【群馬、赤城】雪と大展望の黒檜山~駒ヶ岳縦走。2023年2月23日(祝)
赤城・黒檜山から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
天皇誕生日のこの日、お気楽が訪れたのは赤城山でした。
この冬、あまり霧氷を見てなかったので、標高が2000Mに満たないにも関わらず、上越国境から流れてくる雲がかかることが多く、霧氷天国となる黒檜山に出かけることにしました。
今回もお気楽イツメンのターボは不在なのですが、ハガレーナと花子が参加できるということで、三人で赤城を目指しました。
自宅出発は5時。
雪道(凍結)だと2時間はかかるかと思っていましたが、前日暖かかったこともあり、そこまで道路状況が悪くなかったので、所要1時間半でおのこ駐車場にやってくることができました。
幸先順調!
おのこ駐車場に着くと、今まで黒檜山は雲の中ということが多かったのですが、この日は山頂まで良く見えています。
あれ?あれ?
山が白くないぞ!!
これは霧氷はできてないってことか??(涙)
高曇りですが、展望には恵まれるかもしれません。
霧氷が無理ならせめて展望を!!
期待を胸に歩き始めました。
《登山難易度 2》
🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶
朝車に乗った時に花子に「軽アイゼン持ってる??ないなら私のを貸すよ!」というと、「ん?アイゼン?持ってる、持ってる、持ってきたよ」と言うので安心していたのですが、現地についてみると、花子が持参していたのは「チェーンスパイク」でした。
あら、チェーンスパイクだと雪が深かったら下山で苦労しそう(涙)
するとハガレーナが「私が10本爪と軽アイゼンを持ってきてるから、軽アイゼンを貸せるよ!私は10本爪アイゼンにする」と言ってくれました。
よって、ハガレーナは10本爪(前爪あり)、花子と私は軽アイゼン(6本爪、前爪なし)で歩くことになりました。
いつもよりゆっくり支度をして、7時19分に歩き出しました。
大沼は全面凍結し、ワカサギ釣りに興じる人々が大勢いました。
「じっとしているのはきっと寒いよね~(涙)」などと話しながら、車道を黒檜山登山口に向け歩きました。
(左上)黒檜山登山口からはいきなり急登です。
(右上)間も無く「猫岩」に到着!
昨日(2月22日)は「にゃんにゃんにゃんの日」だったとハガレーナが教えてくれたので、猫のポーズにて。
(下)凍った大沼と地蔵岳を見晴らせるようになりました。
おっと、道を間違えたちった💦
ここ、斜面が凍りついています。
しっかり足を蹴り混んで、軽アイゼンの爪を突き刺すように登りました。
更に見渡せる範囲が広くなってきます。
地蔵岳の左手には笠雲富士山!
もしかしてお天気下り坂??
黒檜山への道はこの斜度です。
大沼を背中にヒーフゥ言いながら登っております💦
(上)ようやく尾根に乗りました。
(下)黒檜山山頂への道はまさにビクトリーロード!
今まで見られなかった雪のついた白い木々が右手に現れ、雪質がモフモフに変わります。
尾根に乗った辺りから、青空が見え始め、、
黒檜山山頂に到着した時には、晴れ渡っていました!
これぞ晴れ女パワー!!!
山頂でだるま型を作っていた男性に「山頂に着いた途端に晴れるとは、持ってますね~🎵」と言われました(笑)
そして、徒歩2分の展望地へ向かいます。
右手前方に日光の山々が見えるようになりました。
展望地に到着!
これ、これ、これ、これーーっ!
黒檜山の一番の見所!
日光連山から上越国境の山並み、そして、草津白根や浅間山までずずずいっと見渡せる、大・大・大展望です。
高所恐怖症の花子はちょっと内陸(?)に立ってますが(笑)
(左上)榛名山と浅間山。
(右上)四阿山、草津白根山、白砂山。
(左下)谷川連峰。
(右下)上州武尊山、至仏山、燧ケ岳。
最高の景色で、しかも風がほぼありません!
大体どっちかなんですよ。
大展望で強風か、霞んでいて無風か。
今日は大展望で無風という、最高のコンディションです。
(上)ひときわ白く輝く谷川岳。
(下)憧れの上州武尊山と日光連山。
展望地をあっちに行ったりこっちに行ったりしながら、何枚も写真を撮りました。
さて、次に向かいます。
山頂に戻る途中の景色にため息が出ました。
墨絵のような山並みのグラデーションが美しいですよね。
今日は花子が夕方用事があるということで、寄居に15時までには帰り着きたいと思っています。
なので、ある程度展望を楽しんだら、どんどん次へ。
(右上)再び山頂を通過。
登頂した時にだるま弁当の空き容器で男性が作っていた雪だるまが完成したようです(笑)
苦労していた鼻の部分、、諦めたみたい(笑)
(下)黒檜大神に手を合わせておきました。
ここでターボなら、「赤城なのに黒檜」という(毎回!)
