50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【復活前夜】奥日光・庵滝の氷瀑を見に行ってきました。2022年2月26日(土)


庵滝(いおりたき)から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今日はターボと二人で奥日光の弓張峠から外山沢川に沿って登った所にある氷瀑を見に行きました。

私は昨年の1月末に、一度訪れたことがあります。


その時の記事はこちら⏬


しかしその時はターボは都合が悪く参加しなかったので、まだ庵滝の氷瀑を見たことがありません。

今回は二人だけの山行ということで、ターボが訪れたことのない庵滝に行くことにしました。


《登山難易度  5》


🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙


今回はハガレーナ不在のため、私の車で奥日光を目指しました。

自宅を出発したのは、5時半。

行きに水沼駅のトイレと、


竜頭ノ滝のトイレに立ち寄りました。

往路、日陰がアイスバーンになっていたりしたので、慎重の上にも慎重に運転し、凍ってなければ2時間半の所要時間のところ、3時間かけて、竜頭ノ滝(上)の駐車場を目指しました。


竜頭ノ滝(上)駐車場に到着したのは8時半でした。

既に少し疲れています💦💦

凍結した道路の運転は気を使いますね。

いつもハガレーナ、ありがとうね~😆


🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺


帰りの車でターボが庵滝は何という沢の滝で、どこから流れているのか調べていると、意外な表記を発見しました。

水色の太いラインが私たちが歩いた最終地点(氷瀑)なのですが、外山沢川が2つの支流に分かれ、右手が緑沢(奥に緑滝)、左手が庵沢となっていて、そのずっと奥に「庵滝 」の表示があるのです。

あ、庵滝ってもっともっと上流にあるんだね。

どんな滝なんだろう?

帰宅して調べてみたところ、地図上の庵滝は本当は外山滝という名前みたいです。

小田代が池になってるぅ~😱

そして、ゴルジュ帯の先の「外山滝」、、すごい⤴️⤴️

とてもお気楽隊が行ける場所ではありませんね😅

ほんとはお気楽沢登り、いつかしてみたいんですけどね😆

でも庵滝までならフツーに行けそうですよ!

今年の夏に行ってみようかな?

冬と夏の景色の違いに、感動するのではないかと思います。


この庵滝及び外山滝は、源流が前白根山みたいですね。

前白根山も登ってみたい山のベスト5に入っているのですよ。

一度トライして、長男ケイの突然の体調不良で断念した、あの山です。

今年こそは、金精峠から登ってみたいです。

それまでに筋力を元に戻しておかねば!!

話がだいぶそれました、、スミマセン💦💦

思考があちこち行っちゃって🤣🤣🤣


今日私たちが目指すのは、庵滝の氷瀑です😆


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


竜頭ノ滝駐車場を出発したのは、8時54分でした。

雪山装備(防寒着、ゲーター、アイゼン、手袋、ネックウォーマー、サングラス、帽子、それに加えてヒップソリとわかんのくくりつけ)は時間がかかりますね😆

夏装備よりは10分多めに時間がかかることを覚えておこう。

毎回出発時刻が予定より遅れます💦

では、竜頭ノ滝(上)の橋の手前から入山します。


雪はたんまりありますが、しっかり踏まれています。

湯川に沿ってわずかな登り。


まだまだ元気。

今日はピーカンでしかも無風。

絶好の登山日和です。

少々浮かれ気味の私。


低公害バスが通る車道を通過します。

道路との間の段差が大きいので、アイゼンの爪を引っ掻けないように、めちゃくちゃ慎重に降りました。


しゃくなげ橋。

湯川を眺めると、、


小さな流れが凍っていて、氷のカーテンが出来ていました。


カラマツの森を歩きます。

昨年来た時には、風が強く、木々についた雪が風でバチバチ当たって痛かったのを思いだしますが、今日はなんて穏やかなのだろう?


真っ白な雪原に幅1メートルくらいの通路ができています。

とても歩きやすい😁


、、、とはいえ、見えるのは、同じ景色。

ちょっと飽きてきました。

小田代までもまぁまぁの距離あるんですよね😆

子供達と夏道で歩いた時にはあっという間だった気がしますが、アイゼンの爪を引っかけないように、少しがに股を意識して歩くのは、夏道のように野放図に足を出すのとは違って精神的にも体力的にも疲れてしまうのですよね(涙)


9時54分、ようやく戦場ケ原展望所に着きました。

出発から約50分でした。

ここでおやつ休憩です。

ワッフルの最後の「E」が「山」に見える(笑)


視界は良好!

男体山ファミリーがよく見えています。

これは小田代ケ原からの展望が楽しみですね。


5~6分休憩し、先に少し進むと現在地を示す説明板が雪に埋もれていました。

いつもならお腹の高さ辺りにあったと思うので、1メートル以上雪が積もって、しかも踏み固められているのが分かりますね。


鹿よけゲートです。

チェーンが絡みついちゃってますけど💦💦

ハイハイで通過した後、私たちの後ろにいた男性が根気強くパズルを解くように、直してくれました。


しばらく車道(低公害バスルート)を歩きます。

前回より道路上に雪が少なく、アイゼンの爪がカチカチいうので不快でした(涙)


小田代のバス停辺りまでやってきました。


10時32分、小田代に到着、今日の往路コースの中間地点です。

駐車場出発から、約3.5㎞、所要1時間35分でした。

一年前は暴風が吹き荒れていた休憩スポットに立ち寄ります。

なんて穏やかな日なんでしょうか?


