50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、丸沼】菅沼登山口から紅葉真っ盛りの日光白根山へ。ターボと一緒にチャレンジ登山《前編》2020年10月13日(火)

日光白根山、弥陀ケ池からこんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


《登山難易度8》

登山口にてヤマップが起動せず、データは同じルートを歩いた方のを拝借しました。

活動時間はこの方とはかけはなれているので消してあります。

私たちの活動時間は実に10時間でした😱

🔺🔺🔺

今日は3ヶ月に一回取得できる会社の健康増進休暇を利用して、ターボと山に出掛けました。

当初は苗場山祓川コースを予定していました。

標高差1300M超え、距離14㎞のお気楽隊未知の領域ですが、ハイカーが少ない平日にチャレンジしてみたかったのです。

自宅を3時40分頃に出発し、湯沢インターを目指していました。

ところが、群馬県内を走っている時には星が見えていたのに、関越トンネルを越えると雨が降っていたのです(涙)

あちゃー、今日は新潟県は雨なの!?

予報だと夜の9時頃から雨で日中は曇りだっていう話だったのに!?

湯沢インター近くのコンビニに車を停め、どこに変更するかターボと相談です。

今紅葉が美しい山で、今日お天気がまぁまぁで、かつ遠くない所!

せっかくの平日ハイクですから、那須方面も魅力的でしたが、何しろ新潟県まで来ちゃってますので、今から向かうには遠すぎます💦

候補としては、日光白根山と袈裟丸山が浮上しました。

とりあえず近いところで日光白根山にしようか、多分紅葉もキレイなんじゃないだろうか?ということになりました。

再び関越道に乗り、関越トンネルをくぐると、、

青空が広がっているではないですか!

おおお、晴れてる、晴れてる!

群馬県は晴れなんだね!

ってことはよ?

谷川岳もいいんじゃない?ターボは登ったことないし!

、、ということになり、急遽水上インターで降りることにしました。

すると、、

あちゃーっパート2。

私たちの頭の上は雲ひとつない青空なのに、谷川岳の頭の上には分厚い雲がかぶさっています。

あれぇ、新潟県からの雨雲が谷川岳で遮られて、防波堤のようになっているんですかね?

こりゃダメだ😣

大人しく日光白根山に向かうことに最終決定いたしました。

今回はターボとチャレンジ登山をしたいと考えていたので、日光白根山に登るのは菅沼登山口からにしようと思います。

急遽決まった日光白根山ですから、ルートを詳しく見ていません。

地図も苗場山が載っている谷川岳の地図しか持ってないし。

なのでここでとっとと菅沼登山口に向かい早々に出発すれば良かったのです。

ただでさえ一度新潟県に足を踏み入れたりして出遅れているのですから😅

しかし、車で走りながら大尻沼の紅葉に見とれ、そのまま車は丸沼へと引き寄せられて行ったのでした😅

丸沼に寄り道です。

XPERIA写真では伝わらないでしょうか?

肉眼では湖畔は素晴らしい紅葉に包まれていました。

丸沼はホントに美しいです。

菅沼に向かう途中の車から見えた紅葉です。

うわぁ、これは今日の白根山は期待できるんじゃないの!?とワクワク😍

こちらは菅沼の紅葉です。

朝の曇り空の下で暗くなっていますが、湖畔までモリモリした緑と赤と黄色が絶妙なバランスで、とても素敵でした。

はい、ようやく菅沼登山口の駐車場にやって来ました。

料金1000円を支払います。

時刻は8時でした。

実に起床してから5時間以上経過していましす😣

最初からこちらにしていれば、6時過ぎには歩き出せていたものと思われますが😆

仕方ないですね。

最初は苗場山に行く気満々でしたから😅

さて、これから登る日光白根山の説明をしたいと思います。

🔺🔺🔺

(ガイドブックより)

