50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【復活前夜】紅葉の浅草岳。2022年10月12日(水)


浅草岳登山道から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今回は珍しく平日登山です。

ターボと私が勤務する会社には、3ヶ月に一回取得できる「健康増進休暇」なるものがありまして、使わないと消えちゃうんですよ😅

私が来週入院し、左膝のボルトを抜く手術をするため、その後はしばらく山に行けなくなるので、その前に平日お休みをもらって、週末だと激こみになる紅葉真っ盛りの谷川岳に行こうと思っていました。

今回は花子もお休みを取れたので、久しぶりに三人(メイちゃん山岳会)で歩いて来ようと思います。

ターボは谷川岳が大好きなのに、タイミングが合わず、一度も登ったことがないんですよ。

私は過去に三度ほど登っていますが、いずれも肩の小屋から先になるとガスが出て来て、山頂からの大展望をいまだ知らないのです。

一週間前はこの水曜日が週の中で一番お天気良い予報だったので、この水曜日を決戦の日に選んだのに、、、


チーーン😭😭😭

高速道路から見える、というか、見えない谷川岳(涙)

雲の中じゃーーーーん😭😭😭

ええぇ、どうせ行くならピーカンの晴れの時に取って置きたいよね、谷川岳は。

仕方ない、山替えしよう(涙)

関越道を走りながら、「どうする?どうする?」と山替え会議です。

するとターボが「浅草岳の紅葉が素晴らしいらしいんだよ」「今がまさに見頃なんだって!」

そうなの!?じゃあ、決まりだね!

そのまま関越トンネルを突き進みます。

トンネルを越えたらそこは青空~ーー!を期待していましたが、、、


チーーーン(再び)

小雨が降っとるやないか~い!🤣🤣🤣

山替え失敗か??と思いましたが、「いや、これはきっと上越国境に雲があるからだよ!だから谷川岳も小雨ってことよ!」と自分たちを無理やり納得させる😅

でもその無理やりの理屈もあながち間違ってなかったようで、新潟県に入ってしばらくすると、雲はあるものの、雨は降っていないまずまずのお天気に変わっていきました。


自宅を6時に出発し、途中サービスエリアで谷川岳の様子を見たりしながら、浅草岳のミズモチ平駐車場に、9時頃到着しました。

途中数年前の夏、花子ファミリーと泊まった「才七」の前を過ぎてからも走る、走る。

すれ違いが難しいような山道を長らく走って到着した駐車場には結構な数の車が!!

ひぇえ、平日で私たちだけかも!?などと思っておりましたが、秋の浅草岳も人気なんだわ!

つまり、紅葉の盛りだってことだよね??

こりゃ期待が高まります✨


《登山難易度  4》


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


駐車場にあるトイレをお借りし、9時25分に歩き始めました。

二年前の夏に歩いたルートと同じコースで行きます。


↑二年前の8月に花子ファミリーと訪れた時の記事です。

読み返してみると、山や花の名前、街道の歴史など、資料を見て書いているのがわかります。

最近のレポはいい加減になってるなぁ。

山の名前は「○○と思われる」とか、花の名前は「知りません」とか書いちゃうし、どんどんブログ(すなわち私の人間性)がだらしなくなっているのがバレバレです💦💦💦


そんな私の堕落具合はさておき、ネズモチ登山口に入ります。

ここも明け方雨が降ったのでしょうか?

登山道が沢みたくなっていました。


実際に沢を渡る場面もあります。

この沢の名前は二年前のブログに書いてたけど、忘れた🤣🤣🤣


おや、おや、紅葉が始まってますね。

これは期待が高まりますよ!!


