【群馬、中之条町】裏妙義の『もみじ谷』と、『三方境』から女道へ、久しぶりのお気楽ハイク。でも実は意外とスリリングだった女道。2018年11月17日(土)
《登山難易度 4》
裏妙義、もみじ谷の三方境からこんにちは。
今回は久々のお気楽ハイクです(^-^)
インレッド残照録さんのブログで有名な(?)、裏妙義のもみじ谷へ、紅葉を見る山旅を計画しました。
インレッドさんは来週訪れる予定とブログで発表されていました。
同じ日に来て、一度お会いしてみたい気もしましたが、インレッドさんのファンやお友達が沢山ご一緒されるのだろうと思ったので、一週間前になりますが、予定通りに出掛けることにしました。
自宅を6時18分発、いつものコンビニ経由、本庄児玉インターに乗ったのが、6時52分。
松井田妙義インターを降りたのが7時28分。
旧国民宿舎駐車場に到着が7時44分でした。
自宅からコンビニ経由でも1時間26分という近さです。
いつもより遅い時間に家を出たので、高速道路からは群馬の山々が見事に見渡せました。
いつもは暗い時間に走っているので、久々に見る迫力の景色が嬉しくて、こんなに視界がクリアな日に谷を歩くのは勿体なかったかな?と思いましたが、前々からこの秋には一度はもみじ谷へ行ってみようとターボと話していたので、今日は展望より紅葉、きっときれいなもみじが見られるよと言い聞かせながらやって来ました。
トイレと支度をすませ、歩き出したのは8時2分でした。
駐車場には既に多くの車が停められ、準備をするハイカーは皆さんヘルメットやロープ、カラビナなどを用意していて、危険マークがいっぱいの丁須の頭(ちょうずのかしら)か谷急山(やきゅうさん)に登られるようでした。
私も昨日の夜、展望がない今回のコースでは物足りないので、ちょっと足を伸ばして谷急山まで行ってみようかと地図で確認したところ、何しろ危険マークがいっぱいで、地図付録のコース紹介を読むと上級者向けと書いてあったので、ありゃこりゃダメだ、と諦めたのです。
皆さんの装備を見ていると、諦めて良かったと思いました。
妙義の岩場は、私らお気楽隊などお呼びじゃないです(涙)
今は営業していない国民宿舎の裏手には、我々が決して足を踏み入れることができない裏妙義の急峻な岩稜がそそりたっていました。
地図で見ると、こちらは鶴峯山でしょうか。
こちらは御殿でいいのかな?
左手は軍艦岩?
駐車場脇に裏妙義のルート案内がありました。
今日の私たちのコースは、巡視道を通ってもみじ谷へ。
その後三方境まで登り、女道を下ってぐるり回ってこようと思っています。
旧国民宿舎の向かって左手に登山道へ降りる階段があります。
ここの標高は430Mです。
今回のコースで標高が地図に記載してあるのはこの登山口のみなので、他の標高はデバイスデータ(誤差あり)から計算して載せたいと思います。
少し車道を行くと、丁須の頭に向かう登山道が右手に現れました。
いかにもベテランそうな白髪の男性二人がガシガシ登って行かれました。
私たちはそのまま車道を進みます。
前方に「三方境へ」の看板が現れました。
地図を見たときに、車道から右手に入るのかと想像していたので、左手に矢印があり、意外でした。
でも後で地図を見返してみると確かに車道の左手に入るようになっていました。
針葉樹の植林帯に入って行きます。
沢に向かって下りました。
沢の側まで下ると、次は植林帯の中の急な登りになります。
乾いた急坂には杉の枯れ葉が落ちていて、ズルズルと滑りやすく、いきなり足に負担がかかりました。
ジグザグに登り、どんどん高度を上げます。
荒れた谷のような所は、枯れ枝や倒木もあり、更に急登になりました。
私は両ふくらはぎがパンパンになって、歩き始めの足のダルさのようなのがずっと続いていて、この辺りはキツかったです。
ターボから少しづつ遅れてしまいました。
8時40分、馬頭観音(600M)に到着です。
出発から38分。
標高差170M登ってきました。
キツイと感じていましたが、結果標準コースタイム通りに歩けました。
尾根に出た感じですね。
水分補給をしてすぐに歩き出しました。
登山道が少し明るくなりました。
とはいえ、まだ針葉樹と広葉樹が半々といった感じです。
左手に道が斜めになり、しかも滑りやすいこんな道だったり、
あるかないかわからない位に細いこんな道だったりします。
筆でさらっと筋を引いたような道なので、所々片足しか乗せられないような箇所も出てきました。
落ち葉を見てわかる通り、辺りは徐々に針葉樹の森から広葉樹の森に変わってきました。
巨大な岩が横たわっています。
だいぶ辛そうな顔をしていますが、急な坂を登りきった所です。
地図では「小尾根を越える」と書いてある所だったのではないかと思います。
この後目の前に広がる谷がもみじ谷の始まりでした。
この辺りの標高は615M。
馬頭観音から15M程登ってきました。
ん?ほんとかな?
