50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、牧丘】義姉と大展望の金峰山をハイキング~👍️2020年8月15日(土)

金峰山、五丈石の前からこんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます😊


《登山難易度4》

今日はお盆休みで帰省中の夫の姉と金峰山に行って来ました。

このお盆休みは花子家族とターボと新潟遠征(浅草岳と守門岳)、ウォーリーと奥日光(社山)に登りましたが、私の大事な仲間であるハガレーナとまだ山に行けてません。

彼女のためにとびきりの山を企画したいと思っていましたが、タイミングは義姉の帰省中しかありません。

そこで義姉に「ハガレーナと山に行くけど一緒に行く?」と聞くと「ハイキングなら行きたい❗」と言うのです。

ハイキング~?💧

加えて「なるべく平らなところがいい」と😅

低山だと暑いし、涼しいところだと戦場ケ原をチョロっと歩くくらいしか思いつきませんよ😅

ハガレーナと私はガッツリ(自分らなりにです)歩いて、大展望を楽しみたいので、晴天が続いているこの貴重な夏休みに、唯一の山行になるハガレーナにそれでは申し訳ないです。

という事で閃いたのが「そうだ!金峰山に行こう🎵」だったのです。

大弛峠から歩けば、単純標高差はわずかで大展望の山頂に立つことが出来ます。

うん、これならハガレーナも満足、義姉も大丈夫のウキウキハイキングだ!私、冴えてるぅ、、と思っておりました、歩き出すまでは😅

私はこの後驚きの光景を目にすることとなるのです😨

コロナ禍、恐るべし😱

ちなみに金峰山はサイコーでした!

これは何度も来たくなること間違いなし!

、、、ということで、自宅を出発したのは午前3時でした。

大弛峠に行くまでに時間がかかることが、金峰山唯一の難点なのです。

しかも駐車場がシーズン中は平日でも朝の7時にはいっばいになると何かの記事で読んだ記憶があります。

コロナ自粛でいつもよりはいくらか少ないかなとも思いますが、そうは言っても夏休みですから、何とか7時前には現地に着きたいと思っていたのです。

Google Mapで調べると、雁坂トンネル経由で3時間半!!!

長旅になりそうです。

運転手のハガレーナ、誠に申し訳ない💦

途中秩父でコンビニに立ち寄り、、

滝沢ダムのループ橋に差し掛かったのは4時半でした。

うわぁ、きれいだ!

黎明の深い蒼に、車道のライトが黄色く光ります。

ちなみに義姉は後部座席で爆睡中😅

その後雁坂トンネルを抜けて、山梨県の道の駅みとみでトイレ休憩しました。

時刻は5時過ぎです。

まだまだ先は長い💦

道の駅「まきおか」を過ぎると道は右手に曲がり、クリスタルラインをたどります。

途中からクリスタルラインを左手に分け、狭い川上牧丘林道となります。

琴川ダムが見えてきました。

乙女湖の側を通ります。

道は益々狭くなりますが、森がとても美しいです。

歩いても気持ち良さそうですが、とにかく長い!

とても人の足で歩ける距離ではありません。

こんなところ歩いてたら、絶対熊に遭遇しそう😱

時々朝日に輝く金峰山を見ることができました。

今日は快晴だよ~⤴️

アルペンハイキングが楽しみです😍

何しろ車で標高2365Mまで行っちゃいますから!💃

満車の大弛峠駐車場に着いたのは6時50分頃でした。

二回トイレ、コンビニ休憩し、途中ナビセットで手間取ったりもしましたから、それを除いたとしてもやはり所要3時間半、、どうしてもかかってしまいますね。

なんとなく多くの方が前泊なのかなと思いました。

私たちは駐車場の奥でUターンし、少し下った車道に車を停め、7時過ぎに歩き始めました。

今日登る金峰山(2599M)は、長野と山梨の県境に位置する日本百名山です。

北奥千丈岳(2601M)に次ぐ、奥秩父第二位の高峰だそうです。

山腹の深い原生林と頂上一帯のアルペン的雰囲気を兼ね備えた名峰で、山頂の五丈石がシンボルとなっています。

森林限界付近に群生するシャクナゲの見頃は5月下~6月中旬。

紅葉は10月中~11月上旬がよいとのこと。

主要コースは4本あるとのことなので、地図とにらめっこ。

①瑞牆山荘から大日岩経由コース(片道所要4時間10分)

②金峰山荘から西股沢に沿って登る尾根コース(片道所要3時間30分)

③アコウの土場からの破線ルート(片道所要3時間25分)

④大弛峠から朝日岳経由の楽勝ルート(片道所要2時間30分)

、、、ということなのかな?