歩いていると暑いくらいなので、帽子とネックウォーマーを外し、中のシャツも一枚脱いでいます。

とても暖かいです。

写真だけ撮ってすぐに次へ向かいました。


しばらく車道を行きます。


弓張峠を越えると道は下りになります。


雪の壁が高い!

私の肩の高さまでありました。


10時49分、庵滝へ向かう道の入口に着きました。

一年前に来た時はここでウサ亀さんがわかんを装着していました。

戻って来られた方に聞くと、わかんは必要ないとのこと。

そのままアイゼンで入ることにします。


苗木が並んでいる辺りで空腹を覚え、シャリバテが心配になったので、10分ほどモグモグタイムを取りました。


見上げると、清々しい青空が広がっています。

今日はホントに登山日和ですね。

楽しい日だまりハイクができます。


では再び歩き始めましょう。


あちこちに、大きな木がありました。

種類はわからず💦


おっ、右手の斜面にあるのは、、あれはヒップソリの跡?

急斜面に何本もライドコースが作られています。

以前ゆずさんやウサ亀さんが楽しんでいたのはあそこなのかな?

いやぁ、めちゃくちゃ急ですよ😅

あれは私には無理だ💦💦

もしかしたら、今日はヒップソリは出番がないかな?


右手の尾根を登って、上から滑り降りるんでしょうね?

おちゃださんなら駆けていくところだろうけど、私たちはやめておきます(涙)


ここは一年前におちゃださんご一行とまきじーのさんご一行に偶然会って、ヤマッパーのにわかパーティーが繰り広げられた場所ですね。

何だか懐かしいです。


奥に見えている白い山は日光白根山かな?

正面の三角の山の左手に目指す庵滝があります。


外山沢に沿って登ったり下ったり。

右手は沢なので、踏み抜くとかなり深そう💦💦


訪れる人が増えましたね~⤴️

ホントによく踏まれています。

すれ違いなどで横によけると踏み抜くこともありますが、真ん中を歩いている分には全く平らな道と同じです。

ただ気温が上がって、水分の多い雪質になっていたので、チェーンスパイクだと高下駄になる可能性ありますね。

アイゼンなら快適に歩けました。


ここは一年前の道間違いポイント。

あの時は右手に踏み跡があり、そちらに行ったら、沢をかなり高巻く形になり、遠回りしました。

もしかしたら、緑滝に向かう道に入り込んだのかも知れないですね。

今日はそちらには踏み跡がなかったので、間違えることなく進めました。



沢沿いのルートを行きます。


真ん中が白くなった三角の山が近くなってきたら、目指す庵滝まであと少しです。


12時12分、庵滝に到着しました。

駐車場からは3時間15分、車道から入る入口からは1時間25分でした。

前回はナースと私の踏み抜き祭りで1時間45分かかりましたので、快適に歩けた分速く歩くことができました。

荷物を置いて、右手の方を見に行きました。


大きな氷の塊だった本流の一部が割れて落下しています。

他のハイカーの言葉を借りると「一枚剥けた」形です。


分厚い氷が落ちて、中に薄い氷の壁ができており、その中を滝が流れているのが見えます。

とっても美しいです。

曇りガラスの向こうで美女がシャワーを浴びているようなワクワクがあります。

例えが変ですかね?

楽しいし、ちょっと得した気分です。


巨大シャワールームの大きさを表現したくて、前にターボに立ってもらったら、ターボが巨大に写ってしまった💦💦

滝の凄さがわからない🤣

滝の左手はハイカーが多くてすれ違いが危ない気がしたので、見学は後回しにして、先にランチにしました。


前回から登場させたホットサンドメーカーで何を焼くのがいいのか試行錯誤中です。


フレンチトースト、good!


カスタードクリームサンド、VERY good!

