50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、榛名】再びの二ツ岳。今回はいっけんさんオススメコースにて大・大・大展望を楽しむ。2023年2月18日(土)


二ツ岳にある孫岳山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今日は久しぶりにターボも参戦して、イツメン三人で出かけることになりました。

翌日、ターボに早朝から予定があったので、あまり帰宅が遅くならないように、サクッと登れる山として、榛名の二ツ岳を選択することにしました。

先日ハガレーナと二人で訪れて、その絶景と、お気楽なコースなのに見所が沢山あることで、すっかりお気楽のお気に入りエリアとなったのです。

ヤマッパーの「いっけんさん(多分榛名が地元なのだと思う)」に「次に二ツ岳に行くなら、雄岳の大岩と、孫岳にも登るといいよ!素晴らしい展望だよ」と教えていただいたので、前回スルーして見れなかった景色を三人で見たいと思います。


自宅を6時に出発し、ヤセオネ峠を目指しました。


高速道路が前橋インター手前から混み始めたからか、ナビは前橋で下道に誘導し、伊香保経由ではなく榛名のユウスゲの道側に出る林道(?)を案内しました。

その途中で出会ったカモシカさん。

普通に車道を歩いていて、一旦追い抜いた後車を停めて眺めていると、逃げることなく、トボトボと歩いてきて、私たちの方をチラッと見ていました。

私たちを追い抜いていく場面です。


しっかり目があった!!

こんなに近くで、ゆっくり観察できたのは初めてです。

お腹が大きいように見えるけど、日頃の彼らを知らないので、そういう体型なのか、妊娠しているのか、そもそも雄か雌かも分かりません💦💦

とっても可愛かったのだけは確か!(笑)


《登山難易度 2》


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


榛名湖畔のトイレに立ち寄りましたが、ヤセオネ峠到着は7時半頃でした。

榛名は寄居からとても近くて助かります。

早朝のヤセオネ峠に、私たちを含めて車3台のみ。

今日は静かな山歩きになりそうです。


まずは車道を歩きます。

初めのうちは道が乾いていましたが、途中からは雪道となりました。

カメラを向けると必ずひょうきんなポーズをとるターボとハガレーナ。


車道(冬季閉鎖中)の終点は伊香保森林公園の敷地です。

左下はトイレ。

ターボが「あの緑の建物?」と言うので、ハガレーナが「あれは苔で緑になってるんだよ」と答えていて、笑えました。

登山道は凍結していそうだったので、東屋でチェーンスパイクを装着しました。


では登山開始です。


お、お、お、いきなり凍結注意!!

先日の雪が少し残っていて、その上を歩いた登山者の足跡が見事にカチカチです。

チェーンスパイクをつけていれば問題ナッシング!

氷をがっちりとらえて、夏道より踏ん張りが効いて歩きやすいくらい。


日の当たる斜面は雪がとけて夏道になっていました。

いちいちつけ外しが面倒なので、チェーンスパイクつけたまま歩いております💦


そして、あっという間に孫岳分岐!

今日はこっちにも行ってみるよ~🎵をおきらっくポーズで(笑)


(右)まずは谷(とういか窪地、鞍部)まで下り、

(左)右手の斜面を登って行きます。

YAMAPにはルートが載っていないので、念のため「いっけんさん」の軌跡をダウンロードしてきましたが、雪があって踏み跡が明瞭なので迷うことはありませんでした。

先頭を行くターボが道がわかるのかと心配していたので、いっけんさんの軌跡をダウンロードしているから心配ない旨伝えると、「じゃあ、まごまごしなくていいね!」といつものダジャレを飛ばしていました😅

