております。


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