私達はもちろん④の楽勝コースを選択しました。

てか、それしか知らなかったし😅

ちなみに、大弛峠の標高は2365Mで、車が通れる峠としては日本最高だそうです。

駐車場の奥(長野県側のダート林道終点)に登山口がありました。

7時7分、入山です。

登り始めてすぐに、「あれ?義姉の歩みが遅いぞ😣」と気がつきました。

ハガレーナが先頭をいつもよりはゆっくり歩いているのですが、それでもすぐにすごい差がついてしまいます。

義姉の後ろにいる私はほぼ足踏みをしている気分です。

え?そんなバカな。

乗馬を趣味としていて、以前は私と大して体力の差がなかった義姉なのに、このコロナ禍でリモートワークとなり、最近は暑いので散歩もしなくなったとのことで、足の筋肉がめちゃくちゃ衰えてしまったみたいなのです。

えええ、そ、そんなに!?

マジかーーーーっ!😱

今日、このペースでずっと歩くの!?

まぁ元々ハイキングがいいと言っていた姉を連れてきたのは私ですから、付き合うしかありません😅

立ち枯れた木が林立する場所に出ました。

枯れた木の間から富士山が見えました。

今日は雲が全くない!

これは展望が期待できますね😁

ハガレーナの新兵器。

カシオのプロトレックスマートです。

ヤマップの地図が画面に表示できるんですって!

カッコいいねぇ😆

7時50分、朝日峠に到着しました。

義姉ペースで43分でした。

標準コースタイムは30分です。

朝日峠はシラビソに囲まれた薄暗い広場で、真ん中に大量の石が積まれたケルンがあります。

朝日峠からは再びの登りです。

義姉の歩みはとてもとても遅いので、私は汗もかかず、息も乱れずでした。

そのくらいゆっくりゆっくり歩いています。

8時17分、進行方向が見えないだけで、あとは360度大展望の岩場に出ました。

富士山がドーンとそびえています。

みんなそれぞれのポーズで富士山と記念撮影です。

義姉も笑顔!

私は富士山をつまんでみました😁

では岩場を登り朝日岳に向かいましょう。

8時44分、朝日岳(2579M)に到着しました。

岩の展望地から義姉ペースで17分でした。

朝日峠から朝日岳までは標準コースタイムが30分なのですが、54分もかかってしまいました。

岩場で10分ほど過ごしたので、44分として4割増しの所要時間です。

朝日岳からは金峰山山頂が初めて目に飛び込んできます。

五丈石の存在感がすごい!

義姉が「あんなところまで行くの!?私、歩き通せるかな💧」と不安を口にしていました。

「ゆっくりでもいい、歩いていればいつかは着くよ」と励まします。

朝日岳からはガレ場の下りになります。

「ハガレーナが私のコースは真似しないでね!」と言い残し、どんどん先に下って行きました。

結果、次にハガレーナの姿を目にするのは金峰山山頂(五丈石の下)でということになりました。

ガレ場をジグザグに下ります。

転ぶのが怖いらしく、義姉の歩みは更にスローに😅

少し進んでは振り返り義姉を見守ります。

北八ヶ岳を思い出す、シラビソと苔の森を歩きます。

道が平らになっても、ゆっくりゆっくり。

後から聞くと、膝から下がだるくて足が前に出なかったようです。

乗馬をしているので、太もも内側の筋肉はあっても、歩いていない(乗馬では歩くのは馬ですから😅)ので、膝から下の筋肉がすっかり衰えてしまっていたのだと思います。

コロナのリモートワーク、怖いですね😱

以前は通勤だけで一日一万歩は歩いていると言っていたのに。

日々の積み重ねがいかに大事かを痛感しました。

一旦下っているので、金峰山と鉄山を見上げる形に😅

あの鉄山はピークは踏まず北側を巻きます。

ようやく森林限界を越えました。

辺りの植生がシャクナゲとハイマツに取って代わりました。

空が開け、金峰山の肩に出ました!