そして、わずかで反対側の展望スポットに着きました。
北側の展望スポットからは見えないもう半分がこちらから見えるのです。
2つを足して360度の大展望!!
赤城の山々と大沼・小沼を見下ろすことができます。
小沼と大沼の標高の違いがよくわかりますよね。
上の稜線はこれから歩く「駒ヶ岳」までのルートです。
一番奥は長七郎山。
右手の電波搭が立っているのが、子供たちとお正月に登った地蔵岳です。
三人でいっぱい自撮りしました🎵
だ~れも来なくて、展望独り占め!!
そうそう、この時時刻は10時だったのですが、なんと、この1時間50分後にウサ亀さんがここに立っていたのですよ!!
花見ケ原森林公園からのルートをラッセルしながら登ってきて、黒檜山ピストンしたらしいのです。
YAMAPレポでわかったので、「ウサ亀さんニアミス~😆」「会いたかったよぅ~😆」などとコメントすると、「展望スポットに着いたら突然雪面が圧雪されてた。あれはお気楽が歩いたからなんだな」とか「赤城の方からドシンドシンと音がしてたのはお気楽だったんだ!!」などと、ウサ亀悪魔がいっておりました😒💢💢
フツーに「会いたかった~♥️」とならないことは、百も承知していたが、、😡😡😡
さて、下りますよ~😆
夏道だと段差の大きな階段がずーっと続くエリア。
階段は全て雪に埋もれていますが、急坂であることに変わりはなし!
ハガレーナは前爪後爪があるので、スタスタ下れますが、花子と私は横向きになって、ヨタヨタとしか進めません💦
(左)大きな斜度の場面ではハガレーナが花子をアテンドしてくれました、
(右上)私の必死の形相😅
何しろ膝に不安を抱えていますからね(涙)
膝がグラッとならないように、転ばないようにめちゃくちゃ慎重に下りました。
(右下)とはいえ、展望はサイコー!!
ついつい眺めちゃうんですよ。
(左上)駒ヶ岳へは尾根を歩いて行きます。
(右上)左の写真の真ん中のピークに着きました。
標識がこんなに雪の中に埋まっていますよ。
1メートルくらいは積雪ありそう。
(左下)下ってきた黒檜山からの道を振り返ってみたところ。
実際見ると、めちゃくちゃ急なのがよくわかるのだけど、写真では伝わらないかなぁ。
(右下)急な下りで軽アイゼンがすっかり後ろの方にずれていたので、埋まった標識に座って調整しました。
ピークを一旦下り、広い鞍部からは一気に登って、駒ヶ岳山頂に到着しました。
駒ヶ岳からの眺め。
(上)大沼と赤城外輪山、全部見え。
(下)谷上連峰が今日は本当に美しく見えました。
冬の谷川岳に行ってみたいのだけど、なかなか実現しません💦
お天気悪いと地獄ですし、お天気いいと蟻の行列なんですよね~😆
駒ヶ岳からはしばらくなだらかに尾根を行きます。
雪庇が面白い形になっていました。
表面がとけちゃったんでしょうね。
まるでベールを被った雪女みたい!
雪庇には決して近づかないように、、。
下は断崖絶壁です。
崖が茶色くて、まるで生クリームをかけたザクザクチョコ入りガトーショコラみたいでした。
最後まで大展望!!
関東平野、遠くに雲に浮かぶ筑波山を見ることもできました。
そして、駒ヶ岳名物(?)の鉄製階段です。
今回は雪が積もっているところと、階段がむき出しのところと様々。
雪の下はもちろんガチガチの氷なので、とても怖いです。
ここからの滑落で昨年死亡事故も起きているそうです。
まだまだ急な下り💦
鉄製階段あり、石の段差あり、、最後まで気が抜けませんでした。
黒檜山~駒ヶ岳はやはり前爪ありのアイゼンにすべきでした。
来年からはそうしたいと思います。
最後、あれ?
登山口に出なかった!
ん?どこで間違えたんだろう??
まぁ、車道に出れたので、問題ないんですが、、。
帰りにコンビニに寄ってお弁当を買い、車中で食べながら帰宅しました。
寄居到着は14時半!
花子を無事時間までには帰宅させることができました🎵
今回は主目的だった霧氷こそ見れませんでしたが、黒檜山山頂に着いた途端に晴れ渡るという晴れ女パワーを発揮し、素晴らしい展望に恵まれました。
久しぶりに花子とも歩けて、楽しかった🎵
赤城はやはりいいところです。
春になったらツツジなど、花を見に訪れようと思います。
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。