もう少しあった気もするので違うかもしれません。
それとも登り下りを繰り返していたけど、結局ほぼ平行移動だったということかもしれません。
少しづつもみじ谷っぽくなってきたでしょ?
ただ想像していたのより、少し大人しめ(?)です。
「ここが既にもみじ谷なのかねぇ、インレッドさんの写真とはだいぶ違うねぇ」等と話ながら谷を一つ過ぎると、向こうからご夫婦が歩いて来られ、ターボと何か会話していました。
そのご夫婦もやはり「この辺りがもみじ谷っていう所なんですかね?もうちょっと先まで行ったんですけど、思ってた程じゃなくて」とおっしゃっていました。
「そうですよね。ブログの写真だともっとキレイでしたよね」と言うと、「あれ、もしかして同じブログを見て来られたのかしら?」と言うので、「インレッド残照録さん」と言うと、「あ、同じだ」と(笑)
やはりインレッドさんの写真の美しさに導かれて、ここに来られたようでした。
ご夫婦と少し立ち話をして、結論、「今年は訪れるのが一週間早すぎた&インレッドさんは写真撮影がお上手」ということになりました(笑)
この後どこに行くのかと聞かれ、三方境からぐるっと回って女道を下る事を伝えると、「女道ですか。あっちは道がわかりにくいらしいですよ。自分等も最初そのルートでと思ったけど、道がわかりにくいと聞いてやめたんです」とこのと。
確かに何かで読んだ気がするのですが、女道を初めて歩いた(インレッドさんは慣れていらっしゃるので参考にならない)というブログもいくつか目にしていたので、慎重にピンクテープを探しながら歩けば何とか行けるのではと思っています。
こちらのもみじが少し早すぎた分、女道はキレイかもしれないという気持ちもあります。
インレッドさんのブログによると、もみじ谷が真っ赤な時は女道の紅葉は終わりかけのようなので、女道の方が紅葉の盛りが早いってことなんだろうなと想像していました。
私たちのスマホ写真ではこんな程度の写真しか撮れませんでした(涙)
圧倒的な赤!という感じにはなりません。
これなら寄居の中間平の方がすごいかもしれません。
一週間早かったからなのか、それともインレッドさんの撮影がお上手で、美しい所だけ切り取っておられたのか、その両方か。
インレッドさんの写真から、真っ赤なもみじの中を歩くのかと思っていましたが、「もみじ谷」なので、谷にあるもみじを上から見下ろしながら歩く形になっていました。
いくつか(三つくらい?)谷を通りました。
こちらは登山道ではなく、登山道の左手にある尾根です。
今このブログを書きながら、もしかしてこの尾根を歩いて先まで行ってみたりもできたのかも?と思いました。
今は緑色ですが、ここが赤くなれば、真っ赤なトンネルになるのではないでしょうか?
