50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、野辺山】大・大・大展望の分水嶺、飯盛山で梅雨の晴れ間を満喫する《後編》2021年7月10日(土)


《登山難易度  1》

飯盛山山頂にて、アキロックポーズ、シャキーーーン!!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


天気予報とにらめっこして、急遽予定変更してやってきた野辺山の飯盛山。

ここまで大展望の平沢山、大盛山と歩いてきました。


では最終目的地である飯盛山に向かいましょう。


キスゲとトラノオの咲く大盛山を後にし、目の前にそびえる飯盛山へ。


大盛山を下ると、またまたフェンスがありました。

開けたら閉めると書いてあったので、閉めると、、


二人は閉じ込められた🤣🤣


そこから登山道へ復帰するのに、めちゃくちゃ滑る箇所があり、ターボは尻餅をつきました。

横にあったフェンスでバランス取りながら下ります💦💦


飯盛山手前に広い場所があり、真ん中に岩があったので、その上に登り「雲よされーーっ!」と念じるターボ。


雲に向けビームを発する私。

これだけ二人で念を送れば、きっともっと晴れてくるはず!!


さあ、最後の坂道です!

飯盛山へのビクトリーロード!


ほらほらほらほら、晴れてきたーーっ!


ウォッホーーイ!

8時21分、光溢れる飯盛山山頂(1643M)に到着っ!

ターボとハガレーナが、アキロックポーズ(古畑バージョン)で、シャキーーーン!!


そして、またまたアキロック隊の真似っこ。

ひがなる先輩のピロピロ飲み。

私は子どもの頃から小指が立たない(関節の何かの骨が足りないのだろうか?)ので、ターボが手伝ってくれました。


だ~れもいない山頂標識の土台に座って雄大な景色を眺めながら、ティータイムです。


ハガレーナは浅間山と八ヶ岳と登山者をチェックします。


私は南アルプスの稜線が雲の間に現れたら即「見えた!」と叫ぶ役目。


ターボは富士山と金峰山と瑞牆山を見張っております。


三人が三人に差し入れしたものがマル被り!(笑)

生ドラに、バターどら焼きに、大判焼き。

もちろん全部平らげましたとさ🤣


お一人若い男性が登って来られたので、山頂をあけ渡し、下の道から南アルプスを激写😁

天辺の雲はなくなりませんが、かなり見えるようになってきましたね!


こちらは東方向。

牧場が広がっていて、黒い牛の姿を確認できました。


雲の動きが面白い!!

そして、なぜターボはキオツケしてる?🤣


お昼ご飯を食べたわけでもないのに、約一時間も山頂で周囲の山々や雲の流れを見つめていました。


午後から雷予報じゃなければ、夕方までここにずーーーーっといたいと思うほどの大展望でした。


最後まで山頂は見れませんでしたが、谷筋から立ち上る雲のお陰で、山肌の起伏が良くわかりました。


八ヶ岳もあと少しなんだけど、、


赤岳の頭に真綿のお布団のような厚い雲が乗っかっていて、全く消える気配がありませんでした。

今頃赤岳では雨が降っているのでしょうか?


名残惜しいですが、何人も登山者がやってくるようになったので、そろそろ下山することにします。

時刻は9時14分でした。


下山は花や蝶の写真を撮りながらのんびりと。


さっき、「雲よされ」儀式をした広場に分岐があり、【⬅️シシ岩】と【↙️平沢口】とあったので、ん?どっち?と思いましたが、シシ岩登山口は平沢峠でもあったので、「きっと同じ所に行くよね」と言いながら【↙️平沢口】の方に降ってしまった私。

しばらく行ってハガレーナがヤマップを確認し、「こっちじゃないみたいだよ」と気がついてくれました。

途中で引き返し、、


シシ岩登山口への正しい道へ。


そして、そうだこれやってなかった!

狭い道でお気楽千手観音!

う~ん、でもイマイチ~😆

またいい場所あったら、チャレンジしよう。


お~、S字のヒコーキ雲だ~⤴️

空がキレイ!


そして、別の斜面で、リトライ!

なんかごちゃごちゃしてる?


なんか、気持ちいいぞ~⤴️


ニガナ、アザミ、ヤマツツジ。


毛虫が蟻にたかられて、もがき苦しんでいたので、ハガレーナが枝に毛虫を載せて避難させているところ。

ハガレーナは毛虫の味方です😁


そして、その場所で最後のトライ!

バランスいいかな?

みんないい顔してるし、今日はこんなとこでしょ(笑)


朝見たより、色鮮やかになりましたね。



あのパラボラアンテナが気になりますよね。

後で立ち寄ってみようと思います。


浅間山は最後まで雲の中でした。


さぁ、どんどん下りましょう。


森がキレイ!


