50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、奥日光】初めての中禅寺湖一周!《中編》南岸コースを歩く。2021年6月12日(土)

《登山難易度15》

白岩展望台から、オキラックポーズで、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


お気楽隊として初めてのロングチャレンジ!

中禅寺湖一周(24~25㎞)に挑んでいます。

梵字岩にて水分補給をして、再び歩き始めました。


雲がとれ始めたのでしょうか?

時々見える湖面の色が明るくなってきました。


岩が多い南岸ルート。

また岬になっている岩場を越えるようです。


岩場を越えると地面に大量の動物の毛が落ちていました。


今うちのひまも夏毛に生え変わる時期でめっちゃ毛が抜けるんですが、鹿さんも同じなんですね。


触ってみると案外柔らかい毛でした。

横に岩があって、それにも毛がついていたので、その岩に体を擦り付けて「かいーの、かいーの」ってしたのだろうと想像しました。


橋を渡るターボと私にハガレーナが「はい、チーズ」と言うので、意識し過ぎて私の歩き方がちょっと変になっちゃった🤣


北岸と違って南岸の橋はどれもこれも何だか危うい😅


うわぁ、これまた素敵な巨木ですね、

緑の向こうに青空が見える!🥰



巨木だらけ!

森林浴できて、南岸歩きは思っていた以上に快適です。

もっと荒れてて、薄暗くて、狭い道なのかと思っていました。


大きな岩の横の狭い根っこの部分を考えながら登っていると、、


ターボが「ねぇさん見て見て!すごい岩だよ!縦に割れてて刀で切ったみたい!」と騒いでいます。

「うるさいなぁ、あたしゃ考えながら登るのに忙しいんだから、いちいち呼び止めないでくれる?」と答える私。


でもま、確かにすごい岩です。

しかも白いね!

もしかして、これが次のポイントの「白岩」なんじゃない?きっとそうだね!標識はないけど!ヤマップでの現在地が白岩になってる!と話しました。


すると、そこを過ぎたら「←白岩展望台」の標識が!

あれ?白岩はまだ先だったよ!(笑)

「展望台だって!行ってみよう🎵」


すると!

うわちゃーーーっ!!なんじゃこりゃ!?

白い岩の先に出っ張りがあり、大展望が広がっています。

斜めになった岩の上に立つと、表面に細かい砂がついていて、ずりっとなったので、、


ひざまづいて写真を撮る私。

すごい、すごい、すごい展望台ですよ~⤴️

左からターンして、、


鏡のような湖面に映る男体山ファミリーと白根外輪山。

湖面に突き出た岩の上は震えるほどの解放感です。

ハガレーナが「榛名の硯岩みたいだね!」と言ってました。

確かにそれと同じような解放感、空中感、突き抜け感!

狭い岩場に交代で乗って写真を撮ります。


ハガレーナはやっぱり真・ウサ亀ポーズ!

もはや本家のウサ亀さんより、頻度も完成度も高い気がする(笑)

じゃ、男体山をポチッとなしてみよう!となり、、

「はい、もっと右、右、もうちょっと下、下、、」と私が指示を出し、、


男体山ど真ん中にポチッとな!

見事!(自画自賛)

じゃあ、私もやってみる!となり、今度はハガレーナが「もっと下、もっと、もっと、もっと下~」と言うので、「え?こんなに?」と思いながら写された写真がこちら、、


なんか、違うんですけどーーーーっ!

男体山の真ん中でもないし、あたしゃ一体どこをポチッとなしてるんだい?

この写真を大学の男友達に見せたところ、「ついに男体山よりデカクなったか!」と言われました🤣

ハガレーナ~、やってくれるぜ🤣🤣🤣


ターボは本家のアキロックさんに「決まっている」と誉められたアキロックポーズです。

足が長くてカッコいいね!


一人ずつしか立てない展望台でしたが、最高でした。

こんな所が南岸コースにあるなんて、知らなかったなぁ。

期待してなかっただけに、めっちゃコーフンしました🥰

白岩展望台で6~7分過ごし、9時4分、再び歩き始めます。


すると、またまたギンちゃん発見~⤴️


みんな興味深そうにこっちを見ているみたいですね😆


危うい木橋通過中~💦

土台がどれもこれも斜めになっているんだもの。

いつかバキッとなる日がきますよ、これ😱


くねくねと妖しい腰つきの木。

育つ過程で、何か道に外れる出来事があったのね、きっと。


またまたシャクナゲの道!

