50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【お気楽番外編】ハガレーナの一人旅『初冠雪の浅間・前掛山へ!』《前編》2021年10月21日(木)


初冠雪した前掛山(浅間山)から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


前回に引き続き、ハガレーナのソロ登山をお届けします!


今回チャレンジしたのは、お気楽隊が大好きな浅間山の本体!前掛山です🥰

いつも外輪山や湯ノ平から眺めるばかりだった前掛山に、お気楽隊を代表してハガレーナが初めてチャレンジします!

しかも浅間山は、昨日冠雪したばかりのガトーショコラ!

秋の山から一足飛びに冬山の装いです😁


🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺🔺


(深田久弥「日本百名山」より)


東京へ遊学以来、休暇毎に私は何十回この山の裾を通ったことだろう。

それはいつも膨大な容積で、独占的な形で、さらけ出しの肌で、そして頂にはいつも薄い煙を吐いていた。

汽車の窓からこんなに間近く、高く、大きく、秘密なげに仰がれる山は、他に例がない。

(略)

日本中部の山に登る人は、それがどこの山であろうと、そこから浅間山を見逃すことはないだろう。

その孤立した大きな山容と、まるで自己の標識のように煙をあげているので、すぐに見当てることができる。

厳冬の横手山の頂上から真向かいに、真っ青な空にモクモクとキャベツのような煙を噴いていた浅間、晩秋の八ヶ岳の上から佐久平を隔てて、大きなシルエットとなって暮れて行った浅間、浅間ほどどこからでも見える山はない。

冬のよく晴れた風の強い朝なら、東京の郊外からでも認めることができる。

逆にこれほど四方の山を眺める好展望台はないだろう。

日本アルプス、秩父、上信越、日光、ほとんどの山を指呼することができる。



(鳥瞰図で楽しむ日本百名山より)


『見とれるほどの端正な姿でそびえる名山』

浅間山は長野県軽井沢町と御代田町、群馬県の嬬恋村の境にそびえる三重式の成層火山である。

黒斑山、剣ヶ峰、牙山などが第一外輪山であり、前掛山、東前掛山などが第二外輪山である。

ほかに石尊山、小浅間山の寄生火山がある。

浅間山の最初の爆発は685年とされ、以後度々噴火を繰り返している。

近年でも噴火が確認され、頂上部への入山は禁止されている。

そのため登山者たちは隣の黒斑山に登り、浅間山の姿を眺めて、浅間山登山の代わりとすることが多い。

(この夏から火山規制が引き下げられ、第二外輪山の前掛山までは登ることができます)


今回、ハガレーナが選んだコースは、浅間山荘のある天狗温泉(1460M)からスタートし、火山館コースで前掛山を目指すピストンコースです。


お気楽隊としては、この頃やっと体力ついてきてそろそろ行けるかなと思った矢先に、私がケガをしたことで当分先送りになっております(涙)

私がケガをして以降は、まきじーのさん達と計画していましたが、直前でキャンセルになり、また、ゆずさん達と計画しようと思っていたら雪が降ったことで実現しなかった前掛山。

ハガレーナはずっと前から登りたい!と言い続けていたのです。

なかなか実現しない前掛山チャレンジ、、しびれを切らしたハガレーナが、天気予報とにらめっこし、「今しかない!」と思い単独で決行しました👍

いつまた火山警戒レベルが引き上げられるかわかりませんしね。

登山道に雪が積もっていない今がチャンスです!


さてさて、ハガレーナが前々から登りたくて仕方なかった前掛山(浅間山)からはどんな絶景だったでしょうか!?


ハガレーナ、前掛山ソロチャレンジの始まりです!!



《登山難易度   9》


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


早朝6時6分、天狗温泉からスタートです。

駐車料金は朝早かったので後払いになります。


現在の火山警戒レベルは『1』。

前掛山までは登れます。

とはいえいつ噴火が起きるかも知れず、、登山は自己責任で。


朝焼けの登山道。

もう冬の空気だったようです。


この道はかつてお気楽隊で歩いたことがあります。

当時はまだ前掛山は登山規制がありましたし、そもそも体力不足のためチャレンジできず、Jバンドの途中まで登って引き返してきました。

⏫その時の記事はこちら。


6時33分、一ノ鳥居を通過します。

登山口から27分でした。


次なる目標は「二ノ鳥居」です。

ここまで浅間山荘から1.4㎞、ここから二ノ鳥居までは1.2㎞です。


小川に丸太が掛けられていますね。

以前歩いた時は丸太橋が崩れていて、こんな小川さえ苦労した記憶があります😅


急坂をジグをきって登って行きます。

一人だと黙々と登るので、どうしてもペースが速くなりますね😆


時々美しい紅葉の名残りが見られました。


6時55分、二ノ鳥居に到着です。

一ノ鳥居から約20分でした。

2本目の横木が新しくなっていますね😁

4年前は今にも朽ち果てそうでしたが😅


さっきも見た景色!?(笑)

デジャブのように同じような道が現れます。

この坂が長いんだよ~😭

その名も長坂なのだから🤣🤣🤣


まだ薄暗い牙山(きっぱさん)が見えてきた!