ブナソネ登山道は、前のブログにも書きましたが、前岳分岐までひたすら真っ直ぐ登る直登です。

花子がバナナを持ってきてくれたので、バナナ休憩です。

エネルギー注入しながらでないと、バテてしまう💦💦


ひたすら、登る。


どんどん登る。

ただ、花子ファミリーと訪れた時のように「足を引っ張らないよう頑張らないと!」というプレッシャーはないので、マイペースでゆっくり登りましたから、それほど辛くはないです。


岩が大きくなってきました。

両手も使い四足歩行😅


大きく足を上げる必要もあったりして、「全く直登だな!!💢💢」「急なんですけど~💦💦」などと文句を言いながら登るターボです。


後で写真を見返すと、ホントによく登ってる(笑)

なかなかにながいんだ、この登りが💦💦

二年前の夏と違って暑くないのがありがたい😂


時々展望がひらけます。

うわぁ、車で走ってる時も思ったけど、やっぱり浅草岳は山深いんだわ~。

どこまでも続く原生林。

そこにぽっかり池のように見えるのが駐車場です。

あんな所に切り開いた(切り開いたのかどうか、元々平らだったんだと思うけど)駐車場は、浅草岳に登る以外に利用価値ないよね??

この山に登るためだけに、あの長い道を作って、あんな広い駐車場をこしらえたの??

回りに植林帯はないですから、そうとしか思えないですよね?

新潟県民の浅草岳愛を感じるわぁ。


深い深い原生林。

山頭火の「わけいっても    わけいっても   青い山」ならぬ、「わけいっても   わけいっても   橙の山」だわ。


見渡す限り紅葉の森に、疲れがふっ飛びます。

風も通って気持ちいい。


足元はこんなんですけどね。


きれいやね~🎵


ご機嫌な二人。


所々、濃い赤色も見られました。


まだ登るんか~い!

山もこのブログも🤣🤣🤣

曇り空の下で撮った紅葉の登山道が美しくて、載せたい写真がいっぱいあるんです。


標高を上げるにつれ、またまた登山道が小川になってきました。

やっぱりこっちも明け方まで雨が降っていたということなんでしょうか?


お、なんとなく前方が開けている雰囲気に。

そう思ってから何度も裏切られていますが、今度こそきっとそう!!


開けた~🎵

山頂付近が見えてきました! 

前の二人から「キレ~!!」と歓声が上がっています。

山肌が紅葉してますね!

少しガスが出てるけど💦💦

この後、前岳分岐まで、夏の記憶だとあっという間だった気がするのですが、ここからもまぁまぁありました😆

そして、どんどんガスになってきた(涙)

みんなで、初めは「展望が楽しみ!」と言っていたのですが、それが「紅葉が見れればいいや」「雨さえ降らなければ御の字」、最後は「みんなと一緒にいられればOK」とどんどんハードルを下げて行ったのでした🤣

期待しないで行こう(笑)


12時1分、前岳分岐に到着です。

所要約2時間半でした。

標準コースタイムからは大幅に遅れていますが、多分二年前と同じくらいのペースでしたね。

ゆっくり歩いたので、きつくはなかったけど、やはりとても長い印象です。

下りは一切なくて、登りっぱなしの2時間半はなかなかに長いよね😆


前岳分岐からは横移動です。

霧で木道が濡れていて、若干の下りで滑る、滑る💦💦

転ばないように慎重に。


霧が風で移動すると、一瞬紅葉しているのが見えました。

これは晴れていれば絶景でしょう。

前回もずっと霧や雨だったので、展望ゼロでしたから、今回リベンジしたいと思っていましたが、八方尾根でそうだったように、やはり三回登らないと晴れに当たらないのか、、🤣🤣🤣


それでも垣間見える紅葉に、歓声が上がります。


あ、山頂部が見えた!!

最後、わずかに登って、、


12時20分、浅草岳山頂(1585M)に到着しました。

着いた時は山頂に10名ほどいらっしゃったでしょうか?

その時360度真っ白な世界だったので、皆さんランチしながら、雲がきれるのを待っている様子でした。

私たちもランチして、その時を待ちたいと思います。

ほとんどのハイカーが諦めて下山し、残すは立派な望遠レンズ付きカメラを持ったカップルと私たちだけになり、そろそろ下山するかとリュックを肩に掛けた時でした。


あ、あ、雲が流れる!!