栃木県と群馬県にまたがる日光白根山は、東北・北海道を含む関東以北の最高峰であり、日本百名山にも選定された名峰です。

高山帯が発達し、山頂付近はいくつもの岩峰、火口湖などを擁する複雑な地形で変化に富み、展望も素晴らしい山です。

主なコースは両県に2つずつあります。

群馬県側からは丸沼高原からロープウェイを利用するコースと、今日私たちが選択する菅沼コース。

栃木県からは湯元温泉から前白根山経由のルートと、五色山を経由する中曽根ルート、及び金精峠から金精山経由のコースです。

湯元温泉からのルートは長く、健脚者向きだそうです。

湯元温泉からの周回ルートはタケさんが過去に歩かれているので、こちらのブログを参考にしてください。⏬

https://www.yamarepo.com/100/nikko-shiranesan.html

日本固有種であるシラネアオイの名は日光白根山にちなむのだそうです。

鹿の食害で個体数が減ったため現在再生活動が続けられています。

花期は6月上旬です。

🔺🔺🔺

支度を整え、出発しようとしたら、ヤマップが起動しないというアクシデントが!💦

電波を探してウロウロしましたが、結局二人とも起動せず、地図もない、ヤマップもないという最悪のパターンで登り始めることとなりました。

時刻は8時17分でした。

果たしてここから山頂まで一体どのくらいの時間と距離と標高差なのか!?

同じルートを歩いていたおちゃださんのヤマップ記事を読んだ時の、ぼんやりとした記憶を頼りに出発です😅

うわぁ、これは美しい。

街路樹のように並んだこの淡緑色の木はなんでしょう?

ハルニレ?と思い後で「樹木ハンドブック」で調べたら葉っぱの形が違うようでした。

歩き出して3分で標識のある広場が現れました。

この左手奥にも駐車場があるようでした。

弥陀ケ池まで2.7㎞みたいです。

日光白根山って、那須火山帯に属しているんですね!

ずいぶん離れている気がするけど、、同じ栃木県か、、。

ブログを書いている今日(10/14)のテレビのニュースで、栃木県が魅力度ランキング最下位になったと言ってたけど、私から見ると栃木県には那須も日光もあって、素晴らしい所だらけの大好きなエリアなんですけどね。

そんなことはさておき、地図がありましたよ!地図が!

貴重な情報源、大切に写真に納めました。

今日の私たちの命綱です。

なに?なに?弥陀ケ池分岐までは急坂の連続で、登り2時間30分ね。

座禅山を巻いて行くわけね。

フムフム。

そこから山頂までは前に下りで歩いたことがあるので知っています。

分岐から山頂までは登り1時間ね!

了解!

では、ゆっくり参りましょう。

山の上を雲が隠していますが、後から地図や地図に付属の冊子を読むと、あれは温泉ケ岳(ゆせんがだけ)の稜線だったみたいです。

金精峠北側の山で標高は2333Mです。

とても紅葉が素敵だったので、何枚も写真を撮りました。

これまた美しい森ですね。

こんな景色、初めて見る気がします。

何の木なのか、気になる、気になる。

ご存知の方いたら教えてください!!

初めは広く緩やかな道ですが、

すぐに勾配のきつい山道となり、ジグをきって登りました。

暑くなったので、上着を脱いで水分補給です。

少し広い場所に出ました。

辺りはシラビソと広葉樹の混ざった原生林です。

ここは足元だけ見て歩いて行くと、枝の股で行き止まりになりますからご注意を!😁

青空が見えてきましたね。

そして温泉ケ岳の稜線が現れました。

足元の苔も美しいです。

わずかですが、こんな階段も。

半分に切った丸太が滑るのではないかと思い、ストックをつきながら慎重に登りました。

森の主のような大木と、側に控える従者のような紅葉です。

この辺りはシラビソの爽やかな香りが森に満ちていました。

相変わらずのきつい急登です。

私は心拍数が上がらないように意識しながら、ゆっくりゆっくり登りました。

こんな落とし物が。

辰年のお守りみたいです。

登りで落とした人なら帰りに回収できるかなと思いましたが、帰りにもあったので、もっと過去の落とし物みたいです。

苔のお布団の上にそっと寝かしてありましたよ。

10時2分、登山口から2㎞、弥陀ケ池まで0.9㎞の標識までやって来ました。

この辺りで下から聞こえてきた熊鈴の音がどんどん大きくなり、私たちを一気に抜かして行った後ろ姿の男性。

白髪頭の多分70歳前後とお見受けしました。

その足取りはとても軽やかで、息も全く乱れておらず、あっという間に見えなくなりました。

す、すごい😆⤴️

花子のお父上と同じように登山歴50年以上の大ベテランなのでしょうか?

