【復活前夜】6年ぶりのリベンジ!快晴の霧ヶ峰・日本の大分水嶺を歩く。2022年7月2日(土)
霧ヶ峰・車山山頂から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今週末はどこに行きましょうか?
ヤマップで福島県・雄国沼のキスゲがヤバイことになっているのを目にして、「遠いけど行ってみたーーーいっ!」となったお気楽隊は、前泊雄国沼を計画していましたが、金曜日の夜、私が残業になることがわかり断念することになりました💦💦💦
みんな、ごめんよ~(涙)
下界は相変わらずの猛暑、猛暑、猛暑!!
日本列島灼熱地獄ですよ😭
だったら、涼やかな風が吹き渡る高原へ出掛けましょう🎵
ハガレーナがまだ行ったことがない「霧ヶ峰」なんてどうよ?とターボが提案してくれました。
「霧ヶ峰」は今から約6年前、、山歩きを再開したばかりの秋に会社の同僚と訪れていて、霧と雨でな~んにも見えなかった苦い経験ありなんですよ。
しかも、会社の同僚は私と同じ前十字靭帯の手術をした後のリハビリ中で、筋力が低下していたからか、最後はバテてしまったのです。
車山肩に向かう最後の登り途中に、振り返るとストックを持った両手を広げて深呼吸している姿を何度目撃したことか💦💦💦
その姿が今も目に焼き付いています🤣
速く歩きたいのに、速く歩けない、、😆
登っても登ってもゴールが見えず、、
その真っ白な坂の途中で日没を迎えるという恐怖の体験をしました。
当時はまだヘッドランプを携帯していなくて、山道で暗くなったらどうしよう?!ととても怖かったのを覚えています。
霧でクリーム色の世界が、日没を迎えた途端灰色に変わるんですよ。
ゾゾゾゾゾーーー😱😱😱
その時は背筋が凍りました。
今思い出しても心臓がキュンッとなります😆
↑そんな体験の記事はこちらです。
まだブログを始めてなかったので、ブログ開設してから、過去のノートを見てまとめているので、細かい会話などはなく、シンプルな記事になっています。
そんな霧ヶ峰にリベンジ登山です。
そこで霧ヶ峰の地図を引っ張り出して眺めていた私。
あ、これは!?
美ヶ原と霧ヶ峰が載っている「山と高原地図」です。
赤いラインはお気楽として既に歩いた道。
そして、青いラインは、、、あーーっ!中央分水嶺じゃん!
そういえば以前本を買って勉強して、歩ける中央分水嶺を書き込んだんだった!!
以前歩いたコースからほんのちょっと北にずれれば、中央分水嶺の一部を歩けるじゃん!
どうせ行くなら、前回とは少しだけコースを変えて、「日本の大分水嶺(の一部)」を歩いてみようよ!
少しだけ遠回りになりますが、稜線歩きだから、きっと気持ちいいよ!
なんだかワクワクしてきたぞ~⤴️
今回は上のサイトでの「大門峠から山彦尾根・八島湿原へ高原ハイク 8.6㎞」の一部を歩きます。
ということで、6年越のリベンジハイク&中央分水嶺体験、、始まりま~す!!
《登山難易度 5》
🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺
(鳥瞰図で楽しむ日本百名山より)
霧ヶ峰は長野県のほぼ中央、諏訪湖の北東部に位置する高原状の溶岩台地である。
起伏はなだらかで、山中をビーナスラインが通り、宿泊施設も多い。
最高峰は車山であり、ほかに鷲ヶ峰、男女倉山(別名ゼブラ山)、蝶々深山などの峰が連なる。
霧ヶ峰の魅力のひとつは八島ケ原、踊り場、車山の3つの高層湿原を擁していることである。
こうした霧ヶ峰の湿原は「霧ヶ峰湿原植物群」として国の天然記念物に指定され、ワタスゲやアヤメ、ニッコウキスゲやレンゲツツジなど数百種類の植物を見ることができる。
また八島ケ原湿原や踊り場湿原からは旧石器時代のものと思われる石器が発見されている。
霧ヶ峰一帯は黒曜石の産地であり、古来から人間とかかわりをもった地域であることがわかる。
八島ケ原湿原の南端にある旧御射山遺跡は、鎌倉時代、諏訪神社下社の御狩神事が行われた場所である。
武士たちの信仰を集め、流鏑馬などを行い、豊作を祈ったという。
祠があり、土を階段状に形づくったコロシアム「土壇」が遺跡として残る。
車山という名称は、諏訪湖側から見ると大八車の形をしていることに由来するという。
その山頂部からは八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、中央アルプスなどが見渡せる。
蝶々深山、鷲ヶ峰からも360度の展望が開ける。
🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶
自宅を4時に出発し、車山肩駐車場(標高1800M)に到着したのは、6時45分でした。
駐車場は半分ほど埋まり、梅雨明けの高原を楽しむ人達が多く訪れているようでした。
支度を整え、駐車場側にあるバイオトイレ(環境整備金をチャリンします)をお借りしてから出発です。
時刻は7時8分でした。
今日のメンバーはお気楽イツメン三人です。
まず目指すのは車山。
丸い気象レーダードームが白く輝くピークが車山です。
石がゴロゴロした道を登って行くと、既にこの展望!!
