【長野、北相木】御座山でシャクナゲと大展望を楽しんだリベンジ登山《後編》2021年6月5日(土)
《登山難易度 8》
御座山山頂から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
過去二回訪れていて、いずれも山頂でガスガスだった御座山に三度目のチャレンジをしています。
【前編】ではシャクナゲに慰めながら、うだの沢のトーミまで歩いてきました。
ここからは山頂に向け最後の急登となります。
広葉樹に囲まれた根っこの道です。
雨上がりで湿った根っこはむちゃくちゃ滑る!!
絶対縦根っこに乗らないように、一歩一歩慎重に行きます。
青空だよ~⤴️
元気が出る~🎵
この辺りで下ってこられた男性(今日すれ違った二人目)に「上は晴れてますか?」と聞くと、ニッコリ笑って「全部見えてますよ!槍も穂高も!」と教えてくれました。
やったーーーっ!
晴れてるって!見えてるって!
そう思えば辛い登りも頑張れます🤣
シャクナゲも相変わらず応援してくれています。
可愛いキノコもありました。
下を向いて黙々と登っていると、足元の可愛い子によく気がつくんですよね😉
前回何度も避難小屋の幻を見た登りです。
倒木が小屋の屋根に見えちゃうんですよね😅
きたきたきたきたーーーっ!
どこを歩くか悩むちょっと広めの根っこエリア!
前回はこの根っこに挟まれた平らな所がいちいち凍っていて、アイゼンをつけた足を一歩ずつ乗せるのにくたびれ果てたのでした😭
数歩進んでは立ち止まり肩で息をして、また歩きだしすぐ止まるを繰り返し、先に避難小屋に到着していた勝ドンと花子を長い間待たせることとなったのです。
今日はアイゼンをつけてないからというのもありますが、足が軽いです。
ここまででそんなに疲れてないからだと思います。
道が少し平らになりました。
前回はこの辺りまで花子が迎えに戻ってくれていた場所だと思います。
その時は平らになってもちっとも足が前に出なくて、私の体力バロメーターはemptyランプ点滅中だったのです。
今日は全然平気!
まだ半分くらい体力が残っている感覚です。
避難小屋が見えて来ました!
やった!
バテずに登れた!
私にとっての最大のミッションクリア、リベンジ成功です。
10時55分、山頂直下の避難小屋に到着しました。
駐車場出発から3時間40分で来れました!
前回は5時間13分もかかっていますから、すごい短縮です😁
さっきの鞍部からはコースタイム通りの30分でした。
しつこいようですが前回は鞍部から51分かかっていますから、どれだけバテていたかがお分かりいただけるかと、、。
いろんな条件が重なった結果だったのだろうなと思います。
どうやら私の運転だったみたいですし、道迷いして腐葉土の斜面を登ったりもしましたし、体力ある勝ドンのペースに追い付こうと無理をしていたのだとも思うし、チェーンアイゼンをつけて凍結した箇所を登ったりもしましたし、、、
同じ条件ならここまで楽には登れなかったと思うので、単純にこの時間差が私の成長の証とはならないことは承知していますが、、
が、それでも、、成長してる!!と感じられた最後の登りでした。
ちなみにこの小屋は緊急時のみ使用可能な避難小屋です。
トイレはありません。
お昼休憩で使う場合は雨戸を開ければとても明るくて清潔です。
過去二回は二回とも寒さと強風と雪に見舞われたので、この中でお昼休憩しました。
今日はどうでしょう?
早速山頂に行ってみましょう。
二人の背景には奥秩父の山並み、金峰山の五丈岩が見えています。
静かだーーっ!
風がないよ!
山頂は二つの大きな岩場で構成されています。
山頂標識は二つ目のコブに立っているので、岩場を登って下って行きます。
花子は高所恐怖症なので、なるべく森側を歩いて、断崖絶壁に近づかないように渡りました。
八ヶ岳がくっきり見えるーーーっ!
これまでで一番のクリアな視界です🥰
北側は雲海!
どこまでも広がる雲の波!
下界はやっぱり曇ってるってこと?
私たちは今空と一体化しているんですね😉
さだまさしの「空になる」を思いだしました。
あの歌は一番がホントに良くできていて「🎵自分の重さを 感じながら坂道を の~ぼる~🎵」にめっちゃ共感します(笑)
自分の重さを 感じながら 坂道を 登る
いくつもの峠を 越えて
もっともっと上を 目指す
いつか たどり着ける世界へ
僕は雲を抜けて 空の一部になる
僕は空になる
今日はこの歌詞をそのまま体現した山旅となっています。
私たち、雲を抜けて空になってる!
