【群馬、榛名】初めての二ツ岳とオンマ谷。2023年1月21日(土)
二ツ岳(雌岳)山頂から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今週末のメンバーはハガレーナと私の二人。
二人だとアクシデントが起きた時に大変なので、安心安全な山域を選んで出かけることにしています。
今回は榛名山の二ツ岳に登ってみることにしました。
多くのハイカーは水沢山と絡めて、標高差1000M超えのルートを歩いているようですが、私たちはいつものように楽勝コースにします😅
相馬山や臥牛山に登った時に利用した、ヤセオネ峠の駐車場からスタートする周回コースです。
一部凍結箇所があるかもしれないので、チェーンスパイクをリュックに忍ばせて歩いてきます。
⬆️こちらは昨年末にハガレーナと花子と登った臥牛山から見た二ツ岳(雄岳・雌岳)です。
臥牛山から見て気になっていた二ツ岳、、山頂からは大展望みたいですし、オンマ谷というなんだか気になる名前の谷を歩くのも楽しみです😁
どんな山なのか、お気楽初の二ツ岳、、、
ワクワクしながら行ってきま~す!
《登山難易度 2》
🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶
自宅を6時半に出発し、一旦登山口駐車場を行き過ぎ、榛名湖畔のトイレに立ち寄ってから引き返しました。
トイレは各所冬季閉鎖中なので、榛名湖畔の「湖畔の宿記念公園」のトイレを利用します。
8時出発を予定していましたが、大幅遅れで、8時47分歩きだしでした💦
はい!ひま総隊長、登場!!(笑)
4代目になるお気楽ニューバッジをハガレーナにプレゼントしました。
このバッジを見かけたら、声を掛けてくださいね~⤴️
(左上) 関東ふれあいの道の看板の所から歩き始めます。
(左下) 車道を緩やかに登っていくと、道が右に大きくカーブした所に標識が現れました。
左手に伊香保温泉からの登山道がありました。
私たちはそのまま車道を進みます。
(右) 冬季閉鎖のゲートを過ぎると道は下り坂に。
ええぇ、下るの~(涙)
帰りに登るの嫌だね~と言いながら歩いております。
(上) かなり下ってますよ~⤴️
どこまで下るんだ~い??
(下) 行き着いた先は行き止まり。
キャンプ場みたいな雰囲気の場所にたどり着きました。
ここは伊香保森林公園というようです。
(左) 左手の木の橋を渡って、ようやく登山開始です。
(右) 雄岳まで直登なのかと思っていましたが、右手から巻いて登っていくようです。
自然石がなんとなく階段のようになっています。
二ツ岳の北東面は伊香保温泉へ裾野を拡げていますが、南側は周囲をぐるりと谷に囲まれているんですね。
その南西面にある相馬山・ヤセオネ峠と二ツ岳との間にある谷を「オンマ谷」と呼ぶようです。
オンマ谷って、不思議な名前ですよね。
後半でこの名前の由来が明らかになります。
ちなみに、赤いマジックの線は今回も含めてお気楽で歩いたことがあるルートです。
こちらは雄岳・雌岳を結んだ線を底辺とした三角形の角にある「孫岳」へのルートです。
「子」ではなく何故に「孫」なんでしょうね(笑)
道がうっすら見えて行けそうな雰囲気でしたが、YAMAPにルートがなかったので、やめておきました。
するとヤマッパーの「いっけんさん」からコメントが来て、「孫岳からの眺望が抜群なので次回は立ち寄ってみてね」と言われました。
あちゃー、やっぱり行ってみれば良かった!
最後の登りに差し掛かると、左右に巨大な岩がそびえていました。
まるでミヒャエル・エンデの「ネバーエンディング・ストーリー」の「スフィンクスの門」みたいです。
少しでも怖じけづいたら、光線発射されて丸焦げになりますよ~😆
振り返ると大きな岩山が。
この時はあれが「雌岳」なのかと思って、「この次行くよ~⤴️」とハガレーナが指差しているのですが、多分これは「相馬山」だったのだと思います。
(上) 岩の多い山で、階段も自然石を利用していい感じの段差になっています。
結構登りやすいです。
(下) 山頂にある電波塔が見えてきました!
