50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【復活前夜】真夏の守門岳再訪!暑さ、アブ襲来、ツルツルアスレチックの三重苦🤣🤣🤣2022年8月


守門岳・青雲岳から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


ほんとはこの週末、安達太良山に行きたいと思っていたのですが、先日来の大雨で登山口までに通行止箇所があることがわかり断念することにしました💦

天気予報とにらめっこすると、テンクラAでかつ晴れ予報は新潟県の守門岳だったのですよ。


守門岳には2年前の夏に友人花子家族と一緒に登っていて、酷暑にバテバテとなり、最後は水が足りなくなって脱水症状に陥った経験ありです。


⏫その時の記事はこちら。


夏の守門岳はとにかく暑い!

そして、登りはひたすら真っ直ぐ直登だし、帰りには魔の登り返しもあるという、大変な山なのを知っていたはずなのですが、、、😅


守門岳の魅力は、素晴らしい展望です。

大岳まで辛い急登を頑張って、そこから眺めた主峰の美しいことといったらもう!

鳥肌ものの感動的絶景なのです。


あの大展望をハガレーナと姫にも体験してもらいたい!

そんなこんなで、『二度と夏には登らない!』と誓った守門岳に、なぜか二年後の真夏、、再びチャレンジすることとなりました😆


喉元過ぎれば熱さ(暑さ)忘れる登山の始まりです🤣🤣


さてさて、今回は暑さに加え、濡れぬれツルツル登山道とあぶの猛攻撃という三重苦登山となりました💦💦💦


それを差し引いても余りある頼みの展望は果たしてどうだったのか??


それは続きをご覧くださ~い!


🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙


自宅を3時45分に出発しました。


新潟県で迎える朝焼け。

お、これは良いお天気なんじゃないですかい??

ん?

こんなセリフ、ついさっき書き終わった「飯縄山」のブログにも書いた気がするな😅


登山口に向かう道からわずかに先に行った所にある道の駅「とちお」でトイレ休憩しました。

登山口にトイレがあったかどうか不安だったからです。

保久礼避難小屋の裏手にトイレがあったのは覚えていますが、キレイだったかどうか記憶にない。

なので、安心清潔な道の駅があったら寄っておきたい!


途中、こんな案内表示がありました。

むむむ?通行止??

あ、平日か、、、ホッとした、、でも大丈夫かな?

なんの工事中なんだろう?

道が崩れていたりするのかな?

ちょっと不安な気持ちを抱えつつ、先に進みます。


あれは守門岳だね!

大岳は見えているけど、青雲岳や袴岳(守門岳主峰)には少しガスがかかっています。

雲がどいてくれるといいのだけど。


道路は狭いものの、特に崩落箇所などはなく、無事保久礼登山口の駐車場に着きました。

時刻は6時20分頃。

自宅からコンビニや道の駅に立ち寄りながら、所要2時間35分でした。

駐車場は7割方埋まっていましたよ。

現在トイレを新設工事中でした。

なるほど、、この工事のために、平日は通行止となるのですね。

トイレができれば、道の駅に寄らなくて良くなりますね!


《登山難易度  6》

前白根山に続き、累積登り標高差1000M超え!

復活まであとわずか、、と言っていいかなぁ。

復活登山は秋の妙高山(私が怪我した山)で果たしたいと思っています。

妙高山の累積標高が1400Mなので、あと400M登れるように頑張らないとだ!


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


駐車場出発は6時41分でした。


まずは少し下ります。

保久礼避難小屋にはトイレと水場があります。


登山口にある案内板。

現在地(保久礼)から、キビタキ、不動平、大岳と登り、青雲岳、最高峰の袴岳で折り返すピストンコースを行きます。


最初のうちは、ずーっと階段です。

この階段、前のブログには「登りやすい」と書いているのですが、私の筋力が落ちたからか、結構疲れました。


途中の展望地からの眺め。

日本海はさすがに見えないか。


あ、駐車場が見えますよ!

