50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、菅平高原】小根子岳まで行ってきました《前編》2021年2月14日(日)


根子岳稜線から、キッチョムパクりポーズで、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今日はハガレーナと亀ちゃん(久しぶり!)と一緒に三人で菅平高原の根子岳に向かいました。

ターボがネットで見つけてくれて、この時季の根子岳ではリトルスノーモンスターが見られるらしいのです。

下りではヒップソリで遊ぶこともできるらしい!

これは楽しそうですよ😁

ホントはターボが一番行きたいのだと思うのですが、ターボは2週間に一回しか山に行けないので、他のメンバーと偵察に行くことにしました。

お気楽隊の雪山活動エリアは今のところ浅間山、赤城山、入笠山、北横岳、奥日光くらいに限られているので、菅平高原の山域が冬の時季どの程度の難易度なのか体感してきたいと思います。

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根子岳は百名山である四阿山に並びたつ「花の百名山」です。

山頂付近や登山道脇にお花畑が沢山ありますが、特に9月に咲くウメバチソウが有名なのだとか。

名前の由来は、四阿山と並んだ姿が猫のように見えるため「猫岳」と呼ばれていたからだそうです。

コースは菅平牧場から登るルートと、峰の原高原から登るルート、また四阿山とを結んで周回することも可能です。


お気楽隊はかつて峰の原登山口から小根子岳~根子岳へ登りピストンしたことが一回、菅平牧場から四阿山へ登り、大スキマ経由で根子岳に周回したことが一回ありますが、いずれも霧や雨に祟られ、何も見えない真っ白ケッケ山行でした。

今回初めて雪の根子岳に挑戦します。

どの程度の難易度なのか分かりませんが、下りはヒップソリなのであっという間に下山して、麓のハンバーガー屋さんでハンバーガーを食べるんだと張り切っておりました。

そんなお気楽隊初の雪の根子岳登山、始まりま~す。


《登山難易度5》※

※数値的には難易度4ですが、踏み抜きが多く苦労したので、プラス1しました。

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自宅を5時に出発し、現地には7時35分頃には到着できました。

上田菅平インターから近いですし、道も広く除雪もされているので、とても気軽に来ることができるエリアです。


根子岳にはダボススキー場からリフトを利用してスキー場トップまで行き、そこから牧場を登ってくるハイカーが多いようなのですが、私たちは少しでも楽するために峰の原高原から登ります。

こちらを利用すれば、牧場の中程(?)に出られるので、スタート地点の標高が高い気がするのです。


(後で地図で良く見ると、スキー場トップと標高は変わらないようでした。だとしてもリフト代は浮かせます😅)

峰の原登山口を選択するのは、数年前にターボと花子と一緒に、花の根子岳に登った時に利用していて、駐車場などの様子が分かっていたからと言うのもあります。

冒頭の写真は峰の原高原ふれあい広場の駐車場です。(下山した時に撮影しました)

写真に写っているのはトイレですが、現在は冬季閉鎖中でしたので、お手洗いはスキー場近くのコンビニ(セブンイレブン)を利用してきました。

車道を挟んで反対側にアスレチック遊具があります。


その公園から目の前には北アルプスの銀嶺が見渡せました。

うわぁ、これは今日の展望は期待できる!!

この山域では初めて、最高のお天気に恵まれました。

ポーズは先日ターボの発案で命名した『GoziU』のポーズ😁

この前からこの『GoziU』の広報活動に忙しい私はスマホで『G』とうつと、『oziU』が予測変換されるようになったので、入力楽ちんです😊


歩き始めようとすると、ワンちゃんと散歩中の女性に話しかけられました。

「これから山に登るの?若くていいねぇ~」と。

女性はなんと93歳!

とてもお元気で若々しく、そんなお歳には見えませんでした。

気さくな女性と一緒に散歩していたのは紀州犬の「ゆきちゃん」です。

とても人懐っこくて、私たちにも沢山愛想をふりまいてくれました。

可愛いし、とっても賢そう。

しばらくお喋りして、「じゃあそろそろ行きますね。バイバイ👋」と言うと、お別れするのが分かるみたいで、元気よく振っていた尻尾が寂しそうにピタリと止まりました😁


少し車道を歩き、この『5番通り』というペンション通りへ入ります。

目立ちませんがちゃんと『根子岳登山口0.3㎞』の標識があります。

そこからは道が凍結していたので軽アイゼンをつけました。


8時15分、入山です。

青年自然の家(だったかな?何か公共施設があります)に向かう途中の左手に登山口があります。

標識が奥まっているので、若干分かりずらいのですが、、。


沢に沿って少し歩き、小さな木の橋を渡ります。


森の中にいくつか踏み跡があり、少し迷いましたが青年自然の家の裏手を歩く夏道ではなく、森の中をショートカットして牧場の脇に出られるのではと思い、そちらに向かいました。


すると目の前にこんな景色が!

うわっ、なんて、素敵な!!