ただし、油断すると中から飛び出した熱々のクリームで火傷します😅

あと、危なかったことがもうひとつ。

温かくなったことで、頭上の木々の枝に乗っていた雪が落ちてきて、私の背後にドサッと落ち、そのまま雪だるまになって転がってきました。 

私の背中側に刺しておいたストックで止まったのですが、冷たい雪の粒が首の後ろに飛んできて、慌ててフードを被りました🤣

リュックの蓋を開けていたので、その中にも野球ボールくらいの雪の塊が飛び込んできて、取り除くのが大変でした😅

気温が上がってくる日は雪の上からの攻撃に要注意です🤣🤣


人が少なくなってきたので、左手の見学に行きましょう。

青い滝はやはり美しいですね。


ワイド撮影。

だから、ターボが前に立つと、大きさがわからないんだってばぁ~😆


氷の壁を近くで見ると、飛沫が凍っているのがよく分かります。

時間が止まっているね。


凶器のようつらら。

雪の女王が一瞬で凍らせたみたいです。


左手の氷のカーテン。

ブルーアイスがきれいですね。


あの事故以来、今まで以上に臆病者になっているお気楽隊です。

ツルツルに凍った滝の裏側に以前は立ち入り中の方で写真を撮ったりしましたが、今日はこの辺りから見るのが精一杯でした。

何が起きるかわからない、、自分の身体能力を信用できない、、躓くことへの恐怖心が植え付けられてしまいました💦

1時間10分ほど、庵滝を楽しみ、、そろそろ下山することにします。

時刻は13時20分になっていました。


マカロンみたいな雪。

誰も近づけないので、真っ白なままです。


雪の下の空洞が笑顔の口元みたいに見えたので、ストックで目と鼻をつけてみました。


スノーシューをはいた人たちは、あえてふかふかルートを行っておりました。

ちょっと羨ましい😆

私たちも背中にわかんを持っているんですけどね。

アイゼンから付け替えるのが面倒くさいので、結局持って行って、そのまま持って帰ることになってます🤣


きれいな雪原に寝転んで、青空を見たいと思った私。

ゴロンッとしてみたけど、、


リュックを背負ったままだと、寝転がれなかった~😆


そして、立ち上がるのに一苦労です💦💦


こんな空を寝転んで見上げたかったのですよ😁


「ターボ!」と呼び止めると、「シェーッ」のポーズ🤣

私たちのこんな写真を見て「お気楽隊はいつも何人でも楽しそうですね」とアキロックさんからコメントいただいたのですが、実は写真を撮る時だけ笑顔で、後は結構ブーたれて歩いていました😅

だって長いんだよ、距離が、、💦

もう、疲れちゃって、、、

とはいえ、カメラを向けられると、、


ポーズは取ります。

これぞお気楽魂と呼んでください。

それにしても、私のとっさにとったポーズといったら、、、土俵入りかよ!

ヤマップで「貫禄ありすぎ」とコメントいただきました。

なかなかに私らしくて良いと思いませんか?

今後私の定番ポーズにしようかな?🤣

題して「土俵入りポーズ やまみほ型」🤣🤣

ストックを使って山を表現しております(笑)


14時30分、小田代の休憩スポットに到着しました。

休憩スポットと言っても、ベンチやテーブルは全て雪の下なので、手すりの支柱に座って休憩しました。


ここでおしるこタイム。

ちょっとくたびれてしまって、足の先が痛くなっていたので、ここで心と体にエネルギーチャージです。


大展望をお楽しみくださ~い!


男体山ファミリー、揃い踏み!

AR山ナビで調べてみると、、


外山(2204M)の左手に見える銀嶺は日光白根山(2578M)です。

「日光(25)白根はナイスバディ(78)」、、皆さん、覚えてますか?🤣🤣🤣


いつか登りたいと思っている太郎山と、小真名子山と大真名子山の間にシャイな女峰山。

素晴らしい眺めですね。

さぁ、そろそろ帰りましょうか。

10分ほど休憩し、再び歩きだすと、足の痛みが和らいでいました。


日光白根山、雪が深そう~😆

でも今日はあちらも穏やかなお天気だったのでしょうか?


帰りも森の中を歩きます。

ずーーーっと同じ景色なので、だんだん嫌気がさしてきました💦


冬用の靴に10本爪アイゼンつけて、13㎞近く歩くのはさすがに疲れました。

「膝から下重いぞーーっ!もう、やだ!」と駄々をこね始める私😭


やっとこさ、しゃくなげ橋。

あとちょっとだ、頑張れ、私!


ようやく車道が見えてきた!!


竜頭ノ滝の上部です。

奥には中禅寺湖。


16時ちょうど、竜頭ノ滝(上)の駐車場に帰り着きました。

小田代出発から1時間15分、庵滝出発から2時間40分でした。

疲れたーーーっ!



【本日のヒヤリハット】


それほど危険な箇所は今回はありませんでしたが、、

あえて探すなら、、


危ないのは、庵滝の対岸に渡る時に沢に落ちないように細心の注意を払ったことぐらいでしょうか?

ストックを持って行くと、沢を渡る時の助けになります。

アイゼンの爪にはくれぐれも注意してくださいね😆


それとやはり踏み抜きですね。

ほとんどがよく踏まれていましたが、すれ違いなどで少し横にずれただけで踏み抜きます。

平らな場所なら問題ないですが、沢側に踏み抜くと数メートル下に転落する可能性がないわけではありません。


あと、やはり氷瀑の側は気をつけてください。

いつなんどき、氷の壁やつららが落下するか分かりません。

油断は禁物です。

滝の周辺は狭いので、混雑していたら、すれ違いにも注意が必要です。


庵滝、、キレイなんだけど、意外と遠いんですよね~💦

最後はくたびれてしまって、このさき5年は行かなくていいかなと思ってしまいました🤣


今度は夏に行ってみようと思います。

夏道なら、弓張峠の先までは楽勝のはず!

そこから先が多分藪だけど、ちょっと行ってみたいです!

夏なら沢に入って水にも触れてみたいし、ジャブジャブしたい!🥰

やりたいことが、いっぱいだぁ~⤴️


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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