50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【読書】ブラックショーマンと名もなき町の殺人(東野圭吾)

こんにちは!

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

読書感想三冊目。

今回は東野圭吾の最新作です。


【ブラックショーマンと名もなき町の殺人】東野圭吾著(光文社)


表帯 『謎を解くためなら手段を選ばない』

「俺は警察より先に、自分の手で真相を突き止めたいと思っている。警察にはできないが俺にはできるということもあるしな」

~~コロナの時代に、とんでもないヒーローがあらわれた。東野圭吾、圧巻の離れ業!


裏帯 『殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が、、、』

《犯人と探偵役、それぞれの仕掛けが張り巡らされています。騙されないようきお読みください》


最後の「騙されないようにお読みください」、、この言葉に騙されて購入しました(笑)

私にとって東野圭吾は、期待して結果裏切られることが多い作家です。

なのであまり甘い言葉に踊らされないようにしてきたのですが、、😅

コロナの時代のとんでもないヒーローとは!?と気になり手に取った一冊です。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


なるほどね、なるほど、なるほど、、。

ミステリーとしては、面白いことは面白いけど、深みに欠けるし、ライトテイストで、三流感が漂いますよね、やっぱり。

東野圭吾は作品を作りすぎなんじゃないですかね?

なんだかいつも勿体ないなと思ってしまいます。

あらすじとしては、東京近郊の小さな温泉町で起きる殺人事件を素人探偵(元マジシャン)が解決するというもの。

細かいプロットはなるほどね、とは思うけど、それ以上の感情は湧いてこないです。

なんだかディスってばかりですよね。

ごめんなさい!

でもね、良かったことがひとつあります。

それは素人探偵のキャラクターと、主人公(探偵の姪)との会話が楽しいってこと!

帯にあるように、事件解決のためなら手段をいとわず、警察官までも手玉にとる詐欺師のような素人探偵が面白いのです!

私の変わり者だった元上司と、田舎の兄を足して2で割ったようなイメージで読みました。

スタイルは背が高くスラッとしていて、イケメンらしいので、その点は二人と全く共通点がないですが(笑)

喋り方だとか、ふてぶてしさだとか、人を小馬鹿にした態度だとか、、でもとびきり切れる思考回路だとか😁

敵にすると面倒なタイプですが、身内なら我慢できる、そして、意外と頼りになる魅力的な男でした。

この素人探偵のキャラクターで最初から最後まで押しきったといった印象です。

ストーリーはどうでも良かったんじゃないかな?

この「武史」という元マジシャン探偵を描きたかったんだろうなと思います。

解決のためなら手段も厭わない、、。

警察官の携帯をすって中身を覗いちゃう「離れ業」です😅

元マジシャンですからね、その辺の手際は見事!

これ、シリーズ化されるんでしょうか?

ライトテイストなミステリーで、「武史」と主人公「真世」の会話はいつまでも聞いていたい心地よさがありました。

私はもはや「武史ファン」になっちゃったかもです。

再びの登場を期待します!


いつもブログを応援いただき、ありがとうございます😊

×

非ログインユーザーとして返信する