【読書】ブラックショーマンと名もなき町の殺人(東野圭吾)
こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
読書感想三冊目。
今回は東野圭吾の最新作です。
【ブラックショーマンと名もなき町の殺人】東野圭吾著(光文社)
表帯 『謎を解くためなら手段を選ばない』
「俺は警察より先に、自分の手で真相を突き止めたいと思っている。警察にはできないが俺にはできるということもあるしな」
~~コロナの時代に、とんでもないヒーローがあらわれた。東野圭吾、圧巻の離れ業!
裏帯 『殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が、、、』
《犯人と探偵役、それぞれの仕掛けが張り巡らされています。騙されないようきお読みください》
最後の「騙されないようにお読みください」、、この言葉に騙されて購入しました(笑)
私にとって東野圭吾は、期待して結果裏切られることが多い作家です。
なのであまり甘い言葉に踊らされないようにしてきたのですが、、😅
コロナの時代のとんでもないヒーローとは!?と気になり手に取った一冊です。
📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖
なるほどね、なるほど、なるほど、、。
ミステリーとしては、面白いことは面白いけど、深みに欠けるし、ライトテイストで、三流感が漂いますよね、やっぱり。
東野圭吾は作品を作りすぎなんじゃないですかね?
なんだかいつも勿体ないなと思ってしまいます。
あらすじとしては、東京近郊の小さな温泉町で起きる殺人事件を素人探偵(元マジシャン)が解決するというもの。
細かいプロットはなるほどね、とは思うけど、それ以上の感情は湧いてこないです。
なんだかディスってばかりですよね。
ごめんなさい!
でもね、良かったことがひとつあります。
それは素人探偵のキャラクターと、主人公(探偵の姪)との会話が楽しいってこと!
帯にあるように、事件解決のためなら手段をいとわず、警察官までも手玉にとる詐欺師のような素人探偵が面白いのです!
私の変わり者だった元上司と、田舎の兄を足して2で割ったようなイメージで読みました。
スタイルは背が高くスラッとしていて、イケメンらしいので、その点は二人と全く共通点がないですが(笑)
喋り方だとか、ふてぶてしさだとか、人を小馬鹿にした態度だとか、、でもとびきり切れる思考回路だとか😁
敵にすると面倒なタイプですが、身内なら我慢できる、そして、意外と頼りになる魅力的な男でした。
この素人探偵のキャラクターで最初から最後まで押しきったといった印象です。
ストーリーはどうでも良かったんじゃないかな?
この「武史」という元マジシャン探偵を描きたかったんだろうなと思います。
解決のためなら手段も厭わない、、。
警察官の携帯をすって中身を覗いちゃう「離れ業」です😅
元マジシャンですからね、その辺の手際は見事!
これ、シリーズ化されるんでしょうか?
ライトテイストなミステリーで、「武史」と主人公「真世」の会話はいつまでも聞いていたい心地よさがありました。
私はもはや「武史ファン」になっちゃったかもです。
再びの登場を期待します!
いつもブログを応援いただき、ありがとうございます😊