【群馬、榛名】ターボ、お初の榛名山へ。掃部ヶ岳・硯岩からの絶景に息をのむ。2020年9月22日(火)
榛名湖外輪山、掃部ヶ岳・硯岩から、こんにちは👋😃
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
《登山難易度1》※
※ 数字だけで見ると、「登山難易度0.5」になりますが、限りなく「1」に近いし、掘れ掘れ階段が大変だったので、繰り上げて「1」にしました。
今年のシルバーウィーク(四連休)は、クリさん・あきっこさんとの一泊2日旅がありましたが、ターボは夏休みに花子家族と新潟に二泊3日で出かけ、10月にはまたまたムラゴンオフ会で一泊2日の予定があるので、今回は見送っていました。
個人主義自由主義のやまみほ家と違って、善き妻であるターボに3連月お泊まりはNGなのです。
ま、普通そうですよね。
それが普通なんだと思います。
でもね、やっぱり山には出掛けたいんですよ、ターボは!!
それが唯一の趣味、生き甲斐、平日の辛い仕事を乗り越える活力の元なのですから。
家にばかりいては、脳ミソにカビが生え、心が化石になってしまいます。
このお彼岸でお墓参りなどしながら、ターボは紅葉が始まろうとしている「お山」にどんなにか心馳せていたことでしょう。
そんな息も絶え絶えのターボを救済すべく、私は連チャンでも山に出かけるのです!(宣言!)
、、、自分が行きたいだけだろという声がどこかから聞こえてきましたが、、気のせいよね?😅
当初は先日諦めた蓼科山か至仏山に登ろうと思っていましたが、この連休中にジャンジャカアップされる両山のレポートを見ると、その人の多さに「げっ、気持ち悪っ💦」となるほどです。
昨日の高速渋滞でも分かったように、人々は公共交通機関を避け自家用車で、密になる都会を避け大自然へと大移動しているのです😱
ひょえーーーっ!
私、無理!!
人混み、大の苦手です。
「急登」と「登り返し」が嫌いだと四阿山のレポートで書きましたが、それ以上に「渋滞」と「混雑」がめっちゃ苦手なのです。
山にまで来て人混みに遭遇するなど、絶対嫌だ!
体力不安の次に、この気持ちがアルプスを遠ざけているっていうのもあるんですよね😅
静かな山が好きなのです。
ターボが送ってきた「今日の蓼科山」の写真を見て、「げっ、そんな所へ行きたくない!場所、変更しよう!」となったのでした。
目指したのは「子持山」でした。
岩場登りもあったりして、まぁまぁな難易度で、展望さえ良ければ楽しく歩いて来れそうです。
自宅を5時半に出発し、高速は使わずに一路群馬県の真ん中へ。
しかし、前橋辺りを走っている時に見えた子持山がなんだかスッキリしないお天気であることに気がつきます。
子持山が白く霞んでいるのを見て、左手の榛名山の青空に強くひかれました。
「ターボ、榛名山が晴れてる!榛名山にしよう!」
「おっとー、へぃ!がってん招致!」となったのでした。
良くあるパターンですね😁
榛名湖外輪山の最高峰、掃部ヶ岳(かもんがだけ)に登ろうと思います。
朝の時点では更に杏ケ岳(すもんがだけ)にも足を伸ばすつもりでした。
8時頃、県営の無料駐車場に到着しました。
(この写真は下山した時に撮影したものです)
とても広い駐車場ですね。
何のためのものなのだろう??
連休最終日ですが利用している車は数台でした。
駐車場と登山口の間にトイレがあり利用させてもらいました。
お、早速「硯岩」が見えてきましたよ。
垂直の壁が林立しています。
あれは展望良さそうですね。
高崎市林間学校「榛名湖荘」という看板のところが登山口です。
周辺のトレッキングマップがありました。
杏ケ岳までのルートは書いてないですね。
行けるかな?
とりあえず行ける所まで行ってみましょう。
8時14分、白とピンクの小さな花に縁取られた道からスタートです。
掃部ヶ岳まで1.2㎞しかないんですね。
今日は楽勝コースかな。
初めは根っこが張り出しツルツルルートでした。
途中から階段になります。
この階段、掘れっ掘れの所もあります💦
8時29分、硯岩の分岐に到着です。
登山口からわずか15分の登りでした。
分岐を右手に進み、滑りやすい急坂を登ります。
うわぁ、いきなりこんな景色が目に飛び込んできました!
これは凄い⤴️⤴️
こちらは烏帽子岳方面です。
榛名富士の奥に二ツ岳と水沢山が見えます。
榛名湖外輪山がくっきり。
あの奥に見える山はなんでしょう?
美しい稜線ですよね。
硯岩の展望台は3つくらいあって、すべての岩の上に立ってみました。
これは真ん中だったかな?
足元の岩にクライマー用の鎖がありました。
ひぇー、こんなところを登る人がいるんだね~😱
この岩場の先に立てば凄いスリルだと思いますが、手前の岩が外側に傾いているので、高い所好きの私でもさすがに怖くて奥まで行けませんでした。
下はこんなことになってますから。
ちょっと躓いたり、めまいを起こしたら万事休すです。
風が少しあって、湖面にさざ波が立っています。
逆さ榛名富士、ゲットできず!
