50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、野辺山】高速走りながら急遽予定変更!いざ、飯盛山へ!《前編》2021年7月10日(土)


飯盛山を背景に、大盛ポーズで、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


梅雨らしいお天気が続いていますね。

週末を利用して、週に一度は山に登りたいと思っている私なので、山選びにとても苦労する時期です。

今週末も土日共に雨模様の予報が続いていました。

元々は日曜日に姫も一緒に至仏山に行く予定でしたが尾瀬もやはり雨模様。

姫からは週なかで、「お天気悪いし、ナナ(姫の飼い犬)が具合が悪いから、今週末はキャンセルするね」と連絡ありました。

姫が行けなくなったのなら、日曜日にこだわる必要はなくなります。

土日で、少しでもお天気が良い場所はないか? 

毎日天気予報とにらめっこです。

そこで金曜日朝の時点では、土曜日に湯ノ丸山へ行く事が、ほぼ決まりました。

メンバーは、ターボ・ハガレーナ・マルちゃん・私の4人です。

しかし金曜日のお昼頃マルちゃんから急に仕事になってしまったと連絡あり(涙)

土曜日の湯ノ丸山はお気楽隊のイツメン三人ということになりました。

この日はどこも午後から雨が降りだす予報となっていて、一部雷マークもみられたため、山での雷が怖くて仕方ないお気楽隊は、お昼過ぎには下山完了させたいと思い、朝の3時に出発することになりました。


《登山難易度  1》


🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙


湯ノ丸山の地蔵峠を6時過ぎには歩き出したいと思い、自宅を3時に出発しました。

妙義辺りを走っている時には美しい朝焼けも見られ、「今日は東京方面、お天気いいんだね~。」「でも暑くなるらしいよ」「こんな日は高原だよね~、湯ノ丸山、晴れてくれるといいなぁ😆」と話しておりました。

が、、いつものようにトンネルを抜けるとそこは、、、霧だ~😆

小さな雨粒がフロントガラスに当たるようにもなりました。

朝だけの霧でこれから午前中は晴れて来ると信じたいけど、急に不安になった私は最新の天気予報をチェック。

すると、湯ノ丸山の天気予報は昨日見たのと同じく午前中は曇り時々晴れで、午後から小雨がぱらつき、15時頃から雷でした。

念のため当初候補に上がっていた「飯盛山」をチェックすると、あれー、飯盛山の方が晴れの時間帯が長い!!

夕方まで雨のマークがありません。

こっちは予報が変わった!

佐久は過ぎていたので、元々湯ノ丸山に行くために降りる予定だった小諸インターで高速をおり、近くのコンビニでみんなと相談です。

「飯盛山の方がお天気安定してそうなのよ。あそこなら標高差が300ちょっとですぐに終わるからお昼前には下山できるし、飯盛山に変更しない?湯ノ丸山でガスガスだったら嫌だよね~😆」「それは嫌だ。じゃあ飯盛山に行ってみるかね」「前から行きたい山だったしね」となりました。

小諸インターからまたまた高速に乗って折り返し、佐久北インターから野辺山を目指します。

野辺山高原の平沢峠駐車場に到着したのは、6時10分頃でした。


初めてやってきた平沢峠。

広い駐車場には清潔なトイレもありました。

そして、ここは「くるり野辺山」のバス停「しし岩」があるようです。

時刻表を載せておきますね。


晴れていれば八ヶ岳が目の前に、左手には南アルプスも見えるようですが、今のところ、麓まで厚い雲が立ち込めています。


とはいえ青空も見え始めていますし、牧場の斜面からは雲がどんどん上昇しているのが見えますから、少しずつ雲が取れてくるのではないかな?

それを期待しましょう。

到着した時は小雨が降っていて、今日もカッパのお出ましか?と思いましたが、トイレに行ったりシシ岩見学したりしている間に雨が止みました。


駐車場の側には「しし岩」の自然園(?)があります。

飯盛山一帯は200万年前の火山活動で形成された火山岩類で、長野~山梨の県境山地を形成しているそうです。

ここで一部露出していますが、岩はほぼ地中に埋もれながらも、恐竜の背骨のように繋がっているということですね。


これが「シシ岩」。

この形を見ても特に感慨はなかったのですが、後から考えると、こんな岩稜が土や木々に覆われながら、ずーーーーっと続いているのに、ここだけ露出していることがとても珍しいことだったのだなと思いました。


確かに溶岩が固まったような、ゴツゴツした岩場でした。

ハガレーナは真・ウサ亀ポーズ😁


ん?あれは何?

