50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【大人の遠足】あきっこさんと笠間へ!『石切山脈』の冒険。2021年11月27日(土)




石切山脈・地図にない湖から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今回はあきっこさんプレゼンツ!


笠間の石切山脈のプレミアムツアー、そして笠間栗のモンブランケーキ、笠間神社、最後は笠間焼き探しと、笠間尽くしの一日になりました。


最大の目的はあきっこさんの地元近くで遊ぶこと、もっと言えばあきっこさんに会いに行くことが目的なので、私たちはどこだって良かったのですよ。

とはいえゲストを迎える側としては、ちょっとでも楽しんでもらうために、あれこれ悩みますよね。


初めは筑波山フットパスを歩こうとか、牛久の大仏はどうなん?とか、色んなアイデアが出ましたが、ある時あきっこさんが送ってきた『石切山脈』の画像に私たちは釘付けとなったのです。



更にはそのネットをスクロールすると、下の方からでてきた『笠間栗のモンブラン』にハートを撃ち抜かれました。

「そこがいい!プレミアムツアーやって、その後モンブラン食べるーーっ!」と即決です。

もはや、口の中がモンブラン。

まだ計画の段階で、たまらずコンビニでモンブランケーキを買って食べちゃったくらい🤣🤣🤣

モンブランの味と舌触りって、あれは、もう、ヤバいですよね。

多分モンブラン中毒です、私たち。


本当に美味しいモンブランが食べたい!!!


あきっこさんに会うことよりも、もはやモンブランが主目的で、笠間に出かけることになりました(笑)


プレミアムツアーは9時半からということで、9時15分に石切山脈の「地図にない湖」駐車場に集合です。

地図にない湖なのに、Googleマップで検索すると、ちゃんと出て来るんだね!

7時に用土出発で、関越道、北関東道を走り、現地に着いたのは9時頃でした。


こちらが石切山脈の採石場駐車場です。


『日本最大の採石場』を体感。

この地域一帯は東西10㎞、南北5㎞にわたる通称「石切山脈」と呼ばれており、稲田石と呼ばれる良質な花崗石を産出する巨大な石山となっています。

奥山採石場では、現在も採石を進めており、月間1200tの稲田石を採石しております。

入場料は300円、プレミアムツアーに参加するなら入場料込みで1000円です。

専門ガイドが案内してくれるプレミアムツアーは一日4回行われていますが、モンブランが午後には売り切れるという情報を聞き付けたあきっこさん、、朝イチツアー参加で、終了後にモンブランをいただく計画を立ててくれました。


チケット購入後、まずは「地図にない湖」を眺めます。

ほぼ風のない湖面に真っ青な空が映って、なかなかにキレイですね😁


なんとなく中世の城壁を思い起こさせる景色です。

上の方にも採石場が見えますね。

あそこに行くのでしょうか?


ツアー開始10分前には事務所に集合し、それぞれヘルメットを配布されました。

事務所内にあった掲示物で石切山脈の情報を仕入れておきます。


『日本最大の稲田石採石場』

石の日本三大産地のひとつであるこの茨城県笠間市で産出される石は「稲田石」と呼ばれています。

この白く美しい御影石は明治の頃より本格的な採石が始まり、墓石や外壁などの身近な素材のみならず、国会議事堂・日本銀行・最高裁判所などの日本を代表する建築物や、全国各地の鳥居などの厳かな建造物にも広く利用されています。


その稲田石を産出する当社(株式会社  想石)採石場は、東西240m、南北280m、そして地下60mに渡る国内最大の規模を誇ります。

目も眩むほどの存在感に、採石場を切り拓いてきた先人の歴史とパワーを体感してみてください。


『稲田石を用いた建造物』



『茨城県笠間市に位置する石切山脈』

現在まで100年を超える採石が行われてきましたが、地下数キロにわたって花崗岩が現存しており、今後50年から100年は採石できると考えられています。

また、他国の石材は億年単位の古いものであるのに比べ、この稲田石が固まったのはおよそ6千年前といわれ、非常に若い石であることが特徴です。


『稲田石の特徴』

◎色調がきれいで柄・組織が均一である

稲田石は白御影石と呼ばれるように、その白さが特徴です。

組織の60%強を占める白色の長石が、稲田石の色調を決定づけています。


◎硬く新鮮である

鉱物の固さを示すモース硬度によると、「硬度6ー正長石、硬度7ー石英(水晶)」とされています。

稲田石はその90%が長石と石英によって構成されているため、非常に硬いということがわかります。

それに加えて稲田石は年代が若く、時間の経過による劣化が少ないため、頑丈に鉱物同志が結合しています。


『現代の採石』

、、、今日は土曜日で採石はお休みのため、こんな作業風景を見ることはできません。

このツアーは平日にも行っていて、作業している様子を見学する場合もあるそうです。


さぁ、いよいよ気分が盛り上がってきました!