少し広々とした雰囲気になっていました。。
もみじ以外の広葉樹が高く高く伸びています。
インレッドさん達がランチされていたのはこの辺りだったのかなと思いました。
少し広く平らになった所がありました。
もみじはこれで終わりかと思いましたが、次の谷にもありました。
ターボと二人の写真を載せているので多少順番が前後しているかもしれません。
雰囲気だけでも伝わればいいなと思います。
もみじ谷を後にし、いよいよ三方境までの登りになります。
もみじ谷が終わった辺りは標高775Mだったので、登り下りしながら徐々に標高150M位上げてきたのだなと後で分かりました。
いくつか谷を渡って行きます。
この辺りで一人の男性ハイカーに追い抜かれ、何分かご一緒しました。
聞くところに寄ると、以前別のルート(知らない山の名前が沢山出て来てその時はよく分からなかったので、後で地図で調べたらわかるかなと思いましたが、やはりどのルートを辿られたのかはっきりしませんでした)から谷急山を目指したのですが、あまりに道が悪くて(足がズブズブ土に埋まるような道だったらしいです)、疲れはて、谷急山は諦めて、このもみじ谷を経由する巡視道を下った事があるそうです。
予定とは違う下山口に下ってしまったので、車道&18号を歩いて戻ったとおっしゃっていました。
ひぇ~!ですね。
なので、今日は谷急山へのリベンジ登山なのだとか。
帰りはどうするのかと再び聞かれたので女道経由だと答えると、この方もやはり女道は道が分かりにくいと書いてあったよと教えてくれました。
自分もピストンにするか、女道経由にするか迷っているんだとのこと。
「私たちは慎重に女道を下ってみますので、もしも女道を下って、私たちが倒れていたら助けてくださいね」と、当てにならない保険をかけておきました(笑)
それにしても女道は道が分かりにくいというのは皆さんご存知のようで、ちょっと心配になりました。
不安が増しますが、またこの道を戻るのではつまらないので、やはり予定通りでということにしました。
行くてに巨大な岩が現れました。
誰かのイタズラで棒が立て掛けられています。
まるであの棒一本で岩の落下を支えているみたい。
ターボと大きさを比べてみました。
ターボがデカイので、大きさ比較には適さなかったですね(笑)
棒を触るとグラグラしたらしいです。
「私の力で棒がポキッと折れたら岩が転がってくるかと怖かったよ」とのこと。
そんなアホな(笑)
最後の急坂です。
ターボの長い足でも登るのが大変だった(ターボ自身の談。それって、自慢なのか?( ̄^ ̄))根っこを、私の短い足&硬い股関節で必死に攻略しているところです。
地味~な水場を通過したのは10時59分でした。
馬頭観音から1時間19分でした。
地図のコースだと1時間5分なので、写真を撮りながら歩いたことを考えると、まあまあですね。
水場を越えてからも紅葉の森でした。
時にはこんな岩を越えたりして、
少しづつ高度を上げていきます。
ジグをきって、どんどん登ります。
この坂が足がズルズル滑って大変でした。
尾根が見えてきました。
10時22分、三方境(897M)に到着です。
水場から23分でした。
すぐ近くに上信越道の白い橋が見えていました。
5分程休憩し、すぐに出発。
女道分岐までは10分です。
小ピークを越えてからは、急な坂道下りになります。
枯れ葉の中には枯れ枝が潜んでいて、一度枯れ枝に乗ってしまい左足がずるっとなって尻餅をついてしまいました。
古傷の右膝が正座のように折れ曲がりましたが、サポーターをしていたことと、曲がった角度が良かったので怪我をすることはありませんでした。
前を行く男性はこの日最後に山の中で会った(追い抜かれた)方になりました。
もみじ谷でご夫婦と、その先で会話をした男性と、三方境までの登りで追い抜いて行かれた男性と、そしてこの男性と、わずか5名にしか会わず、この後の女道では最後まで誰にも出会いませんでした。
人気のないコースなのか、来週辺りから混み始めるのかわかりませんが、この日はとても静かな山でした。
落ち葉の深いズルズル滑る急坂を下って少しくたびれたので、尾根の小広い所で10分程小休止。
バナナを食べ、靴紐を絞め直しました。
もしかしたら大遠見峠という所だったのかもしれません。
木立の間に浅間山が見えていました。
10時52分、女道分岐(861M)に到着です。
三方境から標高差36M下りました。
峠で10分ほど休みましたので、それを除いても17分もかかってしまいました。
標準タイムが10分だったので、途中もしかしてもう分岐を過ぎて、私たち谷急山に向かっているのでは?という不安がありましたが、ちゃんと標識が現れて安心しました。
道が分かりにくいという話から、もしかして分岐の標識もなかったりして!?という疑いがありましたが、さすがにそれは杞憂でした。
分岐を左に曲がり尾根道を進みます。
いきなりの倒木です。
この先大丈夫かな?と少し不安。
こちらは赤というより、黄色やオレンジの紅葉がキレイでした。
時々立ち止まっては、ピンクテープや[←国民宿舎]という標識を探しながら、慎重に下りました。
確かに落ち葉が深くて、踏みあとは消えかかり、道が分かりにくいです。
もみじ谷の道が筆でさらっと線を引いたような道だとしたら、こちらは刷毛で軽く撫でたような頼りない道です。
こういう[←国民宿舎]という標識がたまにあるので、それを見落とさないように。
前方でターボが道が分からないと言っています。
こちらから見ると真っ直ぐ進むのが道のように見えます。
目を凝らしてみても、見える範囲のどこにも道しるべがないようです。
こちらは真っ直ぐな道(?)