花や虫の写真を撮りながら下ります。


シシ岩が見えてきました。

分水嶺~、分水嶺~⤴️


シモツケソウで必死に蜜を集めるハチ。

足に黄色い花粉がたっぷりついていました。


度々立ち止まって写真を撮りながらのんびり下りました。


こちらはコアジサイ。


駐車場が見えてきました。

お、かなり車が増えましたね。

下山途中、この車の持ち主たちに、沢山すれ違いました。


登山口に帰って来ました~⤴️

時刻は10時36分でした。

サクサク歩けば多分2時間半くらいで歩いて来れる山域を、のんびり4時間かけて楽しみました!


朝は全く見えなかった八ヶ岳がここまで見えるようになりました。


すぐ目の前にある憧れの山。

登山道がどこをどう通っているのか、想像しながら、しばらく眺めました。



尾根の左手に流れる雨は日本海へ、右手に流れる水は太平洋へ注ぎます。

ザ・分水嶺!!

歩いてこれました!

わずか2㎞ちょっとですが🤣


時刻はまだ11時前。

さて、パラボラアンテナを見に行きますか!


📡📡📡📡📡📡📡📡📡📡


国立天文台の公園にやってきました。

ハガレーナが「四つ葉のクローバーを探す乙女」という題名で撮ってくれたけど、草取りするおばさんにしか見えない🤣🤣


受付を済ませ、いざ国立天文台へ。

野辺山宇宙電波観測所です。


今は役目を終えた、ミリ波干渉計です。

美しい里山に突如現れた異物感が半端ない。

しかし、こういう所だからこそなのです。

観測には標高が高く水蒸気の少ない所、人工の電波が少ない所が適していて、この野辺山の良く晴れてカラッとした気候と、周りの山に囲まれて都会からの電波を遮る環境が宇宙電波の観測に最適なのだそうです。


6台の望遠鏡をつなぎ、最大で直径約600mの電波望遠鏡に相当する観測ができたそうです。

その技術はチリにあるアルマ望遠鏡へ受け継がれました。


公園の中には宇宙や電波に関して学べる多くの展示がありましたが、ほぼちんぷんかんぷんでした🤣

宇宙好きの子どもの夏休み自由研究に持ってこいですね。


衛星電波をキャッチすると、なぜか「ちびまる子ちゃん」のメロディーが流れるミニアンテナを操作してみました。

ハガレーナがその仕組みを探し当てて、ガッツポーズ。


直径45mの巨大円盤を重量挙げのターボ。

すげぇ😱


私は円盤投げに挑戦!!


あーー、ハガレーナが円盤UFOに連れて行かれる~😆


はいはい、バカなことやってないで、近くに行ってみるよ!


巨大過ぎて写真に収まらない😱

足元の支柱の間にコンテナのような部屋がいくつも張り付いていて、まるで船のブリッジみたいですね。

今はお休み中で、アンテナはまるっきり上を向いています。

観測が始まるとあの巨大歯車が動き、大きな音をたてるそうです。

音が聞こえ始めたら、パラボラアンテナの向きが変わる様子をみられると書いてありました。


その巨大さがわかるかなぁ。

ミリ波観測では世界最大だそうです。

1982年の完成から現在まで30年以上、第一線で活躍し、未知の宇宙を切り開く研究で威力を発揮しています。



アンテナの足元から、今日歩いた尾根が良く見えました。

シシ岩から平沢山までの稜線が、歩いた今となってはとても良く分かります。

展望が開けた場所は下がスキー場だったんだね。


このスターウォーズのキャラクターのようなものは、電波ヘリオグラフです。

84台のアンテナを繋いで太陽の画像を撮る電波望遠鏡でした。


「パラボラでお話ししよう」です。

ヒソヒソ声で話しても、ずっと遠くにいるターボがすぐ後ろで囁いているような感覚でした。

絶対すぐ後ろにいるだろ?と思って振り返ると、めっちゃ遠い!!

ホントに首筋に息がかかるくらい近くにいるような明瞭な声でした。

パラボラの集約力を実感!

そんな遊びをしながら、一時間ほど宇宙観測所の中をウロウロし、、


その後は野辺山駅近くの公園でランチにし、デザートに山で出会った地元の男性に教えてもらった「ヤツレン」のソフトクリームを食べました。

このソフトクリーム、めちゃくちゃ美味しかったです。

超オススメ!!


こちらは帰りの車から見えた山並み。

左手のピークは御座山なのですが、、

右のあのとんがりはなぁに?


こんなに特徴的な山容!

帰宅して調べるとこれはどうやら男山のようです。

これまた異様な岩山の天狗山と縦走するコースがあるみたい。

これは登ってみたいですね!

いつか計画してみよう😁


今回は朝から急遽山を変更して、どうなることかと思いましたが、結果的には大大大満足の山行となりました。

飯盛山、最高です。

これが自宅から1時間位の距離にあったら毎週来たいくらいでした。

次はもう少しロングコースを設定して歩いてみたいです。

そして、何と言っても分水嶺!

100㎞も続く稜線歩き、いつか、きっといつかやってみたいです。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

×

非ログインユーザーとして返信する