【群馬、西上州】一年ぶりの『稲含山』で神社管理人さんと奇跡的再会。360度パノラマを楽しみ、山の名前と地域の歴史を勉強した最高の一日【前編】2019年1月5日(土)
《登山難易度 2》
稲含山からこんにちは(^-^)
昨日城峰山に登りましたので、二日連続となります。
城峰山からの大展望と、そこから稲含山の頭を見て、またあの大展望を味わいたくなりました。
ターボが約一年遅れでアップしているブログで、つい最近稲含山の圧倒的な眺望を発信していたのを見て思い出したのもあります。
元々は多分ソロハイクだと思っていたので、ひまと榛名山辺りに散歩に行くかなと考えていたのですが、夕方ターボに城峰山から稲含山が見えたことを報告している流れで、「多分行かないと思うけど一応聞いてみる。明日は稲含山行ったりしないよね?」と尋ねると、しばらくして「明日は行けるよ❗」との返事が。
ウヒョッホー🎵
やったね!
じゃあ明日はひまはお留守番でターボと稲含山へ行こう!
約一年前稲含神社の管理人さんに偶然お会いし、山の名前など山頂で沢山教えて頂いたので、次に訪れる時は連絡しますねと約束していたのですが、この計画が決まったのが夜だったので、今さら連絡できないやと思い、ご縁があればまた会えるだろうと思って出掛けました。
朝起きて山の準備をしていると、昨日の朝は「お、散歩にまた連れていってくれるのかい?クンクン」となっていたひまですが、さすがに連日では嫌なのか、ソファーの上で伏せていて、目だけチラッと動かし、すぐに私から目を反らしたように見えた(笑)
大丈夫、今日はひまはお留守番だよ😃
ターボに迎えに来てもらい自宅を出発したのが5時50分頃。
いつものようにコンビニ経由(何となく以前よりいつものお兄さんが優しくなった!)、行きは本庄児玉インターから高速に乗って富岡インターを目指します。
登山口まででここが最後のトイレだったような記憶で(実際はこの先にもまだありました)、秋畑地域交流センターのトイレに立ち寄りました。
このトイレは水洗でとても快適で普通の町のトイレと同じですが、今朝は便座に電気が入っていなくて、冷たっ!ってなりました。
でも冬期閉鎖してなくて良かった~😃
山の近くの街道のトイレはそういう所が多いですもんね。
ありがたいです。
新年のブログから毎回下(しも)の話ばかりしている気がします。
お聞き苦しいですよね、ごめんなさい(涙)
途中の道から目指す稲含山が見えて来ました。
そうそう、あの形。
送電線の鉄塔が近くに立っているのか。
関越道を走っている時にターボと二人、いつも稲含山を探しているのですが、どれなのかよくわからなくて、見つけられずにいます。
今回こそはその形をよく目に焼き付けて帰りたい!
初めて来たとき何気なく真っ直ぐ進んでしまい見落とした稲含山への分岐(標識あり)を右手に入ると、すぐに秋畑那須「ちぃじがきの里」駐車場が現れます。
あ、そうだ、そうだ、ここにもトイレがあったんだったね。
どんなトイレか確認しておこう。
またまたトイレの話になってしまいました。
でも女性にとって、特にユルユルお腹の持ち主には、山のトイレ事情はとても大切な要チェックポイントなのです。
ここのトイレも快適そのもの。
しかもちゃんと温かい便座でした~😃
ウォッシュレットまで完備の最新式。
このトイレが登山口までの最後のトイレになります。
ここから登山口までは車で20分ほど。
辺りの山は陰っているのに、なぜか稲含山にだけ神々しい朝日が当たっていました。
トイレ見学を終え、前回車を停めた神ノ池園地(あ、そう言えばここにもトイレがあった。冬期閉鎖中だったかしら。確認しませんでした(涙))は通り過ぎ、前回管理人さんに教えて頂いた茂垣峠の駐車場まで向かいます。
砂利道を進むと前方に駐車場が見えてしました。
7時36分、駐車場に到着です。
途中コンビニやトイレに立ち寄り写真撮影などしながら来ましたが、それを含めても自宅から1時間45分位で来ることができます。
駐車場からは荒船山が正面に堂々と横たわります。
ほんと、大海原を行くタンカーに見えますね。
周囲の山が高くうねる波頭に見える。
支度を整え、7時55分、出発です。
少し砂利の林道を登ります。
「熊います!注意!」の注意書きが。
管理人さんの手書きですね。
今の時期はきっと冬眠中だよね、と言いながら歩き始めました。
8時1分、茂垣峠に着きました。
駐車場からわずか6分。
前回は神ノ池公園から、この写真左手の道を登って来たので、もう少し時間がかかった記憶があります。
峠からも木立の間に見えていた、赤く立派な鳥居をくぐります。
冬枯れの林の中を登って行きます。
以前はなかった気がするのですが、管理人さんお手製の「前橋気象台観測所跡」の案内です。
私たちは展望を早く楽しみたいので立ち寄らず先を急ぎます。
長い長い階段が現れました。
前回ヘロヘロになりながら登った記憶があります。
今回は多少体力がついてきているので、以前よりは楽に登ることができました。
それでも一気に大量の汗をかき暑くなってきたので、階段途中で一枚服を脱ぎました。
「て」の字の地層。
地質学を勉強されている管理人さんが説明文を設置してくれています。
階段が終わり、少しなだらかになりました。
木洩れ日が心地よい。
これも以前はなかった気がする表示です。
何?何?