今日はピーカンの快晴です!
こんな景色が見たかったのよ~、6年前にも~😆
中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、新潟の妙高連山、、凄い眺めです。
ドームが近くなり、ターボと二人でむんずと掴んでみました🤣🤣
7時48分、車山山頂(1925M)に到着です。
所要時間は40分。
6年前と何も変わってない💦💦💦
成長してないことを嘆くべきか、退化してないことを喜ぶべきか、、🤣🤣🤣
最近できたらしい展望デッキに立ち寄ります。
観測ドームの東側に設置された展望デッキ、、まぁ、素晴らしい!!
左からターンしてみますね。
少し雲が出ていますし、逆光で分かりにくいですが、八ヶ岳、蓼科山、白樺湖、八子ケ峰などが見渡せます。
気持ちいいね~⤴️
テンションアゲアゲだったので、ポーズを変えて何枚も撮ってしまいました(笑)
朝日を浴びたドームも美しい!
そして、ハガレーナとターボ、、55歳コンビの華麗なるジャーーーンプッ!!
実は「せーーの!ドンっ」と飛び上がっているのは一瞬なのですが、スマホの連写機能が奇跡の一枚をとらえることができました。
スマホがすげぇ(笑)
反対側にも展望デッキがありました。
これから歩く中央分水嶺が見渡せます。
ハガレーナは蓼科山をポチっとな!
諏訪神社にお参りします。
四本の御柱が神々しい。
では階段を下り次に向かいます。
車山乗越(1815M)です。
蝶々深山に向かうならここを真っ直ぐですが、今回は中央分水嶺を歩きたいので、私たちは右へ(写真に写るハイカーと同じ方向へ)。
登山道からはずーーっと素晴らしい眺めです。
上の写真で雲の上に浮かんでいるのは浅間山と篭ノ登山などの連峰です。
下の写真の富士山みたいな形は蓼科山。
殿城山分岐を通過します。
もう分水嶺(山彦尾根)にのっていますよ!
稜線にて分水嶺を表現してみました。
私が指す方が日本海に、ターボが指す方が太平洋に水が流れます。
地図で調べてみたら、日本海へは、大門川→千曲川→信濃川と繋がるみたいでした。
太平洋側へは、釜無川から富士川となり駿河湾に流れ込んでいるようです。
違ったらごめんなさい💦💦
老眼なので、小さな字が読めなくて🤣🤣🤣
ハガレーナがまたまた面白い写真を撮ってくれました。
山彦尾根を歩く私たちから縦にパノラマ写真!!
この時、丘の向こう(蓼科山・八ヶ岳方面)に雲が現れ始めていますが、まだまだ小さくて素晴らしい青空だったのがわかりますよね!
目指しているのは、正面のとんがりピーク・南の耳です。
南の耳(1858M)に到着しました。
ここからも素晴らしい眺めで、みんな嬉しそう😁
足元には「中央分水嶺トレイル 美ヶ原~霧ヶ峰~長門牧場 38㎞」の標識があります。
南の耳からの360度はこちら!
眼下に見えるのはエコーバレースキー場。
なんて気持ちいいんだろう??
夏の陽射しが少々きつくなってきましたが、爽やかな風が頬に当たって爽快です。
次に目指すのは「北の耳」。
ミニミニ草すべりのような急な坂を下ります。
ザレているので、石車にのらないように慎重に💦💦
鞍部からは再び登り、、
北の耳(1829M)に着きました。
やっぱり360度大パノラマ!!
ムーミンの館のような赤い屋根は、大笹峰の避難小屋だそうです。
楽しいね~⤴️
でも暑くなってもきました😆
私は頭が痛くなってもきました。
多分軽い熱中症。
昨日寝不足なのが影響しているものと思われます。
アミノ酸入りのラムネをなめて、汗とめバンドを外しました。
日向は暑い💦💦
先に進みましょう。
ダケカンバの日陰で涼をとる。
帽子を脱いで頭を風で冷やしました。
どうやら私は頭痛が熱中症の合図みたいです。
休んでラムネをなめて、水分補給すると良くなりました。
小休止して、また歩き始めます。
美ヶ原が目の前!!
私は種田山頭火の「分けいっても 分けいっても 青い山」という句が好きなのですが、、
今日の私たちは、
「歩いても歩いても大展望!!」
「見渡す限り続く分水界!」
薄っぺらくてごめんなさい(笑)
山頭火とはえらい違いですが😅
句ではないので、勘弁しておくれ💦💦
だってホントにそうなのよ😁
もう、爽快感が半端ないです。
ハガレーナの縦パノラマ、開始!!
体の柔らかいハガレーナだからこそ!
ずーーっと後ろに反り返り撮影したのが、、
こちら!