こちらは右手に下る道(?)です。
あとから見返してもどこにも目印が見つかりません。
(正解はこちらでした)
左手の紅葉が光を浴びて美しく輝いています。
前方がキレイそうなので、真っ直ぐ進んでしまいました。
多分多くの方がそうなるので、なんとなく道っぽくなっていたのだと思います。
そこから平行移動して尾根を歩くとすぐに道が消えたので、右手に下って行きました。
この坂は落ち葉が深く、足を踏み出すとザラザラと崩れて、ターボが転び数メートルズズズズズとお尻で滑り落ちました。
木の根っこか何かがあったので、それ以上滑り落ちることはありませんでしたし、下が柔らかいので怪我もしませんでしたが、ちょっと怖かったです。
その後目を凝らして見ると、前方にピンク色のものがかすかに見えたので、気をつけてズルズル下ると、ようやく正式な登山道に戻ることができました。
まともに歩ける道になりました。
一安心。
頼りない枝にピンクテープがついていますが、紅葉の中で目立たないですね。
途中枯れて落ちた枝にテープが巻き付いていたり、赤いペンキが塗られていたりしましたが、枯れ葉に埋もれていました。
気持ちの良い森なので、もう少し整備されていれば、ハイカーも増えるのでしょうに、勿体ないなぁと思いました。
皆がブログ等で道が分かりにくいとあげると、益々皆さんの足が遠退き、更に道が不明瞭になっていきますよね。
時々こんな風にお隣の山を見ることもできます。
この辺りは落ち葉の下の土が細かい軽石のようになっていて、ズルズル滑る滑る。
怪我をしないよう、慎重に慎重に下りました。
歩きにくい道でしたが、景観は抜群でした。
広葉樹の森が美しいです。
こちらのもみじは少なかったですが、他のピンクの紅葉が可愛かったです。
この木は何でしょうか?