電波塔の場所が山頂だと思うので、左手にカーブして行きます。
(上) 電波塔の脇を通って山頂へ。
(下) 9時52分、山頂到着!
駐車場から1時間ちょっとかかりました。
山頂には祠や石灯籠があります。
うわわわわ、向こう側が開けて、景色が良く見えるじゃないですか!!
展望が開けている場所に大きな岩があり、そこに登って大展望を楽しむことができます。
左からターン!
左の大きな山は相馬山で奥に見えているのは氷室山などの榛名外輪山で、右手が榛名富士です。
真っ正面はこちら。
榛名富士にトランジットする形で浅間山の白い峰が見えます。
榛名富士の右手は烏帽子岳や掃部ケ岳などの外輪山です。
榛名湖外輪山はぐるっと周回することもできて、結構登ったり下ったり、歩きごたえのあるハイキングができるんですよね。
更に右に転じると、遠くに四阿山から草津白根山などの山並みが見えます。
手前の電柱が少々邪魔ですが😅
電波塔のある山なので、致し方なし。
ハガレーナが浅間山をつまんでみた!
来週、ウサ亀さんたちと行く予定なのですよ🎵
それまでにいっぱい雪が降るといいな。
当日はピーカンの晴れじゃないと嫌ですけどね(笑)
私は浅間山をぺちゃんこにしてみた!
うわっ、顔、まん丸やん、、はち切れそうになっております。
ヤバい、ヤバい、、我が家の体重計が壊れていて、しばらく計ってなかったら油断した!!
ダイエットせにゃぁ、、(涙)
雄岳の山頂標識が大展望と共には撮れない場所にありました(笑)
ではそろそろ次に向かいます。
あの電波塔の右奥にある岩場、、気になりますよね??
この時も気になって気になって仕方なくて、登ってみたいとハガレーナと話していたのですが、ルートがあるかどうかわからないし、あっても上級者向きだろうと思い近づきませんでした。
しかしYAMAP記事をアップすると、「孫岳」が大展望の山だと教えてくれたヤマッパーの「いっけんさん」から、「登れますよ~⤴️大展望ですよ~⤴️」と教えてもらえました。
やっぱり登れるのかーーっ!
こりゃ絶対リベンジせねばならぬ👊
(左上) 雌岳への分岐です。
(右上) 自然石を利用した階段を使ってドンドン下ります。
今日は雪や凍結があるかもしれないと思い、慣らしも兼ねて雪山用のヒールが固い靴を履いてきたので、岩場の下りで時々かかとを引っ掛けたり、躓きそうになったりするので、ゆっくり慎重に下って行きました。
(下) 鞍部を通過。
薄暗い日陰には雪が残っていました。
「避難小屋は50メートル先に移動しました」との表示があるので、「二ツ岳に避難小屋があるの!?それって必要!?」と話ながら歩いて行くと、、
「七合目避難小屋」という名前の東屋に到着です(笑)
雨はしのげるけど、風や寒さ、熊から避難できそうもないですよね、、こんな避難小屋じゃ😅
ハガレーナの靴紐がゆるんだので直しているところです。
避難小屋の側に《二ツ岳の説明》がありました。
・二ツ岳は那須火山帯の南端に位置する榛名山の寄生火山である。
・大昔は活発な火山活動があり、噴石は遠く福島県まで及んでいる。
・四季それぞれの美しさがあるが、特に冬の雪景色は「二ツ岳の雪」として、江戸時代は伊香保八景のひとつに数えられた。
・明治の文豪「徳冨蘆花」に愛され直筆の水彩画が残されている。
、、、雪景色の時が最高に美しいのですね。
榛名が白くなったらまた訪れよう🎵
雌岳は階段が整備されています。
とはいえ、段差が大きい💦💦
途中登山道を外れた所に面白い場所を発見!