この日は雪の踏み跡があり、結果的にダウンロードは不要でしたが、夏道だと分かりにくいかもなので、軌跡ダウンロードをオススメします。

この斜面はちゃんとした登山道ではなく、斜面を無理矢理登る感じなので、チェーンスパイクをつけてない夏道の方が滑って怖いかもしれません。

とはいえ、距離はわずかなもんです。

山頂がすぐそこに見えていますし。


孫岳は横長の形をしています。

後から見たら潜水艦の形に似ているなと思いました。

その潜水艦の甲板を歩いているイメージ。

稜線の真ん中には大きな四角い岩があります。

この岩のお陰で、周囲から見た時、「あ、孫岳だね!あれは!」と見分けられるようになりました。


またまたあっという間に孫岳山頂到着です。


正面に見えるのはまあるい雌岳。

その左手には、、


子持山の向こうに冠雪した上州武尊山。

お気楽未踏の憧れの山です。

いまだにピッケルは私しか持ってないので(ま、持ってるだけですけど😅最近はもっぱら娘に貸し出し中)、他のメンバーも購入したら、是非雪山シーズンに訪れたいと思っています。


左手には雄岳ドーーン!!

真ん中の岩が屏風岩なのではないかと思います。

電波塔と屏風岩の間にある横長のギザギザがこの後登ろうと思っている大岩です。

あそこからは足元に孫岳が見えるってことですよね。

楽しみだ~🎵


(左上)次に目指したのは雄岳。

電波塔が見えてくれば、山頂はすぐそこです。

(右上)電波塔管理の建物横を通って山頂に向かいます。

(下)山頂の祠前から見えた景色。

ここまで来て初めて訪れたターボが「おおぉーーーっ!」と雄叫び(?)をあげました(笑)


岩の上に登って大展望を楽しむターボ。

素晴らしい展望に万歳三唱です(笑)


ターボが見た景色がこちら!

(上)正面に榛名富士と外輪山。

榛名湖の両端が見えるのわかりますかね?

榛名富士とトランジットする形で真っ白な浅間山です。

(左下)右に目を転じると、枝や電線が少々邪魔ですが、前回は雪雲に隠れていた谷川連峰もくっきりはっきり見えました。

(右下)左手にはいつみても迫力満点の相馬山です。

あの下にオンマ谷が隠れているのです。


山頂標識にて記念撮影。

イダブルー直伝の「直立真顔」やってみたら、楽しくなっちゃって、、

それぞれ違う方を向いてみました。

まるでお気楽仲違い!?


な~んてね!

いつも仲良しな三人組です♥️


では、本日のメインイベント!

前回ハガレーナと「あそこ登れるのかな?気になるよね~。でもわかんないからやめておこう」となった大岩へのチャレンジです。

私たちは山頂下部の平地から行こうとして、道がなくなり、無理矢理岩をまたいでルートに乗りました。

電波塔建物の横から入るのが正式(?)ルートです。

ピンクテープがあるので、登り口はよくわかります。

とはいえ、心配なので、岩場が得意なハガレーナが切り込み隊長になりました。

前の方からハガレーナの「ひょえー」とか「わっ、わっ、ここどうしよ??」などの声が聞こえていたので、ターボが「私は行けないかも、、」と心配しておりましたが、、


なんとか三人ともてっぺんに立つことができました。

いや、立つことはできなかったな。

とても怖くて立っていられません💦

足元は大きな岩の重なりで、平らなところがほとんどなし!

ハガレーナは昔石塔があったと思われる台座辺りに収まりました。


私はその手前の斜めになった岩の上に座りました。

横から見ているハガレーナが「みほさん、そのままま前に滑り落ちないでね!下は断崖絶壁だよ~、見てると怖いよぅ」と言っておりました。

そんな私の真っ正面には、ピラミッドみたいな相馬山。


その左にはさっきまでいた孫岳が見えます。

ここから見て「潜水艦みたい!」と思いました。

真ん中に四角い岩があるので、あれが潜水艦の見張り台に見えるんですよね。

屏風岩は私の足元すぐそこなんですが、木がはえていていまいち形が分かりませんでした。


こちらは雌岳と水沢山、遠くに赤城山です。


後ろには電波塔。


電波塔と肩を並べる形になります。


右手は雄岳からも見えた榛名富士と外輪山です。


二ツ岳の中でもピカイチの大・大・大展望にワクワクが止まりません。

足元が不安定なので、そのドキドキも加わって、より爽快感マシマシです。


イェーーーイ!!