私たちの進む方向には雲がないのに、背後にはモクモクと入道雲が立ち上がってきているのがわかります。
あの雲、心配だね。
八ヶ岳方面の人たち、大丈夫なのかな?と話しました。
見えているのは、車山湿原。
ターボが「オアシスみたい」と呟きました。
そう、強い陽射しが照りつけ、時々風が止まると「あじぃ、、💦💦」となっておりました😆
ターボと私の背後から入道雲が追いかけてくる~⤴️
前に見えてきたのは「男女倉山(おなくらやま)、別名ゼブラ山」です。
これまた大展望のゼブラ山(1776M)に到着しました。
八島ケ原湿原が見える!!
あんなに広い湿原だったんだね~😆
車山方面。
南の耳・北の耳方面。
日陰、日陰~😆と言いながら歩いております。
ゼブラ山からの下りで、私は一度石車にのって尻餅をつきました💦💦💦
怪我しなくて良かった~😆
コバイケイソウと、広々とした草原、、そして木陰。
北海道を思わせる爽やかな景色が広がっていました。
鹿よけゲートを通り、休憩スポットへ。
今までほとんど人に会わなかったのに、ここに来たら沢山いたので、ちょっとびっくり👀
木陰のベンチに座りお昼休憩しました。
デザートは、ターボの差し入れ、冷やしぜんざい!
お気楽のベストスイーツ三本の指に入ります。
一位はクリームあんみつ大福、
二位はいきなり団子、
そして、三位がこの冷やしぜんざいです。
めっちゃ美味しいから!
どれも凍らせて持ってきたら、デザートタイムにいい感じで冷たく食べれるんですよね😁
さてさて、お腹いっぱいになったので、午後の部をスタートさせましょう。
ちなみにこの休憩スポットには新設されたキレイなバイオトイレもあります。
観光客とすれ違いながら、木道を進みます。
国の天然記念物に指定されている花の楽園へ。
多分これは鬼ケ泉水。
池に名前があることを、帰宅してガイドブックを見て知りました💦💦
こんな風に3つの池に名前があるようです。
歩いてきた稜線を見渡せます。
一番右のピークから(なだらかにですが)いくつも峰を越えてきました。
イブキトラノオとオオカサモチ。
コバイケイソウ。
ニッコウキスゲ。
こちらは八島ケ池ですね、多分。
上の花はずっとカラマツソウだと思っていたけど、違うみたい。
オダマキも沢山可愛く咲いていました。
コウヤワラビ、アヤメ、オダマキ。
御射山方面の道になると、観光客がいなくなりました🤣🤣🤣
手の届かない場所にキスゲの群落。
森に入ると涼しい風が通って気持ちいいです。
森を抜けました。
左手の道は、八島湿原の反対側を歩いてくるコースなんだと思います。
木道を下って行くと、、
ヒュッテ御射山に到着です。
6年前は雨で寒くて、ここに逃げ込み、ストーブで暖まったんでした。
で、のんびりしすぎて日が暮れたという、、💦💦💦
今回は立ち寄らないでスルーしますよ~😆
諏訪神社下社にお参りしておきました。
ハガレーナと私が何をしてるかって??
ここ諏訪神社はポケスポット、近くにある競技場跡(多分流鏑馬とかした場所だと思われる)がジムになっていたのですよ😁
やれやれ┐(´д`)┌
さて、帰りましょうか。
少し砂利道を歩きます。
遠くで雷がなっています。
正面の雲の隙間、、台風の目みたいじゃないですか??
沢を渡り、最後の登りに取りつきました。
6年前はここでリハビリ中の友人がバテてしまったのでした😆
こんな景色だったんだね~🎵
あの時は真っ白、途中からは灰色の世界で、何ひとつ見えませんでしたから、感動です!
振り返ると歩いてきた八島湿原が見えました。
雨が途中からポツポツと、、。
最後の小ピークを越えると大粒の雨になりました!
この先にニッコウキスゲの群落(絶好のインスタ映えポイント)があったのに、写真も撮らずにスタコラサッサと車に逃げ込みました(笑)
車に乗り込んだ途端、雨は本降りに!!
ギリギリセーーーフッ!
霧ヶ峰、、やっぱり素晴らしい場所でした。
6年ぶりのリベンジ成功!!
後半は少し暑くなりましたが、その分日陰に入った時の楽園感がましましでした(笑)
日本の大分水界のほんの一部ですが、霧ヶ峰を通る分水嶺を歩けたことも良かったです。
長門牧場から美ヶ原までの分水嶺トレイル(38㎞)をいつか繋げてみたいです。
ところで、あの入道雲ですが、、やはり八ヶ岳は雷が落ちて、皆さん大変だったらしいです。
ヤマップのフォロワーさんが何人も怖い体験をされたようでした。
私たちがいた霧ヶ峰はギリギリ被害がなくて、ホントに良かったです😆
それにしても、今日は気持ち良かったーーっ!
最高の青空と白い雲と緑の草原。
遠くにはアルプスの峰々。
素晴らしかったです!
さて、次はどこに花を、絶景を、見に行きましょうかね??🥰🥰🥰
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。