【長野、駒ヶ根】展望と岩稜と白砂の尾根歩き。変化に富んだ木曽駒ケ岳《後編》2021年7月23日(祝)
《登山難易度 2》
木曽駒ヶ岳山頂から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
お気楽隊初上陸の中央アルプス・木曽駒ケ岳。
乗越浄土からまずは中岳を目指します。
宝剣岳の下部の岩場が面白い形をしています。
まるで巨人の横顔みたい🤣
こちらは岐阜側の景色。
ターボが指差しているのが中岳です。
広々とした尾根を中岳へ。
遮るものがなく陽射しはきついですが、気温が低く、心地よい風が吹いているので暑くはないです。
岩影に咲く小花たち。
あれ?右手に何か動くものが!?
あ、雷鳥だ!雷鳥だ!
保護スタッフが写真を撮っています。
お母さんは石の上に乗ってじっとしていますが、雛はチョコマカと動きまわり、すぐにハイマツや石の陰に隠れてしまうので、写真に撮ることができません。
そうだ!ハガレーナ、ハガレーナ。
彼女は前々から「雷鳥見てみた~い!」と言っていました。
ハガレーナの姿を探すと、下の方でターボとモグモグタイム中でした。
ゼスチャーで「雷鳥がいるよ!」と知らせますが、ハガレーナには伝わらず、「みほさん、なんか踊ってる?」と思ったらしい🤣
雷鳥がちっとも近くに来てくれないので、諦めて山頂を目指します。
絶景の中の山登り。
辛いのにカメラを向けられると笑顔を見せるお気楽魂(笑)
あと少し!がんばれ~⤴️
まずはクリさんが山頂に到着しました!
時刻は10時12分でした。
続く私たち。
木曽駒ケ岳山頂はとても広いんですね。
沢山ハイカーがいましたが、ちっとも混雑している感じではないです。
木曽側には立派なお社がありました。
木曽駒ケ岳神社奥社です。
順番待ちして写真を撮っていただきました。
木曽駒ケ岳山頂、標高は2956M。
お気楽隊として過去最高標高です🥰
まぁ、登り始めが既に過去最高標高だったわけなんですけど(笑)
北側を覗いてみると、沢の流れだしが見えました。
細尾沢です。
この沢は木曽川の支流。
木曽駒ケ岳の稜線上にある将棋頭山から茶臼山は長野と岐阜の分水嶺です。
お社の北側を歩いてみると、鳥居の上に夏の雲が見えました。
「神社の裏を通っちゃったね」と私が言うと、すかさずターボが「鳥居をおとーり」と言っておりました。
西側には休業中の木曽小屋が見えました。
THE山小屋と言った雰囲気です。
奥に見えるのは木曽前岳。
登り返しが大変そう~😱
こちらは将棋頭山と茶臼山。
分水嶺です。
こんな景色を見ながら小休止しましょう。
桃ゼリー、冷たくて美味しかった!
では下山開始しましょう。
時刻は10時42分でした。
鞍部まで戻ってきました。
ここから帰路は中岳に登り返さず、巻き道を歩いてみようと思います。
さぁ、どんな道でしょうか?
ワクワク😃💕
振り返って木曽駒ケ岳。
アルプスの風景だね~⤴️
巻き道、巻き道🥰
おおお、いきなり奇岩が登場ですよ。
中岳の西側に細い筋をひいたような登山道。
白岩の塔のような中岳を見上げながら歩きます。
高い所が苦手な花子が「ひぇ~、私歩けるかなぁ~😆」と言いながらもついてきます。
クリさんとターボが速い!
振り返るとこんな景色。
う~ん、ビューテフル!
岩稜のスカイラインが素敵🥰
登山道は白い岩ゴロ地帯です。
狭い岩と岩の間を登ります。
大きな岩を登ったりくだったり、、。
花子がビビりながらも必死についてきます。
右手はどこまでも斜面が続いています。
尾根が見えてきました。
この道は楽しかった!
中岳経由の正規ルートは行列だったのに、こちらでは一人もハイカーに出会いませんでした。
どうやらヤマップだと破線になっているらしいのですが、特に危ない所もなかったし、こちらを歩いてみないのは勿体無い気がします。
建設中の山小屋まで戻ってきました。
朝からヘリコプターが何度も行き来していましたが、ここの建設資材だったのですね。
次に目指すは、宝剣岳です。
宝剣岳は険しい岩場。
花子は岩場苦手なので、ここで待っているとのこと。
私も朝から何となくお腹が痛いので、ここでのんびりしておくことにしました。
登りでは死にそうな顔をしていたターボですが、平らな道になった途端、元気を取り戻す、、いつものパターン。
ターボ、変われ身の術!
