【山梨、北杜市】山伏ちゃんと出掛けた瑞牆山の旅《後編》2020年10月18日(日)
《登山難易度6》
瑞牆山山頂からこんにちは!
(見えているのは大ヤスリ岩です)
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
山伏ちゃんと出掛けた瑞牆山の旅【後編】です。
カンマンボロン経由の廃道歩きを終え、ようやく一般の正規ルートに乗ることができました。
大ヤスリ岩を真横から眺めます。
正規ルートに乗ると人がわんさかいて、ビックリしました。
何しろカンマンボロンルートでは先行の四人グループ以外誰にも会いませんでしたから。
ここから山頂までずっと岩ゴロゴロルートです。
ハイカーが多いので、「こっちの方が楽だったよ!」とか「こうやって登るといいよ」とか教えてもらいながら登りました。
ハガレーナが難なくクリアできる箇所も私が試すととても足が届かないという事が何度かあり、別のルートを探して狭い岩と岩の間を無理やりすり抜けたりもしました。
帰宅してリュックを見たら、岩で擦れた跡が沢山ついていました😅
山頂手前の分岐に到着です。
山頂へはここを右に折れます。
写真に写り込んでいる方たちは、不動滝などがある沢のルートを登ってきた14人グループです。
やっほっほ亭さんが下りで使ったルートですね。
ここは、左から登り大きな岩を横に移動します。
腕の高さにチェーンが設置されているので、それを掴んで慎重に。
ここは斜めになった岩場をロープを使って登るのですが、私は足が滑って無理だったので、手前の横木の上を伝って登り、ちょっと右膝が横にズリッとなりました。
危ない、危ない、ケガをするわけにはいきません💦
この鉄製梯子が現れたら山頂はすぐそこ!!
11時53分、ついに到着しました!
ハイカーで大賑わいの瑞牆山山頂です。
正規ルート合流地点から標高差120Mほどの岩々ルートを40分かけて登って来ました。
混んでましたので、すれ違い、譲り合いもあっての40分でした。
山頂標識と展望板。
これだけ人が多いと、大体山頂標識で記念撮影するため行列ができてそうですが、そうはなっていません。
なぜなら!
展望が素晴らしいから!!
連なる岩稜のこの迫力。
その向こうには雪をかぶった金峰山!
その左手には姫と山伏ちゃんが先日登った甲武信ヶ岳が見えているようです。
この時はどれが甲武信ヶ岳か分かりませんでしたが、やっほっほ亭さんのブログにそう書いてありました。
雲が流れてきましたが、金峰山の五丈石が飛び出しているのが良く見えます。
⏫こちらはこの夏金峰山に登った時に見た瑞牆山です。
百名山がこんなに近くに2つ並んでいるのですから、下のキャンプ場で一泊して2つ登りたくなりますよね。
健脚者なら一日で両方登っちゃったりするそうです。
山頂標識にて、記念撮影です。
ここの標高は2230M。
帰宅してからターボにどんな語呂合わせがいいか聞いたところ、「プリプリ(22)と、三段腹(3)が大(0)暴れ」という訳のわからない案を提示してきたので即却下しました。
ターボから大した語呂合わせが出てこなかったので、自分で考えます。
カンマンボロンへの道探しで迷ってしまい、お兄さん達が諦めてどこかへ消えてしまったので、その時の心境を表して「にっ、兄さん、置いてかないで~、瑞牆山」にしようと思います。
すると、それを聞いたターボが「『フラフラと(22)道迷いする(3)、オーマイガー(0)』、、これも却下か!?」と言ってきたので、おっそれはちょっと面白いかもと思いました。
どちらでもお好きな方で覚えてください。
三段腹は忘れていただいて結構です。
そんなことは置いといて、現地に意識を戻しましょう。
私たちは混雑する巨大岩の上で今日の青空レストランを物色中です。
二人はどこ行った!?
姫と山伏ちゃんを探せ!!(笑)
ニヤニヤしながら山頂標識撮影中でしたね(笑)
ハガレーナが岩の上を駆け回り「ここ、ここ、ここがいいよ~🎵」と絶景ポイントをゲットしました!