八ヶ岳の右側には北アルプスも見えています🥰
最高ーーーっ!
御座山のこの高度感はアルプスにも負けない超一流です🥰
八ヶ岳を背景に、オキラックポーズもやっとかなきゃね!
ハガレーナの定番は『真・ウサ亀ポーズ』。
ハガレーナはいつもカッコいいね~⤴️
今日はモノトーンでいつにも増して決まってるよ✨
黒ウサギさん ̄(=∵=) ̄
団子三兄弟と団子三姉妹🤣🤣🤣
御座山は222Mじゃなく、2112Mね!(笑)
岩場の端に座ってお昼休憩です。
風もなく、陽射しが暑いくらいでした。
こんなに穏やかな御座山山頂は初めてです。
やっとここでランチできた🥰
西側の谷から雲がどんどん湧き立っていて、少しずつ山並みを隠して行きました。
さっきまで見えていた北アルプスが雲の中に。
1時間早くここに来ていれば、多分ホントに全部見えだったのだと思うと、出発を4時45分ではなく、4時にすれば良かったと後悔(涙)
花子も「やっぱり展望は11時より前までなんだね」と言ってました。
山頂に何時着かで今後は出発時間を決めたいと思います。
せめて10時半までに山頂に立ちたい!
今後はなるべくそうしたいと思います。
八ヶ岳は流れる雲の中で、走馬灯のように隠れたり現れたりしました。
いつかあの稜線も歩いてみたいですね。
以前は絶対無理だろうと思っていた山に行きたいと思えるようになっています。
それこそ成長の証です。
ハガレーナが標識の後ろにある斜めの岩に乗りました。
雲に隠れてしまった金峰山方面に両神山の姿を探しています。
過去に来たときには、左手の樹木の左手にギザギザの両神山が見えたのですが、今日は雲に隠れてか、木立に隠れてか、わかりませんでした。
先週登った山を見るという楽しみはオアズケ😭
それでも大展望であることに変わりはありません。
岩の上のハガレーナ、オキラックポーズ!
からの~~~
シャキーーン!!
カッコいいね!
シルエットが素敵!
なので私も真似してみた!
なんか違う、、😢
何が違うんだろう?
今度真面目にレクチャーしてもらおう😅
下山前にかわいこちゃんを撮影しておきましょう。
山頂部には沢山のイワカガミが咲いていましたから。
ハガレーナが「いいね、いいね、ハイポーズ!」といいながら撮影しています。
そんなハガレーナ紀信が撮影したイワカガミちゃん💮
ホントに整列して「こっち向いて~」と言いたくなりますね😉
足元にはシャクナゲも咲いていました。
ランチのとき目の前に見えた岩場にはうっすら道があったので、ここから行けるのかなと思って覗いてみました。
細い踏み跡があり、ピンクのテープも幹に巻き付けてあります。
やはり行けるんですね、どこまでかはわからないですが。
いつかちょっと行ってみたいけど、それは今日ではないです😅
今日はイワカガミを見るだけにしておきます。
ではそろそろ下山開始しましょう。
山頂出発は12時5分でした。
山頂で1時間以上過ごしたことになります。
今日は今までで一番山頂が賑やかでした。
そのほとんどは栗生コースから登って来られた方たちでしたが、全部で20名くらいいたかなぁ。
ゴツゴツしていますが、南北に長い山頂で案外座れる岩もあるので、皆さん山頂のあちこちでお弁当を拡げていました。
下りは気を遣う根っこの急坂です。
乗ってくださいと言わんばかりに、根っこが張り出しています。
これに乗ると、スッテーーーンとなりますからね、怖い、怖い💦
シャクナゲが高~い!
花があんな上の方にあるね~と言いながら、時々立ち止まって花を探しました。
奥の方まで咲いています。
鞍部まで降りたら、前に見えるあの前衛峰まで登り返さないといけません💦
13時28分、鞍部通過です。
またまた霧が出てきました。
この標高の所に雲が沸いているのかもしれませんね。
前衛峰への登り返し中💦
シャクナゲが嬉しい😁
12時37分、前衛峰に到着です。
鞍部からわずか9分でした。
あらあら、山頂が雲に隠れました💦
さっきすれ違った若者グループ、今頃山頂で「あちゃー!」となってるのでしょうか?