木の中に木が通ってる?
ホントだ~😃
不思議ですね~。
中を通っている木はそのうち枯れてしまうのでしょうか。
そんなところを通ってしまってお気の毒(涙)
太いミズナラには敵わないよ。
岩っぽい所もありつつ、
8時30分、尾根の展望地に到着です。
ここまで茂垣峠から約30分でした。
おおおおお、今日も視界がクリアーだ~😃
北から北西方向の展望が開けています。
特徴的な形の荒船山。
前回はその向こうに北アルプスが見えていたのですが、今日は見えませんね。
冠雪した浅間山。
この冬も何度も行きたいと思っています。
手前に妙義山、その向こうに鼻曲山と浅間隠山。
下仁田、富岡の町並みと榛名山。
一年前はここで展望を楽しんでいるところへ、管理人さんが登って来られ、「山頂行ったらもっとすごい展望だよ~。上で山の名前を教えてあげるよ~」と言いながら通り過ぎられたので、慌てて後を追ったのでした。
さあ、大展望が待っています。
先を急ぎましょう。
鎖場もあります。
左手は崖なので、少し注意が必要です。
アセビロード。
春のシーズンに訪れても楽しそうです。
痩せ尾根の鞍部を通過し、
ここからは寒々しい北側斜面を登ります。
前回はこの辺りに冷気が漂っていた記憶がありますが、今日はそこまで寒く感じません。
山頂まで0.25キロの標識。
そしてここにも「熊います!注意!」の手書き案内。
しかも新しそうですよね。
熊さん冬眠中じゃないの?
これだけ連呼されると少し不安になりますね。
覚えてる、覚えてる、この斜めになったフェンス。
ここまで来ると山頂(手前の神社)まであとわずかな気がします。
前回はこの辺り、少し凍結していたような記憶がありますが、今回は乾いていて歩きやすい。
やはり今年は温かいのですね。
とはいえ、少し雪があったので、結晶が見えるかと虫眼鏡で観察中。
この辺りで下山して来られた方たちと少し会話しました。
神社は風が強く寒いけど、山頂は嘘みたいに暖かいのだそうです。
「素晴らしい展望だよ。ありがとう。(私たちを指して)日頃の行いがいいからだね!」と言われました。
ん?どういうこと?
私たちのお陰でいいお天気なの?
良く意味がわからなかったのですが、とにかく大展望を楽しんでご機嫌なご様子でした。
そういう時は回りの全てに感謝したくなる気持ちになるのでしょうね、、という解釈であってるのかな?(笑)
大展望ですよ!
しかも山頂は暖かいらしい。
キャッホ~🎵
8時58分、稲含神社に到着です。
展望スポットから25分でした。
冷たい強風の中、ターボも私も息子の合格祈願です。
農耕の神様ですから、学問に通じているか、、昨日も同じような心配をしていたな(笑)
でも知識の種を植えて、志望大学入学で花開き、新しい道を歩み始めるっていう意味では、農耕に似ている(無理やり)。
なので、よろしくお願いします🙇⤵️
今日はまだ会えぬ管理人さんにお手紙を書き残します。
「一年前に来たものです。その節は大変お世話になりました。連絡できず申し訳ありません。、、云々かんぬん」
後で読んでくれるかな?
前回来たときは気がつかなかったのですが、神社にはトイレがありました!