さすがハガレーナ!
今は真っ白になっちゃったけどね、食事してる間に晴れてくるかも!
ハガレーナと私はなるべく崖の側に座りたくて、姫と山伏ちゃんは腰がひけてなるべく内陸(?)へ😁
晴れてきたら即立ち上がって写真が撮れるようにスタンバイOKです。
お、お、お、雲が流れていますよ!
すぐ足元にさっきまで見上げていた大ヤスリ岩が!
さっきの分岐の反対側にあるどっしりとした岩山も見えます。
あの岩の下は平らな土の部分がありますね。
なるほど!
さっき山頂直下で引き返したきたグループがいたので、この先のルートを心配した私が「え?山頂行くの厳しそうですか!?」と聞くと「いえ、ルート変更です」と言っていて、仲間に「あっちにテラスがあるから」みたいなことを言ってたのですが、あそこの事だねきっと。
山頂が混んでいそうだったので、同じように大展望のあちらのテラスでランチすることにしたのでしょう。
また雲が流れてきたー。
モグモグしながらも晴れ間を見逃さないようにする私。
見えてきたよ!見えてきたよ!
弁当を放り投げて立ち上がる私に「立ち上がらないでーーっ」と叫ぶ山伏ちゃん。
姫は「何でそんな所で立てるの!?信じらんない!」と言っています。
いや、案外平気なんだよ。
多分見てる方がドキドキするんだね😅
やっほっほ亭さんの時のように全部見え!とはいきませんでしたが、雲の切れ間から時々現れる絶景はサプライズ感満載で興奮しますし、幻想的でもあります。
これはこれで良しですよね😉
大ヤスリ岩の奥に見えているのは南アルプスです。
左からターンしてみますね。
大きな岩の奥に見えている銀嶺は八ヶ岳です。
素敵ですね~🎵
姫のパノラマ写真です。
「お、お、お、また金峰山が見えてきたよ~💃」と言いながら立ち上がると、
「立たないでーーーーっ!」と姫と山伏ちゃんがハモっていました。
だから平気だってばさ。
誰かが押さない限り。
山頂に私たちと同時くらいに到着した子供達は「うわー、凄~い」と言いながら岩場を駆け上がり、お兄さん(お父さんなのか、それともスポーツ少年団のコーチ?)が慌てて追いかけて「待て待て待て待て、それ以上行くな!!」と首根っこを捕まえて引き戻していました。
子供は予測不能の行動を取りますからね、危険です。
でもオバチャンはちゃんと自分の能力のほどを承知しているので大丈夫よ。
無茶なことはしません😅
、、と思って振り返ると、、
ゲゲゲー、あんな所、登ってる人がいるよ~ーーー😱
あれ、五丈石並みに難易度高くないですか!?
すげぇ、、登れても下るの怖くない?
ウヒャ~ーーー、苦労してる、苦労してる、足が届かないもん😱
下の方には果敢にチャレンジしようとしてる女性もいますよ。
いやぁ、驚いた👀‼️
そんなチャレンジャーの見学をして、山頂で50分ほど過ごし、
最後にハガレーナのシータ写真を撮ってから、、
12時45分、下山開始します。
鉄製梯子を下るところからスタート!
実はこの前に不動滝コースを登ってきた団体さんにどんなコースだったか聞いたりしました。
私たちが最後の登りで使った岩ルートは段差が大きい所が多数あったので、下りでは怖いのではないかと思ったのです。
しかし不動滝コースは沢を歩くので難易度が高いし、ルートが長いよと教えてもらい断念することに。
大人しく富士見平小屋経由で下山しようと思います。
岩々ルートを下っています。
こんなところあったっけ?とハガレーナと私。
姫と山伏ちゃんは登りでここを潜ったようですが、ハガレーナと私はこの横のルートを登ったようです。
幅の広い岩ゴロゴロエリアなので、選択肢は無数にあります。
登りで越えるのが大変だった大きな段差も、下りだとお尻を付けてズリッと下る事ができたので、案外大丈夫でした。
気がつかないでカンマンボロンへの分岐(?)を通り過ぎたようです。
後からヤマップで確認すると、分岐通過は午後1時18分頃だったようです。
暑くなってきたので、山頂で寒くて着込んでいた上着などを脱ぎました。
大きなツルツル斜め岩を鎖を使って下る箇所もあります。
ハガレーナが速い!!
