50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、秩父】武甲山を歩く《後編》小持山~大持山ルート。2021年5月2日(日)

《登山難易度  8》

大持山手前の雨乞岩から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


お気楽隊が行く初めての武甲山周回コースの旅【後編】です。

小持山を後にし、大持山へ向かいます。

その手前に展望スポットがあるらしいのでそこでランチにしたいと思っていますが、明確にその場所を知りません。

ちゃんと見つけられるでしょうか?


歩き始めると、小持山までの広々とした稜線とはうってかわって道は狭くなり、両側に低木が生い茂っている場所をガサガサしながら通過する場面が増えました。

そうすると、ハガレーナの「洗車機~」の出番です😁

クルクル回転しながら通過、、これ、よく考えると逆だよね(笑)

車の方が回ってることになる😁


アヤカシオもしばらく見られました。

ほとんど散ってしまって、残りわずかでしたが😅


そして、登山道から左手を見るとアカヤシオの奥に、武甲山と歩いてきた稜線が見えました。

美しいね~💕

ターボが「ぶこうに見えるのが、武甲山だ!!」と指さしました😅


山の名前がわからない~😆

小さなこぶ2つは、クレイジーマウンテン二子山なんじゃないかと思うのですが、確かなことは分かりません。

そして二枚目の写真の右端が武川岳なのかなぁ?

だとしたらあの稜線の奥(枝で見えなくなっている辺り)に伊豆ヶ岳があったのかなぁ、、。


アカヤシオ咲く急な岩場を下ります。


痩せ尾根を行きます。

反対からやってくるハイカーは、皆さんかなりお疲れの様子でした。

逆周りは辛いのかな?とこの時思いましたが、その理由を後で知ることになります。

見えているのは、武川岳と、そこから連なる天狗尾根なのではないかと、今地図を見て思っております。


こちらも展望が素晴らしいです。

春の山は色とりどりで楽しいですね。


桜が咲いていました。

これが、武甲山の固有種か!?と思いましたが調べてみると、「チチブイワザクラ」は草花、「ブコウマメザクラ」は3月頃にソメイヨシノより先に咲く桜だと分かりましたので、これは普通のヤマザクラのようです。


小さなアップダウンを繰り返します。

なかなか本日の青空展望レストランが現れません💦

後ろの方でハガレーナが「お腹すいた~!」と叫んでおりました。

多分もう少しで着くから我慢、我慢。


とはいえ、なかなか着かないことに痺れをきらして、みんな小休止😅

確か大持山の手前にあるって書いてあった気がするんだけどなぁ、大持山の向こう側だったんだったかなぁ、、と自信がなくなる私です😢


すると、今度こそそれっぽい場所発見!!

ハガレーナがどんどん坂を登って行き、「ここかも~!すごい、すごい!」と言っています。

左手の登山道から外れ、右のピークに登ってみると、、


ドッヒャーーー、これはすごい!!

武甲山山頂からは見れなかった西側の大展望です。


埼玉県内唯一の百名山・両神山が壁のように見えます。


左手にはまだこのあと目指す大持山。

山の斜面がホワホワとして、素敵ですね。

これは素晴らしい!!

ここがやはり今日のランチにふさわしい場所です。


時刻は12時20分頃で、お腹もペコペコになっていましたから、ここでランチにしました。

しかしお弁当を食べていると、パラパラとお天気雨。

見ると南西方向に雨の柱が見えました。

あの雨雲はこっちに来るのだろうか?

雨脚が強くなるようなら、森の中に逃げ込まなくてはいけません。

お弁当の蓋を開けたり閉めたり、しばらく「どうする?どうする?」と迷いましたが、結果的に雨雲は東方向へ流れ、最後まで食事をすることができました。

後から気がついたのですが、この展望スポットは「雨乞岩」と名付けられていたようです。


花子以外(花子は高所恐怖症)みんなで代わる代わる岩の上に立ってみたりしましたから、雨乞いしちゃった形なのかもよ!?

ターボなんて、雨乞岩の上で、、


アキロックポーズしてみたり、


枯れ木でポールダンスしたりしてましたから、雨雲の神様の怒りを買わなくて良かったよ。

この後遠雷がなりましたから、あれはきっと神様からの忠告だったものと思われます。


でもこれだけはやらせて!

