50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、野反湖】今年のカモシカ平は不作(涙)でも湖畔は黄色く染まっていました!《後編》2020年7月19日(日)

《登山難易度9》

ノゾリキスゲの湖畔から、こんにちは❗


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


どうやらポツリポツリしか咲いていないことがわかったカモシカ平へ下ることにします。

おそらくブログを書いてなければ立ち寄らなかったでしょうね。

皆さんに今年の今の情報をお届けしたい使命感(ブロガー魂)で行って来ます😁

下り始めにカモシカ平を見下ろせる場所があります。

なるほど黄色くない!

初めはなだらかに下るのです。

あれ?こんなになだらかだったっけ?

すっごい楽じゃん!と言いながら下っております。

前方が開けました!

カモシカ平全部見え!

緑一色!(笑)

そして、この辺りから斜面は急勾配に!

あー、そうだった~(涙)

最後が急坂なんだった~💦

近そうに見えてなかなかに遠いのですよ、これが。

帰りが思いやられます😅

スレ違う方たちは一様に辛そうでした。

「行きはヨイヨイ、帰りは怖い~」が合言葉😅

カモシカ平の標識が見えて来ましたね。

ターボが振り返って写真を撮ってくれました。

2年前に来たときはこの辺りは色とりどりの花が咲き乱れていたのです。

今年はたまにキスゲとカラマツソウがあるくらいでした。

10時58分、カモシカ平に到着です。

分岐から約20分でした。

カモシカ平は高沢山から大高山へ向かうなだらかな鞍部です。

一昨年は一面にキスゲが咲いていたのです。

⏬その時の記事はこちら。

https://okiraku.muragon.com/entry/57.html

ほぼ同じ頃なのに、今年は早いの?遅いの?それとも不作なの?

今年の様子はこちら、、。

う~ん、確かにあの紳士が言ってた通り、ポツリポツリですね。

それでもわずかに咲いたキレイめのキスゲを探しては写真を撮りました。

私があちこち写真を撮っている間、二人はウィダー休憩していました。

一昨年の光景を知っているだけに、かなり寂しいです。

一分咲きってところですかね?

ヤマップにコメントをくださった方によると、「もう終わったのだ」という人もいれば、「今年は不作なのだ」と言う人もいて、良く分かりません。

私は今年は遅いのかと思ってしまいました。

ただつぼみや萎んだ花も見えなくて、株自体が少ないようでしたから、やはり今年は不作だというのが正解な気がします。

シータで撮影しても、ほぼ緑(笑)

では尾根に戻りましょう。

11時19分歩き始めました。

2年前はこの辺りはピンク、紫色、黄色、オレンジ、水色の花があってとても楽しかったのですが、今年はキスゲの黄色とカラマツソウの白とシンプルでした。

急坂を頑張って登ります。

標高差110Mね(涙)

11時40分に分岐まで帰って来ました。

登りは21分でした。

これはほぼ標準CT😊

お腹が空いてきたので、おにぎり休憩です。

今日はキャンプ場近くのバス停前にある茶店でラーメンを食べたいと思っています。

昨年の秋にそぼふる雨の中、野反湖一周ハイクをした時に、お店に暖簾が出ていて、震えながら駆け込み、温かいラーメンに救われたのです。

⏬その時の記事はこちら。

https://okiraku.muragon.com/entry/199.html

→続けて【前編のつづき】【中編】【後編】になります😅

分岐で10分ほど休憩した後、11時50分、本日の最高標高の三壁山目指して出発です。

単純標高差は100Mほどですが、道は下っていますから、累積だともう少しあるか、、😅

かなり足が疲れてきていました。

ターボが何かダジャレを言ったので、私がメモしているところです。

この時何を言ったのだったか?

今回は蒸し暑くて、ターボはなかなか辛そうだったので(私はいつも辛いですが😅)、ダジャレの回数が極端に少なかったです。

今回はこのくらいでした。

ターボが静かにしていると危険信号です。

なんと、坂の途中でターボの左足がつってしまいました😱

膝の辺りが筋肉の突っ張りで窪んでいるのが傍目からもわかり、かなり痛そうです。

私がいつも持っていて一度も出番の無かったバンテリン(のようなもの)がお初の登場です。

足のつりに効くのかも分かりませんが、痛みを和らげる効果はありそうです。

スプレータイプなのだとばかり思っていたら、なんと塗り塗りするローションタイプで、スパッツの上からジュボジュボと絞り出してターボの足に塗りました。

いくらかス~ス~して気持ちいい様子でした。

そういえば「つり止め」の飲み薬も持ってたんだった!

今、たった今思い出しました😨

なんとか回復したターボ、歩き始めます。

この辺りで2~3組のグループとすれ違いました。

これはシラビソの幹にあるふくれ。

爪で触るとプチっとなって、中からとても爽やかな香りの液体(ヤニ )が出てきます。

フィトンチッドです。

柑橘系のいい香り😍

右手を見ると野反湖が再び見えるようになりました。

まだまだぐるーーーっと回ってあの富士見峠まで歩かねばなりません。

ようやく半分来たって感じかな。

ここは高沢尾根です。

三壁山まで残り0.6㎞。

振り返って高沢尾根を見たところです。

正面のピークは巻き、稜線の少し下を歩いているのが分かりますかね?

笹の間の道は狭く傾斜があるので、転がるとどこまでも転がれそうでした😱

野反湖までは行かないと思うけど😅

ここから森へ入ります。

いよいよ三壁山が近い!?