岩場得意過ぎ!(笑)
この辺りから紅葉が見え始めました。
階段を慎重に下ります。
湿っているので、滑らないように、、。
紅葉の中に大きな一枚岩の滑め滝がありました。
14名の団体さんや若者グループで渋滞が発生していました。
またまた鎖場。
この辺りはやけに荒れているなと思ったら、
通過して振り返ると「危険」「立入禁止」の札がありました。
どうやら崖崩れの跡だったようです。
大きな岩の横に再び階段が現れ、その先でハイカーが休憩していました。
午後2時17分、私たちも沢手前の休憩地に着きました。
ここが地図にも載っているポイントになっているようです。
山頂からここまで1時間が標準コースタイムですが、私たちは1時間30分要しました。
若干の渋滞もありましたが、まぁまぁガシガシ下ってきたつもりだったので、ちょっとショック😣
岩場の下りが苦手です💦
姫が膝サポーターをしたり靴ひもを直したりしていたので、ボーッと立っていると、、
あれあれ?
さっき下ってきた階段の横の岩が面白いことになってるよ。
まん丸な岩が真っ二つに割れていますね。
ハガレーナが「夫婦岩かね?」と言ったので、なるほど!と思いましたが、後で地図を見ると「桃太郎岩」という名前がついていました。
なるほどーーーーっ!
大きな桃がパッカリ割れたところね~😆
8分ほど休憩し、午後2時17分、再び歩き始めました。
天鳥川を渡ります。
ここでいくつか石を渡るのですが、私はバランスを崩して沢の中に左足がポチャンしてしまいました😣
ゲーターもしていたので、浸水は免れましたが、、😅
山伏ちゃんがお尻から転んでずぶ濡れにならなくて良かったねと言ってくれました。
ゲゲゲー、登りになりましたよ。
もう下るだけかと思ってたので、足が重いです😅
まぁ、沢を渡ったわけですからね、そりゃ登りになりますわ。
所要4分で標高差50M登りました。
登った先はクライマーの岩登りで有名な小川山への分岐でした。
若者グループが休憩していたので、ちょろっと写真だけ撮ってそのまま先に進みました。
先を行っていた姫と山伏ちゃんが観察していたのは、ツヤツヤとした黄色いキノコでした。
道はなだらかなになり、少し明るい林相になりました。
快適、快適😊ドンドコ下ります。
お、小屋が見えてきましたよ!
午後2時48分、富士見平キャンプ場に到着です。
沢から30分でした。
100張もテントが張れるとても広く快適そうなキャンプ場でした。
ここから金峰山へも登れるので、百名山を2つ制覇するための基地として人気があるのでしょうね。
富士見平小屋です。
食事もできるようです。
小屋の前には野鳥の止まり木がありました。
小屋の右手にあったトイレ(100円)をお借りし、20分ほど休憩しました。
午後3時6分、下山開始です。
ここから駐車場まで標高差350M下ります。
紅葉の美しい明るい森なので、歩きやすいし楽しいです。
間もなく分岐が現れました。
左に行くとみずがき山荘のある里宮平へ下るようです。
私たちは右手に、、。
すぐに林道に出ました。
ここは富士見平林道の終点でした。
地図には一般車通行止と書いてあるので、車が数台停められていましたが、小屋の関係者なのでしょうね?
林道といってもアスファルトではなくふかふかした道なので、とても歩きやすいです。
紅葉を愛でながら、のんびり歩けました。
落ち葉の道が美しいですよね。
これは見事なオレンジ色!
