【栃木、佐野】カタクリの『三毳山 』2018年3月31日
《登山難易度2.5》
春山の季節になりました❗
展望は望めないので、やはり花を見るシーズンですよね。
桜を見に行こうとも思いましたが、桜なら遠くに行かなくても鐘撞堂山でも見られるので、花の百名山だという、佐野市の三毳山にカタクリを見に行って来ました❗
今日のメンバーはいつものターボと義理の姉と私の三人です。
道の駅「みかも」に車を停めました。
大きなソーラーパネルがありました。
パネルの向こうに見えるのが、三毳山の一角です。
みかも山公園南口から入っていきます。
桜に彩られた池の向こうに三毳山が見えます。
こちらは公園内の駐車場。
園内には機関車のようなバスが走っているようです。
園内に入ってから、三毳神社への直登道が分からず、少しウロウロしましたが、車道を通り、地図を見ながらなんとか登山口に到着。
急な階段を登って行きます。
やがて大きく平らな岩が出現。
花粉症の私の大きなマスクばかりが目立ちますが、主役は指差す先にある「大和武尊の足跡」です。
岩がゴツゴツとした直登です。
竹林の中を15分程登ります。
音がするので振り返ると、麓で見た機関車風のバスが車道をご機嫌に走る姿が木々の間に見えました。
急勾配の階段をふぅふぅ言いながら登りきると、車道の先に鳥居⛩️が見えてきました。
この階段を登りきれば三毳神社です。
登る前に息を整えて、、
振り返ると関東平野のはじっこにいることがよく分かります。
どこまでも続く平野。
そして見上げれば、ピンクの桜が美しい。
桜が満開の三毳神社に到着しました。
濃いピンクの桜が艶やかです。
関東平野の眺めも良いです。
今日は霞んでいたので見えませんでしたが、視界がクリアなら富士山も見えるようです。
神社の左側から奥に道が続いています。
樹林帯の尾根道を少しアップダウンしながら行きます。
こちらは「蝋燭岩」。炎の形に見えるからだそうです。
やがて突然視界が開け、パラグライダーの発地のある場所を通過します。
今日はパラグライダーで飛び立つ人はいませんでした。
遠く霞む筑波山を見ながら、ジャンプなどしてみましたが、跳ぶ方も撮る方も問題ありなので、これが精一杯。
沢山ハイカーがやって来たので、再び歩き始めます。
わずかで中岳(210M)に到着です。
中岳山頂はベンチが一つありましたが、狭く展望がありませんでした。
山頂でお会いしたお孫さん連れのご婦人にカタクリの事を聞くと、もうほぼ終わりだけど、少しは残っているとのこと。
入り口の看板に大きく「咲き終わり」と書いてあったので、大きな期待はしていませんが、やはりそうかと、、。
ま、とにかく行ってみましょう、カタクリの園へ。
急な階段を下っていきます。
雑木林の中の道を下りながら、「カタクリの園」はまだかねぇなどと言っていたら、、
あれ?
もしかして、ここはもう「カタクリの園」なのでは?
あります、あります。
よく気を付けて見るとカタクリが!
一面紫❗を想像していたので、すぐには気がつきませんでしたが、この斜面一帯が「カタクリの園」なのです!
やがて木のタラップが現れ、カタクリの森の中へ誘います。
この斜面が一面紫に染まるのであれば、どんなに素晴らしかったことでしょう。
今年は春先暖かい日が多かったので、いつもより早く咲き終わってしまったのですね。一週間遅かったようです。
でものんびりやさんがまだまだ可愛い頭をもたげています。
こちらはもうひとつのタラップ。
最盛期にはここが人で溢れかえるのでしょうか。
紫色の濃いカタクリを探して写真を沢山とりました。
いいカメラが欲しくなりますね。
スマホでは限界が。
下って行くとみずみずしい森になります。
ニリンソウが咲いていました。
東口から入るとここに繋がるみたいです。
小さな木製の橋を渡って、再び登りになります。
目指すは青竜ケ岳。
急な坂を登るとすぐに東屋やベンチのある広場に出ます。
みかもの関跡です。
ここでお弁当を広げるハイカーが沢山いました。
私たちは三毳山をなめていたので、お昼過ぎには麓に降りて佐野ラーメンなど食べようと思い、お昼ご飯を持ってきませんでした。
お腹がすいてきたので、ターボが持ってきてくれた非常食を立って食べました。
なんでも熊本名物のお芋のお饅頭「いきなり団子」。
美味しかった~🎵
これでこれからの登りに備えられました。
再び歩き出します。
すぐに花籠の岩に着きます。
佐野の町を見渡せます。
私は目指す青竜ケ岳を指差し、義姉は花籠岩を指差し、、てんでバラバラ。
花籠岩は、五穀豊穣を願って花籠を岩の上に供えたとの言い伝えがあるそうです。
気持ちの良い尾根道を行きます。
新緑にはまだ早いですが、新芽の赤ちゃんが顔を覗かせ始めました。
車道を横断します。
前に見える車道は桜の小径だと思います。
結構な急登です。
気温が上がってきたこともあり、息が上がりました。
20分程で山頂の建物とアンテナが見えてきました。
青竜ケ岳(229M)に到着です。