うわぁ、なんと素晴らしい展望でしょう。

さっきの朝日岳手前の岩場からは見えなかった北西方面(信州側)の展望も開けました。

この写真の中にもしかしたら御座山の姿もあるのでしょうか?

そして手前の露岩はクライマーのメッカである小川山?

初めて来た山域なので、ちっともわかりません。

ターボが側にいればなぁ。

地図を拡げて二人であーじゃねこーじゃね言いながら山座同定できるのだけど、、(涙)

私の相棒ターボは、先日二泊三日の新潟遠征に出掛けたので、このお盆休みは家族サービスに徹するため、登山自粛中です😅

こちらは八ヶ岳と、手前は瑞牆山(2230M)?

違ったらごめんなさい💦

行ったことないので分かりません😅

それにしてもこんなに雲ひとつなく霞んでもおらず、超クリアに見渡せる八ヶ岳、初めて見ました!

頑張った義姉と二人で八ヶ岳を背景に自撮りしておきました。

後でハガレーナの撮影した時間と比べると、この肩の地点でハガレーナより10分遅れだったようです。

さぁ、なだらかな広い尾根を行きます。

義姉、満面の笑み!!

ここからはお気楽に歩けるね!

、、、と思ったのもつかの間。

山頂まではまだまだありました!

しかも天狗岳を思い出させる大きな岩の重なり!!

しかしこの岩、天狗岳と違って全く滑りません😁

お天気が良くて乾いていたからなのだと思いますが。

なので、人が歩いて色が変わっているところを私でもポンポンと渡って行くことができます。

これは見た目より歩きやすい

、、、と思って振り返ると義姉が遠っ!!

めっちゃ苦労してるしーーーっ😱

大きな岩を一歩一歩、今まで以上のスローモーションで、遅々として進みません。

ようやく岩場を脱出!

やったね!

しかし再びの岩場登場!

山頂まで大きな岩渡り(義姉にとっては岩の登り降り)が続きました。

山頂標識はそんな大きな岩の重なりに突き刺してありました。

一応義姉と私の登頂時刻は10時14分でした。

ハガレーナが撮影した時刻を見ると9時55分なので、ここで20分差に広がったことになります。

義姉は大きな岩場が大の苦手なのだということが判明したわけです。

私の視界に巨大な五丈石と、そして待ちくたびれたハガレーナの姿が入って来ました。

久しぶり!ハガレーナ!

お待たせしてすまぬ😅

五丈石に登っている人が沢山いますね~⤴️

これは絶景ですね。

岩を登る人を眺めていたのなら、ハガレーナも退屈することはなかったでしょう。

山頂に立つ私達をハガレーナが撮ってくれました。

ここからハガレーナの所まで(正確には五丈石の下まで)行かねばなりません。

これ、どこを下るの!?って位大きな段差があったので、隣に立っていた男性に「これ、どこを下るのがいいですか?」と聞くと、ルートを教えてくれました。

この下りがまたまた大変💦

あまりに危なっかしかったと見えて、義姉は回りの男性に手を引いてもらったり、リュックを押してもらったり、ほぼ介護状態でした😅

義姉曰く、「三回くらい私の後ろに渋滞が発生してた」そうです。

そんな中も救急ヘリが辺りを旋回していました。

救助要請でもあったんでしょうか?

それともただの見回り?

岩場を下りながら、、

富士山と五丈石。

ようやくハガレーナと合流しました!

実に1時間40分ぶりの再会です😁

ハガレーナの山頂到着時刻はさっきも書きましたが9時55分なので、朝日岳から金峰山まで1時間10分でコースタイム通りか少し早いペースで来れたみたいです。

前回の谷川岳で少しバテたので、今日は力試ししたかったのだろうなと思いました。

義姉と私は朝日岳から1時間30分でした。

山名表示板がありました。

しばらく五丈石に登る若者を眺めました。

アワアワアワ💦

ひぇ~、彼はさっきまで上にいて、岩を下ろうとしているのですが、足が届きませんよ。

指をかける出っ張りもない中で、あの大きな岩にぶら下がるとか、、恐ろし過ぎます😱

八ヶ岳を眺めながら、軽いランチにしました。

デザートはいつものフルーツポンチです。

大日岩などが見えているのでしょうか?