私たちは一生たどり着けない領域です(涙)

あれだけ歩ければ、見える景色が全く違うんだろうな~😆

綿毛になったカニコウモリが道沿いにずっとありました。

ここは少し崩れていて、ロープが張られていました。

お、前方が少し明るくなってきましたね。

樹林帯を抜けるかな?

少し開け平らな道になりました。

座禅山の東裾を巻いています。

ダケカンバの黄葉です。

これは何の綿毛でしょう?

右側斜面はお花畑になっていました。

池が見えてきました!!

弥陀ケ池に到着です。

時刻は10時37分、登山口から2時間20分かけて、標高差520M程登ってきました。

池を挟んで目の前に白根山が高くそびえています。

これからあそこまで登るよ~😆

その前に「一本満足」で小腹を充たしましょう。

14分ほど休憩し、再び歩き始めます。

池の西側を歩いていると、風が吹いて、湖面に美しいさざ波が描かれました。

湖畔の紅葉が可愛いです。

右を見ると座禅山の斜面はお花畑のようです。

鹿の食害を防ぐための電気柵が設置されていました。

6月中旬にはここでもシラネアオイのピンク色の花が見られるそうです。

木道を歩いて対岸に向かいます。

白根山が雲に隠れ始めましたね💦

休憩したベンチの対岸にやって来ました。

透明度のある湖面と周囲の紅葉が美しいです。

対岸の砂地で弥陀ケ池を背景に。

雨に降られるのが嫌なので、曇り予報の今日はトキ帽をかぶってきました。

このトキ帽は、このブログで度々登場します。

このゴアテックス帽子をかぶってくると晴れて、忘れると雨に降られるというジンクスがあるのです😅

こちらはこれから向かう白根山です。

下から岩場を登る人や下ってくる人が見えたので、ターボが「あんなところ私、登れるかなぁ」と心配していました。

では、白根山まで1.1㎞、頑張りましょう!

座禅山と白根山の鞍部まで登ります。

11時10分、鞍部(分岐)に到着しました。

あれ?白根山まで0.8㎞?

もう300m歩いちゃった。

こう言うと山頂までわずかな感じがしますが、ここから本日最大の難所になります😅

11時13分、白根山への登りに取りつきます。

登山口で見た標識によると、ここから山頂まで1時間、「山と高原地図」によると、1時間15分のコースタイムです。

この時は地図を持ってなかったので、「岩場の登り、1時間だ!」と思っていました。

標高を上げるにつれ、どんどん見える景色が広がっていきます。

さっきまでいた分岐が下の方になり、座禅山を見下ろす位置まで登ってきました。

おおおおお、あれは鬼怒沼山ではないですか??

この秋にあきっこさん・クリさんと一緒に行く予定になっている憧れの高層湿原です。

いやぁ、実に爽快な景色です。

気持ちいいぞーーーーっ!

「今日この山を選んで正解だったね!!」と二人で話しました。

お、さっきまで雲に隠れていた白根山が見えてきましたね!

足元はガレガレで息が上がるような急坂ですが、眺めがいいのでとっても楽しいです😊

弥陀ケ池がだいぶ下の方に見えるようになりました。

上から見ると青いんですね。

その向こうに見えるのは、菅沼から登る途中で見えていた温泉ケ岳などでしょうか?

ついさっきまであの湖畔にいました。

五色沼も見えてきました。

そして五色沼の回りの外輪山が美しいです。

ターボに「後であそこを歩くからね~⤴️」と伝えしました。

この時は山頂を踏んだ後、前白根山や五色山などの外輪山を歩いて弥陀ケ池に下る予定でいたのです。

白根山の北側斜面を真っ直ぐに登っています。

弥陀ケ池の奥に菅沼が少し見えました!