オベリスクのような岩がありますよ。

右手の山頂にも岩があるように見えます。

この時は分からなかったのですが、後程この山は瑞牆山と金峰山だったことがわかりました。

すれ違った地元の方に教えてもらいました。

金峰山は御座山からも見えましたし、秀麗富岳十二景の山からも見えていましたし、結構あちこちで「あ、あれ、金峰山だ!」となることがあるのですが、瑞牆山を遠くから発見できたのは初めての体験でした。

こんな風に見えるのか~⤴️

(ま、この時はわかってなかったのですが😅)

この後も瑞牆山は見えていましたが、金峰山の五丈岩が見えたのはこの時だけでした。

後はずっと厚い雲に覆われていました。

金峰山にしなくて良かったよ😅

あそこも実は候補に上がっていたのです💦


そうそう、ここで皆さんにご報告。

読み終わったら感想を書こうと思っているのですが、最近わたくしこんな本を購入いたしまして、、、😁

その名も「日本の分水嶺」。


この本を読みなから、自宅にあった古い日本地図を引っ張り出し、毎夜勉強しております。

地図の文字が小さすぎて、天眼鏡無しでは作業ができない。

何の作業かって?

日本地図に分水嶺の線を引いていく作業ですよ(笑)

北海道の宗谷岬から始まって、現在岩手県の八幡平まで勉強し、分水嶺のラインを書き込みました。

なので、まだこの辺りまで到達していないのですよ!

なのに、なのに、、


ドッヒャーーーッ!

ここも分水嶺か~い!(笑)

勉強してから来れば良かったーーっ!

帰宅後、本を開いて勉強したところ、、


飯盛山を含めたこの辺りの分水嶺の地図がありました。

奥秩父の甲武信ヶ岳から国師ヶ岳、大弛峠、金峰山、(瑞牆山をかすめて)小川山、信州峠を経てここ「飯盛山」に繋がっています。

そして、夏沢峠、高見石(高見石もだったんだ!!)、大河原峠、蓼科山と八ヶ岳の主脈を形成し、(雪で遊んだ)八子ケ峰、霧ヶ峰の車山、そして先日登ったばかりの美ヶ原へと続いています。

全長6000㎞あると言われる日本の大分水界ですが、そのなかで登山道が稜線を通っているのは意外とわずかだと、ここまで勉強した中に書いてありました。

ここ奥秩父信州八ヶ岳の区間は100㎞も縦走できる登山道が整備されています。

日本でも有数の分水嶺ハイキングができる奇跡のエリアというわけです。

いつか100㎞縦走、やってみたい!!

5泊くらいすれば行けるかな?

一週間はかかるだろうな?

無理なら、ぶつ切りでちょっとずつ軌跡を繋げるのも楽しいですよね。

また新しい夢が見つかってしまいました🤣

元気でいなくちゃ!!


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


私たちも含めてわずか2台しかいない大きな駐車場を出発します。

先客は車の中でテレビでも見ているのか、すべてのブラインドを閉めて賑やかにやっていて、どうやらハイカーではない様子でした。


シシ岩登山口から歩き始めます。

時刻は6時38分でした。


振り返ると、、


真後ろに八ヶ岳。

少しずつ雲が上がって来ましたね。


とても歩きやすいし、とにかく森が美しいです。

「森がキレイだよね~」と言うと、ターボが「いいもりやまはいい森だ」と言っておりました。

飯盛山はいいもりやまじゃなく、めしもりやまだから~🤣🤣🤣


分岐が現れました。

右に行くと宮司の滝とあります。

いつものお気楽隊ならあっちも行ってこっちも回ってというコースを設定するので、もちろんこちらもコースに加えると思いますが、今日はお天気不安定だと思っていたので、お昼前には下山するように計画しています。


こっちはまたいつか別の機会に行きたいね😉


森がキレイ!

この台詞を平沢山まで10回は呟いたと思います✨


左手が開け、野辺山のキャベツ畑とその奥に男山~天狗山の尾根(帰宅してから調べました)、そして重なるように私の大好きな御座山。


こんな木々を見上げながら、、


暑くなってきたので、一枚脱皮しました。

ちょっと蒸し暑いです。


再び左手の木々が消えました。

後から地図などから確認し、スキー場のトップだったことがわかりました。


山並みに這うように昇っていく雲の動きが面白いです。


笹原にはポツポツとイブキトラノオが咲いていました。


森は美しいし、花もあるし、展望も素晴らしいし、、楽しいね~⤴️


こんな道ですから!