オキラックポーズからの「ぱぁ~⤴️」
そして、、
アキロックポーズ、シャキ~ン!
花子が「ひぃちゃん(ターボの名前)カッコいい~⤴️最高だね~⤴️」と拍手を送っております😅
花子はターボの最大の崇拝者なのです。
岩場大好きな二人が代表してチャレンジします。
行ってくるね~⤴️
宝剣岳チャレンジチームが見たまったりチーム😅
ここからは宝剣岳チャレンジコースです。
結構岩が大きいんだね。
なかなか手がかり無さそうなつるんとした岩ですね。
ハガレーナがてっぺんにタッチしました。
立ちましたじゃなく、たっちましたね(笑)
ホントのてっぺんはハガレーナが触っているあの場所ですが、さすがにそれは怖かったらしいです。
てっぺん取ったどーーーっ!
クリさんはここで眺めを楽しんだみたいです。
そこからの展望はこちら!
この写真には本日のメインキャスト全員揃ってますね。
右から伊那前岳、将棋頭山、木曽駒ケ岳、中岳。
千畳敷カール。
私も肩の所まで登って宝剣岳を見上げてみました。
この時には既にハガレーナは下山開始していたみたいですが、、。
これから向かう予定の伊那前岳。
あのとんがり頭は巻いて行くんですね。
宝剣岳からの下山の様子です。
足場はあったみたいですが、こうやって見るとなかなか大変そう💦💦
本当は落石に備えてヘルメットがあった方がいいらしいです。
宝剣岳、登ったよ~⤴️の二人。
楽しかったようで、良かった、良かった😊
では伊那前岳に向かいましょう。
南側から立ち上がる雲が少々気になる。
午後から雷予報ですから、ちょっと心配です。
ハイマツに囲まれた細い道。
アルプスって感じ!
すると、クリさんが「アルプスだよ~⤴️」と。
そうね!私たちアルプス歩いてるんだ!
振り返って後からやってくるターボとハガレーナをパチリ。
アルプスでよく見る白っぽい稜線!
これよ、これ、こういう道に憧れるのよ~🥰
ハイマツの緑と白い岩、、素敵だ!
あわわわわわ、南側(千畳敷カールから)雲が上がってくる~😆
あの雲に隠れる前に山頂に着きたい!!
先を急ぐクリさん💨
左に見えるのは木曽駒ケ岳から将棋頭山への稜線なのですが、尾根の少し下に濃ケ池が見えますね。
秋にはあの池に紅葉が写ってそれはそれは美しいらしい。
見てみたいですね~😆
標柱が立っている(写真中央)が伊那前岳。
間も無く着くよ!
まずはクリさん到着~⤴️
雲に隠される前に到着できた!
あとから私と花子も到着!
山頂からの眺めは、、
雲は南側と東側に迫ってきていますが、まだまだ見えています。
伊那前岳、全員集合!
クリさんのポーズが面白い🤣🤣🤣
後で聞くと「山」の形で「ヤマネチ」というポーズだそうです。
今度真似しよっと!(笑)
こんな景色を見ながら、、
ちょっと遅めのランチタイムです。
ハガレーナ、アキロックポーズ、シャキ~ン🎵
クリさん、「山が好き 酒が好き」。
アルプスが似合うね~、クリさんは🥰
雲が面白い形に膨らんできた!
なんかプードル🐩みたいに見える~⤴️などと騒いでいると、まるで警告するかのように、自分たちと同じ高さから低い「ドーンドーン」という音が!
かっ、雷だ!!!
ヤバい、早く下山しよう!
雷の音を横から聞いたのは初めての経験でした。
「早く逃げな~」と言ってるみたいに聞こえた。
登山前に神様に「雷にあいませんように」のお願いしたので、「間もなく始まるよ~、雷のショータイムが~!」と教えてくれたんだ、きっと。
そこからは速かった!!
私はこの世の中で一番雷が怖い💦💦💦
なぜだろう?
雷に撃たれた経験などないのですが、雷がなると、「絶対私を狙ってる!!」と思っちゃうんですよ😭
なので、猛スピードで尾根を下ります。
後ろの三人が遅い!
雷がすぐそこにいるのに怖くないのかな?
あたしゃ置いて行くよーーーっ!
この時の逃げ足の速さは、今後の語り草となりました。
私はお腹がくだった時と雷は(どちらもピーゴロだ!)足がめっちゃ速くなる、、これお気楽隊七不思議に登録だな。
まぁ不思議でもなんでもないんだけど、、いつも鈍足なのにそんな時は速く歩けるんだから、やはり不思議か、、。
雲が流れて、千畳敷ホテルが見えました。
尾根を削ってホテルを建てたのが良くわかりますね。
宝剣岳の上に誰か立ってる!