なんとも可愛らしいピンク色でした。
徐々に谷に向け真っ直ぐに下るようになってきました。
この辺りまではまだ良かったのですが、、
下って行くほど傾斜がきつくなり、谷底に吸い込まれるようです。
落ち葉の量が更に増し、その下の土は柔らかく、足が埋もれてズズズズズと崩れてしまいます。
スキー場であまりの急坂にビビって、スキー板を横にしてズズズと横滑りするように、足を横に向けてザザザザザと滑っては、向きを変えてザザザザザというのを繰り返し下って行きました。
この道を登るのは相当大変そうですね。
前方に沢が見えてきました。
「ここからどう下るの~?」とターボが叫んでいます。
あそこの沢まで下らねばなりません。
落ち葉が降り積もったツルツルの岩場を下ります。
今日は暖かかったので大丈夫でしたが、ここは凍結していたら怖そうです。
慎重に、慎重に。
11時45分、谷急沢分岐(673M)に到着です。
女道分岐から57分でした。
標高差188M下って来ました。
標準コースタイムは30分なので(30分!?嘘でしょ?そりゃ道を熟知している人がドンドカ駆け下った場合でしょうよ、きっと)、大幅にオーバーしてしまいました。
ちょうどお昼の時間帯なので、この沢の岩場でお昼休憩することにしました。
岩を渡って少し上流に行きました。
右手が大遠見沢、正面が大黒乗越沢です。
この出合い部分の岩場に座ってランチにしました。
今日のメンバーはターボと私の二人です。
お湯が沸くまでの間、私が座っている所から振り返って大黒乗越沢を撮ってみました。
この辺りは一枚岩ばかりで、水が平な岩の上を滑り落ちていました。
ターボと私の間には水路のように清らかな水が流れていました。
何だか楽しい(^^)
食後のデザートはターボの芋とクリームの大福でした。
最近毎回ターボの大福をご馳走になっていて、ターボは大福担当、私はバナナ担当って感じになってきました(笑)
40分程ゆっくりし、12時25分出発です。
食事の間、もしもハイカーが通りかかったら、沢の絶景の真ん中に陣取っていて申し訳ないなと思っていましたが、結局その間誰も現れることはありませんでした。
まずは沢を右岸に渡ります。
再びもみじ谷でも歩いた、筆でさらっと線を引いたような道に(この表現が気に入って何度も使ってしまいます、すみません)なりました。
この写真では伝わりにくいかと思いますが、こういう道が何度も現れ、大体あの先の左カーブの所が一段と狭くなっていて危険でした。
もみじ谷と違うのは、足を踏み外したら、谷までまっ逆さまということ。
落ち葉で道の端が不明瞭なので、一度落ち葉に足を乗せたら左側の地面がなくて、足を踏み外しそうになりました。
怖い、怖い、デンジャラスロードです。
沢まで下り、今度は左岸を歩きます。
落ち葉の中にぐにゃぐにゃな倒木が。
触ると今にも巨大な竜か大蛇がむっくりと起き出してきそうです。
この辺りは少しの間でしたが、歩きやすかったです。
そして、再び沢を渡り右岸に向かいます。
再びの「ひと筆道」。
このときの左岸の岩は、それはそれは巨大で、岩がそのまま山になっていました。
大きすぎてどう頑張っても写真に収まりませんでした。
あの岩山には道は作れないですね。
それなのに、なぜか道は沢の方へ下って行きます。
えええ、あの岩場の下を通らせるの!?
黄色テープのある方に向かおうと、岩場に足をかけますが、ツルツル滑ってどうしても登れません。
黄色テープを過ぎてしまいますが、沢の岩場を渡ってもう少し下から登山道に取りつくことにしました。
少し行くと、再び道は右岸になります。
右の登山道が崩れていて、水が染み出した斜面はヌルヌルズルズル足を取られました。
そしてもはやお馴染みのひと筆道へ。
写真では伝わりませんか(涙)
登山道の端は不明瞭、一歩間違えば谷底までまっ逆さまに滑り落ちるよ~!というのを写真に撮ってみました。
道が大きく右にカーブし、少し広めの歩きやすい道になったかと思った瞬間、ターボがゴンッという派手な音を立てて、登山道に張り出した木の幹に頭をぶつけてしまいました。
頭上にもトラップがあるので要注意です。
脳みそがだいぶ揺れたらしく、前頭葉の働きが鈍ったか、今日は理性で抑えていたオヤジギャグをこの後連発していました。
大して面白くなかったので内容は忘れてしまいましたが、、。
おおお、何だか明るくなってきたぞ!
歩きやすい尾根道になるか!?
谷急沢を離れ、尾根に出ました。
右手を見ると大きくバツ印が。
確かに下から登ってくるとこのまま真っ直ぐ進んでしまいそうな道です。
私たちは下りなので左手に進みます。
先を行くターボが歓声を上げています。
見ると、左手に険しくも美しい岩峰が見えました。
地図で確認すると、右手のとんがりが鶴峯山、左手のギザギザが風穴尾根みたいです。
風穴尾根には岩の中に窓のような穴が見えました。
面白いですね~。
なんであんなところに穴が空くんだろう。
下っていくと杉の林となり、
車道が見えてくると、最後はズルッズルの超急坂となりました。
足の置き場も分からない、急坂を下り、
午後1時26分、女道入口に到着です。
谷急沢から一時間でした。
標準コースタイムは40分でした。
それにしても女道入口から登る人は、いきなりのあんな急登で、登り早々に心が折れそうになるんじゃないかしら?