ハガレーナは岩場が似合う♥️

この後めちゃくちゃ慎重に岩場を下りました。


次に向かうのは、雌岳。

一旦鞍部まで下ります。


雌岳への登りは階段、階段、階段です💦

掘れている所もあって、これが登りにくいんだわ💦


そして、雌岳山頂到着です。

ここからの景色をターボに見せたかったのよ!


(左上)水沢山をポチっとな!

(右上)ハガレーナは水沢山をふんずけた!

(左下)ターボも!

でもストックがないと足を上げられない(笑)

(右下)私は水沢山のトンガリをお尻にさしてみた(笑)

はしたなくて、スミマセン💦

三人が同じポーズじゃつまらないかと思いまして😅


谷川連峰が美しい~🎵

ターボと山座同定中です。

AR 山ナビで、巻機山も見えていることがわかりました。


雌岳を後にし、次に向かうのは「オンマ谷」。

途中ターボが「急に足が重くなった!!」と騒いでいるので、見るとスパイクの後ろの部分に大きな石がすっぽり収まり、なかなか取れませんでした。

雪の高下駄にはよくなるけど、石が挟まったのは初めて見た!👀

七合目避難小屋にあったダジャレ看板。


「山を汚す登山者に熊もあきれて困(熊)ったと」


もちろん食いついたのはターボです😂

私たちは汚さないから、熊さん、出てこないでね~😅


オンマ谷への道は苔苔のいい雰囲気になります。

前回はなかった雪があちこちに残っていて、また違った表情を見せてくれました。


オンマ谷の入り口に着きました。

奥に見えているのは「総魔の山=相馬山」です。


ターボに「オンマ谷は魔の谷だからね~、日が当たらなくて暗いんだよ~😆」と伝えていたのですが、、

あれ?あれ?

この前より明るい気がするんですけど。

春が近づいていて、太陽が前より当たるようになったからかしら??

前回は日が当たる場所とずっと日陰の場所にくっきりラインができていて、とても不思議な雰囲気だったのですが、今日は光の明暗があまりなくて普通の谷になっておりました(笑)


雪がまぁまぁあったので、こんなイタズラしたりして楽しんでいると、、

突然「ガラガラガラドーーーン!」という音が谷にこだましました。

なに?なに?なに?なに?

落石!?


音の方向はこちら。

多分相馬山支尾根のあの壁から大きな岩が落下したのだと思います。

少し距離がありましたし、間には多くの木々がありますので、私たちの方へ飛んでくることはありませんでしたが、、怖い、怖い((( ;゚Д゚)))

ハガレーナが「落石注意ってこのことなんだね~😆」と言っておりました。

大岩から見た相馬山は北側が断崖絶壁で、今もどんどん崩壊が進んでいるのかなと思いました。

いつかこのオンマ谷が立ち入り禁止とかになると悲しいな(涙)


緑色のトイレ見学をしてからヤセオネ峠へ戻ります。

伊香保森林公園の苔むしたトイレは中がとても清潔に整えられ、ポットンなのに臭いもありません。

頻繁に掃除してくれているのだと思います。

ありがとうございます。




今回は、雄岳・雌岳に加えて、孫岳と大岩にも登れて、大展望を楽しみ、オンマ谷では思いがけず雪道歩きもできて、とても楽しかったです。

ターボも「二ツ岳いいね!二人が絶賛するのがよくわかったよ!」と言っておりました。

でしょ?でしょ??

二ツ岳、いいのよ!

登山者が少ないのが不思議なほどです。


この日出会ったのは伊香保森林公園管理棟の方から登ってこられたカップルと男性一人の計二組のみ。

終始静かな山歩きができました。

まぁ、お気楽ですから、静かなわけないですけど(笑)

熊にあって、熊ったとこになるのは嫌なので、いつも賑やかに歩くことを心掛けています。

なので、幸い、今まで熊にバッタリ経験はありません。

(私は高校時代、山岳部の合宿でお会いしておりますが)

和気あいあいと楽しくいこう🎵


お昼は前回と同じ食堂にて。

ハガレーナはやまかけ定食、ターボと私はワカサギ重をいただきました。


今度はツツジの季節に訪れようと思います。

水沢山方面からのルートにもチャレンジしてみたいです。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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