大きな岩に挟まれ通路のようになっています。
右側の大きな岩がカエルの横顔みたいです。
このまま進めそうでしたが、登山道から離れていくと困るので先に進むことはせず、登山道に戻りました。
階段を登っていくと、岩の割れ目は登山道と平行に進んでいたようで、左手に大きく口を開けた岩の裂け目を見下ろせるようになっていました。
すごい、すごい、これって、地殻変動(地震?)で地盤がずれてパッカリ避けちゃったってことだよね???
その先には避けた地面の終点がありました。
まるでファスナーの端っこみたい。
ハガレーナがどんな穴になっているか見に行きました。
(左) 岩がゴロゴロと崩れて転がっている上に落ち葉がびっしり乗っかっています。
手前に大きく穴がありましたが、ハガレーナが「これくらいなら渡れるよ」と。
(右) 落ち葉を踏み抜いたりしないよう注意しながら覗いてみると、底はすぐそこにあり、、見上げると、、
空が見えました。
脆い岩盤が割れて剥がれ落ちているのがよく分かります。
ここから上に上がることもできそうでしたが、落石があると危ないので、覗いてみただけ。
大人しく登山道に戻りました。
ちょっとワクワクする体験でした🎵
(左) 再び階段を登っていきます。
端が丸太なので、凍っていたら注意が必要らしいです。
段差が大きく、丸太を越えるのに大股で登らなくてはいけません(涙)
(右) 最後はこんな素敵なツツジのトンネル♥️
春にはサラサドウダンが咲くようですよ。
そして、雌岳山頂に到着です。
大、大、大展望!!
山頂標識と。
右からターンします。
関東平野と多分寄居や秩父の山も見えています。
そして、右の端の方に富士山が見えるの分かるかな??
関東平野と遠くに筑波山。
手前の三角錐は水沢山です。
水沢山の左斜め上は裾野を拡げる赤城山。
左手は獅子岩で有名な子持山です。
上州武尊山は雲に隠れています。
子持山左手の三つコブは小野子山、中岳、十二ケ岳です。
上越国境は雪雲ですね~😆
中央の白い山は草津白根山。
左手の木立越しに見えるのがさっきまでいた雄岳です。
あまりの展望に感動して、ゆっくりすることにしました。
気温は低いですが、風が案外当たらなくてそれほど寒くはありません。
ハガレーナの差し入れのドーナツを食べて、小腹を満たし、30分ほど過ごしました。
雌岳から下ってきて、七合目避難小屋という名の東屋を過ぎると「オンマ谷」への道になります。
左手は大きな大きな岩盤が剥き出しになっています。
冬枯れの小道はお昼の日が良く当たって、とても気持ちいいです。
(左上) 苔がとって可愛いかった😍
(左下) あそこにも洞窟みたいな岩の裂け目がありますよ!
洞窟探検する勇気も技量もありませんが、怖いもの見たさで、ちょっと覗いてみたくなるんですよね。
(右) ハガレーナの靴が落ち葉に埋もれました。
この辺りはフッカフカの落ち葉絨毯でした。
分岐に着きました。
(左上) 現在地が印されています。
(左下) 水沢山方面への道です。
とってもいい雰囲気♥️
ちょっと歩いてみたいけど、またの機会にしましょうね。
(右) 私たちはこちらへ。
急峻な相馬山へ向かって歩いて行きます。
オンマ谷は孫岳の裾野を回り込むような形で形成されています。
(左) キャー、滑った!!
落ち葉の下がガッチガチに凍っています。
こりゃ危ない💦
(右) リュックに忍ばせてきたチェーンスパイクを装着しました。
(左) 落ち葉の上に雪が積もっているので、人の歩いた場所だけ雪がとけて落ち葉が顔を出し、道の形が良くわかります。
なんだか楽しい😃🎵
(右) このオンマ谷は両側を相馬山と孫岳の高い壁に挟まれ、日中でもほとんど陽が射さないんですね。
この時、時刻は12時55分。
真っ昼間ってやつですよ。
目指す峠(?)には陽が射していますね。
暖かそう~😆
ここは底冷えしてますよ~😖
おっ、《オンマ谷の由来》が書いてありますよ!!