おや、このままずっと林道歩きなのかと思いきや、「自然公園→」の標識が現れました。
ヤマップで確認すると、確かに大きく左手にカーブした林道から離れ、右手の山道に入るのが正解みたいです。
これまた美しい森を歩けます😊
赤や黄色の葉っぱがキレイ😍
もう午後3時半を過ぎているのですから、下山を急ぐべきなのですが、キレイな森を見ると立ち止まって写真を撮らずにおれません😅
なだらかで歩きやすいし、このルートは展望はないものの、とても気に入りました。
落ち葉の黄色いジュータン😍
見上げればシラカバの黄葉。
前方に面白い形の木が見えてきました。
赤松、、ですよね?
姫と山伏ちゃんの二人が腕を回してやっと届くかな?
ってことは?
樹齢300年くらいですかね?(テキトー)
縦の根っこに乗っかるとズリッとなるので、その辺は慎重に。
それぞれが何回かズリッとなり、「キャッ」ではなく、「おっ」とか「うぉっ」とかいう低い声を出していました😅
尻餅をつかなかったので、よしとしましょう😁
分岐が現れたようです。
姫が「どっちー?」と聞いていましたが、さっぱり分かりません😅
標識を見ると「←芝生広場 みずがき林道→」とあります。
芝生広場って何!?となりますよね。
するとハガレーナが「朝歩いた森がきっと芝生広場なんだよ!芝生っぽくなってたもん!」と気がついてくれました。
なるほど、そうかもねとなり、そちら方向へ行きました。
私たちが向かいたいのも「みずがき林道」だったのでちょっと迷いますよね。
うわぁ、これまた美しい登山道ですね。
こちらのルートはなだらかだし、森は美しいし、分かりやすいし、とても快適です。
落ち葉の道を安全に下れます。
ここは分岐でした。
左に行くとどこに行くのかな?
やはりみずがき林道?
良く分かりませんでしたが、私たちは右手に。
沢を渡ります。
この沢は、朝道迷いした時に側まで行った沢の上流であり、私がポチャンした桃太郎岩近くの沢の下流でもあります。
天鳥川という素敵なお名前です。
石が白いので、より水の清らかさが感じられました。
お、なんだか既視感が!
これは朝歩いた森の一角ですね!
どうやら芝生広場という名前がついている森のようです。
帰りは迷うことなくスムーズに帰って来れたね~😁
駐車場に帰り着いたのは午後4時15分でした。
駐車場には13台もの車が停められていました。
この人たちは、みんな今夜小屋かキャンプ場に泊まるのですかね?
それにしても日没までに下山できて良かったです💦
富士見平小屋を出発してから、所要1時間10分でした。
全行程、、8時間45分でしたが、姫が「みほさんの道迷いがあったからマイナス30分ね!」と言っていたので、8時間15分ですね。
姫が私を道迷いに関してイジる度に山伏ちゃんは「あ、でも演出だもんね~⤴️」と言ってくれました。
山伏ちゃんは、優しい!!!
ほんと、優しい!
姫に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだ!!!
今回、登山2回目の山伏ちゃんをお迎えしての、初めての瑞牆山でしたが、あえてのカンマンボロンルートにして、なかなか変化のある楽しい山歩きができました。
やっほっほ亭さんが言うように、最初の右にルートを取るのと、カンマンボロンの入り口を間違えなければ、本来は道迷いの心配もありません。
この黄色い2本のテープさえ見つけられればカンマンボロンは問題なしです。
、、、と言いながら今回参加できなかったターボに写真を見せると、ターボ曰く、、
「きっと昔はこの黄色いテープの所に『←カンマンボロン』っていう看板があったんだよ!でも長年の月日で看板ポロンしちゃったんじゃない?」、、ニヤリ。
うっ、、、な、なるほど、、、😁
山に行かないのに、どうしてもブログに参加したいターボのダジャレで最後をしめるのは気に入らないけど、、。
まぁ、いいか。
ちょっと笑った😅
⏫ヤマップデータです。
ヤマップの3D画像です。
①が道迷いの軌跡、②がカンマンボロンです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

































































