カモシカ平も近い!?


岩稜に朝日が当たって美しい~⤴️


大迫力の槍ケ鞘付近の岩場です。

もう少し早く訪れていれば、あの岩肌の紅葉が色鮮やかだったのかもしれません。


溶岩が回転しながら噴き出してそのまま固まったみたいな牙山。

朝は必ず陰っているので、岩のでこぼこが分かりにくいですが😅


7時37分、カモシカ平に到着です。

二ノ鳥居から42分でした!

4年前のお気楽隊は二ノ鳥居からここまで55分要していますので、さすがハガレーナソロだと速い!!


快晴!!

この日も私は朝、ひまの散歩をしながら、「快晴じゃん!視界もクリアじゃん!浅間山も赤城山もくっきり見えてるじゃん!もう!これぞ『晴れの無駄遣い!』」と思っておりましたが、ハガレーナが山にいたんじゃ、無駄遣いじゃなかった(笑)

(この時はハガレーナが浅間山に繰り出しているとは知りませんでしたから😅)

くぅ~、ハガレーナ、羨ましいぜ!

私も浅間山に行きた~い😆

こんな絶景に飲み込まれた~い😆

、、、そんな仲間の心の叫びが聞こえないハガレーナの、この時の一言は、、『ううぅ~、鼻水垂れる』でした🤣🤣🤣

状況はお察しします。


谷間からついに姿を現した前掛山(浅間山)!!

まだまだ遠い、、、💦

マジ!?ホントにあそこまで行けるのか?あたし、、、by   ハガレーナ


硫黄臭がする沢の横を通過します。

ここは有毒ガスも発生するので、なるべく足早に。

トラバース道が少し凍結していたらしいです。

足早かつ慎重に💦💦

一番奥で沢の上部を横断します。


上部から振り返って谷を見た景色。

牙山の異様な形がよくわかります。

アイススプーンで盛り上げたチョコソフトみたい🥰


硫黄の沢を越えると、ひと登りで火山館です。


7時54分、火山館に到着しました。

ここでスポーツ羊羮を食べ、防寒対策をしたようです。

さあ、準備万端!前掛山へゴー!!


槍ケ鞘付近の木々が白くなっていますね。

多分すぐにとけてしまうので、朝しか見られない光景です。


草すべり分岐に到着しました。

トーミの頭に登りたかったら、ここから左手に行きます。

湯ノ平・前掛山へは真っ直ぐ進みます。


賽の河原分岐(つまり前掛山登山口)までは800m。


コメツガの枝に雪が積もっています。


おぅ!

終わりかけですが、まだまだカラマツのゴールドラッシュ🥰


8時31分、前掛山登山口に到着です!

「キターー!絶対登ることはないだろうと思っていたのに、、、」byハガレーナ


こここら山頂までは約2㎞の道のり。

火山警戒レベル2の時はここに緑色のテープがはられ、この先立ち入り禁止になりますが、現在は「1」なので登山可能です。


ここからは、お気楽隊初上陸です!!!

私にとっても初めて見る世界🥰


青空とカラマツの黄色の、スウェーデンカラー💕


ゴールドラッシュの上に見える第一外輪山。

あの峰を一体何回歩き、前掛山を何度眺めたことだろう。

ついにハガレーナの夢が叶いますね。


この後、あの頂に立つんだ!

まだまだ遠いけど💦💦💦


カラマツの枝にコロコロした雪が載っていて可愛いです😁


辺りの木々が低くなり、徐々に広がる雄大な景色。

この感じはまだ湯ノ平とそんなに違わないね。

まだまだ標高が低いです。

序盤はなだらかな道が続きます。


おっ、少し目線が変わってきたぞ!!

牙山を下に見るようになった!

そして佐久平が見下ろせるように!


外輪山と湯ノ平を見下ろす!!

お気楽隊がまだ見たことない景色!


鋸山の端っこと嬬恋村が見えてきた!


外輪山と湯ノ平、全部見え!!!

キャー、素敵、素敵!

これを見たかったのよね~⤴️


山頂部はあの太陽の下にある!!


ゼィハァゾーン突入だよ~💦💦💦

ガレた登りがエグかった!!、、、by   ハガレーナ🤣🤣🤣


さあ、さぁ、山頂は間も無く!!

でもちょっと焦らすよ~(笑)


山頂からの景色が雄大過ぎて、一回のブログでは載せきれないのですよ😁


山頂からの大展望は【後編】に続きます!!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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