①の瑞牆山荘からのコースですよね、多分。

こちらから登ってくる親子連れもいました。

子供でも歩けるんだね!

いつかチャレンジしてみたいです。

私達は五丈石には登れないので、こちらの小さな岩にチャレンジしました。

結果登れたのはハガレーナだけでした。

岩の上で富士山をまたぐ!の巻😁

私はインチキ感半端ないです。

何しろ怖くて左手を岩から離すことができなかったし😅

義姉は小さな石の上に乗ってるだけですが、雰囲気だけはバッチリ😁

岩場からは五丈石の横顔を見ることができました。

ハガレーナのシータ写真です。

五丈石が天に突き出しています。

私達もまるで五丈石に載ってるみたいに見えますね😁

それではそろそろ下山開始しましょうか。

まずは岩場の登りからですが。

時刻は11時29分でした。

さて、下りはどれだけかかることか、、😣

行きで通らなかった岩のトンネルをくぐります。

名前は分かりませんが、鮮やかな赤い葉っぱが可愛かったです。

帰りはハガレーナが義姉の後ろを歩いてくれました。

時々渋滞を作りながらもなんとか岩場をクリアし、

ハイマツ帯からシラビソの森へと移り変わる尾根道へ向かいます。

シャクナゲの道を下ります。

進んでは止まって振り返り、義姉の位置を確認します。

ハガレーナが我慢強く後ろをゆっくり歩いてくれています。

苔が沢山ありました。

こちらは鉄山へ向かう道で、閉鎖されています。

ここを行かないようにガイドブックに書いてありましたが、もしも入っていったら岩場に出るのではないかとハガレーナと話しました。

振り返ると金峰山がはるか遠くに見えました。

ハガレーナが「ほら、もうこんなにきたよ」と義姉を励ましてくれました。

鞍部で水分補給していると、雌鹿がやってきて、こちらを気にしながらもゆったり前を横切り、時々振り返りながら草を食べていました。

朝日岳への登りです。

フラフラする義姉のお尻をハガレーナが支えてくれました。

午後1時12分、朝日岳まで戻って来ました!

下りの標準コースタイムは1時間ですが、なんと私達は1時間43分もかかってしまいました。

富士山に少し雲がかかり始めています。

ここまでの下りで、何組か小さな子供連れとすれ違いました。

なんとか彼らが山頂に着くまで、富士山よ、隠れないでねと願いました。

朝日岳を過ぎると大展望の岩場を通過します。

朝日峠を通過します。

後ろを歩くハガレーナが「義姉さんの足が笑ってるよ。膝から下がグラグラしてる」と言ってました。

コロナでリモートワーク運動不足の義姉にはちょっと厳しいルートだったようです。

私たち(晴れ女隊)にとっては楽に歩けるコースだったのですが。

午後2時49分、下山完了です。

12時に下山する予定だったので、なんと2時間49分オーバーでした💦

こりゃ、百八燈のお祭りを見に行くのは無理そうですね😅

今回はまさかまさかの展開となりました。

間接的にではありますが、コロナの影響をもろに受けた形となります。

リモートワークによる東京人の体力低下、、恐るべし😱

田舎に住んでいる私は、コロナ休暇中に、雨の日以外は毎日山歩きをし、体力低下どころか、ふくらはぎの筋肉が育ってきましたから。

このお盆休みには、2日連続の山登りも経験し、少しずつですが、体力がつきつつある気がします。

次の週末はハガレーナと四阿山にチャレンジしてみようと思っています。

今後義姉と出かけるなら、正真正銘のハイキングにしようと心に誓いました😁

義姉には「こんなのハイキングじゃないよ!」と言われてしまいましたしね😅

それにしても、金峰山、素晴らしかったです。

お天気に恵まれ、大、大、大展望でした。

回りの山の名前が分かればもっともっと楽しめたと思います。

今度はターボも連れて秋に再訪したいです。

そういえばあきっこさんも行きたいって言ってたんだよなぁ。

遠いからなぁ、ハードルがなかなかに高い💦

いつか別ルートも歩いてみたいし、、やはり体力つけて行かなくちゃ!

頑張ります💪

⏫ヤマップデータです。

累積標高580Mはハイキングとは呼べないか、、😣

義姉さん、ごめんよ(涙)


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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