佐野の町と高速道路、採石場などが見渡せました。
山頂には大きなアンテナが立っています。
休む場所も食べる物もないので、すぐに先に進みます。
岩の急な下りです。
やがて大きく右に曲がります。
標識があるので迷わないと思いますが、なければ真っ直ぐ行っちゃいそう。
なだらかな道を下る途中で登って来られたご夫婦に、カタクリの里はどうですか?と聞くと、やはりピークは過ぎちゃったけど、でもまだまだ花は残ってるよ、と教えて頂きました。
「是非見て行ってやってください」と。
「まぁ私の持ち物じゃないんですけどね(笑)」とも。
地元の人か、三毳山が好きで何度も訪れている方なのでしょうね。
気持ちがすご~く分かります。
まもなくT字路になりますが、そこにあったヤマザクラの見事なこと。
そして、やはり芽吹き始めの木々が美しい。
まだまだ花が残っているとの情報で足取りが軽くなります。
フェンスの先がカタクリの里です。
中に入ると、、、
あります、あります、まだまだ咲いてます~✨
紫のジュータンとはいきませんが、所々にまだ瑞々しい色のカタクリが見られました。
何とか下からのお顔を写真に収めたいと四苦八苦してみましたが、、
スマホ + 自撮り棒ではこれが限界。
アズマイチゲです。
ヒトリシズカです。
想像以上に広い広いカタクリの里。
歩けば階段をジグザグに下って5分程で通り抜けられると思いますが、あっちもこっちも見たくて、写真に撮りたくて、なんと50分も中をウロウロしました。
ニリンソウとカタクリの共演。
イチリンソウです。
里の下の方はイチリンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲなどの白い花が多かったです。
カタクリの里出口(入口)です。
このまま下り、すぐに管理センターに帰り着きます。
食堂などあるのかと思いましたが、なさそうなので、トイレだけお借りし、長い長い車道歩きに向かいます。
管理センターにはにわか造りの大きな駐車場や迎えのタクシー溜まりなどもあり、交通整理のスタッフも沢山いらっしゃいました。
これは最盛期(一週間前)の土日はすごいことになっていたのでしょう。
ある意味シーズンを逃して良かったとも言えますね。
車道から少し里道に入ると高平寺が絵のように美しく見られました。
車道を歩くこと40分でフルーツパークに到着です。
時間は午後3時でした。
お蕎麦を頂き、デザートにイチゴのミルクジェラート~🎵
細かく切ったイチゴの果肉が入っていて、食感が楽しく、美味しかったです(^-^)
家族にトチオトメのお土産を購入し、大きな箱を持って更に車道を30分歩いて、ようやく道の駅に帰り着きました~✨
本日の歩数、19472歩。
よく歩きました❗
朝も見たソーラーパネルの向きが変わってましたよ。
三毳山は素晴らしかったです。
カタクリの最盛期を逃してしまったのはとても残念でしたが、ピークを逃したからこそ、ゆっくり花を楽しむことができました。
来年は最盛期の平日にお休みをもらって来よう❗と三人で誓い合いました(^-^)
今回のような南口から入り縦走するコースだと、帰りがずーっと車道歩きになるのが残念なところです。
歩道が無いところもありますし、何しろ車がすぐ横を猛スピードで通っているので、結構身の危険を感じます。
南から北に抜ける縦走コースをたどった多くの人のブログを拝見すると、皆さん最後は車道歩きに辟易している様子がうかがえます。
行政が違うのでしょうが、カタクリの里の入口にある管理センター辺りから、里の中か、山の麓をたどる道があると良いのですが、、
そう簡単には行かないのでしょうね。
次回は三毳神社は諦めて、東口から入るか、コースは今回と同じにして、タクシーの迎えを頼んでおくかですね。
これからもまだまだお花が咲くみたいです。
年に何度も訪れたい素敵な山でした。
みかも公園南口0940ー(25分)ー登山口1005ー(20分)ー三毳神社1025(5分)ー(8分)ーパラグライダー場1038ー(9分)ー中岳1047ー(21分)ーかたくりの園1108ー(27分ゆっくり観賞しながら通過)ーかたくりの園入口1135ー(9分)ーみかもの関1144(13分まんじゅう休憩)ー(13分)ー車道通過1210ー(20分)ー青竜岳山頂1230ー(27分)ーかたくりの里入口フェンス1257ー(52分ゆっくり写真を撮りながら通過)ー出口1349ー(11分)ー管理センター1400(20分トイレ休憩)ー(40分車道歩き)ーフルーツパーク1500(食事、買い物1時間5分)ー(30分車道歩き)ー道の駅みかも1635
全行程 6時間55分
(うち歩行時間 5時間16分、、立ち止まって写真撮りながら)
パーティー 3名(とちおとめ登山隊(本日結成!))
行程図













































































