そろそろ出発しましょうか!

安全第一!!敬礼!


準備運動も済ませ、いざ、作業場へ、ゴー!!

ガイドさんが運転する車に乗って現場に移動します。

地面の凹凸が激しくて、体が左右上下に揺れまくります。

私がぐわんぐわんと体を揺すっていると、ガイドの女性(小塙さん)が「運転が下手なわけじゃないですからね~⤴️」と言ったので、「わかってます!でもこの揺れで脂肪が揺れて共振するんですよ」と答えると、「きゃはー、だったら、私も同じだわ~😆」と、私と似た体型のガイドさんが嬉しそうでした(笑)


最初の現場に着きました。

小塙さんを先頭に白御影石を登って行きます。

車の中で聞いた小塙さんの説明によると、「笠間市には2つ日本一があり、ひとつは栗の生産量、そしてもうひとつの日本一が、この御影石の白さなんです」って。

まるで白いコンクリートのように見えますが、これ巨大な天然石ですよ。

山ひとつが全てこの白い岩でできているって言うんですから、スケールが大きすぎて、なんか、よくわからない🤣🤣🤣


おぅ!

ロープ場なんだ!

白御影石を斜めに切断した斜面をロープを伝って登ります。

今日は町歩きくらいしかしないと聞いていたので、私はスニーカーだし、ハガレーナはブーツです。

こんなんならトレッキングシューズをはいてくれば良かった💦💦


石切場のてっぺんに立ちました。


おおぉ~、こりゃ凄い⤴️⤴️

さっき対岸から見た景色の上に立ったことになります。


さっき準備体操をしたのは、対岸右手の赤い屋根の建物です。

眼下に広がる「地図にない湖」。

ここは以前採石が盛んに行われていた前山採石場です。

この空間がかつては白い石の山だったということです。

採石されて、今はぽっかりと大きな穴というか空間になっていて、そこに水がたまっている訳です。

ここは地下65mに渡って堀り進められましたが、地下深くなるにつれ、搬出に手間がかかって効率が悪くなり、かつ石の材質も劣化してきたので、この前山採石場からの採石は終了したのだそうです。


そのまま放棄された採石跡に徐々に湧水や雨水がたまり、いつの間にかこんなに深く大きな湖となりました。

現在深さは40m、水面からこの展望台までの高さも40mあるそうです。

今もどんどん水かさが増しています。

消防のポンプ車10台で汲み出しても、またすぐに貯まってしまうんだと言ってました。


周囲の森に、春には桜が咲き、とても美しいそうです。

また風のない日は湖面が水鏡になり、青空に白い雲が浮かんでいたら、それはそれは美しい写真が撮れるんですって。

今日は若干さざ波が立っているんですよね。

またそんな写真にチャレンジしてみましょう。


こちらの石、、、これは私たちが立っている展望台の端っこにあった地面の一部なのですが、東北大震災の時にこの辺りも震度6強の揺れにみまわれ、その際に割れて落ちてしまったのだそうです。