気の毒過ぎる(涙)
前衛峰から見晴台までの稜線はシャクナゲ天国です。
行きでも見た(かもしれない)シャクナゲですが、可愛いと写真に撮ってしまいます😅
この濃いピンクのつぼみはフニャフニャしてますね~😆
開いていく過程を見れて楽しいです🥰
私にとって一番の難所通過!
凍ってなくても岩に足掛かりがなく、横の幹を持たないと下れません💦
下りは極端に写真が少ないです😅
見晴台も展望ゼロだったので、そのままスルー!
ここは見晴台から下ってきたコケ岩ゾーンです。
小さなシダの間をジグザグに下るエリアです。
緑滴る世界!
素敵🥰
小さなサルノコシカケ的なものがびっしり!
小人のマンションみたいです。
カラマツの林が美しい!
ハルゼミ大合唱、健在!(笑)
もはや騒音レベル🤣
手前がシラカンバで、奥がダケカンバ。
白岩コースとの分岐を過ぎると、なだらかな車椅子ゾーンに。
鉄塔が見えてきました!
13時50分、鉄塔通過です。
山頂からここまで1時間45分でした。
ここで5分ほど小休止しました。
すると、山頂直下ですれ違った若者グループが早くも戻ってきました。
「山頂から眺め見れましたか?」と聞くと、「なんとか!」と返事が返ってきました。
そうか、見れたんだね、良かった!
最後の登り返し~😆
鉄塔は若干低い位置に建てられているのですよ😵
少し休んだこともあり、足が重い、、💦
黙々と登る回りでハルゼミが鳴きわめいています。
思わず「うるさい!!」と叫んでしまいました。
ハガレーナに「セミにあたってるし🤣」と言われた😁
落ち葉ふかふかの下って登るゾーン。
前回ここで花子に「ここは駆け下ってその勢いのまま登れば楽に行けるよ!」と言われ、「そんな事できるかーーい!」となったのですが、、
今日は体力に余裕があるので、ダッシュしました!
するとまじでその勢いのまま、登りの半分くらいまでは行けました!
お、ある意味正解!
細かいザレの急坂です。
自分でジグザグのルートを作りながら下りました。
ほぼ足を横向きにしないとズリッとなります💦
この道になると谷まで近い!
、、、と思ったけど、意外と長いんだ、これが。
再びのジュラシックパーク!
舗装路になりました!
あとちょっとだーーっ!
テニスコート横にある駐車場に戻って来ました!
時刻は14時45分でした。
鉄塔から55分、山頂からは2時間40分でした。
全行程、7時間30分!
なんと前回より2時間40分も短縮出来ました。
前回のようにヘロヘロになることもなく、元気に歩き通せました✌️
自分の限界を感じた一年前の山行の苦い経験を塗り替えることができました。
少しずつ少しずつ、標高と距離の経験値を積み重ね、今年中に標高差2000M、距離20㎞のどちらかを経験したいです。
そして来年はその両方を一回の山行でできるようになれば、東北や新潟の山、そしてアルプスも目指せるようになる。
そう信じて毎週登山を続けて行きたいです。
帰路の車中から見た御座山です。
今回はどれが御座山なのか良くわかります。
真ん中のくちびるのような岩場が山頂ですね。
あんな風に岩が二コブになっていましたから。
左手のとんがりが前衛峰かな?
あの稜線を歩いて、鞍部からあれだけ登ったんだなって良くわかります。
ハガレーナが「カッコいいね~⤴️私たちあんな所に登ったんだね~。」としみじみ。
御座山は地味だけど無骨で男らしい山というイメージです。
例えば、、高倉健みたいな?😁
シャクナゲが多く咲き、実はロマンチストというのも高倉健ぽくないですか?
でもそのシャクナゲもみんな見てね~という感じでなく、それぞれが生きるために逞しく長く首を伸ばし自由に生きています。
とてもいい山でした。
今回の展望も素晴らしかったけど、本気の本気はまだまだあんなもんじゃないのを、タケさんやレッドシュガーさんのブログで知っているので、来年は5月末のシャクナゲ最盛期のお天気良い日を狙って再訪したいです。
次回はターボも一緒に!
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。