「オキラックポーズ」!(笑)

ホントは騎馬戦の格好でハガレーナを持ち上げる作戦だったけど、やり方がよくわからず断念しました。

次回はよく調べてトライしたいと思います。

ちなみに、花子の名誉のために、、この写真の花子がめっちゃおデブさんになっていますが、写真のエラーみたいなもんです。

たまにこういう不思議写真が撮れちゃうんですよね(涙)

この雨乞岩で45分過ごし、12時55分、再び歩き始めました。


大持山のメタボチェッカーみたいな岩場を通ります。


え?え?これどうやって通るの!?とターボが焦っています。

メタボチェッカーは腹を斜めに滑り込ませる、、これ鉄則(笑)


大持山まではわずかな距離でした。

それでも「食事の後は体が重い、、」と花子。


もう空が抜けましたよ!


午後1時9分、雨乞岩から15分で、大持山山頂に到着です。


大持山は標高1294M。

妻坂峠まで急な下りが1時間も続くのか、、💦


ワロックちゃん、ここはどうだい?

パ「う~ん、ビミョー💦」

、、というより、ハガレーナの方がもう少し一緒に旅をしたいと思っているようです。

この日は結局、ハガレーナと一緒に下山することになりました。


山頂にはシンボルツリー(これは何の木でしょうか?)がありました。


三角点があったので、全力投球のポチっとな!しておきました。


ではいよいよ下山開始です。

ここからはもう登りはないはず。


下りになると、ターボの口数が増えるよ~😆


大持山を過ぎると、登山道の幅がとても広くなりました。

これは気持ちいい!

そしてとても快適です。

しばらく行くと、目の前が突然開け、、


うわぁ、これまたすごい眺めです。

今まで見れなかった南東方向の展望。


雨乞岩で見えた雨雲が東京方面へ移動していったのがよく分かりますね。

武蔵野市に住む友人が雹が降ったと言ってました。


この展望スポットから道は左へカクンと折れ、いよいよ妻坂峠への長い下りになります。

ここで真っ直ぐ進むと鳥首峠という場所に繋がったようです。


快適な道をおしゃべりしながら下っていると、ハガレーナが「みほさ~ん」と呼ぶので振り返ると、「カブトムシ見つけた~🎵」と小さな木の枝を頭にくっつけてました(笑)

ハガレーナは色んなものを発見する天才なんです😁

55歳の少年(←なぜか少女ではない😅)


こちらの森も新緑が美しい!!

小持山~大持山のルートは登山道がとにかく美しいです。

武甲山に登ってこちらに回らないのは本当に勿体ない!と思いました。

武甲山ピストンの方も多かったようなので、みんなにメガホン持って宣伝して回りたい気分ですよ。


ずーっと下りかと思っていましたが、若干のアップダウンがありました。

でもホント若干です。

それなのにターボが「登りがあるとは聞いてない!登りの引出しはもう終了してる!」と文句を言っておりました。

知らんがな!!

あんたの登りの引出しは知らん!


あぁ、森がキレイだ!


新緑のシャワーってやつですね😁

背景が夏の雲だというのが、楽しい気分を増幅させます。


若葉の一枚一枚に表情があって、とても可愛らしい。


楽しいね~🎵

最高に楽しいです。


あ、また登り、、

後ろでターボがブースカ言ってるよ(笑)


そのピークから先に更なる急坂が待っていた!!

木立の間に見えるあの山は武川岳かしらん?


真ん中に落ち葉がたんまり貯まった急坂です。

横のルートも滑りやすい乾いた道で、転ばないように気をつけて下りました。

「この坂を登るのは嫌だね~」とみんなで話しました。

この坂をずーっと登って来たんじゃ、大持山~小持山の尾根でスレ違った人たちが皆さん一様に疲れきった顔をしていたのが何故なのかわかります。

あー、こっち回りにするんじゃなかった!!と激しく後悔していたことだろうと想像します。

御愁傷様でした😢

この道は下るに限る!!


そして、やっぱり森はキレイです。

その奥には三角形が美しい武甲山の姿。

かなり下ってきたのが分かりますね。


目の前に美しいピークが見えます。

多分武川岳。

花子とターボが「まさかあのピークを越えるとか言わないよね?」「まさかね」と話しておりました。

それはないね(笑)


ほら、大丈夫だった!