しかし同時に手前の三角に割れた岩が落ちて巨大な岩と本体との間に楔のように挟まれ、その石のお陰でこの巨岩がはるか下の沼地に落下することを免れたとのこと。

そのため、この岩は「落ちなかった石」として、受験生にとって縁起の良い石と言われるようになったんですって。

色んなことを考えるね~😆


小塙さんに記念に撮ってもらいました。

みんな気分は現場監督です🤣🤣🤣


そして、湖といえばやっぱり「白鳥ポーズ🦢」🤣🤣🤣

小塙さんも苦笑いでした😅


では車に戻ります。

ゲゲゲ、下りの方が怖い💦💦

ターボが後ろ向きだと滑らなくていいよ~⤴️と言うので、


私も真似しました。

こんな所で転んだらシャレにならん💦💦


車で「奥山採石場」に向かいます。

車の中で小塙さんの説明は続きます。

採石のためにダイナマイトを使う鉱山もありますが、ダイナマイトだと木っ端微塵になってしまいます。

ここ石切山脈では御影石の利用先として、できるだけ大きな塊で採石したいためダイナマイトは使わず、火薬を細かく刺して切り取る方法(はっぱを仕掛ける)なのだそうです。


辺りに転がっている石はどれでも(持っていけるなら)持って行っていいと言われました。

転がっているのは三級品なので、ほおっておくと錆がでてくるんですって。

そういう三級品は、海に沈めてかさ上げし、港などを造るのに使われるのだそうです。

一級品はわずかに20~30%ほど。

砕けてしまったものは、100~200年で土になります。

それは「まさど」と呼ばれ、ここ笠間の笠間焼きの材料にされるとのことでした。

無駄になるところはないんだね~😆


ところで、、

私が何をやっているのかというと、、

仮面ライダーなど戦隊ものの撮影に使われると聞いてハガレーナに「ショッカーが出るよ!」と話しているところです。

まさか撮られていたとは🤣🤣🤣

この時ターボは「ショッカーね、しょーか、しょーか」と言っておりました😅


(今日はお休みですが)現在採石中の現場です。

掘っても掘っても真っ白なんだね~、なんかとっても不思議です。


こちらは「ソウ」と呼ばれるダイヤモンドが埋め込まれたワイヤーです。

笠間石はとにかく硬いので、世界一硬いダイヤモンドでないと切ることができないとのこと。

大きく切り取りたい(10m×5m)時はこの「ソウ」を24時間回転させて、3日かけて切ります。


こちらが「ソウ」によって切断された断面です。

機械が自動で行い、作業員は正常に作動しているか時々確認する役目を負います。

昔は手堀りだった訳なのですが、今は機械で「羊羮を糸でスポッと切る感じで無駄がないんです」と言ってました。

時間はかかりますけどね、イメージはそんな感じ。


その辺に転がっている石の上に乗って遊んでいいよと、小塙さんの許可がおりました。

いっぱい写真を撮って発信してほしいみたいなんですよ。

それなら、、


ハガレーナ現場監督の指示が飛びます!!

「そこ!サボってないで、さっさと仕事しろ!!」


え?

オラかい?

プハァ~(-。-)y-~


4人で記念撮影。

奥山採石場のど真ん中にいます。


作業途中のショベルカーに乗ってもいいですよ!あのキャタピラーに乗ってみたら?、、と小塙さんから指令が!

お気楽隊の切り込み隊長ハガレーナが行きます!!

手すりを使ってススイノスイ。


あきっこさんを乗せるため、ハガレーナとターボ、初めての共同作業(笑)


ターボは長い手足で頑張りました!!


こんな所で写真を撮れる機会は、なかなかないね!


今はダイヤモンドのソウや火薬を使って掘り出している稲田石ですが、昔は手堀りでした。

この壁の真ん中辺りにある安全第一が見えますか?


あの標識より上は先人の手堀り、下は現代のハッパによる採掘跡になります。

ダイヤモンドの次に硬いくらいの石をよくぞ手で掘ったもんですね。


奥山採石場のでっかい壁の前までやってきました。

ここは、ミュージシャンのPV撮影などによく使用されるようです。

ネット検索すると出てきました。

手前の細い岩の上にエグザイルの「しょうきち」が乗ったのだそうです。

しょうきちって誰?とも思いましたが、多分超有名人だよね?

だったらお気楽隊も上がっておかなきゃ!

ハガレーナ、代表でゴー!!

ガッテン、承知!と駆け上がるハガレーナとそれをフォローするターボ。

美しき連携プレー😁

ハガレーナはブーツだったので斜めの岩がちょっと滑ったのでした💦💦


しょうきちと同じ場所に立ったど~⤴️

エグザイルのダンスはできないので、、何をしようか?

やっぱり、、、


ショッカー!?🤣🤣🤣

採石場=爆破シーン=戦隊もの=ショッカー

、、、昭和世代の発想です🤣🤣🤣


一番奥にある巨大壁の下に立ちました。

すると、あきっこさんが斜面をタタタっと駆け上がり、、


よっ!現場監督!


爆笑🤣🤣🤣

いや、もう、絶対やったことあるでしょ!?現場監督!!


面白過ぎる!!

あきっこさんって、なんなんだろ?

元劇団員ですかってくらい、独特の表現力なんですよ。

楽しいわ~😆


ターボはお決まりの壁登り😁


メイキング。


小塙さんが「持ってけ、持ってけ」うるさいので、それぞれいくつか石の欠片を持ち帰りました。

水槽に入れると水が浄化されるらしいです。


車でまた別の場所に移動します!


車を降りて斜面を下ります。

やっぱりトレッキングシューズにすれば良かった💦💦


地図にない湖の側にやってきました。


おっと、あきっこさん、飛び込みか!?

ジャケットで体が隠れて、なんかバランスが変!

ちっちゃい人みたいに見える🤣🤣


お、水の中にプラットホームが見える!

あそこ、昨年の3月までは降りれたんですって!