側まで行ったハガレーナが「あそこに立つのは凄い!」と言っておりました。
乗越浄土から千畳敷カールへ下山開始!
雷の音から遠ざかり、私の心拍数も落ち着きました。
ガシガシ下りたいけど、渋滞~(涙)
でも人が増えたことで、ちょっと安心。
こんな大勢の中でわざわざ私の頭を狙いはしないだろうという根拠のない希望😅
あれはオットセイ岩だね。
「オットセイというより、マグロのカマみたい」と花子。
するとターボが「かまわず行こう」とまたまただじゃれをかまし、花子の「ひぃちゃんすごいね~⤴️」をいただいておりました。
振り返ると、乗越浄土も雲に包まれ始めてる!
急げ、急げ!
雨に降られたくない!
渋滞の待ち時間にいそいでお花畑を撮影。
クリさんが「いつも仲良しなお気楽隊」とヤマップに書いてくれたショット。
雨が降りだす前に早く下らなきゃ!
宝剣岳も霧がたちこめ、何となく要塞のような雰囲気になってきた😱
足元はこんなに楽園の雰囲気なんだけど😁
帰りは一番下の池まで下ってみようと思います。
コバイケイソウの当たり年!
巻機山で見たのより、小振りで可愛らしいです。
千畳敷カール最下部の「剣ケ池」までやってきました。
奥に見えるのはロープウェイ乗り場のある千畳敷ホテルです。
晴れていればこの池に宝剣岳が写ったりするのでしょうか?
朝は晴れていたのですから、先にこちらに立ち寄れば良かったなと思いました。
今は今にも雨粒が落ちてきそうな、どんより曇り空なので、池は暗く沈んでいました。
朝はどんな景色だったのだろう?と想像する二人。
ではロープウェイ駅で整理券をもらいましょう。
2時20分くらいにもらった整理券は3時40分頃出発の便でした。
1時間以上待ち時間があるので、トイレに行ったり、お土産物を見たりしました。
その後は施設の中のお店でソフトクリームを食べました。
それでもまだまだ待ち時間あり。
外に座っていましたが、お腹が冷えてすっかり寒くなってしまった私。
雨が近いのか、冷たい風が吹き始めていました。
この直後(時間は15時頃でした)いきなりピカッと光り、どこかでゴロゴロゴロゴロという雷の音が!!
ひぇーーっ!
雷は怖い!!
リュックや椅子を手に持って、スタコラサッサと建物内に逃げ込みました。
みんなに「みほさん、はやっ!」と驚かれた🤣
雷からの逃げ足だけは速い!(笑)
ここから長い長い待ち時間です。
私たちが乗る予定の2つ前の便からロープウェイが休止になってしまったのです(涙)
下から凄い勢いで雲が流れてきて、この後どしゃ降りの雨となりました。
約1時間の足止め。
建物内で我慢、我慢。
その後16時頃からロープウェイの運行が再開し、無事下界に降りることができました。
しらび平駅に着くと、何台ものバスが待機していて、あまり待つことなく乗れました。
⏫ヤマップの3D画像です。
帰りに立ち寄った、レストラン「CARINO」です。
家庭的な雰囲気のとても居心地のよいお店でした。
お料理も美味しくて、またいつか木曽駒ケ岳に来た時も利用させてもらいたいと思いました。
ここから長い長い帰路。
中央アルプスは遠いんだよね。
慣れない道なので、余計にそう感じました。
しかし帰りの車の中でも山の話や分水嶺の話、はたまた廃道への興味まで、話は尽きることなく、楽しいドライブでした。
みんな、いつもありがとう🎵
初めての中央アルプスはやはり素晴らしかったです。
今度はテント泊か、将棋頭山辺りの山小屋に泊まって、縦走などできたらいいな。
アルプスのアルプスらしい景観に心奪われた一日でした。
、、この二日後、白馬大池に行き、その一週間後燧ヶ岳に登り、この木曽駒ケ岳がかなり過去のものとなってしまいました。
次の山までにブログを仕上げないと、記憶が上書きされて、思い出せないんですよね(涙)
なので、かなり雑な内容になってしまった気がします。
その時感じたことや、みんなと話した内容など、ホントは書きたいのに思い出せません💦💦💦
ブログはスピードが大事。
わかっているんですけどね(涙)
今回は写真を見て、木曽駒ケ岳の美しさが伝わればいいなと思います。
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。