こんな広々とした所があったなんて知りませんでした(、、とこの時は思いました)

後でわかったことですが、ここはゴルフ場だったのです。



この時はそうとは気づいてなくてただ「こんな所があったんだーーっ!」と単純に喜んでおります😅

暑くなってきたので、一枚脱皮中の私。


『GoziU』のポーズで!

ターボと何かお気楽隊オリジナルポーズを考えようよと話していて、今の流行りはこれです。

これからもっといいポーズが見つかったらまだまだ改良の余地ありですから、どんどん変えますが😅

そして、そんなポーズをヤマップで有名な『アキロックポーズ』に対抗して(?なぜ対抗する?😅)『オキラックポーズ』と名付けたいと思います。

いいでしょ?

『オキラックポーズ』という命名、もちろんターボが思いつきました。

なかなかいいネーミングセンスですよね!

『GoziU』といい『オキラック』といい、ヤツは山に行かない時の方が冴えてるみたいです😁

そんなターボ不在の中、私は『オキラックポーズ』の広報活動に勤しみます!(^o^ゞ


では広々とした雪原を登山道があるであろう方面へ向け歩いて行きましょう。


朝日があたり、白い雪原の斜面に私たちの脚長の影が映っていて楽しかったです。

そして、そして、振り返ると、、




凄い、凄い、北アルプスがぜ~んぶ見えています!

こんなに近くでこんなに丸見えだったのは初めての気がします。


こちらは長野県と新潟県の県境の山ですね。

黒姫山、火打山、妙高山なんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう?


進行方向には、根子岳が見えています。


ハガレーナ、またまた『うさ影』中😁

これ、最近のハガレーナのルーティーンです。

本日のミッションひとつ終了!


たまに踏み抜きながら、広い雪原(じつはゴルフ場)を歩きます。

「なかなか牧場の横っ腹に飛び出さないねぇ」などと話し、一応ヤマップ確認しておくか!となって、初めて自分たちがゴルフ場の中を歩いていることに気がついたのです。


それに気づくと、あちこちにそれらしきものが!

雪原の奥に「11番ホール」という標識が見えたので、日頃からゴルフ大好きなハガレーナがスイングの真似事をしていました。


まさかゴルフ場を歩けるとは!

夏には絶対立ち入れない場所ですし、牧場横を歩く時はこのゴルフ場の樹木で北方面(つまり北アルプス)は見えないので、こちらに迷い込んで良かったです😊


真っ白な雪原がダイヤモンドをちりばめたみたいにキラキラしていました。


ハガレーナが地面に突っ伏して写真を撮っていたので、振り返ったところです。

亀ちゃんが「ほほほ~、すごいねぇ」と言ってます。

ハガレーナの動きの軽やかさは、お気楽隊の自慢です😁


9時15分、ようやく牧場に出ました!

なんだかんだで1時間もゴルフ場の中をウロウロしてました😅


牧場がまるでスキー場ですね。

下の方からスキーやスノーシューをはいた人たちが次々登ってきます。

皆さん、ダボスからのハイカーです。


私たちも途中合流で根子岳へ向かいましょう。


広い斜面、どこを歩いてもいいのですが、雪が柔らかく踏み抜いてしまうので、なるべく踏み固められたところを探して歩いています。 

今日はとても暖かいです。

ハガレーナと亀ちゃんもたまらず一枚脱皮しました。


牧場のど真ん中で小休止。

小腹満たし中。

もぐもぐタイムってやつ?😁


この大展望の中の青空カフェ😊

写真に写っているのは、左から薬師岳、蓮華岳、立山、劔岳、鹿島槍ヶ岳。

とにかくすごい!

すぐそこにあるように見えます。


あらら、二手に分かれましたね。

どっちに行こう。

右手に行くと避難小屋、左手に行くとどこに行くのか?

夏道だとお花畑になる斜面だと思うのですが。

わからないので、とりあえず夏道と同じように避難小屋前を通ることにします。


避難小屋前に到着しました。

時刻は10時35分でした。

牧場の斜面を10分の休憩を除くと1時間歩いていたことになります。

雪が積もっていると、夏道は全くわからないですね。

前を行く人についていくことにしました。


ここからは急斜面。


踏み抜き地獄の始まりです💦

わかんを持ってくれば良かったかも~(涙)

他のハイカーはほとんどが、スノーシューかわかんかスキーを履いていました。


それでも大展望の雪原歩きは楽しい!!

後ろの男性は飛び入り参加のボーダーです。

背中にボードを担いで登っていました。

亀ちゃんに「山を始めて良かったね~」と言うと、「こういう景色を見たかったんだよ🎵」と言ってました。

うん、そうなのよ。

お気楽隊にとっては、展望が一番の目的であり、楽しみなのです。


何度も振り返っては眺めを楽しみつつ息を整えました。

左から飯縄山、その奥の真っ白な山は高妻山、富士山を潰したような形は黒姫山、その右奥は焼山、そして火打山と妙高山です。

(帰宅してから、山と高原地図『志賀高原』の「四阿山からの展望」で確認しました)

この時はきっと新潟県との県境の山だなくらいしか分からなかったのですが。

まだ行ったことのない山ばかりです。(火打山には過去二回登っていますが、お気楽隊としては未踏です)