使えるかどうか中を覗いてみると、簡素なポットントイレですが、ちゃんとペーパーもあり、きれいに掃除されて清潔です。
これも管理人さんが掃除されているのでしょうね。
あー、感謝しかない。
駐車場に着いてから車を降りる時に、少しだけお腹が痛い気がしたのですが、ここに気持ち良く使えるトイレがあるとわかっただけで心が軽くなり、すごい安心感です。
お腹の痛みが消えた気がしました。
管理人さん、ありがとうございます(ToT)
では安心して山頂に向かいましょう。
一段一段の段差が大きい岩の階段を登ります。
神社からわずか5分ほどで稲含山山頂に到着です!
時刻は9時10分。
さっき神社の手前で下山されるグループとすれ違ったので、山頂には誰もいませんでした。
天空の城、独り占め!
そして、神社ではあんなに強く吹いていた風がピタリと止んで、日の光を浴びて山頂は暖かい空気で包まれているようです。
ではではぐる~っと回ってみましょうね!
私の説明など不要ですね。
正真正銘の大、大、大展望!
これぞ稲含山!
すごいなぁ~⤴️⤴️
昨日城峰山で稲含山並の展望と書きましたが、訂正してお詫び申し上げます。
稲含山に張り合おうなんざぁおこがましい。
完全に参りました!
そりゃもちろんアルプスなどに行けばもっともっとすごい景色が見られるであろうことは百も承知しておりますが、登山口からわずか1時間歩いてのこの大展望。
いやはや、素晴らしい!
秩父方面こそ白髪岩などの山に遮られて見えませんが、金峰山、瑞牆山から八ヶ岳、北アルプス(今日は見えなかったけど!)、浅間山、谷川連峰(今日は雲の中だったけど!)、榛名山、赤城山、男体山と日光連山、そして筑波山や関東平野まで、ぐるーっと見渡せる最高の展望地です。
大好き❗
記念撮影をしてから、しばらく眺めを堪能し、今日は暖かいので、山頂ご飯にすることにしました。
今日は初めて山で料理めいたことをしてみました。
主婦はいつも家で料理をしているので、山に来てまで面倒な料理をしたくないとおもっていて(まあ山用のフライパンや鍋を持っていないというのもありますが)、いつもカップ麺やおにぎり、サラダなどを食べていたのですが、たまには違うものも食べてみたいかなと。
でも簡単でないと嫌だ!ということで、思い付いたのが、コンビニで売っている乾燥おじや(湯を入れて戻す)におにぎりを加えてグツグツしたら、温かい雑炊ができるんじゃない?
三分間クッキングならぬ、30秒クッキングです。
時短サイコー❗
それで完成したのがこれ。
舌が火傷するほどのアッツアツで、すごく美味しい。
おにぎりを二つも入れたので一人につきたっぷり三杯分出来上がりました。
ちょっと多すぎた。
次回はおにぎりを二人でひとつにしよう。
そしてデザートは、牛奥ノ雁ヶ腹摺山でお湯をこぼして作れなくなった、大福で作るおしるこです。
これまたなかなかの美味。
少し水の量が多かったかなってくらい。
あー、満足、満足。
コーヒーも飲んでお腹がくちたので、そろそろ山座同定でも始めますかね、と地図を広げて、まずは左から、
ぼやけていますが(涙)、「あの三角の山はなにかね?」
方位磁石を持ち出し、
「方角から言ってあれは瑞牆山なんじゃないかな?ってことは左端のは金峰山?」などと話していると、背中に大きな声で「こんにちは~!」と。
誰かが登ってきました。
挨拶しながら振り返ると、、
なんと、なんと、管理人さん!
ええええええ~⤴️⤴️
今日も会えた~~🎵
二日に一回登っておられると記憶していたので、1/2の確率かと思っていましたが、聞くところによると、一週間に一回なんだそうですよ。
私たち、すごくないですか?
以前三ツ岩岳に登った時にお会いした方は、稲含山にもう二回登っているけど、まだお会いしたことがないのだと言ってましたよ。
なのに私たち2/2、打率100%!
いつもより登り始めるのが遅くなったのだそうです。
色々な幸運が重なりました。
登って来るとき下山途中の人から「上に女性二人がいるよ~」と聞いて来たそうです。
神社のノートに残した私のメッセージも読んで下さったようで、急いで登って来てくださったのです。
あー、嬉しい(ToT)
なんてラッキーなのだろう。
そして何よりご縁があったのだなと思いました。
この後、た~くさんの山の名前と地域の歴史や伝記を教えて頂くことになりました。
今回は聞き逃さないように、しっかりメモしましたよ!
なので、そのメモを見ながら【後編】でまとめたいと思います。
長くなりすぎるので、この辺で投稿したいと思います。
【後編】へ続く、、、