ピークの手前に峠が現れたよ!


そう、ここが妻坂峠。

到着は午後2時14分、大持山から1時間の所要でした。

「奥武蔵ロングトレイル105㎞」!?

ここはその中間点みたいですね。

58㎞/105㎞と書いてあります。

58㎞走ってきて、あの長い急坂をかけ登るのは地獄でしょうよ。

さっきスレ違った若い男性二人組が「もう走れないよ、、💦」と嘆いていました。


峠から秩父の町方面を覗くと、あれあれ?あそこに岩場があるよ!?と思いましたが、良く見ると採石場でした。

「ここから武川岳まで25分なんだね~」「行ってみる?」「いやいや、今日は行かないよ」などと話していると、何となく視線を感じた私。

振り返るとさっき峠の右方向から登って来た女性と目が合いました。

「ん?知り合いだっけ?」と思っていると、その方が「もしかして、やまみほさんですか?」と。

え!?

そうです、そうです。

すると「私、ぴろみです!」と。

ええええええぇ、マジで!?

そんなことってある!?

奥日光の庵滝で偶然お会いして以来の再会です。

うわぁ、すごい、すごい!

あの時は、かつら&サングラス&マスクだったので、お顔が全く見えてなかったので、ぴろみさん初見です。

「いや、雰囲気がお気楽隊っぽいなと思ってたんですよ!やまみほさんたちは顔が出てるからわかりました!」とのこと。

いやぁ、素敵、素敵、なんて、素敵なの。


庵滝でお会いしたときは、テンション高くてピンクのかつらだったので、「ヤバいやつか!?」と思いましたが(笑)、素のぴろみさんは自然体で明るくて元気な、とっても素敵な方でした。

ノンちゃんというお嬢さんと一緒でしたが、長い距離を歩かされてご機嫌斜め。

写真には加わりませんでした😅

ノンちゃん、うるさくしてゴメンね💦


ぴろみさんのカメラでも一枚!

ぴろみさんにもオキラックポーズしてもらいました!

楽しいね!嬉しいね!

今度は最初から最後まで一緒に歩きたいな!


ぴろみさんたちはこの後羊山公園の芝桜を見るらしく、急いで下山していきました。

速い、速い、速いなぁ!


ぴろみさんが手をふる私たちを撮ってくれました。

カメラを構えて「取りますから、手を振って~」と言ったあと、「あー、10秒タイマーになっちゃったから、10秒間お願い!」と😅

手をふり続けて10秒後にパシャリとなった一枚です。

こんな偶然って、あるんですね~😆

ぴろみさんは賑やかすだけ賑やかして、風のように去って行きました😁


では私たちも下山しましょう。


最後まで新緑の美しい森を堪能することができました。


崩落した林道を横切り、


一ノ鳥居下手の車まで下りました。



⏫ヤマップデータです。

距離10㎞で、累積標高差1200M超え、頑張りました!

チャレンジでしたが、無事ケガすることなく、またそれほど大変な思いもせず、自分達なりの限界点突破です。

時間はかかりますが、それが心配なら朝早く歩き出せばいいだけですから、このチャレンジを無事終えたことで、いつの日か夢見ているアルプス縦走や東北遠征に大きな一歩を踏み出すことができます。

小持山への稜線から見る武甲山の美しさには息をのみました。

この山域の山の豊かさに感動しっぱなしの一日でした。

このルートはいいです!

また季節を変えて訪れたい。

もっと言えば、毎年のトレーニング(体力測定)にもってこいだと思いました。

近いですから、気軽にトライできますから。

そして、単なるトレーニングに徹する山とは違って、変化に富んでいて楽しいのです。

武甲山がこんな素晴らしい山だったことに、登山再開して4年と半年たってようやく気がつくというのが、お気楽アルアルなんですけどね😅 

そして、最後にはぴろみさんと再会するというサプライズまで待っていました。

年末に振り返ったら、一年のうちでも、多分ベストスリーに入る驚きと楽しみに満ちた山旅だったと確信しています。

*チャレンジ成功!

*ホントの武甲山に出会えたこと!

*ぴろみさんとの奇跡の再会!

三拍子揃った一日に、乾杯!!


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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