確かにPVではあそこで誰か歌ってた気がする。

水の量がどんどん増えて今は水の中になってしまいました。


水が澄んでいるので、ほんとにキレイ。微生物がいない栄養の少ない湖なので、魚もいません。


小塙さんが撮ってくれました。


白い雲があればね、、もっと水鏡が素敵だったと思いますが、贅沢ですね。

素晴らしい青空が広がっているのですから。


ではそろそろツアーも終わりです。

車で戻りましょう。

本日一番の山登り(笑)


石切山脈の受付兼カフェに戻ってきました。

ここから本日のメインイベント!

笠間にやってきた一番の目的!


ジャシャーーーン!

「笠間モンブランでございま~す」

御影石のプレートに載せて、ハガレーナが運んできてくれました。


うわぁ、これは凄い⤴️⤴️

想像以上だ!


美味しい~🎵

めっちゃ美味しい!

今まで食べたモンブランの中で一番美味しかったです。


その側にかけてある栗のウネウネは、砂糖が入ってないんじゃないかな?

ほんとに栗の甘みだけみたいな気がしました。

中のスポンジとクリームもしつこくなくて、美味しかった~⤴️

限定250食って言ってたかな?

これは売り切れるね。

午前中勝負です!!

コーヒー付きで1800円といいお値段ですが、これは大満足でした。


あ、少し雲が浮かんできた!

そして、2回目のプレミアムツアーが始まり、、


さっきまで私たちがいたプラットホームに人の姿が見えます。


カフェの周りには、こんな風に稲田石を使った彫刻作品が展示されていました。

他にも作品があるみたいなので、行ってみましょう。



やってきました。

第二展示場。

おぉ、いっぱいあるんだね!


稲田石を使ったアート作品が展示されています。


こんな風に中に入ったり、自由に遊ぶことができます。


この作品、楽しい~⤴️

もっとよく見れば良かった。


このメンバー、、、秩父のかかしの里以来じゃないですか!?

そうなったら、もう止まりませんよ~😆


さらっと流しておりますが、実際はめちゃくちゃ盛り上がり、盛り上がり過ぎて、とてもお見せできない写真ばかりになってしまいました🤣🤣🤣

なので、さらっと流します(笑)


少し違った角度から湖を眺めることもできます。


石舞台のような場所へ。


薄暗い石室で、ハガレーナがカメラをスタンバイ。


お気楽千手観音~⤴️

今回は観光地なので無理かと思っていましたが、誰にも見られない場所があって良かったです🤣🤣🤣


ハガレーナの演技力!


さてさて、門外不出の写真も沢山撮影して、、笑いすぎて、腹筋割れました🤣🤣🤣


笑いのツボに入って、動けなくなっている私の図🤣🤣🤣


ここから笠間神社に移動しました。

ブログが長くなっているので、後半は駆け足で!


笠間神社!


山門にて。


菊まつりは終わっていましたが、菊でできた阿吽のキツネ。


傘みくじ。

私は大吉だった💦

この状況で「大吉」と言われても、、😅

これから良くなると信じよう✨


大きな人は下の方に、、


小さな人たちは上の方に付けたがる🤣🤣🤣

「みんなが濡れないようにだよ」とあきっこさんが言ってました。

ターボと私はまたまたお守り買ってしまった!(笑)


こんな風に普通の観光客風にも写真を撮れます🤣🤣🤣

旅行っぽい!!


冬支度。


仲見世で、、


焼きたてお煎餅を食べました🥰


お昼は「つたや」さんで、鴨汁そばととろろそばをいただきました。


笠間の町を歩きます。

横断歩道も稲田石!


笠間焼きの工房を見てまわりました。

あきっこさんはお茶碗、私はコーヒーポットが欲しかったのですが、お値段と折り合うものが見つからず💦💦


「陶芸の里笠間」に最後にたちよりました。

私は歩き疲れて、グロッキー💦💦💦

栗カフェをいただいて、また頑張って歩きましょう。

駐車場まで2㎞戻らねば🤣🤣🤣


最後は夕焼けになりました(笑)

駐車場にて、待ち時間にスクワット!!

クリさんとあきっこさんを真似てみた。


笠間の街歩き、、距離10㎞超えてた😅

アスファルトの道は、疲れる💦💦

最後は腰が痛くなりました(涙)


今回は前半で飛ばし過ぎて(楽しすぎて)、後半はぐずぐずになってしまいました。

笠間神社から陶芸の里まで車移動すれば良かったねと話しました。

オバチャンは自分の体力を考えて行動せねば!

次回に向けての反省です😅


でもでも、楽しい一日だったね~⤴️

あきっこさんの見つけてくれた「石切山脈」と「モンブラン」、、最高でした!

企画してくれてありがとう~🎵

あきっこさんの現場監督が目に焼き付いて、思い出したら、また笑えてきた!!🤣🤣🤣


あれを見れただけで、今回のツアーは大成功だと思います(笑)


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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