あーーっ、見えた~🎵

前岳から山頂までの山肌がオレンジ色なんだね~🎵


そして、こちらは田之浦湖。

福島県側の景色です。

二年前より良く見えたよ~⤴️

二回連続見られないのは可哀想だと思った浅草岳の神様の優しさかなぁ。

ハイカーが少なくなった狭い山頂で、カメラマンの二人と私たちがあっちに行ったりこっちに行ったり、雲の動きに合わせて大移動🤣🤣🤣


やったねーーーっ!のポーズをしたら、花子に「阿佐ヶ谷姉妹みたい」と言われました🤣


福島側の山肌もキレイだよ~⤴️


感動、感動、感動😂😂😂

素晴らしいチラ見せ、憎い演出、、神様、ありがとうございました。

三度目の正直を信じて、また来年も来ますね😁


山頂に1時間半もいました(笑)

ではこんな景色を左手に見ながら下山開始します。


すると、また霧がわいてきた。


前岳分岐を通過。

前のレポにも書いた六十里登山道の分岐も過ぎます。

この辺りの木道は、帆船の甲板みたく傾いてます🤣🤣


笹の緑、草紅葉のオレンジ、ツツジの赤の三段になってる!!

めちゃくちゃキレイ!!


桜ソネルートに入ると、目に飛び込んで来たのがこの景色!!

わぉ、わぉ、わぉ!!

二年前は雨で何も見えなかったのですが、こんな景色だったんだね~⤴️

狢沢カッチや鬼ガ面山もくっきり見えています。


すごい、すごい、すごい!

六十里登山道の分岐を進むとあんな所を歩くんだね~🎵 

楽しそうやないか~い!!

多分超ロングの変態ルートだと思うけど、ちょっと興味を引かれる。

後でどんなルートか調べてみよう。


こちらの紅葉も美しいです。

なるほど、だから浅草岳を良く知る方たちは、こちらのピストンなんだね。

紅葉は桜ソネルートからの方が長い時間見れるんだ。


空はグレーですが、それでも楽しい木道歩き。


登山道脇の紅葉も何枚も写真に撮ってしまいました😆


お、カヘヨノポッチが見えてきた!

ターボが「げ、あそこ登るの?」とビビっていましたが、あっという間です。


カヘヨノポッチ。

標識は特になし😅


そこからの下りが長いんだ、これがまた!🤣🤣🤣

過去のブログにとにかく長かったと書いていたのですが、この時はそんなこと忘れていて、「え?こんなに長かったっけ??」と話ながら下りました😆


道はブナソネルートよりこちらの方が歩きやすいです。 


まるで箱庭のような楽しい登山道。


ブナの森も美しいです。


こちらからも見える深い森。

雲がかかっていましたが、左手には守門岳も見えます。


う~ん、山深い!!


黄色い森にテンション上げ上げ⤴️⤴️


森の主発見!!

これは堂々として美しいブナの木でした。


やっと、やっと、「浅草の鐘」に到着!

長かったね~😆

桜ソネ登山口に下山したのは、15時37分でした。

山頂出発から2時間10分かかりました。

なかなかに長いでしょ??

そこにあった案内図の「狢沢カッチ」を指差して、「カッチって何だろう??」と話しているところです。

多分「ポッチ」も「カッチ」も、「とんがった所」とか「ピーク」みたいな意味ですよね??

知らんけど(調べんのかーーい!)😅


桜ソネ登山口からは簡易舗装(時々砂利)の道を等高線に沿って下り、何回か沢を渡って、16時8分、ネズモチ平登山口に帰り付きました。

車はターボの他に一台だけ。

山頂で最後まで写真を撮っていたカップルが既に下山し、車の後ろでギター演奏会を開いていました。

もしかしたら、私たちが下山するまで心配して待っていてくれたのかな?と思いました。

お二人はブナソネルート(私たちが登りで使った道)で下ってきたらしく、やはりすごく滑るので三回も転んだと言ってました😅

あそこを下るのは難易度高いです。

次に行くとしたら、今回と同じ周回ルートか、桜ソネピストンがいいかなと思います。




谷川岳のロープウェイ開始に合わせて出発したので、今回はスタートが私たちとしては少し遅めになってしまい、下山が16時を過ぎてしまいました😆

日が短くなる秋にこの時間はちょっと危険。

次に来る時は、もう1時間~1時間半は早く出発できるようにしたいです。


花子ファミリーと歩いた浅草岳を、再び花子と訪れることができて、とても楽しい一日になりました。

次こそ、ピーカンの快晴の日に、リベンジしよう🥰

 

いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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