2時間以上登ったのに、2つの池がすぐ側にあるように見えますね。

あの2つの池の高低差は500M以上あるんですけどね😅

あらららら、雲が出てきました。

雲に隠れたお日様で、ターボが神々しく見えます😁

実際は心臓バクバクのターボが「はぁーーーっ」と大きくため息をついたところなのですけどね。

白根山がガスで見えなくなりそうです。

この日は雲の動きが激しく、ガスったり晴れたり繰り返しました。

ここはガレというより、ザレです。

細かい石に足が取られて、ズズズとなるのでとても歩きにくい💦

ターボがすごく汗をかいて苦しそうだったので、「ゆっくりでいいよ~、ターボ」と声をかけました。

一歩一歩、ゆっくり歩を進めれば、いつかは着きます。

なるべく心拍数を上げないように。

すれ違って快調なペースでどんどん下って行く男性。

背中にキツネのお面をつけますね。

この辺りで下ってきた方たちに、「ここからわずかだよ」とか、「ここから一番の難所ね」とか、「お気をつけて~ 」などと声を掛けていただきました。

このルートは下りで使う人が圧倒的に多いですね。

でもこの岩場は下りよりも登りで使った方が楽(安全)な気がします。

まぁ下りながら大展望を楽しむのも良かった(過去二回はそうでした)ですけどね。

一番の難所登場です。

足場や手をかける岩があるので、慎重に登れば問題ありません。

この岩が見えてくれば山頂まであとわずか。

以前長女ナツが、先日はおちゃださんとあつぼうさんがあの上に立って写真におさまっていました。

インスタ映えスポットね。

今日はガスってきたのでスルーします。

12時28分、三つに分かれた山頂部の最初のピークに到着しました。

過去二回はこの広い山頂で五色沼を見下ろしながらランチしたのですが、

今日はあちらの山頂に行ってからランチにします。

一旦岩場を下り、

再び登って山頂に向かいます。

下ってくる人たちに道を譲ったりしながら、12時41分、関東以北の最高峰、日光白根山(2578M)に到着しました。

弥陀ケ池分岐から1時間28分でした。

標高差は300Mほどの岩場の直登でした。

狭い山頂からあちこちに散っていくハイカーたち。

みんな行きたい方向はバラバラなのですが、何の標識もないので、迷ってしまいます。

大きな岩の重なった山頂にはルートらしきものはないのです。

弥陀ケ池方面に行きたいという女性グループにどちらに行けばいいのかお伝えし、代わりに五色沼方面へはどう行けばいいのかを教えてもらいました。

「五色沼にはあちらのピークの祠の前に標識がありましたよ!」とのこと。

では次に進むべき道がわかったところで、その前にランチにします。

それまで山頂はガスっていたのですが、私たちが山頂に着いた途端にガスがサーーッと薄くなり、男体山や中禅寺湖が見えるようになりました。

ガスの中で休んでいた多くの登山者が私の「おー、晴れてきたよ~⤴️中禅寺湖が見えてきた!!」の声に一斉に立ち上がったくらいドンピシャの幸運でした。

今日の私たちの青空レストランはハイカーが何人かくつろいでいるあの岩場にします。

五色沼があの位置ですから、きっと五色沼と男体山、そして中禅寺湖を眺めながらのランチができるはず!

この後下りのルートで素晴らしい景色に出会えたので、それは【後編】にしようかと思います。

今まで歩いたことのなかった未知のルートになります。


おっと、お伝えするの忘れてました!

日光白根山(2578M)の覚え方は、、

「日光(25)白根はナイスバディ(78)」ってことになりました。

もちろんターボの発案です😅

関東以北の最高峰ですからね。

3つの岩稜を持っためっちゃボンキュッボンッのナイスバディです😁

どっちかと言うと、筋肉モリモリのナイスバディか、、😅


ではでは、最後までお付き合いください!

いつも応援いただき、ありがとうございます😊

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