またまたギンリョウソウ。

これは珍しく上を向いていたので撮影しやすかったです😁

三壁山(1974M)に到着です。

途中スレ違った男性にキャンプ場から三壁山までの登りが小川になっていて大変だったと聞いていたので、そちら方面から登って来られたと思われるご夫婦に登山道の様子を聞くと、ぬかるみはあったけど川にはなっていないとのことでした。

午後になって水の量が減ってくれたのはありがたいです。

山頂を後にすると、すぐに開けた笹原に出ます。

そうそう、山頂直下にはこんな風だった😁

二年前にここを登った時には森から抜けて笹原に出ると涼やかな風が当たって、一瞬の涼を感じたのだったと思い出しました。

こういう道は楽しいですね。

下りですから余計に景色を楽しむ余裕ありです😁

森に入り、笹原に出るを何回か繰り返します。

その度に少しずつ近くなる野反湖。

森に入ると何本もまとめて倒れた木が現れました。

必死に助け起こそうと悪あがきする二人😁

白砂山方面も良く見えます。

実は正直、どれが白砂山なのか分からないのですが😅

一旦さらば、野反湖よ。

森へ入りま~す。

始まりました。

森の中の急斜面。

水こそ流れていませんが、ドロッ泥のぬかるみまくりです。

ぬかるみを避けて下っていた様子を写真に納めていると、ターボが足を滑らせ宙吊り状態に。

木の幹を持っていたので転がることはありませんでした。

なかなかに長い下りです💦

これをあの猛暑の中、よく登ったもんだ、、2年前の私達。

ようやく水場に到着です。

もっとシャバシャバ流れているかと思っていましたが、チョロチョロだったので、水筒に補給せず😅

後でやはり補給しておけば良かったと、またまた後悔したのでした。

ここから先は乙次郎水場からの流れにより、益々道は泥どろになりました。

滑らないよう道の縁を歩くと、笹が股の下をスルスルと通過します。

ターボから「股の下を笹がサーサー行くね」というダジャレが飛び出したのはこの時でした😨

地面はこの通り。

田植え状態でござる。

午後1時58分、ようやく登山口まで下って来れました。

所要1時間13分で標高差440M下ったのでした。

標準CTは50分なんですけど、そんなんで下れないよ(涙)

ぬかるんでなければ行けるのかなぁ?

多分私達には無理です💦

ロッジの間を通りキャンプ場のある車道まで下ります。

「ラーメン😍ラーメン😍」と思いながら歩いております。

野反ダムの上から眺めた野反湖です。

その後茶店までやってくると、駐車場には今まで(野反湖では)見たこと無い数の車が停まり、店の回りは大にぎわいでした(そのため写真はありません😅)

暖簾が出ていたので喜び勇んで店の中に入ると、中はガランとしています。

テーブルなどが撤去されていたのです。

食事ができるか(ラーメンはあるか)と聞くと、「今年は(コロナの影響で)やめちゃったんです」とのこと。

なんですとーーーーっ!

めっちゃ楽しみにしてきたのにぃ~(涙)

仕方ないので、二人はソフトクリーム、私はニジマスのホットサンドをいただきました。

ラーメンを食べられなかったガッカリな気持ちを抱え、重い足取りで車道を登り、午後2時57分、湖畔へ降りる分岐に到着です。

「足がだりぃ」とか「足の裏が痛い」などと文句を言いながら富士見峠に戻ります。

ここからまだ3㎞以上歩かないと駐車場に帰れません(涙)

「誰がこんなコース考えた!?💢💢」、、、それは私です😢

景色は素晴らしい❗

それだけが救いなり。

ターボは左足に爆弾を抱え、私は足裏の痛みに耐えながら歩いています。

ハガレーナだけは疲れ知らず😱

途中ポツリポツリと頬に雨粒が当たった気がしましたが、最後まで降られることはありませんでした。

湖畔の道を行きます。

歩いてきた稜線を振り返って。

三壁山に雲がかかってきましたね。

この木の橋を渡った辺りから、回りに花が見られるようになります。

これはオダマキですね。

ハガレーナのシータが登場しました!

シータの写真はどんな形にも変形し、不思議な世界を作り上げます。

富士見峠が見えて来ましたが、まだまだ遠いなぁ。

あと1.5㎞!

キスゲの黄色は初々しいですよね。

キスゲとイブキトラノオの小路です。

そして、最後は登りに、、💦

ひたすら無言で登る😅

ハガレーナが「天国への階段だよ」と行ってました。

そう、もう歩かなくていい天国が階段の上で待っています😍

富士見峠へ帰り着いたのは午後4時ちょうどでした。

散々歩いてきて、この出発地点が一番見事に黄色く染まっていたという、ありがちなオチでした😁

まぁ、よく歩きました。

距離14.6㎞。

累積標高976M。

歩行時間8時間46分!

さっき茶店で20分ほどベンチに座っただけで、あとはずーーーっと歩いてましたよ😅

3D画像にすると、三壁山からの下りがどれだけ長く急な坂かがよく分かりますね。

今回は色々に頑張りました!

10㎞越えると、足にかなりきます💦

とはいえ、朝から夕方まで素晴らしい展望の連続で、大満足の一日を過ごせました。

ここ数年、梅雨の晴れ間に当たることがほとんどなく、梅雨時期はいつも雨の散歩だったので、本当に楽しかった💃

野反湖のポテンシャルの高さも改めて感じました。

いつの日か、大高山から渋峠方面へ抜ける道や、野反古道など歩いてみたいです。


いつも応援いただき、ありがとうございます😊

×

非ログインユーザーとして返信する