花が咲いてないので、写真は何枚かしか撮りませんでしたが、南岸コースには何度もこんなシャクナゲロードが現れました。

来年はもう2週間早く訪れましょう。

きっと素晴らしいと思います。


時々見える中禅寺湖がキレイね~⤴️

ため息しか出ません。


またまた巨大な岩。

縦や横に筋の入った岩場が何度も現れました。


おやおや、誰ですか?

中禅寺湖にバスクリン入れたのは!?


これまた広範囲にバスクリン!(笑)

いやほんと、お日様の光は無敵ですね。

湖面をエメラルドグリーンに変えます。


うわぁ、素敵な尾根。

あっちに行ってみたくなります。

社山からの稜線でしょうか?

そうそう、この日あの人もあの人も社山に登っていたことが後で分かったのですよ。

み~んな同じ界隈にいたんだ~😆

奥日光をみんな大好きなんですよね。


中禅寺湖の湖形の説明がありました。

「湖岸は比較的変化に乏しく、東南岸に八丁出島、大日崎、阿世潟などの半島と、湾入があるのみです」ですって~?

そんなことない、そんなことない、めっちゃ変化に富んでるよ!

シャクナゲあるし、巨木あるし、岩もあるし、美しい谷や稜線があるし、展望台もあるし、浜に降りられるところもあるし、壊れかけた橋もあるし!🤣🤣🤣

まぁ形としては変化が少ないという意味なんでしょうけどね。


中禅寺湖湖畔歩きの醍醐味はやっぱりこれですよ。

緑色の葉陰から見えるエメラルドグリーンの湖面と白い砂浜。

ほんとに素敵だと思います。


そして、巨木ね。

み~んな違った形だし、この木なんて、幹の表面がすごい深い妊娠線みたいになってるし(笑)


あの木はどんだけ石ころを抱いちゃってんの!

隙間という隙間に石ころが詰まっています。


先頭を歩いていた私は鹿の白いお尻に気がつきました。

後ろを振り返り「しっ!鹿がいる」と小声でみんなに伝えました。

そこからはみんな息を殺し、静かに進みます。


鹿はまだ私の存在に気づいていません。


しかしこの辺りで私と目があい、逃げるのかと思いきや、、


のんびり草や木の芽を食べながらゆっくり登山道を進んでいます。

早く歩いて行きたいけど、彼女を追い越すこともできず、、


ついていくしかない私たち。

もはや鹿がお気楽隊の隊長のようになっています🤣


「ついてきてる?」と確認するように後ろを振り返り、呑気に毛繕いを始めました😅


鹿隊長について歩く私。


たまに振り返りながら、一定の距離を保って、お気楽隊を先導してくれる鹿隊長。

さっき大量の抜け毛を残したのはもしかしてあなた?


コメツガの新芽が好物のようです。


ここで一度振り返り「じゃあ、私は行くね」といった表情で私を見つめてから、ようやく藪の方に登って行きました。

この間5分ほど、距離にして100m行かないくらいでしょうか?

楽しい鹿散歩ができました。

熊が怖くてずっと喋りながら歩いていて、鹿に会ってからは無言で歩いたので、熊さんにも会ってしまうのではないかとちょっと不安ではありましたが💦


鹿と分かれてから何だか急にお腹が空いてきて、ターボが無口になりました。

これはやばい。

ターボが無口になるのはほんとにヤバい。

そうハガレーナと私は知っているので、どこか休憩できる場所を探しながら歩きました。

15分ほどして、登山道を邪魔しないで岩に座れる場所があったので、おにぎりを食べることに。


おにぎりや干し芋を食べていると、またまたあの鹿隊長が鼻をクンクンさせながらやって来ました!

あれぇ、あげたいけど、あげられないんだよ~、ごめんね~💦

15分ほど中休止して、10時15分、歩き始めました。


するとふ化したばかりのハルゼミが地面に落ちていて、ハガレーナの指に載せるとしばらくジッとしていました。


シロヤシオの木漏れ日。

気持ちいいですね。


男体山が近くなった気がします。


10時25分、松ケ崎に到着しました。

ここは展望はないみたいです。


またまた現れたグラグラの木橋。

私はヨタヨタと渡りましたが、ハガレーナはスイスイでした。

体重が軽いと色々に便利なんだね。


10時35分、水場がありました。

早速飲んでみる私。

他の二人はこういう時決して飲もうとはしません。

二人に「アイスコーヒーを飲むとすぐにお腹が痛くなるのに、なんで山の水でお腹を壊さないのか不思議」と言われました。

私は赤ちゃんの時からずっと山の水で育っていますからね、体の水分のほとんどが山の水で出来てるんだと思います。


さぁ、どんどん進みましょう。


ここは今までとは少し雰囲気が違う道。

根っこの並木道みたいです。


そして、シャクナゲロード🥰

来年は花の時期に来るぞ!