左から蓮華岳、立山、劔岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華山、朝日岳。

この時はどれがどれだか分からなかったのですが、杓子岳・唐松岳からの八方尾根が見える気がして、「あれはきっと八方尾根だよ」とコソコソ声で話していた(間違っていると恥ずかしいので😅)のが、どうやら正解だったみたいです。


正面に見えるのが根子岳です。

あの辺りの木々が何日か前はリトルモンスターになっていたらしいのですが、今日は暖かいのでスノーモンスターは見られませんでした。


登りはまだまだ続きます。

真っ白なところを歩いていると、距離感が分からなくて、歩いても歩いてもちっとも近づかない気がするんですよね。 亀ちゃんが「きつ~💦この坂キツくない?」と少々辛そうでした。


空はどこまでも青い。

亀ちゃんが「宇宙だね」と呟きました。

それを聞いて、そうか、私たちは今宇宙を見てるんだ、と思いました。

実体は辛く足は重いですが、心は静かに宇宙を浮遊しているような感覚でずっと歩いていました。


でも時々落とし穴に落ちます(涙)

しかも、私だけ、、(涙)

体重が重すぎるんですね😢

そして立ち上がるのが一苦労💦

踏み抜く度に、体力がじわりじわりと奪われていきました。


思っていたより手こずっています。

ここまで踏み抜きが多く歩きにくいとは思っていませんでした。

どこまで行こうかと三人で話し合い、あの鞍部に立つ木の辺りまで行ってからまた考えようということになりました。


とりあえず目印にしていた木(もみの木かな?)までやってきました。

亀ちゃん、バテています。

「私はここで待ってる」と言うので、ハガレーナと私で偵察に行くことに。


先を行くハガレーナ。

あまり人が歩いていないようで、私は一歩踏み出す毎にズボズボ埋まり、ちっとも前に進めません💦

ハガレーナが先見隊になってくれました。


坂の途中に立ち、ハガレーナを見守ります。

あの位置でも何も見えないらしい。


左手のピークに登り始めました。

その後ピークに立ったハガレーナが腕を挙げて大きく○🙆を作りました。

「凄い眺めがいいよーーーっ!」

よし、そうなったら、亀ちゃんと私も行きましょう🎵


何度も埋まりながらも必死にハガレーナの道を行く私と、「みほさん、埋まるねぇ~😆」と呟く亀ちゃんの図。



ハガレーナの足跡を辿って立ったピークは、、、


小根子岳山頂でした。

標高は2127M!

峰の原の駐車場の標高は1490M位だと思うので、標高差約630M登って来ました。

広い斜面の直登になってから、標高差約500Mってところでしょうか。

時刻は11時50分でしたから、登山口から3時間35分もかかってしまいました😅

夏道ならそれほどの標高差ではありませんが、雪道でズボズボだと、結構疲れ時間もかかりますね😅

でもでも、そんな疲れも吹っ飛ぶ大展望です!


今まで見えなかった方角も含めて、正に360度の大パノラマ!!

北方向には、数年前の夏、ターボと花子と歩いた小根子岳北肩からの稜線が見えます。


右に視線を移すと、遠くに志賀高原方面の山々を見渡せます。

岩菅山、横手山、草津白根山。


南東方向へ、こちらは四阿山と今日登る予定だった根子岳。


根子岳斜面の奥には八ヶ岳。

その右手には霧ヶ峰と美ヶ原。


そして、菅平高原と、その奥に壁のように

連なる北アルプス。

写真では分かりにくいですが、中央アルプスや御嶽山も見えました。


写真に収まりきらない北アルプス。


北アルプス北端と、新潟県との県境の山々。

絶景なり!!


とりあえず一枚記念撮影!

しかし、ここは強風が吹いています!!!


たまらず風の無いところに避難することにしたので、シータ写真は先着のハガレーナが撮っていたものを!

風が強いので、雪が吹き飛ばされるんですね。

山頂には雪がありませんでした。


では早々に退散しましょう!


ヒップソリで!


ひどい顔してますが、遠景だとなかなかいい写真です。


再びさっきの木の所に戻ってランチにしたいと思います。

スタスタ行く二人をズボズボしながら追いかける私。

おいて行かれる、、💦

体重、、ヤバいんだけど、、😱


ズボズボモタモタと歩く私の頭上を、爽やかに通過する飛行機が!



この地域は飛行機の航路になっているでしょうね。 

こんな飛行機雲をいくつも目にしました。


ようやく今日の青空レストランにたどり着いた!

ムラゴンブログの方式が少し前に変わり、記事を書く時に写真が載るようになったことで、少し重くなった気がします。

文字の変換に時間がかかるようになってきました。

あまり長くなると、どんどん重くなるので、この辺りで【前編】としてアップします。


そうそう、小根子岳の標高の覚え方!

何も思い付かないのでターボに相談したところ、、

『2127M』、、、

「てじなーにゃ」の言い方で、『ニャイニャーナ』、、、だそうです。

案外覚えられるかも!?😅



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