楽しいですよ😁

この辺りで長靴をはいた地元の男性に追い抜かれました。


分岐が現れました。

右手に行くと飯盛山。

真っ直ぐ進むと平沢山です。

地元の男性は飯盛山直通ルートに入って行きましたが、私たちは平沢山経由で飯盛山に向かいたいと思います。

その前に右手が少し高くなっているので、ちょっと立ち寄りましょう。

右側の展望が気になります。


すると目の前にドーーーンと南アルプスが!!

近い!

まだ山頂部には雲がかかっていますが、山肌の起伏など、くっきりはっきり見えます。

こりゃたまらん😁

そして、左手に目を転じると、、


ウワォオ!!

富士山じゃないのさ!


手前の山がちょうど窪んでいる辺りに富士山がそびえています。

笠雲がかかっていますね。

お天気下り坂なのでしょうか?


再び登山道に戻り、平沢山へ向かいます。


前方が開けてきました。

まもなく山頂かな?


7時24分、小広い「平沢山」山頂に到着しました。

登山口からわずか45分でした。


北東方向。



北西方向。

浅間山は雲に隠れていますね~😆


凄い、凄いと言いながら、くるくる回って写真を撮りました。

正に360度の大パノラマ!


南西方向。

八ヶ岳と南アルプスの間には御嶽山も見えるらしいのですが、まだ雲だなぁ。

それでもとんでもない解放感です。


南方向。

大展望に「痺れる~⤴️」のポーズ🤣



こちらは東方向。

まだ雲が厚く、薄暗い世界に、瑞牆山の異様な姿が。

魔界の要塞といった雰囲気です。

金峰山は雲に隠れてしまいました。


平沢山は標高1653M。

平沢峠から標高差わずか200Mでこのご褒美は美味し過ぎる!

自分たちの上空は青空が広がってきて、テンションあげあげです。


富士山とオキラックポーズ。


笠雲のかかった富士山のポーズ。


富士山と飯盛山!

いやぁ、楽しい!!


では次に向かいましょうと歩き始めると、ハガレーナが「うわぁ、三角がいっぱい!富士山に飯盛山に、他にもいっぱい三角があるの!可愛い~⤴️二人も三角やってみて~」と言うので、三角のポーズ🤣


山の名前がぜ~んぶ言えたらなぁ。

富士山手前の山並みもきっと名のある山々なのだと思うのですが、名前がわかりません💦💦


振り返ると青空がキレイでした。

カメラを構えると、すぐに変なポーズをするハガレーナ。

さすがの瞬発力!(笑)


平沢山からはなだらかな稜線歩きかと思いきや、結構下りました。

しかもガレガレなので、転ばないように慎重に。


おおおぉ、南アルプスがだいぶ見えるようになってきましたね!

甲斐駒ヶ岳が見えそうです。


下ってくると、「牛が出ないように」ゲートが設置されていました。

二人に「牛を表現してみて~⤴️」と言ってみた。


かすかに風が吹いていて、涼しい~⤴️

なんて気持ちいいのだろう。


振り返れば雲が凄い勢いで立ち上っている八ヶ岳。


ヨツバシオガマ。


花の写真を撮りながら飯盛山を目指しました。


あれ?また分岐が現れました。

左に行くと「三沢」とあります。

すぐそこにピークがありますから行ってみましょう。


ん?これは粘菌??

ハガレーナが「人生ゲームの車に刺すやつみたい」と言っておりました。


このゲートを開けて入ってきました。(振り返って撮影)

フェンスの枠が傾いていて、少し開けるのに力を要しました。


イブキトラノオがいっぱいです。


なんて素敵なの!


青空が広がり、景色がより鮮やかになりました。


7時59分到着!

名もなきピークかと思っていましたが、「大盛山」(1650M)でした。


さっきまでと少し角度を変えて、飯盛山と富士山。

南アルプス方面。


八ヶ岳と、さっきまでいた平沢山。


ぐるり360度の大展望!!

素晴らしい、素晴らし過ぎる!!


大盛山で大盛上がりのポーズ🤣🤣🤣


御座山をポチっとな!!

楽しいね~⤴️

わずかに登っただけでこれだけの大展望が体験できるなんて、さすが分水嶺だけのことはある!😁


さて、この後いよいよ「飯盛山」へ向かいます。

それは【後編】にて。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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