ここからは楽々の車道下りです。
落ち葉が降り積もった車道ですが、その下には石がゴロゴロしているので、足を挫いたりしないよう、少しだけ注意が必要です。
中木沢橋を渡ってからは、沢を左手に見て歩く道になります。
落ち葉を見ていたら、二人の影が長く伸びていました。
午後1時58分、星穴沢橋に到着です。
女道入口から30分もかけてしまいました。
ゆっくり写真を撮りながら、ダラダラ歩いていたので。
星穴沢橋から右手に行く道は登山禁止になっていました。
見るとこの石の案内板は慰霊碑でした。
昭和45年、藤岡女子高校の17才の女学生二人が星穴岳で滑落して亡くなったそうです。
裏妙義の岩稜が見えてきました。
何度も立ち止まっては写真を撮ってしまいました。
岩稜の間に三つ、お地蔵様のような岩が並んでいます。
その下の紅葉に光が当たってキレイでした。
こちらは表妙義の岩稜です。
何という山かはわかりませんでした。
一番右の岩が子供で、真ん中の岩がお母さんのように見えました。
妙義荒船林道の始点に帰りつきました。
一般車通行止めですね。
途中いくつも大きな落石が道の真ん中に転がっていたので、一般車でなくても、通行は難しそうでした。
一般車道に出ると、右手に表妙義への登山口がありました。
注意看板が沢山設置され、奥は暗く、何だか怖い雰囲気です。
鷹戻し、金洞山への登山は禁止と書いてあります。
中間道第二見晴らし付近で落石のため、妙義神社方面へ通り抜けできないと書いてあります。
最後は中木沢にかかる橋を渡り、旧国民宿舎に帰りつきました。
午後2時35分でした。
今日はほぼ予定通りに歩けて、体力的にも余裕~🎵のお気楽ハイクでした。
道のわかりにくさと歩きにくさはありましたので、気持ち的には結構スリリングでしたけどね。
駐車場にはまだ沢山の車が。
皆さん、ハードコースを歩いておられるのでしょうね。
もみじ谷の紅葉は時期が早すぎたのか、思っていた程ではありませんでしたので、女道を下って良かったと思いました。
広葉樹の森も、一枚岩の沢も、時々見える岩稜も、見応えのあるなかなかに素敵なルートでした。
何とかもう少し目印を増やしてもらえると、もっと多くの方が訪れるようになるのではと思います。
何なら私らがリボンを付けながら歩こうかと思ったくらいです(笑)
来週のインレッドさんのブログが楽しみです。
私たちが歩いたあの道をどんな風に切り取って、美しい写真を発信してくださるのか。
ワクワクですね😃
今回は行程が短かったので、私のデバイスが最後まで生きてました!
私のデバイスだと川が表示されます。
ターボのデバイスだと、川は
表示されないのに、距離が表示されます。
同じガーミンなのになぜか微妙に違うのです。
国民宿舎駐車場0802~(38分)~馬頭観音0840~(25分)~もみじ谷0905~(54分)~水場0959~(23分)~三方境1022(5分)~(13分)~大遠見峠1040(8分)~(4分)~女道分岐1052~(53分)~谷急沢分岐1145(40分)~(1時間1分)~女道入口1326~(32分)~星穴沢橋1358~(37分)~駐車場1435
最大標高差 467M(430M~897M)
累積標高差 571M
歩行距離 11キロ
歩数14000歩
全行程 6時間33分
(うち歩行時間 5時間40分)
※参考(標準CTは 4時間5分)
パーティー 2名(ターボと私)





















































































































