まだこれだけしか登ってないのか、、と少しガッカリしました😅


階段はまだまだ続きます。


健脚テニスインターバルの姫はどんどん先に行って、途中で座って待っている方式です。

私は昨夜仕事で遅くなり、少々寝不足気味(3時間しか寝られなかった💦)。

足が重くて、ゆっくりしか歩けません。

ハガレーナにペースが遅すぎるようなら先に行っていいよと伝えましたが、「みほさんが転んだ時に助けられないから」と最後尾を守ってくれました。

いつもありがとうね😆


さてさて、ツルツル掘れ掘れの粘土質登山道の始まりですよ~😆

水はけが悪いので、堀に水溜まりもできています。


森はとっても美しいのです。

森を見るふりして、休みながら登りました。

右上の雪で曲がった木は、私の到着を待つ姫が座っていて「とってもいい椅子だった」と言ってました。

姫専用チェア~ですね。


7時53分、保久礼小屋出発から約1時間で1.2キロ歩いてきました。

大岳まで1.4キロ?

この時は半分来たね~⤴️と思いましたが、多分この表示は間違ってますね。

この後50分後に通過する第二展望台という場所に「大岳まで1.6キロ、40分」という表示が現れましたから。


見上げれば美しいブナ林。

でも足元は湿って滑りやすい粘土質登山道です。

しかも、この頃は、アブの猛攻に大騒ぎでした。

先頭を行く姫、ターボ、私の順にどうしても私たちに噛みつきたいアブが次々襲ってきて、足に止まって離れないので、足をバタバタ股上げ運動、ストックや片方の足で払いのけるのが大変💦💦

登山道には私たちの悲鳴が響き渡っておりました😆


小広い平地で小休止。

明るい場所に来ると、オニヤンマが飛んでいて、アブはいなくなります。

私の差し入れは顔の大きさほどもあるビッグなバナナ。

みんなに配ってリュックが少し軽くなりました(笑)

ビッグバナナでハガレーナはウルトラマン、姫は月光仮面を演じてた(歳がバレる😆)

もうひとつ私の差し入れは「スッパイ大作戦」。

どれだけスッパイか、私が顔で表現してみましたけど、伝わるかしら??


守門岳には、変わったキノコが沢山ありました。

ペロペロキャンディみたいのや、マイクみたいなの。

どれも絶対食べたくない💦💦


掘れ掘れ登山道になると、またまたアブの総攻撃。

湿気が多く、空気が淀んでいる場所には、しつこくて凶暴なアブが生息してるんですね~😆


アブから身を守るのに必死で、精神的にも体力的にもすっかり疲れました。

ウサ亀さんを真似して、今回からハガレーナは扇子を持参しています。

「ほれ、こんなに涼しいよ~⤴️」とあおいでくれました。

「はぁ~、すーずしぃ~⤴️」

「極楽だわ~🎵」と恍惚の表情の二人。


振り返ると、下界が見えました!

ハガレーナは扇子を手放せなくなってる😁

扇子の動きを止めた途端に、暑さに耐えられなくなるような感じなんだろうな。


大岳まであと少し!!

暑いけど、ファイトだーーーっ!


カーーーン!!

姫が大岳(1432M)の鐘を高らかに打ち鳴らしました。

時刻は9時37分。

駐車場出発から約3時間かかってしまいました😆


前回大展望を楽しんだ展望スポットに移動して、小休止です。

ターボの差し入れの笹だんごと、ハガレーナ差し入れのソルティライチを食しました。


35分ほど休憩し、次に向かいます。

残念ながら、展望はこんな感じ💦

守門岳全景を二人に見せたかったのですが、叶いませんでした(涙)


左手の下の方にまだ雪渓が残っていました。

この時期にあるということは、あれはとけずにそのまま初雪を迎えそうですよね。

二年前の夏にはなかった気がするので、多分今年は雪が多かったんだろうねと話しました。


雪渓側からどんどん雲が湧いてきます。


夏の花たち。


鞍部からは登りになります。

こちらもやっぱり直登!!

アブがいないだけ、大岳までの登りよりだいぶマシですが😅


振り返ると、稜線でくっきり分かれている!

雲は雪渓のある谷側から沸き上がっているんですよね。



枝や根っこを総動員で登って行きます。


眺めの良い稜線にでました。

上空は晴れているのだけど、、

私たち自身はなんとなく雲の中にいる感じ。


奥に見えているのが最高峰の袴岳だと思います。

全部見えてればなぁ、、最高なんだけど、、😆


稜線にも粘土が露出している箇所があります。

登りはいいですが、下りは怖そう~、、と前回も思いました。

足跡があるようでいて、その穴には傾斜があるんですよ~(涙)


ここは気持ちいい場所!!

草原の中に前回はキスゲが沢山咲いていました。


今日は少しだけ。

緑色のジュータンに黄色いドット柄。


こんな岩ゴロ地帯、、二年前あったかな??