10時47分、次なるポイント「大日崎」に到着しました。

湖畔に小さな石仏があるようです。

ここまで梵字岩から2時間15分かかりました。

標準コースタイムは1時間30分なので、大幅オーバーです💦

白岩展望台で6分、おにぎり休憩15分とり、鹿さんの乱入で数分のロスとしても、ちょっとペースが遅いですね。

しっかり歩いているつもりなんだけどなぁ。

やはりお気楽隊の歩みは遅いのだと思います💦💦


木立の間に男体山!

そんな姿を見て歩き出した途端、、


私は木の根っこに引っ掛って、転んでしまいました。

たまたまカメラを構えていたハガレーナにその瞬間を納められてしまった🤣

怪我はしませんでしたが、今もすねと太ももに青アザができております(涙)


お、あれは姫に「あのゴミみたいなやつ?」と呼ばれた「上野島(こうずけじま)」です。

あれが見えると言うことは、、、

阿世潟が近いということ?


しかし、ここからも長かった💦


振り返ってカメラを構えると、妙なポーズのハガレーナ🤣


ケンカ分かれした双子?


ギャップ!


これもギャップ!

深い森に空が突き抜けてる場所があったら、必ずかつてのこの森の長老(倒木)を探すお気楽隊です。


上野島の説明がありました。

上野島は中禅寺湖にある唯一の島なのですよ、姫。

姫にとっては「中禅寺湖の唯一の島と言われても何の感慨もない」らしいですが😅

⏫姫に上野島を「あのゴミみたいなの?」と言われた場面はこちらの記事でご覧ください。

これから、私のブログは姫ディスりブログとなっていったのです🤣🤣🤣

そんなきっかけとなった山旅でした。


日光を開山した勝道上人の墓所がある上野島を見に行きましょう。

湖畔に降りてみることにします。


おおお、近い、近い!

こんなに近くにあるんですね。

歩いて渡れちゃいそうな雰囲気ですよ。

周囲が背丈よりは深いと思いますから、まぁ歩くのは無理でも泳いでも数十秒で着いちゃいそう。


島の中に石灯籠のようなものが見えますね。

木立の中にお墓があるのでしょうか?


とりあえず、「あれね、あれポーズ」


これから歩いて帰る竜頭ノ滝はちょうど対岸辺りですね。

まだまだ半分来たくらいかなぁ💦

要するに駐車場からいっちばん遠くにいるということです。

進むも戻るも同じ距離😱😱😱


男体山を背景にウサ亀ポーズしてみたら、ターボが亀にしか見えない(笑)

正にウサギと亀、、歩くスピードを体現しております😁


この木は何だかあちこちにタコの吸盤みたいなのがあって、タコ入道みたい(笑)


阿世潟が見えてるんだけどなぁ。

なかなか遠い。

見え始めてからも30分くらいかかりました。


こちらも大きなギャップ。

突然開けた空からお日様の光が降り注ぎ、いくつもの命がまた新たに始まるのです。


同じような写真でごめんなさい。

美しい中禅寺湖を撮らずにおれない😅

釣り人が見られるようになりました。


少しずつ道はなだらかに下ります。


広々と平らな場所になってきました。

阿世潟が近い!


木道を進むと、前方にゲートが現れました。

あそこまで行ってゲートを覗いたら「行き止まり」と書いてあったら笑っちゃいますね。

利平茶屋へのバリルートを思いだします🤣


ゲートに「行き止まり」の文字はありませんでしたが、あらあら、これは誰の仕業かな?

もちろん熊さんの爪痕ですね😆


あ、ターボだったのか!(笑)


ゲートには千手堂にあった注意文言と同じ警告表示がありました。

歌ケ浜からここまでの遊歩道の延長のつもりで入っていくと痛い目に合います😅

ハガレーナはそんなことより、毛虫に興味あり🤣🤣🤣


あの木は体が柔らかい!

「めっちゃブリッジしてる!」と言うとハガレーナが「ジャーマンスープレックス!!」と言っておりました。


11時42分、やっとこさ阿世潟に到着しました!

大日崎から所要50分のところ、55分で!

竜頭ノ滝を出発してから、既に約6時間経過しております😁

いつもならこの辺りで終了~となるところですが、まだやっとこさ半分過ぎたくらい。

まだ2/5の行程が残っておりまする💦


ここで、雲のかかり始めた男体山を見ながらランチにしましょう。


ハガレーナが足の臭いを嗅いでいるように見えますが、靴の中に入った杉の葉をはたいているところです。


さぁ、後半戦に向け、チャージ完了!!

【後編】に続きます!

【後編】ではまたまた驚きの出会いが待っていました。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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