ホテルの屋根の色がかわいいですね。
湖に多くのボートが出ていました。
「ボーッとしてんじゃないよ!」と今日はターボ、言わなかったな。
こちらの端の岩場もすごいです。
下を覗き込んで「ターボ、きて、きて!」と呼ぶ私。
屏風のように垂直に切り立った薄い壁です。
ここにも鎖がありました。
あきっこさんのお土産、ターボにも渡しましたよ~😁
クリさんからいただいたスケッチブックは後日お披露目します😊
この時見えた山の稜線が気になります。
手前の烏帽子岳と榛名富士の間にあるあの山はなんだろう?
地図を広げて調べてみると、「臥牛山」と書いてあり「展望絶大」との説明が!
行程はヤセオネ峠から往復30分とあります。
お、これは行ってみたい!
今日時間があったら後で行ってみようということになりました。
ではそろそろ掃部ヶ岳を目指しましょう。
「今日の一番の見所はここ硯岩だったからね」とターボに伝えると「え?そうなの!?でもこの後の森歩きも楽しそうだよね」との返事が。
そう、山にいればいつだって楽しいのです😁
少し湿っていてとても滑りやすいので、根っこなどに足を取られないよう慎重に下りました。
9時3分、分岐を通過。
掃部ヶ岳までわずか0.8㎞です。
ブナやミズナラの美しい森です。
これは気持ちいい😊
しかし、勾配がきつくなると、足元は歩きにくい丸太の階段になってきます。
どこまでも続く階段、、というか障害物💦
丸太の間隔が狭くて足を縦に置くスペースはないし、かといって丸太の上は気を付けないと滑るしという二重苦です。
こんなんですから💦
横木と杭の両方に足を載せる方式で登って行きました。
今度は段差の大きな根っこ道。
ドッコラショと声を出さないと足が上がらない(笑)
お、標識が見えますよ。
あそこで休みましょう。
急坂ですが、距離はわずかです。
掃部ヶ岳まで0.2㎞の標識で水分補給しました。
この辺りで下って来られた方がいたので「どこまで行かれました?杏ケ岳ですか?」と聞くと、「いやいや、掃部ヶ岳までですよ。杏ケ岳までは遠いよ~。笹で足元が見えないし」と言われました。
お、やはり遠いのか。
山頂からちょっと登山道を見て決めようということになりました。
道が少し狭くなり、稜線歩きになります。
でかでかと「熊出没注意」のシートが幹にくくりつけてありました。
登山口からずっとこの文字は見てきましたが、ここまで大きく書いてあるということは、本当に目撃情報が多いということなんでしょうね。
辺りは笹原で、
クヌギやミズナラという熊の大好物なんですから、そりゃいてもおかしくないですよ。
ばったり会いませんように。
今日はお散歩用の小さなリュックで来ましたから熊鈴はついてません。
ターボのおしゃべりに期待しましょう。
途中榛名湖を望める場所がありました。
あれ、だいぶ見える方角が変わりましたね。
9時46分、掃部ヶ岳山頂に到着しました。
標高は1449Mです。
分岐から43分でした。
ターボが「『いよ~、よく来たな』だね」と言ってました。
この語呂合わせは役に立ちました。
そのあとも「掃部ヶ岳は1449!」とすぐに出てくるようになりましたから。
駐車場から標高差340Mほど登って来ました。
山頂からの展望はこんな感じです。
う~ん、霞んでいますので、イマイチですね。
こちらは相馬山ですかね?
もしかしてあの遠くに見えるのが杏ケ岳?
片道1時間ですから、手前の二つの山ではないですよね。
だとしたら確かに遠い気がしますね。
杏ケ岳方面への道はなるほど笹だらけでいかにも熊に遭遇しそうな気配です。
よし、杏ケ岳は今日はやめておこう!
クリさんにもらったレモンの砂糖漬けでも食べて湖畔でごはんにしましょう。
ということで、下山開始です。
秋の気配を探しながらのんびり下りました。
なかなかに急なので、滑らないように注意しながら。
さっきより榛名富士が見えるようになったかな?
見えないか、、。
ターボ出没注意ですよ😁
またまた階段ゾーンにやって参りました。
やっぱり森が美しいですね。
何度も立ち止まって、「きれいだね~」と呟きます。
ここが紅葉したらどんな風になるのだろう?
そんな季節も目の前ですね。
山好きにとって、一年で最も忙しい季節がやって来ます。
紅葉は待ってくれないよ~。
あっという間に日本列島をかけ下りますから。
笹原と森がキレイですね~😆
登りでは気がつきませんでしたが、どうやら左手は別荘地みたいです。
硯岩分岐まで戻って来ました。
山頂から45分でした。
下りでは何度も登ってくる方に道を譲ったりしましたから、登りよりもかかってしまいましたね。
そうだ、途中ターボが根っこに引っ掛って転倒するアクシデントもあったんでした。
ストックを使っていたことが仇になって、それを中心にぐるりと横回転して、ストックの上に膝をつく形になり、ターボもストックも痛い思いをしました。
さて、ドンドン下りましょう。
湖畔をぐるり走る車道があるので、大きなバイクの走行音が良く聞こえました。
この後、11時10分に駐車場に帰り着きました。
連休最終日で、帰路の混雑が心配なので、軽くランチしたあと、「臥牛山」に立ち寄り、早めの帰宅にしたいと思います。
ランチから「臥牛山」は次の記事でアップします。
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