・ここは榛名カルデラ火山の爆裂口で、太古の噴火の様子を相馬山の断層にしのぶことができる。
・鎌倉時代の土豪「相馬小次郎師常」が相馬山山頂に遠見番所を置き、馬で訪れた所、ここから先が急峻になるため、この原に馬を置いたことにより「御馬谷」と呼ばれるようになった。
・相馬山は「総魔山」と呼ばれ、硫気を吹き出す火口だった「魔の谷」から「御魔谷」と言われたとの説もある。
、、、なるほど~⤴️
「お馬谷」や「魔の谷」から来てるんだね~⤴️
確かに左手の壁はまるで屏風のようですから、とても馬では登れないですよ。
そして、かつて爆裂火口だった名残りでしょうか?
積み重なった大きな岩たち。
「魔の谷」と呼ばれた「オンマ谷」は今も日の射さない静かでちょっと不気味な雰囲気があります。
一人だと心細いですが、ハガレーナと二人なので、ちょっとドキドキしながら、チェーンスパイクでザクザク歩きました。
春から秋には熊との遭遇率も高そうな気がしますよ😱
道は徐々に登りになっていきます。
岩はみな苔むしていて、北八ヶ岳の双子池付近の森に似ていました。
ハガレーナが今日不参加のターボにこの写真を見せて「ここはどこでしょ~か??」と言うと、ターボから「北八ヶ岳??」と返事が来ました。
ブッブー-、、、だけど、ある意味ピンポーン💡
そう答えて欲しかったのよ(笑)
太陽の光が届く高さまでやってきました。
背中に当たるお日さまが暖かい☀️
そして、日が射すエリアになった途端に、ツツジのトンネルが現れます。
魔の谷から抜け出し、桃源郷にたどり着いた気分(笑)
「オンマ谷」のこの対比にハガレーナと私は胸キュンでした。
なんか、いい!、、オンマ谷!(笑)
(左) ツツジのトンネルを登っていくと、「くま出没注意」の看板がありました。
やはり!
あの谷は熊の生息エリアですよ、多分。
歩く時は賑やかに行こう🎵
(右) やがて広い場所に出て「オンマ谷風穴」がありました。
いくつも岩の割れ目があり、手や顔を近づけてみましたが、夏じゃないとよくわからないですね。
(下) なんと、トイレがありました!!
ハガレーナが覗いてみると、ポットんでしたが、とても清潔だったそうです。
伊香保森林公園なので、ちゃんと整備してくれているのですね。
夏ならこの辺りまで車で入れるのだと思います。
(左) 最後は車道の登り💦
行きに下りましたからね、、そりゃ最後は登ります(涙)
車道歩き、、しかも最後の登りで、テンションただ下がりの私でした(笑)
(右) 昼頃には下山予定でしたが、思っていた以上に見所沢山で、いっぱい遊んだので、駐車場に帰り着いたのは午後2時近くになっていました😂
二ツ岳、、初めて訪れましたが、とってもいい山でした。
以前相馬山に登った時以上の楽しさでした。
お気楽オススメの山がまたひとつ増えました。
ターボや他のメンバーを連れて再訪したいと思います!
お昼は湖畔の食堂で、「とろろ御飯定食」をいただきました。
とろろたっぷりで、ワカサギのフライも美味しかったです。
そして、帰りに立ち寄ったのは「ばんどうのゆ」。
露天風呂からは上州の山々を見渡せ、とても気持ち良かったです。
結局夕焼けが見えるまでゆっくりしました。
帰路の車から見えた榛名山。
中央が水沢山、その左手の低く見えるのが二ツ岳、その隣の左に曲がった三角が相馬山だと思います。
楽しい一日でした!
榛名に雪が降ったら、この冬の間にもう一度登ろう🎵
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