岩が滑りやすいので、左側に滑落しないよう、慎重に登りました。


二口登山道との分岐を通過します。

そこから山頂まではあとわずか!


11時35分、青雲岳に到着しました!

標高は1487Mです。


山頂には池溏があります。

オタマジャクシが泳いでいました😆

展望は、、う~ん、こんな感じ。

大展望の山の実力をお見せできなくて、とっても残念です。

最高峰の袴岳方面にも雲がかかり始めました。


展望が得られないようなら、山頂は踏まなくっていいかっ!となりました🤣🤣

下山時のツルッツル登山道にも苦労しそうだし、、💦💦

登りで5時間もかかってしまいましたから、下りは4時間はみといた方が良さそうです。

ってことは、下山は16時~17時??

うん、やっぱり袴岳はやめておこう。

そんなことを相談していると、お気楽バッジにトンボがとまりました。

「お気楽トンボ」ね♪

それにしても、姫のジャンプも、それを一回で写真におさめるハガレーナの瞬発力もすごい⤴️⤴️


では、青雲岳でランチにします。

今お気楽でブームの冷やし茶漬け。

今回はウサ亀さんに教えてもらった「鶏肉の梅肉和え」を作ってきました。

とっても美味しかった!!

姫からの差し入れは、揺られて(多分アブ襲来で大騒ぎしたからだな💦)撹拌されたプリン😁

甘い茶碗蒸しみたくなってた(笑)


山頂で1時間過ごし、12時35分、下山開始です。

滑りやすくて難易度高い(右手は急斜面)岩場は、滑らないようにお尻をついて下ったりしました。

この後姫が岩で足を滑らせ転倒💦💦

危うく右手の崖下に転がるところでした。

本人曰く、「右には結構草がしっかり生えてたから危なくなかったよ」とのことですが、見ていた方は肝が冷えましたよ😭


急斜面の下りが続きます。

前を行く姫が「ここ、どうやって下るのーーっ!?」「難易度高過ぎなんですけど~😆」と叫んでおりました🤣


ここはお助けロープがありがたかった!

ターボが前を向いたり後ろを向いたり、お助けロープを使って苦労しておりました。

向かう大岳は相変わらず、ガスガス(涙)


大岳への登り返しです。

前回、ここで私は脱水症状となり、バテバテになった苦い経験があります。

今回はそうならないように、しっかり水分を取って、ゆっくりゆっくり登りました。


14時1分、大岳に到着です。

ここまで往路では3時間かかっていますから、下りは2時間半は見ておいた方がいいですよね。

もしかしたら、登りより手間取るかも知れません。

何しろツルッツルなんですから、粘土の登山道が💦💦

下山は16時半から17時の間ってところだね、、とみんなで話しました。

なんとか日暮れ前には下山できそうです。


始まりました。

粘土質のツルツル登山道💦💦

途中一匹の沢蟹発見!

君はどこからきたの??


ある程度下ってくると、やっぱり晴れているのですよ。

山頂辺りだけガスなんだね~😆


ほら、こんなに青空!!

でも「遠くでゴロッっていった!」と耳のいい姫が遠雷をキャッチしました。

雨が降りだす前に下山しなくちゃ!!


とはいえ、足元はこんなんなのよ~😆

そんなに急げない💦💦💦

右に行ったり、左に行ったり、真ん中通ってみたり、、。

「ここ、どっちに行っても滑りそう~😆」と迷う姫。


何度も言うけど、森はキレイなんですよ。

見る余裕があまりなかったのですが😅


キビタキ清水に着きました。

やった、やった、水場だ、水場だ!

二年前、この水で生き返った記憶が甦ります。

山の水はほんとに美味しい!!

ペットボトル二本に水を満タンにしておきました。

その後は顔をじゃぶじゃぶ洗って、めっちゃスッキリ!!


手ぬぐいを濡らして頭にかぶり、みんなにオカミサンと呼ばれながら下りました😆

風があたると、濡れた手ぬぐいが涼しくて気持ちよかったよ!

駐車場着は16時51分でした。

私が一番バテちゃった💦💦💦




今回は二年前より大幅タイムオーバー。


私の体力・筋力が落ちているからか、それとも道の難易度が今回の方が高かったからか?


暑さは二年前よりマシだった気がするのですが、、(涙)


次があるなら、暑くなくアブのいない春か秋に再訪ですね。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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